絆礼装ロア:ランサー
FGOの絆礼装(内部フラグ svtEquipFriendShip)のうち、ランサーのサーヴァントが所有するものを収録する。いずれもサーヴァントとの絆レベルが最大付近に達したときに授与される専用礼装で、そのサーヴァントの内面・出典伝承・作中での立ち位置を語る一次テキストとして扱える。
- 収録: 56件(本文掲載 51件 / 巻末の簡易一覧 5件)
- プロフィールは引用ブロック内にゲーム内テキストを改行込みで全文掲載している。
\[#漢字:よみ\]のような角括弧はゲーム内のルビ・色指定タグをそのまま残したもの。 - 「読み取れる設定」は編者による整理。本文から確実に読み取れない解釈には 【推測】 を付す。
- 一覧・他クラス: 絆礼装ロア 総目次
エリザベート・バートリー
所有サーヴァント: エリザベート・バートリー
エリクサー(No.203 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
天は彼女に三つの才能を与えた。 一つは常識から逸脱した音楽的センス。 一つは潜在的な竜の因子。 そして一つは領主に相応しい貴族としての矜持。 即ち、国の根幹となる学問への理解である。
この霊薬はその結晶。彼女自身が錬成した万病を 癒やす薬とされた。 しかしてその正体は―――
読み取れる設定
- 音楽的センス・潜在的な竜の因子・貴族の矜持という三つの才を、万病を癒す霊薬になぞらえて列挙する。
- 最後を「しかしてその正体は―――」と濁す結びが、彼女の血にまつわる(吸血鬼的な)裏の顔を暗示している。
関連
スカサハ
所有サーヴァント: スカサハ
魔境に臨みて(No.251 / ★4)
イラスト: 吟の筆
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
影の国が如何なるものか知りたいか? 名の通りだとも。至るところを影が覆い尽くす魔境、 陽の光など差さぬであろう暗がり、死の世界だ。 思えばクー・フーリンが訪れたのは皮肉だな。 そら、奴は太陽の御子だろう?
……影の国には、七つの城壁が在る。 いや。これは言葉通りの意味ではない。 お主も知る道理を示す象徴のようなものだ。すなわち、
“死者は蘇らない”
影の国の住人は、壁を越えて地上へ姿を見せはしない。本来であればな。それこそ道理だ。 さて。みごと世界を救い、私をかの国へと叩き返して みせる日を楽しみにしているぞ。マスター。
読み取れる設定
- 影の国=スカサハの死の国に築かれた七つの城壁が、「死者は蘇らない」という理そのものの象徴だと説明される。
- クー・フーリンとの師弟関係やマスターとの軽妙なやり取りを交え、既存のスカサハ像を掘り下げる内容。
関連
クー・フーリン
所有サーヴァント: クー・フーリン
預言の星(No.252 / ★4)
イラスト: はよせな
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
少年の頃、燃え尽きる星を見た。
速やかに迷いなく、 かすかな跡だけを残して消えていく流星を。 多くの友はそこに刹那の悲しみを見た。 胸に飛来したのは静かな確信。
“この身はあの星のように、 若くして全てを使い、そして消える”
気がつけば頬は緩んでいた。 それはいい。とてもいい戦士としての運命だと、 幼いながらも受け入れていた。
読み取れる設定
- 幼少期に流れ星を見て「己もあの星のように若くして全てを使い果たし消える」と予感した、という逸話。
- セタンタ時代に告げられた短命の予言を、本人の記憶として再提示している。
関連
レオニダス一世
所有サーヴァント: レオニダス一世
熱き門(No.274 / ★4)
イラスト: たわわ実
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
我々はここで死ぬ。それが運命である。 将は兵士に命を捧げられ、将はその代わりに 全力を投じて彼らに勝利を捧げなければならない。 だが、この戦いに勝利はない。 この戦いは、明日へと繋がる架け橋であり、我らの屍を踏み越えて、まだ見ぬ同胞が勝利をもたらすのだ。 けれど、本当にそれでいいのだろうか? 君たちは命が惜しくないのだろうか? 私の言葉を兵士たちは力強く笑い飛ばす。 よろしい、この門を守り抜こう! 誇りを、勇気を、愛を守るために、戦って戦って死のうじゃないか!
読み取れる設定
- 「熱き門」はテルモピュライの直訳であり、三百人の兵と共に死地へ臨んだ戦いを描く。
- 将として兵に犠牲を強いることへの葛藤も併記され、史実設定を内面から補強している。
関連
カルナ
所有サーヴァント: カルナ
貧者の一灯(No.283 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
ある時、覚者は王に招かれ、盛大にもてなされた。 宴は夜まで続き、覚者の帰り道は闇に没していた。
王は富にあかせて道という道に灯を置いたが、 ただ一度の強風で王の用意した灯はすべて消え失せた。
されど覚者の道はかすかな灯に照らされていた。 それは宴に出られる身分ではなく、 贈り物も用意できなかった貧しい老人が残した、 心のこもった一つの灯りだったという。
―――多くの称賛、多くの憧憬は、 確かに人生を彩る華だろうが。 誰に気づかれる事のない真心が一つあるだけで、 己の人生は幸福だったと懐うのだ。
読み取れる設定
- 仏教説話「貧者の一灯」――貧しい老婆が捧げた一灯が王の用意した無数の灯より尊いとされる話――を借り、生まれよりも真心の尊さを説く。
- 生涯与え続けた「施しの英雄」というカルナの本質を、寓話の形で象徴的に語る一枚。
関連
アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕
所有サーヴァント: アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕
黒の兜(No.285 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
最果てにて輝けるものを、彼女は手にした。 変質はその瞬間から始まっていたのだ。 まずは肉体。そして精神。 完全な“聖槍の女神”へと転じる直前に、 彼女は選んだ。嵐の王として在る、己を。
聖剣の騎士王としての自身からはかけ離れ、 荒ぶる性質を有する存在と成ったが─── それでも、ヒトとして彼女は在り続ける。
聖槍の女神ではなく。 アルトリア・ペンドラゴンとして。
此処にいるのは、 獅子王を経る事なく聖槍の英霊となったモノだ。
読み取れる設定
- 完全な「聖槍の女神」へ転じる直前に、嵐の王として在ることを選んだと語られる。
- 「獅子王を経る事なく聖槍の英霊となったモノ」という記述が、通常のセイバーオルタとは異なるランサー化した霊基の成立事情を説明している。
- 【推測】妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ周辺のアルトリア関連設定を指すと読める。
関連
- アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕(キャラクター記事)
- Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ
- ロストベルト(異聞帯)
- アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕(セイバー霊基) — 別クラス霊基のキャラクター記事
ロムルス
所有サーヴァント: ロムルス
ローマ(No.287 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
これが何かをおまえは問うたか。 無論───
これもまた、ローマが形を成したものに他ならぬ。
読み取れる設定
- 「全ての道はローマに通ず」を踏まえ、この礼装もまたローマが形を成したものだと語る短篇。
- ロムルス(クイリヌス)という存在そのものがローマである、という既存設定の再確認。
関連
武蔵坊弁慶
所有サーヴァント: 武蔵坊弁慶
五条大橋の邂逅(No.288 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
――これは私の過去ではない。 夢想した、けれど確かにあった出来事。 欄干を鳥のように飛翔する若武者と、 それを竜巻のような勢いで追い回す僧兵。
浪漫溢れる英雄譚、誰もが知る二人の出会い。
これは私の過去ではない。 けれど、私の過去として追想しなければならない。 いつか誰かに語るときに。 この嘘が、誇らしい真実に見せかけられるように。
読み取れる設定
- 五条大橋での牛若丸との出会いを「私の過去ではないが、私の過去として追想しなければならない」と述べる。
- 英霊が伝承を自らの記憶として引き受けるという、英霊の在り方そのものに触れる示唆的な独白。
関連
ブリュンヒルデ
所有サーヴァント: ブリュンヒルデ
消えざる炎(No.300 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
───私、燃えているんです。
ええ。燃えています。 ええ。炎です。 いいえ、冗談なんかじゃありません。本当のことです。今こうしている時だって、私、ごうごうと音を立てて 燃え盛っているんです。聞こえませんか?
