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型月作品関連 ─ Apocrypha/事件簿/strange Fake

FGOの概念礼装のうち、注釈で 『Fate/Apocrypha』『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』『Fate/strange Fake』 への言及が検出されたものを収録する。

この3作はいずれも Fate/stay night の聖杯戦争システムを別の条件下に置き換えた派生作品で、共通するのは 「冬木のルールが成立しない場所で何が起きるか」 という問いである。

作品舞台冬木との差分
Fate/Apocryphaルーマニア・トゥリファス7騎ではなく14騎(黒と赤の陣営)による「聖杯大戦」。監督役のルーラーも参戦者
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿ロンドン・時計塔聖杯戦争そのものではなく、その舞台裏である魔術師社会の内政を扱う
Fate/strange Fake米・スノーフィールド戦争のために人工的に造られた街での偽りの聖杯戦争。クラス構成が欠けている

冬木側の正統な手順については 聖杯戦争のルール、変則例の整理は 聖杯戦争の変則例 を参照。

Fate/Apocrypha ─ 聖杯大戦

Fate/Apocrypha(No.583 / ★4)

聖杯を強奪し、召喚した七騎のサーヴァントの力を もって魔術師世界に楔を打ち込んだユグドミレニア家。 これに対し、魔術協会側もまた七騎のサーヴァントを 喚び寄せ、徹底抗戦の構えを取る。

七騎対七騎。 空前絶後の魔術戦争―――「聖杯大戦」が開幕する。

これは、人間が願いを叶える物語だ。

読み取れる設定

  • 『Fate/Apocrypha』の根幹設定を要約した記念礼装。「聖杯を強奪し、召喚した七騎のサーヴァントの力をもって魔術師世界に楔を打ち込んだユグドミレニア家」——冬木の大聖杯が奪取され、別の土地に移設されているという前提を示す。
  • 「これに対し、魔術協会側もまた七騎のサーヴァントを喚び寄せ」——7対7、計14騎という異常な規模。冬木方式では聖杯が7騎分の枠しか用意しないため、本来はあり得ない編成である。
  • 「七騎対七騎。空前絶後の魔術戦争———『聖杯大戦』が開幕する」——名称自体が「聖杯戦争」ではなく「聖杯大戦」に変わっている点が、規模の違いを示す。

関連: 魔術協会聖杯戦争の変則例

剣に祈りを命に願いを(No.689 / ★4)

一族の悲願のため強奪した大聖杯を象徴に掲げ、 魔術協会からの独立を目論む黒の陣営。 彼らの野望を阻止せんと、 魔術協会によって招集された赤の陣営。

ルーマニア・トゥリファスを舞台に、二つの陣営に召喚された英霊十四騎によって繰り広げられた聖杯大戦は、 此度の大戦の監督役である赤の陣営のマスターの一人、シロウ・コトミネによってその様相を変える。

大聖杯による全人類の救済を願うシロウ・コトミネ ――“奇跡の子”天草四郎時貞。

ルーラーとして聖杯大戦の調和を願う ――“聖女”ジャンヌ・ダルク。

“竜殺し”の力をその身に宿し、 己の願いのため剣を取る、何者でもなかった少年 ――ジーク。

それぞれの願いの果てに、“外典”が紡がれる。

読み取れる設定

  • 同じくApocryphaのあらすじ礼装だが、こちらは登場人物3名の願いを軸に構成されている。
  • 「此度の大戦の監督役である赤の陣営のマスターの一人、シロウ・コトミネによってその様相を変える」——監督役が中立を装いながら参戦者でもあるという構造的な破綻が、この戦争の分岐点になる。冬木では監督役(聖堂教会)が参戦しないことが前提であり、ここが最大の逸脱にあたる。
  • 3名の願いが並置される: 天草四郎時貞(大聖杯による全人類の救済)/ジャンヌ・ダルク(ルーラーとして大戦の調和)/ジーク(何者でもなかった少年が己の願いのため剣を取る)。
  • 「それぞれの願いの果てに、“外典”が紡がれる」——タイトルの Apocrypha(外典)は、正典=冬木の物語に対する外側という位置づけを示す。

関連: 天草四郎ジャンヌ・ダルクジーク

千年黄金樹(No.98 / ★4)

