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絆礼装ロア:ライダー

FGOの絆礼装(内部フラグ svtEquipFriendShip)のうち、ライダーのサーヴァントが所有するものを収録する。いずれもサーヴァントとの絆レベルが最大付近に達したときに授与される専用礼装で、そのサーヴァントの内面・出典伝承・作中での立ち位置を語る一次テキストとして扱える。

  • 収録: 49件(本文掲載 40件 / 巻末の簡易一覧 9件)
  • プロフィールは引用ブロック内にゲーム内テキストを改行込みで全文掲載している。\[#漢字:よみ\] のような角括弧はゲーム内のルビ・色指定タグをそのまま残したもの。
  • 「読み取れる設定」は編者による整理。本文から確実に読み取れない解釈には 【推測】 を付す。
  • 一覧・他クラス: 絆礼装ロア 総目次

マリー・アントワネット

所有サーヴァント: マリー・アントワネット

わたしの首飾り(No.204 / ★4)

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

「この首飾りにはね、ちょっとした曰くがあるの。 すこしだけ嫌な目にも遭ってしまったけれど…… それでも、わたしは好きよ。だって、キラキラと輝いて、とても綺麗なんですもの」

(マリー・アントワネット、カルデアにて語る)

読み取れる設定

  • 史実の「首飾り事件」――王妃の名を騙った詐欺により評判を大きく損ねた一件――を下敷きにした台詞。
  • それでも首飾りは好きだと語る心情を描くのみで、新規の設定開示はない。

関連


マルタ

所有サーヴァント: マルタ

彼のくれた杖(No.205 / ★4)

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

……その後、 聖女として定められたマルタが手にするもの。 生前に杖を持つことはあっても、このカタチではなかった。地上を去った『彼』を示す十字架に、彼女は何を想うのか。

読み取れる設定

  • 地上を去った「彼」=キリストを示す十字架を携える、マルタの信仰心を描く。
  • 聖女として定められた後も、生前とは異なる形でキリストとの繋がりを保ち続けているという既存設定の再確認。

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ブーディカ

所有サーヴァント: ブーディカ

勝利の渇き(No.208 / ★4)

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

約束されざる勝利の剣。 『勝利』の名を有しながらも、敗北によって女王ブーディカはその生涯を閉じた。 それでも苦難と理不尽を前に勇気を以て立ち上がり、幾つもの勝利を得た彼女の在り方は、人々の心に今も刻まれている。

読み取れる設定

  • 「勝利」を意味する名を持ちながら、敗北によって生涯を閉じたという史実を踏まえる。
  • それでも幾つもの勝利を掴んだ女王としての在り方を称える構成で、新規設定はない。

関連


フランシス・ドレイク

所有サーヴァント: フランシス・ドレイク

黄金の舵(No.231 / ★4)

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

幸運には恵まれたが、 その幸運とやらの姿を見た事はなし。 見渡すばかりの水平線、太陽、荒波、星と敵。 洒落も浪漫もない日常に、 彼女はついに決意した。

「幸運様もこれじゃあ愛想を尽かすってモンさ!  せめてこれぐらいは感謝の意を示さないとねぇ」

用意したるは黄金の舵輪。 悪魔の船の胸に輝く、一輪の花は咲き誇る。 いつかこの船が、希望の峰に辿り着くその日まで。

「いやあ、こりゃあいい! 実にいい!  海賊らしい悪趣味さですぜ姐御、ギャハハ!」 「よーし樽に入りなボンベ。  海底探検とか大好きだろ?」

読み取れる設定

  • 実際の旗艦「ゴールデン・ハインド号(黄金の雌鹿号)」に由来する黄金の舵輪という設定。
  • 幸運に見放されがちな日常への不満をユーモアで包んだ、海賊としてのキャラクター掘り下げ。

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アン・ボニー&メアリー・リード

所有サーヴァント: アン・ボニー&メアリー・リード

キャリコ・ジャック(No.250 / ★4)

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

男であれ、女であれ、海賊ならその結末は戦死か縛り首か、ロクなものじゃないことは決まってる。 だから彼女と彼女はこれが最後の戦いならばと、死に物狂いで戦った。銃を撃ち、カトラスをブン回し、鬨の声をあげながら、血塗れになりながら、狂戦士の如く奮戦したのだ。 ところが、彼女たちの上司と同僚の自称海賊たちはそうではなかった。彼らは奪うことを楽しんでも、奪われることは覚悟していなかった。 船倉に籠もって、ガタガタ震える彼らは、何だかべそをかいた野良犬のよう。 キャリコ・ジャックの船員で海賊だったのはただ二人、メアリー・リードとアン・ボニーだけだったとさ。

読み取れる設定

  • 船長ら男性乗員が怯んで船倉に隠れるなか、アンとメアリーの二人だけが最後まで死に物狂いで戦ったという史実の逸話をそのまま描く。
  • キャリコ・ジャック号での顛末を、二人の関係性の原点として提示している。

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メドゥーサ

所有サーヴァント: メドゥーサ

カタチのない島(No.254 / ★4)

イラスト: 吟の筆

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

いわれなき迫害の末、姉妹はその島に辿り着いた。

小さな島には荒れ果てた神殿と、 寄せ返す波の音だけ。 豊かな森も、動物たちも、華やかな供物も望めない。

けれど、代わりに静寂だけは十分に満ちていた。 姉妹三人、穏やかに過ごせればいい。 永遠に変わらない姉二人のために生きられるのだから、これ以上の幸福はないと彼女は喜んだ。

それが、いつか失われる夢だとしても。

読み取れる設定

  • 迫害を逃れて辿り着いた孤島で、姉妹と静かに暮らせることを幸福とするメドゥーサの姿を描く。
  • 既存の悲劇的な生い立ちの再確認に留まる。

関連


アレキサンダー

所有サーヴァント: アレキサンダー

賢者の樽(No.255 / ★4)

イラスト: はよせな

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

初陣を終えた頃、ひとりの賢者と出会った。 犬のように暮らし哲学を嘲笑う男であり、 まるで狂えるソクラテスが如き者であるという。 日向に横たわる様子は、確かに犬に似ていた。

