異聞帯
この用語は何か
異聞帯(ルビ:ロストベルト)とは、本来なら剪定事象として打ち切られていたはずの歴史が、打ち切られないまま現在まで積み上がってしまった世界のこと。特異点との違いは「壊れているかどうか」で説明される。特異点は正しい歴史が途中で狂わされた点だが、異聞帯は分岐した地点から先が何百年・何千年と正常に運行された帯であり、内部から見れば何ひとつ間違っていない。カドックがマシュに投げつける「点じゃない、帯だ。」という訂正が、この語のいちばん短い定義である。
異聞帯が地球に現れたのは自然現象ではない。異星の神によって蘇生された七人の魔術師——クリプター——が、空想樹を楔として一つずつ担当地区に打ち込み、白紙化された地表のテクスチャを異聞史で上書きした結果である。ゆえに異聞帯は汎人類史と同じ地球を奪い合う関係にあり、どちらか一方しか残れない。しかも競合相手は汎人類史だけではなく、異聞帯同士も互いを食い合う設計になっている。
そして本編の終盤、この理解そのものが覆される。異聞帯は「消された可能性が生き延びたもの」ではなく、空想樹の内側に作られた銀河を本物として成立させるために運営された燃料だった、というのが終章での結論である。同時に、カルデアが守ってきた汎人類史それ自体が、この宇宙で最初に作られ今も運営が続いている異聞帯——ロストベルト・ナンバーゼロ——だと告げられる。
設定としての総論(一覧表・クリプターと異星の神の関係)は ロストベルト(異聞帯) にまとめてある。本ページは作中で何が語られ、何が起きたかを章ごとに追う。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正体 | 剪定されたはずの歴史が、空想樹に繋ぎ留められて現在まで存続した世界 |
| 別表記 | ロストベルト(ルビ)/異聞史/異聞世界(LB6のみ) |
| 発生源 | 濾過異聞史現象。異星の神とクリプター七名による地球テクスチャの書き換え |
| 維持装置 | 各異聞帯に一本ずつ植えられた空想樹。切除が攻略条件になる |
| 危険度の指標 | 異聞深度。汎人類史からの逸脱が大きいほど高い(LB3でシオンが導入) |
| 相互関係 | 汎人類史とも他の異聞帯とも共存不能。最後に一つだけが「正史」になる |
| 数 | 七つ(ヨーロッパ三・アジア二・南米一・大西洋一) |
| 語の初出 | Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア(冒頭のクリプター会議で既出。カルデアが耳にするのはアマデウス・オルタの宣告) |
七つの異聞帯
各異聞帯は「何かを手放すことで安定していた世界」として描かれる。カルデアが踏み込むたびに、その世界が何を捨てたのかが判明していく。
| No. | 舞台 | 異聞帯の王 | この世界が手放していたもの |
|---|---|---|---|
| 1 | 永久凍土帝国 アナスタシア(ロシア) | イヴァン雷帝 | 人間の身体。住人は獣と融合したヤガとなり、他の生物はほぼ死に絶えた。音楽も失われている |
| 2 | 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング(北欧) | スカサハ=スカディ | 増える力と老いる時間。三千年経っても一〇〇の集落・一万人から増えず、人類は生態系の最下層 |
| 3 | 人智統合真国 シン(中国) | 始皇帝 | 願うこと。飢えも病も争いもない代わりに誰も何も祈らず、英霊が召喚されない |
| 4 | 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ(インド) | 神たるアルジュナ | 積み上げること。十日周期で世界が破壊・再創造され、文明が成長しない |
| 5 | 神代巨神海洋 アトランティス / 星間都市山脈 オリュンポス(大西洋) | ゼウス | 人が主役であること。神が統治者として君臨し続け、技術水準だけが汎人類史を凌駕する |
| 6 | 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ(ブリテン) | モルガン | 人間そのもの。英雄が一人も生まれず、汎人類史の英霊は島に立ち入ることすらできない |
| 7 | 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン(南米) | ククルカン | 人類という霊長。選ばれたのは恐竜であり、地表の文明は外部観測では死に絶えていた |
章別解説
Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア
語そのものは章の冒頭、クリプターたちの遠隔会議で既に飛び交っている。だがカルデアがそれを初めて耳にするのは、宮廷音楽家アマデウス・オルタが一行に浴びせた宣告のなかである。「この異聞帯に、貴様たちの居場所はない。」——聞き咎めたのはホームズで、彼は心中で「異聞……なるほど、異聞か!」と呟き、これがテクスチャの上書きであるならば確かに帯と呼ぶべきだ、と即座に組み上げる。それまで「特異点に似た異常地帯」としか説明できていなかった極寒のロシアに、名前と構造が同時に与えられる瞬間である。
- 〔マン・オブ・ザ・グレイ〕アマデウス・オルタ —「この異聞帯に、貴様たちの居場所はない。 故に立ち去るな、殺してやる。」 (この場面を読む)
定義が正面から語られるのは、アントニオ・サリエリを交えた〔皇女アナスタシア〕の場面である。ホームズは、このロシアが特異点と違うのは「『何も間違ってはいない』世界」だからだと述べ、異聞帯を「異なる過程を歩んできた人類の年表」——点ではなく帯として現在まで続いたもの——と規定する。ダ・ヴィンチはさらに踏み込み、並行世界ですらないと否定する。並行世界は「みんなコースが同じ」隣家のような世界群だが、異聞帯はコースそのものから外れて打ち切られた歴史であり、それが侵略兵器として地球上に持ち込まれたのだ、と。この現象に彼女が仮につけた名が濾過異聞史現象である。
- 〔皇女アナスタシア〕ホームズ —「だがこのロシアは違う。 『何も間違ってはいない』世界だ。」「異聞帯。異なる過程を歩んできた人類の年表。 一時の点ではなく、帯として現在まで続いたもの。」 (この場面を読む)
- 〔皇女アナスタシア〕ダ・ヴィンチ —「いや、それは違う。 異聞帯(ロストベルト)は並行世界ですらない。」「だが今回は違う。異聞帯(ロストベルト)という人類史による、 地球そのものへの攻撃だ。」 (この場面を読む)
敵側からの説明も同じ章で与えられる。カドック・ゼムルプスは通信越しに「点じゃない、帯だ。」とマシュの誤解を正し、自分たちクリプターの仕事は異聞帯を生育して汎人類史に終わりをもたらすことだと宣言する。滅ぼす対象は汎人類史だけではない——担当以外の異聞帯も消えてもらう、と彼は付け加える。この時点で、異聞帯同士が最終的に一つに絞られるルールが提示されている。
- 〔異聞の帯〕カドック —「この異聞帯―――ロストベルトを生育し、 汎人類史に終わりをもたらす。」「点じゃない、帯だ。 最早転換点は過ぎ去り、この世界は歴史を紡いでいる。」 (この場面を読む)
そのルールを定めたのはクリプターの長キリシュタリア・ヴォーダイムである。章の冒頭、遠隔会議で彼が確認する不可侵協定は、各自が担当の異聞帯を拡大し、境界が衝突した時点でより強い人理を築いたほうが相手を養分にする、というものだった。優劣は議論ではなく併呑で決まる。彼はこれを「異聞帯による人理再編」と呼び、もう一度人類が神と共にある世界を作ると宣言する。
- 〔intro.1〕キリシュタリア —「より強い人理を築き上げた異聞帯(ロストベルト)が、 脆弱な異聞帯(ロストベルト)を養分とする。」「我々の使命は異聞帯(ロストベルト)による人理再編。 もう一度、人類が神と共にある世界を作り上げる事にある。」 (この場面を読む)
このロシアが何を失った世界なのかは、住人ではなく召喚された者の口から語られる。サリエリは自分が異聞帯側の英霊かと問われて否定し、その理由をただ一言、このロシアから音楽は失われたのだから、と述べる。言峰神父はさらに冷たい要約を与えている——ここは滅びに抗う人間の姿すら存在しない、どうあろうと未来のない世界である、と。
- 〔皇女アナスタシア〕サリエリ —「無論、違うとも。 このロシアから音楽は失われたのだからな。」 (この場面を読む)
