シールダー
この用語は何か
シールダーとは、**盾による防御に特化したエクストラクラス**であり、通常の聖杯戦争の七つの枠には存在しない。作中でこのクラスを名乗るのはマシュ・キリエライトただ一人で、他のサーヴァントからも、そんなクラスは見たことがない・なかなか無いと言われる希少枠である。
このクラスが成立している根拠は、彼女がデミ・サーヴァントとして円卓の騎士[[ギャラハッド]]の霊基と盾を託されたことにある。ただし作中でシールダーが繰り返し問われるのは戦闘力ではなく、盾を持つ資格のほうである。奏章Ⅳでは「その盾を持つに相応しい精神である限り」戦えるのだと明言され、精神が揺らげば盾そのものが錆びついて使えなくなる。強さがステータスではなく在り方で決まる、という点でこのクラスは他のどれとも違う扱いを受けている。
そしてその問いに答えを出した先で、彼女はシールダーの上位に当たるシールダー・パラディーンへ転身する。以下ではクラスとしてのシールダーが章ごとにどう定義され、何を条件として、最終的に何へ変わったのかを追う。マシュ個人の来歴は マシュ・キリエライト を、盾を触媒にした召喚方式については 英霊召喚システム を参照。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 分類 | エクストラクラス(マンドリカルド「シールダーなんてエクストラクラス」) |
| 該当者 | マシュ・キリエライトのみ |
| 特性 | 防御特化。カドック評は「何よりの売りは、その安定感だ。」 |
| 成立条件 | ギャラハッドから託された盾と、それを持つに相応しい精神 |
| 近縁クラス | ルーラー(天草四郎「サーヴァントの本質としては恐らくルーラーに近い」) |
| 別表記 | 盾兵(リチャード) |
| 上位クラス | シールダー・パラディーン(奏章Ⅳで転身) |
| 語の初出 | 第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス |
章別解説
復刻:ぐだぐだ本能寺 — クラスとしての自己定義
このクラスが何であるかを、マシュ自身の言葉でまとめて説明する場面は本編にはなく、イベントに置かれている。桜セイバーから自分たちも聞いたことのないクラスだと言われた彼女は、通常の聖杯戦争では聞き慣れない、防御重視のクラスだと答える。ここで示されるのは二点だけで、①正規の聖杯戦争の枠外にあること、②役割が防御であること——シールダーの定義はこれ以上でも以下でもない。
以後この自己紹介はカルデアゲートでも同じ文面で反復され、事実上の定型説明として機能する。ただしここで語られるのは役割だけで、このクラスがなぜ存在し、なぜマシュだけが該当するのかには触れられない。その問いに答えが出るのは、ずっと後の奏章Ⅳである。
- 〔第二幕 颯爽!! ぐだぐだ三段撃ち〕桜セイバー —「クラスといえば、マシュさんのクラスは 私たちも聞いたことがないのですが。」 (この場面を読む)
- 〔第二幕 颯爽!! ぐだぐだ三段撃ち〕マシュ —「通常の聖杯戦争では聞きなれないものですが、 わたしは防御重視のシールダーというクラスです。」 (この場面を読む)
- 〔第二幕 颯爽!! ぐだぐだ三段撃ち〕マシュ —「はい! わたしはシールダーですので 防御ならなんでもおまかせください!」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 復刻:ぐだぐだ本能寺
第三特異点・第五特異点 — 戦力の一枠として数えられる
本編で「シールダー」の語が最初に現れるのは第三特異点であり、しかもクラス名の紹介としてではなく、戦力の内訳を数える単位としてである。契約した英霊を数え上げるマシュは、アーチャー四人・シールダー一人・海賊一人と自分を編成表の一行に含める。この語法が、シールダーが他クラスと同列に扱われていることを示す最初の例になる。
第五特異点では敵側からも同じ扱いを受ける。フィン・マックールはマシュを「真名を明かせぬシールダーのサーヴァント」と呼びかける。真名を秘匿するのはサーヴァントの通例だが、彼女の場合は隠しているのではなく分かっていない——にもかかわらずクラス名で呼ばれることで、外形上は正規のサーヴァントと同じ扱いを受けている、という捻れがここに現れている。
- 〔ヘラクレスを打倒せよ〕マシュ —「見事に偏ってますね。アーチャー四人、シールダー一人、 そして海賊一人……。」 (この場面を読む)
- 〔クリミアの天使〕フィン —「真名を明かせぬシールダーのサーヴァントよ。 この聖杯戦争は、字義通りの戦争なんだよ。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス / 第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム / 関連: 真名
Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス — 「エクストラクラス」と名指しされる
シールダーがエクストラクラスに分類されると明言されるのは、マンドリカルドの何気ない一言である。マシュを評価するシャルロット・コルデーに対し、彼はシールダーなんてエクストラクラスはなかなか無い、と応じる。七つの正規クラスの外側にある枠であることが、ここで初めて分類語として確定する。
ただしこの章のシールダーは特別扱いされない。イアソンは彼女を終始「シールダー」とだけ呼び、戦闘中も撤退指示の宛先として名を呼ぶ。クラス名がそのまま呼びかけの二人称として使われるという用法はこの章で定着し、以後ジャンヌ・オルタやギルガメッシュ、カイニスといった面々に引き継がれていく。
- 〔流星の如く煌めかん〕マンドリカルド —「シールダーなんてエクストラクラス、 なかなか無いっすからね。」 (この場面を読む)
- 〔不在の怪物、荒廃の大迷宮〕イアソン —「気にするな、シールダー。 世の中には色々な性癖がある。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス / 関連: エクストラクラス
死想顕現界域 トラオム — カルデアの一番槍
このクラスがカルデアの戦力設計に組み込まれていることが、不在によって示される章である。霊基外骨骼[[オルテナウス]]の整備が終わらずマシュが参戦できないと分かったとき、カドック・ゼムルプスはシールダーが居ないのはかなりの痛手だと漏らす。防御役が欠けるだけで作戦全体の見通しが変わる、という扱いである。
章の終盤、藤丸立香が召喚に踏み切る場面では、その位置づけが名乗りの形で確認される。呼ばれた「ファーストサーヴァント」が名乗るのはクラス・シールダー——カルデアにとってシールダーは一騎目に喚ぶクラスである、という運用上の格付けが、ここで演出として提示される。
- 〔騎士たちは華やかに、あるいは誰にも知られずに〕カドック —「と言っても、シールダーが居ないのは かなりの痛手なんだけどな……。」 (この場面を読む)
- 〔或る名探偵の死〕マシュ —「クラス・シールダー。 マシュ・キリエライト、ただいま到着しました!」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 死想顕現界域 トラオム
奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション — 他人の口から呼ばれるクラス名
奏章Ⅳの直前に、シールダーが外部から見た分類名として使われる場面がある。エジソンの機械化兵団を退けたパッションリップは、記憶を失った状態でマシュを「クラス・シールダーのサーヴァント」と呼び、自分は愛憎のアルターエゴだと名乗り返す。互いのクラスを名乗り合う形式的な自己紹介にシールダーが登場するのはここだけで、この語がエクストラクラス同士のあいだで通用する分類語であることを裏づける。
同じ章で彼女は「常時同行するサーヴァントは 私とシールダー・マシュの二騎で問題はありません。」と、戦力の呼称としても使う。
- 〔ライオン・スカイ ~恐怖の機械化帝国~〕パッションリップ —「はじめまして、クラス・シールダーのサーヴァント。 私は愛憎のアルターエゴ、パッションリップ。」 (この場面を読む)
- 〔電気狐は甘やかしの夢を見るか?〕パッションリップ —「常時同行するサーヴァントは 私とシールダー・マシュの二騎で問題はありません。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション / 関連: アルターエゴ
奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス — 資格としてのシールダー
シールダーというクラスの中身がまとめて語られるのは、この章だけである。重複を除いた実質91件のうち36件が本章に集中しており、単独の章としては群を抜いて多い。
発端は盾の錆である。 前章でテペウから、近しい人の不幸を遠い人の不幸より悲しんでいいのだと言われたマシュは、その言葉を正しいと感じてしまった。ところが盾はそれを拒み、重くなり、錆びていく。地の文が言う通り、シールダーには全てを等価に見る正しさが絶対条件であり、彼女はもうその条件を満たしていない。このクラスは能力ではなく、公平さという倫理条件のうえに成り立っている。
