メインコンテンツまでスキップ

リリス

1. 概要

「夜の魔女」リリス

リリスとはメソポタミアにおける古い悪霊の名。夢魔や悪霊の母であり、同時に赤子や母親に死をもたらす存在として怖れられた。「嵐のような唐突さで彼女は人に死をもたらし、笑い、囁く」――「夜の慟哭を聞いたのでしょう。だから死んだのです。死とは常に理不尽なものなのだから」。異名は夜の魔女

公式プロフィール6が伝承の経緯を丁寧に整理している。旧約聖書「イザヤ書」34章14節に「夜の魔女リリスは荒廃したエドムに身を安らげる場所を見つけた」という記述があり、夜に出没する不吉な存在である。以降も死海文書やタルムードに少ないながら言及があり、後世のユダヤ教伝承の中で徐々に定着していった。

さらに「創世記」1章と2章でアダムの妻イヴに関する記述が微妙に異なることから、後世の律法学者たちはこの矛盾を解消する解釈として**「アダムには前妻リリスがいた」と考えた。そこにメソポタミア神話の夜の女悪霊「リリートゥ」**の伝承が取り入れられ、一人目の妻の座に収まったのである。

この物語の集大成が、8〜11世紀頃に成立したとされる**『ベン・シラのアルファベット』である。作中でリリスはアダムと対立し、ついに彼のもとから飛び去る。三人の天使が取りなしたものの意志は固く、「彼女の子である悪霊(リリン)が100人死ぬだろう」という神からのメッセージに対しては、逆にこれから生まれゆく人類の赤子を殺すと脅迫で返した。赤子に病と死をもたらす悪霊リリスは、男児なら8日、女児なら20日のあいだ赤子を支配する権能――すなわち生殺与奪の権を握るとされる。最終的にリリスは、三人の天使の名(セノイ、サンセノイ、セマンゲロフ)やその姿を護符に見たならば自分の力を赤子に及ぼさない、と同意した。かくして彼女は人間の赤子を殺し、己の子すらも殺す死の母(デス・マザー)**として君臨した。

性格

「冷徹にして陽気」という相反する性格を併せ持つ、生真面目なサーヴァント。第一・第二再臨のリリスは極めて享楽的な態度を取るが、その奥には常に相手を見定めようとする観察眼が光っている――根っからのフィールドワーカーである。紛れもない反英雄であり、カルデアへの召喚に対しても内心では反発している(それを表沙汰にするつもりはないが)。「総体としての人類はまあまあ好みだが、個人としての人間を忌み嫌うことがある」。一人称は「アテシ」。

スキルは『輝く夜のように:EX』(荒野を彷徨って男を誘い、赤子を喰らう。夜に響く叫びで人々は恐怖に震え上がった)、『踊る翼のように:A』(リリスは梟の化身であるという説は古くから提唱されている。嵐の悪霊という側面から自在に空を飛ぶ黒翼を持つ)、『醜い恋のように:C+』(『ベン・シラのアルファベット』でアダムの前妻として登場する彼女にとって、愛も恋も理解できないもの。故にそれを醜いと断ずる他ない)。

宝具

  • 『虚妄は闇の娘』(イシャー・ラーアー)(対人宝具・B++):ヘブライ語で「邪悪な女」の意。因果律を歪め、対象を闇に貶める。善は悪へ、秩序は混沌へ――同時にそれら(秩序・善)への特攻性を有する攻撃でもある。ケイオスタイドにも似たその『泥』は、触れればあらゆるバッドステータスが付与される。
  • 『悍ましきは愛し子たちよ』(フォア・リリン)(対軍宝具・EX):魔力で生成したリリンを弾丸、己を砲身として撃ち出す最悪宝具。善性への特攻を持つ。ゲーム中では基本的に使用されない。
  • 『彷徨える儚き祈りを君へ』(フォア・キリエライト)(対?宝具・EX):本来は存在しない、改竄によって生まれた第三の宝具。カテゴリ上は対人宝具だが実質的には対マシュ宝具。改竄前と異なり自分自身を弾丸とする。「マシュへのささやかな祈り。あるいは心臓に撃ち出す氷の弾丸。二人が相互理解することはない。すれ違い続けることも確定している。どれほど願っても、私はきっと貴女を憎むでしょう。貴女が、私を憎むのと同じように。そんなマシュ・キリエライトへの贈り物」。

