幕間の物語
この用語は何か
幕間の物語とは、サーヴァント一騎ごとに用意された短編シナリオの総称であり、作中の設定用語ではなくゲーム上の区分である。特異点や異聞帯のような舞台ではなく、そのサーヴァントの掘り下げのために置かれたサイドストーリー群を指す。
そのため、シナリオ本文でこの名が呼ばれることはほとんど無い。全シナリオを走査しても「幕間」の用例は 3 件、「インタールード」は 1 件しかなく、しかもその大半は登場人物が自分の置かれた枠組みを自覚して口にするメタ発言である。この語について、作中から読み取れる設定は事実上存在しない。
Wiki 内での位置づけ
本サイトは幕間の物語のシナリオ群をひとつの章として扱い、幕間の物語(war 1003)にまとめて収録している。他の用語ページで「幕間の物語」が言及の多い章として頻繁に挙がるのはそのためで、章としての幕間の物語は本編で語られなかった設定の開示場所になっている。たとえば未来視の副作用、異聞帯の王であった始皇帝が特異点を配置した黒幕であったこと、聖杯の泥が記録の残滓を生むことは、いずれも幕間で語られる。
本ページが説明するのは「幕間」という語そのものであり、幕間で語られた個々の設定は各用語ページ側にある。
作中での言及(全 4 件)
幕間の物語
BBは、パッションリップの幕間へ入ってきたマスターに向かって、いま自分たちがどの幕間にいるのかを話題にする。幕間が「誰の幕間か」で識別される単位であることを、作中人物の側が前提にして喋っている。
- 〔サクラ迷宮/M〕BB —「え……ここにいる経緯(けいい)が分からない? ここはリップの幕間の筈だ、ですか?」 (この場面を読む)
もう一件はジャガーマンで、自分の幕間が終わった直後に「幕間アフター」の開始を宣言する。幕間という枠の外側にもう一段の枠を作ってみせるという、枠組みを認識していなければ成立しない冗談である。
- 〔夜回り! ジャガ村先生!〕ジャガーマン —「掟破りの幕間アフター、はじまるよー!」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 幕間の物語
亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿
残る 1 件はゲーム用語ではない。新宿のアサシンが撤退にあたって口にする「幕間」は、演劇の休憩を指す通常の日本語である。検索語としての「幕間」がこの用法を拾ってしまうため、実質的な自己言及は 3 件しかない。
- 〔変化自在バガボンド〕新宿のアサシン —「いやあ、面白いものを見せてもらった! だが、そろそろ幕間か。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿
カルデアゲート
唯一の片仮名表記がこれで、BBがゲームのメニュー構造そのものを口にする。幕間の物語とは別に「メイン・インタールード」という枠があり、そこから大型シナリオが呼び出される、という案内である。
- 〔BBちゃんの反省〕BB —「『メイン・インタールード』から、 『深海電脳楽土 SE.RA.PH』をプーーーッシュ! です!」 (この場面を読む)
→ 章別解説: カルデアゲート
読み取れる設定
- 作中人物が枠組みを認識している(確定): 幕間は「誰の幕間か」で識別される単位として、BBの台詞に前提されている。
- 「メイン・インタールード」という別枠がある(確定): 幕間の物語とは別に、そこから大型シナリオが呼び出される上位区分が存在する。
- 語りうるのはここまで(確定): 幕間の物語というシナリオ群の性格・解放条件・位置づけについて、シナリオ本文から読み取れる設定は無い。本ページを設定解説として厚くすることはできない。
- 【推測】 メタ発言を行うのがBB・ジャガーマンという、いわゆる第四の壁を越えるキャラクターに限られていることから、この語の作中使用はそのキャラクターの特権的な逸脱として演出されていると読める。
揺れ・矛盾
- 用例が極端に少ない。 4 件のうち 1 件は演劇用語としての一般語であり、ゲーム用語としての自己言及は 3 件しかない。
- 表記の偏り。 片仮名の「インタールード」はBBの 1 件のみで、他はすべて「幕間」である。「幕間の物語」という完全な形は、シナリオ本文に一度も現れない。
関連
FGO全シナリオ(メインストーリー・イベント・幕間・バレンタイン、全151章 1,104,754行)を機械走査し、『幕間の物語』および別名表記を含む発話を全件収集したうえで構成している。引用はすべてゲーム内テキストの原文(演出タグを除去した表示テキスト)であり、要約・改変を行っていない。原文中の改行は半角スペースに置き換えて一行で示した。話者名の無い地の文・システム表示は「(地の文)」と表記する。編者の解釈のうち原文から確実に読み取れないものには 【推測】 を付す。
付録: 原文引用アーカイブ
原文引用アーカイブ(機械収集・4 本)— 本文で扱わなかった言及もここに残してある
本節はコンコーダンス一致行を全件収録している。一致行は原文ベースで 4件、同一 war 内で完全に同一の(話者・本文)が重複する分岐台本を除去すると 4件(3章)。
章の並びはゲーム内の章番号順(メインシナリオ → イベント)である。
幕間の物語(war 1003・引用2件) 〈場面:サクラ迷宮/M〉
- BB —「え……ここにいる経緯(けいい)が分からない? ここはリップの幕間の筈だ、ですか?」
〈場面:夜回り! ジャガ村先生!〉
- ジャガーマン —「掟破りの幕間アフター、はじまるよー!」
亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿(war 201・引用1件) 〈場面:変化自在バガボンド〉
- 新宿のアサシン —「いやあ、面白いものを見せてもらった! だが、そろそろ幕間か。」
カルデアゲート(war 9134・引用1件) 〈場面:BBちゃんの反省〉
- BB —「『メイン・インタールード』から、 『深海電脳楽土 SE.RA.PH』をプーーーッシュ! です!」