自分は告げた。望みがあるなら叶えよう、と。 すると賢者は肩を竦めて一言。

「そこを退け。日陰になってしまう」

……成る程そう来たか。面白い。 このようにして人生を過ごすのも悪くなさそうだが、 自分には些か難しいかもしれない。

読み取れる設定

  • 犬儒派の哲学者ディオゲネスとの邂逅(「日向を塞ぐな、そこを退け」の逸話)を扱う史実エピソード。
  • 他者の生き方や価値観を尊重するイスカンダルの人物像を補強する内容。

関連


牛若丸

所有サーヴァント: 牛若丸

薄緑(No.270 / ★4)

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

大蜘蛛を斬ったという刀で人を斬り捨て、 怪物を退治したという剣で命を奪う。 おおらかな昔話は過去のもので、 私はこの刀を、人の血で汚し続けている。 ほんの少し、祖に申し訳ないという気持ちと。 折角であれば、もっともっと切れ味の良い刀で あって欲しかった。 いやいや贅沢は申しません、私が望むのは、 一振りで百人の首級を頂戴できる程度の魔剣。 何しろほら、一人一人など時間の浪費なので。

読み取れる設定

  • 大蜘蛛退治の伝承を持つ刀「薄緑」で人を斬り続ける自身への複雑な思い、祖への申し訳なさを語る。
  • 刀の伝承と現在の戦いとの落差という、既存のキャラクター性の掘り下げ。

関連


ゲオルギウス

所有サーヴァント: ゲオルギウス

残せるもの(No.273 / ★4)

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

写真が趣味だと彼は言った。 それはさぞ、雄大な景色や想像を絶する世界を 記録するためだと思った。 すると彼は照れ臭そうに笑って、これまでに 撮りためたという写真を見せてくれた。 眠る猫、船、ハロウィンのときの部屋、 それからカルデアの職員たち。 ありふれた風景の、ありふれた人々。 それが、彼がこよなく愛し写真に残した、 ありきたりの美しい世界の一枚だった。

読み取れる設定

  • 写真を趣味とするゲオルギウスが、雄大な景色ではなく眠る猫やカルデア職員といった日常の風景を撮りためているという逸話。
  • 穏やかで慎み深い聖人としての人物像を補強する。

関連


アストルフォ

所有サーヴァント: アストルフォ

この世ならざる幻馬(No.320 / ★4)

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

グリフォンという幻獣が、かつて世界を闊歩していた。 人や馬を常食する、何とも凶暴な獣だったという。 そして、そのグリフォンが雌馬と番うとヒポグリフが 誕生するのだと言われている。 ……餌と番う動物は存在しない。 だから、このヒポグリフは本来有り得ぬ魔獣である ……のだが。 「じゃ、どうしてキミはボクの乗物なのさ?」 「クェー」 (意訳:吾思う故に吾あり。幻想もまた真実) 「分かんないかー、そうだよねー、だよねー。  ボクも分かんないもんねー」 「クァー」 (意訳:おお、世界は幻想に満ちている!) 「大丈夫大丈夫、ボクはキミのこと大好きだからねー! ほらほら、ぎゅーってしてあげるから!」 「グェー」 (意訳:話を聞いて下さい)

読み取れる設定

  • 捕食対象である雌馬と番って生まれるはずのないヒポグリフという、本来存在し得ない幻獣との掛け合い。
  • 「あり得ないことが真実になる」というアストルフォ自身の主題を、愛騎を通して示す構成。

関連


女王メイヴ

所有サーヴァント: 女王メイヴ

聖なる泉(No.336 / ★4)

登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

世界の中心、選ばれた主役、すべての支配者。 ええ、そうよ───私はメイヴ。 コノートの女王メイヴ。

恋人も、戦友も、子供も、王様だって、 すべて私のもの。 誰も彼もが私に惹かれてしまう。 誰も彼もが私を愛し、そして私に奪われる。

愛して、愛して、愛し続けて。 奪って、奪って、奪い続けて。 逆らったって駄目よ。 だって、貴方、私に支配されたいのでしょう?

ならば願いなさい。 聖杯にではなく、我が聖なる泉にこそ縋るがいいわ。 気が向けば───何か、良いことがあるかもね。

読み取れる設定

  • 「すべてを我がものとする」という支配欲と魅了の性質を強調するフレーバー。
  • コノートの女王としての在り方に触れるが、新規の設定的言及はない。

関連


イスカンダル

所有サーヴァント: イスカンダル

ゴルディアスの結び目(No.351 / ★4)

登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

彼方へと向けて馳せるなら、何者にも縛られてはならない。 条理、良識、古き因習の咎め。 それらこそが心を縛る枷。 ならば切り払え。覆せ。 愚行と嘲られた行いも、剣の一閃で偉業へと転じる。 今ここに示す覇道の兆しは、次の世界へ至る道標となろう。

読み取れる設定

  • 『ゴルディアスの結び目』を断ち切る故事になぞらえ、常識や因習を打ち破る覇道の在り方を描く。
  • 既存のイスカンダル像を象徴的な逸話で再提示する内容。

関連


オジマンディアス

所有サーヴァント: オジマンディアス

ラムセウム(No.369 / ★4)

登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

幾らかの例外を除き─── 古代エジプトを統べるファラオたちは死後、 神の座に上ることを考え、死者の書と共に埋葬された。彼らの多くはホルス神の末裔を名乗り、 ホルス神の玉座についた。

しかし、彼こそは 生前に自ら神を名乗った強大なファラオの一人であり、統治33年目の記念式典において 「ラー、神より生まれし者」を名乗った。

彼は新たに建造された国内のあらゆる記念碑を監修し、時には自ら口述してみせた。 のみならず、過去に存在した記念碑や人物像を改変し、古き勲しをも自分のものとした。

治世の後半30年間ほどで、彼はエジプト中に 様式がばらばらになるのを意にも介さず、 数多の神殿を建設させたという。

或いは彼は─── 神の座する世界を現世に引き寄せて、 この世とあの世の同一化を目指したのかもしれない。

読み取れる設定

  • 生前に自ら神(ラー、神より生まれし者)を名乗り、過去の記念碑を自分のものへ改変したという傲慢さを描く。
  • ラムセウムという葬祭殿を軸に、ファラオとしての治世を背景説明する内容。

関連


ケツァル・コアトル

所有サーヴァント: ケツァル・コアトル

ピエドラ・デル・ソル(No.405 / ★4)

