ティアマト
1. 概要
神話における出自 ―― 母胎としての「原初の海」
ティアマトは、メソポタミア神話における創世の神のひとり。神々は真水であるアプスーと塩水であるティアマトから生み出された。やがて子である神々は原父アプスーに反旗を翻し世界の支配権を奪うが、このときティアマトは子供たちの行為を穏やかに容認した ―― 夫への愛より子供たちへの愛が勝っていた証左である。しかし神々は母であるティアマトにさえ剣を向けた。ティアマトは嘆き、狂い、新たな子として十一の魔獣を産み出して神々と対決するが敗北。神々は彼女の死体を二つに裂いて天と地を造り、これを人界創世の儀式とした ―― という神話が伝わる。
型月世界における彼女の位置づけは、この神話を「地球史そのもの」に読み替えたものである。公式プロフィールいわく、彼女は創世後に切り捨てられた母胎。生命を生み出す土壌として使われたが、地球の環境が落ち着き生態系が確立されると不要なものとされ、虚数世界(裏側の世界。並行世界ですらない、生命のない虚数空間)へ追放された『母なる海』である。生態系が確立した以上、ランダムに生命をデザインする彼女はもう要らない。生命体がこの星に準じた知性を獲得する行程において、彼女は邪魔者でしかなかった。以後ティアマトは虚数世界で、元の地球へ戻るチャンスを待ち続けた。
人類悪『回帰』―― ビーストⅡ
人理定礎の崩壊と聖杯の力により現世への帰還を果たした彼女は、深い微睡みの中にいたが、カルデアの攻撃によって目覚め、本能に従って人類掃討へ乗り出す。それは用済みとして捨てられた恨み・憎しみ・悲しみによる行為であると同時に、もう一度地球の生態系を塗り替えすべての母に返り咲く『喜び』に耽る行為でもあった。この本性をもって彼女のクラスは決定される ―― 「創世の女神なぞ偽りの名。其は人間が置き去りにした、人類史に最も拒絶された大災害。その名をビーストⅡ。七つの人類悪のひとつ、『回帰』の理を持つ獣である」。
公式は彼女に「人格らしきものは確認できない」と記す。理性をなくしたのか、はじめから理性がないのか、どちらともとれる。ただ子供を産み、育て、愛でることだけを存在意義とし、これを否定されたために『おまえはいらない』と決議した人類との戦いに乗り出した ―― 『現人類を駆除しないと自分が殺される』というきわめて原始的なシステムで稼働している存在である。マスターへの態度は「七十億分の一。当たり前の抹殺対象」。人間にとってビーストⅡはおぞましい侵略者(インベーダー)だが、**ビーストⅡにとっても人間はおそろしい異星人(エイリアン)**なのだ、という一文が両者の非和解性を端的に示している。
身長/体重は「160cm〜7400万km²」と表記され、黒い泥もまた彼女の身長に含まれる。ただし泥は虚数なので重さは計量できず、体積は無限(「要は四次元ポケット」と公式は言う)。クラススキル獣の権能は"母胎"から生まれたあらゆる存在(英霊・神霊を問わず)に特攻を発揮し、彼女から生まれた魔獣すべてにも付与される。単独顕現は「既にどの時空にも存在する」在り方を示すため、タイムパラドクス系の攻撃を無効化し、あらゆる即死をキャンセルする。自己改造により通常霊基(ファム・ファタール)から全長60mを越す竜体へ成長し、竜体はランクA++以下の攻撃を無効化する。生命の海は地球創世記の真エーテルを循環させ魔力を無限供給する海そのもので、黒泥に沈んだ者はランダムなスキル付与を受け、地上へ出る際にはビーストⅡと細胞クラスのギアス「塩基契約(アミノギアス)」を結ばねばならず、自動的に人類の敵になる。ネガ・ジェネシスはビーストⅥの『ネガ・メサイヤ』と同類のスキルで、現在の進化論・地球創世の予測をことごとく覆す概念結界であり、正しい人類史から生まれたサーヴァントの宝具に強い耐性を与える。
FGO本編での役割
第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニアの最終盤に立ちはだかる真の敵。「魔獣母神」の節でカルデア一行の前に姿を現し、「カルデアの生き残り。今もって人間の世にしがみつく虫とは、アレか?」「―――小さい。なんとも弱々しい生命よ」と嘲る。聖杯を持ちながら「私は聖杯の魔力なぞ使っておらぬ。この身は魔獣の女神として現界したもの……人間どもの殲滅に余所の力など借りるものか。我が力、我が憎しみ、我が怒りだけで、貴様らを三度滅ぼすに余りあるわ!」と言い放つ場面は、彼女が聖杯に依存しない純然たる災害であることを示している。攻略には冥界(クル)への落下という手段が必要とされ、単独顕現による不死性の突破が章の核となる。
