イヴァン雷帝
1. 概要
ロシア異聞帯の王。 マンモスのような巨大な魔獣と化している。
出自と史実
イヴァン四世(1530–1584)は、モスクワ大公国の君主から**初代ロシア・ツァーリ(皇帝)**となった人物。中央集権体制を確立する一方で親衛隊オプリチニキを用いた恐怖政治を敷き、西欧からは「グロズヌイ(畏怖すべき者/恐怖帝)」と呼ばれた。公式プロフィールはこの二面性を「午前に罪を悔いて聖堂に籠もり、午後からは叛逆者に対する拷問を歓喜と共に行った」と要約し、スキル『矛盾精神:A』として、属性が秩序と混沌のあいだをランダムに揺れ動く形で表現している。汎人類史のイヴァン雷帝は暴君ではあっても魔術とは無縁の存在だった。
異聞帯の王として
FGOにおける彼は、第二部第一章**『Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア』の異聞帯の王。「その先は行き止まり(デッドエンド)なので歴史を打ち切る」と並行世界論にすら切り捨てられた永久凍土のロシアに君臨する。世界凍結の危機が迫ったとき、彼は魔術師たちを招聘し、魔獣と人を結合させる技術によって生き延びる道を選んだ。その結果、彼自身は山岳のごとき巨躯(531cm・2548kg)の魔獣と化し、臣民はすべて獣人「ヤガ」となった。イヴァン雷帝は世界最初のヤガ**として位置づけられる。ただし彼らは人間であった頃に得た大切なものを失っており、その代償こそが異聞帯を「剪定されるべき世界」たらしめた。
作中の彼は「余は偉大なる皇帝(ツァーリ)…… 皇帝は間違えない……皇帝は間違えない……」と呪詛のように繰り返し、「我らを救わなかった正しい人理などという汚物」と汎人類史を断じてカルデアの排除を命じる。一方で異星の神がもたらした光に「夢のようだ……まさしく、夢のようだ…… かつての、我が春の世(ロシア)のようだ……」と嘆く姿も描かれ、暴君の内側にある喪失感が露わになる。宝具『我が夢路に這い出よ黒犬(チョールヌイ・オプリチニキ)』は、寝食を共にした親衛隊オプリチニキが夢の中でのみ這い出る自動防御宝具であり、彼が失ったものの象徴でもある。
カルデアでのイヴァン雷帝
サーヴァントとして召喚された後は、傲岸不遜ながら理性的な協力者として振る舞う。「余は怒りを以て、この空想樹を打倒する!」と、自らが下した決断の重さを引き受けたうえで、空想樹の誅伐に加わった。異聞帯を切り捨てたことについて「仕方のないことだ、と割り切ることなどできない。それでも、これは宿命なのだと諦めたのだ」と述懐する。
意外な一面として、彼は**愛書家(ビブリオフィリア)である。幕間の物語では「古今東西、魔道書も含めたあらゆる本を収納した、文化の極みとでも呼ぶべき自慢の書庫」を誇り、カルデアの書庫を自らの書庫に勝るとも劣らぬ図書館にすべきだと主張する。同時に「話に聞く限り、その異聞帯とやらでは余の書庫は存在しなかったのだろうな……」と、失われた自分の帝国に思いを馳せる。クリスマス2018では、ロシアにおける冬の贈り主霜爺(ジェド・マロース)**として振る舞い、サンタクロースの座を巡って大暴れした。
出典: 公式プロフィール(ゲーム内マテリアル)/ゲーム内シナリオ本文(Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア、幕間の物語、クリスマス2018、絆礼装シナリオ「愛すべき子の下で、書を読む」ほか)
2. 別クラス/バリエーション
- アナスタシア(Caster) — 同じ異聞帯の関係者
- アナスタシア&ヴィイ(Archer)
3. ステータス
- クラス: Rider
- 真名: イヴァン雷帝
- 性別: 男性
- 出典: 史実及び異聞帯
- 地域: ロシア
- 属性: 秩序・悪/混沌・悪
- 身長/体重: 531cm・2548kg/山岳型魔獣との