私という個の始まりと終わりは炎と共に在ったから。 シグルドと出会った時、シグルドを殺した時。 私の意識が生まれた時、私の命が終わった時。 いつだって私は炎に巻かれていました。
気付けば、私は炎そのものになっていた。 ほら見えるでしょう? 青い炎。 魔力放出? いいえ、いいえ。 これは私のココロから溢れ出る、私の想いのかたち。 死んでも、死なれても、絶対に消えはしません。
もしも消えたように見えているとしたら─── ふふ。いいえ、やっぱり消えません。 きっと、燻っているだけですよ。
読み取れる設定
- 自身の意識の始まりも終わりも常に炎と共にあった、と語る独白。
- シグルド(ジークフリート)と出会った時、そして彼を殺した時――という記述が、ニーベルンゲン伝説における二人の悲劇的な関係を指している。
関連
フィン・マックール
所有サーヴァント: フィン・マックール
智慧の魚(No.303 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
───マスター。鮭を食べたまえ、頭が良くなる。
無論、無限の叡智が授かったりはするまいよ。 それは虹色に輝く鱗を持った鮭だけだ。 しかし、鮭の脂には集中力を高めるという物質が 多く含有されているのだそうだから、あながち 無駄でもないだろう。
強さだけでも、美しさだけでもいけない。 きみは賢くありたまえ。 何かにつまづき、失敗した時に…… 我が身を振り返られるだけの賢さを持つといい。
ん? 智慧があって賢いなら、そもそも 失敗しないように振る舞えばいい───と? フフ確かに、それが理想ではあるね!
けれど人は、あやまちを犯すものだ。 いつも正しい道ばかりを選べるとは限らないさ。
だから、ほら。きみも鮭を食べたまえ。
読み取れる設定
- アイルランド神話の「知恵の鮭」の伝承を扱い、それが授けるのは無限の叡智ではなく集中力であるとする。
- 力や美しさだけでなく賢さを持てとマスターに説く、賢者としてのフィン像の再確認。
関連
クー・フーリン〔プロトタイプ〕
所有サーヴァント: クー・フーリン〔プロトタイプ〕
クランの猛犬(No.322 / ★4)
イラスト: はよせな
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
ああ。そいつはオレの異名だぜ。 実際にそういう名を持った猛犬がアルスターにゃ いたのさ。クランって奴の屋敷を守る勇猛の獣ども。 大した獣だった。 あんまり大した奴らだったもンだから、ついつい、 オレも本気になっちまった───殺したんだ、オレが。 本来オレはあの獣を殺すべきじゃなかったし、 獣もオレを襲うべきじゃなかった。 でもまあ仕方ねぇ。オレたちは出会って殺し合った。 勝ち残ったのはオレだけだ。
互いに全力でやりあった結果だ、悔いなんざねぇよ。 ただ、あの強敵にオレは敬意を払いたかった。 一騎当千の犬なんざそうはお目に掛かれねぇ!
で、だ。オレは奴の子供たちを育てる事にした。 『クランの猛犬』の二代目だ。 やがてそいつらは親父を凌ぐ逞しい番犬に育ち───
気付けばオレ自身の異名もそれになっていやがった。 敵と見れば吠え猛り、喉笛を喰らう獣。 まさしく『クランの猛犬』の如し、ってな。
読み取れる設定
- 鍛冶師クランの番犬を討ってしまった罪滅ぼしに、自ら番犬役を務めたという逸話を語る。
- その結果「クー・フーリン(クランの猛犬)」という異名がそのまま名になったという、名の由来そのものを扱う一枚。
関連
ヘクトール
所有サーヴァント: ヘクトール
英雄の武装(No.324 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
まあ、つまるところだ。 武器なんて、何だっていいのさ。 どれほど豪奢で頑丈な兜や籠手でもいつか砕け散り、 磨き上げた名槍も、折れるか姿を消す。 武器も防具も消耗品。拘るなど愚の骨頂。 こんなものはアレだ、当たって死ねばいいし 一撃か二撃防いでくれればそれでいい。 なまくら上等、粗悪品で問題なし。 何、粗悪品でも命は防げるしなまくらでも人は殺せる。……まあでも、部下だの親父だの妻だの弟だのが ピカピカに磨き上げてくれたモンだ。 野暮なことは言いっこ無しで、一つ英雄らしく 振る舞ってみせるかねえ。ああ恥ずかしい恥ずかしい!
読み取れる設定
- 武器も防具も消耗品であり拘る必要はない、と嘯きつつ、家族が磨いてくれた武具には報いようとする。
- トロイアの英雄でありながら家族思いという、ヘクトールの二面性を示す内容。
関連
李書文
所有サーヴァント: 李書文
技量、神域に達する(No.340 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
この世には時折、信じられない才能を持った人間が 信じられない努力をして、信じられない技量を見せる ことがある。
神槍、と誰かが言った。 そんなものは嘘だ、とせせら笑う者もいた。 どちらにも、書文は興味がない。あるのはただ、次の 一撃が更により鋭く、より華麗なものであるように、 と動くだけだ。 そこに余人が入り込む隙間はない。隙間があるものを 神域とは呼べない。 調息、集中、歩法――。 繰り出されるは唯一にして神域の槍撃。 それは霊峰の頂、神の座に居るものだけが知覚できる 鋭き風であった。
読み取れる設定
- 「神槍」と称される李書文の技量が人智を超えた領域にあることを、詩的な描写で提示する。
- 武術家としての人物像を補強する範囲に留まる。
関連
ディルムッド・オディナ
所有サーヴァント: ディルムッド・オディナ
騎士の誓い(No.341 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
誓ったのだ。 騎士道を全うし、王への忠誠を全うし、 愛する者たちをこの双槍で守り抜くと。
その誓いは嘘にしようと思ったことなど一度もない。 なのに気付けば、振り返れば、歩んだ道は汚れていた。 友たちは遠くに去り、手元には愛する者だけが残る。 妻を愛した、こよなく愛した。子供も生まれ、彼らの 成長を見聞きする度、心は喜びに打ち震えた。
けれど、ふとした拍子に己が歩んだ道を振り返る。 そしていつも、道に落ちたものを見つけてしまうのだ。汚れて、曲がりくねり、土足で踏みにじられた、 悲しいくらいに輝く騎士の誓いを。
読み取れる設定
- 騎士道と忠誠を貫きながら、友を失い道を汚してきた自身を省みる内面描写。
- フィアナ騎士団に関する新規事実の開示はない。
関連
アルトリア・ペンドラゴン
所有サーヴァント: アルトリア・ペンドラゴン
王の馬(No.377 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
アーサー。 その名は、古くには熊を意味したという。 熊といえば森の王、凶猛の巨獣。恐るべき膂力から 繰り出される一撃に耐えうる生物なぞ、そうはいまい。
ならば名馬ドゥン・スタリオンの背に乗る貴方、 白銀色の鎧を纏う小さき少女よ。 貴方は何と、愛らしい熊(アーサー)なのだろう───
などと、 微笑ましく思う者も過去にはいたろうか。 成る程、確かに貴方はアーサーであった。 小さき少女、貴方は王であり巨獣であり、そして 並ぶものなど在るはずもなき竜であった。
つまり名馬は背に竜を乗せたのだ。 なんという誉れ! 見よ、嘶(いなな)きを以て今まさに名馬が奮い立つ。
かつて少女であった王よ、命令を! たとえ世界の果てまでも、 ドゥン・スタリオンは征くだろう!