- 〔妖眼〕神父 —「この異聞帯(ロストベルト)は、 どうあろうと未来のない世界なのだから。」 (この場面を読む)
なお、剪定事象と異聞帯を最初に一本の線で結んで見せたのは合流したばかりの宮本武蔵である。彼女はホームズたちの説明を聞くなり、要するに剪定事象がなぜか続いているロシアなのね、と言い当てる。
- 〔地獄への程よい旅路〕武蔵 —「ここは異聞帯(ロストベルト)。 違う世界……剪定事象がなぜか続いているロシア、と。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア
Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング
異聞帯が住人にとって何なのかが初めて内側から語られる章である。北欧の集落は一見のどかだが、ダ・ヴィンチの分析は容赦がない。この世界の霊長は生命力の順に巨人種・神と御使い・人類の三層で、人類は最下層。集落の外では生きられず、外へ扉が開くのは間引きのためだけだ、と彼女は結論する。
- 〔万物の霊長(後編)〕ダ・ヴィンチ —「北欧異聞帯(ロストベルト)に於いては、残念ながら 人類は決して万物の霊長などではないと言えるだろう。」「人類こそが最底辺の生物だ。」 (この場面を読む)
- 〔万物の霊長(後編)〕ダ・ヴィンチ —「そう。間引きのためだけだ。」 (この場面を読む)
決戦前、女神スカサハ=スカディが明かすのは、この異聞帯の王が最初から真相を知っていたという事実である。北欧はラグナロクを生き延びたにもかかわらず、そのわずか半年後に人理から消された。にもかかわらず三千年の時間が実際に流れた——彼女はその矛盾を奇跡と呼び、奇跡を続けるためなら汎人類史の那由多の命を奪うと宣言する。ホームズは、来訪したクリプターに教えられるより前に彼女が異聞帯の異常を自覚していたことを見抜く。
- 〔───征け、黄昏を越えて〕ホームズ —「…………異聞帯(ロストベルト)が自然ならざる異常の存在なのだと。 貴女は、はっきりと自覚している。」 (この場面を読む)
同時に彼女は、自分の世界の限界も正確に言葉にしている。三千年を費やしても一〇〇の集落・一万人しか救えず、住人を老いるまで生かすことすらできない。穏やかで争いがなく悪も生まれないが、その先がない——異聞帯が剪定された理由の、最も痛切な自己申告である。
- 〔───征け、黄昏を越えて〕スカサハ=スカディ —「この異聞帯(ロストベルト)には先がない。 明日がない。」「この世界では、それ以上の先はない。 発展をする、変化する力がない。」 (この場面を読む)
- 〔───征け、黄昏を越えて〕スカサハ=スカディ —「たった100の集落、 たった1万のヒトしか我が手で掬(すく)う事叶わず!」 (この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング
Lostbelt No.3 人智統合真国 シン
異聞深度という物差し
彷徨海で合流したシオン・エルトナム・アトラシアが、それまで手探りだった異聞帯理解に定義と等級を与える。彼女はまず異聞帯を「人類史そのものに切り捨てられた、“これ以上は意味がない”行き止まりの歴史」と言い切り、続いて危険度の測り方を示す。分岐年代の古さではなく、汎人類史からどれだけ逸脱したかで測る——それが異聞深度である。
- 〔intro.3-4〕シオン —「異聞帯は人類史そのものに切り捨てられた、 “これ以上は意味がない”行き止まりの歴史です。」「異聞帯の強さ、危険度は『汎人類史』から どれほど逸脱してしまっているかで測ります。」 (この場面を読む)
- 〔intro.3-4〕シオン —「即ち『異聞深度(いぶんしんど)』。」「これが高ければ高いほど、その異聞帯は 汎人類史を否定する“人理”という事です。」 (この場面を読む)
同じブリーフィングで、七つの異聞帯の所在も初めて一覧される。ヨーロッパに三、アジアに二、南米に一、そして大西洋の中心に一。有史以来人類の版図になったことのない大西洋に異聞帯があるという報告にゴルドルフは絶句するが、そこがクリプターのリーダーの本拠地だと推定される。イギリスと南米については早くも例外が申し送られる——イギリスは深度そのものが測れず(「この惑星に馴染めていない」)、南米はあらゆる推測が不明で、文明がほぼ死に絶えていると。
- 〔intro.3-4〕シオン —「イギリスの異聞帯は深度が測(はか)れないのですが、 それは“この惑星に馴染(なじ)めていない”事を意味します。」 (この場面を読む)
- 〔intro.3-4〕シオン —「一方、南米も異聞深度は高いのですが、 こちらはあらゆる推測が『不明』となっています。」「どうやら文明がほぼ死に絶えているようなのです。 なので、」 (この場面を読む)
以後、異聞帯に浮上するたびに艦内アナウンスが二つの数値を読み上げる。中国が「汎人類史残存数値:A/異聞深度:E」であるのに対し、次のインドは「汎人類史残存数値:C/異聞深度:A」で、同じ異聞帯でも汎人類史からの距離はまったく違うことが数値で示される。実際、中国に降りたムニエルの第一声は「不気味なぐらいに普通です」であった。
- 〔第三の異聞帯〕アナウンス —「汎人類史残存数値:A 異聞深度:E」 (この場面を読む)
願いのない世界
中国異聞帯そのものは、争いも飢えも病もない安定した帝国である。国民には仙術由来の万能薬が祝い事のたびに配られ、生まれてこのかた風邪ひとつ引かない。荊軻はこれを「飼われる家畜も同然だ」と斬って捨てる。そしてホームズは、この世界でカルデアの霊基グラフが作動しなかった理由を、この安寧そのものに求めた。サーヴァントの召喚は祈りに応じる仕組みであり、誰も何も願わない世界には英霊が現れない。
- 〔泰平の大地〕荊軻 —「ああ。到底、人の生き方とは言えない。 飼われる家畜も同然だ。」 (この場面を読む)
- 〔泰平の大地〕ホームズ —「誰も願望を懐かない世界には、サーヴァントも また現れない。これは道理だと思えるんだがね。」 / マシュ —「英霊が必要とされない世界…… それがこの異聞帯、なのですか?」 (この場面を読む)
この推論は章の終盤で実証される。スパルタクスの叛逆に触発された住人の心に願いが生じた瞬間、死んでいたはずの霊脈が霊基グラフに応答し、英霊が召喚され始める。異聞深度という指標が、単なるランク付けではなくその世界に英霊が発生しうるかどうかという具体的な現象と結び付いていることが分かる場面である。
また本章では、異聞帯同士の関係がダ・ヴィンチによって簡潔に言い直される。異聞帯は複数あるが地球は一つしかない。
- 〔始皇帝〕ダ・ヴィンチ —「異聞帯は複数。けど地球はひとつきり。 となれば行き着く先は命懸けの椅子取りゲームだ。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.3 人智統合真国 シン
Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ
章冒頭のナレーションが、ここまでの三つを一文ずつで総括したうえで、異聞帯の設計思想を明示する。それぞれが領土を拡大し、最も優れた異聞帯が「異聞」から「正史」へ昇格する——異聞帯とは、正史の座を争わされる候補者なのだという規定である。クリプターにとって倒すべき相手は同じクリプターであり、滅び去った旧人類は障害ですらなかった、と続く。
- 〔intro.4〕(地の文) —「これら異聞帯(ロストベルト)はそれぞれの領土を拡大し、 もっとも優れた異聞帯(ロストベルト)が“異聞”から“正史”となる。」 (この場面を読む)
インド異聞帯は、それまでの三つとは形が違う。この世界では四つのユガ(時代)が十日周期で巡り、周期の終わりごとに世界が滅ぼされて作り直される。ホームズはここから、インドは異聞帯でありながらその在り方は特異点に近いと推理する。ロシア・北欧・中国が「過去に決定的な転機を迎えた世界の結果」であるのに対し、インドはまだ過程であり、世界を作り替え続けるという方法論そのものを誤りと断じられて剪定された、と。
- 〔楽園再帰/断たれし邪悪のかたち〕ホームズ —「つまるところ、このインドは紛れもなく異聞帯(ロストベルト)ではあるが、 その在り方は特異点に近いのだろう。」「ロシア、北欧、中国。今までの異聞帯(ロストベルト)は、 『過去に決定的な転機を迎えた世界の結果』だった。」 (この場面を読む)
