ローラン
1. 概要
シャルルマーニュ伝説に登場する十二勇士(パラディン)筆頭の聖騎士。中世叙事詩『ローランの歌』および叙事詩『狂えるオルランド』の主人公であり、聖剣デュランダルと角笛オリファントの持ち主。
出自と伝説
フランク王シャルルマーニュの甥にして最強の騎士。神への信仰篤く、富に興味を持たず、名誉を何より重んじる。敵に対しても礼節があれば礼節を返し、無礼には身震いするような怒りで返す熱血漢である。素手で人間を引き裂く怪力と、金剛石と同程度と称される頑丈な肉体(スキル『金剛体:A』/弱点は足の裏)を持ち、海魔オルクを船の錨で叩き潰したという逸話も伝わる。
その一方で、恋愛方面では極端に脆い。美女アンジェリカを追い回して任務を放り出し、振られては発狂して暴れ回るという伝説が『狂えるオルランド』で語られており、FGOではこれが**「恋に恋してさめざめと涙:C」**という狂化の亜種スキルとして表現されている。ちょくちょく裸になるのも同様の伝説由来である。公式プロフィールは「それ以外は本当に素晴らしい騎士。裸になる以外は本当に」と評し、聖杯戦争で引き当てれば余程のことがない限り勝ち進めるサーヴァントだと分析している。
ロンスヴォーの悲劇
ローランは養父ガヌロン(ガン)の逆恨みによって罠に嵌められ、二万の自軍に対し敵軍四十万という絶望的な戦いに追い込まれる。彼は援軍を呼べる角笛を最後まで吹かなかった――が、その理由は名誉のためではなかった。オリヴィエに詰め寄られた彼はこう答える。「情けない話。どれだけ力を籠めても吹けぬのだ。養父であるあの男の裏切りを、俺は未だに信じられぬのだ」。信じた相手に裏切られることに、いつまで経っても慣れられない――それがこの底抜けの好漢の本質だった。仲間が全滅した後、ローランは全身から血を流し脳漿がはみ出るほどの力で角笛を吹き鳴らし、それが養父の死をもたらすと確信しながら息絶えた(公式プロフィール)。
宝具『不毀の極聖(デュランダル)』は切れぬものなし・刃毀れなしと謳われる不朽不滅の聖剣で、エクスカリバーと並び称される。黄金の柄には稀少な聖遺物が多数納められており、隠された効果として奇跡を起こすことができる。ただし代償は極めて大きい。第二宝具『いと遅き角笛(ロンスヴォー・オリファント)』は吹き鳴らすことで事態を打開する特殊な宝具で、大きく吹くほど効果は上がるがローラン自身も傷つく。
FGO本編での役割
FGOにおける彼の最大の見せ場は、亜種特異点『死想顕現界域 トラオム』である。同章で彼はアストルフォ、ブラダマンテ、そして王シャルルマーニュと共に戦い、最後の決戦で復讐界域の応報門を開くべく、命を懸けて奇跡を起こそうと奮戦した。しかしその代償として、生命ばかりか名誉さえも奪われる。公式プロフィールは「彼の記録、彼の記憶は何一つとして残されていない」「それは自分自身はもちろんのこと、カルデアのマスターですら例外ではない」と記す。記録にも記憶にも残らない、無銘が刻まれた墓碑――それがトラオムにおけるローランの結末であり、ロンスヴォーの悲劇の再現を回避した者への、せめてもの祈りが添えられている。
その後は『CBC2024 シャルルマーニュのモンジョワ・騎士道!』で騎士道劇に興じ、『奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション』では「他のラスボス候補よりうちのバカの方がまだマシっていうか」と苦笑しつつ王のために立ちはだかるなど、明朗な戦友としての姿を見せている。戦闘中は「デュランダル! デュランダル! デュランダル! 膝蹴り! デュランダル!」と一切のひねりなく聖剣を振るう。
出典: 公式プロフィール(ゲーム内マテリアル)/ゲーム内シナリオ本文(死想顕現界域 トラオム、CBC2024 シャルルマーニュのモンジョワ・騎士道!、奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション、幕間の物語、絆礼装シナリオ「騎士として」ほか)
2. 別クラス/バリエーション
- シャルルマーニュ(Saber) — 主君
- アストルフォ(Rider) / アストルフォ(Saber) — 十二勇士の同輩
- ブラダマンテ(Lancer) — 十二勇士の同輩
3. ステータス
- クラス: Saber
- 真名: ローラン
- 性別: 男性
- 出典: シャルルマーニュ伝説