栄光は尽きぬ。志あるかぎり蘇る。 その幹は世界樹のように。 次代の千年紀を迎える為、 ユグドミレニアの長は多くの同士に手をさしのべる。

黒の陣営に、揺るがしようのない勝利を。

読み取れる設定

  • 「ユグドミレニアの長は多くの同士に手をさしのべる」——聖杯大戦を主催する魔術師一門ユグドミレニアと、その当主ダルニックを直接指す。
  • 「その幹は世界樹のように」——一門名 Yggdmillennia が世界樹ユグドラシルに由来することを踏まえた比喩。多数の分家を束ねる連合体としての構造を示す。
  • 「黒の陣営に、揺るがしようのない勝利を」——ユグドミレニア側が「黒」、魔術協会側が「赤」という陣営呼称がここで確定する。

関連: 魔術協会

死霊魔術(No.73 / ★4)

遺された躯を加工し、駆使し、使役する魔術系統。 魔術師の世界ですら忌避される術の数々を、 男は迷いなく行使する。 その生が無為に終わろうと、 その死は決して無益ではないと自嘲るように。

読み取れる設定

  • 死霊魔術(ネクロマンシー)についての礼装。「遺された躯を加工し、駆使し、使役する魔術系統」——魔術師社会の中でも忌避される分野として位置づけられる。
  • 「その生が無為に終わろうと、その死は決して無益ではないと自嘲るように」——死者の再利用を正当化する論理と、それを自嘲する自覚が同居している。
  • 【推測】迷いなく死霊魔術を行使する「男」という条件はユグドミレニア当主ダルニックを想起させるが、本文に固有名詞はない。

関連: 魔術一覧

聖者の依代(No.97 / ★5)

とある聖杯大戦の折、ルーラーを身体の内に宿した少女。 信仰心篤い敬虔な信徒であるが、 年頃の少女らしい感性の持ち主でもある。 その心の動きは後に聖者を動かす原動力となった。

だが―――鏡に映った像は、果たして。

読み取れる設定

  • 「とある聖杯大戦の折、ルーラーを身体の内に宿した少女」——Apocryphaにおけるルーラー召喚の特殊性を述べる。通常のサーヴァント召喚と異なり、生身の人間の肉体に英霊が降臨する形式を取る。
  • 「信仰心篤い敬虔な信徒であるが、年頃の少女らしい感性の持ち主でもある。その心の動きは後に聖者を動かす原動力となった」——依代となった少女(レティシア)の感情が、宿ったジャンヌ側の判断に影響したことを示す。
  • 「だが———鏡に映った像は、果たして」【推測】この含みは、抑圧された想いから生まれたとされるジャンヌ・オルタとの表裏関係を示唆すると読めるが、本文は断定していない。

関連: ジャンヌ・ダルクジャンヌ・ダルク〔オルタ〕サーヴァントのクラスジャンヌ・ダルク(アーチャー霊基)ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕(バーサーカー霊基)

目覚めた意志(No.74 / ★4)

大切な人たちを救いたい。 決して変わらぬ強い想いが胸にはある。 凡俗と揶揄されても、この意志だけは揺るがない。 たとえそれが、矛盾に満ちた幻に過ぎぬとしても。

読み取れる設定

  • 「大切な人たちを救いたい。決して変わらぬ強い想いが胸にはある。凡俗と揶揄されても、この意志だけは揺るがない」——特別な資質を持たない者が意志だけで英雄たろうとする、という構図。
  • 「たとえそれが、矛盾に満ちた幻に過ぎぬとしても」——自分が量産型ホムンクルスであり、その願い自体が借り物かもしれないという疑いを含んでいる。
  • 【推測】ホムンクルスでありながら英雄たろうとする青年ジークの在り方と重なるが、本文に固有名詞はない。

関連: ジーク

枕元の邪竜(No.957 / ★4)

ジークからのバレンタインの贈り物。

チョコを貰った以上、何かを差し出さなくては いけないと悩み各所に相談。 七福神の話をヒントに、イラストを描くことに。 絵を描くという生まれて初めての行為に 悪戦苦闘したものの、どうにかやり遂げた。

「これで悪夢を見られないようになるといいな。  ……イベントは悪夢除外リストに入れておいた方が  いいか?」

読み取れる設定

  • ジークによるバレンタイン礼装。悪夢除けとして絵を描いて贈るという内容で、「絵を描くという生まれて初めての行為に悪戦苦闘した」と、経験の乏しさが強調される。
  • 「これで悪夢を見られないようになるといいな」——彼が悪夢に悩まされているという前提がある。ジークフリートの心臓を移植されたホムンクルスであり、その記憶に苛まれるという原作設定に沿う。
  • 「……イベントは悪夢除外リストに入れておいた方がいいか?」という結びはギャグだが、悪夢の管理という発想自体が彼の日常を示している。