読み取れる設定
- アーサーの名が「熊」を意味するという語源譚に絡め、名馬ドゥン・スタリオンが小柄な少女である王を「竜」として乗せる誉れを語る。
- アルトリアの騎乗にまつわるフレーバー。
関連
ヴラド三世〔EXTRA〕
所有サーヴァント: ヴラド三世〔EXTRA〕
地の底の信仰(No.397 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
我が道は血に濡れている。
何百という貴族を糾し、 何万という敵兵を殺した。
私を襲った残忍さ。 私が行った残忍さが、 この体を凶器へと変えていく。
だが手を止める事はできない。 主の愛を、主の教えを守る事こそが、 人を人たらしめる道なのだから。
友は言った。 我が信仰は、私を狂気に落とすだろうと。 否。断じて否。 怒りによって狂気に落ちようとする私を、 主の光だけが、こうして今も押しとどめるのだ。
……だがここは暗すぎる。 鉄の鎧は、杭の指は、もはや誰に触られようと 熱を感じる事はない。 いつかこの光を頼りに、失われた温かなものが、 我が頬に触れる日が訪れん事を。
読み取れる設定
- 多くの貴族や敵兵を殺めた血塗られた道を歩みつつ、主への信仰が狂気への転落を押しとどめているという構図。
- 串刺し公としての残虐性と敬虔な信仰が同一人物の内で拮抗している様を描く。
関連
エルキドゥ
所有サーヴァント: エルキドゥ
フワワの花(No.404 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
『なぜ彼女はあの冠を着けていたのだろう』
天の鎖は何とはなし、そう呟いた。 かつて戦った怪物。 戦う前までは友であった怪物。 地上の誰よりも―――天の鎖すらも―――上回る、 鋭利な爪を持っていた、怖ろしい怪物。 しかし、その頭には花があった。 かつて天の鎖が杉の森に植えたもの。 薄い色の小さな花。 あの少女の心を持った怪物の為に、 地の理を曲げて見せた花園。
『無垢な心は、一房の飾りだからこそ喜んだのだ』
天の鎖の傍らに立つ男はそう告げて市に戻った。 友に贈る、二つ目の冠を地に残して。
読み取れる設定
- かつて戦った怪物フンババ(フワワ)の頭にあった花を回想し、無垢な心を持つ怪物のために花園を作ったと語る。
- 『ギルガメッシュ叙事詩』のフンババ討伐を下敷きに、友情と喪失を扱ったキャラクター背景。
関連
メドゥーサ
所有サーヴァント: メドゥーサ
ありえざる明日(No.409 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
私は、この世に生を受けたのです。
そう、生まれた瞬間から姉様たちとは違っていました。 姉様たちは本物の女神。 生き物のような在り方とは違って、 カタチを得た瞬間から何もかもが完成されていて。 けれど私は生まれ落ちました。 人のように。 時と共に成長し、カタチを変えてゆく生き物として。
それでも、 姉様たちと共に在るに相応しい姿に なるのだと想った頃もありました。 同じ衣を纏い、同じカタチとなって、 まるで女神のように振る舞える日が来るのだと。
どうか笑ってください。 私の、ささやかな、勘違いを。
読み取れる設定
- 本物の女神である姉たちと異なり、人間のように生まれ育つ存在であるという出自が語られる。
- 姉たちのような女神然とした存在になりたかった、という願望と葛藤が主題。
関連
- メドゥーサ(キャラクター記事)
- ステンノ(キャラクター記事)
- エウリュアレ(キャラクター記事)
- ステンノ の絆礼装(No.220)
- エウリュアレ の絆礼装(No.323)
- メドゥーサ(ライダー霊基) — 別クラス霊基のキャラクター記事
ジャガーマン
所有サーヴァント: ジャガーマン
原初の火(No.410 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
───ジャガーは暗がりに潜み、目を輝かせる。
ジャガーは死である。 ジャガーは牙である。 ジャガーは爪である。 ジャガーは不意の死、恐怖、避けられざる痛みである。 ジャガーは密林そのものの顕れである。
すなわち時には恵みでもある。 命を奪い、時には育む自然そのものを司るがゆえに、 ジャガーは原初の“火”を人に与えたと伝えられる。
与えた?
ジェ語族先住民の伝承に依るならば、 人類は盗み取ったのだ。 畏怖すべき自然から、大いなる智慧と力を。
読み取れる設定
- ジャガーが死・恐怖・密林の象徴でありながら、人類に『原初の火』をもたらした(あるいは人類が盗み取った)というジェ語族の神話を紹介する。
- 神話的モチーフの解説に留まるフレーバー。
関連
源頼光
所有サーヴァント: 源頼光
京極(No.658 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
源頼光はかつて、藤原道長の父である兼家が新造した 二条京極第の落成の折、賓客に馬三十頭を贈ったという。 頼光は藤原摂関家と密な関係を築いていたのである。
牛の角を備えた黒馬・京極。 頼光の魔力を拠り所として実体化する乗騎。 その名は、おそらく贈答した三十の馬に関連付けて 頼光が与えたものであろう。
主人と共にカルデアの風紀を守るため、 京極は、次の命令を待つ。
霊基を変えたことでカタチを成した主人の存在が、 たとえ、一夏の幻にすぎずとも───
読み取れる設定
- 藤原兼家が新造した二条京極第の落成祝いに、源頼光が馬三十頭を贈ったという史実に触れる。
- 乗騎「京極」の名がその贈答馬に由来すると推定する構成で、頼光と摂関家との密接な関係を反映している。
関連
宝蔵院胤舜
所有サーヴァント: 宝蔵院胤舜
十文字槍(No.677 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
―――そも、坊主のくせに殺生こそが矛盾している。 そうは思わんか? 拙僧はまったくそう思う。 しかしあの世は、その矛盾を許すほどに切羽詰まって いたのもまた事実だ。 殺さなければ、己が殺される……だけではない。 守るべき者すら殺される。 弱者を守るために、敵という名の弱者を傷つける。 この大いなる矛盾こそが、我が人生、我が槍術。
何、拙僧は一生苦しむことに慣れておる。 そうでなくば、坊主などやれるものではないからな!