登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

中南米神話に於ける死とは、 成長と成熟の行き着く果てでありながら 新たな誕生の先触れでもあるという。 是は、決して生物の在り方のみを指すのではない。 世界の在り方でもあるのだ。 世界では、常に、破壊と創造が繰り返される。

アステカの神々は古き世界の破壊の後に 次なる世界を必ず造り出す。 現在の世界もまた、そういったプロセスを経て 新生した第五の世界であるという。

そして、世界の中心或いは世界そのものとして 生命の隆盛を庇護するものこそが───太陽である。 一説に依れば、 ケツァル・コアトルは第二の世界の太陽であり、 第五の太陽を導いたとされる。

アステカの人々は太陽に世界を見た。 破壊と創造、死と誕生を見た。 過去にはテノチティトランの神殿に在って 現代ではメキシコ・シティにて保管されている “太陽の石”に刻まれた太陽(世界)は五つ。 過去と現在のすべて。

第五の太陽もいつかは消える。 その時、六度目の新たな世界が生まれ出るのか、 それとも……

「───それは、アナタたち次第デース!」

読み取れる設定

  • アステカ神話の『五つの太陽』(世界の破壊と再生の循環)と、太陽の石に刻まれた過去の世界を紹介する。
  • ケツァル・コアトルが第二の太陽であり、第五の太陽を導いたとする伝承が語られる。

関連


イシュタル

所有サーヴァント: イシュタル

女神の優勝カップ(No.651 / ★4)

登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

それは用意されていたものの、気恥ずかしさから お蔵入りした優勝トロフィー。

色々あったけれど、 彼女にとってイシュタルカップは最高のお祭りで、 ちっぽけな人間のマスターの実況は とても楽しいものだった。 その思いは口には出ないものの、 そっと記念品として刻まれた。

軽快に空を駆ける女神とスクーター。 その後部座席には、同じように夏を楽しんだ誰かの姿。

読み取れる設定

  • 気恥ずかしさからお蔵入りしていた優勝トロフィー、という設定の一枚。
  • 過去の「イシュタルカップ」での祭りの記憶を、マスターとの思い出として大切にしている一面が描かれる。

関連


イヴァン雷帝

所有サーヴァント: イヴァン雷帝

イヴァン雷帝の書庫(No.791 / ★4)

登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

古来よりの智慧と、歴史と、そして秘術が集った書庫。 世界からの散逸を防がんとばかりに集められたそれは、 考古学者であれば全財産を、魔術師からすれば生命を 捧げても惜しくはない宝の山だった。

人を救いたい。祈りを捧げたい。 愛と知識に溢れた生活を営みたい。 では、その為に必要な知識を集めよう―――

ツァーリ本人としては、まあ、その程度の動機で あったのだが。 「え、無くなった? あれだけ集めたのにか?  一体、知識人どもは何をしているのか!」

読み取れる設定

  • 人を救いたい、愛と知識に溢れた生活を営みたい、という動機で知識を集めたと語られる。
  • 暴君というイメージとは異なる素朴な人物像が提示され、異聞帯における彼の実像に関わる示唆を含む。

関連


アキレウス

所有サーヴァント: アキレウス

世界を内包せしもの(No.798 / ★4)

イラスト: 上国料晴香 | 登場作品: Apocrypha

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

―――それは、世界を歌う盾。 我が駆け抜けた生を帯びた世界、 我が走り抜けた戦いを抱いた世界、 我が守ろうとした何かを映し出す鏡。

故に、この宝具は一度発動させたのなら、 人も、軍も、城も、神ですらも、 あらゆる攻撃を打ち破るだろう。

なぜなら、この盾は世界そのものであるが故に!

さあ、試してこい“黒”の騎兵。 俺にはもうこの盾は不要でね。 この盾が勝つか、神殺しを担う槍が勝つか――― ……まあいいか、これにて我が師との約定を果たす。

行ってきな!

読み取れる設定

  • 「世界を歌う盾」を「黒」の騎兵に試させ、我が師との約定を果たすと語る場面が描かれる。
  • 【推測】トゥリファス大聖杯戦争終盤におけるアキレウスの退場と、師ケイローンとの絆を示唆していると読める。

関連


坂本龍馬

所有サーヴァント: 坂本龍馬

とある山での出来事(No.811 / ★4)

登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

―――最初は騙して喰らうつもりであった。

その間抜け面をした人間をどう騙し、この忌ま忌ましい鉾を抜かせ、いかに喰らってやろうかと吾は考えていた。だがその人間は訳を聞くわけでもなく、ひょいと鉾をつかむと何のためらいもなく引き抜いた。

吾を封じた忌ま忌ましい奴らに恨みを晴らすためだけに永らえ続けた吾に対して、こともあろうにその人間は「そいつは大変だったろうに」となんでもないことのように言い放ち山を下りて行った。

あまりにその人間がなんでもないことのような顔をしていたので、そういわれてみれば吾はなんでもなかったことのような気がして、あれほど恨みを抱いていた忌ま忌ましい奴らのことをすっかり忘れてしまった。

そんなことを考えていると、どうにもあの人間のなんでもない顔がどうにも吾にはなんでもなく思えてきた。 そういえば喰らうのを忘れていたと思い立ち、吾はその人間を追うことにしたのだ。

そんなとある山での出来事。

読み取れる設定

  • 山中に封じられ恨みを募らせていた何か(「吾」)が、鉾を手にした龍馬の飄々とした態度に絆され、復讐を忘れて付き従うことを選ぶという逸話。
  • 【推測】龍馬の得物である鉾に宿る妖の由来を示唆するが、その正体は明記されていない。

関連


司馬懿〔ライネス〕

所有サーヴァント: 司馬懿〔ライネス〕

エルメロイ・ティータイム(No.1009 / ★4)

イラスト: moryo | 登場作品: 事件簿

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

少し、陰鬱な話をしよう。 ああ、そんなに構えなくてもいい。

前に教えなかったかな? 幼い頃の私が毒殺されかけたって話だよ。 実にキラキラしい菓子と、いい香りのお茶でね。 魅了された私がぱくりとやったが運の尽き。 まるまる一週間、死の境を彷徨ったものさ。

以来、保存食を持ち歩く癖がついたし、 自分で菓子を用意するようになったわけだが、 さて今日の茶会はどうだと思う?

……ん、何、自分には毒はきかないだって? 君、そこは気を利かせろよ! ちょっとぐらい怯えてみせたりするのが、 師匠への思いやりってものだぞ!

