絆礼装ロア:アサシン
FGOの絆礼装(内部フラグ svtEquipFriendShip)のうち、アサシンのサーヴァントが所有するものを収録する。いずれもサーヴァントとの絆レベルが最大付近に達したときに授与される専用礼装で、そのサーヴァントの内面・出典伝承・作中での立ち位置を語る一次テキストとして扱える。
- 収録: 47件(本文掲載 45件 / 巻末の簡易一覧 2件)
- プロフィールは引用ブロック内にゲーム内テキストを改行込みで全文掲載している。
\[#漢字:よみ\]のような角括弧はゲーム内のルビ・色指定タグをそのまま残したもの。 - 「読み取れる設定」は編者による整理。本文から確実に読み取れない解釈には 【推測】 を付す。
- 一覧・他クラス: 絆礼装ロア 総目次
マタ・ハリ
所有サーヴァント: マタ・ハリ
価値無き宝(No.200 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
抱かれる度にきれいなものが増えていく。 口づけする度に価値あるものが増えていく。 生きるために必要なのに、私にはこれっぽっちも 必要ないものが、無限に増えていく。
そしてその度に、本当に必要なものが 遠ざかっていくのです。
読み取れる設定
- 男たちから貢がれる財に囲まれながら、本当に必要なものからは遠ざかっていくという虚しさを語る。
- FGOにおける「本物のマタ・ハリではないかもしれない」という自己認識の主題と響き合うが、本文には明言がない。
関連
カーミラ
所有サーヴァント: カーミラ
アイアン・メイデン(No.206 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
数多の血を吸い、数多の命を強奪した鉄の棺。 少女たちの命は露と消え、 苦悶と絶望だけが積み上がる。 まさしくそれは悪鬼の所業。しかし彼女の真の罪は何より無垢であり続けたこと。
悲鳴は途絶えた。 肌に食い込んだ針は錆び付いていき、 血はただのシミとなる。 鉄の棺は主と共に鎖に繋がれ、静かに朽ち果てていく。
読み取れる設定
- 数多の少女を犠牲にした鉄の処女の逸話を、「真の罪は無垢であり続けたこと」という一文で締める。
- 悪鬼の所業の根底に歪んだ無垢さがあるという、既存のカーミラ像を補強する内容。
関連
ステンノ
所有サーヴァント: ステンノ
女神のきらめき(No.220 / ★4)
イラスト: 絵西
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
サーヴァント? 英霊? そんなモノになってしまうなんて驚きだわ。 それに、何だか変な感じ。身に備わったモノが あれこれとカタチになってしまうんだもの。
……何の事を言ってるのかわからない? なら、この手をご覧なさいな。
これは私のきらめき、女神のきらめき。その具現。 ああ、あまり見つめ続けてはダメよ? ───目、潰れるから。
読み取れる設定
- サーヴァント=英霊という存在になったことへの戸惑いと、見つめると視力を奪う女神の煌めき(アーチャーとしての宝具)について語る独白。
- 妹エウリュアレの礼装(No.323)と対をなす構成。
関連
ヘンリー・ジキル&ハイド
所有サーヴァント: ヘンリー・ジキル&ハイド
心を留めるもの(No.237 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
心を失ってはならない。 慈しみ、庇い、愛することを忘れてはいけない。
人は容易く堕ちてゆく。悪逆の快楽に。 他者を傷付け、嘲笑い、貶めようとする己を否定せよ。それは弱さの顕れでしかないのだから。 日々、私は鏡の前に立ちながら自分を戒める。 正しく在れ。 たとえ、世界の多くが悪の所有物だとしても。
読み取れる設定
- 他者を傷つけ嘲笑う己を否定し、正しくあろうと日々自分を戒めるジキルの独白。
