伊吹童子
1. 概要
伊吹童子は、近江伊吹山麓における**「酒呑童子」の別名である。公式プロフィールは「天然自然に有り得ざる生誕、すなわち鬼子として生を受けた伊吹童子は、山中にて成長し、やがて恐るべき超常の力を得た。大江山に移ると、都に下りては殺戮と強奪を愉しむ大怪異『酒呑童子』となったという―――」と記す。すなわち彼女は反英雄「酒呑童子」の別側面であると同時に、独立した神霊でもある。その出自は日本神話最大の災害竜八岐大蛇**の子であり、スキル『蛇神の神核:A』の解説では「伝承では人との混血であるため、神核を持ち得るのは難しいはずだが……八岐大蛇の子である伊吹童子は、例外的に本スキルを高ランクで有する。もしも鬼として零落したならば、本スキルは失われ、低ランクの神性スキルとして置き換わるだろう」と説明される。神と鬼の境界そのものが彼女の設定になっている。
本来の伊吹童子は「神/カミ」としての性質が濃く、自然(世界)の一部であるという自意識が強い。原始的な欲求に沿って行動し、人間やその文化・文明と馴れ合う気がまるでない。刺激しなければ無害だが、ひとたび欲求に身を浸せば容赦がなく、「ある意味では酒呑童子よりも危険であるとも言える」。ひとたび興味を抱いた対象には強く執着し、大抵はその長い指先を伸ばして触れ、粉々に破壊する──あるいは穢れをもたらして死へと導いてしまう。スキル『ケガレの指先:A』は「純粋性の喪失、名誉の欠落、そして死。伊吹童子の指先が触れたものは不浄であり、神前や人の前に在ることを許されない」という、神としての不可侵性を体現したものである。「地獄界曼荼羅 平安京」における彼女はこの本来の姿に近く、「余こそは、八岐がうち一箇の分け御霊なる。山より降り来たりて災うモノ」「空にするように我を仰げ。地にするように我に口付けるがいい」と、荒ぶる神そのものの言葉を吐く。
ところが──公式プロフィールは大真面目にこう続ける。「以上が本来の伊吹童子の性質ではあるが、カルデアに現界した伊吹童子は何やら様子が違う。すっかり 現代に かぶれているのである」。その言動は「現代社会に馴染んで過ごす英霊/神霊のお姉さん」のそれであり、マスターを含む他者に対して誘惑や挑発すら行う。どこかで現代社会を学んだか、同じように現代社会に馴染んだ英霊と出会い、その記録をカルデア式召喚の特殊性をいいことに無理矢理持ち越してきたのではないか──と英霊シャーロック・ホームズは推察しているが、事実かどうかは分からない、とされる。宝具の真名解放など本気を出せば「神/カミ」としての振る舞いに戻るが、普段は気楽に「ヘビお姉さん」としての自分を愉しんでいる。幼体形態(第一段階の霊基)ではその両者が混ざった言動を見せ、本人が「脱皮したら危ない」と語っているのは恐らく「神/カミとしての伊吹」のことだろう、と補足されている。
宝具『神剣・草那芸之大刀(しんけん・くさなぎのたち)』は、父たる八岐大蛇が身の裡に有していた神剣を操るもの。記紀のスサノオ神話において、高天原を追放された素戔嗚尊が出雲で奇稲田姫を救うために八岐大蛇を打ち倒し、その尾から得た一振り──後に熱田神宮に奉納され三種の神器のひとつとなった草薙剣(天叢雲剣、都牟刈の太刀)である。真名解放の一斬は「八つの谷と峯を切り拓き、八つの大河を新たに生み出す程に恐るべきもの」だが、伊吹童子曰くこれは神剣のほんの僅かな輝きを一時のみ借り受けたものにすぎず、真価はこの程度ではすまないという。
マスターへの態度についても、本来の彼女は「自分を召喚したマスターをさほど特別視しない。人間を総体として認識しすぎているのかもしれない」とされ、「もしも興味を抱かれたならば、喜ぶ前に警戒すべきだ」と警告される。カルデアの彼女は誰に対しても親しげに振る舞うが、それは裏を返せば個別認識されていないということでもあり、きちんと個別認識されるにはそれなりの関係を結ぶ必要がある。また坂田金時とは「過去に足柄山で会っていた」模様で、人の仔とも鬼の仔ともつかない怪童だった彼と相撲をして大勝ちしたのだという。その後、伊吹童子は死んだのではなく、生きながらにして別の存在=大怪異「酒呑童子」としての精神と形態へ変化した。それぞれの証言を繋げたところ、伊吹童子と酒呑童子は一定あるいは不定の期間ごとに「今は我(あたし)の番」「次はうちの番」と互いに入れ替わりながら存在していたようだ、と結ばれている。
FGOでの初登場は**「非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ」**で、カルデア側の主要サーヴァントとして全編にわたり活躍する。以降も「北極魔園観光アークティック・サマーワールド」(「大焔炎伊吹童子」としても登場)、「カルデア・サマーアドベンチャー!」、「盛夏堪能王国 Uオルガマリーアイランド」(「伊吹姉さん」名義)など出番が多く、面倒見のよい「お姉さん」としてカルデアの面々に絡み続けている。
