ディオスクロイ
1. 概要
1.1 出自・真名
ギリシャ神話の双子神ディオスクロイ――「ゼウスの子」を意味する名であり、兄カストロ(カストール)と妹ポルクス(ポリュデウケス)の二柱を指す。紀元前3世紀の『カタステリスモイ』によれば、彼らはラコニアに現れ、やがて天空に上げられて双子座となった。「この兄妹の愛に優るものは二度と現れなかった」ため、主神ゼウスは彼らの仲を永く記憶することを望み、二つの独立した星座の星々を一つに統合したのだという。
原型は若々しい騎手、あるいは馬そのものの姿を取る太古の双子神であり、戦争や航海などの危難に遭う人間の救い手だったとされる。長く固有の名を持たず、ホメロスの時代の讃歌集でようやくカストール/ポリュデウケスの名が確認できるようになった。「君侯(アナケス)」の称号を持ち、『アルゴナウティカ』などによってアルゴー号の一員として知られると船乗りの守護神としての側面が強まり、嵐の折に船のマスト先端が光を放つ「セントエルモの火」は、船の導き手として顕現した彼らの姿だと信じられた。
1.2 「二者で一個の英霊」というダブルクラス
ディオスクロイは常に寄り添っており離れることがない。離れられない、とも言い換えられる――彼らは「二者で一個の英霊」である。本質的に古き神霊である彼らは現界にあたり特殊な性質を持って顕現し、同一の存在でありながら二つの肉体を有し、それぞれの肉体に異なるクラスの性質を宿すに至った。
ゼウスの血を持たない「人間の子」としての伝説を後世に得た兄カストロは、神から人へと零落させられた屈辱を怨念に変えたアヴェンジャーとして。ゼウスの血を持つがゆえ「不死の者」としての伝説を後世に得た妹ポルクスは、傷付くことなき肉体と凄絶な剣技を以て戦い続けるセイバーとして。登録された霊基はセイバーだが、正確に言えば彼らはある種のダブルクラスのサーヴァントであり、その特殊性は神霊サーヴァントであるがゆえの例外的なものであるとされる。
宝具『双神賛歌(ディオスクレス・テュンダリダイ)』は、剣の達人であったポルクスの技と、神からの零落に憤るカストロの力による完全・完璧なコンビネーション攻撃。真名解放の時に限り、二人は古代の神としての神格をほぼ完全に取り戻し、一時的に神核が最高ランクとなる。純然たる神霊規模の魔力を行使した攻撃は、物理的・魔術的なあらゆる障害と防御を無視して対象を粉砕する。
1.3 FGOでの登場――第五の異聞帯
Lostbelt No.5『神代巨神海洋 アトランティス』『星間都市山脈 オリュンポス』で、キリシュタリア・ヴォーダイムのサーヴァントとして登場する。絆Lv.5プロフィールによれば、第五の異聞帯の発生当初では現存する神として成立していたが、キリシュタリアとの戦闘に敗れ、ひとたび命を失った後に異聞帯サーヴァントとして契約を果たした。契約を経ることで「汎人類史に於ける自分たち」の伝説を知った兄カストロは、汎人類史での出来事とはいえ自らを貶めた人類への巨大な憎悪を抱くに至り、妹ポルクスもまた兄を貶めた人類への憎悪を抱いた。結果として兄妹ともに深い憎悪の炎を有し、カルデア一行やオリュンポス市民に対して一貫して残虐に、暴力的に振る舞い続けた。
シナリオ中では同じキリシュタリア陣営のカイニスに対し「我々に、この無能な女を助けろというのですか」「歪みが見えるぞ、カイニス。心の歪み、精神のねじ曲がり」「怒りをまき散らし、神を罵り、どこまでいっても自分のことばかり」と痛烈に断じ、父ゼウスには「おめでとうございます。父上」と傅く。オリュンポスの民に対しても「ならばもはや貴様らは民ではなく! 目障りな蟲よ!」と苛烈である。
一方、カルデアに召喚された汎人類史のサーヴァントとしての双神は、異聞帯サーヴァントほどに苛烈な暴力性を有していない。兄カストロはアヴェンジャーの霊基を成立させるほどの精神と背景を有するが、妹ポルクスの性格は随分と穏やかで、「妹がたしなめてくれるので、兄の事は、ある程度まで放っておいても大丈夫」と公式が保証している。幕間の物語「導きの星をさがして」(170発話)や『風雲からくりイリヤ城』ではアルゴナウタイの縁からイアソンと絡み、「どうしたイアソン、らしくないな。それでも我らアルゴノーツを率いた船長か?」と発破をかける。絆礼装『聖エルモの火』『ジェミニ・スイート』では、バレンタインという催しに戸惑いつつ「おまえだけにくれてやる我らの特別な加護。航海の安全、冒険の成就を約定する古き祈りの果て!」と加護を授ける、双神らしい振る舞いを見せる。