一方、後年のシナリオでは異なる相貌を見せる。螺旋証明世界 リリムハーロットのプロローグでは、「わたしは、かつておまえに敗れた獣の分身」と名乗り、ビーストⅥ/S(ソドムズビースト)の眷属からカルデアを庇って戦う。「『第二の獣は、他の獣より格下だ』そんなぼうげん、お母さんは許しません」「母は強いのです」と語る彼女は、母性を敵意ではなく庇護として発揮しており、バビロニアでの災害像とは対照的である。また盛夏堪能王国 Uオルガマリーアイランドでは、寂れた田舎の喫茶店で働くごく普通の少女として登場し、記憶のない相手を気遣って「もう安心していいのですよ。ここ、わたしの家ですから」と迎える ―― 「母」という属性だけを残した日常の姿を見せた。
出典: 公式プロフィール(ゲーム内マテリアル、tools/data/pure_nice/9935400.json)/シナリオ本文コンコーダンス(第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア、螺旋証明世界 リリムハーロット、盛夏堪能王国 Uオルガマリーアイランド)
2. 別クラス/バリエーション
- 同じ「七つの人類悪」の獣: ビーストⅢ/R(愛欲・自己愛)/ビーストⅢ/L(愛欲・他者愛)
- 関連: ゴルゴーン(ティアマトの依り代/黒泥に取り込まれた女神)/キングゥ(ティアマトが生んだ「最初の子」)/マーリン(ティアマトを微睡ませていたとされる)
3. ステータス
- クラス: Beastii
- 真名: ティアマト
- 性別: 女性
- 出典: 古代メソポタミア神話
- 地域: メソポタミア
- 属性: 混沌・悪
- 身長/体重: 160cm~7400万km2・??kg
- 設定作成: (設定作成者)
- キャラクターデザイン: 山中虎鉄
- CV: 悠木碧
| パラメータ | ランク |
|---|---|
| 筋力 | A+ |
| 耐久 | EX |
| 敏捷 | C |
| 魔力 | A++ |
| 幸運 | EX |
| 宝具 | None |
4. 宝具
5. プロフィール
キャラクター詳細
メソポタミア神話における創世の神のひとり。 神々は真水であるアプスー、塩水である ティアマトから生み出された。 その後、子供である神々は原父アプスーに 反旗を翻し世界の支配権を獲得する。 この時、ティアマトは子供たちの行為を穏やかに 容認した。夫への愛より子供たちへの愛が 勝っていた証左である。
しかし、神々は母であるティアマトにさえ 剣を向けた。ティアマトは嘆き、狂い、 新しい子供として十一の魔獣を産みだし、 神々と対決する。 戦いの末、ティアマトと十一の魔獣は破れた。 神々は彼女の死体を二つに裂き、天と地を造り、 これを人界創世の儀式としたという。
プロフィール2
創世後に切り捨てられた母胎。 生命を生み出す土壌として使われたが、 地球の環境が落ち着き、生態系が確立されてから は不要なものとして虚数世界(裏側の世界。 並行世界ですらない、生命のない虚数空間)に 追放された『母なる海』である。
……生態系が確立した以上、ランダムに生命を デザインする彼女はもう要らない。 生命体がこの星に準じた知性を獲得する行程に おいて、もう邪魔者でしかなかったのだ。 以後、ティアマトは虚数世界で元の地球に 戻るチャンスを待ち続けた。
プロフィール3
【クラススキル】
○獣の権能:A 対人類、とも呼ばれるスキル。 英霊、神霊、なんであろうと“母胎”から 生まれたものに対して特攻性能を発揮する。 これはビーストⅡ本体だけでなく、彼女から 生まれた魔獣すべてに付与される。
○単独顕現:B 単体で現世に現れるスキル。 一度顕現してしまえば七日に渡りインド洋を 塗り替える。顕現してからは休む事なく 魔獣たちを生み出し、人類を食い尽くす。 反面、ビーストⅡ本体は海そのものなので 陸地にあがる事はできない。 人類掃討は子供である魔獣たちの仕事となる。 また、このスキルは“既にどの時空にも存在する”在り方を示しているため、時間旅行を用いたタイムパラドクス等の攻撃を無効にするばかりか、あらゆる即死系攻撃をキャンセルする。
○自己改造:EX 黒い生命の海を用いて自分の霊基を作り替える。 通常の霊基状態(ファム・ファタール)から、 全長60メートルを越す竜体に成長する。 竜体になったティアマトはランクA++以下の攻撃を無効化する。
