メインコンテンツまでスキップ

聖杯戦争の基本ルール

概要

聖杯戦争とは、万能の願望機「聖杯」を巡り、魔術師(マスター)と英霊(サーヴァント)が最後の一組になるまで殺し合う儀式(バトルロイヤル)である。 その形式は開催地や時代によって異なるが、基本となる「冬木式」のルールを基準に解説する。

基本原則

  1. 参加者: 選定された7人のマスターと、それぞれに召喚された7騎のサーヴァント。
  2. 勝利条件: 自分たち以外の6組を脱落させ、最後の一組として聖杯を手にすること。
  3. 期間: 通常、儀式の期間は約2週間程度。サーヴァントの魂が小聖杯に満ちるまで続く。
  4. 神秘の隠匿: 魔術師の鉄則に従い、一般人に魔術やサーヴァントを目撃させてはならない。目撃者は速やかに口封じ(記憶消去、あるいは殺害)を行わなければならない。派手な破壊活動も隠蔽対象となる。

監督役 (The Supervisor)

聖堂教会から派遣される神父が務める。 魔術協会と聖堂教会の協定に基づき、中立の立場から儀式の進行を管理する。

役割

  • 隠蔽工作: 聖杯戦争による被害(ガス爆発、集団ヒステリーなど)を一般社会に対して隠蔽する。
  • 保護: リタイアした(サーヴァントを失った)マスターの保護。聖杯戦争が終わるまで教会内で匿う。
  • 調停: ルール違反者へのペナルティ付与や、緊急事態(キャスターによる広域誘拐など)の際の一時休戦命令。
  • 霊地管理: 聖杯が降臨する可能性のある霊地を管理する。

令呪 (Command Spell)

聖杯からマスターに与えられる、3画の絶対命令権。 サーヴァントを従えるための「証」であり、膨大な魔力の結晶。

機能

  1. 絶対命令: 「自害しろ」「空間転移しろ」など、サーヴァントの意志や能力を無視した強制行動が可能。ただし、サーヴァントの対魔力が高い場合、漠然とした命令(「これからもずっと俺を守れ」など)は効果が薄い、あるいは弾かれる場合がある。
  2. 魔力ブースト: 「この攻撃を強化しろ」「傷を治せ」など、サーヴァントの能力を一瞬だけ増幅させるリソースとして使用可能。
  3. 拘束力: 令呪を全て失った場合、マスターはサーヴァントを繋ぎ止める強制力を失う。サーヴァントによっては裏切る可能性がある。

譲渡と剥奪

  • 譲渡: 令呪は他者に譲渡可能。
    • 方法: 専用の術式や、霊媒医師による外科手術的な移植が必要(腕ごと移植するなど)。言峰綺礼は、リタイアしたマスターから令呪を回収し、保管・再配布する権限と技術を持っていた。
  • 委託: マスターが協力関係にある場合、令呪の使用権のみを貸し借りすることはできないが、「令呪を使って相手を支援する」ことは可能。
  • 再契約: サーヴァントを失ったマスターが、マスターを失った「はぐれサーヴァント」と再契約する場合、令呪が残っていればそれを使用して契約を結び直すことができる。

補充

原則として、一度消費した令呪は回復しない。 ただし、監督役が「報酬」として予備の令呪を譲渡する場合がある(冬木のルールにおいて、共通の敵を倒した場合など)。


サーヴァントの契約維持

サーヴァントが現界し続けるためには、以下の条件が必要。

  1. マスターからの魔力供給: 活動に必要な魔力をマスターから受け取る。
  2. パス(経路)の接続: 現世に留まるための錨(アンカー)。
  3. 魂喰い: マスターの魔力が不足している場合、一般人を襲って魂(生命力)を食らうことで魔力を補給することがある。

契約解除・変更

  • マスターの死: 契約は切れ、サーヴァントは現界維持スキル(単独行動など)がない限り数時間で消滅する。
  • ルールの破壊者 (Rule Breaker): キャスター(メディア)の宝具などによって、強制的に契約を断ち切り、主従関係を上書きすることが可能。