アンドロメダ
1. 概要
神話における出自 ―― 生贄に捧げられた王女
アンドロメダは、ギリシャ神話に語られる生贄の乙女。エチオピア(アイティオピアー)の王ケペウスと王妃カシオペアの娘である。母カシオペアが「自分の美貌が(文献によっては娘の美貌が)海の乙女たちネレイデスすべてに勝る」と豪語したことで彼女たちとポセイドンの怒りを買い、国は高潮と海の怪物ケトゥスに襲われることとなった。ケペウス王は「アンドロメダをケトゥスに捧げれば許されるだろう」との神託を受け、娘を海辺の岩に鎖で繋いで怪物に捧げることを選ぶ。
そこへ、メドゥーサを退治した直後のペルセウスが通りかかり、メドゥーサの首でケトゥスを岩に変えてアンドロメダを救う。その後ペルセウスはアンドロメダの元婚約者に襲われるなどしたが、これもメドゥーサの首で乗り越え、彼女を妻として故郷へ戻った。二人の間には多くの子が生まれ、その血筋の中には後の大英雄ヘラクレスも含まれる ―― アンドロメダにとってヘラクレスはひ孫にあたる。
なお「エチオピア(アイティオピアー)」とは「日焼けした者たちの土地」という意味とされ、現在の国家としてのエチオピアと一致するとは限らない、と公式は注記している。母カシオペアは夫ケペウスと並んで星座となったが、ネレイデスの味方であるポセイドンの怒りは未だ収まらず、それゆえに海に潜ることを許されず常に夜空に見えるのだという(スキル『カシオペアの娘』)。
「待っていた少女」―― プロフィール7の内実
FGOがアンドロメダに与えた解釈で最も重要なのは、彼女が受動的な犠牲者ではなかったという点である。公式プロフィールの最終節は、彼女自身の独白として次のように語られる ―― 存在しない神託によって用意した鎖は、自分自身がその場から逃げ出さないためのもの。岩に自らの身体を縛りつけて、待つ。隠し持つのはひどく粗末な武器。殺せればそれでよし。たとえ殺せなくて自分がただ死んでしまっても、そのときは生贄の役目を果たしたということにしてもらえればいいだけだ ―― と。
つまり彼女は自分の意志で怪物を討とうとしていた。だが、いざ怪物が現れたら足が竦み、がくがく震えて武器を取り落とし、涙もぼろぼろ零れて、本当に何もできなかった。そんな自分に驚き、失望した。そのとき空から舞い降りてきたのが ―― 本物の英雄、ペルセウスだった。この「英雄への憧れ」の原体験こそが、サーヴァント・アンドロメダの行動原理を形づくっている。
戦闘スタイルと宝具
スキル『神託鎖ネレイデス:EX』は、彼女を海に突き出た岩に縛りつけた神託の鎖。カシオペアの発言に激怒したネレイデスの怒りを鎮めるためのもので、基本的には常にアンドロメダの身体と共に在る。見た目上消せたとしても本質的には逃れられておらず、公式は「ネレイデスの怒りにより彼女に与えられた不可避の運命、呪いに近いもの」と表現する。本来は「神託の鎖」という意味の名だったが、いつしか周囲がそれ自体をネレイデスと呼ぶようになった。
この鎖は彼女を運命的に岩へ縛りつけるもの ―― 逆に言えば、鎖を引けばその先には必ず岩が繋がっている。すなわち大きな岩がくっついた鎖分銅として振り回すのが、サーヴァントとしての彼女の基本的な戦闘スタイルである。呪いを武器に転用するという発想が彼女の霊基の核心にある。
宝具『彼の海にて眠る鯨竜(アイティオピアー・ケトゥス)』は、この理屈をさらに押し進めたもの。「アンドロメダの神託鎖には岩が繋がっている」「ケトゥスは(メドゥーサの首で)岩となった」という二つの神話的事実を接続し、鎖の先に故郷の海で眠るケトゥスを無理矢理引っ張り上げ、乗り回して突進させる。ケトゥスの正体は明らかになっていないが、鯨に似た水棲の竜種ではないかと考えられている(くじら座になってはいるものの、一般的な鯨の姿ではなく怪物のまま描かれている)。アンドロメダ本人も「ケトゥスは……ケトゥス……だよ?(目そらし)」とよくわかっていない模様である。
FGOでの役割
初登場は「バレンタイン2024 ~チョコレート・リバーのその先に~」。第1節「鎖に繋がれた乙女」でカルデア一行と出会い、「そうだよねー、フツー生贄の乙女って言ったらもっとお淑やかな感じを想像するよね」と自ら軽口を叩く、快活で泳ぎの得意なおてんば王女である。