この条件を最も明快に言語化するのは、彼女を憎むリリスである。マシュが「この盾を持っている限り」戦えると言い返したとき、リリスは一箇所だけ訂正する——盾を持っている限りではなく、その盾を持つに相応しい精神である限り、と。盾は物ではなく資格の証であり、資格を失えば所持していても意味がない。
なぜその条件が課されるのかは、盾の出自から説明される。 錆の原因を尋ねられた謎のスタッフは、その盾が円卓の騎士でもっとも高潔な英雄ギャラハッドに託されたものであり、彼こそ聖杯戦争における最強の裁定者だと述べる。エクストラクラスに冠位は存在しないが、あるとすれば彼はグランドルーラーだろう——シールダーの倫理条件は、実はルーラーの資格だったわけである。天草四郎も独立に同じ診断を下し、マシュの本質はルーラーに近く、シールダーの資格も似ているのかもしれないと語る。
そこから章は、シールダーであり続けるか、降りるかの二択でマシュを追い詰めていく。冒頭の夢で謎の人物は、あり続けても止めても大切なものを失うと予告していた。リリスは情動を奪えば彼女はシールダーからルーラーになることを選ぶと言い、メタトロン・ジャンヌは正しいサーヴァントとして座に登録されるべきだと勧告する。モードレッドは、公正さのためにブリテンを見殺しにした騎士の話をしたうえで、おまえもその道を歩むのかと問う。ハベトロットだけが逆を言う——キミはシールダーである前にマシュ・キリエライトだ、と。追い詰められた彼女の独白は「ルーラーにもなれず、シールダーでもあれず」という行き止まりに達する。
答えを出すのはロマニ・アーキマンである。 彼は盾に見限られても構わない、むしろ捨ててやれと言い、シールダーの概念に囚われるなと促す。続いて現れたもう一人の声は、盾に支配されるのではなく盾を支配しろ、時には盾を手放して剣を取れ、それを体現したときキミはシールダーではなくなる——と告げる。マシュが出した結論は、公平さを捨てることでも守ることでもなく、自分の意志で誰かを選んで守り、それでもいつか全てを守れる力になるよう公平さを求め続けるという宣言だった。そのとき彼女が名乗るのは、英霊ギャラハッドのものではない盾と剣を持つクラス、シールダー・パラディーンである。
戦線に復帰した彼女を見たカドックは、霊基数値の上昇どころか完全に違うサーヴァントだと驚き、該当クラスのサーヴァントはこれまで一騎もいなかった、相応しいのはギャラハッドくらいだろうと述べる。ダンテ・アリギエーリは盾兵から聖騎士へ、と読み替えてみせる。章の終わりでダ・ヴィンチが解説するところによれば、能力そのものはシールダーのままで、変わったのは立ち位置——実在する英霊を自身に変換して戦うサーヴァントではなく、『人類史の英霊』ではない『カルデアの騎士』として数えられるようになった、という違いである。
最後にギャラハッド本人が現れ、彼女は天使性を失った代わりに人間性を取り戻し、僕とは違うシールダーになったと評する。そして、この未来をカルデアスはシミュレートできていない、カルデアは君というシールダーを得た——クラスの変質そのものが敵の計算を外す要因になった、という位置づけでこの章は閉じる。
- 〔審判の時へ〕??? —「君がシールダーであり続けたいなら、 君は大切なものを失うことになる。」「君がシールダーを止めるなら、 君は大切なものを失うことになる。」 (この場面を読む)
- 〔ようこそ『グラナート』へ〕アイリーン —「シールダークラスなんて、珍しいよね。 アテシ、キリエライトくらいしか見たことないや。」 (この場面を読む)
- 〔かくして長き贖罪の旅へ〕カドック —「君のクラスはシールダー。 何よりの売りは、その安定感だ。」 (この場面を読む)
- 〔地獄は財を与える〕マシュ —「この盾を持っている限り、わたしは サーヴァント・シールダーとして戦えます。」 (この場面を読む)
- 〔地獄は財を与える〕リリス —「その盾を持つに相応しい精神である限り、 お前はシールダーとして戦えるの。」 (この場面を読む)
- 〔地獄は財を与える〕(地の文) —「シールダーには その正しさが絶対条件だというのに。」 (この場面を読む)
- 〔美は愛を育む〕天草四郎 —「貴女はシールダーですが、 サーヴァントの本質としては恐らくルーラーに近い。」「シールダーの資格も似ているのかもしれません。 広く万人を守り、あらゆる災厄から守護する。」 (この場面を読む)
- 〔ワールドエンド〕スタッフ(?) —「当然です。その盾は、円卓の騎士で もっとも高潔な英雄、ギャラハッドに託されたもの。」「エクストラクラスに冠位(グランド)は存在しませんが、 あるとすれば……間違いなく、彼がそうなるでしょう。」 (この場面を読む)
- 〔いざ、地獄の底へ〕ハベトロット —「キミはシールダーである前に マシュ・キリエライトとして、」 (この場面を読む)