まあ、いいさ。 今日はたっぷり時間がある。 とっておきのお菓子とお茶の代わりに、 君の話を聞かせてくれよ。我が弟子。

読み取れる設定

  • 幼少期に毒殺されかけた過去から保存食を持ち歩くようになった、という背景が語られる。
  • 弟子(グレイ)への語りかけを含み、『事件簿』のライネス像を補強するエピソード。

関連


レオナルド・ダ・ヴィンチ

所有サーヴァント: レオナルド・ダ・ヴィンチ

ビューティフル・ジャーニー(No.1081 / ★4)

イラスト: たつよ | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

轍は続く。 車輪は回る。 『万能の人』が目指した地点。 『巨大な馬』が夢見た彼方へ。

私たちの歩みは止まらない。 空はどこまでも高く、世界はどこまでも広がり、 たとえ、世界が白紙になろうとも。

あの地平線の向こうに待つものは何だろう? 待ち焦がれた未来だろうか。 新しい脅威だろうか。 どちらにせよ、期待で胸がワクワクする。 この旅が終わっても、キミたちの冒険は続いていく。 私はそれが何よりも誇らしい。

素晴らしい旅の記憶。 素晴らしい旅の仲間。 素晴らしい我が人生。

―――ああ。何もかも美しい、一枚の絵のように。

読み取れる設定

  • 「万能の人」「巨大な馬」という自身の二つ名を引きつつ、旅がグランドオーダー終幕の後も続くことへの誇りを語る。
  • 人理修復後も走り続ける存在としての自己規定を示す一枚。

関連


バーソロミュー・ロバーツ

所有サーヴァント: バーソロミュー・ロバーツ

パイレーツ・ルール(No.1085 / ★4)

イラスト: 渡辺悟 | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

いいかね? 海賊というのは雑ではやっていけない。 好き勝手に略奪し、好き勝手に酒を飲んで大暴れとか そういう夢物語の海賊は今すぐ捨てたまえ。

大事なのは規律だ、ルールだ、仲間意識だ。 一人は皆のため、皆は一人のため。 海賊だからやっていいことはないが、 海賊だからやっていけないことは山ほどある。

それでも、キミは私の海賊船に乗りたいかね? 乗りたいならば…… ようこそ、バーソロミュー海賊団へ!

キミが海賊として、名を揚げることを心より 願うだろう!

読み取れる設定

  • 規律と仲間意識を重んじる海賊団の掟を語り、加入を望む相手を歓迎する演説形式の一枚。
  • 「海賊の掟(パイレーツ・コード)」を人物造形の中心に据えたフレーバー。

関連


カーミラ

所有サーヴァント: カーミラ

アイアン・メイデン(夏)(No.1099 / ★4)

登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

……夜闇を切り裂く red silhouette…… ……留まることなく dangerous speed……

「この車のことが気になるようね。言ったかもしれない  けれど、これは私の鉄処女が形を変えたものよ。夏で  水着だもの。そういうことだって起こるでしょう?

 ちなみに今はローラと名前をつけているわ。  由来? ふふ……気になるの?  そうね、過去に私を楽しませてくれた子の名前、とい  うところかしら。  とっても可愛く引き攣る顔、上質のオペラのような悲  鳴……  思い出すだけでゾクゾクしてしまうわ。

 ああごめんなさい、嫉妬させるつもりはなかったの  よ。  安心なさい。これからこの車が新しくあなたの名前に  なる可能性だってないわけじゃないわ。  あなたが彼女以上に私を楽しませて―――私のお気に  入りになってくれたらね。

 だから、さあ、あなたの可愛いところを今夜はたっぷ  り見せてもらうわよ。  怖くても瞼を閉じることは許さないわ。しっかりと目  を開いて、私の幻想の速度に酔いしれなさい。  というわけで―――アクセル全開ッ!」

読み取れる設定

  • 愛車「鉄処女」が姿を変えたものとして、「ローラ」と名付けた車について語る。
  • 原典小説『カーミラ』のヒロイン、ローラとの関係を想起させる命名の由来が明かされる。

関連


マンドリカルド

所有サーヴァント: マンドリカルド

戦い終わって、剣は折れて(No.1134 / ★4)

イラスト: 東山雄勢 | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

しかしまた随分とボロボロになっちまったもんだ。 そこらにあった木の枝を適当に加工して、 デュランダルの代わりとばかりに使い込んでさ。

大して思い入れのない武器……いや武器ですらない、 本当にどこにでもある木刀なんすけどね。

こうして壊れた様を見ると、なんかアレだな。 哀しい……そうだな、哀しいな。 ……俺は生前、山のように間違ったよ。乱暴狼藉も 働いたし、非道な行為もあった。

俺みたいなヤツに使われなきゃ、 コイツはこんなところで朽ち果てなかっただろうに。

くそ、なんか泣けてきた。 意志があるはずもない、ただの木刀なのに。

……よくここまで一緒にやってくれたよ、コイツは。 お陰でマスターを守れた。ありがとう。

読み取れる設定

  • デュランダルの代わりに使い込んだ木刀が壊れた様を見て、生前の乱暴狼藉を悔いる。
  • それでもマスターを守れたことに感謝する、という彼の変化を描く一枚。

関連


エウロペ

所有サーヴァント: エウロペ

白き牡牛(No.1135 / ★4)

登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

牡牛?

ええ、あの仔はゼウス様から賜ったの。 とっても愛らしいでしょう? まるでゼウス様そのものであるかのよう。

なあに? ゼウス様を、愛らしい、とお呼びしていいのか?

ああ、そうね…… 確かに、不遜に聞こえてしまうかもしれない。 でもね。 わたくしにとってのゼウス様は、 愛らしく、可愛らしく、素敵な御方なのです。

そのままのお姿でいればいいのに、 わざわざ牡牛の姿をとって現れるだなんて、 まあ、なんと愛らしい御方なのでしょう。 わたくしはあの日、そう感じたの。

ふふ。わからない? あなたにも、いつかわかる日が来るかもしれないわ。 マスター。

読み取れる設定

  • ゼウスが牡牛の姿を取って現れたというギリシャ神話の逸話を扱う。
  • その相手を「愛らしい御方」と慈しみを込めて振り返る語り口が、エウロペの人物像を規定している。

関連


オデュッセウス

所有サーヴァント: オデュッセウス

冒険の象徴(No.1205 / ★4)

登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

アイギスか?