マシュ・キリエライトの対極として

公式プロフィール7は、FGOにおけるリリスを**「マシュ・キリエライトの対極に位置するサーヴァント」**と明確に定義する。彼女はマシュの純粋さを否定し、憎み、裁定する。無垢であり続けることは罪なのだとマシュに突きつけ、その罪を清算したくば死んでも戦えと脅す。

ただし彼女はマシュの罪を弾劾するが、人格を否定することはない。だから会話は基本的に通じるし、何なら笑うこともある。それでも根幹の部分では絶対に相容れない、という覚悟をしている。「翼はあるが飛べないリリスと、翼はないがどこまでも飛ぶ自由を持つマシュ」――二人が理解し合うことも、友愛の感情を持つことも決してない。そもそもリリスとは人を殺す怪物を起源とする。どれほど「愛している」と言っても、誰かを愛することはできないし、愛されることもない。……恐らくは。

奏章Ⅳでの役割

**奏章Ⅳ「人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス」**が初登場。地獄と煉獄を巡る旅の同行者として振る舞い、おにぎりを握り(「おむすびに牛乳は合わないな……。やっぱお茶だよお茶」)、カドックの救済を茶化して祈り、アショカ王の管理する『天秤証書』のルールを説明するなど、飄々とした案内役を務める。

その裏で一貫してマシュを見据えている。「100人いれば100人の天秤があり、その天秤は何を乗せても不安定に揺れ動く。それは―――本当に、醜い。醜くて、憎い」「どんなに機能不全を起こしていても、あの盾を使っている限り、無垢である証左(しょうさ)になる」と語り、「よかったね、キリエライト。お前の力はみんなが認めてくれている」と、褒め言葉の形をした刃を向ける。「地獄へようこそ、マシュ・キリエライト」の章では「アテシも不思議なんだけど、アテシを殺そうとはしないんだね」と、自分を憎み切れないマシュを訝しむ。そして「訣別の時」における**「第二宝具改竄開始。」**の一言が、『彷徨える儚き祈りを君へ』誕生の瞬間である。

バレンタインシナリオ「イノセント・ダーク」では初めてチョコを作り、「アテシには意外と菓子作りの才能があるんではなかろうか……フフフ」と得意げになった直後、マシュの作った圧倒的な菓子を目撃して「盾を捨ててボウルでも持つの? それとも盾をボウル代わりにするの?」「……ゴメン。なんか動揺してるわ……」と崩れる、彼女の人間くさい一面がある。

出典: 公式プロフィール(ゲーム内マテリアル、pure_nice ID 705100)/シナリオ本文「奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス」/バレンタインシナリオ「イノセント・ダーク」

2. 別クラス/バリエーション

対になる存在: マシュ・キリエライト

3. ステータス

  • クラス: Berserker
  • 真名: リリス
  • 性別: 女性
  • 出典: 古代メソポタミア神話
  • 地域: 中東及びヨーロッパ全域
  • 属性: 混沌・悪
  • 身長/体重: 159cm・45kg
  • 設定作成: (設定作成者)
  • キャラクターデザイン: nipi
  • CV: 諸星すみれ
パラメータランク
筋力D+
耐久B+
敏捷B
魔力A+
幸運B
宝具EX

4. 宝具

虚妄は闇の娘 (イシャー・ラーアー)

  • ランク: B++
  • 種別: 対人宝具
  • レンジ: -
  • 最大捕捉: -

自身に〔秩序〕特攻状態を付与(1ターン)&〔善〕特攻状態を付与(1ターン) + 敵単体に超強力な〔魅了〕状態特攻攻撃<オーバーチャージで特攻威力アップ>&毒状態を付与(3ターン)&呪い状態を付与(3ターン)&防御力をダウン(3ターン)&〔混沌〕特性を付与(3ターン)&〔悪〕特性を付与(3ターン)

