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絆礼装ロア:アルターエゴ

FGOの絆礼装(内部フラグ svtEquipFriendShip)のうち、アルターエゴのサーヴァントが所有するものを収録する。いずれもサーヴァントとの絆レベルが最大付近に達したときに授与される専用礼装で、そのサーヴァントの内面・出典伝承・作中での立ち位置を語る一次テキストとして扱える。

  • 収録: 20件(本文掲載 19件 / 巻末の簡易一覧 1件)
  • プロフィールは引用ブロック内にゲーム内テキストを改行込みで全文掲載している。\[#漢字:よみ\] のような角括弧はゲーム内のルビ・色指定タグをそのまま残したもの。
  • 「読み取れる設定」は編者による整理。本文から確実に読み取れない解釈には 【推測】 を付す。
  • 一覧・他クラス: 絆礼装ロア 総目次

メルトリリス

所有サーヴァント: メルトリリス

輝くばかりの(No.575 / ★4)

登場作品: CCC / FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

未来も過去も、 他人も世界も不純だと少女は語った。 自分だけがあればいいと、他の花は必要ないと。

けれど、かつての思い出は孤高の心を破壊した。 輝かしいものは限りなく。 自分以外の美を尊ぶ弱さを知ったのだ。

「ええ、確かに恋は知りました。  でも私のプライドは変わりません。  愛しいものは手に入れる。美しいものは傅かせる。  多くの愛を踏み台にして、湖上の星として輝くわ。  それが私を愛してくれた人へ返せる、  最大の感謝というものではなくて?」

蜜の女王は不敵に笑う。 贈られた花を踏みにじる事なく、大切に抱えながら。

読み取れる設定

  • 「愛しいものは手に入れる、美しいものは傅かせる」という独白が置かれる。
  • 恋を知ってなお孤高のプライドを崩さないという、メルトリリスの既存の人物設定を補強する内容。

関連


パッションリップ

所有サーヴァント: パッションリップ

目を逸らさずに(No.576 / ★4)

登場作品: CCC / FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

理解も共感も、 自分も恋人も不要だと少女は叫んだ。 どうせ嫌われるのなら、 何もかもなくなってしまえばいいと。

けれど、かつての思い出は孤独な心を包み込んだ。 世界に痛みが満ちようと、 救おうとする心は必ずどこかにあるのだと。

「そう、わたしは恋を知ったのです。  叶わなくても、出逢う事はなくても、  心を照らしてくれる人がいた。  たとえ報われる事はないとしても、  その恋は決して、悲しい事ではなかったのです」

もう鏡から目を逸らさない。 ふれあう事はできずとも、恋した誰かの為に、 花の様に咲こうと彼女は願った。

読み取れる設定

  • 「たとえ報われることはないとしても、その恋は悲しい事ではなかった」という独白が中心に置かれる。
  • 破壊衝動の裏に秘めた孤独と恋心を克服していく過程を描き、既存の人物設定を補強する。

関連


殺生院キアラ

所有サーヴァント: 殺生院キアラ

揺籃の夢(No.579 / ★4)

登場作品: CCC / FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

天蓋付きの寝台だけが少女の世界。

病に侵された体は余命幾ばくもなく。 薄布一枚隔てた大人たちは憎み合い、笑い合い、 歓び合うだけの影絵の道化師。

世を救う才があると崇められながら、 その住み処はこの世の醜部のさらに下。 ゴミ溜めも嗤う獣性のイドの底。

少女は自らの生を諦め、賢さを持つ人を諦め、 人々に智慧を求める事を諦めた。

……けれど、夢だけは諦める事はなく。 死の間際にあった少女の手には一冊の宝物。 信者たちが戯れに置いていった在る童話だけが、 この天幕の光だった。

読み取れる設定

  • 天蓋付き寝台だけが世界のすべてだった、病に侵され余命少ない少女時代が描かれる。
  • 世を救う才を崇められながら、実際には憎み合い笑い合う大人たちの偽善に囲まれ、生も知性も人々への希望も諦めていった生い立ちが語られる。
  • この諦めと絶望の果てに人類悪「ビースト」としての彼女が形成されるという、FGO世界観の根幹に直結する重要な背景描写。

