黒姫
1. 概要
黒姫は、信濃地方(現在の長野県北部)に伝わる民話「黒姫物語」の登場人物。信濃の高梨家に生まれた容姿端麗の武家の娘と、それを見初めた蛇――という要素を中心に据えた物語であるが、その展開には多くのバージョンが存在する。追い払われた蛇の怒りによって天変地異が引き起こされる点は共通しつつも、その後は「黒姫が蛇を倒すために宝剣を携えて旅に出た」「神仏が蛇を懲らしめてくれた」「蛇の愛を受け入れて嫁いだ」など、結末はバリエーションに富む。北信の黒姫山は彼女の名に由来するとされる。
サーヴァントの黒姫が、そのうちどの物語を背景に生まれた黒姫であるかは――今のところ定かではない。公式プロフィールが示す通り、彼女は「それらの物語の可能性が全て重なり合った存在」であり、すなわち「蛇を殺すもの」であると同時に「蛇を愛するもの」でもある。彼女本人もそのような存在であることを認識しており、基本的には善良な姫であるため「悪い蛇は殺し、良い蛇は愛する」ということになるのだが……「必ずそうなる」とは言えないのも、また、愛なのかもしれない。実在の人物である可能性は否定できないが、「物語の登場人物」としての側面が濃いため、副属性は「地」となっている。
代表的な一つのバージョンでは、夜な夜な怪しげな青年の訪問を受けた黒姫のもとで、父親が代々伝わる宝剣で一撃を加えると青年は逃げ、以来、街には暴風と水の害が発生する。青年の正体が竜蛇であると知った黒姫は民に迷惑はかけられぬと城を出て、「どこに向かうべきかお教えください」と神に念じながら自らの髪を切って川に流した。すると髪は川上に向かって流れ、彼女を導く。その先で出会った白髪の翁に宝剣と髪を求められた黒姫は迷うことなくそれを与え、翁がそれらを池に投げ込むと竜蛇は飲み込んで死に、池は赤く染まった。山から巻き起こった暴風と氷雷の中に黒姫の姿は消え、以来その山は黒姫山と呼ばれるようになった――というものである。
宝具『黒姫物語・髪流(くろひめものがたり・かみながし)』は、霊的な力を具えた髪を一気に切断し、その力で高梨家の宝剣をブーストする対人宝具。髪と共に流された宝剣は刃の切れ味を強化されたうえで、「在るべき場所に必ず向かう」という因果に根ざしたホーミング的機能を発揮する。牛若丸の遮那王流離譚と同型の"エピソード宝具"であり、伝承のバリエーションに対応して『黒姫物語・六地獄焦熱』『黒姫物語・岩倉池の蛇』なども存在するという。スキルは『山神の加護:B』『霊妙なる御髪:A』『黄金律(蛇&体):B』で、いずれも〔蛇・竜〕特性への特効・支援に強く寄っている。
初登場は期間限定イベント「蛇竜這行大地ランドサーペント」。全1809発言という圧倒的な分量で物語の主役を務める。第2節「黒き姫の来たる町」で町に現れ、第6節「黒姫伝説」で自らの伝承を語り、第16節「蛇と姫、愛と憎」では「私は、見ようとはしていませんでした。怖くて、目を逸らしておりました……」と自身の二面性から目を背けてきたことを認める。そして第20節「貪るもの」では「約定を破り捨てた高梨の娘、黒姫が今――― その血より冷たき刃にて、非道に報いを与えます!」と蛇王ザッハーク/邪竜アジ・ダハーカに対峙した。バレンタインシナリオでは「女の髪には邪を祓う力がある」と語り、蛇を愛する者としての一面も見せている。
出典: 公式プロフィール(ゲーム内マテリアル『黒姫』/tools/data/pure_nice/106200.json)、ゲーム内シナリオ(「蛇竜這行大地ランドサーペント」ほか/tools/data/concordance/lines.jsonl)
2. 別クラス/バリエーション
(関連するサーヴァントへのリンク)
3. ステータス
- クラス: Saber
- 真名: 黒姫
- 性別: 女性
- 出典: 黒姫物語
- 地域: 日本
- 属性: 秩序・善