関連: ジークジークフリート

時計塔とロード・エルメロイⅡ世の事件簿

時計塔は魔術協会の事実上の総本山であり、12の学科と君主(ロード)による寡頭制で運営される。『事件簿』シリーズは聖杯戦争ではなくこの内政を舞台にした作品で、Fate/Zero を生き延びたウェイバー・ベルベットが主人公にあたる。

時計塔(No.72 / ★3)

魔術協会の事実上の総本山であり、魔術世界の一大勢力。 数多の高名な魔術師を輩出した学び舎であるが、 その長い歴史の裏には、ほの暗い闇が存在する。

読み取れる設定

  • 時計塔そのものの定義礼装。「魔術協会の事実上の総本山であり、魔術世界の一大勢力」「数多の高名な魔術師を輩出した学び舎」——教育機関と統治機関を兼ねる二重の性格を示す。
  • 「その長い歴史の裏には、ほの暗い闇が存在する」——学科間の政争、封印指定、人体実験など、作品群で繰り返し描かれる暗部を指す。
  • 注釈では『事件簿』『Fate/stay night』『月姫』の三作が同時に紐づけられている。時計塔が特定作品の舞台ではなく、TYPE-MOON世界の共通インフラであることの表れ。

関連: 魔術協会月姫/魔法使いの夜 関連礼装空の境界 関連礼装

Grace note(No.1025 / ★4)

神秘と幻想、魔術と謎の交錯する物語、開演。

かつて征服王イスカンダルとともに第四次聖杯戦争を駆け抜けた少年ウェイバー・ベルベット。時を経て少年はロード・エルメロイの名を受け継ぎ、ロード・エルメロイⅡ世として、魔術師たちの総本山・時計塔で魔術と神秘に満ちた様々な事件に立ち向かう―――。

読み取れる設定

  • 『事件簿』シリーズの紹介礼装。「かつて征服王イスカンダルとともに第四次聖杯戦争を駆け抜けた少年ウェイバー・ベルベット」——Fate/Zero からの連続性を本文が明示する。
  • 「時を経て少年はロード・エルメロイの名を受け継ぎ、ロード・エルメロイⅡ世として」——彼が継いだのは第四次で戦死したケイネス・エルメロイ・アーチボルトの家名と負債であり、本来の血統ではない。「Ⅱ世」という呼称がその不自然さを示している。
  • 「魔術師たちの総本山・時計塔で魔術と神秘に満ちた様々な事件に立ち向かう」——聖杯戦争の当事者から、事件の解決者へという役割の転換。

関連: ロード・エルメロイⅡ世ウェイバー・ベルベットイスカンダルFate/Zero 関連礼装

神秘の解体(No.2400 / ★5)

その英霊には違和感があった。

かつて極東の地で、 征服王が見せた鮮烈な光景。 王の軍勢と駆け抜けた記憶が答えを導く。

確信と共に時計塔の魔術師は宿敵へ告げた。

歴史の影に隠された真相、 神代の魔術師が秘めた憎しみ、 それらを激風に乗せて暴き出されていく。

読み取れる設定

  • 「かつて極東の地で、征服王が見せた鮮烈な光景。王の軍勢と駆け抜けた記憶が答えを導く」——第四次でのイスカンダルとの記憶が、そのまま推理の材料になる。彼の能力が魔術の才ではなく観察と記憶であることを示す構成。
  • 「その英霊には違和感があった」から「確信と共に時計塔の魔術師は宿敵へ告げた」に至る流れが、事件簿シリーズの基本形(英霊の真名看破)にあたる。
  • 「歴史の影に隠された真相、神代の魔術師が秘めた憎しみ」——暴かれるのは事件の犯人ではなく、英霊自身が抱えた動機であるという構造。
  • 【推測】注釈は「宿敵」をドクター・ハートレス、違和感のある英霊をフェイカーと解釈し、事件簿最終章に相当する対決と見ている。本文に固有名の明記はない。

関連: ロード・エルメロイⅡ世イスカンダルFate/Zero 関連礼装

エルメロイ教室(No.1007 / ★3)