- 〔ワールドエンド〕モードレッド —「おまえはどうだ、シールダー。」 (この場面を読む)
- 〔貴女はどうすればいい?〕リリス —「それを奪ったら、キリエライトはシールダーから ルーラーになることを選ぶ。」 (この場面を読む)
- 〔なぜ貴女は盾を持ったのか〕(地の文) —「ルーラーにもなれず、シールダーでもあれず、 一体、どこへ向かえばいいのか。」 (この場面を読む)
- 〔いつか、全てを守れる力になるように〕Dr.ロマン —「もっと自由に、もっと強気でいいんだマシュ。 シールダーの概念に囚われてはいけない。」 (この場面を読む)
- 〔いつか、全てを守れる力になるように〕??? —「それを体現した時、キミはシールダーではなくなる。 英霊ギャラハッドとは違うものになる。」 (この場面を読む)
- 〔いつか、全てを守れる力になるように〕マシュ —「この盾は英霊ギャラハッドのものに非ず! カルデアが保障する未来を示す盾と剣!」「クラス、シールダー・パラディーン! マシュ・キリエライト、出撃します!」 (この場面を読む)
- 〔いつか、全てを守れる力になるように〕カドック —「パラディーン……? シールダーの上位クラスなんてあったのか……!?」 (この場面を読む)
- 〔いつか、全てを守れる力になるように〕ダンテ —「フフ……盾兵(シールダー)から、聖騎士(パラディーン)とは……素晴らしい!」 (この場面を読む)
- 〔世界を救える証明を〕カドック —「重要なのは、該当クラスのサーヴァントは これまで一騎もいなかったということ。」「恐らく……ギャラハッドくらいだろう。 聖騎士なんてクラスに相応しいのは。」 (この場面を読む)
- 〔訣別の時〕ギャラハッド —「彼女は天使性を失ったが、代わりに人間性を取り戻した。 僕とは違うシールダーになった。」 (この場面を読む)
- 〔訣別の時〕ギャラハッド —「カルデアは君というシールダーを得た。 マイナスとプラスで君たちには大きな利だ。」 (この場面を読む)
- 〔エピローグ〕ダ・ヴィンチ —「基本的に能力はシールダーだ。 けどその立ち位置というか、扱いが違う。」「『人類史の英霊』ではなく、 『カルデアの騎士』としてカウントされている。」 (この場面を読む)
- 〔エピローグ〕ハベトロット —「それはボクから伝えよう! マシュ、キミはもうシールダーではなくなった。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス / 関連: ルーラー / 冠位(グランドクラス) / デミ・サーヴァント/疑似サーヴァント
終章 — 昇格しても「シールダー」と呼ばれる
パラディーンになったあとも、周囲の呼称は変わらない。原初特異点の冬木でマシュに稽古をつけるアルトリア〔オルタ〕は「盾を取れ、シールダー」と呼び、マシュのほうは「シールダー・パラディーン」と名乗り返す。ハベトロットが「もうシールダーではなくなった」と宣言したにもかかわらず、呼称としては旧クラス名が生き続けている。
ソロモンも同様で、マシュの負担を問われた際に「シールダーは聖剣の使い方をそれなりに掴んでいる」と答える。ここで語られるのは、このクラスがもう盾だけの役ではなくなったという事実である——奏章Ⅳで「時には盾を手放して剣を手にする」と告げられた変化が、二度目の冬木を経て実戦技能として定着したことが、敵側の観察として確認される。
- 〔原初特異点 冬木〕セイバーオルタ —「―――盾を取れ、シールダー。 聖剣の使い方というものを、その体に教えてやろう。」 (この場面を読む)
- 〔原初特異点 冬木〕マシュ —「はい! マスター・マスター、 シールダー・パラディーン、マシュ・キリエライト!」 (この場面を読む)
- 〔虚空には神ありき〕ソロモン —「ない。小癪(こしゃく)な事に、シールダーは 聖剣の使い方をそれなりに掴んでいる。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 終章
???編 郷愁永巡刻盤 パスト・カルデア — 「かつてシールダーだった」
第三部では、シールダーが過去形で語られるようになる。記憶の曖昧なオルガマリーに自分たちの正当性を示す証拠として、マシュは自分のクラスを持ち出す——所長もご存知の通り、自分のクラスはかつてシールダーだった、しかし今はシールダー・パラディーンなのだ、と。オルガマリーもこれを認め、霊基的には別人レベルだと評する。クラスの遷移そのものが、経験した歴史の物証として使われるという珍しい用例である。
一方で、レイシフト適性者の選抜では[[アズライール]]が「シールダーは必然として」と旧称のまま扱う。奏章Ⅳ以降も呼称が二本立てのままである状況は、ここでも変わらない。