- 身長/体重: 157cm・45kg
- 設定作成: (設定作成者)
- キャラクターデザイン: マシマサキ
- CV: 黒木ほの香
| パラメータ | ランク |
|---|---|
| 筋力 | C |
| 耐久 | C |
| 敏捷 | B |
| 魔力 | A |
| 幸運 | C |
| 宝具 | B |
4. 宝具
黒姫物語・髪流 (くろひめものがたり・かみながし)
- ランク: B
- 種別: 対人宝具
- レンジ: -
- 最大捕捉: -
自身に必中状態を付与(1ターン)&防御無視状態を付与(1ターン) + 敵単体に超強力な〔蛇・竜〕特攻攻撃<オーバーチャージで特攻威力アップ>&Arts攻撃耐性をダウン(3ターン)
5. プロフィール
キャラクター詳細
信濃地方に伝わる民話、「黒姫物語」の登場人物。 容姿端麗が音に聞こえた黒姫という武家の娘と、それを見初めた蛇、という要素が中心の物語であるが、話の展開には多くのバージョンが存在する。
追い払われた蛇の怒りによって天変地異が引き起こされることが多いが、その後の流れを例にしても「黒姫が蛇を倒すために宝剣を携えて旅に出た」「神仏が蛇を懲らしめてくれた」「蛇の愛を受け入れて嫁いだ」…… など、バリエーションに富んでいる。
ここにいるサーヴァントとしての黒姫が、どのような 物語を背景に生まれた黒姫であるかは――― 今のところは、定かではない。
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以下は「黒姫物語」の一つのバージョンのあらすじである。
信濃の高梨家に黒姫という美しい姫がいた。 あるころから、彼女は夜な夜な怪しげな青年の訪問を受け始める。 人ならざるものであろうと考えた父親が彼を待ち伏せ、代々伝わる宝剣で一撃を加えると青年は逃げ、 以来、街には暴風と水の害が発生するようになった。 青年の正体は竜蛇であり、それが街を滅ぼそうとしているのだと知った黒姫は、民に迷惑はかけられぬと城を出ることを決意する。 父親から宝剣を与えられた黒姫は城を出て、「どこに向かうべきかお教えください」と神に念じながら自らの髪を切って川に流した。 すると不思議なことに髪は川上に向かって流れ、 彼女はそちらに向かうことにする。 その先で出会った白髪の翁に「岩倉池の竜蛇がこの山に移り住もうとしている。退治するにはあなたのその宝剣が必要だ。与えてくれたならば山はあなたにあげましょう」と語られる。 黒姫は迷うことなく宝剣と自分の髪を翁に与えた。 翁がそれらを近くの池に投げ込むと、たちまち竜蛇がそれを飲み込んだ様子で池は赤く染まり、山から暴風と氷雷が巻き起こった。 その中に黒姫の姿は消え、以来、その山は黒姫山と呼ばれるようになったのである―――
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○山神の加護:B あるバージョンの伝承では、怒った蛇が大水を用いて街を飲み込もうとしたが、土地の山神(地獄谷の主)が焦熱にてその水のほとんどを蒸発させて護ったとされる。 また髪と剣で蛇を退治した場合も、白髪の翁の導きがあったとされる。 それも人ならざるものであった可能性は高い。 詳細は定かではないが、黒姫が何らかの神仏の加護を受けているのは確かである。
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○霊妙なる御髪:A 民たちを救うべく城を出たのち、黒姫は切った髪を川に流すことで向かうべき場所を知った。 さらに出会った翁に渡したのも宝剣と髪であり、それらが蛇の撃退に結びついた。 古来より女性の髪には霊的な力が宿るとされているが、特に黒姫の髪には特徴的な力があると考えられる。 その髪は魔術的な干渉があれば(場合により、なくとも)様々な霊寵をもたらす可能性があり――― そして純粋に、美しい。