- 設定作成: (設定作成者)
- キャラクターデザイン: danciao
- CV: 黒田崇矢
| パラメータ | ランク |
|---|---|
| 筋力 | B+ |
| 耐久 | A+ |
| 敏捷 | D |
| 魔力 | C |
| 幸運 | B |
| 宝具 | A |
4. 宝具
我が旅路に従え獣 (ズヴェーリ・クレースニーホッド)
- ランク: A+
- 種別: 対人宝具
- レンジ: -
- 最大捕捉: -
自身の宝具威力をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ> + 敵全体に強力な攻撃&Buster攻撃耐性をダウン(3ターン)
我が旅路に従え獣 (ズヴェーリ・クレースニーホッド)
- ランク: EX
- 種別: 対人宝具
- レンジ: -
- 最大捕捉: -
自身の宝具威力をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ> + 敵全体に強力な攻撃▲&Buster攻撃耐性をダウン▲(3ターン)
5. プロフィール
キャラクター詳細
―――ロシアの皇帝(ツァーリ)にして恐怖(テリブル)の怪物。 そして異聞帯においては魔獣のような姿へと変貌し、神に近い存在となった男。 それがイヴァン雷帝である。
プロフィール2
ロシア最悪の暴君と謳われるだけあって、その苛烈さと残虐さは類を見ない。 そしてその一方で、神に対してはひたすら敬虔な信者であった。 そのあまりに相反する二面性は、真っ当な人間が 許容できるものではなく、絶対的な権限を持った 皇帝のみに許された特権であっただろう。
現代の知識によって自身の状況を弁えてはいるが、 一般人であればこのサーヴァントを目視しただけで昏倒するだろう。 姿形が怪物であるだけでなく、彼の持つ権勢があまりに圧倒的であるからだ。
プロフィール3
○矛盾精神:A ロシアの皇帝として、中央集権政治を確立した イヴァン雷帝は同時に恐怖政治を敷いた。 午前に罪を悔いて聖堂に籠もり、 午後からは叛逆者に対する拷問を歓喜と共に行った。 完全に聖人と兇人が同化したような精神は、 ランダムに属性を二種類に変化させる。 即ち秩序か混沌か、である。
○無辜の怪物(異):A 人でありながら「神」と同等である存在と自称 し、かつて権勢を誇った貴族たちを追いやった ことで、その権力は頂点に達した。 ロシアは彼を絶対的な皇帝と敬い、西欧の人間は彼を「恐怖(テリブル)」と呼んで怯えた。 凍土帝国における彼は、当時最強を誇った魔獣と結合することで、異聞帯ロシアを支配するに相応しい怪物となった―――成り果てたのである。
○非常大権:A 対立した貴族を支配するため、イヴァン雷帝が求めた皇帝への絶対服従権。 周囲の人間への強烈な威圧感は、 全能力のランクを下げる強烈な“重圧”の効果をもたらす。 一般の人間であれば、目視することも難しい。 ランクB以上のカリスマにより、打ち消すことが可能。
プロフィール4
『我が夢路に這い出よ黒犬』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:領土内すべて 最大捕捉:3000人 チョールヌイ・オプリチニキ。 黒犬兵団。イヴァン雷帝が非常大権と共に導入した「親衛隊(オプリチニキ)」が変貌した宝具。 オプリチニキとは、あらゆる貴族に対する財産、 土地の没収などを行える権限を持つ イヴァン雷帝の手足とでも言うべき存在だった。 黒衣を纏い、黒毛の馬に乗り、黒い馬具をつけ、 馬の首には犬の頭をくくりつけた。 同時に獣毛を箒状に編んだ鞭を持ち、 「裏切り者に対しては犬のように襲い掛かり、 箒で掃き出す」という意味合いを込めたという。 かつては寝食すら共にし、同じ屋根の下で暮らす共同体だった彼らは、いまやこの世に存在しない。 彼らが這いずるのは魔獣雷帝イヴァンの夢の中だけ。イヴァンが眠りに入ると発動する自動防御、 制圧宝具。 そのまま無数の兵士たちの姿に分散し、彼に仇なす敵兵を鏖殺せんと奔走する。集団の暴力としては圧倒的であるが、個々の力は弱いのが唯一の救い。 ただし、首都モスクワ近辺では一体一体が 低ランクサーヴァントに近しい力を持つ。
