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絆礼装ロア:その他クラス

FGOの絆礼装(内部フラグ svtEquipFriendShip)のうち、その他クラスのサーヴァントが所有するものを収録する。いずれもサーヴァントとの絆レベルが最大付近に達したときに授与される専用礼装で、そのサーヴァントの内面・出典伝承・作中での立ち位置を語る一次テキストとして扱える。

  • 収録: 5件(本文掲載 5件 / 巻末の簡易一覧 0件)
  • うち No.2533『約束の未来へ』のみ内部フラグが svtEquipFriendShip ではないが、絆所有者がマシュ・キリエライトとして設定されているため本ページに収める。
  • プロフィールは引用ブロック内にゲーム内テキストを改行込みで全文掲載している。\[#漢字:よみ\] のような角括弧はゲーム内のルビ・色指定タグをそのまま残したもの。
  • 「読み取れる設定」は編者による整理。本文から確実に読み取れない解釈には 【推測】 を付す。
  • 一覧・他クラス: 絆礼装ロア 総目次

ソドムズビースト/ドラコー

所有サーヴァント: ソドムズビースト/ドラコー

終末の火(No.1818 / ★4)

イラスト: yume32ki | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

―――厄災は流星のように。

赫竜の鞴(ふいご)。 愛剣・原初の火は、七つの竜頭が燃やす炎によって 鍛え直された。 それは、視界を染めた落陽の赤。 それは、喉に溢れる血の熱さ。 それは、失われてゆく命の温もり。 それは、そう―――世界を灼く炎。

さあ、かつての日々を惜しもう。 裏切りを憎み、不理解を嘆こう。 果たされなかった祝福を呪おう。 せめてこの“私”だけは、あの日の涙と共に在ろう。

ああ―――届くはずのなかった断末魔の叫びは、 まるで、きらめく愛のようにソラを引き裂いて。

読み取れる設定

  • 愛剣『原初の火』が、七つの竜頭が燃やす炎で鍛え直され「世界を灼く炎」となった経緯を描く。
  • 裏切りと不理解への怒り、果たされなかった祝福への呪いが刻まれているとされる。
  • ビーストとしての厄災性・終末性を強調する内容。

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エレシュキガル

所有サーヴァント: エレシュキガル

星剣のエピタフ(No.2105 / ★4)

イラスト: yume32ki | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

暗黒の航路の先に、 果てしない距離の先に、 そのおしまいは待っている。

永眠を約束していた夜空は晴れやかに染まり、 欲望を刈り取った荒地には栄華の跡が並び立った。

この場所に訪れる者はもういないかもしれない。 この冥界を恐れる者はもういないかもしれない。

それを承知で、ひとり苦笑しながら 彼女は花の咲く楽園を創りあげた。

いつか新しい可能性が来訪する事を確信して。

これは今の人類が滅亡した後の、 彼らの歴史と、その時間を収めた慰霊碑。 銘をエピタフ。星の剣、終局の刻に輝く花。

読み取れる設定

  • エレシュキガルが「今の人類が滅亡した後の、彼らの歴史と、その時間を収めた慰霊碑」として花の楽園を築いたことが明言される。
  • 人理焼却・人類史滅亡というグランドオーダー本編の根幹設定を前提に、その後の世界を悼む冥界の女王の心情を描く。
  • 冥界という場所の役割を、時間軸の果てにまで拡張して語る重要な一枚。

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マシュ・キリエライト

所有サーヴァント: マシュ・キリエライト

いただき貴き十字の峰(No.2229 / ★4)

イラスト: 秋田犬 | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

その騎士は剣を振るう事を好まなかった。 槍も弓も同じように地に置いた。 手にしたものは痩身にはあまりある大型の盾。 敵を倒す事より、 味方を守る事に道を見いだした。

多くの人々は彼を称賛した。 罪なき者。 尊く、貴く、慈愛に満ちた聖騎士だと。 戦場の邪悪さ。戦いの悍ましさから目を背けるように。

騎士はその内面を人々に洩らす事はしなかった。 彼らの夢想を断罪するほど人間的ではなかった。 ただひとつ、後に続く者に言葉を残した。

心せよ、我が盾を受け継ぐ君よ。 戦いに善はない。 盾を選び背後の人々を守る事も、 剣を持つ事に等しいのだと。

読み取れる設定

  • 剣も槍も弓も持たず、痩身にはあまりある大型の盾のみを手にし、「敵を倒す事より、味方を守る事に道を見いだした」騎士の逸話。
  • 人々に尊く貴い聖騎士と称賛されながら内面を語らず、後に続く者へ「戦いに善はない。盾を選び背後の人々を守る事も、剣を持つ事に等しい」との言葉を残したとされる。
  • 【推測】本文中では名を伏せられているが、この騎士はマシュの盾の由来であるガラハッドを指すと広く解される。

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約束の未来へ(No.2533 / ★4)

登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

嵐はとだえ、吹雪はさった。 蒼穹には行き先を示す極天の星。

彼方に思いを馳せるように、 未踏の地を目指すように車両は走る。 いつか車輪の音も遠く、旅人の影も霞もうと、 多くの出逢いと別れ、 たくさんの喜びとほんのすこしの未練を乗せて、 どこまでも、どこまでも。

いつまでも、これからも。

今はもう知る者のいない、 宇宙の片隅で起きた、愛と希望のものがたり。

読み取れる設定

  • 「嵐はとだえ、吹雪はさった」という書き出しが、荒天を抜けた後の情景として置かれる。行き先を示すものは「蒼穹」に懸かる「極天の星」であり、旅がなお続くことが前提になっている。
  • 旅の主体は徒歩でも船でもなく「車両」であり、「多くの出逢いと別れ、たくさんの喜びとほんのすこしの未練を乗せて、どこまでも、どこまでも」進むと書かれる。喜びに対して未練を「ほんのすこし」と量る釣り合いの取り方が、旅の総括として機能している。
  • 結びの「今はもう知る者のいない、宇宙の片隅で起きた、愛と希望のものがたり」で、この物語が誰にも知られないまま終わったものだと明言される。人理修復が果たされれば、修復された歴史の側にはその旅の記録が残らない――という本編の構造を、当事者の側から言い切った一文。
  • 【推測】固有名の明記はないが、絆所有者がマシュ・キリエライトであること、および「極天の星」「車両」といった語がグランドオーダーの旅立ちの意匠と重なることから、第二部完結までの旅路そのものを振り返る独白として読める。
  • 【推測】「いつまでも、これからも。」だけが前後を大きく空けて置かれており、忘れ去られることと、それでも続いていくことを対に据えた構成になっている。

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U-オルガマリー

所有サーヴァント: U-オルガマリー

いまは過ぎし星見の証(No.2401 / ★4)

イラスト: たつよ | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

それは忘れ物のような宝物。 誰もが立ち去った後、 閉館を迎えた資料館の所長室、 その机の上に置かれた特別職員のID。

これ一枚で所長室以外はフリーパス。 自由気ままな職務態度を戒めながら、 その活躍を誇らしく眺め続けた彼女の証。

とはいえそれは過去の話。 このIDには、もう何の意味もないけどね。

読み取れる設定

  • 閉館した資料館の所長室に残された「特別職員のID」が、所長として自由気ままな特別職員の活躍を誇らしく見守った日々の証とされる。
  • カルデア所長として主人公を導くはずだったオルガマリーが果たせなかった「あり得た日々」の追想として読める。
  • 【推測】末尾の「もう何の意味もないけどね」に、彼女の喪失と強がりがにじむ。第2部終盤から奏章にかけてのU-オルガマリーの立場の変化と直結する内容。

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