出典: 公式プロフィール(ゲーム内マテリアル/pure_nice 104600)、ゲーム内シナリオ(非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ/北極魔園観光アークティック・サマーワールド/地獄界曼荼羅 平安京/カルデア・サマーアドベンチャー!/盛夏堪能王国 Uオルガマリーアイランド/幕間の物語「我が身、憶えはなかれども…」/バレンタインシナリオ「純米大吟醸いぶき」「デビルズフードケーキ」)、『酒呑童子絵巻』『御伽草子』、記紀神話
2. 別クラス/バリエーション
3. ステータス
- クラス: Saber
- 真名: 伊吹童子
- 性別: 女性
- 出典: 「酒呑童子絵巻」、御伽草子など
- 地域: 日本
- 属性: 混沌・善
- 身長/体重: 第一段階:133cm(全長200cm)・??kg
- 設定作成: (設定作成者)
- キャラクターデザイン: 本庄雷太
- CV: 悠木碧
| パラメータ | ランク |
|---|---|
| 筋力 | A+ |
| 耐久 | C |
| 敏捷 | C |
| 魔力 | EX |
| 幸運 | D |
| 宝具 | A+ |
4. 宝具
神剣・草那芸之大刀 (しんけん・くさなぎのたち)
- ランク: A+
- 種別: 対軍/対城宝具
- レンジ: -
- 最大捕捉: -
自身に無敵貫通状態を付与(1ターン) + 敵全体に強力な防御力無視攻撃&Buster攻撃耐性をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>
5. プロフィール
キャラクター詳細
伊吹童子。 近江伊吹山麓に於ける「酒呑童子」の別名である。 天然自然に有り得ざる生誕、すなわち鬼子として生を受けた伊吹童子は、山中にて成長し、やがて恐るべき超常の力を得た。
大江山に移ると、都に下りては殺戮と強奪を愉しむ 大怪異「酒呑童子」となったという―――
プロフィール2
「神/カミ」としての性質が濃く、自然(世界)の一部であるという自意識が強い。 原始的な欲求に沿って行動する。 人間やその文化・文明と馴れ合う気がまるでない。 酒精の深みを知らず、人命の美味を知らず、刹那の狂気に耽る享楽を知らずにいるかのような顔をしているが……。 ひとたび欲求に身を浸せば、まるで容赦がない。 刺激しなければ無害だが、ある意味では酒呑童子よりも危険であるとも言える。
ひとたび興味を抱いた対象に強く執着する。 興味の対象が存在し続ける限り、ずっと見つめていることもしばしば。 大抵は、その長い指先を伸ばして、触れて、粉々に破壊してしまう―――或いは、穢れをもたらして死へと導いてしまうのだが。
自身の別側面である鬼種については特に興味を抱きやすい。当然、自身と同様の存在(龍神の子)に対しても目を輝かせるだろう。
◆
……以上が本来の伊吹童子の性質ではあるが、 カルデアに現界した伊吹童子は何やら様子が違う。
すっかり 現代に かぶれているのである。
プロフィール3
根が神であるがゆえ、人間と完全に同じ目線に立つことはできないまでも、その言動は「現代社会に馴染んで過ごす英霊/神霊のお姉さん」のそれである。 人間がどういったものであるかも相当に学習した素振りがある。
マスターを含め、他者に対して誘惑や挑発まで行ったりもする。 どうやら何処かで現代社会を学んだか、同じように現代社会に馴染んだ英霊と出会い、その記録をカルデア式召喚の特殊性をいいことに無理矢理に持ち越してきたのではないか、と英霊シャーロック・ホームズは推察を述べているが、事実かどうかは分からない。
宝具の真名解放等、本気を出すと、生来の性質である「神/カミ」としての振る舞いに戻るようではあるが、普段は気楽に「ヘビお姉さん」としての自分を愉しんでいるようである。
◆
なお、幼体形態時(第一段階の霊基)には、 「ヘビお姉さんの伊吹」と「神/カミとしての伊吹」の両者が混ざったような言動を見せる。 本人が「脱皮したら危ない」と語っているのは、 恐らく「神/カミとしての伊吹」のことだろう。
プロフィール4
○蛇神の神核:A 神性スキルを含む複合スキル。 伝承では人との混血であるため、神核を持ち得るのは難しいはずだが…… 八岐大蛇の子である伊吹童子は、例外的に本スキルを高ランクで有する。 もしも鬼として零落したならば、本スキルは失われ、低ランクの神性スキルとして置き換わるだろう。
○八脈怒濤:B 八岐大蛇が有する神としての側面のひとつ、洪水神としての性質が受け継がれたもの。 強烈な攻撃性を伴った不変の肉体があらゆるものを破壊する。
○ケガレの指先:A 純粋性の喪失、名誉の欠落、そして死。 伊吹童子の指先が触れたものは不浄であり、神前や人の前に在ることを許されない。 攻撃系スキルとして分類されるが、死霊、魔獣、零落した神々などを対象とした非戦闘時の会話に際してもプラス効果を得る。