読み取れる設定
- 殺生を厭う僧侶でありながら槍術を極めるという矛盾を、そのまま自身の人生であり槍術の本質だと受け入れる信条を語る。
- 宝蔵院流の求道性を人物像の中心に据えた内容。
関連
哪吒
所有サーヴァント: 哪吒
乾坤圏(No.693 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
『乾坤圏(けんこんけん)』は『混天綾(こんてんりょう)』と並ぶ、金光洞の名高き宝貝(パオペエ)。哪吒誕生の祝いの品として、太乙真人より贈り与えられた仙界の武器である。以来、哪吒は肌身離さずこれを身につける。
伸縮自在、普段は一対の腕輪として両腕に装着され、身から離せば鋭い刃を持つ円環状の得物となる。哪吒はこれを半自律ドローンのように使いこなす。 宙に投げ上げ「疾!(チー)」と叫べばたちまち敵に襲いかかり、「停!(ティン)」と唱えれば宙にとどまり、「来!(ライ)」と唱えれば手元に帰る。
―――ただ一度、哪吒はこの乾坤圏を持たぬ時があった。 石磯娘々との戦いで奪われ、その後、取り返した太乙真人が預かった。 人界の父母を救うため、なにより自分の犯した罪をつぐなうために自害し、あらたに生まれ変わるまでの間、しばし手放した。 哪吒にとってこの宝貝の不在は、屈辱と自責の記憶に結びついている。それゆえ哪吒は、絶対の信頼を置ける者にしか乾坤圏を託すことはしない。
その乾坤圏の片身を預けるほどの者がいるのなら、それは、相手を我が身同然に想う親身の情であり、そして何があってもまたよみがえり、必ずそばに帰ってくると誓う、その証である。
読み取れる設定
- 宝貝「乾坤圏」が太乙真人からの贈り物であり、疾・停・来の号令で操る半自律兵装であるという来歴が詳述される。
- 石磯娘々との戦いでの喪失、自害と転生の際に手放した経緯も語られる。
- 乾坤圏を託せるのは絶対的な信頼を置く相手だけ、という一文が哪吒の人物像を深めている。
関連
エレシュキガル
所有サーヴァント: エレシュキガル
冥界に花の咲く(No.700 / ★4)
イラスト: 上国料晴香 | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
それでも。結局のところ、 運命も役割もそう大きく変わりません。
あなたはあなたのまま、 彼女は彼女のまま、 互いに住む場所を離れる事なく、また、 互いの矜持を損なう事はなかったのです。 でも、だからこそ輝かしいと笑うのです。 ほんのわずかの出来事、一瞬の思い出でしたが、 それは棘となって胸をちくんと痛めます。
冥界に葡萄の樹が咲く事はないにしても、 あなたこそわたしにとっての葡萄の実。 幾星霜流れようと、今も胸を焦がす星。 わたしが消えてしまった後も、 この熱だけは消える事はないでしょう。
神代も終わり、魂もこの地に留まる事がなくなり、 最後までひとりで残っていた主人も役目を終えたあと。 荒野にはきっと一面の明るい陽。 それは何度も夢に見た輝かしい記憶の残照。 ―――冥界に花の咲く。 わたしはそうして、幸せな気持ちのまま、 花になって消えたのです。
読み取れる設定
- 「神代も終わり、魂もこの地に留まる事がなくなり」という一節が、Fate世界における神代の終焉(人理の常識化)に触れている。
- 【推測】呼びかけの相手「あなた」は明示されないが、文脈上イシュタルを指すと読める。
関連
ワルキューレ
所有サーヴァント: ワルキューレ
神鉄の盾(No.818 / ★4)
イラスト: たつよ | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
……はい。 この盾は神鉄で形成されています。 大神オーディンが、私たちに下賜されたもの。 現代ではその製法は失われている、と私の頭脳には 記録されています。
これは、私たちの誇りでもあります。 すなわち決してひび割れず、砕けることがなく、 如何なる力にも屈しない。
私たち戦乙女の誇りが永遠であるように、 この神鉄の盾もまた、永遠であるのです。
読み取れる設定
- 大神オーディンから下賜された神鉄の盾が、決して砕けない戦乙女の誇りの象徴であると語られる。
- 北欧神話の主従構造を反映した、ワルキューレの立場を示す内容。
関連
茨木童子
所有サーヴァント: 茨木童子
大江山大花火(No.887 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
たーまやー! かーぎやー!
否、否、否! 是なる打ち上げ花火、 夜空を照らす色とりどりの光の群れを 目にしたならば掛け声はこうだ。
――――――よっ! 大江の鬼花火!
大江山の夜に咲くは 大輪の花がごとき真夏の鬼花火!
耳をすまさずとも聞こえてくるだろう。 からからと笑う鬼の声…… 祭りを楽しむ、一匹の鬼の掛け声が。
読み取れる設定
- 大江山で花火を打ち上げる茨木童子の情景を描く。
- 大江山が酒呑童子ら鬼の本拠地であるという説話上の設定に沿うのみで、新規の開示はない。
関連
秦良玉
所有サーヴァント: 秦良玉
トネリコの木(No.918 / ★4)
イラスト: 上国料晴香 | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
はい。トネリコの木はとても良いものです。 粘り気があり、弾力があり、靱性があり、 槍にもっとも相応しい木といえましょう。
私の国以外でも、希臘(ギリシャ)でも 槍に使われたとか。
槍は奪われるだけの農民に、 抵抗する力をもたらす武器。 あるいはただの人間に、 凶悪な力をもたらす凶器。
でも結局、それは担い手の意志次第。 どうか、この槍を持つ誰かが正しい心で あり続けますように。 誰かから、奪うような人間になりませんように。
そんなささやかな祈りを籠めて、 私はこの槍を造るのです。
読み取れる設定
- トネリコの木で作られる槍について語り、槍は奪う者にも守る者にもなり得る、担い手の意志次第の道具だと述べる。
- 実直な将としての秦良玉の人柄を端的に示す一枚。
関連
ブラダマンテ
所有サーヴァント: ブラダマンテ
麗しきは美姫の指輪(No.927 / ★4)
登場作品: その他コラボ名
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
まさか、この指輪が私の宝具となるなんて―――
……はい。本来は私の宝具ではないのです。 異国カタイのアンジェリカ姫様の持ち物で、 あらゆる魔術を無効化できるという優れものです。 邪悪な魔術師アトラントとの戦いの折、 この指輪のお陰で、私は奴に勝つことができました。
アンジェリカ様はとても美しい御方でした。 リナルド兄様もローランも、一時は心を奪われて…… 十二勇士のうち二人が好きになってしまうのですから、 その魅力たるや本当にもう!
姫様、今はどこで何をしているのか…… ……。 ……。 あっ、そうでした。 当世は私の生きた時代ではないのでした。 つい、昔の気分が出てしまいますね。うっかりです。 でも本当に、いつかお会いできたらいいなって。
はい? 大事な指輪を借りたままなら、 再会した時、姫様は怒るかもしれない……ですか? ああっ! そ、そ、それは確かに! なんたること! ま、まさかの、私がアーちゃん沙汰にぃー!!