関連


メカエリチャン

所有サーヴァント: メカエリチャン

エレクトロジカ ダイアグラム(No.687 / ★4)

登場作品: CCC

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

それは良心回路ならぬ人心回路。 彼女の動力炉のすぐとなり、 ハートの空白に納められる最後のパーツ。

機械仕掛けのハートはキラキラと光を放つ。 彼女には不要なもの。 彼女だったものからは失われたもの。 もう求めてはいけない“輝き”を 夢見させてくれる、パイロットとの絆の結晶。

後付けの部品でも、 それはとてもたいせつなもの。

「……そうですね。アナタがどうしてもと  言うのなら、少しだけ歌っても構いません。  一曲? いえ、まさか。  アルバム一枚分だけですが、何か?」

読み取れる設定

  • 動力炉の隣に「良心回路ならぬ人心回路」を組み込んだ、という設定が語られる。
  • 機械仕掛けの身でありながらパイロットとの絆を示す装置として機能する、CCC由来のキャラクター性を補強する内容。

関連


メカエリチャンⅡ号機

所有サーヴァント: メカエリチャンⅡ号機

ガーディアン ジャイガンティック(No.688 / ★4)

登場作品: CCC

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

メガフレーム(巨大筐体)は守護神の証。 このボディこそメカエリチャンⅡ号機の本体、 即ち、巨大メカエリチャンなのである……! 身長、57メートル。 体重、計測拒否。 魔力をドカ喰いするため 拠点防衛にしか使えないのが玉に瑕。 メカだから下から見えても恥ずかしくない、とは 本人の弁。

「……そうね。チェイテを支配する為にしか使わない  ものだけど、正式なパイロットになったアナタなら  自由に使われても文句はないわ。  じゃ、そういうワケで早速乗りなさい。  構わないわ、私も魔力を根こそぎ使ってあげるから。  あら、逃げられると思うの? 私の手がどこまで届く  か、十分に思い知っているでしょう?」

読み取れる設定

  • 全高57メートルの拠点防衛用巨大機体という設定が示される。
  • エリザベート・バートリーゆかりの居城「チェイテ」を支配するための機体である、という言及があり、ルーツとの関連を示す。

関連


沖田総司〔オルタ〕

所有サーヴァント: 沖田総司〔オルタ〕

無穹の果て(No.809 / ★4)

イラスト: サクマミツロ | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

―――かつて名もなき英霊が振るったといわれる剣。

とある英霊から分かたれた彼女は人の護りとなり悠久の時を戦い続けることとなった。 それが彼女にとっての呪いであったのか、望みであったのかは私にもわからない。

まあ、当の本人はどうしようもない戦いの連続ながら、それなりに楽しく過ごしたのかもしれん。必殺技とか抜かして名前つけるのとか好きだったから、多分そうなんだろ。付き合うほうの身にもなれ。投げるな。

そんなわけで長く、長く彼女の手で振るわれた私だが、ある日、うっかり聞いてみることにした。 こんな事を続けて飽きないのか? と。 すると彼女はまじまじとした顔で、おまえは飽きたのか? と逆に問いかけてきた。正直飽きたといいかけたが、彼女が少し寂しそうな顔をしたので、いや別に、とか抜かしてしまったのだ私は。あーあ。

『今は遥か刻の彼方  神と魔と人の祈りが紡ぎし光の欠片  無穹の大地にそれは立つ』

読み取れる設定

  • 武器自身の語りという形式で、かつて名もなき英霊が振るった剣から分かたれた存在であることが明かされる。
  • 人の護りとして戦い続けてきた、という来歴が語られる、得物にまつわる裏設定的な一枚。

関連


シトナイ

所有サーヴァント: シトナイ

忘れえぬもの(No.908 / ★4)