ああ、俺は生前からアイギスを所有していたとも。 女神アテナからの寵愛深く、それが故に、神鋼の鎧は常に俺の冒険と共にあった。こいつのお陰で幾度命を拾ったのか、最早数えきれん。

トロイアとの戦いの頃にも身に着けていたぞ。 顔色のまるで分からぬ鋼の仮面、敵兵からはさぞ恐ろしい司令官に見えていただろうよ。今だから言えるが、多少ソレを狙ったところもある。はは。

かの『イリアス』には――― そう、アイギスについて書かれてはいない。『オデュッセイア』にも載っていないんじゃないか? 然もありなん。 女神アテナはあれで相当の照れ屋だからな。 神器アイギスを賜わすまでに自分が一人間の男に肩入れしたなどと、後世に残したくなかったんだろう。 ……。 ……。 ところで、女神アテナはカルデアには…… 現界していない、よな。

ともかく、俺は常にアイギスと共にあった。 ただし――― それはあくまで波瀾万丈の日々に於いてのみ、だ。 冒険なき平穏の暮らしの中で、我が相棒たるアイギス一式は丁寧に磨かれ、絨毯の上に飾ってあったとさ。 誰が磨いたか? それはまあ、俺だったり、 愛しのペーネロペーだったりさ!

読み取れる設定

  • アイギスが『イリアス』にも『オデュッセイア』にも記されていないのは、アテナが一人の人間の男に肩入れした事実を後世に残したくなかったからだ、という解釈が提示される。
  • 末尾の「女神アテナはカルデアには現界していない、よな」というわざとらしい確認は、将来の召喚可能性を示唆するメタ的な伏線と読める。
  • 剣・盾・鎧の素材としてアダマス(神鋼)が共有されるという、ギリシャ神話系サーヴァント横断のロアにも接続する。

関連


ネモ

所有サーヴァント: ネモ

彷徨える神秘の島にて(No.1312 / ★4)

イラスト: たつよ | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

これは新しいノーチラスの試運転が終わった後、 キミに撮ってもらったもの。

艦は戦うに足る目的を手に入れて、 船員たちは念願の冒険に恵まれて、 船長はひとりのマスターと知り合った。

創作小説の登場人物と、 神話のかたすみにいただけの海神の仔。 その二つから生まれたものは英霊ではなく幻霊で、 ほんとうのはなし、 キャプテンを務める自信も、世界を救う熱意も、 そんなにありはしなかった。

でも航海はしたかった。 胸を熱くする冒険がしたかった。 偏屈で、謎めいて、おっかなくて、 それでいて信念のひとに憧れたのは 読者だけじゃないってコト。

そんな半端な幻霊が『その気』になったのは、 自分より半端で、頼りなくて、 誰かが面倒をみないとやっていけない主人公を 見つけたからだ。

冒険は万人に等しく試練と成長を与える。 その事を、僕たちはこの召喚で実感した。

艦は戦うに足る目的を手に入れて、 船員たちは念願の冒険に恵まれて、 船長はひとりのマスターと知り合った。

これは、その時の記念写真。 いまも僕の胸に残る、輝かしい出港の思い出。 この記憶があるかぎり。 キャプテン・ネモは、その最期まで、 キミの旅を護り続ける。

読み取れる設定

  • ネモが『英霊ではなく幻霊』であると明言される、極めて具体的な世界観設定。
  • 創作小説(ジュール・ヴェルヌ『海底二万里』)の登場人物と、神話の隅にいただけの海神の仔という二つの出自から生まれた存在だと説明される。
  • 幻霊という分類の由来を直接語る、絆礼装の中でも設定的価値の高い一枚。

関連


ハベトロット

所有サーヴァント: ハベトロット

2千4百年後の約束(No.1464 / ★4)

イラスト: 山猫 | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

それはある妖精の物語。

「用意はとっくに出来ているよ。  すぐに寸法を測ろうか」

ながーい修行と、ながーいながーい眠りのあと。 待ち続けた花嫁と再会した妖精は 目に涙が溢れないよう、懸命にお芝居ひとつ。

「鉄の鎧を着込むのはここまでさ。  ボクに、とっておきのドレスを用意させておくれ」

なにより幸福な未来のため。 なにより大切な思い出のため。 この日のために磨いてきた、 自慢の腕を見せるのです。

そうして、妖精にとって一番の、 素敵な時間が終わりました。 出来上がったドレスを着た花嫁の姿は、 何度も夢見た仕上がりでした。

星をまぶしたよう、と花嫁は喜び、 妖精に感謝しました。 その一言で、妖精の旅は無事、 おわりを迎えたのです。

ところで。

「―――うん、おはようマシュ。  良かった。  そう言ってもらえて、ボクはとても嬉しいよ」

彼女が氷の棺で眠りにつくのはこの後だけど。 目覚めの言葉はいちばんに、 誰よりも早く、想いを伝えたかったのさ。

読み取れる設定

  • 長い修行と眠りの果てに花嫁と再会し、ドレスを仕立てるという妖精の寓話がまず語られる。
  • それが実際にはマシュへの目覚めの言葉であったと明かされる二段構えの構成。
  • 長命と花嫁の伝承という妖精としての来歴と、マシュへの深い友愛が同時に描かれる。

関連


カイニス

所有サーヴァント: カイニス

大海蛇(No.1481 / ★4)

イラスト: Zap.(LASENGLE) | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

オレの乗騎?

ああ、大海蛇(シーサーペント)な。 水竜でも何でも好きに呼んどきゃいいさ。

オレにはとんと覚えがねえから、 またぞろポセイドンのクソ海野郎の仕業だろうよ。 ま、この霊基に紐付いちまってンだろうなァ。

大海蛇はな、竜種なんだぜ。 すげーだろ。 細かく言うと竜種のそのまた亜種だったか? 魔術師連中に言わせりゃ幻想種の一匹ってあたりだ。 ホームズやエルメロイⅡ世あたりは確か、 「ネッシーの元ネタ」とか言ってたっけな。 オレも昔にゃ、地中海で一匹ばかし殴り合って……

ん? 宝具の大海蛇はもしかしたらソイツなんじゃ、って?