- ハイドへの変質という根本的な葛藤を再確認する内容で、新規性はない。
関連
佐々木小次郎
所有サーヴァント: 佐々木小次郎
山中の天(No.239 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
俗世との縁を絶ち、 生者として欲を謳い、 剣士として無限を目指した。 己が齢はとうに知らず、 己が姿は昔日の影もない。
鍛錬こそ我が日常。 日々は飽きる事なく続き、 臨終の間際、ゆらりと山中に出でて息を吐く。
―――絶刀はついに、虚空の月を一閃した。
読み取れる設定
- 俗世との縁を絶ち、剣士として無限を目指した果てに、老境で虚空の月を一閃するという結末を描く。
- 代名詞である燕返しに絡めた、孤高の剣士像の再確認。
関連
呪腕のハサン
所有サーヴァント: 呪腕のハサン
シャイタンの腕(No.256 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
“なんとしても、今代の翁に俺はなる。 その為であれば肉体などいくらでも犠牲にする。 所詮、我が身は凡才なれば。 つまらぬ片腕一本など、喜んで魔神に食わせよう”
かくして男はその右腕を贄とした。 魔神は男に騙され、その右腕の霊基を預け、 男はついに暗殺者として頂点に立った。 見よ、おぞましき呪いの腕を。 鏡像の心臓を引き抜く詐称の腕。 人としての全てを捨て、顔すら失った男の、 それは相応しい末路だった。
読み取れる設定
- 魔神シャイタンに右腕を贄として捧げ、鏡像の心臓を引き抜く「詐称の腕」を得て暗殺者の頂点に立ったという出自を語る。
- 既存設定をそのまま提示する内容。
関連
ジャック・ザ・リッパー
所有サーヴァント: ジャック・ザ・リッパー
霧夜の倫敦(No.267 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
霧が深い深い夜には、切り裂きジャックが現れる。 ドアを閉じても、窓を閉めても、シーツにくるまっても ジャックはするりするりと鍵穴からやってくる。 びちゃびちゃと汚らしい血の音、 ぞろぞろと零れ落ちていくはらわた、 意識が剥がれ落ち、君は速やかに絶望死に至るだろう。 なのに君が、君が死ぬ間際に見るものは、 「おかあさん」 不思議と、天使のように無垢な笑顔だった。
読み取れる設定
- ホワイトチャペルの霧夜に忍び寄る恐怖を描きつつ、死に際に見るのは「天使のように無垢な笑顔」だと結ぶ。
- 残虐さと無垢さを併せ持つという二面性の再確認。
関連
荊軻
所有サーヴァント: 荊軻
九賓の礼(No.271 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
――残り十歩、必ず殺す。 人を殴り殺す豪快な漢とやらは、震えて動けない。 役立たずだが、それもまた仕方ない。 一人で計画し、一人で練り上げた暗殺なのだ。 この距離ならいけるはず。 この距離なら周囲の邪魔はない。 這いつくばった顔を上げるまで、あと数秒。 私の余命は幾ばくもないということ。 人生には楽しかった思い出しかなく、後悔はない。 ……さて、では。 そろそろ跳ぶとしよう。憎く愛しい、皇帝の下へ。
読み取れる設定
- 秦の始皇帝暗殺未遂――地図に隠した匕首で急襲を狙う「図窮而匕見」の故事――をそのまま描く。
- 史実設定の再確認に留まる。
関連
ファントム・オブ・ジ・オペラ
所有サーヴァント: ファントム・オブ・ジ・オペラ
穢れし死の仮面(No.289 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
仮面、仮面。 私の顔を常に覆っている仮面?
これは奇妙な事を言うものだ、クリスティーヌ。 そんな風に私を見ていたのか、クリスティーヌ。 クリスティーヌ───
私は、仮面など、被った事は一度もないよ。 そうだろう。 そうだろう?