- 〔過去の残響〕マシュ —「所長もご存知の通り、 わたしのクラスはかつてシールダーでした。」「ですが今はこの通り! クラス、シールダー・パラディーンなのです!」 (この場面を読む)
- 〔未来と過去〕アズライール —「シールダーは必然として、 二騎目は当然、私が向かう。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: ???編 郷愁永巡刻盤 パスト・カルデア
読み取れる設定
- 防御特化のエクストラクラス。マシュの自己紹介、マンドリカルド「シールダーなんてエクストラクラス」。
- 極めて希少。アイリーン「アテシ、キリエライトくらいしか見たことないや。」——ただしパッションリップが奏章Ⅲでマシュを「クラス・シールダーのサーヴァント」と呼び、自身は「愛憎のアルターエゴ」と名乗る。 (この場面を読む)
- 精神・資格が能力の前提になる。リリス「その盾を持つに相応しい精神である限り、お前はシールダーとして戦えるの。」、地の文「シールダーにはその正しさが絶対条件だというのに。」——シールダーは霊基スペックではなく「資格」で成立する。
- ルーラーと近縁。天草四郎「貴女はシールダーですが、サーヴァントの本質としては恐らくルーラーに近い。」「シールダーの資格も似ているのかもしれません。広く万人を守り、あらゆる災厄から守護する。」、リリス「それを奪ったら、キリエライトはシールダーからルーラーになることを選ぶ。」
- 盾が成立条件。マシュ「この盾を持っている限り、わたしはサーヴァント・シールダーとして戦えます。」
- パラディーンへの上位遷移が存在する。ダンテ「フフ……盾兵(シールダー)から、聖騎士(パラディーン)とは……素晴らしい!」、マシュ「クラス、シールダー・パラディーン!」。ダ・ヴィンチによれば能力は据え置きで立ち位置・扱いが変わる。
- 憑依英霊はギャラハッド。メタトロン・ジャンヌ「マシュはシールダーのサーヴァント、憑依英霊はギャラハッドでしょ?」。ギャラハッド自身が「彼女は天使性を失ったが、代わりに人間性を取り戻した。僕とは違うシールダーになった。」と評価する。
- カルデアの戦力設計に組み込まれている。カドック「シールダーが居ないのはかなりの痛手なんだけどな……。」。トラオムでは「ファーストサーヴァント」として召喚される。
- 盾の出自はギャラハッドで、その資格は本来グランドルーラーのもの。スタッフ(?)「その盾は、円卓の騎士で」「もっとも高潔な英雄、ギャラハッドに託されたもの。」「エクストラクラスに冠位(グランド)は存在しませんが、」「あるとすれば……間違いなく、彼がそうなるでしょう。」
- パラディーンは前例のないクラス。カドック「重要なのは、該当クラスのサーヴァントは」「これまで一騎もいなかったということ。」。ダ・ヴィンチによれば、マシュは「『人類史の英霊』ではなく、」「『カルデアの騎士』としてカウントされている。」
- 【推測】ギャラハッド「カルデアスはこの未来をシミュレートできていない。」という発言から、パラディーンへの遷移は予測系の外にある事象として位置づけられている。
揺れ・矛盾
- 〈マシュだけのクラス〉なのか否か。アイリーンやマンドリカルドは唯一無二であるかのように語るが、奏章Ⅲでパッションリップがマシュを「クラス・シールダーのサーヴァント」と呼びつつ自らを別クラスと名乗る一方、リチャードは「そこにいる盾兵のマシュ」と一般名詞的に扱う。クラス名としての固有性と、役割を指す普通名詞としての用法が混在している。
- 昇格後も「シールダー」と呼ばれ続ける。ハベトロット「マシュ、キミはもうシールダーではなくなった。」と明言される一方、終章・パスト・カルデアでは本人が「シールダー・パラディーン」と名乗り、ソロモンやセイバーオルタは従来どおり「シールダー」と呼ぶ。呼称の切り替えが徹底されていない。
- クラス放棄をめぐる条件の食い違い。リリスは「キリエライトがシールダーの資格を失って、盾も使えなくなって」と盾の喪失=資格喪失として語るが、Dr.ロマンは「シールダーの概念に囚われてはいけない。」と概念からの解放を促す。「盾=資格」説と「概念=枷」説が並置され、最終的にどちらで決着したかは明示されない。【推測】
関連
- デミ・サーヴァント/疑似サーヴァント — シールダーが成立している前提。表裏の関係にある
- サーヴァント / サーヴァントクラス — 親概念とクラス制度そのもの
- エクストラクラス — シールダーが属する枠
- ルーラー — 資格の面で近縁とされるクラス
- 冠位(グランドクラス) — ギャラハッド=グランドルーラー説の文脈
- アルターエゴ / フォーリナー — 並列するエクストラクラス
- 霊基 / 霊体化 / 真名
- 英霊召喚システム — マシュの盾を触媒にするカルデア式召喚