紡がれた歴史こそがものをいう魔術師の世界において、ノーリッジ―――「現代」魔術科などというものは、名称そのものが異端である。

よってそこに集う生徒も埒外の存在がまた多い。

天才馬鹿こと、フラット・エスカルドス。 残念美形こと、スヴィン・グラシュエート。

エルメロイ教室の最古参にして双璧たる少年たちは、 今日も時計塔を騒がせている。

読み取れる設定

  • 「紡がれた歴史こそがものをいう魔術師の世界において、ノーリッジ———「現代」魔術科などというものは、名称そのものが異端である」——魔術は年代が古いほど強いという原則があるため、「現代」を冠する学科は本質的に矛盾している。時計塔の価値観を一文で説明した箇所。
  • 「よってそこに集う生徒も埒外の存在がまた多い」——制度上の落ちこぼれが集まる場所として現代魔術科が機能していることを示す。
  • エルメロイ教室の双璧として フラット・エスカルドス(天才馬鹿)と スヴィン・グラシュエート(残念美形)が名指しされる。

関連: フラット・エスカルドスロード・エルメロイⅡ世魔術協会

鉱石科の君主(No.2128 / ★5)

魔術は積み上げた研鑽の軌跡であり、 そこに例外も近道もない。

鉱石科の君主は超然と教壇に立つ。

血筋も実力も一流なればこそ、 正しく人々を導かなければならない。 それこそが貴人の務め。

いずれ時計塔の頂点に立つときに備え、 前途ある若き魔術師たちへ教鞭を執る。

読み取れる設定

  • 「鉱石科の君主は超然と教壇に立つ」——時計塔の学科のひとつ、鉱石科(元素科)の後継者としての立場を描く。
  • 「魔術は積み上げた研鑽の軌跡であり、そこに例外も近道もない」「血筋も実力も一流なればこそ、正しく人々を導かなければならない。それこそが貴人の務め」——血統主義を否定するのではなく、血統を持つ者の義務として引き受けるという立場。
  • 「いずれ時計塔の頂点に立つときに備え」——君主位のさらに上を狙う野心が明示される。
  • 【推測】鉱石科の後継者という条件からライネス・エルメロイ・アーチゾルテを指すと読めるが、本文に固有名はない。

関連: ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ魔術協会

星を視る者(No.1146 / ★4)

全てを見通すがゆえに、 変えられぬものがあることを識る。 全てを見通すがゆえに、 変えられるものがあることを識る。

花は、強い風に曝された時、いとも容易く手折られる。 しかし、どれほど脆弱であろうと硬い岩に根を楔打つことができるのもまた、花(ヒト)であると―――

彼らは識っている。

読み取れる設定

  • 「全てを見通すがゆえに、変えられぬものがあることを識る。全てを見通すがゆえに、変えられるものがあることを識る」——同じ前提から反対の結論を並置する構成。
  • 「花は、強い風に曝された時、いとも容易く手折られる。しかし、どれほど脆弱であろうと硬い岩に根を楔打つことができるのもまた、花(ヒト)であると」——脆さと粘り強さが同じ性質の裏表であるという主張。
  • 注釈は、イラストレーター表記が『事件簿』アニメを制作したスタジオであることから同作関連の記念礼装と判断している。本文からは対象人物を特定できない。

ファッジ(No.1159 / ★4)

グレイからの贈り物。

素朴なキャンディ。 イギリスでは伝統的なお菓子で、びっくりするほど甘いのだけど、そのぶんコーヒーとよく合う。 よくおばあさんが孫などに振る舞うお菓子として有名なのだが、ウェールズ出身のグレイの母も同じような気持ちでつくったのだろう。おそらくは、まだ顔が『変わってしまう』前の彼女のために。

なお、ゴルドルフと赤いアーチャーの手が入った結果、甘ったるすぎないよう工夫がされてるとか。

読み取れる設定

  • グレイからのバレンタイン礼装。イギリスの伝統菓子ファッジを贈るという内容。
  • 「ウェールズ出身のグレイの母も同じような気持ちでつくったのだろう。おそらくは、まだ顔が『変わってしまう』前の彼女のために」——この一文が要点。彼女の容貌が後天的に変化したこと、そしてそれが本人の意思によるものではないことが示唆される。事件簿シリーズで扱われる彼女の出自の秘密に触れる箇所。
  • 「ゴルドルフと赤いアーチャーの手が入った結果、甘ったるすぎないよう工夫がされてる」——カルデア側の人員が関与しているという枠組み。
  • 分類上の注記: 注釈データでは作品タグが「Fate/hollow ataraxia」になっているが、グレイは『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の登場人物であり、注釈のテーマ欄も同作を挙げている。本Wikiでは人物の出自を基準に本ページへ収録した。

