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アショカ王

1. 概要

史実・伝承のアショカ王

古代インド、マガダ国マウリヤ朝第三代王にしてインド初の統一王。仏教圏においては転輪聖王(チャクラヴァルティン)、すなわち理想的な名君として讃えられる王である。

即位した頃のアショカ王は暴虐の王であったとされるが、やがて運命的な出会いを経て殺戮を捨て、仏法(ダルマ)を尊び守護する王となった。人々は彼を**「ダルマ=アショーカ(法阿育)」**の尊称で呼んで讃えた。在位中、東は中華世界、西は地中海世界にまで及んだ精力的な活動は文化の混淆・発達を促し、結果として人類文明全体の発展に寄与したとも言える。インド世界の仏教化を永久に定着させることこそ叶わなかったが、法を説き豊かさを分け与えた聖なる王であったからこそ、各地の人々は彼を伝説の転輪聖王その人として尊び、多くの説話を残したと考えられる。

英霊としての矛盾

現界したアショカ王は、即位前後の暴虐の性質を失い、仏法を尊び平穏と安寧を世にもたらそうとする善王・聖王としての性質に満ちている。英霊としての現界も仏法の範疇の出来事、これも御仏の導きであると肯定的に受け入れている。

ただし――と公式プロフィール2は続ける。人理は現界にあたって残酷な運命を彼の霊基に与えた。すなわち「戦いによってこそ人理を救わねばならない」という事実であり、英霊アショカ王の霊基は純粋に戦闘のために形作られていたのである。それでも彼は落胆しない。「戦いが避けられぬのであれば受け入れよう。これもまた御仏の導きである。しかし、仏法の尊さだけは決して忘れまい」。

同様の葛藤は宝具『転輪仏塔』の説明にも表れる。彼が携える巨大な鉄柱について本人は**「これは仏塔であって、決して武器ではない」**と言い張るが、実戦では当然のようにそれを振るう。本人は「かつての暴虐の徒としての自身の性質が英霊としての霊基に残ってしまっているのではないか」と考え、口惜しく感じているという。

宝具・従者

  • 『転輪仏塔』(アショカ・ピラー)(建立宝具・B+):アショカ王は各地に仏塔や柱を建立したと伝えられる。世界遺産として知られる**「デリーの鉄柱」もそのひとつと語られるが、この一見腐食のない鉄柱は実際にはアショカ王の時代の数百年後に建立されたものである。それでも人々はこの柱を「アショカ王の柱」と呼ぶ。この堂々たる混同**こそ、インドの仏塔であればすべてアショカ王の塔であるという神秘と幻想の実在の証と言えるのかもしれない、と公式は評する。
  • 『法阿育・転輪聖王』(ダルマ=アショーカ・チャクラ・ヴァルティン)(対人/対国宝具・A+):仏法の守護者としての在り方が昇華された宝具。転輪聖王現れし時、天に車輪が浮かび、世界には正しき秩序がもたらされる。真名解放と共に七つの光輪が空に出現し、一箇所に集まって巨大な光輪=「砲門」となり、地上へ光の一撃を叩きつける。対象が個人であれば集中攻撃、集団や地域であれば広範な面攻撃となる。悪属性および魔性への特攻を持つが、本来は都市・国レベルの広範囲にわたる絶対安全圏を発生させるための宝具である。
  • 時折連れている少年は『法阿育・転輪聖王』における天の車輪の分身・分霊。外観は伝説上「アショカ王の前世」とされる少年がモチーフだが、疑似的な人格については「アショカ王が仏法に帰依するきっかけとして語られる若い沙門ないし幼い沙弥のものではないか」と某カルデア職員が推測している(魔術世界では転生の概念が否定されることが多い傾向にある、との但し書き付き)。少年が連れている獅子は『転輪仏塔』の分身・分霊で、ピラーの上に彫り込まれた獅子が造形の基と思われる。

絆礼装「天の車輪」は「転輪聖王に七宝あり」という一節から始まる、この宝具の由来を語る礼装である。

シナリオでの活躍

奏章Ⅳ「人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス」では、ダンテ『神曲』的な構造を持つ舞台において煉獄の門を守る者として登場する。「私は門を守る。如何なる悪からも、如何なる罪からも」と告げ、マスターたちに「ルーラーの助力を得よ。契約を結べば一時(いっとき)、追放刑を免れることもできる」と道筋を示し、ダンテ・アリギエーリを待てと促す。罪の意味を問われて「罪は、それを告げた側にこそ意味を持つ」「ならば貴方には罪がある」と語り、マシュ・キリエライトについては「…………彼女を、救ってはならない。貴方たちに出来ることは、ない。ただ信じ、待て」と、あえて手を差し伸べない裁定を下す場面もある。カドック・ゼムルプスへの言及もあり、物語全体の審判者・案内役として重い位置を占める。