イラスト: サクマミツロ | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

名を失って。 命を失って。 何者でもなくなって。

生きたわたし(オリジナル)の模造品、 死んだわたし(オリジナル)の影に過ぎないとしても。

忘れえぬものがある。

凍えるほどの冷気の中で、 牙から、爪から、 わたしを傷付けようとするすべてから わたしを守ってくれた―――

―――あの瞬間の、すべて。

読み取れる設定

  • 名を失い、生きたシトナイ(オリジナル)の模造品に過ぎない自分にも「忘れえぬもの」があるという独白。
  • 極寒の中で守られた記憶を大切にする描写で、彼女がオリジナルの写しであるという第一異聞帯の設定を情感豊かになぞる内容。

関連


キングプロテア

所有サーヴァント: キングプロテア

それは、両手いっぱいの(No.989 / ★4)

イラスト: サクマミツロ | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

キラキラしていて、 みちたりていて、 ふわふわしていて、 ぎゅ~~~っとしてもらえて、 とても、とても しあわせなもの。

それが『お嫁さん』なのです。 生まれる前から知っていた気がします。 女の子は誰でも、お嫁さんになると可愛く、 幸せになれるんだって。

でも、みんながわたしに言いました。 “キミは花嫁にはなれないよ” “キミを許容する世界も” “キミに似合うドレスもないからね” わたしも納得の意見です。 だってどこにも、わたしのために作られた ものはなかったのですから。

“そっか。じゃあ■年待っていて” “いつになるか分からないけど、必ず―――”

約束の言葉を抱きしめて、匣に戻って幾星霜。 目を覚ますとそこは夢の続きのような光景でした。

“お待たせ。ちょっと時間かかっちゃった”

そう笑いかけてくれた人は、 時の彼方に過ぎ去ってしまったけれど。 わたしは最後に、あなたを大好きな、 可愛いお嫁さんになれたのです。

読み取れる設定

  • 花嫁になれないと言われ続けた少女が、長い眠りを経てマスターに見初められ「お嫁さん」になれた、という心情吐露。
  • 【推測】「匣に戻って幾星霜」という記述は、彼女が人智統合真国SINの真の支配者であったことと関連し、本編後日談的な位置づけを示すと読める。

関連


蘆屋道満

所有サーヴァント: 蘆屋道満

証(No.1319 / ★4)

イラスト: 東山雄勢 | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

真っ二つに割れた髑髏。

それは、生前の…… 彼の亡骸そのものであるのかもしれない。

彼は何も語らない。 尋ねられても語らない。 待ってみても語らない。

ただ、微笑み、 曖昧に頷いて、 こちらを見つめてくるばかり―――

読み取れる設定

  • 真っ二つに割れた髑髏が彼自身の亡骸かもしれない、としつつ、何も語らず微笑むだけという描写。
  • 安倍晴明の好敵手として知られる蘆屋道満の、寡黙で謎めいたキャラクター性を踏まえた内容。

関連


マナナン・マク・リール〔バゼット〕

所有サーヴァント: マナナン・マク・リール〔バゼット〕

アンヴァル(No.1532 / ★4)

イラスト: 壬生田晃宏

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

マナナン・マク・リールが所有する、海も陸も駆けるという伝説の白馬。戦車を牽いている場合もある。 マナナンは海神であり、この白馬は波打つ海に生じる白い泡を意味すると考えられている。

「女神のような私が使っている白馬、ですね。  まさに宝具級の概念です。  ああ、魔術師としての私も、馬には一応乗れますよ。  封印指定の対象者を追うとき、場合によっては車や  バイクよりも馬のほうが有用な場合がありますから。

 それにしても……白馬といえば、騎士と姫が二人で  乗っているイメージ。少しばかりロマンチックすぎる  というか、少女趣味すぎるというか……いえ、軽視し  ている訳ではなく、少し気恥ずかしいというか……。  ……いつか私も……ないとは限りませんし……。

 え、相手ですか?  私と同等……と言わないまでも、勇敢で、博識で、  聡明で、統率力があり、誰からも好かれ、それでいて  驕ることはない謙虚な勇士が望ましいというか……。