※無印はゲーム内公式プロフィール/公式マテリアルおよびゲーム内シナリオ本文に基づく記述(プロフィール原文は本ページ §5 を参照)。【要検証】はローカル一次ソースで裏付けを取れていない他作品由来の設定・考察。
出典: 公式プロフィール(ゲーム内マテリアル tools/data/pure_nice/104200.json) / ゲーム内シナリオ全文コンコーダンス(tools/data/concordance/lines.jsonl、speaker「ディオスクロイ/ディオスクロイ・カストロ/ディオスクロイ・ポルクス」の発話801件)
2. 別クラス/バリエーション
- 第五異聞帯の同陣営: Lancer/カイニス / Rider/カイニス
- アルゴナウタイの仲間: Saber/イアソン / Rider/アキレウス
- ギリシャ神話の関係者: Rider/オデュッセウス / Rider/エウロペ
3. ステータス
- クラス: Saber
- 真名: ディオスクロイ
- 性別: ―
- 出典: ギリシャ神話
- 地域: 欧州
- 属性: 混沌・中庸
- 身長/体重: 175cm・57kg(妹)、175cm・67kg(兄)
- 設定作成: (設定作成者)
- キャラクターデザイン: タイキ
- CV: 内田雄馬&内田真礼
| パラメータ | ランク |
|---|---|
| 筋力 | A |
| 耐久 | A++ |
| 敏捷 | B |
| 魔力 | C |
| 幸運 | C |
| 宝具 | B |
4. 宝具
双神賛歌 (ディオスクレス・テュンダリダイ)
- ランク: B
- 種別: 対人宝具
- レンジ: -
- 最大捕捉: -
自身に無敵貫通状態を付与(1ターン) + 敵単体に超強力な防御力無視攻撃&Quick攻撃耐性をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>&Arts攻撃耐性をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>
5. プロフィール
キャラクター詳細
ある双子(ディオスクロイ)が天へと上がり、 輝く双子座となった――― ディオスクロイは「ゼウスの子」を意味する名である。
紀元前3世紀の『カタステリスモイ』によれば、 双子座はディオスクレス、 カストロとポルクスと呼ばれている。 彼らはラコニア(ペレポネソス半島の南東地方)に 現れ、やがて天空に上げられた。 この兄妹の愛に優るものは二度と現れなかった。
主神ゼウスは彼らの仲を永く記憶する事を望み、 双子座と名づけ、二つの独立した星座の星々を一つに統合したのだった。
プロフィール2
ディオスクロイの原型は、若々しい騎手、 或いは馬そのものの姿を取る太古の双子神であり、 戦争や航海などの危難に遭う人間の救い手だった と言われている。 双子神は「二柱の神」などと呼ばれていたが、 それぞれ固有の名前を長い事持たず、吟遊詩人 ホメロスの時代に作られた神々の讃歌集の中で、 ようやくカストール(カストロ)とポリュデウケス (ポルクス)という名前が確認できるようになった。
「君侯(アナケス)」の称号を持ち、時代が下ると 『アルゴナウティカ』などの物語によってアルゴー号の 一員として存在が知られるようになった事もあり、 船乗りの守護神としての側面が強まった。 嵐の折に船のマストの先端などが光を放つ、 いわゆる「セントエルモの火」は、船の導き手として 顕現した彼らの姿だと信じられたのである。
プロフィール3
本質的に古き神霊である彼らは、 現界にあたり、特殊な性質を持って顕現した。 同一の存在でありながら二つの肉体を有し、それぞれの肉体に異なるクラスの性質を宿すに至ったのである。つまり―――