「夢幻泡影盈月」(『Fate/Samurai Remnant』とのコラボレーション)では、「霊基にて顕れし身なれば、逸(はぐ)れのサーヴァントが一騎に過ぎぬ。だが、衆生(しゅじょう)を救う――その願いは決して変わることはない」と述べ、空想樹を単騎で押し留めてマスターたちを先へ送り出す。由井正雪の救出を託し、「―――地獄を往く者よ。―――その願いに、光あれ」と送り出す名場面である。

バレンタインシナリオ「磨崖碑文」では、返礼として毛筆で半紙に何事かを書き記す。それは後世に**磨崖碑文(アショカ王碑文)**と呼ばれるもので、仏法のほんの一部を記したものだという。「貴方の道行きに、御仏の導きを。どうか迷いのなきように。願わくば、光あれ」――彼の口癖ともいえる祝福である。

公式プロフィール6はこう結ぶ。現界したアショカ王は仏法のみならず汎人類史全体の守護者として振る舞い、如何なる理屈を突き付けられたとしても、迷わず人理のために戦う者の側に立つだろう、と。

出典: 公式プロフィール(ゲーム内マテリアル、pure_nice ID 305800)/シナリオ本文「奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス」「夢幻泡影盈月」/バレンタインシナリオ「磨崖碑文」/絆礼装「天の車輪」

2. 別クラス/バリエーション

(関連するサーヴァントへのリンク)

3. ステータス

  • クラス: Lancer
  • 真名: アショカ王
  • 性別: 男性
  • 出典: 史実、北方伝承、南方伝承
  • 地域: 南アジア
  • 属性: 秩序・善
  • 身長/体重: 192cm・98kg
  • 設定作成: (設定作成者)
  • キャラクターデザイン: 古海鐘一
  • CV: 小西克幸
パラメータランク
筋力B
耐久A+
敏捷C
魔力B
幸運B+
宝具A

4. 宝具

法阿育・転輪聖王 (ダルマ=アショーカ・チャクラ・ヴァルティン)

  • ランク: A+
  • 種別: 対人/対国宝具
  • レンジ: -
  • 最大捕捉: -

自身に〔悪〕特攻状態を付与(1ターン)&〔魔性〕特攻状態を付与(1ターン) + フィールドにいる敵が1体の時、自身の宝具威力をアップ(1ターン) + 敵全体に強力な攻撃&防御力をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>

5. プロフィール

キャラクター詳細

インド初の統一王にして、仏法の守護者。 古代インド、マガダ国マウリヤ朝第三代王。 仏教圏にあっては転輪聖王、 すなわち理想的な名君として讃えられる王である。

即位した頃のアショカ王は暴虐の王であったとされる。 やがて運命的な出会いを経て、殺戮を捨て、仏法(ダルマ)を尊び守護する王となった彼を、人々は「ダルマ=アショーカ(法阿育)」の尊称で呼び、讃えた。

プロフィール2

古代インドにおける理想的な王、「転輪聖王」として讃えられた人物。 即位前後の頃にあった暴虐の性質は失われ、仏法を尊び、平穏と安寧を世にもたらすべしと考える善王、聖なる王としての性質に満ちている。

英霊としての現界については仏法の範疇の出来事、これも御仏の導きであると捉え、為すべきことを為そう、と肯定的に受け入れている。

ただし。 人理は現界にあたって残酷な運命を彼の霊基に与えた。 すなわち、戦いによってこそ人理を救わねばならない事実―――英霊アショカ王の霊基は、純粋に、戦闘のために形作られていたのである。

それでもアショカ王は落胆しない。 戦いが避けられぬのであれば受け入れよう。 これもまた御仏の導きである。 しかし、仏法の尊さだけは決して忘れまい。

プロフィール3

『転輪仏塔』 ランク:B+ 種別:建立宝具 レンジ:― 最大捕捉:―人

アショカ・ピラー。 アショカ王は各地に仏塔や柱を建立したと伝えられる。 世界遺産として知られる「デリーの鉄柱」もまた、そのひとつと語られる。

一見すると腐食の様子がないこの鉄柱は、 実際には、アショカ王の時代の数百年後に建立された。 けれど、人々はこの柱を「アショカ王の柱(英語ではアショカ・ピラー)」と呼ぶ。 この堂々たる混同こそ、インドの仏塔であればすべてアショカ王の塔である―――という神秘と幻想、その実在の証と言えるのかもしれない。