読み取れる設定
- 彼女の宝具である指輪が、実はカタイ(契丹)の王女アンジェリカから借り受けた、あらゆる魔術を無効化する指輪だという由来が明かされる。
- 邪悪な魔術師アトラントとの戦いで役立ったという顛末も語られる。
- 十二勇士のうち兄リナルドとローランの二人までがアンジェリカに心を奪われたという、叙事詩『狂えるオルランド』のエピソードを踏まえている。
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長尾景虎
所有サーヴァント: 長尾景虎
刀八毘沙門天(No.1034 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
景虎が信奉していたと伝わる八振りの宝剣を持ち獅子に跨る異形の毘沙門天像。
「姫鶴飛んで、山鳥遊ぶ、谷切り結び、五虎退かば、 祭剣まつりて、七星流る、松明照らすは、毘天の宝槍」
景虎は数多くの刀剣を所持していたが、中でも八華の備えと名付けた八振りの宝剣宝槍を好んで振るったという。中でも銘の伝わらぬ宝槍をとりわけ頼みとしていた。セイバー、ライダー適性を持つ景虎がランサーとして召喚された一因でもある。
「ところで何故ランサーなのかって? そうですね、これはまあ生前のやり残しというかなんというか。もしアレと再び相まみえることがあれば、完膚なきまでボッコボコに叩き潰してやろうと思いまして。で、ですね、その時に本来のライダーのクラスでないから負けたー、とか言われるのも癪ですから、ライダーのクラスは譲ってあげようと思い空けておいたのです。そんなわけで私はランサーのクラスで現界しているのですよ。あははははは!」
読み取れる設定
- 八振りの宝剣・宝槍を携え獅子に跨る毘沙門天像の由来が語られる。
- ライダー・セイバー適性を持ちながらランサーとして召喚された理由にも触れる。
- 【推測】その理由は宿敵・武田信玄との再戦への拘りにあると読める。
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ガレス
所有サーヴァント: ガレス
変身の指輪(No.1084 / ★4)
イラスト: 都筑禰己 | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
ガレスの有する宝具のひとつ。 生前、貴婦人ライオネスから賜った神秘の指輪。 さまざまな色に変化する指輪であり、 姿を変えることができる。 自らの身分を隠しながら馬上槍試合を繰り返していた際には、大いに役に立ったという。
◆
神秘のわざというのは、 驚嘆すべきものではありますが……。 恐るべきものでもありますよね。 この指輪のおかげで助かったことは沢山ありますが、 とんでもない目に遭ったこともあるんです。 一番ひええとなったのは、そう…… 指輪で正体を隠した状態のまま、 ガウェイン兄様と一騎打ちすることになった時!
二時間です。 二時間、一騎打ちを続けることになったんです。
私の心身はヘトヘトになりました。 騎士たらんとする矜持だけで私は立っていました。 なのに兄様ときたら――― 昼間だったこともあってか、はい…… それはもう…… みるからに元気なままで…… 全然疲れないんですよ、兄様……!
読み取れる設定
- 貴婦人ライオネスから賜った変身の指輪の由来を語る一枚。
- 正体を隠したまま兄ガウェインと二時間の一騎打ちを続けた、という思い出が喜劇的に語られる。
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謎のアルターエゴ・Λ
所有サーヴァント: 謎のアルターエゴ・Λ
ソロ・ステージ(No.1102 / ★4)
イラスト: moryo | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
水の夏は終わりました。 きらびやかなショウも幕を閉じました。 砂漠に出来た水天宮は、多くのおとぎ話に倣うように、 一夜の夢と消え去ったのです。 女神の気まぐれは長くは続きません。 私のステージも何かの間違いだったのです。
でもまだ、あと少し。ほんのわずか、いちるのひかり。 消し忘れた照明が、星の明かりとなるのなら。 記憶にもいなくて、 世界にもいないことになったとしても。 とっておきのエレメンツを、ありったけの感謝をこめて、 アナタの為に贈りましょう。
思い出は永遠に青いまま。 白鳥は一羽、過ぎ去った恋を偲うのです。
読み取れる設定
- 夏のショウが終われば「一夜の夢」のように消え、記憶からも世界からも失われるかもしれない、という不確かさを詩的に語る。
- 期間限定の霊基という自覚が、そのまま人物造形になっている一枚。
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カイニス
所有サーヴァント: カイニス
海神の三叉矛(No.1212 / ★4)
イラスト: 東山雄勢 | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
オレの刃は神の刃だ。 すなわちは神の武具、海神の三叉矛!
コイツも一種の宝具って奴だな。 オレの宝具『海神の偏愛(ポセイドン・ブレッシング)』の本質は防御に類する加護と祝福だが、攻撃についての加護と祝福を別個に具象化したのが、この槍だ。 本来は、海の権能すべてを操ることだってできる、スゲー神造兵装って話だが……まあ、あんまり期待すんな。オレの装備として存在している以上、権能の使用にゃ制限が掛かる。使いすぎると、つーかまともに権能なんざ使えるか! 神核が砕けて死ぬだろうが! 契約してるテメェだってタダじゃすまねえ。
あん? 心配してくれるのか、だぁ? 何がどうしてそういう話になンだよ! 殺すぞテメェ! いや。殺す。
読み取れる設定
- 宝具『海神の偏愛(ポセイドン・ブレッシング)』の本質が防御方向の加護・祝福であり、この三叉矛はその攻撃版を別途具象化したものだと説明される。
- 権能を使いすぎると神核が砕けて死に至り、契約者であるマスターも無事では済まないとされる。
- 神性サーヴァントが権能を行使する際のリスクを具体的に語る、設定的価値の高い一枚。
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ロムルス=クィリヌス
所有サーヴァント: ロムルス=クィリヌス
ソラへ(No.1213 / ★4)
イラスト: moryo | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
満天の星――― 夜空に浮かぶ数多の、無数の輝きたち。 そして、輝きのすべてを受け止めるかのように伸ばされた、誰かの両腕。
君は思う。 この腕は、かの最高神の腕に違いないと。
君は見る。 この腕は、かの最高神の腕であり……
君は知る。 この腕は、いずれソラへと届く、君と契約を交わした最高神の腕であり、君自身の腕であり、君の後に続く誰かの腕であり、明日であり、未来であり……
愛であり、 浪漫であり、 ヒトの夢のカタチであるのだと。
読み取れる設定
- 満天の星へ伸ばされた『最高神の腕』が自身の腕であり、契約者や未来へと繋がっていくと詠う。
- 人間でありながら神格クィリヌスと同一視されるという既存設定を、詩の形で提示している。
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宇津見エリセ
所有サーヴァント: 宇津見エリセ
コードロン・シムーン(No.1221 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
Caudron C.630 Simoun. 登録名“F-ANRY” 作家アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの搭乗機。 その精巧な木製模型。宇津見エリセが父の形見として 保管していたもの。
テグジュペリは本機でパリ・サイゴン間の航空レースに 挑戦しリビア砂漠に墜落不時着した。その遭難時の体験 から小説『星の王子さま』の着想を得たと云われる。 根っからの飛行機好きであったテグジュペリは、 墜落後も借金を負ってまで、また新たな機体を購入した。 そんなふうに生涯に幾度も墜落や事故を経験した彼は、 23歳では事故が原因となり婚約を破棄されている。 35歳では砂漠に墜落し遊牧民ベドウィンに救助される まで1日分の水で4日間を生き抜いた。 そして44歳では軍の偵察任務として非武装の機体で 出撃するものの撃墜され、遂に帰らぬ人となった。 既に著名な小説家でありながら、 ひたすらに空を求めた、愛すべき飛行士だった。
「……まあ、そういう逸話もあるってこと。 墜落した飛行機の模型なんてかっこ悪いけどさ、 私は結構気に入っているんだ」
読み取れる設定
- 作家アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリと、その搭乗機コードロン・シムーンに関する史実紹介。
- 宇津見エリセが亡き父の形見としてその模型を保管している、という個人的な背景描写が重ねられる。
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ヴリトラ
所有サーヴァント: ヴリトラ
堰界の理(No.1331 / ★4)