- 〔楽園再帰/断たれし邪悪のかたち〕ホームズ —「中国異聞帯とは別の意味で、 文明の成長を止めている歪さがある。」 (この場面を読む)
そして本章は、シリーズを通じて最も鋭い異聞帯擁護論が出る場所でもある。クリプターのスカンジナビア・ペペロンチーノは、四つの異聞帯を見てきたなら分かるはずだと前置きし、それなりに平等で未来への展望があり、ただそこにいるだけで愛される——世界がそんな状態であることは稀なのだと語る。このインドは複雑さと無縁で、シンプルで、幸福だった。だからこそ剪定された。
- 〔黒き最後の神〕ペペロンチーノ —「この異聞帯(ロストベルト)はそんな複雑さとは無縁だった。 シンプルだったわ。そして幸福でもあった。」「―――だからこそ滅んだの。剪定されたのよ。」 (この場面を読む)
- 〔黒き最後の神〕ペペロンチーノ —「よく覚えておきなさい。 “汎人類史のほうが平和だ”なんてとんでもないわ。」 (この場面を読む)
これに対するホームズの応答は、反論ではなく全面的な同意である。どの異聞帯も二十一世紀ほど悪辣ではない、と彼は認めたうえで、だからこそ胸を張れと言う。すべての地獄の頂点に立つことこそが汎人類史を名乗る資格だ、と。異聞帯と汎人類史の優劣論争は、この章で「汎人類史のほうが良い世界だから勝つ」という論法を放棄する。
- 〔黒き最後の神〕ホームズ —「どの異聞帯(ロストベルト)も、ミスターマスターが 生きる二十一世紀ほどの悪辣さはないだろうさ。」「すべての地獄の頂点に立つ! それこそが汎人類史を名乗るに相応しい条件だと!」 (この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ
Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス / 星間都市山脈 オリュンポス
大西洋異聞帯は、ベリルが「下手をすると汎人類史より栄えている」と評した唯一の異聞帯である。神々が統治者として君臨し続けた結果、技術水準は汎人類史を凌駕し、機神が空を覆う。ここでクリプターの長キリシュタリア・ヴォーダイムは、異聞帯を滅ぼされる側から新しい汎人類史そのものへ押し上げると公言する。
- 〔星間都市山脈オリュンポス〕キリシュタリア —「私に言える事は、私にはこの異聞帯を 新しい汎人類史として確定させる用意があり、」「私は、私の全能力を用いて大西洋異聞帯を この星の『未来』にする。」 (この場面を読む)
同じ場でペペロンチーノが持ち込む警告は、その前提を掘り崩すものだった。異星の神は最も強い異聞帯を新しい人類史にする——使徒たちのその触れ込みは嘘で、異聞帯はどうあれ滅亡させられる。クリプターにとって異聞帯は次の汎人類史になる希望だったが、異星の神にはもっと別の用途があるらしい、と彼女は言う。この一言が終章の真相への最初の伏線になる。
- 〔星間都市山脈オリュンポス〕ペペロンチーノ —「使徒たちが散々言っているコレ、嘘よ、きっと。 異聞帯はどうあれ滅亡させられる。」 (この場面を読む)
本章の核心は、カドックが開封したオフェリアの遺した通信記録である。ここで異聞帯と空想樹の関係が理論として定式化される。剪定されたはずの歴史を繋ぎ留める楔が空想樹であり、剪定された時点で異聞帯の歴史はいったんゼロに戻る。そこから現在までの数百年〜数千年は、空想樹の内部で「仮想運営」され、その内容によって証明されたうえで地球上に出力されたものではないか——彼女はこれを編纂ではなく創造だと結論する。ロシアなら約五〇〇年、北欧なら約三〇〇〇年、中国なら約二二〇〇年、という具体的な内訳まで添えられている。
- 〔我、星を裂く雷霆(Ⅰ)〕通信記録 —「本来は消えていた筈の『歴史』を繋ぎ留める楔(くさび)、 それこそが、各異聞帯に植え付けられた空想樹です。」 (この場面を読む)
- 〔我、星を裂く雷霆(Ⅰ)〕通信記録 —「異聞帯の歴史は剪定された時点でゼロであり、 そこから現在まで続いた彼らの歴史は、」「『空想樹』の中で仮想運営されたものであり、 その内容によって『証明』され、」「これは歴史の編纂(へんさん)というより、創造です。」 (この場面を読む)
キリシュタリアの遺言もまた、この語の理解に一本の線を引く。彼はマスターに向かって、ここまで異聞帯を見てきたなら分かるだろう、汎人類史と異聞帯は同じものだと告げる。どちらも人類の統治と地球の活用、すなわち世界の存続へ向かっていた。異星の神だけが違う、と。
- 〔神を撃ち落とす日〕キリシュタリア —「ここまで異聞帯を見てきた君なら分かるだろう。 汎人類史と異聞帯は同じものだと。」 (この場面を読む)
なお本章のオリュンポスでは、異聞帯の住人自身が自分の世界の神に反旗を翻す「破神同盟」が登場する。異聞帯の人間は放っておけばよい消える泡沫の存在だと言う者もいた、というアデーレの述懐は、異聞帯の住人をどう扱うかという問いを、カルデアの側にも突きつけている。
→ 章別解説: Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス / Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス
Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ
上陸した瞬間、ホームズと英霊ネモが不調に陥る。ダ・ヴィンチが確認すると、艦に移した霊基グラフはすべて停止していた。結論はただちに出る——この異聞帯では英霊が活動できない。中国異聞帯が「英霊の必要はなかった歴史」だったのに対し、ブリテンは「英雄が存在しない歴史」であり、汎人類史の英霊はそもそもブリテン島に立ち入れない。ゴルドルフが例に挙げたのはロビンフッドで、「弓のうまい人間がいた」という程度の緩い条件すら成立しない人類史がありうるのか、という問いにホームズは「あり得ませんね」と答える。人類のフォーマットで一万年以上文明を続けるなら、名前は違えど剣の名人も弓の名人も王も生まれてくるはずだからである。
- 〔はじまり〕ホームズ —「この異聞帯では『英霊』は活動できない。」 / ダ・ヴィンチ —「中国異聞帯は 『英霊の必要はなかった歴史』だったが……」「このブリテンは『英雄が存在しない歴史』なんだろう。 だから汎人類史の英霊はブリテン島に立ち入れない。」 (この場面を読む)
異常はそれだけではない。この異聞帯の内側から見ると、地球にはブリテン島と海しか存在しない。シオンが遠隔観測で深度を測れないと報告していた理由が、ここで実地に確認される。
- 〔ロンディニウム(Ⅲ)〕ダ・ヴィンチ —「この異聞帯の中にいるかぎり、 地球にはブリテン島と海しかない。」 (この場面を読む)
そして本章は、異聞帯の定義から外れた事例を生む。妖精國ブリテンの空想樹はオリュンポス攻撃のために燃やされ、既に機能を停止している。にもかかわらず世界は消えない。ペペロン伯爵は、ここはもう汎人類史から切除された異聞ではなく、汎人類史と同じ強度を持つ新しい人類史だと述べ、ダ・ヴィンチはそれを認めて異聞世界という別語を与える。切除すべき対象という位置づけそのものが崩れ、モルガンとの対決は「異聞帯攻略」ではなくなる。
- 〔決戦前夜(Ⅰ)〕ペペロン伯爵 —「この異聞帯は他の異聞帯とは違う。 空想樹を切除しても無くなる事はない。」 / ダ・ヴィンチ —「……異聞帯ならぬ異聞世界、という事だね。 私もそれは認めるよ。」 (この場面を読む)
その一方で、異聞帯出身者に課された残酷な原則もここで確定する。妖精暦のブリテンは剪定事象=異聞帯であり、異聞帯で生まれた生命は異聞帯でしか生きられない——移住という逃げ道は最初から存在しない。
- 〔決戦前夜(Ⅰ)〕ダ・ヴィンチ —「異聞帯で生まれた生命は、 異聞帯でしか生きられない。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ
Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン
最後の異聞帯では、住人のほうが先に事情を理解していた。地底世界ミクトランで一行を迎えた賢者テペウは、自分たちの世界が異聞帯と呼ばれるものであることも、汎人類史と異聞帯が「残るべき歴史と、消えるべき歴史」であることも承知していると告げ、そのうえでカルデアを客人として遇する。異聞帯の側から対話が始まる唯一の例である。