読み取れる設定
- クリスティーヌへの妄執を語り、「私は仮面など被った事は一度もない」と繰り返す。
- 仮面が装身具ではなく彼自身の在り方そのものであるという、既存の悲恋譚の再確認。
関連
謎のヒロインX
所有サーヴァント: 謎のヒロインX
殲滅リスト(No.299 / ★4)
登場作品: Fate/EXTRA
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
「セイバーが一人、セイバーが二人……セイバーが…… ああ、また一人多くなりました!」 夜も更けたカルデアに、不気味な声がこだまする。 セイバーが一人増える度に、謎のサーヴァントによる 怨念に充ち満ちた呪詛が流れるのだとか何とか。 「おかしいですね、片っ端から夜襲を仕掛けているのに 増えるばかりです」 その度に回復役サーヴァントを呼び出すマスターの 身にもなって欲しいものである。 「まあいいでしょう。それでは今日も夢に向かって打倒 セイバー百唱!」 セイバー討つべしセイバー討つべしセイバー討つべし セイバー討つべし……とテクノ調に宣うその声を聞くとセイバーの靴紐が切れたり蝉が顔面にぶつかったりと 不幸に陥る―――といいなあ、と少女は思っている。
読み取れる設定
- セイバーが現れるたびに増えていく怨嗟の声という形で、「打倒セイバー」への執着を描く。
- 「セイバー狩り」という中心的なギャグ設定の再提示。
関連
シャルル=アンリ・サンソン
所有サーヴァント: シャルル=アンリ・サンソン
忌まわしきは我が人生(No.307 / ★4)
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
かつて処刑に技術が必要な時代があった。 苦しませず、一瞬で、相手の精神を尊重して、 首を刎ねる技術が必要だった時代が。
これからは、もうそのようなものに悩まずとも良い。 誰だって死刑執行人になれるし、誰だって苦痛はない。車で人を裂くような、おぞましい刑罰は必要なくなる。 ―――それはつまり、効率的に大量に人を殺せる ということ。
あの時の愚かな僕は、それに気がつかなかった。 貴族に仕えていた使用人の少女が、何の罪もないのに 処刑されようとしたとき、僕はギロチンを破壊すべき だったのだ。
僕は……苦しませたくなかっただけなのに。
読み取れる設定
- 苦しませずに首を刎ねる技術を追求してきた処刑人としての矜持が語られる。
- 無実の使用人の少女が処刑されようとした際、ギロチンを破壊すべきだったという後悔が併記され、彼の核心的な葛藤を再確認する。
関連
両儀式
所有サーヴァント: 両儀式
赤いジャンパー(No.319 / ★4)
登場作品: 空の境界
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
それはある少年の懐い出。 夕暮れの教室に残った記憶。
束の間だけ繋いだ温かな光を見送った、 織という夢の名残。
読み取れる設定
- 「ある少年の懐い出」「織という夢の名残」という記述が置かれる。
- 【推測】これは『空の境界』における両儀式のもう一つの人格「織」と、赤いジャンパーで知られる黒桐幹也との関係を指す直接的なクロスオーバー要素と読める。
関連
- 両儀式(キャラクター記事)
- 黒桐幹也(キャラクター記事)
- 両儀式(セイバー霊基) — 別クラス霊基のキャラクター記事
エミヤ〔アサシン〕
所有サーヴァント: エミヤ〔アサシン〕
陽の差さぬ此処へ(No.353 / ★4)
登場作品: Fate/stay night / Apocrypha / FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
──────起源というモノがある。
難しい話じゃない、言葉の通りさ。 何から始まったのか。 何から生まれたのか。 母親? 違う。 個人としてのソレじゃなく、存在としてのソレだ。
「剣」から生まれる奴もいる。 「無価値」から生まれる奴もいるだろう。
僕の起源? もう見ているじゃないか。───切って、嗣ぐ。 通常の攻撃としても用いるが、歴とした僕の第二宝具。 神秘轢断(ファンタズム・パニッシュメント)。 「切断」と「結合」の具現。 僕の起源をカタチにしたものだ。
読み取れる設定
- 自身の『起源』が「切って、嗣ぐ」であることが明かされる。