5. プロフィール

キャラクター詳細

リリスとはメソポタミアにおける古い悪霊の名。 夢魔や悪霊の母であり、同時に赤子や母親に死を もたらす存在として怖れられた。

嵐のような唐突さで彼女は人に死をもたらし、 笑い、囁く。

「夜の慟哭を聞いたのでしょう。  だから死んだのです。  死とは常に理不尽なものなのだから」

夜の魔女、の異名を持つ。

プロフィール2

○性格 冷徹にして陽気。相反するような性格を持つ、 生真面目なサーヴァント。 第一及び第二再臨状態のリリスは、 極めて享楽的な態度を取る。

だが、その享楽的な態度の奥には、常に相手を 見定めよう、という観察眼が光っている。 根っからのフィールドワーカー。

紛れもない反英雄であり、カルデア召喚に 対しても内心では反発している―――それを、 表沙汰にするつもりはないが。

総体としての人類はまあまあ好みだが、 個人としての人間を忌み嫌うことがある。

プロフィール3

○輝く夜のように:EX リリスは夜の魔女の異名を持つ。 荒野を彷徨って男を誘い、赤子を喰らう。 夜に響く彼女の叫びで、人々は恐怖に震え上がった。

○踊る翼のように:A リリスは梟(フクロウ)の化身である、という説は 古くから提唱されている。 嵐の悪霊という側面も持つ彼女は、 自在に空を飛ぶ黒翼を持つ。

○醜い恋のように:C+ リリスを語る上で避けて通れない、 中世の文書『ベン・シラのアルファベット』 (著者不明)において、 彼女はアダムの前妻として登場する。 彼女にとって愛も恋も理解できないもの。 故にそれを醜いと断ずる他ない。

プロフィール4

『虚妄は闇の娘』 ランク:B++ 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人

イシャー・ラーアー。 ヘブライ語では『הער השיא』。 (訳すと「邪悪な女」) 因果律を歪め、対象を闇に貶める。 善は悪へ、秩序は混沌へ。 同時にそれら(秩序・善)への特効性を有する攻撃。 ケイオスタイドにも似たその『泥』は、 触れればあらゆるバッドステータスが付与される。

『悍ましきは愛し子たちよ』 ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:50 最大捕捉:99人

フォア・リリン。 魔力で生成したリリンを弾丸、 己を砲身として撃ち出す最悪宝具。 第一宝具『虚妄は闇の娘』と同じく、 善性への特攻を持つ。 『FGO』では基本的に使用されない。

『■■える■き■りを■■』 ランク:EX 種別:対?宝具 レンジ:一定条件で無限 最大捕捉:1人

■■■・■■■■■■。 詳細不明。本来は存在しない宝具。

プロフィール5

『虚妄は闇の娘』 ランク:B++ 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人

イシャー・ラーアー。 ヘブライ語では『הער השיא』。 (訳すと「邪悪な女」) 因果律を歪め、対象を闇に貶める。 善は悪へ、秩序は混沌へ。 同時にそれら(秩序・善)への特効性を有する攻撃。 ケイオスタイドにも似たその『泥』は、 触れればあらゆるバッドステータスが付与される。

『悍ましきは愛し子たちよ』 ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:50 最大捕捉:99人

フォア・リリン。 魔力で生成したリリンを弾丸、 己を砲身として撃ち出す最悪宝具。 第一宝具『虚妄は闇の娘』と同じく、 善性への特攻を持つ。 『FGO』では基本的に使用されない。

『彷徨える儚き祈りを君へ』 ランク:EX 種別:対?宝具 レンジ:一定条件で無限 最大捕捉:1人

フォア・キリエライト。 カテゴリ上は対人宝具であるが、 実質的には対マシュ宝具と考えて良い。 改竄前と異なり、自分自身を弾丸とする。 マシュへのささやかな祈り。 あるいは心臓に撃ち出す氷の弾丸。 二人が相互理解することはない。 すれ違い続けることも確定している。 どれほど願っても、私はきっと貴女を憎むでしょう。 貴女が、私を憎むのと同じように。 そんなマシュ・キリエライトへの贈り物。