- 〔黄金樹海〕テペウ —「そして我々の世界が『異聞帯』と呼ばれる 世界である事も承知しています。」「汎人類史と異聞帯。 残るべき歴史と、消えるべき歴史。」 (この場面を読む)
この異聞帯が手放していたのは人類という霊長の座そのものである。テペウは自らを「南米異聞帯、地底世界ミクトランにおける人類」と名乗るが、その姿は恐竜人類(ディノス)であり、分岐点は六六〇〇万年前の大絶滅にまで遡る。汎人類史では人類が選ばれ、この世界では恐竜が選ばれた——分岐年代の桁が他の六つとまったく違う。
- 〔黄金樹海(Ⅰ)〕テペウ —「はじめまして。私はテペウ。 南米異聞帯、地底世界ミクトランにおける人類です。」 (この場面を読む)
- 〔黄金樹海紀行〕テペウ —「汎人類史では人類が選ばれ、 この南米異聞帯では恐竜(われわれ)が選ばれた。」 (この場面を読む)
さらにミクトランは、LB6に続いて空想樹が枯れているのに異聞帯として成立しているという例外を示す。ダ・ヴィンチは、ブリテンと同様に空想樹の虚が虚のままであるのに、この世界は異聞帯のまま西暦2017年まで続いていると首をひねる。空想樹=異聞帯の存立基盤という LB1 以来の等式は、最後の二つで連続して破られる。
→ 章別解説: Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン
奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス
異聞帯を七つ滅ぼしたことが、罪として法廷に持ち出される章である。訴因を読み上げる言峰綺礼の言葉は身も蓋もない。カルデアの罪状は人道に対する罪、すなわち異聞帯の絶滅を目的とした大量虐殺であり、その回数は第一異聞帯から第七異聞帯まで七回。
- 〔プロローグ〕言峰綺礼 —「カルデアは人道に対する罪。 即ち、異聞帯(ロストベルト)の絶滅を目的とした大量虐殺。」 (この場面を読む)
- 〔なぜ貴女は盾を持ったのか〕言峰綺礼 —「君たちは七つの異聞帯を巡り、 その歴史を消し去り、そこに住まう人々を滅ぼした。」 (この場面を読む)
弁護に立つモリアーティは、緊急避難の法理を汎人類史全体に拡大して無罪を主張する。だが彼はその論を組み立てるにあたり、避けたい手続きを一つ踏まねばならないと断る——異聞帯への非難、汎人類史との比較による劣等としての扱いである。異聞帯を「行き詰まった世界」と論証しなければ勝てない、という構図が、七章分の旅で積み上げた対話をそのまま裏切る。
- 〔地獄へようこそ、マシュ・キリエライト〕モリアーティ —「即ち、異聞帯への非難。あるいは汎人類史との比較による、 劣等としての扱いだ。」 (この場面を読む)
- 〔なぜ貴女は盾を持ったのか〕モリアーティ —「そう。 何故なら、異聞帯の消滅自体は必然だからだ!」「一つ目は異聞帯がいずれ行き詰まる人類史、 即ち剪定(せんてい)事象(じしょう)であること。」 (この場面を読む)
この裁判で救いになるのは、かつて敵だったカドックの評価である。七つの異聞帯を巡って、その世界の住人と話した。それは不要なことだったかもしれないが、大切なことだった——滅ぼす前に住人と言葉を交わしたこと自体が、被告の側に残された唯一の反証として提示される。
- 〔地獄へようこそ、マシュ・キリエライト〕カドック —「七つの異聞帯を巡り、その世界の住人と話しただろう?」「それは不要なことかもしれなかったが、 大切なことだった。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス
終章
異聞帯の正体が書き換わる章である。ダ・ヴィンチは、テペウがミクトランの空想樹海を見て漏らした「空想樹は兵器ではなく、銀河である事が重要なのでは」という呟きを手掛かりに、空想樹と異聞帯がそれぞれ異なる天体運営の下で運営された人類史であったことを突き止める。異聞帯は人類史の可能性でも剪定されたイフでもなく、空想樹の内側の銀河を「本物」と認知させるための燃料だった。目的は、銀河は地球上にあり地球の外には無いという状況を作り出すこと——それを仕組んだのは異星の神ではなく、カルデアの創設者マリスビリー・アニムスフィアである。
- 〔終章〕ダ・ヴィンチ —「異聞帯は人類史の可能性でもなければ、 剪定されたイフでもない。」「空想樹内の銀河を『本物』にするために 運営された、燃料という名の生贄だ。」 (この場面を読む)
そして最後の一撃が来る。空洞世界の中心でオルガマリーが名乗るのは、汎人類史そのものの新しい呼び名だった。この宇宙で最初に作られ、今も唯一運営が続いている異聞帯——ロストベルト・ナンバーゼロ。正しい歴史ではカルデアスは製造されず、それを可能にしたのが冬木の聖杯戦争だったのだから、カルデアに関する一切は「ありえない異聞」として成立している、というのがその根拠である。
- 〔終章〕オルガマリー —「この宇宙で一番初めに出来た異聞帯にして、 唯一、今も運営できている異聞帯。」「つまり、貴方たちの世界の事よ。」 (この場面を読む)
- 〔終章〕オルガマリー —「異聞帯である事と、 汎人類史を取り戻す事は別の話でしょう。」 (この場面を読む)
同じ章で、モルガンは空想樹と異聞帯が二つで一つではなく別のものだと明言する。LB6・LB7 で観測された「空想樹が枯れても消えない異聞帯」という例外は、ここで正式に整理される。
- 〔終章〕モルガン —「空想樹と異聞帯は二つで一つ、ではありません。 それぞれが別のもの。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 終章
幕間の物語
女神アストライアの幕間は、異聞帯を滅ぼす行為の是非を正面から扱う数少ない挿話である。神霊としての彼女は、七つの特異点を修正して魔術王を止めるだけなら協力は公正な行為だったと述べたうえで、異聞帯との戦いは生存競争であり、そこに神が加担することは公正と認められないと結論する。抑止力の側がどちらにも味方できないと宣言する場面であり、汎人類史の正義が自明でないことを制度の側から裏づけている。
- 〔裁くもの 裁かれるもの〕アストライア —「異聞帯を滅ぼすのは、大罪と言えるでしょう。」 (この場面を読む)
- 〔裁くもの 裁かれるもの〕神霊アストライア —「その通りです。異聞帯との戦いは生存競争(せいぞんきょうそう)。 我が加わることは、公正と認められません。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 幕間の物語
読み取れる設定
- 定義(確定): 汎人類史とは異なる歴史でありながら、特異点のように破綻していない領域。『汎人類史に敗北した歴史』(LB1・ホームズ)。
- 剪定事象との関係(確定): LB3でシオンが「異聞帯は人類史そのものに切り捨てられた、」と述べ、オリュンポスの通信記録では「剪定事象の延長である、異聞帯。」「異聞帯の歴史は剪定された時点でゼロであり、」と定式化される。→ 剪定事象
- 並行世界ではない(確定): LB1でダ・ヴィンチは「いや、それは違う。 異聞帯(ロストベルト)は並行世界ですらない。」と述べる。並行世界は「みんなコースが同じ」世界群であり、異聞帯はそのコースから外れて打ち切られた歴史である。→ 並行世界
- 異聞深度(確定): 逸脱の大きさを測る等級。分岐年代の古さとは相関しない——LB3でシオンは「この『分岐となった年代』が古いほど異聞帯は 強くなる……という訳ではありません。」と明言したうえで、「異聞帯の強さ、危険度は『汎人類史』から どれほど逸脱してしまっているかで測ります。」と定義する。南米については「一方、南米も異聞深度は高いのですが、」「こちらはあらゆる推測が『不明』となっています。」と留保し、イギリス(LB6)については「イギリスの異聞帯は深度が測(はか)れないのですが、」と述べる。 (この場面を読む)
- 観測値の実例(確定): 浮上時のアナウンスは「汎人類史残存数値」と「異聞深度」を対で読み上げる。中国は「汎人類史残存数値:A 異聞深度:E」、インドは「汎人類史残存数値:C 異聞深度:A」で、異聞帯ごとに汎人類史からの距離は大きく異なる。
- 空想樹による維持(確定): 各異聞帯には空想樹があり、その切除が異聞帯消滅の条件として運用される。オリュンポスの通信記録は「本来は消えていた筈の『歴史』を繋ぎ留める楔(くさび)、」がそれだと定式化する。→ 空想樹