イラスト: 壬生田晃宏 | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
その理は今もなお聳え続けている。
そこにあるのは氷雪。 奪われた水が堰き止められた形。
そこにあるのは陰暗。 覆い隠された天地の影。
そこにあるのは沈黙。 神でも魔でもなきヒトの不在証明。
だが、それらは神の手によって砕かれる。
いずれ。 あるいは、かつてと同じように。
すなわち、それは永遠不滅に繰り返される原則である。
神代が終わり人の世が訪れようとも、 神と魔に等しき何かのかたちで現される、
堰界の理。
堰き止められ、解き放たれ、そして世界は再び―――
読み取れる設定
- 権能「堰界」の神話的性質――水を堰き止め、光を覆い隠し、ヒトの不在を証明する――という三つの理が提示される。
- それが神の手で砕かれてはまた繰り返されるという永劫回帰的な構造が示され、堰界竜としての本質が掘り下げられる。
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妖精騎士ランスロット
所有サーヴァント: 妖精騎士ランスロット
オーロラ(No.1419 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
どれほど醜悪な在り方でも、 どれほど害悪な生き方でも、 あの日見た価値は変わらない。
46億年の記憶より眩しかった気まぐれな奇跡。 僕/私が見た、地上でもっとも美しいもの。
この体が崩れても、この心が砕けても、 憧れは無くならない。
麗しのオーロラ。 輝ける星のかんばせ。 永遠に変わらない愛を、ここに。
読み取れる設定
- 46億年分の記憶よりも眩しかったという、気まぐれな奇跡(オーロラ)への永遠の憧れを語る。
- 長命な妖精にとっての一瞬の美という主題を扱う心情吐露。
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パーシヴァル
所有サーヴァント: パーシヴァル
聖槍ロンギヌス(No.1420 / ★4)
イラスト: yume32ki | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
本来この聖槍は、 しかるべき場所に納められるべきモノだ。 如何に栄光たる円卓の一席を担う身であるとはいえ、 本来、一騎士が所有するものではない。
けれど人理は…… この私の宝具として聖槍を定めた。 ロンギヌスを。 それ程までに、迫る危機は大きいのかもしれない。
ならば私は応えよう。 聖槍を携え、戦場の最前に立とう。 ―――マスター、貴方と共に。
読み取れる設定
- 本来は一介の騎士が持つべきものではない聖槍ロンギヌスが、人理の判断によって彼の宝具と定められた経緯が語られる。
- その異例さ自体が差し迫る危機の大きさを示唆しており、マスターと共に立つ決意で締められる。
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坂本龍馬
所有サーヴァント: 坂本龍馬
とある海での出来事(No.1503 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
―――その鉾は天より逆落ちた神の光。
人を神へと迎えるために、大蛇を竜へと迎えるために。
異形の国喰いとして忌まれ疎まれ、神の国より流されたかの者はその怒りを喰らい、その嘆きを喰らい、その恨みを喰らい、その身に怨念を渦めかせ、やがては国を喰らいつくす災厄へと変じるはずであった。
でもそれはとある男の一言で消え去ったのだった。
異形の国喰いにとってそれが良い事であったのか、 悪い事であったのかはわからない。
でもそんなことは二人にはどうでも良かった。 ただずっと、ずっと、共にありたかった。 ただ、それだけで良かったのだ。
そしてその願いと約束は数奇な運命を超えて、ついに果たされる事となった。たとえそれがひと時の幻であったとしても、二人は互いに声を交わすのだ。
―――出会えてありがとう、と。
そんなとある海での出来事。
読み取れる設定
- 神の国から流され、怒りと恨みを募らせて災厄と化すはずだった『異形の国喰い』が、龍馬のひと言によって運命を回避したという逸話。
- 【推測】龍馬の宝具や背景にある大蛇/竜のモチーフを示唆するが、本文だけでは対象の正体を断定できない。
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- 坂本龍馬(キャラクター記事)
- 坂本龍馬(ライダー霊基) — 別クラス霊基のキャラクター記事
メアリー・アニング
所有サーヴァント: メアリー・アニング
故郷(No.1601 / ★4)
イラスト: 東山雄勢
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
あの海にとらわれていた。
波に揉まれるうちに心が削られ、摩耗していく。 何も感じなくなる。土に埋もれ、少しずつ死んでいく。 そして、後に何も残すことなく、忘れ去られる。 なぜ逃れられないのか。誰にも必要とされてないのに。
読み取れる設定
- 波にとらわれ、心が摩耗し、土に埋もれていくという陰鬱なイメージで綴られる内面描写。
- 化石発掘者としての孤独と、必要とされないことへの恐怖が示唆される。
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ドン・キホーテ
所有サーヴァント: ドン・キホーテ
可憐なる姫君と忠実なる騎士(No.1616 / ★4)
イラスト: サクマミツロ
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
おお、我が可憐なる姫君ドゥルシネーアよ! このドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ、 大冒険と共に御身の可憐にして高潔なるお姿を、 世に知らしめましたとも!
え、一緒に旅をした可愛いメイドさんについて、 何か一言でございますか。 はて……私の友のサンチョ・パンサは太鼓腹の男で、 可愛いメイドなど……サンチョについて聞きたいと?
サンチョこそは我が最高の友、我が最高の従者! 私の苦難に苦難を極めた栄光の旅は、彼なしでは 色褪せたものになるでしょう!
え、もっと言ってもっと言って? では我らの大冒険。そのエピソードを一つ―――
ええ、ええ。 私も、とても楽しかった。 あなたとの旅は、冒険は、かけがえのなき 美しいものだったのです。
読み取れる設定
- 理想の姫ドゥルシネーアを讃えながら、本当に語りたいのは相棒サンチョ・パンサとの旅の思い出だったと明かす構成。
- 『ドン・キホーテ』本編の主従関係を踏まえた、温かみのある一枚。
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ブリトマート
所有サーヴァント: ブリトマート
真紅のドレス(No.1723 / ★4)
イラスト: たつよ | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
このドレスは、母上様――― 初代妖精騎士ブリトマートの正式な装いです。 ああ、前にもお伝えしたでしょうか?
とても特別なものなのです。 これを纏うことで初めて、 私は妖精騎士としての真の力を発揮できる。
つまり…… 未熟な私では、まだ母上様の力を借りねば 一人前ではないということでもあります。
え、なんです? “一緒に頑張っていこう”ですって?
ふふ! おかしなマスターですね! でも承知でしてよ、 ブリトマート、粉骨砕身頑張りますとも!
読み取れる設定
- 「初代妖精騎士ブリトマート」である母の正式な装いを纏うことで初めて真の力を発揮できる、と語られる。
- 初代の力を借りねば一人前ではないという自己認識と、それでもマスターと共に進む決意が対になっている。
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ビーマ
所有サーヴァント: ビーマ
バッラヴァの包丁(No.1833 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
ビーマが愛用している包丁。 実は形の違うものがもう一本あり、用途によって使い分けている。
賭博に負けて国を追放されたパーンダヴァ五兄弟は、12年を森で暮らし、最後の13年目は誰にも正体を知られずに過ごすことを強いられる。 そこで彼らはマツヤ国のヴィラータ王の宮殿に身分を隠して潜り込むことにした。 長男ユディシュティラはカンカという名の骰子使いに。 三男アルジュナはブリハンナラーという名の宦官に。 四男ナクラはグランティカという名の馬丁に。 五男サハデーヴァはタンティパーラという名の牛飼いに。
そしてビーマが偽りの身分として選んだのが、料理人のバッラヴァである。
「いやー、どうなることかと思ったが、ラッキーだった ぜ。ヴィラータ王がいきなり俺を料理長として取り立 ててくれたからな。見る目がありすぎるだろ。 それから? もちろん好きに料理して暮らしてたぜ! あまりに筋肉が目立つから格闘士的な心得もある、 みたいな感じにもしちゃあいたが、基本的には 料理しかしなかったと言ってもいいな。 あー、まあ、ドラウパディーにちょっかいを出した不 届き者を丸めて成敗したりはしたか……まあ、それも 料理のうちに入れていいよな? ダメか?」
丸めて?