関連: グレイロード・エルメロイⅡ世Fate/stay night 関連礼装

Fate/strange Fake ─ スノーフィールド聖杯戦争

strange Fake(No.1837 / ★4)

それは偽りだらけの聖杯戦争。

欠けたクラス。 選ばれるはずのないサーヴァント。 暗躍する国家。 戦争の為に造られた街。

―――数多のイレギュラーにより、 「聖杯戦争」は混迷し、捻じれていく。

偽りの聖杯の壇上で踊る、 人間と英霊達の饗宴が幕を開ける―――。

読み取れる設定

  • 『Fate/strange Fake』の紹介礼装。冬木方式からの逸脱が箇条書きで列挙される点が特徴。
  • 「欠けたクラス」——7クラスが揃わないまま開戦する。「選ばれるはずのないサーヴァント」——通常の召喚では応じ得ない規格外の英霊が現界する。「暗躍する国家」——魔術協会ではなく国家権力が関与する。「戦争の為に造られた街」——人工都市スノーフィールドそのものが儀式装置である。
  • 「偽りの聖杯の壇上で踊る」——聖杯そのものが本物ではないという前提が、タイトルの Fake に対応する。

関連: 聖杯戦争の変則例聖杯戦争のバリエーション

ヴィジター(No.2541 / ★4)

砂漠にて繰り広げられた戦闘により、 さまざまな勢力が聖杯戦争の開幕を知ることとなった。

事態が混迷を極めていく中、 スノーフィールドに一人の少女が現れる。 行き場なく街を歩く彼女の名は、アヤカ・サジョウ。

その身体には、令呪に似た紋様が刻まれていた。

読み取れる設定

  • 「砂漠にて繰り広げられた戦闘により、さまざまな勢力が聖杯戦争の開幕を知ることとなった」——秘匿を原則とする冬木方式と異なり、開戦が対外的に露見している状態から始まる。
  • 「スノーフィールドに一人の少女が現れる。行き場なく街を歩く彼女の名は、アヤカ・サジョウ」と固有名が明記される。
  • 「その身体には、令呪に似た紋様が刻まれていた」——「令呪」ではなく「令呪に似た紋様」と書かれる点が重要。正規の手続きを経ないマスター選定が行われていることを示す。

関連: 聖杯戦争の変則例

名も無き兵士(No.2550 / ★4)

沼地の洋館で、 一人の傭兵がサーヴァントの召喚を行う。 青年のコードネームはシグマ。

通常の聖杯戦争では召喚し得ない、 あまりに特異な英霊を喚び出した彼に、 突如『最初の試練』が訪れる―――

読み取れる設定

  • 「沼地の洋館で、一人の傭兵がサーヴァントの召喚を行う。青年のコードネームはシグマ」——参加者が魔術師ではなく傭兵であるという、この聖杯戦争の性格を示す。
  • 「通常の聖杯戦争では召喚し得ない、あまりに特異な英霊を喚び出した」——No.1837が言う「選ばれるはずのないサーヴァント」の具体例にあたる。
  • 「突如『最初の試練』が訪れる」——召喚直後から試練が始まるという、通常とは異なる進行。

アライアンス(No.2602 / ★5)

聖杯戦争に参加する経緯は様々だ。

マスターに召喚されたサーヴァント、 傭兵として雇われ命令を下された者、 召喚の儀に居合わせ巻き込まれた者……

常軌を逸する道行の途においては殊更、 共に時を過ごす事で得られる事も多い。

読み取れる設定

  • 聖杯戦争への参加経路を類型化した礼装。「マスターに召喚されたサーヴァント、傭兵として雇われ命令を下された者、召喚の儀に居合わせ巻き込まれた者……」——冬木方式が想定する「魔術師とその使い魔」という単純な図式が崩れていることを示す。
  • 「常軌を逸する道行の途においては殊更、共に時を過ごす事で得られる事も多い」——利害で結ばれた関係が、行程の異常さゆえに情に転じるという構図。
  • 【推測】「傭兵として雇われ命令を下された者」という表現はシグマの立場を想起させるが、本文に固有名はない。

設定的言及の薄い礼装

以下は本カテゴリに該当するが、注釈上 significance=none(設定的な読み取り所がない)と判定された礼装。参照のため名称のみ掲げる。

No.礼装名
794出発進行!
796トゥリファスにて
1008次期当主会議

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