- 空想樹内での仮想運営(確定): 同じ通信記録は「異聞帯の歴史は剪定された時点でゼロであり、」その後の数百〜数千年は「『空想樹』の中で仮想運営された」うえで地球上に出力されたものだと推論し、「これは歴史の編纂(へんさん)というより、創造です。」と結ぶ。
- 異聞帯同士の淘汰(確定): LB4冒頭のナレーションは「これら異聞帯(ロストベルト)はそれぞれの領土を拡大し、」「もっとも優れた異聞帯(ロストベルト)が“異聞”から“正史”となる。」と述べ、異聞帯は互いに競合する設計であることを示す。LB1でキリシュタリアが定めた不可侵協定も「より強い人理を築き上げた異聞帯(ロストベルト)が、 脆弱な異聞帯(ロストベルト)を養分とする。」という併呑ルールである。
- 住民の実在性(確定): LB2でマシュは「この異聞帯(ロストベルト)には悪意らしきものが無いというか。」と述べ、オリュンポスではホームズが「空想樹切除に伴って消える無辜(むこ)の人々であると同時に、」と語る。異聞帯の住民は倫理的に実在する者として扱われる。奏章Ⅳでは、この点が「人道に対する罪」として法廷の訴因になる。
- 移住不能(確定): LB6でダ・ヴィンチは「異聞帯で生まれた生命は、 異聞帯でしか生きられない。」と述べる。異聞帯の消滅を住人が生き延びる道はない。→ 漂流
- 英霊との関係(確定): 異聞深度が高い異聞帯ほど英霊の座との接続が失われる。LB3は「英霊が必要とされない世界」(誰も願わないため召喚が起きない)、LB6は「英雄が存在しない歴史」(英霊がそもそも立ち入れない)として区別される。
- 正体(確定・終章): ダ・ヴィンチは「異聞帯は人類史の可能性でもなければ、 剪定されたイフでもない。」「空想樹内の銀河を『本物』にするために 運営された、燃料という名の生贄だ。」と結論する。剪定事象の延長という説明は、外側からの観測に基づく理解でしかなかった。
- 【推測】『異聞帯サーヴァント』『汎人類史サーヴァント』という区別語がLB2から使われ始めることから、異聞帯側にも独自の英霊召喚系統が成立していると読める。ただしLB3・LB6では英霊が発生しない世界が描かれており、全異聞帯に共通する仕組みではない。
揺れ・矛盾
- LB6(妖精國ブリテン)が定義から外れる: LB6でペペロン伯爵は「この異聞帯は他の異聞帯とは違う。」「空想樹を切除しても無くなる事はない。」と述べ、空想樹=異聞帯の存立基盤という原則の例外になる。加えてホームズは「そう。ブリテン異聞帯を成立させる空想樹は、」「オリュンポスの空想樹を燃やすために使われた。」と語り、空想樹が他異聞帯への攻撃に転用されたという追加設定が入る。
- 異聞深度の測定不能ケース: 南米は『あらゆる推測が『不明』』、イギリスは『深度が測(はか)れない』とされ、LB3時点のランク付け(7つの異聞帯)は完全ではない。指標として提示されながら、指標が機能しない領域が二つ残る。
- 『異聞帯の枝』は作中語ではない: 概念索引が別名に挙げる『異聞帯の枝』は全走査で0件。作中で枝を指す語は空想樹側の『樹枝』(LB3・シオン「空想樹の『樹枝』の発生源であり―――」)である。
- 『異聞深度』の言及は極端に少ない: 用語としての重要度に反し、全走査での出現は7件のみ(うち大半がLB3の同一シーンとアナウンス表示)。設定として提示された後、後続章でほとんど運用されていない。
- 異聞帯/剪定事象/編纂事象の三者関係: LB7でラスプーチンは「編纂(へんさん)事象でもあり剪定(せんてい)事象でもある、という事だよ。」と述べ、両者が排他でないケースを認める。LB3までの『剪定された=異聞帯』という単純な対応は後年の章で緩められている。→ 編纂事象
- 空想樹と異聞帯の関係が終章で切り離される: LB1〜LB5では空想樹の切除がそのまま異聞帯の消滅を意味したが、LB6(燃え尽きた空想樹)とLB7(虚が虚のままの空想樹)では世界が消えない。終章でモルガンは「空想樹と異聞帯は二つで一つ、ではありません。 それぞれが別のもの。」と明言し、原則そのものが撤回される。
- 異聞帯の位置づけが三段階で書き換わる: ①剪定された歴史が空想樹で存続したもの(LB1〜LB5)→ ②汎人類史と同じ強度を持つ『異聞世界』にもなりうるもの(LB6)→ ③空想樹内の銀河を成立させるために運営された燃料(終章)。同じ語の指す実体が章ごとに更新されるため、どの章時点の説明かを確認せずに引用すると矛盾する。
- 汎人類史もまた異聞帯である: 終章でオルガマリーは「この宇宙で一番初めに出来た異聞帯にして、 唯一、今も運営できている異聞帯。」を汎人類史(ロストベルト・ナンバーゼロ)だと告げる。異聞帯/汎人類史という二分法そのものが最終的に無効化される。→ 汎人類史
関連
- 汎人類史 — 対概念。終章で「ロストベルト・ナンバーゼロ」と呼ばれる (この場面を読む)
- 剪定事象 — 異聞帯の前提条件。判定の基準と「無かったことになる」処理はこちら (この場面を読む)
- 編纂事象 — 剪定の対概念。分岐点より前は異聞帯と共有されている
- 空想樹 — 異聞帯を繋ぎ留める楔
- 特異点 — 「点」と「帯」として対比される
- クリプター — 各異聞帯の担当者 / 異聞帯の王
- 並行世界 — 異聞帯が「それですらない」と否定される概念
- 人理 / 人理定礎
- 設定総論: ロストベルト(異聞帯) / 人理・汎人類史
- 章別解説: Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア / Lostbelt No.3 人智統合真国 シン / Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ
- 用語集: 世界用語・サーヴァント用語
引用元の人物
- レオナルド・ダ・ヴィンチ — 本ページ引用 35 件の話者
- シャーロック・ホームズ — 本ページ引用 26 件の話者
- マシュ・キリエライト — 本ページ引用 24 件の話者
- シオン・エルトナム・アトラシア — 本ページ引用 20 件の話者
- カドック・ゼムルプス — 本ページ引用 8 件の話者
- ネモ — 本ページ引用 6 件の話者
- アントニオ・サリエリ — 本ページ引用 5 件の話者
- 言峰綺礼 — 本ページ引用 5 件の話者
言及の多い章
- Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング — この章に言及 11 件
- Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ — この章に言及 11 件
- Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス — この章に言及 11 件
- Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス — この章に言及 11 件
- 地獄界曼荼羅 平安京 — この章に言及 11 件
FGO全シナリオ(メインストーリー・イベント・幕間・バレンタイン、全151章 1,104,754行)を機械走査し、『異聞帯』および別名表記を含む発話を全件収集したうえで構成している。引用はすべてゲーム内テキストの原文(演出タグを除去した表示テキスト)であり、要約・改変を行っていない。編者の解釈のうち原文から確実に読み取れないものには 【推測】 を付す。
付録: 原文引用アーカイブ
原文引用アーカイブ(機械収集・212 本)— 本文で扱わなかった言及もここに残してある
原文行の該当ヒットは 2432件(47章)。同一話者の連続発話をまとめ、同一章内の完全重複を除いた『発言単位』では 1683件。このうち本節に 212件 を掲載する。
反復的・儀礼的な言及(戦闘中の呼びかけ、同趣旨の繰り返しなど)他1471件は掲載を省略した(うち章ごと省略が10章分)。
序/2017年 12月26日
- 〔序/2017年 12月31日〕コヤンスカヤ —「異聞帯(いぶんたい)のサーヴァントに敵うものですか。」
- ??? —「我らの異聞帯(せ か い)は酷薄にして極寒。」
Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア 本章の該当発話 96件、うち 11件を掲載。
- 〔intro.1〕キリシュタリア —「異聞帯(ロストベルト)の書き換えは無事、終了した。」