……ハハ! そりゃいいや。おもしれえ。 いっちょ、本人に訊いてみるとするか!

読み取れる設定

  • 宝具である大海蛇について、ポセイドンの仕業で紐付けられた竜種の亜種(幻想種)らしいと語られる。
  • ホームズとロード・エルメロイⅡ世が「ネッシーの元ネタでは」と推測しているという言及があり、幻想種設定とネス湖の怪物伝説を結ぶトリビア的内容。

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エリザベート・バートリー〔シンデレラ〕

所有サーヴァント: エリザベート・バートリー〔シンデレラ〕

休むことなきガラスの靴(No.1494 / ★4)

イラスト: たつよ

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

きらきら輝くガラスの靴も、 勇ましくひた走るカボチャの馬車も、 飛ぶこともできない、ただの箒も、 今は全てひとやすみ、ひとやすみ。

シンデレラだって、いつもいつもガラスの靴って 訳じゃないの。これは本気の、勝負どころでないと、 履いちゃダメってことね。

私(アタシ)の勝負どころはいつ? それはもちろん、唄う日だから……。 つまり、ほとんど毎日ってことね!

よーし、休んでいるところ悪いけれど、 ガラスの靴、装備! カボチャ馬車、用意! さあ、今日も明日も張り切って唄うわよーーー!

読み取れる設定

  • シンデレラのガラスの靴を「本番用」と位置づけ、日々「唄う」ことこそ自分の勝負どころだと語る。
  • アイドルとしての自己規定を強調するのみで、新規設定はない。

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太公望

所有サーヴァント: 太公望

打神鞭(No.1517 / ★4)

イラスト: サクマミツロ | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

―――宝具、宝貝『打神鞭』。

かつて封神の使命を受けた折、 太公望が賜った概念武装の一種である。 その名の通り、神打ちのめす鞭であり、 尋常ならざる超常の存在、特に寿命による終わりを 持たないモノに対して無類の威力を誇る。

「相手を選ばない武器ですよ。  これで頭蓋を砕くと、大概の敵は死にます」

当然である。 不死の特性を持たないならば、 頭蓋を砕かれると大概の生き物は死ぬ。

ここで言う鞭とは、紐や縄としてのそれではなく、 打撃用の棒状の武器を示す。 太公望としては、刃の武器より馴染むのだとか。

「ほら、釣り竿っぽい……  とは流石に言いませんけど、刃よりはね。  ぱっと見も武器っぽくなくて優美ですし。  何て言うのかなァ、そうだな―――野蛮さがない!」

成る程。 ところで、この鞭の使い方は?

「主に敵の頭蓋を砕きます」

野蛮とは。 優美とは。

読み取れる設定

  • 宝具『打神鞭』が封神の使命に際して賜った概念武装であり、不死の存在に無類の威力を発揮するという設定を改めて説明する。
  • 既存の宝具設定の補強であり、新規性は低い。

関連


ドブルイニャ・ニキチッチ

所有サーヴァント: ドブルイニャ・ニキチッチ

ズメイ・ゴルィニシチェ(No.1518 / ★4)

イラスト: 壬生田晃宏

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

三頭竜ズメイ・ゴルィニシチェ。 うん。 強いぞ。

ドブルイニャ・ニキチッチの伝説の中でも、 最も有名なものがこの竜を退治したモノかもしれない。 つまり、オレのほうが強いぞ。

ん? 奥さんを放っておいたまま遠征やら旅やらに 出ていたブィリーナのほうが有名かもしれない、 だと? そ、そんなことは…… ない…… と言いたいところだが…… うーむ。

奥さんがどう思ったか? ん、そうだな。 そりゃあ愛しの旦那が戻って来ないのは困ったぞ。 なにせ便りのひとつもないんだから。

当世だったら離婚されちゃうかもしれない? それは―――

「ちょっといいか」

お。どうしたズメイ。 おまえは昔からよく喋る竜だなあ。

「なんでオレの話しないで夫婦の話してるの」

はっはっは! そういえばそうだな! でもまあ、細かいことはいいっこなしだぞ!

読み取れる設定

  • スラヴの英雄叙事詩ブィリーナに伝わる三頭竜ズメイ・ゴルィニシチェ退治の逸話と、妻を置いて遠征に出ていたという伝承を扱う。
  • 当のズメイ本人との喜劇的な掛け合いという形式で、既存神話を再話している。

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コンスタンティノス11世

所有サーヴァント: コンスタンティノス11世

何もかも消えてなくなって(No.1602 / ★4)

イラスト: yume32ki

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

喧嘩に負けてもいい、決闘に負けてもいいだろう。 でも、国同士の戦争に負けるというのは大抵がこれだ。 消える人々の命、引き摺られていく奴隷。 皆が築き上げたもの、過ごしてきた人生を 無意味なものと位置づけられ、そして消えていく。

もう少し、もう少しだけ違う道はなかったか。 そんな無意味なことを、考えてしまう。 確かに君はいる。 だが……君が残ったところで意味はない。 もう、守るはずのものが消えてなくなったのだから。

我が誇り高き城壁、不敗の三重防壁よ。 泣くな。泣くのは守るべき民にのみ許される権利。 怒れ。修羅のように羅刹のように、怒れ。 それが私と君に許された権利である。

読み取れる設定

  • 「不敗の三重防壁」への呼びかけから、コンスタンティノープル陥落という史実上の敗北へと繋がる構成。
  • 守るべきものが既に失われていることへの悲哀が、彼の歴史的な最期を色濃く反映している。

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曲亭馬琴

所有サーヴァント: 曲亭馬琴

南総里見八犬伝(No.1624 / ★4)

イラスト: 東山雄勢

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

読本『南総里見八犬伝』。 九輯(しゅう)、全九十八巻、百六冊。 刊行期間は二十八年にもわたる、 戯作者・曲亭馬琴の半生を費やした大作。 江戸の当時から歌舞伎や浄瑠璃としても上演され、 現代に至るまで幅広いジャンルの作品に影響を与えた。

奉公先より出奔した若き馬琴の詠んだ句、 「木がらしに 思ひたちけり 神の旅」。 神無月に出雲へ集う神々に自身をなぞらえたような 尊大な句だが『八犬伝』こそ馬琴の旅そのものだった。