- 円卓の騎士 — 憑依英霊ギャラハッドの出自
- サーヴァントのクラス体系
- 用語集:世界とサーヴァントの用語
- 人物: マシュ・キリエライト / カドック・ゼムルプス / リリス / ハベトロット / 天草四郎
引用元の人物
- ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕 — 本ページ引用 7 件の話者
- リリス — 本ページ引用 5 件の話者
- レオナルド・ダ・ヴィンチ — 本ページ引用 4 件の話者
- イアソン — 本ページ引用 4 件の話者
- カドック・ゼムルプス — 本ページ引用 4 件の話者
- ハベトロット — 本ページ引用 3 件の話者
言及の多い章
- 奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス — この章に言及 36 件
- カルデアゲート — この章に言及 22 件
- 終章 — この章に言及 6 件
- Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス — この章に言及 4 件
- ???編 郷愁永巡刻盤 パスト・カルデア — この章に言及 4 件
- 永久常夏祭壇 ルルハワ — この章に言及 4 件
- 幕間の物語 — この章に言及 3 件
- 亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿 — この章に言及 2 件
FGO全シナリオ(メインストーリー・イベント・幕間・バレンタイン、全151章 1,104,754行)を機械走査し、『シールダー』および別名表記を含む発話を全件収集したうえで構成している。引用はすべてゲーム内テキストの原文(演出タグを除去した表示テキスト)であり、要約・改変を行っていない。原文中の改行は半角スペースに置き換えて一行で示した。話者名の無い地の文・システム表示は「(地の文)」と表記する。編者の解釈のうち原文から確実に読み取れないものには 【推測】 を付す。
付録: 原文引用アーカイブ
原文引用アーカイブ(機械収集・92 本)— 本文で扱わなかった言及もここに残してある
全文コンコーダンス上のヒットは 115 行(同一台詞の分岐重複を統合すると 92 行/31 章)。本節にその 全 92 件 を掲載する。
第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス
- マシュ —「見事に偏ってますね。アーチャー四人、シールダー一人、 そして海賊一人……。」
第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム
- フィン —「真名を明かせぬシールダーのサーヴァントよ。 この聖杯戦争は、字義通りの戦争なんだよ。」
第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア
- マシュ —「マシュ・キリエライト、 ひと味違うシールダーとして帰ってきますので!」
亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿
- ジャンヌ・オルタ —「あれ? アンタ、シールダー? そんなとこで何やってんの。」
- ジャンヌ・オルタ —「あーらら、シールダーどころかマスターにも 振られちゃったわねえ!」
Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア
- ダ・ヴィンチ —「シールダー・アーマード! ロシア宮殿玉座に向けて、出撃するぞ!」
Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング
- マシュ —「はい。 ―――シールダー・アーマード、出撃行けます。」
Lostbelt No.3 人智統合真国 シン
- ペペロンチーノ —「シールダーのサーヴァントだもの。 マスターの警護は万全に決まってるわ。」
Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ
- マシュ —「シールダー・アーマード――― マシュ・キリエライト、行きます!」
- マシュ —「もはや燃費を考えている場合ではありません。 シールダー・アーマード、全力戦闘を行います!」
Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス
- マンドリカルド —「まあ、メンツがライダー(お れ)、セイバー(イ ア ソ ン)、アサシン(コ ル デ ー)、 それにシールダー(マ シ ュ)っすからね。」