- キリシュタリア —「私は全ての異聞帯(ロストベルト)に」「人類史の可能性である異聞帯(ロストベルト)が」
- キリシュタリア —「君の異聞帯(ロストベルト)の行く末は」「私の異聞帯(ロストベルト)にも関わりのある事だ。」「最後に覇を競い合うのは私と君の異聞帯(ロストベルト)である事が」
- 〔皇女アナスタシア〕ホームズ —「異聞帯。異なる過程を歩んできた人類の年表。」
- ダ・ヴィンチ —「異聞帯(ロストベルト)は並行世界ですらない。」
- ダ・ヴィンチ —「だが今回は違う。異聞帯(ロストベルト)という人類史による、」
- ダ・ヴィンチ —「この異聞帯(ロストベルト)の中心にある訳だし、」「異聞帯(ロストベルト)であるロシア領ですら『地球の地形』と」
- マシュ —「異聞帯(ロストベルト)のイヴァン雷帝は四百五十年間、」
- 〔もはや雷光ではなく〕サリエリ —「異聞帯(ロストベルト)とはどういうものなのか。」
- 〔地獄への程よい旅路〕ホームズ —「この異聞帯(ロストベルト)ではあらゆるものが敵であり、」
- 〔獣国の皇女〕アタランテ・オルタ —「この異聞帯が、汎人類史(わたし)にとっての悪であることも……。」
Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング 本章の該当発話 214件、うち 11件を掲載。
- 〔intro.2-1〕ゴルドルフ —「異聞帯(ロストベルト)ってことですよねぇ!?」
- ゴルドルフ —「また異聞帯(ロストベルト)に突入する必要があるというのか!?」
- 〔intro.2-2〕ゴルドルフ —「我々の人類史とは異(こと)なった歴史を歩んだ異聞帯(ロストベルト)。」「異聞帯(ロストベルト)は本来のものに戻り、嵐の壁もなくなる。」
- 〔魔剣強襲(前編)〕ゴルドルフ —「ううむ、つまり新しい異聞帯(ロストベルト)に入る時は」「再確認するが、このまま北欧異聞帯(ロストベルト)を無視し、」「異聞帯(ロストベルト)での浮上には条件が要るのだろう。」
- ホームズ —「第二の異聞帯(ロストベルト)で早々にお目見えとは!」
- 〔魔剣強襲(後編)〕ゴルドルフ —「異聞帯(ロストベルト)を走って逃げる、などというのも論外だ!」
- 〔万物の霊長(前編)〕マシュ —「異聞帯(ロストベルト)は、イフの歴史を歩んだ世界なのだと聞きました。」
- マシュ —「異聞帯(ロストベルト)は、多くの事柄が汎人類史とはかけ離れている……」
- 〔万物の霊長(後編)〕マシュ —「この異聞帯(ロストベルト)には悪意らしきものが無いというか。」
- マシュ —「つまり、2018年現在の北欧異聞帯(ロストベルト)には……!」
- 〔雪と氷の城(前編)〕マシュ —「北欧異聞帯(ロストベルト)では……スカディ神、巨人の血を引くという」
Lostbelt No.3 人智統合真国 シン 本章の該当発話 152件、うち 11件を掲載。
- 〔intro.3-3〕コヤンスカヤ —「北欧(ほくおう)異聞帯は空想樹を失い、人類史から切除されました。」
- 〔intro.3-4〕シオン —「異聞帯の王・スカサハ=スカディと対決し……」
- ゴルドルフ —「では、私のために中国異聞帯に行くというのだな!?」「大西洋の異聞帯など後回しだ! どのみち」「汎人類史を取り戻すため、中国異聞帯を攻略する!」
- 〔第三の異聞帯〕ホームズ —「ここが異聞帯である以上、クリプターが存在し、」
- 〔異形の影〕ホームズ —「この異聞帯においては、国家という概念がない。」
- 〔異境の魔獣〕マシュ —「はい。何というか、ロシア異聞帯で戦った同種とは、」
- ホームズ —「クリプターたちとは別の思惑で異聞帯を渡り歩いている、」
- 〔魔将降臨〕ホームズ —「今までで一番、攻略の容易い異聞帯ってことだ。」
- 〔始皇帝〕ホームズ —「ああ。この中国異聞帯が『全国家を統合した』という」
- ホームズ —「将来的に異聞帯を拡張しようという意図はあった。」
- 〔千里を駆ける〕ホームズ —「この異聞帯中国の科学技術が、我々の常識とは」
Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ 本章の該当発話 119件、うち 11件を掲載。
- 〔intro.4〕ナレーション —「この空想樹が在るところ、異聞帯(ロストベルト)と呼ばれる」「獣と融合して文明を維持したロシア異聞帯。」「もうそれ以上の未来を喪(うしな)った北欧異聞帯。」
- ホームズ —「異聞帯(ロストベルト)攻略には意味を成さない時空観測技術だが、」
- ゴルドルフ —「いる異聞帯(ロストベルト)は大西洋だという。」「最大の異聞帯(ロストベルト)であり、ここの空想樹の樹枝が」「その攻略の前に、なぜインド異聞帯という」
- シオン —「大西洋異聞帯の中は、その大部分が海なのです。」
- 〔寂しき世界で希望と出会う〕ダ・ヴィンチ —「まあ異聞帯(ロストベルト)である以上、少々のズレはあるかもしれないが、」
- ゴルドルフ —「やはりあれはこの異聞帯(ロストベルト)特有の何かなのだろう。」「ならば鍵はこの異聞帯(ロストベルト)の中にしかないはず。」
- ホームズ —「この異聞帯にはマハーバーラタやラーマーヤナという」
- マシュ —「それが、たとえ……異聞帯(ロストベルト)の常識とは違うものだとしても。」
- マシュ —「今までの異聞帯(ロストベルト)と、同じ。」「この異聞帯(ロストベルト)を切除するということは、」
- 〔神と遭逢する山〕マシュ —「あなたがこの異聞帯(ロストベルト)を担当するクリプター、なのですね。」
- 〔虚という残存〕ホームズ —「我々は北欧異聞帯でシトナイという存在と出会った。」
Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス 本章の該当発話 118件、うち 11件を掲載。
- 〔intro.5-1〕マシュ —「インド異聞帯から帰還して二週間。」
- ダ・ヴィンチ —「ノーチラスの試運転中、私たちは大西洋異聞帯攻略に」
- 〔intro.5-3〕カドック —「まだ連中が大西洋異聞帯に来るとは限らない。」
- 〔intro.5-4〕シオン —「虚数潜航で送り込めるのは異聞帯(ロストベルト)の外縁付近であり、」「大西洋異聞帯では“世界を知る”事そのものが」
- 〔どうしようもなく奇跡的な〕ダ・ヴィンチ —「この異聞帯(ロストベルト)の説明をお願いできるかな?」
- 〔神々は黄昏ず〕ダ・ヴィンチ —「異聞帯(ロストベルト)を歩くことになるとは思わなかった!」
- ダ・ヴィンチ —「第五にして最大の異聞帯(ロストベルト)だというのに、」
- 〔回想・異星の使徒〕アポロン —「異聞帯(ロストベルト)の情報も持っている、という状態さ。」「異聞帯(ロストベルト)の神々の情報を知りたいときは、」
- 〔三つ首の犬〕オリオン —「異聞帯(ロストベルト)であることは理解している。」
- 〔賢者にして戦士の陥穽〕ホームズ —「異聞帯(ロストベルト)では話が別、という訳か。」
- 〔怪物の巫女、鋼鉄の軍師、暗殺の天使〕オデュッセウス —「異聞帯(ロストベルト)のサーヴァントである。」
Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス 本章の該当発話 178件、うち 11件を掲載。
- 〔星間都市山脈オリュンポス〕マシュ —「大西洋異聞帯の空想樹です!」
- ホームズ —「空想樹を擁するのはある意味で中国異聞帯と」
- マシュ —「北欧異聞帯のスカサハ=スカディさんや、」「インド異聞帯のアルジュナさんと、類似の存在……?」
- 〔汝、星を鋤く豊穣(Ⅱ)〕人工知能 —「異聞帯の王はゼウス、全能の神。」「北欧異聞帯のスカサハ=スカディと同じく、」
- ホームズ —「この異聞帯全域の消滅を意味している。」
- 〔汝、星を鋤く豊穣(Ⅳ)〕ゴルドルフ —「異聞帯のソレとはいえ倒したし、それから―――」
- 〔断章〕キリシュタリア —「この異聞帯における『神』とはそういうものだ。」
- 〔汝、星を紊す情動(Ⅰ)〕ゴルドルフ —「異聞帯の住人でありながら我らを否定せず、」
- 〔汝、星を紊す情動(Ⅲ)〕ホームズ —「異聞帯の神々にはよく賢者呼ばわりされる私だ。」
- 〔探索/遭遇/愛玩〕ホームズ —「彼らとは別の目的で異聞帯を渡り歩いていた。」
- 〔我、星を裂く雷霆(Ⅳ)〕ホームズ —「異聞帯発生及び維持のための要であると同時に、」