読み取れる設定
- 『マハーバーラタ』でパーンダヴァ五兄弟が課された十二年の追放と十三年目の潜伏において、ビーマが料理人バッラヴァに扮しヴィラータ王の宮廷に仕えた逸話を紹介する。
- ドラウパディーに無礼を働いた者を成敗した挿話も原典に基づく。
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ドブルイニャ・ニキチッチ
所有サーヴァント: ドブルイニャ・ニキチッチ
タタールの槍(No.2117 / ★4)
イラスト: 東山雄勢 | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
……かつて、冒険を繰り広げた勇士がいた。
時に英雄として竜を斃し、 時に義人として遠き地で戦い、 数多の者を救い、 やがて愛する妻の元へ帰還を果たした若武者である。
数々の冒険の折、 彼はダマスク鋼の武具を用いていたが、 対竜戦の最後に振るったのは、 一本のタタールの槍であったという。
それは、人々を救うべく 天の意志がかたちを成したものか。
或いは。
悪を挫き、正しきを為す者の刃にして、 若武者が大地に刻んだ冒険と青春――― 血と、魂の証か。
読み取れる設定
- 竜を斃し、義のために戦い、妻のもとへ帰還した勇士としての来歴が語られる。
- 対竜戦の最後に振るった「タタールの槍」の由来も示されるが、スラヴの英雄叙事詩(ボガトィーリ)を踏まえた背景描写に留まる。
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- ドブルイニャ・ニキチッチ(ライダー霊基) — 別クラス霊基のキャラクター記事
ヴァン・ゴッホ〔マイナー〕
所有サーヴァント: ヴァン・ゴッホ〔マイナー〕
最深のともしび(No.2141 / ★4)
イラスト: サクマミツロ | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
闇には灯火が入り用です。 芸術、究理、人生、絶望、 どんな闇でもおんなじです。 不格好でもいいのです。 ただ頑丈で、消えざるものを。 なければないで作りましょう。 つまり『暗いと・クラフト・ライト』! なんちゃって―――
笑いと灯火をひとつ残して、 年季の入ったランタンを提げて、 鉱員はひとり、最深を目指す。
読み取れる設定
- ランタンを提げてひとり最深部を目指す鉱員としての姿が、駄洒落を交えて描かれる。
- 史実のゴッホが牧師時代に炭鉱夫へ伝道した経歴を踏まえたキャラクター性で、世界観上の新設定ではない。
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ビショーネ
所有サーヴァント: ビショーネ
或る蛇を殺した槍(No.2171 / ★4)
イラスト: 東山雄勢 | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
その槍に銘は無い。 使い手も定かではない。 ヴィスコンティ家の祖にあたる騎士であったとされるが、それが正しいかどうかもわからない。
当事者である彼女が覚えているのは、 全てが終わった後のその光景だけだ。 冷たさと静けさ。 住み処であった沼地に流れ出ていく、赤黒い体液。 そこに突き立てられたその槍は、 くすんだ灰色の墓標のようで。 そのまま色褪せて朽ちるしかない、 何の意味もない自分に似ているように思えて。
勿論のこと、あまり好きではなかった。 苦手だった。怖かった。 ―――だから、せめて、自分で持っておけばいいのではと思ったのだ。
どこかの誰かかもしれない騎士が持っていた槍は、 そうして、どこかの誰かかもしれない蛇の手の中に。
でもある日、ふと思い立って磨いてみたら、 予想外に綺麗に、ぴかぴかと輝くようになった。
あのとき見えていたものだけが真実とは限らなくて。 ひょっとしたら、自分が絶望していた全ても、意外と 捨てたものじゃなかったのかもしれないなと―――
この槍と、かつての自分を見つめることが、 少しだけ苦手ではなくなった。
読み取れる設定
- 銘も使い手も定かでない槍を、ヴィスコンティ家の祖とされる騎士が使ったという伝承と共に提示する。
- その槍を「価値のない自分に似ている」と感じていた過去と、磨いてみたら綺麗に輝いたという経験が語られる。
- ミラノ公家ヴィスコンティ(紋章の大蛇ビショーネ)を下敷きに、彼女の自己認識と出自に踏み込む重要な内面描写。
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アショカ王
所有サーヴァント: アショカ王
天の車輪(No.2228 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
転輪聖王に七宝あり。 すなわちは
馬宝 象宝 珠宝 女宝 居士宝 主兵臣宝 そして―――金輪宝。
是こそが天の車輪と伝えられる。 一方で、七宝の存在とは別に、 諸天や阿修羅を説服し得る天の車輪が存在する、 とされることもある。
いずれにせよ…… 武力に頼らずして世界に平穏をもたらす力持つ、 転輪聖王の大宝具。 それこそが、天の車輪である。
読み取れる設定
- 転輪聖王が備えるとされる七宝(馬宝・象宝・珠宝・女宝・居士宝・主兵臣宝・金輪宝)が列挙される。
- 諸天や阿修羅をも説き伏せる「天の車輪」の伝承が提示され、武力に拠らず世界へ平穏をもたらす宝具の由来が仏教的コスモロジーに基づいて説明される。
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インドラ
所有サーヴァント: インドラ
神が乗る象(No.2263 / ★4)
イラスト: 東山雄勢 | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
それは大海から生まれしもの。 それは雲の象と呼ばれしもの。 すなわち神々の王インドラの乗騎、 神象アイラーヴァタの異なる姿なり―――
サーヴァントのインドラがその乗騎(ヴァーハナ)の概念を変換して保持している、自走式玉座のような意味合いを持つ白い乗り物。
神性を宿らせたヴァジュラと共に、サーヴァントのインドラが「神としての偉大さを示すためにあえて作り出したもの」であり、その息子たる授かりの英雄は (そういうことをしなければもっと直接的なパワーを 持って現れることができたのでは……?) と首を傾げている。 しかし当のインドラは「[#神:オレ]は元々圧倒的ゆえ この程度は誤差にすぎぬ! ハハハ!」と気にしていない様子。 実際には、本来サーヴァントとして召喚できないレベルの神霊が(依り代を使っているとはいえ)現界できた理由の一つとして、そのような霊基の切り分けが働いている可能性はある。
この無機物化した白き巨象はヴァジュラと違って人型を取ることはなく、基本的にはインドラの意思に従うだけであるが、自由意志がないわけではない。 それが必要な極限状態であれば自主的に判断して動くこともありうる。
読み取れる設定
- 乗騎(ヴァーハナ)である神象アイラーヴァタの概念を変換して保持した、自走式玉座のような乗り物という設定。
- 本来は召喚不可能な水準の神霊であるインドラが依り代を介して現界できた理由の一つとして、こうした霊基の切り分けが働いている可能性が示唆される。
- 無機物化した白い巨象は基本的にインドラの意思に従うのみだが、自由意志がないわけではなく、極限状態では自主的に判断して動くこともありうるとされる。
関連
美遊・エーデルフェルト
所有サーヴァント: 美遊・エーデルフェルト
夏の名残に、祈りを編む(No.2418 / ★4)
イラスト: たつよ | 登場作品: FGO本編 / プリズマ☆イリヤ
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
茅の輪くぐり、という神事がある。 夏越の大祓で見られる、植物で編まれた大きな輪をくぐることで、穢れを祓い、無病息災を願うという。 言うなればその行為は、輪という境界を越え、清浄な新しい自分に生まれ変わる儀式と言うこともできる。