「これは仏塔であって、決して武器ではない」 英霊アショカ王は、この巨大な鉄柱を携えて出現する。 ランサーの霊基で召喚された理由はこの鉄柱の存在こそであろうし、実際の戦闘では鉄柱を振るう姿が見られるが…… 本人は「かつての暴虐の徒としての自身の性質が英霊としての霊基に残ってしまっているのではないか」と考え、口惜しく感じているようだ。

プロフィール4

『法阿育・転輪聖王』 ランク:A+ 種別:対人/対国宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:1人/800人

ダルマ=アショーカ・チャクラ・ヴァルティン。 仏法の守護者としてのアショカ王の在り方が昇華された宝具。 転輪聖王現れし時、天に車輪が浮かび、世界には正しき秩序がもたらされる。

仏法守護。仏敵退散。 真名解放と共に七つの光輪が空に出現。光輪は一箇所に集まり、最終的にはひとつの巨大光輪と化す。 巨大光輪は空にぽっかりと空いた「砲門」となって、地上へ光の一撃を叩き付ける。遠方からは、巨大な光の柱が立ったように見えるだろう。

対象が個人であれば個人への集中攻撃となるが、 対象が集団や地域であれば広範な面攻撃となる。 仏敵を退散させるための聖なる一撃であり、悪属性および魔性への特攻となるが、本来は都市・国レベルの広範囲に亘る絶対安全圏を発生させるための宝具である。

「ダルマ=アショーカ(法阿育)」とは、仏法(ダルマ)に帰依し、善王となったアショカ王に対する民からの尊称。

プロフィール5

時折アショカ王が連れている少年は、宝具『法阿育・転輪聖王』における天の車輪の分身・分霊であるらしい。外観については、伝説上で「アショカ王の前世」とされる少年がモチーフにされているようだ。

この宝具(の擬人化?)少年、疑似的な人格を有しているのだが…… 人格については「アショカ王の前世」とされる少年ではなく、アショカ王が仏法に帰依するきっかけとして語られる「若い沙門」ないし「幼い沙弥」のものではないだろうか? と某カルデア職員は語る(参考までに、魔術世界において転生の概念は否定されることが多い傾向にある)。

なお、少年が連れている獅子は宝具『転輪仏塔』の分身・分霊。 造形の基はピラーの上に乗る形で彫り込まれている獅子と思われる。

プロフィール6

インド世界の仏教化を永久に定着させることこそ叶わなかったが、在位中、広範囲に亘って―――東は中華世界、西は地中海世界にまで―――行われた精力的な活動は、文化の混淆・発達、すなわち進歩の先駆けとなり、結果として人類文明全体の発展に寄与したとも言えるだろう。 法を説き、豊かさを分け与えた聖なる王。 故にこそ、各地の人々はアショカ王こそ伝説の「転輪聖王」その人であるとして尊び、多くの説話を作り、後世に残したとも考えられる。

現界したアショカ王は、仏法のみならず、汎人類史全体の守護者として振る舞う。 如何なる理屈を突き付けられたとしても、 英霊アショカ王は、迷わず、人理のために戦う者の側に立つだろう。

6. 登場作品と役柄

6.1 Fate/Grand Order

(ゲーム内での役割)

7. 人間関係

(他サーヴァントや人物との関わり)

13. リンク

関連ページ

登場する章

関連する概念礼装

8. 登場シナリオ (自動抽出)

8.1 メインシナリオ

  • EX章 永遠氷上島國
  • EX章 屍の帝都

8.3 イベント

  • 夢幻泡影盈月

8.4 共演キャラクター (シナリオ共演)

  • Dr.ロマン
  • お竜さん
  • アイリーン
  • アイン
  • アシュタレト
  • アスクレピオス
  • アストライア
  • アナスタシア
  • アマデウス
  • アムール
  • アーキタイプ:アース
  • アース&スター
  • オキタ・J・ソウジ
  • オデュッセウス
  • カドック
  • カドック(?)
  • カリオストロ
  • カレン
  • ギャラハッド
  • クレオパトラ
  • ゴルドルフ
  • ゴールデンBB
  • ジェーン
  • ジャンヌ
  • スタッフ(?)
  • スタルジオ
  • スターシエル
  • セミラミス
  • セリエナ
  • ダンテ
  • (他 71 キャラ)

このセクションはシナリオデータから自動生成されました。