地獄界曼荼羅 平安京 本章の該当発話 26件、うち 11件を掲載。
- 〔プロローグ〕シオン —「大西洋異聞帯の攻略、お見事です。」
- ネモ —「次の異聞帯(ロストベルト)攻略の準備があるはずだ。」
- ホームズ —「次の異聞帯(ロストベルト)攻略に備えて、各自トレーニングだ。」
- シオン —「現在、『異星の神』の反応は大西洋異聞帯を離れ、」「南米異聞帯に移動、停止しています。」
- シオン —「彼らが異聞帯(ロストベルト)でのみ成立する仮説―――」
- ダ・ヴィンチ —「大西洋異聞帯に関する記録ばかりだったから。」
- 〔天覧聖杯戦争〕ホームズ —「亜種の異聞帯とも言うべき異常な状態にあった。」
- ダ・ヴィンチ —「異聞帯(ロストベルト)でいえば空想樹に相当する存在だった。」
- ダ・ヴィンチ —「異聞帯(ロストベルト)を……発生、させようとしてる……とか?」
- 〔源氏会議〕ナレーション —「ただし、七つの異聞帯(ロストベルト)に落ちたソレとは些か違う。」
- 〔つわものどもが、夢の跡〕ダ・ヴィンチ —「でも、少なくとも新たな異聞帯(ロストベルト)の発生は阻んだし、」
Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ 本章の該当発話 191件、うち 11件を掲載。
- 〔序〕シオン —「第6異聞帯に動きあり。」
- シオン —「残る第6、第7異聞帯の攻略作戦を練っていました。」「第6異聞帯であるブリテン島は攻略の必要はなく、」「第7異聞帯にしぼったものでした。」
- シオン —「ブリテン異聞帯に入ってさえしまえば」「あとはブリテン異聞帯にいるうちに」
- ゴルドルフ —「異聞帯の王と交渉……つまり取引かね!?」
- 〔はじまり〕ゴルドルフ —「あの英霊はどんな異聞帯でもいるはずだ。」「このブリテン異聞帯である、と言うのかね?」
- ホームズ —「たとえ異聞帯であれ、人類史である以上は定形がある。」
- ネモ —「つまり、この異聞帯で活動できるサーヴァントは、」
- 〔ソールズベリー〕ダ・ヴィンチ —「この異聞帯は、」「今までの異聞帯とは大きく違う。」
- 〔決戦前夜(Ⅰ)〕ダ・ヴィンチ —「……異聞帯ならぬ異聞世界、という事だね。」
- 〔決戦前夜(Ⅱ)〕オベロン —「君たちが異聞帯を消していっている、という話を」
- 〔星の生まれる刻〕マーリン —「ならなかったブリテン異聞帯とは大違いだ。」
非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ
- 〔Prologue〕シオン —「さながら異聞帯ですね。」
- シオン —「『前回のブリテン異聞帯同様、」
- シオン —「ですがブリテン異聞帯での異常行動が毒になった。」
- 〔旅立ち〕ゴルドルフ —「異聞帯が残り一つになれば、」
- ホームズ —「どのみち、残る異聞帯はあと一つだ。」「カルデアは第7異聞帯に突入。」
死想顕現界域 トラオム 本章の該当発話 23件、うち 11件を掲載。
- 〔序〕シオン —「ブリテン異聞帯の消滅から、数日後。」
- ダ・ヴィンチ —「ブリテン異聞帯で手に入れた聖剣の基型(エッセンス)―――」
- ダ・ヴィンチ —「北米を経由して、ついに最後の異聞帯に」
- 〔棺桶屋だけが友達なのさ〕ダ・ヴィンチ —「それでは七つ目の異聞帯を前にして、」
- 〔あなたの首なんて欲しくはないの〕カドック —「(異聞帯の技術がどうしてこの特異点に……?)」
- カドック —「(それとも、第六の異聞帯……妖精國のように、」
- 〔闇夜の閑話〕ゴルドルフ —「異聞帯(ロストベルト)とは訳が違う。」
- カドック —「覚醒してから、僕はロシア以降の異聞帯(ロストベルト)での記録、」
- 〔暗殺実行/その後宴〕モリアーティ —「異聞帯(ロストベルト)とはいえ、」
- 〔全面戦争・復権界域(前編)〕ホームズ —「数々の特異点や異聞帯を攻略してきた実績もある。」
- ホームズ —「あの七つの特異点、そして六つの異聞帯。」
Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン 本章の該当発話 194件、うち 11件を掲載。
- 〔オープニング〕ネモ・ナース —「次の作戦目的である第七異聞帯……」
- 〔死の国へ〕シオン —「その通りです。南米異聞帯には」「とはいえ、異聞帯としてまだ存続している以上、」「あるいは中国異聞帯のように隠されているか。」
- シオン —「あれは異聞帯からやって来たものです!」
- 〔チチェン・イツァーの生活(Ⅰ)〕マシュ —「それが今、異聞帯とはいえこうして出会えている。」
- 〔銃、戦争、死別〕ゴルドルフ —「貴様たちはこの異聞帯(せ か い)の住人だな!?」「いや、これまでは異聞帯とは相容れぬ立場では」
- 〔ORTの日〕カドック —「この異聞帯、今までとは何もかも違うんだな……)」
- 〔屍者の王国〕シオン —「まさか異聞帯でその手の怪物に遭遇するとは。」
- 〔第三冥界ソソアウワキ〕ダ・ヴィンチ —「そこから導き出される第七異聞帯の成り立ちとは?」
- マシュ —「……では『南米異聞帯』ではなく、」「正しくは『中南米異聞帯』と言うべきなのですね。」
- ダ・ヴィンチ —「異聞帯の王である、ククルカンの仕業だった!」
- 〔ORT〕シオン —「そうです。異聞帯という“もしも”の歴史に招かれた」
奏章プロローグ
- 〔オーディール・コール 序〕??? —「当然だ。七つの異聞帯を切除した事で、」
- 〔オーディール・コール 0〕ゴルドルフ —「七つの異聞帯(ロストベルト)を乗り越えた我々に、」
- カドック —「……だろうな。異聞帯は一つの歴史だから」
- ネモ —「これじゃあ異聞帯(ロストベルト)があった頃の方がマシ、」
- ネモ —「七つの異聞帯(ロストベルト)を切除した事で、」
オーディール・コール 本章の該当発話 19件、うち 11件を掲載。
- 〔オーディール・コール 0〕ゴルドルフ —「七つの異聞帯(ロストベルト)を乗り越えた我々に、」
- ネモ —「これじゃあ異聞帯(ロストベルト)があった頃の方がマシ、」
- ネモ —「七つの異聞帯(ロストベルト)を切除した事で、」
- 〔終章_序〕ゴルドルフ —「それが七つの異聞帯で私たちが学んだ事だ。」
- ??? —「異聞帯という人類史の瘤(こぶ)を切除し、」
- ロマニ・アーキマン —「七つの異聞帯を切除した時、敵として認めよう、と。」「私には異聞帯の調査、そこに生きた人類の査定、」
- ロマニ・アーキマン —「人類が七つの異聞帯をすべて切除できたのなら、」
- 〔オルガマリークエスト_2〕ダ・ヴィンチ —「南米異聞帯での出来事を覚えているかは期待していない。」
- ダ・ヴィンチ —「彼女はあの異聞帯でのみ、『異星の神』ではなかった。」
- 〔オルガマリークエスト_3〕ダ・ヴィンチ —「七つの異聞帯……七つの空想樹と共にあった」
- ゴルドルフ —「こうして目の前にある異常であれば異聞帯だな。」「異聞帯に入るにはゼロセイルが必要となる。」
奏章Ⅰ 虚数羅針内界 ペーパームーン
- 〔瞳の行く先/centrifuge〕ナレーション —「この作り物の世界でも―――他の特異点や異聞帯(せ か い)で」
奏章Ⅱ 不可逆廃棄孔 イド
- 〔慟哭城塞(後編)〕サリエリ —「特異点ないし異聞帯に於(お)ける異常事態の要だ。」
- 〔忘れえぬもの〕ジャンヌ・オルタ —「伊達に特異点や異聞帯を攻略してきてないわよ。」
- 〔冥獄天秤(前編)〕ジャンヌ・オルタ —「あの霊基、前にアナタは異聞帯攻略で出逢ってるでしょう?」
- 〔冥獄天秤(後編)〕ハサン —「特異点や異聞帯を旅してきたんだろう、おまえは。」
- サリエリ —「(記録に曰く、第七異聞帯でのニトクリス・オルタは)」
- 〔決戦/決別〕ナレーション —「それが特異点でも、異聞帯でも」
- 〔不可逆廃棄孔 イド〕サリエリ —「異聞帯の情報は記録で知るのみだが……」
- ナレーション —「数多の異聞帯の数々、」
奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション
- 〔マッド・ローラン ~裸のデスドバイ~〕マシュ —「南米異聞帯ではたいへん助けられました。」
- 〔七人のラスボス〕BBコスモ —「ここは特異点でもなければ異聞帯でもない。」
- 〔電気狐は甘やかしの夢を見るか?〕コヤンスカヤ —「異聞帯を倒してきたマスターですわ♡」
奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス 本章の該当発話 81件、うち 11件を掲載。
- 〔人類裁決法廷〕言峰綺礼 —「即ち、異聞帯(ロストベルト)の絶滅を目的とした大量虐殺。」
- 〔地獄は財を与える〕ダ・ヴィンチ —「第五異聞帯の時にその変調に気づいてから、」
- 〔ワールドエンド〕マシュ —「……第七異聞帯……くらい……からです……。」
- 〔なぜ貴女は盾を持ったのか〕モリアーティ —「様々な歪(ゆが)みが異聞帯内で観測されていたこと。」「早々に破綻していた異聞帯。」「完全に行き詰まっていた異聞帯。」「いずれにせよ、異聞帯とは行き詰まった世界。」
- カドック —「つまり、滅ぼした異聞帯とこちらは等価だと、」
- 〔世界を救える証明を〕裁判長 —「カルデアが異聞帯を消滅させたことは事実です。」「異聞帯を消滅させるしかなかった、と。」
- 言峰綺礼 —「だがその場合、ロシア異聞帯―――皇女である」
- 言峰綺礼 —「ロシア異聞帯のサーヴァントであるアナスタシアの」「故にその行動にはロシア異聞帯の利益になるかどうかが」
- 言峰綺礼 —「異聞帯(せ か い)を滅ぼすテロリストであるならば―――」
- モリアーティ —「まず最低でもロシア異聞帯からの証言が必要だな……)」「(つまり……ロシア異聞帯の襲撃は虐殺であり、」
- 〔嵐の女〕言峰綺礼 —「異聞帯とは、誤ったと断ぜられた歴史の帯。」
終章 本章の該当発話 81件、うち 11件を掲載。
- 〔オルガマリークエスト_1~4 ダイジェスト〕カドック —「既に大西洋異聞帯は消失しているにせよ、」
- ダ・ヴィンチ —「南米異聞帯での出来事を覚えているかは期待していない。」
- ダ・ヴィンチ —「彼女はあの異聞帯でのみ、『異星の神』ではなかった。」
- ダ・ヴィンチ —「七つの異聞帯……七つの空想樹と共にあった」
- ゴルドルフ —「こうして目の前にある異常であれば異聞帯だな。」「異聞帯に入るにはゼロセイルが必要となる。」
- 〔終章_序 ダイジェスト〕??? —「異聞帯という人類史の瘤(こぶ)を切除し、」
- 〔虚空には神ありき〕シオン —「異聞帯を囲(かこ)っていた嵐の壁と類似(るいじ)したものです。」
- 〔終天の流星雨〕ホームズ —「完全に『その異聞帯』を切除するという事。」
- 〔旅の終わり〕ダ・ヴィンチ —「ここはまだカルデアスという異聞帯の中だから」
- 〔セイファート・ライムライト〕アルトリア —「ふん。異聞帯のモルガンとはどのようなものか、」
- 〔セイファート・ライムライト 決断戦〕モルガン —「ブリテン異聞帯が消えてしまう、という顔ですね。」「空想樹と異聞帯は二つで一つ、ではありません。」
アフタータイムのはじまり
- 〔アフタータイムのはじまり〕マシュ —「ロストベルト・ナンバーゼロは終了しました。」
- ダ・ヴィンチ —「特異点とも異聞帯とも違う隔離(かくり)領域―――」
???編 郷愁永巡刻盤 パスト・カルデア
- 〔捜し物はなんですか?〕ナレーション —「特異点と異聞帯での戦いで、」
幕間の物語 本章の該当発話 44件、うち 3件を掲載。
- 〔夢の終わり、或いは恩讐の果て〕巌窟王 —「北欧異聞帯でのヘラクレスとの邂逅、」
- 〔夢のあとさき〕ナーサリー・ライム —「スカサハ=スカディは今はなき異聞帯(ロストベルト)の女王さま。」
- ナポレオン —「かつての北欧異聞帯の王、スカサハ=スカディ!」
クリスマス2019
- 〔『プロローグ/ブロークン・プレゼント』〕ゴルドルフ —「みな、異聞帯に対処する準備のため、」
- ゴルドルフ —「異聞帯に対処する合間合間に挟まれる、」
- ダ・ヴィンチ —「異聞帯の案件で動けないので……。」
ホワイトデー2020
- 〔第一節『呼吸は月曜日の朝のように』〕アルジュナ —「カルデア職員は異聞帯(ロストベルト)の調査、解析などで忙しいため、」
アフタータイム・バレンタイン2026 ~お母さんチョコの謎~ 本章の該当発話 9件、うち 3件を掲載。
- 〔1節『カルデアへの道』〕マシュ —「異聞帯で遭遇した姿とは、違いますが……」
- マシュ —「異聞帯の習合神スカサハ=スカディ!」
- マシュ —「異聞帯のデメテルさんとはかなり印象が違いますね)」
深山温泉大社・大割烹閻魔亭
- 〔第三節 『活動日誌の始まり』〕ゴルドルフ —「『さあ、そろそろ次のロストベルトだ』」
- 〔貴賓の接待〕ゴルドルフ —「しかも異聞帯から迷い込んできた疑惑もある。」
徳川廻天迷宮 大奥 本章の該当発話 7件、うち 3件を掲載。
- 〔プロローグ〕マシュ —「確かに、今は―――大西洋の異聞帯に向かうために、」
- シオン —「その在り方は異聞帯に近いのかもしれません。」「異聞帯は“あっても意味がないから”と捨てられた筈の、」
- 〔終幕〕パールヴァティー —「まだ地球漂白、異聞帯(ロストベルト)、クリプターという難問は」
三千信長世界 デ・アルカ
- 〔謀反! 僕の姉上が男のわけがない!〕足軽ノッブ —「さてはこいつ異聞帯から来た……、」
- 〔第四部三節 『天魔轟臨』〕魔王信長 —「そうそう、異聞帯じゃったか?」
凹型虚数怪理 イマジナリ・トレンチ 本章の該当発話 4件、うち 3件を掲載。
- 〔序幕 潜航、深く遠く〕マシュ —「大西洋異聞帯攻略における最重要キーになります。」
- ゴルドルフ —「大西洋異聞帯の攻略に繋がるものだ。」
- 〔第二幕 雷撃手の漁場(4/4)〕ラムダ —「異聞帯の女神らしいけど、そんな得体の知れない装備を、」
非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ 本章の該当発話 58件、うち 3件を掲載。
- 〔Prologue〕シオン —「さながら異聞帯ですね。」
- 〔第1節 Beyond the walls of the world〕ダ・ヴィンチ —「それなら、ここはブリテン異聞帯の性質とは」
- 〔第2節 大衝突〕ゴルドルフ —「今回は異聞帯攻略とは違う。」
北極魔園観光アークティック・サマーワールド 本章の該当発話 4件、うち 3件を掲載。
- 〔オープニング アークティック・サーヴァンツ〕マシュ —「北欧異聞帯での記録とも異なっています。」
- 〔第4節 レット・イット・オール・アウト〕ゴルドルフ —「異聞帯の存在ゆえかは分からんが……」
- 〔太陽のようなキミたちへ〕伊吹童子 —「しかも、特異点や異聞帯のサーヴァントじゃなくて、」
永久常夏祭壇 ルルハワ ver.2.0 本章の該当発話 4件、うち 3件を掲載。
- 〔7.Brilliant Week (Ⅰ)〕ガウェイン —「異聞帯の彼女はそのような無体はしないでしょう。」
- ガウェイン —「このガウェイン、異聞帯のモルガン公は」
- 〔エピローグ 夏は続く〕AAA —「異聞帯の妖精であるバーゲスト、バーヴァン・シー。」
夢幻泡影盈月
- 〔序幕 血の色匂へ 花と散れ〕ダ・ヴィンチ —「……亜種異聞帯、と呼ぶべきなのかな?」
- 〔第十三幕 剣客残影 地獄篇〕ダ・ヴィンチ —「新たな異聞帯として根を張ろうとしている!」
双六盤虫空間 ガリトラップハウス
- 〔プロローグ〕ゴルドルフ —「北欧異聞帯にいたのよりも」
- ゴルドルフ —「インド異聞帯やらがそうだったようにな。」
第六特異点? 本章の該当発話 6件、うち 3件を掲載。
- 〔第二幕 ナイツ・オブ・ダイイングデッド〕フランソワ —「特異点や異聞帯を見てきた君なら解るだろ?」
- 〔第七幕 剽滅十字前線アンティオキア 後編〕ダ・ヴィンチ —「七つの特異点や異聞帯ほどではないけれど、」
- 〔第六幕 偽典共鳴幻想 スノーフィールド〕ダ・ヴィンチ —「それこそ、インド異聞帯のアルジュナみたいに、」
春の終わりに君を待つ
- 〔第10節『第三の貌』〕ナレーション —「でも、あれは異聞帯で……」
- ダ・ヴィンチ —「あくまで異聞帯だけの存在だ。」「異聞帯にしか存在しないだろう。」
- ゴルドルフ —「異聞帯でも汎人類史でも共通だったからか!」
漆黒の指揮棒
- 〔アントニオ・サリエリ〕サリエリ —「異聞帯に現界せし我であれば違っていたろうが……」
- 〔パーシヴァル〕パーシヴァル —「異聞帯では私の姉だったそうだ。」「異聞帯で貴方たちの友となった『パーシヴァル』は、」
- 〔グレゴリー・ラスプーチン〕言峰神父 —「ふむ。たとえば異聞帯の記念品かね?」