 なぜそこで席を立つのです?  贅沢すぎる? 絵に描いた餅?  いいえ、います! きっといます!  ただ、私が出会えていないだけに決まっています!」

読み取れる設定

  • 海神マナナン・マク・リールが所有する、海も陸も駆ける伝説の白馬アンヴァルの逸話を紹介する。
  • 彼女自身も乗馬に長けることが語られるが、理想の伴侶像を語る場面は個人的な性格描写に留まる。

関連


太歳星君

所有サーヴァント: 太歳星君

目覚め(No.1589 / ★4)

イラスト: サクマミツロ

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

目覚めはいつも、空を想う。

今まで自分がいた土の中とは対照的な、 清々しさと広がりに満ちた世界。 自分の対たる星が歩む場所。

羨んでいるわけではない。 求めているわけではない。

自らの居場所は地。 その摂理を破った者たちに祟りを与えるのが定め。 それを疑問に思ったことはない。

それでも、目覚めたときに目に飛び込んでくるのは、 いつだって――― 肉塊にはけっして手の届かない、空であったから。

一度くらいは、その自由な空の下で、 日向ぼっこというものをしてみたいなと。

そんなことを、想っていた。

読み取れる設定

  • 地中に留まり、その地を侵す者に祟りを与えることを定めとする心情を描く。
  • 中国民間信仰における太歳――土を犯すと祟りがあるとされる神――の設定を踏まえた一枚。

関連


徐福

所有サーヴァント: 徐福

死ぬ暇もない(No.1672 / ★4)

イラスト: 壬生田晃宏 | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

ふぅ……私の役割もそろそろ終わりですね……。 あ、この術式間違ってます。修正よろしくです。 後のことは、皆に任せます……。 うん、そうそう。いけるいける。よくできてるよ、 この霊符。後は速度さえついてくればもっといい。 思えば、この土地に雪崩れ込んで数十年、 我ながらよく……え、何それホント? うーん、悪いけど一から洗い直してみてー。 我ながらよく……ええとどこまで喋りましたっけ……。 は? 人形が? ヤバい? 多分、内側の術式が 不安定になってるんで、天候の様子を見て……。 それでどこまで遺言残しましたっけ……ああもう、 死ぬ暇もなーーーい!

読み取れる設定

  • 術式の修正や霊符の調整を早口でまくし立てながら「死ぬ暇もない」と締める構成。
  • 長期間この土地に留まり続け、術式・人形(人造の使い魔)・天候操作まで手掛けてきたことが示唆される。
  • 数十年単位で活動してきた方士であることが窺える内容。

関連


グレゴリー・ラスプーチン

所有サーヴァント: グレゴリー・ラスプーチン

倒し得ぬもの(No.1740 / ★4)

イラスト: 山猫 | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

その男を撃った凶弾は四発とも五発とも言われている。

男は毒を盛られた食事を口にしても倒れず、 身体の急所に弾丸を受けようと立ち上がり、 遺体は冷たい冬の河に捨てられた。

男が成してきた事の善悪の所在は 現在に生きる我々には量る事はできない。 確かな事は、男は皇帝の友人であり、戦争を否定し、 祖国の人々に神の愛を伝えたという記録だけだ。

多くの陰謀、多くの恫喝。 詐術。交渉。毒殺。暗殺。 多くの困難があったが、男はそれらを 易々とは受け入れず、最期まで抗った。

肉体は倒れようと信仰は倒れず。 理想は離れようと信念は離さず。 消える事はない。倒される事はない。 どのような武器も、人間も、 男の在り方を変える事はできなかった。

 ◆

神の教えの乏しい、貧しい農地から、男はやってきた。 不毛の土地に芽吹いた種。 その発生そのものが、主の奇跡だと言うかのように。

読み取れる設定

  • 毒を盛られても倒れず、皇帝の友人であり、戦争を否定し民に神の愛を説いたという史実のラスプーチン像を扱う。
  • 多くの陰謀・毒殺・暗殺にも屈しなかった不屈の人物として描かれる。
  • 肉体は倒れても信仰・信念は倒されない、という在り方が強調される。