ゼウスの血を持たない「人間の子」としての伝説を後世に得た兄カストロは、神から人へと零落させられた屈辱を怨念に変えた、アヴェンジャーとして。 ゼウスの血を持つが故「不死の者」としての伝説を後世に得た妹ポルクスは、傷付く事なき肉体と凄絶な剣技を以て戦い続ける、セイバーとして。
登録された霊基はセイバーだが、正確に言えば、彼らはある種のダブルクラスのサーヴァントだ。 その特殊性は神霊サーヴァントであるが故の例外的なものだろう。
プロフィール4
○双神の神核:B 両者が所有するスキル。 本来は古き双神であるためAないし規格外のランクを有するはずだが、後年に形作られたギリシャ神話に於ける双子伝説の影響を受けた結果、Bランクに留まる。 特に、兄カストロが後世の伝説で「神の血を持たない」とされた故だと考えられる。
○主神の星:A 二者一体の存在として星座となった 双神の在り方を示すスキル。
○航海の守護者:B 船にて旅ゆく者たちへの守護をもたらす。 双神の存在は、困難を乗り越える希望として周囲の人々を賦活させる。 嵐の航海者に似たスキルであり、本来は軍略とカリスマを含む複合スキルである。
○魔力放出(光/古):A この双神は、海上にゆらめく光たる「聖エルモの火」そのものであるという。 聖人系サーヴァントの一部が有する亜種魔力放出とは似て非なるスキル。 光の形態をとった魔力を放出し、戦闘力を増強する。
プロフィール5
『双神賛歌』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0~3 最大捕捉:1人
ディオスクレス・テュンダリダイ。 剣の達人であったというポルクスの技と、神からの零落に憤るカストロの力。天にて寄り添い続けた双子が放つ、完全・完璧なコンビネーション攻撃。 絶大なまでの信頼が生み出す連携の絶技は、宝具の域にまで昇華されている。
また、真名解放の時に限っては、二人は古代の神としての神格をほぼ完全に取り戻し、一時的に神核が最高ランクのものとなる。純然たる神霊規模の魔力を行使した上での攻撃は、物理的・魔術的なあらゆる障害と防御とを無視して、対象を粉砕するだろう。
プロフィール6
第五の異聞帯の発生当初では、現存する神として成立。 キリシュタリア・ヴォーダイムとの戦闘で敗れた双神は、ひとたび命を失った後、異聞帯サーヴァントとしてキリシュタリアと契約を果たした。 契約を経る事で「汎人類史に於ける自分たち」の伝説を知った兄カストロは、汎人類史での出来事とはいえ、自らを貶めた人類への巨大な憎悪を抱くに至った。 妹ポルクスもまた、兄を貶めた人類への憎悪を抱いた。
結果、兄妹共に深い憎悪の炎を有する事となり、 カルデア一行やオリュンポス市民に対しては一貫して残虐に、暴力的に振る舞い続けたのだった。
◆
一方、カルデアに召喚された汎人類史のサーヴァントとしての双神は、異聞帯サーヴァントとしての双神ほどに苛烈な暴力性を有してはいない。 兄カストロはアヴェンジャーの霊基を成立させるほどの精神と背景を有してはいるが、特に妹ポルクスの性格は異聞帯サーヴァントのそれに比べて随分と穏やかである。妹がたしなめてくれるので、兄の事は、ある程度まで放っておいても大丈夫。
6. 登場作品と役柄
6.1 Fate/Grand Order
(ゲーム内での役割)
7. 人間関係
(他サーヴァントや人物との関わり)
13. リンク
関連ページ
- 絆礼装『星の光剣、星の光盤』 — 本人の絆礼装
- 概念礼装『ジェミニ・スイート』 — プロフィールが本人に言及
8. 登場シナリオ (自動抽出)
8.1 メインシナリオ
- 第二部五章 オリュンポス
8.2 幕間の物語
- 幕間の物語に登場
8.4 共演キャラクター (シナリオ共演)
- アデーレ
- アフロディーテ
- イアソン
- エウロペ
- カイニス
- カリギュラ
- スカサハ
- スカサハ=スカディ
- ディオスクロイ・カストロ
- ディオスクロイ・ポルクス
- デメテル
- フォウ
- フードの男
- ホームズ
- ボイジャー
- マカリオス
- マシュ
- 剣士と戦士
- 女性の声
- 少女の声
- 少年の声
- 武蔵
- 男の声
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