プロフィール5
『神剣・草那芸之大刀』 ランク:A+ 種別:対軍/対城宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:500人
しんけん・くさなぎのたち。 記紀のスサノオ神話に曰く、高天原を追放された素戔嗚尊は出雲の国に降り、生贄である奇稲田姫(くしなだひめ)を救い、巨大な怪物を退治したという。 この怪物こそ八岐大蛇、 八頭八尾を有した赤眼の怪――― 八つの谷と峯にわたる超大さを誇る、巨大な蛇。 日本最大の災害竜であった。
素戔嗚尊はこの大蛇(竜)を打ち倒し、その尾から一振りの神剣を得た。 剣の名は草那芸之大刀。 別名を草薙剣、天叢雲剣、都牟刈の太刀。 のちに熱田神宮に奉納され、三種の神器のひとつとして定められたという。
伊吹童子は、父たる八岐大蛇が身の裡に有していたこの神剣を宝具として操る。 真名解放の一斬たるや、八つの谷と峯を切り拓き、八つの大河を新たに生み出す程に恐るべきものである……が。伊吹童子曰く、これは神剣のほんの僅かな輝きを一時のみ借り受けたもの。真価はこの程度ではすまない、とのこと。
プロフィール6
本来の伊吹童子は、 自分を召喚したマスターをさほど特別視しない。 人間を総体として認識しすぎているのかもしれない。 個別認識ができるようになれば、振る舞いも徐々に 変わってくるだろう。
もしも興味を抱かれたならば、喜ぶ前に警戒すべきだ。 彼女の指先は神のソレであり、防毒の魔術や対毒スキル といえど防ぎ切れるものではない。
なのだが…… カルデアに現界した彼女は、マスターに対して親しげに振る舞っている。 厳密には、誰に対しても親しげに振る舞うのである。 彼女がマスターをきちんと個別認識するには、 それなりの関係を結ぶ必要があるだろう。 その意味では、やはり、本来の伊吹童子の性質が大元にあると見るべきか。
◆
坂田金時とは「過去に足柄山で会っていた」模様。 人の仔とも鬼の仔ともつかない怪童として 足柄を彷徨っていた彼に出会い、 なんと相撲をして大勝ちしたのだとか。
その後、伊吹童子は消えることになる。 死した訳ではなく、 生きながらにして別の存在、側面へと変化したのだ。 すなわち大怪異「酒呑童子」としての精神と形態へ。
それぞれの証言を繋げたところ、 伊吹童子と酒呑童子は、一定或いは不定の期間ごとに、 互いに入れ替わりながら存在していたようでもある。 「今は我(あたし)の番」 「次はうちの番」 という次第で―――
6. 登場作品と役柄
6.1 Fate/Grand Order
(ゲーム内での役割)
7. 人間関係
(他サーヴァントや人物との関わり)
13. リンク
関連ページ
登場する章
- 北極魔園観光アークティック・サマーワールド — この章で 1588 行の発言
- 非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ — この章で 1081 行の発言
- 幕間の物語 — この章で 222 行の発言
- カルデア・サマーアドベンチャー! ~夢追う少年と夢見る少女~ — この章で 190 行の発言
- 地獄界曼荼羅 平安京 — この章で 62 行の発言
関連する概念礼装
- 絆礼装『神剣』 — 本人の絆礼装
- 概念礼装『サマーパワー・ポンポン』 — プロフィールが本人に言及
- 概念礼装『純米大吟醸いぶき』 — プロフィールが本人に言及
8. 登場シナリオ (自動抽出)
8.1 メインシナリオ
- 第二部六章 アヴァロン・ル・フェ
- EX章 屍の帝都
- 秋葉原塔イベント
- 風雲からくりイリヤ城 ~果心居士のささやかな野望~
- アフタータイム・バレンタイン2026 ~お母さんチョコの謎~
8.2 幕間の物語
- 幕間の物語に登場
8.3 イベント
- カルデア・サマーアドベンチャー! ~夢追う少年と夢見る少女~
- 非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ
- 北極魔園観光アークティック・サマーワールド
- 永久常夏祭壇 ルルハワ ver.2.0
8.4 共演キャラクター (シナリオ共演)
- ちょっかいかけたのを怒っている二人
- ればのん
- アスクレピオス
- アストルフォ
- アニマルたち
- アニング
- アネト号
- アルテラ
- アルトリア・キャスター
- アンドロメダ
- アーサー
- アーラシュ
- イアソン
- イリヤ
- イリヤ&クロエ
- イルス
- エウロペ
- エジソン
- エリっさ
- エリセ
- エルン
- オキタ・J・ソウジ
- オジマンディアス
- オルガマリー
- オルトリンデ
- カイニス
- カエサル
- カズラドロップ
- カリギュラ
- カルデアスタッフ
- (他 194 キャラ)
このセクションはシナリオデータから自動生成されました。