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『黒姫物語・髪流』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1人
くろひめものがたり・かみながし。 霊的な力を具えた髪を一気に切断し、その力を以て高梨家に伝わる宝剣の力をブーストする宝具。 「蛇を倒す旅に出た際、『進む道をお教えください』と 神仏に祈りながら髪を切って川に流したところ、不思 議なことに髪が川を遡り、行く先を教えた」 「池に髪と剣を投げ込むと蛇がそれを飲み込んで死ん だ」という伝承に由来する性質を持つ。 つまり髪と共に流された宝剣は、その刃の切れ味を強化されたうえで、「在るべき場所に必ず向かう」という因果に根ざしたホーミング的機能を発揮するようになる。
伝承強度的に比べるべくもないが、牛若丸の遮那王流離譚と似たタイプのエピソード宝具であり、 『黒姫物語・六地獄焦熱』 『黒姫物語・岩倉池の蛇』 なども存在する。
プロフィール6
「黒姫物語」のいくつかのパターンをさらに語る。
求婚を無下にされた蛇が怒り、支配している水を全て街に流して水没させてしまおうとしたところ、高梨家に縁のあった地獄谷の山神が地獄にその水を引き込み、熱でほとんどを蒸発させてしまったという話。
あるいはその水に流されてしまった黒姫が夢枕で父親に宝剣を求め、彼がそれを与えると、黒姫はその剣で蛇を殺し、その血が川になったという話。
求婚してきた竜に対し、黒姫の父親が「自分が城の周りを馬で二十一周する。それについてこられたら娘をやろう」と条件を出したが、父親は刀を地面から生やした罠ゾーンを用意しており、そこに竜を通らせて傷だらけにした挙げ句、竜が走りきったにもかかわらず約束を反故にする。 怒った竜が雷雲と水を溢れさせて城下を水没させようとするが、姫が懇願しながら手鏡を空に向かって投げると雲が晴れて竜との目通りが叶い、そのまま怒りを鎮める条件として竜のもとに嫁いで去っていった……という話。
―――サーヴァントとしての黒姫は、それらの物語の可能性が全て重なり合った存在である。 すなわち彼女は「蛇を殺すもの」であると同時に「蛇を愛するもの」でもある。
彼女本人も自分がそのような存在であることを認識している。基本的には善良な姫であるため、悪い蛇は殺し、良い蛇は愛する、ということになるのであるが…… 「必ずそうなる」とは言えないのも、また、愛なのかもしれない。
6. 登場作品と役柄
6.1 Fate/Grand Order
(ゲーム内での役割)
7. 人間関係
(他サーヴァントや人物との関わり)
13. リンク
関連ページ
登場する章
- 蛇竜這行大地ランドサーペント — この章で 1809 行の発言
関連する概念礼装
- 絆礼装『高梨の宝刀』 — 本人の絆礼装
- 概念礼装『おさるさんチョコ』 — プロフィールが本人に言及
8. 登場シナリオ (自動抽出)
8.1 メインシナリオ
- EX章 屍の帝都
8.3 イベント
- 蛇竜這行大地ランドサーペント
8.4 共演キャラクター (シナリオ共演)
- おみぃさん
- がっしりした蛇竜人
- アスクレピオス
- アストルフォ
- アニング
- アンドロメダ
- イリヤ
- イリヤ&クロエ
- エリザベート
- カズラドロップ
- ガラテア
- キザな蛇竜人
- キルケー
- キングプロテア
- クロエ
- コンたち
- ゴールデンBB
- サロメ
- サンチョ
- ザッハーク
- シェヘラザード
- シバの女王
- シャルルマーニュ
- シリウス
- スーパーバニヤン
- ゼノビア
- ダンテ
- ダ・ヴィンチ
- チビドラゴン
- チビーネ
- (他 59 キャラ)
このセクションはシナリオデータから自動生成されました。