カルデアが「世界を救うために動いてる、英雄たちが集まってる組織」だと知ると「うーん、いいね。すごくいい! 最っ高!」「英雄がいっぱいいるっていうのが一番グッとくるよね。安心するっていうかさ」と即座に食いつき、協力を申し出る。そして「あたしは……彼(カレ)みたいに誰にも負けない凄い力を持っているわけじゃなくて、多分、なんとか戦えはする、ぐらいのサーヴァントなのかもしれないけど。世界を在るべき姿に戻すとか、困っている誰かを助けるとか、あたしは、そういうことをすべき……ううん、そういうことをしたい、って思ってる。それは絶対ホントだよ」と語る ―― 「すべき」を「したい」に言い直すこの一節が、生贄の役目を引き受けようとした少女が英雄に憧れて自ら動き出す、という彼女の物語を要約している。なお「彼(カレ)」とは夫であるペルセウスを指す。
そのほか「幸福累計都市 ドバイ」「連続活劇神話 ミシシッピ・ミササイザーズ」などにも登場している。
出典: 公式プロフィール(ゲーム内マテリアル、tools/data/pure_nice/405500.json)/シナリオ本文コンコーダンス(バレンタイン2024 ~チョコレート・リバーのその先に~)
2. 別クラス/バリエーション
- 夫: ペルセウス(彼女を救った英雄。プロフィールおよび作中では「彼(カレ)」と呼ばれる)
- 血縁: ヘラクレス(アンドロメダの子孫。彼女にとってはひ孫にあたる)/母カシオペア・父ケペウス
- 因縁: メドゥーサ(その首がケトゥスを岩に変え、彼女を救った)/ポセイドン・ネレイデス(彼女に鎖の運命を課した側)
3. ステータス
- クラス: Rider
- 真名: アンドロメダ
- 性別: 女性
- 出典: ギリシャ神話
- 地域: エチオピア(アイティオピアー)
- 属性: 秩序・善
- 身長/体重: 162cm・51kg
- 設定作成: (設定作成者)
- キャラクターデザイン: lack
- CV: 鈴代紗弓
| パラメータ | ランク |
|---|---|
| 筋力 | B |
| 耐久 | B |
| 敏捷 | B |
| 魔力 | C |
| 幸運 | A |
| 宝具 | C |
4. 宝具
彼の海にて眠る鯨竜 (アイティオピアー・ケトゥス)
- ランク: C
- 種別: 対軍宝具
- レンジ: -
- 最大捕捉: -
敵全体の防御力をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>&強力な攻撃&スキル封印状態を付与(1ターン) + 自身の防御力を大アップ(1ターン)
5. プロフィール
キャラクター詳細
神々の怒りを鎮めるために海の怪物に捧げられ、 そして偶然そこを訪れた大英雄ペルセウスに救われた、 ギリシャ神話にて語られる生贄の乙女。 鎖で海際の岩に縛りつけられた姿が絵画等に描かれることが多い。
ペルセウスに命を救われた後、 アンドロメダは彼の妻となって多くの子を産んだという。その血筋の中にはのちの大英雄ヘラクレスも含まれており、アンドロメダにとってはひ孫にあたる。
プロフィール2
ギリシャ神話にて語られるアンドロメダのエピソードは以下の通りである。
あるときエチオピア(アイティオピアー)のケペウス王の妻カシオペアは、自分の美貌が(文献によっては娘の美貌が)海の乙女たち(ネレイデス)全てに勝ると豪語し、彼女たちの、そしてポセイドンの怒りを買った。 国は高潮と海の怪物ケトゥスに襲われることとなったが、ケペウスは「アンドロメダをケトゥスに捧げれば許されるだろう」との神託を受ける。 彼はアンドロメダを海辺の岩に鎖で繋ぎ、娘を怪物に捧げることを選んだ。 しかしそこを(メドゥーサを退治した後の)ペルセウスが通りかかり、メドゥーサの首で怪物を岩にしてアンドロメダを救う。 そののち、ペルセウスはアンドロメダの元婚約者に襲われるなどしたが、その危機もメドゥーサの首を使って乗り越え、彼はアンドロメダを妻として故郷に戻ったのであった。
プロフィール3
○カシオペアの娘:A アンドロメダはエチオピア(アイティオピアー)の王妃カシオペアの娘である。 彼女が自身の容姿を(一説によれば娘の容姿を)海の女神たち(ネレイデス)より美しいと自慢したのが全ての始まりであった。 カシオペアは夫である王ケペウスと並んで星座となっているが、ネレイデスの味方であるポセイドンの怒りは未だ収まらず、それゆえに海に潜ることを許されず常に夜空に見えるのだという。
プロフィール4
○神託鎖ネレイデス:EX アンドロメダを海に突き出た岩に縛りつけた、 神託によって巻かれることになった鎖。 それはカシオペアの発言に激怒した海の女神たちネレイデスの怒りを収めるためのものであり、 基本的には常にアンドロメダの身体と共に在る。 見た目上消せたとしても、本質的には逃れられていない。ネレイデスの怒りにより彼女に与えられた不可避の運命、呪いに近いものかもしれない。 「ネレイデスの怒りを鎮める生贄のために用意された神託の鎖」という意味のものであるが、いつしか彼女の周囲はそれそのものをネレイデスと呼ぶようになった。