- その起源が第二宝具・神秘轢断(ファンタズム・パニッシュメント)として具現化していると説明される。
- 起源というTYPE-MOON世界観の根幹設定と宝具設定を直接結びつける、考察上の価値が高い一枚。
関連
百貌のハサン
所有サーヴァント: 百貌のハサン
百人蔵書(No.358 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
基底。怪腕。迅速。奸計。集積。縫合。鳶影。音無。 収貨。舌鋒。巻風。速尾。詐称。静寂。裁断。祈願。 油針。祭煙。剣鬼。夜陰。地学。変梃。追補。遠見。 業火。霹靂。蛇香。幾学。妖美。露塗。医食。貫指。 馬攻。射影。臨写。戒飭。風弓。説諭。汚泥。混成。 筒闇。割譲。衣紋。星辰。美食。輪技。薬師。悪徳。 月光。虫飼。解錠。忘却。無彩。計則。毒見。耕材。 鉄縄。仮死。考古。摂理。抜骨。拝礼。軽脚。二忍。 日輪。査定。衛生。千里。木偶。残響。伝歌。長刃。 潜行。造形。継承。粧粉。奇芸。隣人。船舶。滅記。 削離。草淋。研磨。診心。狭域。黄反。雨呑。白亜。
これ八十八の親しき他人。 残る席に座る貌(もの)、我らいずれも知らざるや。
読み取れる設定
- 百貌のハサンを構成する八十八の『貌』の二つ名が列挙される。
- 「これ八十八の親しき他人」「残る席に座る貌、我らいずれも知らざるや」という語りが、複数の暗殺者人格の集合体という性質を示している。
関連
酒呑童子
所有サーヴァント: 酒呑童子
神便鬼毒酒(No.367 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
ああ、気になりはるん? うちの宝具。 うちのお酒。 だぁめ。そないに見つめて欲しがってもあかんよって。
コレはうちだけのものやさかい。 最初はねぇ、そら、うちやのうて…… 頼光の大将はんの持ち物やったろうけど。今はうちの。
ふふ。そやかて、ねえ。 死んでも佳えか─── そないに思わせてくれるんが、血や月や銀やのうて お酒やなんて。思いもよらへんやんか。
好きなんよ。このお酒。 あまぁい、あまい、甘味のカタマリ。
死にはって。 腐りはって。 蕩けて落ちそうなくらいにふるえる、熱ぅい味わい……
つまみに、月明かりあたりを映し込んだ 蒼い瞳があれば…… 他には、もう、なぁんにもいらへんわ。
読み取れる設定
- 元は頼光の持ち物であった神便鬼毒酒を、今は自分のものだと語る。
- 宝具の由来を示すキャラクターフレーバー。
関連
- 酒呑童子(キャラクター記事)
- 源頼光(キャラクター記事)
- 源頼光 の絆礼装(No.368)
- 源頼光(バーサーカー霊基) — 別クラス霊基のキャラクター記事
風魔小太郎
所有サーヴァント: 風魔小太郎
鬼の面(No.375 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
この面をつけた者は鬼となる。 だから、本当にいざというときしかつけては ならないよ―――。 もちろん、あれは酒席の冗談なのだろう。 この面はただの面、鬼になる訳ではない。
ああ、だけど。 もしこの面をつけることで、鬼になれるなら。 羅刹と化して、敵を葬り去ることができるなら。 この風魔の苦境を救うことができるなら、 僕は、きっと―――。
そうして鬼の面をつけて理解する。 なるほど、確かに僕は鬼になった。 顔を覆い隠しただけで、あらゆる鬼畜と悪徳が 可能になった。
もう、この鬼面は外れない。 僕は邪悪を抱いたまま、風魔と共に堕ちていく。 ごめんなさい、父さん。 僕はもう、ただの鬼に成り果てました。
読み取れる設定
- 面をつけることで鬼となり、苦境を救うために悪徳と鬼畜さえ厭わなくなっていく堕落の過程を描く。
- 忍としての倫理観が崩れていく様を、面という装置に託して示す内容。
関連
静謐のハサン
所有サーヴァント: 静謐のハサン
存在の証明(No.386 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
私は、あさましい女です。
一輪の花として育てられ、 一箇の毒として練り上げられた身であるのに。 教団の盟主として定められる程の栄誉を得ながら、 私は、尊きものを裏切ってしまった。
でも─── でも、嗚呼。 望み、焦がれ、夢みて、 この肢体(からだ)は疼くのです。 触りたい。 寄り添いたい。 温もりを得たい。 人々がそうするように、私も、そうしてみたい!