- 地域: フランス
- 属性: 秩序・善/狂奔時には混沌
- 身長/体重: 183cm・99kg
- 設定作成: (設定作成者)
- キャラクターデザイン: 坂本みねぢ
- CV: 寺島拓篤
| パラメータ | ランク |
|---|---|
| 筋力 | A |
| 耐久 | A+ |
| 敏捷 | B |
| 魔力 | C |
| 幸運 | B |
| 宝具 | A |
4. 宝具
不毀の極聖 (デュランダル)
- ランク: A+
- 種別: 対人宝具
- レンジ: -
- 最大捕捉: -
自身に無敵貫通状態を付与(1ターン)&攻撃力をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>&クリティカル威力をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ> + 敵単体に超強力な攻撃
5. プロフィール
キャラクター詳細
強靱にして不撓不屈。高潔にして笑顔爽快。 高潔で富には興味がなく、 神への愛と名誉を遵守する聖騎士。 敵に対しても礼節があれば礼節を返し、 無礼には身震いするような怒りで返す。 如何なる不利な状況でも立ち上がり、 吼え立てる熱血漢でもある。 ……なのだが、時折恋愛が原因で狂奔し、 ちょくちょく裸になる。 それ以外は本当に素晴らしい騎士。 裸になる以外は本当に。
プロフィール2
聖杯戦争で彼を引けば、余程のことがない限り勝ち進めるだろう、と分析されるサーヴァント。 ステータス、スキル、宝具、全てに隙がなく、正当な手段で彼を打倒することは極めて難しい。
マスターへの態度も至って穏健。 男女問わず、礼節を保つ。 主に対して誠実に向き合おうとするので、 サーヴァントとしては極めて扱いやすい。 悪辣なマスターでない限り、共に戦って聖杯を勝ち取ってくれるであろう。
当然ながら、彼にも弱点は幾つかある。 特筆すべきは誘惑への耐性のなさだろう。 ローラン的にストライクの美女が聖杯戦争の関係者として現れないことを祈るしかない。 そしてもちろん、最悪のタイミングでそれが出現したりするのもまた、ローランの常なのだが。
プロフィール3
○金剛体:A 硬度10のダイヤモンドボディ。槍、剣、弓矢、如何なる方法でも傷つけることはできない。ただし、この手の伝説には当然ながら弱点が存在し、ローランの場合は足の裏が該当する。 戦場でどうやって足の裏を攻撃するかは、戦術次第であろう。
○恋に恋してさめざめと涙:C 狂化の亜種スキル。 見知らぬ誰かに対して恋に落ちやすく、振られやすい。 振られやすいってスキルではなく本人が原因なのではと考えられなくもないが、気にしてはいけない。 他者誘惑系のスキルや宝具への弱体化と引き換えに、 様々な恩恵を獲得する。
○いと遅き角笛:EX 本来は宝具。 効果は後述。
プロフィール4
『不毀の極聖』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
デュランダル。 切れぬものなし、刃毀れなしと謳われ、エクスカリバーと並び称されることも多い不朽不滅の聖剣である。 黄金の柄にはヘクトールの時代には存在しなかった稀少な聖遺物が多数入っており、その影響で概念武装としても極めて有効。 また、隠された効果として奇跡を起こすことができる。現象として可能であれば、大抵のことが実現する。ただし、その代償は極めて大きい。
◆
『いと遅き角笛』 ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:100人
ロンスヴォー・オリファント。 オリファントは角笛の意味(エレファントの別綴りが語源である)、ロンスヴォーは他ならぬローランを含めた十二勇士のほとんどが討ち死にした血戦の地名である。 罠にかかり窮地に陥ってなお名誉にこだわったローランは、援軍を呼ぶことができるこの角笛を吹くことを嫌がったが、とうとう吹くことを決断。 だが、智将にして友人であるオリヴィエは「遅すぎたのだよ、ローラン」と嘆いた。
ローランが死ぬ気で吹いた角笛は届き、シャルルマーニュと共に訪れた援軍だが、十二勇士たちは間に合わず、そのほとんどが戦死したと言われている。
吹き鳴らすことで事態を打開させることが可能な、 やや特殊な宝具。ある意味で聖剣デュランダルが保有する奇跡に近しいものがある。