- マンドリカルド —「シールダーなんてエクストラクラス、 なかなか無いっすからね。」
- イアソン —「気にするな、シールダー。 世の中には色々な性癖がある。」
- イアソン —「マスター、 シールダー。」
Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス
- コヤンスカヤ —「ランサー。シールダー。マスター。 そして、観察だけに専念していた卑怯者よ。」
死想顕現界域 トラオム
- カドック —「と言っても、シールダーが居ないのは かなりの痛手なんだけどな……。」
- マシュ —「クラス・シールダー。 マシュ・キリエライト、ただいま到着しました!」
Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン
- マシュ —「シールダーの名にかけて、敵性生物を 後ろには通しません!」
- ダ・ヴィンチ —「(前から分かってはいたけど、 マシュのシールダー情緒(スピリッツ)がヤバイ!)」
奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション
- パッションリップ —「はじめまして、クラス・シールダーのサーヴァント。 私は愛憎のアルターエゴ、パッションリップ。」
- パッションリップ —「常時同行するサーヴァントは 私とシールダー・マシュの二騎で問題はありません。」
奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス
- ??? —「君がシールダーであり続けたいなら、 君は大切なものを失うことになる。」
- ??? —「君がシールダーを止めるなら、 君は大切なものを失うことになる。」
- マシュ —「シールダーですので……。」
- アイリーン —「シールダークラスなんて、珍しいよね。 アテシ、キリエライトくらいしか見たことないや。」
- (地の文) —「―――だってそれは、彼女にシールダーとしての 素質を捨てさせることに他ならない。」
- カドック —「君のクラスはシールダー。 何よりの売りは、その安定感だ。」
- リリス —「ありのままの自分と、シールダーとしての自分、 キリエライトはどっちを採る?」
- リリス —「シールダーとしての自分なんか、 切り捨ててしまった方がよくない?」
- マシュ —「……何を考えているか知りませんが……。 シールダーとしての自分は切り捨てません。」
- マシュ —「この盾を持っている限り、わたしは サーヴァント・シールダーとして戦えます。」
- リリス —「その盾を持つに相応しい精神である限り、 お前はシールダーとして戦えるの。」
- (地の文) —「シールダーには その正しさが絶対条件だというのに。」
- 天草四郎 —「貴女はシールダーですが、 サーヴァントの本質としては恐らくルーラーに近い。」
- 天草四郎 —「シールダーの資格も似ているのかもしれません。 広く万人を守り、あらゆる災厄から守護する。」
- ハベトロット —「そうしなければ英雄ではない。 そうしなければシールダーではいられない、って。」
- ハベトロット —「キミはシールダーである前に マシュ・キリエライトとして、」
- モードレッド —「いいぜ、会いに行け。 あー、いや待て。そこのシールダーだけちょっと残れ。」
- モードレッド —「おまえはどうだ、シールダー。」
- メタトロン・ジャンヌ —「マシュはシールダーのサーヴァント、 憑依英霊はギャラハッドでしょ?」
- リリス —「それを奪ったら、キリエライトはシールダーから ルーラーになることを選ぶ。」
- (地の文) —「ルーラーにもなれず、シールダーでもあれず、 一体、どこへ向かえばいいのか。」
- 裁判長 —「クラス・シールダー。 マシュ・キリエライトは未だ私の宝具の内側(な か)です。」
- Dr.ロマン —「もっと自由に、もっと強気でいいんだマシュ。 シールダーの概念に囚われてはいけない。」
- ??? —「それを体現した時、キミはシールダーではなくなる。 英霊ギャラハッドとは違うものになる。」
- マシュ —「クラス、シールダー・パラディーン! マシュ・キリエライト、出撃します!」
- マシュ —「クラス・シールダー・パラディーン、 マシュ・キリエライト。」
- カドック —「パラディーン……? シールダーの上位クラスなんてあったのか……!?」
- ダンテ —「フフ……盾兵(シールダー)から、聖騎士(パラディーン)とは……素晴らしい!」
- カドック —「シールダー・パラディーン……か。 パラディーンといえば―――」
- ギャラハッド —「彼女は天使性を失ったが、代わりに人間性を取り戻した。 僕とは違うシールダーになった。」