関連


ラーヴァ/ティアマト

所有サーヴァント: ラーヴァ/ティアマト

回帰(No.1816 / ★4)

イラスト: サクマミツロ | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

そうしてワタシは役目を終えて、 星の光を閉じました。

カラダはキオクと一緒に、 しずかに、ゆっくりと、おだやかに、 もといた深淵に還っていきます。

とても くらくて、 とても とおくて、 とても さみしい、あの場所に。

でも、今回はかなしくはありません。 カラダは創世に使われることなくありのまま。 キオクも拒絶されることなくあたたかいまま。

今度の子供たちは愚かで小さくて危なかしいけど、 決して弱くはありません。 きっとワタシより長く栄えてくれるでしょう。

生きているかぎり幼年期は終わるもの。 今度こそ笑顔で、ワタシは送り出すのです。

ばいばい、優しい子供たち。 この星を去っても、新しい星で健やかに。

かつて海は唄いました。 『ずっと わたしの近くにいて』 『ずっと ワタシを離さないで』

でも、今はこう唄うのです。 『二度と わたしに還らないで』 『二度と ワタシを愛さないで』

読み取れる設定

  • ラーヴァ(ティアマト)が役目を終え、記憶とともに静かに深淵(原初の海)へ還っていく様を描く。
  • かつて「ずっと近くにいて」と歌った海が「二度と還らないで」と歌う対比が置かれる。
  • バビロニアで討たれたティアマトが人類の自立を見守り送り出す、母性的な決別を示唆する。
  • ビーストおよび人理焼却の根源たる原初の海の設定に直結する重要な一枚。

関連


ひびき&千鍵

所有サーヴァント: ひびき&千鍵

おそろいエプロン(No.2057 / ★4)

イラスト: たつよ | 登場作品: その他コラボ

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

日比乃さんと桂木さんから渡された包みを開く。 中から出てきたのは……見覚えのあるエプロンだ。

生地の色だけが違う、おそろいのデザイン。 これは二人のアルバイト先の制服だったという。 彼女達が過ごした日常と、キラキラに輝く青春の象徴。 そんな大切な物を贈られた事が嬉しくもあり、 本当に自分が使っていいものかと、考え込みもする。 けれど、あの二人は、似合うと笑ってくれるのだろう。

全部終わったら遊びに来い、と二人は言った。 だからいつか、その不思議な喫茶店を探してみよう。 元の世界の二人は自分に気付いてくれるだろうか? 駄目だったなら、その時はその時だ。 このエプロンを持って、二人に会いに行こう―――

読み取れる設定

  • 「日比乃さん」「桂木さん」という二人からお揃いのエプロン(アルバイト先の制服)を贈られ、いつか「その不思議な喫茶店」を探しに行こうと決意する内容。
  • コラボ相手側の固有名詞が中心であり、FGO本編の設定というより先方コンテンツ側の背景に依る一枚。

関連


カズラドロップ

所有サーヴァント: カズラドロップ

足洗邸の余分な一時(No.2135 / ★4)

イラスト: 東山雄勢 | 登場作品: 月姫

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

そりゃあ完璧(ノーミス)であるに越した事はないけれど、余分な横道(サブ)も馬鹿にはできない。 最短距離でも回り道でも最後のアガリは同じ場所なら、 荷物を増やしていた方が最終的には高得点だ。

「それは勝負に勝つ事より、勝負を楽しむ事を優先して  いるだけですよね?  人間の一生は積み木の箱のようなもの。カタチよく余  分なく、ぴったりと隙間を埋めないと空間がもったい  ないじゃないですか」

隙間のない箱を作ったらそれこそ中には入れない。 上から覗けば大笑い、肝心要の自分がいないってね。 散らかすのはよくないけど、綺麗に纏めたらみんな同じカタチになる。それこそ集める意味がないんじゃない?