……………殺したくない。
けれど、私は殺すために在るのです。 殺す。殺す。触れて殺す。撫でて殺す。舞って殺す。 抱き締めて殺す。口付けて殺す。 どれだけ何かを求めても。 私は殺し続ける武器、暗殺者、致死の毒。 それだけは、何があっても変わりはしない。
いつか きっと あなたのことも───私、殺してしまいます。
読み取れる設定
- 「一輪の花」として育てられ「一箇の毒」として練り上げられ、教団の盟主となる栄誉を得ながら尊きものを裏切ったという出自が語られる。
- 人に触れたい・慈しみたいという欲求と、殺すために存在する暗殺者としての宿命との相克が主題。
- 静謐のハサンの根源的な人物設定を深く掘り下げる、内面描写として重要な一枚。
関連
クレオパトラ
所有サーヴァント: クレオパトラ
運命の蛇(No.393 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
クレオパトラは、毒蛇によって自死した。
エジプトがローマに…… カエサルやアントニウスのローマではなく、 憎きオクタウィアヌスの統べるローマに支配された後。 自らの王宮に幽閉された彼女は 捕虜となるのを良しとせず、 イチジクに潜ませた毒蛇にその身を噛ませたという。
蛇はコブラであったとされる。 嗚呼、それは何という偶然の皮肉。 或いは運命、必然、まさか古き神々の意図であるのか。
古代より連綿と続いた ファラオの王権と神性を示す蛇ウラエウス。 その形状もまた、同じくコブラなのである───
読み取れる設定
- オクタウィアヌスに敗れ捕虜となることを拒み、毒蛇で自死したという最期の逸話を扱う。
- ファラオの王権と神性を示す蛇ウラエウスとの奇妙な符合が語られる、歴史的背景フレーバー。
関連
“山の翁”
所有サーヴァント: “山の翁”
幽谷の淵(No.417 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
もはや語るべき教えも、 語るべき自身もない。 剣士は天命の御遣いとなり、 その業は達人の域を過ぎた。
晩鐘を見届けること幾星霜。 それはもはや生命とは呼べず、 自然、現象の域に踏み込んだ。
幽谷において生死の境は曖昧なり。 死に触れ続けた剣士は、 死にながらにして生き続ける。
自らが立てた、山の翁の伝説のように。
読み取れる設定
- 教えを語る自身すら失い、生と死の境界を曖昧にしたまま生き続ける在り方を描く。
- ハサン・サッバーハ(山の翁)の不老不死的な性質を示すフレーバー。
関連
燕青
所有サーヴァント: 燕青
百八魔星(No.549 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
邪悪は天に昇りて星となる。 輝く天星三十六、煌めく地星七十二、合わせて百八、 この大陸を救う豪傑たちが背負いし宿星なり。
善人もいれば悪人もいる。 義心を持つ者もいれば、悪心を抱く者もいる。 されど我らはこの国を憂い、この民を安んじる者。
百八の魔星、ここに見参。 動乱の大陸を救うため、人の身を借りて駆け抜けよう! たとえ終幕に、いかなる結末が待っていたとしても!
読み取れる設定
- 「邪悪は天に昇りて星となる」など、『水滸伝』の百八星(天罡三十六星・地煞七十二星)の思想を燕青の口から語らせる。
- 動乱の大陸を救う豪傑という設定を補強するもので、原典の世界観紹介に近い内容。
関連
武則天
所有サーヴァント: 武則天
洛陽の宮殿(No.587 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
彼女は偉業を為したのだ。 正しき国家、正しき統治。 偉業を為した者には報いがなくてはならぬ。 信賞の理にて、晩年、彼女は絢爛豪華な宮殿で日々を過ごした。 そこに満ちていたのは退廃と愛。 国はもはや軌道に乗った。安心して彼女は欲望に耽る。 それは努力をし続けてきた彼女に与えられた、初めての褒美であったのかもしれない。
だが――正しい彼女の周囲にいた人間が、愛を注いだ人間が、全て正しいわけではなかった。
クーデターが起こり、愛する者が斬られ、宮殿を追い出されたとき。 彼女は愕然と、気付くのだ。 彼女の思う正しさと、民草が望む正しさ。 その乖離の可能性に。
それは……いつから? あるいは、最初から――
読み取れる設定
- 偉業の褒美として絢爛豪華な宮殿で晩年を過ごしながら、クーデターで愛する者を失い追放された経緯を描く。
- 自分の正しさと民の望む正しさの乖離に気づく、という統治者としての栄光と悲劇が主題。
関連
ニトクリス
所有サーヴァント: ニトクリス
太陽からの賜り物(No.649 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
かの偉大なりしファラオ・オジマンディアスは レースに際して私を一喝なさいましたが……
あれは叱咤激励の言葉であったのだと、 今さらながらに私は思い知ったのです!
それが証拠に見てください、いいえ見なさい! この精巧な細工を! 全体的には私がレースに用いたスカラベですが、 よく、よぅく目を見開いてみるのです。 スカラベに───なんと『光輝の大複合神殿』の似姿が! ほら。ほらほら。見えますね!