大きく吹けば吹くほどに、事態打開も容易になるが、 その分だけローランもダメージを受ける。 本作ではスキルとして表現されている。
プロフィール5
ローランの歌、あるいは狂えるオルランドなどで人気を博した、信仰心に厚い好青年英雄。 ただし、振られると発狂し暴れ回るなど恋愛方面では、 少々メンタルが弱い。
素手で人間を引き裂く怪力、金剛石と同程度と称される頑丈な肉体。 中でも、海魔オルクを相手にした際は、船の錨で叩き潰すという勇猛っぷり。
なのに途中で任務をほっぽり出してアンジェリカという美女を追い回すあたり、非常な残念っぷりも窺える。 とはいえ、ここまでならば「勇猛なる聖騎士」の範疇に収まっていたかもしれない。
ローランは養父ガヌロン(ガン)の逆恨みによって、罠を仕掛けられた。 彼を初めとするシャルルマーニュ十二勇士は奮戦したものの、二万の自軍に対して敵軍四十万。 圧倒的な数を前に、英雄たちは次々と倒れていく。
ローランは最後の最後まで、援軍を呼べる角笛を鳴らせなかった。 致命的な状況で迷った彼を、オリヴィエは責めた。 己の武勇がそんなに優れていることを証明したいのかと。 「そうではない」とローランは応じる。 「では、何故だ」とオリヴィエは問い質す。
ローランは心底情けない口調で告げた。 「―――情けない話。どれだけ力を籠めても吹けぬのだ。養父であるあの男の裏切りを、俺は未だに信じられぬのだ」 オリヴィエはようやく気付いた。 悲恋を味わうことも、憤怒を抱くこともあったこの底抜けの好漢は、信じた相手に裏切られることにいつまで経っても慣れることができないのだと。
誰も彼もが討ち果たされたとき、ローランは後悔しながら角笛を高らかに吹いた。 全身から血を流し、脳漿がはみ出るほどに力強く吹いて、彼はしばらく戦った後に息絶えた。
自身の角笛が、養父の死をもたらすであろうことを確信しながら―――
プロフィール6
○トラオムにおいて 彼の記録、彼の記憶は何一つとして残されていない。 十二勇士であるアストルフォ、ブラダマンテ、 そして王たるシャルルマーニュと共に戦ったことも。 最後の決戦で復讐界域の応報門を開くため、 命懸けで奇跡を起こそうと奮戦したことも。 その代償として、自身の生命ばかりか名誉さえも 奪われてしまったことも。 誰も、何も、全く覚えてはいないのだ。 それは自分自身はもちろんのこと、 カルデアのマスターですら例外ではない。
記録にも記憶にも残らない。 まさに無銘が刻まれた墓碑。 されど、ロンスヴォーの悲劇の再現を回避した彼の者に、光と救いがあらんことを。
6. 登場作品と役柄
6.1 Fate/Grand Order
(ゲーム内での役割)
7. 人間関係
(他サーヴァントや人物との関わり)
13. リンク
関連ページ
登場する章
- 死想顕現界域 トラオム — この章で 229 行の発言
- CBC2024 シャルルマーニュのモンジョワ・騎士道! — この章で 62 行の発言
- 奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション — この章で 30 行の発言
関連する概念礼装
- 概念礼装『騎士として』 — プロフィールが本人に言及
8. 登場シナリオ (自動抽出)
8.1 メインシナリオ
- 第二部八章 スラヴォニア
- EX章 魑魅のポンテ
- EX章 屍の帝都
- カルデア妖精騎士杯 ~二代目の凱旋~
- ミスティックアイズ・シンフォニー
- CBC2024 シャルルマーニュのモンジョワ・騎士道!
8.2 幕間の物語
- 幕間の物語に登場
8.4 共演キャラクター (シナリオ共演)
- アキレウス
- アスクレピオス
- アストルフォ
- アストルフォ&ローラン
- アストルフォ(直感的なアレ)
- アニング
- アルトリア・キャスター
- アンソニー
- アンドロメダ
- アーキタイプ:アース
- アーラシュ
- イアソン
- イアソン(←マクダフ)
- イリヤ
- イリヤ&クロエ
- エジソン
- エジソン・オルタ
- エレシュキガル
- エレナ
- オリオン
- カイニス
- カエサル
- カズラドロップ
- カドック
- カルデアスタッフ
- カール大帝
- カール大帝(?)
- ガウェイン
- ガラテア
- ガレス
- (他 173 キャラ)
このセクションはシナリオデータから自動生成されました。