プロフィール6

■史上の人物像 旧約聖書「イザヤ書」34章14節において、 「夜の魔女リリスは荒廃したエドムに  身を安らげる場所を見つけた」 と記述されている箇所があり、 夜に出没する不吉な存在として描かれている。

以降も死海文書やタルムードなどに少ないながらも 彼女への言及が見られ、後世のユダヤ教伝承の中で 徐々にその土地の伝承に定着していった。

「創世記」においてアダムの妻イヴに関する記述 (創世記1章と2章)が微妙に異なることから、 後世の律法学者たちはこの矛盾を解消する解釈として、 「アダムには前妻リリスがいた」と考えた。 メソポタミア神話に登場する夜の女悪霊 「リリートゥ」の伝承が取り入れられ、 これが一人目の妻の座に収まったのだ。

そんなアダムとリリスの物語の集大成が、 8~11世紀頃に成立したとされる 文学作品『ベン・シラのアルファベット』である。 その作中においてリリスはアダムと対立し、 ついには彼の下から飛び去ってしまう。 三人の天使が取りなしたものの、リリスの意志は固く、 彼女の子である悪霊(リリン)が100人死ぬだろう、 という神からのメッセージに対しても、逆にこれから 生まれゆく人類の赤子を殺すと脅迫で返した。

赤子に病と死をもたらす悪霊リリスは、男ならば8日、女なら20日の間、 赤子を支配する権能があるとされる――― 即ち、生殺与奪の権を握っているのだ。

帰還を懇願する天使たちに対して、リリスは 三人の天使の名前(セノイ、サンセノイ、 セマンゲロフ)やその姿を護符に見たならば、 自分の力を赤子に及ぼさないことに同意した。

かくしてリリスは人間の赤子を殺し、 己の子すらも殺す、言うなれば 死の母(デス・マザー)として君臨したのである。

プロフィール7

■『FGO』における人物像 マシュ・キリエライトの対極に位置するサーヴァント。 彼女の純粋さを否定し、憎み、裁定する。 無垢であり続けることは、罪なのだと マシュ・キリエライトに突きつける。 その罪を清算したくば、死んでも戦えとも脅す。

マシュの罪を弾劾するが、 マシュ・キリエライトの人格を否定することはない。 なので会話は基本的に通じるし、 何なら笑うこともある。 が、根幹の部分では絶対に相容れないだろうな、 という覚悟をしている。

翼はあるが飛べないリリスと、 翼はないがどこまでも飛ぶ自由を持つマシュ。

二人が理解し合うことも、 友愛の感情を持つことも決してない。

そも、リリスとは人を殺す怪物を起源とする。 どれほど「愛している」と言っても、 誰かを愛することはできないし、 愛されることもないのだ。……恐らくは。

6. 登場作品と役柄

6.1 Fate/Grand Order

(ゲーム内での役割)

7. 人間関係

(他サーヴァントや人物との関わり)

13. リンク

関連ページ

登場する章

関連する設定概念

  • ルーラー — このページに本人の発話引用が 6 件
  • シールダー — このページに本人の発話引用が 5 件

関連する概念礼装

8. 登場シナリオ (自動抽出)

8.1 メインシナリオ

  • EX章 永遠氷上島國

8.4 共演キャラクター (シナリオ共演)

  • Dr.ロマン
  • アイリーン
  • アイン
  • アショカ王
  • アスクレピオス
  • アストライア
  • アナスタシア
  • オデュッセウス
  • カエサル
  • カドック
  • カドック(?)
  • カレン
  • ギャラハッド
  • クレオパトラ
  • ジャンヌ
  • スタッフ(?)
  • スタルジオ
  • スタルジオ&セリエナ
  • セリエナ
  • ダンテ
  • ダ・ヴィンチ
  • ツヴァイ
  • テペウ
  • ドライ
  • ナウクラテー
  • ハベトロット
  • バスの運転手
  • バーソロミュー
  • マシュ
  • マルタ
  • (他 15 キャラ)

このセクションはシナリオデータから自動生成されました。