プロフィール4
○生命の海:EX ビーストⅡは生命を生み出す海そのものである。 地球創世記の真エーテルを循環させている為、 この海の中では魔力は無限に供給される。 黒泥に囚われ、海中に沈んだ者は自己改造、 生態変化、生態融合、個体増殖といった スキルがランダムに付加される。 海から地上に出る際にはビーストⅡと細胞クラスでのギアス……塩基契約(アミノギアス)しなければならず、自動的に人類の敵になってしまう。
○ネガ・ジェネシス:A ビーストⅥが持つ『ネガ・メサイヤ』と 同類のスキル。 現在の進化論、地球創世の予測をことごとく覆す 概念結界。これをおびたビーストⅡは、 正しい人類史から生まれたサーヴァントたちの 宝具に強い耐性を獲得する。
○怪力:A++ 魔物としての能力。自身の筋力を向上させる。 ほぼ最上級のもの。黒泥を体とし、竜体として 現れたティアマトの筋力は巨人のそれである。
プロフィール5
人理定礎の崩壊、そして聖杯の力によりこちらの 世界に帰還を果たしたティアマトは、しかし、 深い微睡みの中にいた。 それがマーリンの魔術によるものかはさておき、 カルデアの攻撃によりその眠りから目覚め、 その本能に従って人類掃討に乗り出した。
それは用済みとして捨てられた恨み・憎しみ・ 悲しみもあるが、もう一度地球の生態系を 塗り替え、すべての母に返り咲く『喜び』に 耽る行為でもある。
以上の本性をもって彼女のクラスは決定された。 創世の女神なぞ偽りの名。 其は人間が置き去りにした、 人類史に最も拒絶された大災害。
その名をビーストⅡ。 七つの人類悪のひとつ、『回帰』の理を持つ獣である。
プロフィール6
人格らしきものは確認できない。 理性をなくしたのか、 はじめから理性がないのか、どちらともとれる。 ただ子供を産み、育て、愛でる事だけを 存在意義としているが、これを否定された為に 『おまえはいらない』と決議した人類との 戦いに乗り出した。 『現人類を駆除しないと自分が殺される』という、 きわめて原始的なシステムで稼動している。
○動機・マスターへの態度 七十億分の一。当たり前の抹殺対象。 人間にとってビーストⅡはおぞましい侵略者(インベーダー)だが、 ビーストⅡにとっても人間はおそろしい異星人(エイリアン)なのである。
6. 登場作品と役柄
6.1 Fate/Grand Order
(ゲーム内での役割)
7. 人間関係
(他サーヴァントや人物との関わり)
14. 旧ページからの引き継ぎ内容
14.1 Extra/ティアマト.md 旧「3. ステータス」
- カテゴリ: ビースト (Beast)
- 真名: ティアマト
14.2 Extra/ティアマト.md 旧「5. 真名・プロフィール」
6.1 Fateシリーズ
- Beast II
6.2 その他
13. リンク
関連ページ
登場する章
- 盛夏堪能王国 Uオルガマリーアイランド — この章で 1006 行の発言
- 螺旋証明世界 リリムハーロット — この章で 674 行の発言
- 第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア — この章で 63 行の発言
関連する概念礼装
- 概念礼装『渚と青春の幻影』 — プロフィールが本人に言及
8. 登場シナリオ (自動抽出)
8.1 メインシナリオ
- 第七特異点 バビロニア
- EX章 屍の帝都
- クリスマス2023
- アフタータイム・バレンタイン2026 ~お母さんチョコの謎~
8.3 イベント
- 螺旋証明世界 リリムハーロット
- 盛夏堪能王国 Uオルガマリーアイランド
8.4 共演キャラクター (シナリオ共演)
- Dr.ロマン
- Ⅱ号機
- アイリスフィール
- アストライア
- アナ
- アビゲイル・サンタ
- アルテラサンタ
- アルトリア
- アルトリア・ルーラー
- アン
- アーサー
- アーラシュ
- イシュタル
- イスカンダル
- イプシロン
- イリヤ
- ウルク兵士
- ウルク兵士A
- ウルク兵士B
- エミヤ
- エミヤ・オルタ
- エリザベート
- エリザベート(シンデレラ)
- エリザベート(ハロウィン)
- エリザベート(ブレイブ)
- エリセ
- エルキドゥ
- エルメロイⅡ世
- エレシュキガル
- オジマンディアス
- (他 157 キャラ)
このセクションはシナリオデータから自動生成されました。