- リリス —「キリエライトがシールダーの資格を失って、 盾も使えなくなって、存在価値のなさを思い知らされて。」
- ギャラハッド —「そして君は僕とは違うシールダーになった。 カルデアスはこの未来をシミュレートできていない。」
- ギャラハッド —「カルデアは君というシールダーを得た。 マイナスとプラスで君たちには大きな利だ。」
- ダ・ヴィンチ —「マシュ・キリエライト、シールダークラスから パラディーンに転身だって!?」
- ダ・ヴィンチ —「基本的に能力はシールダーだ。 けどその立ち位置というか、扱いが違う。」
- ハベトロット —「それはボクから伝えよう! マシュ、キミはもうシールダーではなくなった。」
終章
- (地の文) —「そこでマシュがシールダーとして名乗りを上げて」
- (地の文) —「うちのシールダーはすごいですよ」
- セイバーオルタ —「貴様に用はない。 あるのはシールダーとそのマスターだ。」
- セイバーオルタ —「―――盾を取れ、シールダー。 聖剣の使い方というものを、その体に教えてやろう。」
- マシュ —「はい! マスター・マスター、 シールダー・パラディーン、マシュ・キリエライト!」
- ソロモン —「ない。小癪(こしゃく)な事に、シールダーは 聖剣の使い方をそれなりに掴んでいる。」
???編 郷愁永巡刻盤 パスト・カルデア
- マシュ —「所長もご存知の通り、 わたしのクラスはかつてシールダーでした。」
- マシュ —「ですが今はこの通り! クラス、シールダー・パラディーンなのです!」
- アズライール —「シールダーは必然として、 二騎目は当然、私が向かう。」
- マシュ —「はい! シールダー・パラディーン。 マシュ・キリエライト! 本気でいきます!」
幕間の物語
- クロエ —「うぅ……お堅いシールダーね。 ……しょーがない、分かったわよ。」
- クー・フーリン・オルタ —「頼りのシールダーも別行動ときてる。」
- マシュ —「えっとその、わたしのシールダーセンスに スパッと来たといいますか……。」
復刻:ぐだぐだ本能寺
- マシュ —「通常の聖杯戦争では聞きなれないものですが、 わたしは防御重視のシールダーというクラスです。」
- マシュ —「はい! わたしはシールダーですので 防御ならなんでもおまかせください!」
復刻:セイバーウォーズ
- X —「静粛に。シールダーだかなんだか知りませんが、 Fate界一年生のキミには真実が見えないのです。」
ホワイトデー2020
- イアソン —「オレに聞くな、シールダー。」
ヨハンナさんと未確認の愛 ぶっ壊せ☆らぶらぶはぁと大石像
- マシュ —「クラス・シールダー。 マシュ・キリエライトです。」
- ビーマ —「えーと……シールダー。」
ミスティックアイズ・シンフォニー
- マシュ —「シールダーとしての全ての能力をもって、 マスターの撮影妨害ミッションを開始します!」
廃棄少女幻想 エンド・サクリファイス
- マシュ —「大丈夫です(涙) シールダーです……っ(涙)」
- マシュ —「は……はいっ『シールダー』です。 でも、その夢幻召喚(インストール)(?)とは違って、わたしは―――。」
永久常夏祭壇 ルルハワ
- ジャンヌ・オルタ —「シールダー、アンタちょっと 外で撮影してきてくれない?」
- ジャンヌ・オルタ —「マスターを起こしなさい、シールダー。」
- ジャンヌ・オルタ —「シールダー、何を言ってるの。 私たちに楽しむ余裕などないわ。」
- ジャンヌ・オルタ —「シールダー、アンタも一緒に来る? ちょっと、この後はアンタ向きの展開にはならないわよ。」
西部絢爛賭場ラスベガス
- ギルガメッシュ —「ははははは、珍しくやる気満々ではないか、シールダー! いよぅし、蘭陵王!」
凹型虚数怪理 イマジナリ・トレンチ
- マシュ —「だから、わたしが外で攻撃を防ぎ切ります!! シールダー、マシュ・キリエライトにお任せ下さい!!」
カルデア・サマーアドベンチャー! ~夢追う少年と夢見る少女~
- カイニス —「シールダー、行くぞ。」
砂漠童話儀式チェイテ・シンデレラ
- イアソン —「おいその沈黙は何だシールダー。」
北極魔園観光アークティック・サマーワールド
- ジャンヌ・オルタ —「シールダー、アンタ今回はカルデアなのね?」
第六特異点?
- リチャード —「そこにいる盾兵のマシュから話を聞いて驚いたぞ。」
カルデアゲート
- マシュ —「通常の聖杯戦争では聞きなれないものですが、 わたしは防御重視のシールダーというクラスです。」
- マシュ —「はい! わたしはシールダーですので 防御ならなんでもおまかせください!」
- X —「静粛に。シールダーだかなんだか知りませんが、 Fate界一年生のキミには真実が見えないのです。」