『我が旅路に従え獣』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
ズヴェーリ・クレースニーホッド。 神獣の十字行。皇帝がいずれ行き着く(と信じている)天上の国に向けての行進。 つまり前に立ち塞がる者は皇帝への叛逆であり、それは即ち神への冒涜である。 イヴァン雷帝は在りし日の巨獣状態を 一時的に取り戻し、容赦なく敵を粉砕する。
プロフィール5
現在の人類史にいたる過程で「不要なもの、不要なゆらぎ(イフ)」としてそぎ落とされた“もしも”のロシア、「その先は行き止まり(デッドエンド)なので歴史を打ち切る」と並行世界論にすら切り捨てられた永久凍土帝国アナスタシアに君臨する皇帝。 それがイヴァン雷帝である。 サーヴァントとして蘇ったイヴァン雷帝その人だが、異聞帯の歴史においては世界最初のヤガとして存在している。 彼の帝国に住まう者はみなヤガだが、それは人間の姿では、最早生きていけない過酷な環境だからだ。
ただし、その過程で彼らは人間であったときに得た大切なものを失った。
プロフィール6
汎人類史におけるイヴァン雷帝は、暴君でこそ あったが、魔術とは縁遠い存在であった。 しかし、異聞帯において世界凍結の危機が 迫ったとき、彼は魔術師たちを招聘。 魔獣と人を結合させる技術を伴って、 生き延びる道を求めた。
しかしそれは、最早人間とは異なる生物を 世界に産み落としたも同然であり、やがて 精神も変容してしまった彼らは行き詰まりの 人類史―――剪定されるべき世界と認識されて しまった。
慟哭は止まらず、 雷帝は嘆きながら巡礼を歩む。
6. 登場作品と役柄
6.1 Fate/Grand Order
(ゲーム内での役割)
7. 人間関係
(他サーヴァントや人物との関わり)
13. リンク
関連ページ
登場する章
- 幕間の物語 — この章で 138 行の発言
- Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア — この章で 118 行の発言
- 終章 — この章で 39 行の発言
関連する設定概念
- 剪定事象 — このページに本人の発話引用が 3 件
関連する概念礼装
- 絆礼装『イヴァン雷帝の書庫』 — 本人の絆礼装
8. 登場シナリオ (自動抽出)
8.1 メインシナリオ
- 第二部一章 アナスタシア
- EX章 屍の帝都
- クリスマス2018
- ワンジナ・ワールドツアー!
8.2 幕間の物語
- 幕間の物語に登場
8.3 イベント
- 永久常夏祭壇 ルルハワ
- 西部絢爛賭場ラスベガス
- 連続活劇神話 ミシシッピ・ミササイザーズ
8.4 共演キャラクター (シナリオ共演)
- Ⅱ号機
- アキレウス
- アステリオス
- アタランテ・オルタ
- アナスタシア
- アナスタシア&イヴァン雷帝
- アマデウス
- アマデウス・オルタ
- アルジュナ
- アルトリア・オルタ
- アンデルセン
- アヴィケブロン
- イスカンダル
- イヴァン雷帝&イスカンダル
- エウリュアレ
- エミヤ
- エリセ
- エレナ
- オプリチニキ
- カドック
- カルデアスタッフ
- カルナ
- カーミラ
- クリームヒルト
- クー・フーリン
- ケイローン
- ケツァルマスク
- ケツァル・コアトル
- コンスタンティノス
- ゴルドルフ
- (他 80 キャラ)
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