「……まあ、たしかに同じ箱が並んでいると見分けがつ  きませんね。みんな同じカタチなら、一つあればいい  訳ですし……って、きゃあああ! “振り出しに戻  る”なんてマス、私は作っていませんけど!?」

気を利かせて付け足しておきました! 観念してもう一周いってみよう! 人生は山あり谷あり遊びあり。 賽の目任せの道行きを、うまく乗り越えていく方が、完璧よりよっぽど難しい事だと思わない?

読み取れる設定

  • 「足洗邸」(『魔法使いの夜』の青崎家の屋敷)を舞台に、人生ゲームになぞらえた掌編。
  • 「勝負を楽しむ事」と「隙間なく完璧に纏めること」のどちらに価値を置くか、という問いが主題。
  • 語り手カズラドロップの正体や詳細は本文からは特定できない。

関連


ジュネス・クレーン

所有サーヴァント: ジュネス・クレーン

汐彩・リフレイン(No.2420 / ★4)

イラスト: サクマミツロ | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

―――手紙が、届いた。 したためられた文面は、優しい気持ちでいっぱい。 添えられた貝殻からは、あの汐騒がさらさらと。 すべてすべて、陽光にきらめくうたかたの時間。 いつかの夏。 キミがいた、夏。

読み取れる設定

  • 貝殻を添えた手紙が届き、「キミがいた、夏」を回想する叙情的な内容。
  • 【推測】差出人と「キミ」の正体は明示されず、ミス・クレーンとの関係を仄めかす程度に留まる。

関連


フローラ

所有サーヴァント: フローラ(キャラクター記事は未作成)

春の西風(No.2549 / ★4)

イラスト: 都筑禰己 | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

かつて花の女神は春の妖精であり、 その美しさに一目惚れした西風の神が彼女をさらって 妻とした結果、永遠の花園を与えられて女神となった ―――と語られることがある。

それが、強引な手段による一方的な誘拐であったのか、はたまた互いに愛し合っての逃避行のようなものであったのか。 二人の関係はどのようなものであったのか―――

その答えはわからない。 花の女神に問うたとしても、返ってくるのは はにかんだような微笑のみ。

―――ただ。暖かな西風は、今も、 春になるたびに花を優しく揺らしている。

読み取れる設定

  • 西風の神ゼピュロスに見初められ妻となった結果、永遠の花園を得て女神となったという、クロリス=フローラ神話を下敷きにする。
  • 誘拐だったのか合意の駆け落ちだったのかについて、フローラ自身は答えず微笑むのみ。
  • 今も西風が花を優しく揺らし続けている、という詩的な締めで結ばれる。

アスカラポス

所有サーヴァント: アスカラポス(キャラクター記事は未作成)

愛しき代償(No.2616 / ★4)

イラスト: 壬生田晃宏 | 登場作品: FGO本編

プロフィール(ゲーム内テキスト全文)

ペルセポネが柘榴を食べたと告発した代償として、彼はミミズク(もしくはフクロウ)に変えられてしまったという。 今のアスカラポスはその姿を切り離して、呼び出すことができる。それはかつての罪を思い起こさせるカタチではあるけれども、それでも彼の心を何度だって震わせる愛しき代償なのだ。 だから、いつも彼はこう唱える。 「あなたのいない春が来る」 「春の終わりに、君を待つ」 まだ季節の区分がふたつしかなかった頃の、古き国を想いながら。

読み取れる設定

  • ペルセポネの柘榴を巡る告発の代償としてフクロウに変えられた、というギリシャ神話のアスカラポス伝承が踏まえられる。
  • その姿を使い魔として呼び出せるという設定が語られ、宝具・スキルに直結する神話的背景を示す。

掲載を簡易化した礼装

以下は注釈段階で「設定的な重要度: なし(significance = none)」と判定されたもの。日常的なやり取り・ギャグ・既出情報の反復が中心で、新規のロアを含まないため一覧のみに留める。

No.礼装名所有サーヴァント
1599大いなる神秘スーパーバニヤン