読み取れる設定

  • 二十八年をかけた大作『南総里見八犬伝』の概要と、若き日に奉公先を出奔した際に詠んだ句を紹介する。
  • その作品こそが馬琴自身の旅そのものだった、と結ぶ史実準拠の生涯紹介。

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黄飛虎

所有サーヴァント: 黄飛虎

金眼神鶯(No.1714 / ★4)

登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

北海で手に入れたという、 尋常ならざる鶯。 その詳細は不明ながら、正体を現した妲己の顔を傷つけ追い払うほどの力を持っている。 普段は赤い鳥籠に入れられていたが、サーヴァントとして現界した黄飛虎の一部となった今では、そのたくましい肩の上で自由を満喫していることが多い。

セミラミスや水着のカーマなどと一緒に任務に出た際は鳩やオウムたちと鳥語でよくお喋りをしている姿が見られる。

なお動物会話の心得がある者にどんなことを話しているのか戯れに聞いてみたところ、「知らないほうがいい」とそっと目を逸らされた。

読み取れる設定

  • 北海で得た神鶯が、正体を現した妲己の顔を傷つけて追い払うほどの力を持つという『封神演義』由来のエピソード。
  • セミラミスや水着カーマと任務に出た際の鳥語での会話、という小ネタも併記される。

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鈴鹿御前〔サマバケ〕

所有サーヴァント: 鈴鹿御前〔サマバケ〕

夏を駆ける(No.1904 / ★4)

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

夕焼けに夏が溶けていく。 そうはさせじと一筋の轍を引いて、 沈みゆく太陽を追いかけた。

「ほら。  こうすればいつまでも今日(なつ)が続くっしょ!」

そしてとっぷり日が暮れて。 顔を見合わせ、そりゃそうだと笑い合う。 大事なのはこういう事だ。

そう。いつか夏は終わる。だからこそ全力で。 終わらせないためでなく、終わるために。 そんな当たり前の事を再確認して、 アクセル全開、波を切る。

「全部やりきった? 後悔ゼロ?  いーじゃんいーじゃん、マジ羨ましいし!  そういう夏の積み重ねこそが  セーシュンをきらきら彩ってくってカンジ!

 やりたい事が多くて全部は無理だった?  全力だったんでしょ? なら問題なし。  そんな想い出こそが、  かけがえのない夏の宝物じゃん! かしこまり?」

          ◆

雨が止み、桜舞い散る月の庭にて鈴鹿は想う。 『終わらせないためでなく、終わるために。』 それこそが生きるという事なのだと。 彼女は認め、その愛しい手をとった。

だから今を駆けるのだ。

読み取れる設定

  • 「終わらせないためでなく、終わるために」全力で今を駆ける、という生き方の哲学を語る。
  • 夏の終わりを惜しむのではなく全うすることを是とする、前向きな死生観を掘り下げる一枚。

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武田晴信

所有サーヴァント: 武田晴信

武田の誇り(No.1946 / ★4)

イラスト: 東山雄勢

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

―――俺が武田だ。

強き家に生まれ、強き男たらんと己を鍛え、強き武田の大将となった、それが俺だ。

戦国最強を誇る騎馬軍団、懐刀たる隻眼の軍師、そして我が弟。その全てがあの女……、女か本当に。いやそも人かあれは? そいつの前に今、崩れ去ってゆく。

ひとつ、啄木鳥が策を見抜き。 ふたつ、夜陰に乗じ山を下り。 みっつ、霧の陰に軍を配し。 よっつ、兵貴神速の車懸り。 いつつ、鶴の双翼食い破る。 むっつ、股肱之臣の命を屠り。 ななつ、首へと迫る白の煌めき。

これほどに打ち破られ、これほどに打ちのめされた。 我が生涯最大の危機に、命を分けたは一扇の軍配、 代々の武田の男が背負い受け継いできた覚悟。

俺が重荷と思い、煩わしくさえ感じていた武田の血が最後の最後で俺を支えた。

人は好きと嫌いにかかわらず、その身に責を背負わなければならない時が必ず来る。 それがおまえに訪れるというのなら、俺を支えたあいつらのように、俺がおまえを支えよう。

それこそが武田の、いや……、

―――俺の誇りだ。

読み取れる設定

  • 隻眼の軍師(山本勘助を想起させる)と弟(武田信繁)を喪いながら、代々の武田家が受け継ぐ軍配によって命を繋いだ危機が描かれる。
  • 【推測】『啄木鳥の戦法』を見破られ窮地に陥る描写は、川中島における上杉謙信(本文では「女」と表現される)との一騎討ちの逸話を色濃く反映していると読める。

関連


ネモ〔サンタ〕

所有サーヴァント: ネモ〔サンタ〕

2023年のホーリーラン(No.1955 / ★4)

イラスト: たつよ | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

ひょんなことからNYで1年間ほど暮らす事になった。 海外赴任、というヤツだ。いつか気ままな世界旅行をしたくていくつも外国語を学んできた甲斐があった。 念願の就職。 念願の海外。 念願のひとり暮らし。 そして、念願の平和。

日々はめまぐるしく過ぎていき、1年はあっという間に終わろうとしていた。 NY、クリスマス、夜明け前。 仕事が溜まっていた訳でもないのに、その日は不思議と眠れなかった。 まわりの高層ビル群に比べれば低いものの、借りている部屋の階層はそれなりに高い。 コーヒーを片手に、噛みしめるような気持ちで、眼下の明かりを眺める。

街の営みを見ているとそれだけで嬉しくなる。 自分の人生はいたって平凡な、特徴のないものだ。 学校を卒業し、海運会社に勤め、今ここにいる。 人に自慢できる体験もないし、 不思議なものに出会った事も、 「あ、いや。一度だけ、サンタクロースに出会った事は  あったっけ」 あの日もこんな、 ひとりで過ごしていた静かな夜だった。 たしか2017年の冬の事だ。

コーヒーを淹れ直すため机から離れる。 カタン。 背後で小さな物音がした気がしたが、気にせず台所に向かい、新しいカップを出して、コーヒーとココアを淹れて部屋に戻る。

「なんだ。驚かせたつもりだったのに。あいかわらず落  ち着いているんだね」

まあね、と笑ってマグカップを手渡す。 なにしろクリスマスだ。サンタクロースと再会するくらい、不思議じゃないさ。

読み取れる設定

  • ニューヨークで海外赴任生活を送る人物が、2017年冬に一度だけサンタクロース(ネモ)と出会った記憶を持ち、クリスマスの夜に再会するという回想。
  • 【推測】2017年はFGOで最初のクリスマスイベントが行われた年であり、シリーズの継続性を意識したメタ的な仕掛けとも読める。