その鎖は彼女を運命的に岩に縛りつけるものであり、 逆に言えば、鎖を引けばその先には必ず岩が繋がっている。 すなわち大きな岩がくっついた鎖分銅のようなものとしてこれを振り回すのが、サーヴァントとしての彼女の基本的な戦闘スタイルである。
プロフィール5
『彼の海にて眠る鯨竜』 ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:300人
アイティオピアー・ケトゥス。 海の乙女たちの怒りを受け、ポセイドンにより遣わされ暴れ回ったと伝えられる海の怪物、ケトゥス。 アンドロメダを喰らうはずであったそれは、通りかかったペルセウスが持っていたメドゥーサの首によって岩と化し、今も故郷のアイティオピアーの海、彼と初めて会ったその海に眠っている。
「アンドロメダの神託鎖には岩が繋がっている」「ケトゥスは岩となった」という神話的事実を繋げ、アンドロメダが無理矢理に鎖の先にケトゥスを引っ張り上げて乗り回し、突進させる宝具。
ケトゥスの正体は明らかになってはいないが、鯨に似た水棲の竜種ではないかと考えられている(くじら座として星座になってはいるものの、一般的な鯨の姿ではなく、怪物のまま描かれている)。 アンドロメダ本人も「ケトゥスは……ケトゥス……だよ?(目そらし)」とよくわかっていない模様。
プロフィール6
存在しない神託によって用意した鎖は、 自分自身がその場から逃げ出さないためのもの。 岩に自らの身体を縛りつけて、待つ。 隠し持つのはひどく粗末な武器。殺せればそれでよし。 たとえ殺せなくて、自分がただ死んでしまっても――― そのときは、生贄の役目を果たしたということに してもらえればいいだけだ。
だけど、いざ怪物が現れたら、足が竦んだ。 がくがく震えて、武器なんて取り落として、涙もぼろぼろ零れて……本当に、何もできなかった。 そんな自分に、びっくりして、失望した。 でも、そのとき、空から舞い降りてきたのが――― 本物の英雄。ペルセウス。
「ペルセウスには感謝しかないよ。 でもね、多分……彼に助けられた瞬間に、『英雄にな りたかったあたし』は死んだんだ」
◆
サーヴァントになってしまった彼女は、自分に戦う力があることに気付き、今度こそ、と思う。 誰かを助けられる英雄になれるかな、と。 その誰かの中には、もちろん、かつて愛した彼のことも含まれている。 英雄ならざる自分には理解できなかった、 ふとしたときに倦んだ気配を滲ませていた気がする彼。
もしあたしが英雄だったら。 英雄という立場で、隣り合えていたのなら。 キミの英雄としての哀しみも分かち合えていたのかな?理解できていたのかな? あの幸せな日々を、もっと良くした形で。 キミの笑顔をさらに多く、哀しい顔をちょっとだけ少なくした形で、共に生きることができたのかな?
―――だから彼女は、今度こそ。 もう半歩ぶんだけ近くで彼を支えられるかもしれない、『英雄』という存在になるために。
太陽のような笑顔で、無闇に元気いっぱいに足を踏み出すのだ。 その身体の震えを、懸命な勇気の下に押し込みながら。
6. 登場作品と役柄
6.1 Fate/Grand Order
(ゲーム内での役割)
7. 人間関係
(他サーヴァントや人物との関わり)
13. リンク
関連ページ
登場する章
- バレンタイン2024 ~チョコレート・リバーのその先に~ — この章で 518 行の発言
- 幸福累計都市 ドバイ — この章で 48 行の発言
関連する概念礼装
- 絆礼装『神託の鎖』 — 本人の絆礼装
- 概念礼装『BFFロックチョコ』 — プロフィールが本人に言及
- 概念礼装『英霊星行:卑弥呼』 — プロフィールが本人に言及
8. 登場シナリオ (自動抽出)
8.1 メインシナリオ
- EX章 屍の帝都
- バレンタイン2024 ~チョコレート・リバーのその先に~
8.3 イベント
- 連続活劇神話 ミシシッピ・ミササイザーズ
- 幸福累計都市 ドバイ
8.4 共演キャラクター (シナリオ共演)
- お姉さん
- アストルフォ
- アナスタシア
- アニング
- アルトリア・ルーラー
- アヴィケブロン
- イリヤ
- イリヤ&クロエ
- エジソン
- エレシュキガル
- オキタ・J・ソウジ
- カイニス
- カズラドロップ
- カルナ
- カロン
- カーリー
- ガウェイン
- ガネーシャ
- ガラテア
- キルケー
- キングプロテア
- クリームヒルト
- クレオパトラ
- クロエ
- コロンブス
- コロンブス(?)×3
- コンたち
- ゴールデンBB
- サロメ
- サンチョ
- (他 92 キャラ)
このセクションはシナリオデータから自動生成されました。