そしてここにあるのは、とある村の巫女から授かった、ヒマワリの花輪である。 恐る恐る被ってみると、夏の残り香が鼻をくすぐった。 少しだけ郷愁を刺激されたが、それだけだ。 健康や無事を願いながら作られたそれは、しかしなんら特別な力を感じることはできない。 それでよい、と思った。 特別な効果があることが重要なのではなく、気持ちと、あるいはその行為そのものに意味があるのだ。 巫女の気持ちを受け取った。 意味はそれだけでいい。 そう、それだけでいい―――はずなのに。
花輪を床に置くと、ミルクと妖精が出現したんだが。
読み取れる設定
- 茅の輪くぐりの解説を踏まえ、村の巫女から貰ったヒマワリの花輪を「特別な力はなくとも気持ちと行為に意味がある」と受け止める。
- 【推測】願いを叶える道具として扱われてきた美遊が、力を持たない祈りを肯定するという構図に彼女の来歴が反映されていると読める。
- 結びの「ミルクと妖精が出現」は不条理なギャグ。
関連
- 美遊・エーデルフェルト(キャラクター記事)
- 美遊・エーデルフェルト(キャスター霊基) — 別クラス霊基のキャラクター記事
原田左之助
所有サーヴァント: 原田左之助
大陸の風(No.2467 / ★4)
イラスト: 都筑禰己 | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
最期に見るのがこの空か―――
流されて生きてきた。生まれに流され、掟に流され、そして見たこともない主君のさらに上とやらへの忠義とかいう得体のしれないものに。 そういったものに流され、だが、そういうものかと生きてきた。
そんな自分が江戸という町で出会った男たち。いや、女もいたんすけど。そいつらは剣で国を救うとか、大名になるだとか、途方もない夢物語を本気で語り合い、そして馬鹿みたいに笑いあっていた。
そんな馬鹿みたいな奴らを監視するのが仕事だったはずなのに、いつの間にか一緒になって馬鹿をするのが楽しくなってしまっていたのだ。楽しみなんて、自分の人生にはなくて良かったものなのに。
とにかく自分はそいつらが気に入ってしまったのだった。
だから、そいつらがずっと馬鹿みたいに笑えるようにと時代の流れに逆らって、槍を振るい続けた。
だが、そんな気のいい奴らを騙し続けたのは事実なわけで、いずれは報いが……、
―――来なかった。
そうして壬生の赤狼は誰に責められることもなく、一人遠い大陸の原で空を見上げて目を閉じた。
……なあ、おまえら、俺を笑ってくれよ。
読み取れる設定
- 最期を「遠い大陸の原で空を見上げて目を閉じた」と描き、史実の満州馬賊伝説を採用している。
- さらに「新選組を監視するのが仕事だった」というFGO独自の設定が明かされ、何者かの命で潜入した監視役だったことが示される。
- 監視対象だったはずの仲間を気に入り、時代に逆らって槍を振るった悲哀が「俺を笑ってくれよ」で締められる。
関連
エリザベート・バートリー
所有サーヴァント: エリザベート・バートリー
カ星を救いし槍(No.2477 / ★4)
イラスト: yume32ki | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
という訳で紹介するわ。これが私(アタシ)の槍、 あの恐るべき竜を討った、伝説に残るであろう、 パーフェクトな私(アタシ)のパーフェクトな槍よ!
ちょっと待ってね、仕様書があったから。 まず材質ね。えーと、『アルトリウムとレアルタ合金、 エリザ粒子を適当に合成させました』ですって! 道理で頑丈な訳ね! よくわかんないけど!
えーとえーと……『主から離れてもすぐに駆けつける 自動追尾機能搭載、朱槍も真っ青』。 すごいわね! あ、でも敵の追尾はできないんだ。
それから……『本槍は太陽神アポロンの祝福を受けた、 大変霊験あらたかな商品です』。 アポロン……アポロンか……いや、すっごい神様だ とは思うんだけど……アポロンかー……。
『クレームは24時間体制でお受けいたします』 とっても親切ね! 『なお、現時点で最短でクレームメッセージを 承ることが可能なのは、138年後となります』 不親切ね!
『という訳でこの槍を預かった人、 キングエリザをよろしくね。さもないと祝福する。 by太陽神アポロン』 なんで祝福するが警告になるのかしら、不思議ね! でももう大丈夫、万事解決したわ!
『あ、キングエリザを倒したらこの槍返してね?』 ……見なかったことにするわね! さ、子イヌ/子ジカ。次の星を救いに行きましょうか!
読み取れる設定
- 自分の槍について寸劇風に語る構成で、材質が「アルトリウムとレアルタ合金、エリザ粒子」といった宝具パロディで説明される。
- 末尾で「キングエリザ」(終わりのエリザベート)へ槍を返す必要がある旨が示され、両者が同一イベントに登場することを示唆する。
関連
- エリザベート・バートリー(キャラクター記事)
- 終わりのエリザベート(キャラクター記事)
- 終わりのエリザベート の絆礼装(No.2478)
- エリザベート・バートリー(No.457・ランサー霊基) — 別クラス霊基のキャラクター記事
デメテル
所有サーヴァント: デメテル(キャラクター記事は未作成)
アンブロシア結晶(No.2555 / ★4)
イラスト: たつよ | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
デメテルが手にしている、浮遊する球状体。 魔力結晶の一種ではあるが、魔術で強化された微視的な視野で観察すれば、通常の魔力結晶とは大きくことなる魔力的特性を有していることが分かるだろう。
この結晶は、不死の食物アンブロシアを生成するための原型であり、生産システムに組み込む前提の超高密度魔力の塊であるのだという。
「おいしそうに見えても、食用ではないからダメよ?」
とデメテル談。 では実際に囓った場合はどうなるのだろう?
「当世風に言うとバイオモンスターになります」
えっ。
「ふふふ。うそうそ、嘘です! でも体が大変なことになってしまうのは本当だから、絶対ダメですよ」
……囓るのは絶対にやめておこう。
読み取れる設定
- 所持する魔力結晶が、不死の食物アンブロシアを生成するための素材であるという設定が語られる。
- 囓ると「バイオモンスターになる」という冗談を交え、コミカルな人物像が併せて描かれる。
グレイ・リリィ
所有サーヴァント: グレイ・リリィ(キャラクター記事は未作成)
闇の園の思い出(No.2618 / ★4)
イラスト: たつよ | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
いつだって思い出せるように、その写真はとっておきの場所に置いてある。 だけど、本当は写真を見なくても、目をつむるだけで浮かんでくるのだ。 なりたいものになんかなれなくたっていい、と言ってくれた人たち。その笑顔を心に描くだけで、いつでもあのときの勇気が湧いてくる。
さあ、顔をあげよう。 怖がっていた自分を抱きしめて、負けないぞ、と拳を振りかざそう。
何度失敗したっていいのだと、写真がいつも笑いかけてくれるのだから。
読み取れる設定
- 「なりたいものになんかなれなくたっていい」と言ってくれた人々の記憶を胸に、失敗を恐れず前を向く闇属性側の独白。
- 光側の『光の園の思い出』(No.2617)と対をなす構成で、二面性を鏡像的に描いている。
掲載を簡易化した礼装
以下は注釈段階で「設定的な重要度: なし(significance = none)」と判定されたもの。日常的なやり取り・ギャグ・既出情報の反復が中心で、新規のロアを含まないため一覧のみに留める。
| No. | 礼装名 | 所有サーヴァント |
|---|---|---|
| 379 | サンセット・ビーチ | 玉藻の前 |
| 384 | 砂浜ラブレター(恐怖) | 清姫 |
| 406 | 海への扉 | ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ |
| 669 | 豊穣たる牡牛 | パールヴァティー |
| 1291 | 夏の寄り添い | 虞美人 |