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アンドロメダ

所有サーヴァント: アンドロメダ

神託の鎖(No.1985 / ★4)

イラスト: yume32ki | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

人はそれを当然だと思った。 神を怒らせたのだから。 誰かが愚かさと傲慢の報いを受けなくてはならないのだ、と。 それがどれだけ微力なる懇願であっても、できることはそれしかないのだ、と。

故にこそ、彼女の身体に鎖が巻かれた理由に、誰も疑問を抱くことなく。 王女は常に、その鎖と共に在るものとなった。

―――その鎖が持つ本当の意味を。 本当の輝きを、知るものは少ない。

それを真の意味で目にしたのは、王女本人と、 きっと、彼女を助けた大英雄だけ。

彼は多くの者を助けたのだろう。 多くの女も助けたに違いない。 それでも彼は迷いなく彼女を自分の妻にした。 その理由は―――何だったのか。

彼女はその鎖と共に、英雄という輝きと出会った。 では英雄は、その鎖と共に、いかなる輝きと出会ったのか。

その二つの答えは、神託の鎖だけが知る。

読み取れる設定

  • アンドロメダの身を縛った鎖と、彼女を救い妻とした「大英雄」との逸話を描く。
  • 【推測】本文では伏せられているが、ギリシャ神話上その大英雄はペルセウスを指すと読める。
  • 既存神話の再確認であり、新規の世界観開示ではない。

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ネモ/ノア

所有サーヴァント: ネモ/ノア

地に満ちよ(No.2441 / ★4)

イラスト: 都筑禰己 | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

妻よ、息子よ、その妻たちよ この新しき朝を見よ 水は去り、大地が息づいている。 私たちと動物たちの足音が 静寂を破る最初の音となった。

このオリーブの若枝は あの鳩が持ち帰った希望。 根を求め、今、我が掌の上で震えている。 この土に植えよう 子らの子らが憩う木陰となるまで。

セムよ、ハムよ、ヤペテよ 見なさい、この丘の斜面を。 ここに葡萄を植えよう。 甘い実りは喜びの酒となり 祝祭の日を彩るだろう。

あの谷間には アカシアの森を育てよう。 黄金の花房は 神への感謝を香らせ 聖なる契約を思い起こさせるだろう。

妻の瞳に映りし未来。 まだ見ぬ孫たちの笑い声が この大地に響く日が来る。 小さな手が土を掘り 種を蒔く姿を夢見る。

失われし世界への哀しみを 新しき世界への希望に変え、共に歩もう。 オリーブの平和、葡萄の豊かさ、 そしてアカシアの聖なる薫りと共に。 虹よ、神の約束よ 我らは人の約束を、この大地に刻み込もう。

読み取れる設定

  • 大洪水の後、ノアが妻と三子(セム・ハム・ヤペテ)に語りかけるという創世記の再話。
  • 鳩とオリーブ、葡萄、アカシア、虹の契約といった聖書のモチーフを丁寧になぞる構成で、題名は「産めよ、増えよ、地に満ちよ」に由来する。
  • 絆対象が「ネモ/ノア」名義であること自体が、ネモとノアを繋ぐFGO独自の霊基設定を示している。

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ヒッポリュテ

所有サーヴァント: ヒッポリュテ(キャラクター記事は未作成)

月とラブリュス(No.2605 / ★4)

イラスト: 都筑禰己 | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

戦神たるアレスの象徴としての斧が、女神アルテミスの象徴たる月の光でその刃を輝かせる。 古代ギリシャ語ではペレキュス、後にローマや英語圏においてラブリュスと呼ばれる形状の両刃斧は、クレタ島のミノア文明の中で時に象徴的な役割を担っていたと言われ、古代ギリシャの一部地域において貨幣の模様として使われる程であったと言われているが―――アマゾネスの女王たるヒッポリュテもまた両刃斧を用いていたという伝承が、紀元2世紀頃のローマの書物において語られている。

ヘラクレスは戦いに敗れたヒッポリュテの斧を剥奪し、自らと縁のある女王オムパレーに贈り、その斧は長く女王を守護したと同じ書に記されていた。 何故、ヘラクレスがその両刃斧を持ち出したのか、そして何故オムパレーに贈ったのか。その理由は狂戦士ならざる状態の大英雄でもなければ解らぬ事であろう。

だが、その話を聞いたヒッポリュテは静かに微笑む。

「何故、あの斧が然様な旅路を経たのかは問うまい。  重要なのは結果だ。遠き地であろうと、誰かを護り  続けたというのであればそれでよい」

「灼熱の輝きではなく、暗闇を淡く照らす月明かりの  輝きと共に、あの斧は振るわれるべきだからな」

「だからこそ、私はマスターの下でこの斧を振るえる  事が嬉しいのだ。カルデアにアルテミス様がいるから  というわけではないぞ? 君の歩みこそが、暗き夜を  歩む人々を安堵させる月明かりだと、他ならぬ私が  信じているからだ」

読み取れる設定

  • 両刃斧『ラブリュス』の来歴――アレスやアルテミスの象徴であり、クレタ島ミノア文明と関わりが深いこと――が語られる。
  • ヒッポリュテがそれを振るったという紀元2世紀頃のローマの伝承と、ヘラクレスが斧を奪いオンパレーへ贈ったという逸話も併記される。
  • 彼女の武装の神話的背景を深く掘り下げる内容。

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掲載を簡易化した礼装

以下は注釈段階で「設定的な重要度: なし(significance = none)」と判定されたもの。日常的なやり取り・ギャグ・既出情報の反復が中心で、新規のロアを含まないため一覧のみに留める。

No.礼装名所有サーヴァント
236ラムレイ二号アルトリア・ペンドラゴン〔サンタオルタ〕
238在りし日の栄光エドワード・ティーチ
371ゴールデンベアー号坂田金時
383プリドゥエンモードレッド
589ニーニャ号クリストファー・コロンブス
656選定のモップアルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕
921素晴らしき飼葉桶赤兎馬
1294カルデア夏の推薦図書紫式部
2415素敵な贈り物(サメ)クリームヒルト