これはつまり…… フフ。ふふふふふ。もはや言うまでもありませんね! でも言います。 私はご褒美をいただいたのですー!
読み取れる設定
- レースの際にオジマンディアスに一喝された経験を「叱咤激励だった」と前向きに捉え直す。
- スカラベに『光輝の大複合神殿』の似姿を刻んだという描写があり、彼を敬愛し評価されることに喜びを見出す関係性を示す。
関連
- ニトクリス(キャラクター記事)
- オジマンディアス(キャラクター記事)
- オジマンディアス の絆礼装(No.369)
- ニトクリス(キャスター霊基) — 別クラス霊基のキャラクター記事
望月千代女
所有サーヴァント: 望月千代女
月輪九曜(No.676 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
たとえ甲斐に嫁ごうとも、 彼女の芯は変わらず。 彼女の呪は変わらず。 甲賀五十三家がひとつ、 甲賀望月に生まれしモノである。
月輪九曜の家紋をひそかに携えているのは、その証。
甲賀三郎の呪を継ぎし身の上である事を、 片時も忘れることはない。
忘れられる筈がないのだ。 呪であると信じているにもかかわらず、 時に、大蛇の気配は彼女の“力”のようにして 振る舞い、敵を屠ってさえみせるのだから───
読み取れる設定
- 甲賀望月家の家紋「月輪九曜」と、甲賀三郎伝説に由来する呪い(大蛇の力)を継いでいるという固有設定を語る。
- 忍としての出自と、家系に伝わる異能を接続する内容。
関連
加藤段蔵
所有サーヴァント: 加藤段蔵
段蔵の牛(No.679 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
牛は、好きです。
ゆったりとしていて、 のんびりとしていて、 どんと構えて揺るぎない大人物が如き気配がありまする。
ですから…… 決して牛を呑み込んだりはいたしませぬ。 何処かの軍談に依れば、 段蔵が牛を呑んだ呑まないといった話がありますが。 いたしませぬ。いたしませぬ。
可哀想─── などという感慨を抱く仕掛けなぞ 持ち合わせておりませぬが、 ただ、何とはなしに気が退けます。 傷付けようとは思いません。 牛には、いつも大人物然としていて欲しいのです。
朧気な記録の彼方には、そう、 牛を飼っていたような事もあったように思います。 ワタシはソレを大層可愛がって、 お気に入りの根付など、飾っていたような……?
読み取れる設定
- 「牛を呑んだ」という伝承を否定しつつ、朧気ながら牛を飼っていたような記憶があるとほのめかす。
- 加藤段蔵という人物の正体の曖昧さ、伝説と実像の乖離を示唆する構成。
関連
刑部姫
所有サーヴァント: 刑部姫
お姫様の折り紙(No.686 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
ここをこうして、そこをそうして……っと。 ほら、巧いものでしょう? お姫様たるもの、手先の器用さは必須なのよね。 折り紙を折ればOHジャパニーズファンタスティック アーツプリンセス的な感じで大受け間違いないでしょ!
って訳で、その練習ついでにマスターも作ってみたわ。 あ、念のために言っておくけど呪いがかけてあって 傷は連動するようになってるの。 だから大切に扱いなさいね? ね? ね?
……何よその「うわこの人重い」ってツラはー!! 好きな人を折り紙にするのがそんなに悪いかー!!
読み取れる設定
- 折り紙人形に「傷が連動する呪い」をかけた、という発言が置かれる。
- 式神・人形を操る妖怪としての呪術的特性を反映した一枚。
関連
セミラミス
所有サーヴァント: セミラミス
不明の杯(No.717 / ★4)
イラスト: たつよ | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
貴様は我との絆を強く結んだ。善きことである。 故に我は貴様を信頼し、全力で戦おう。
しかし、しかしだ。 信頼は時に枷となる。 疑うことを禁忌とし、苦痛としてしまう。
疑うことは、善き行為なのだ。 なぜ信じぬ、などと怒り出す者がいれば要注意だ。 それはいつか、「疑って欲しくない」ものを 持ち出してくるのだから。 だから常に観察せよ、常に、常に。 人を騙す行為にどれほど長けていたとしても、 騙すという行為そのものが不自然だ。 だから、その不自然さがどこかに表面化する。
前置きが長くなったが…… さて、この杯に毒は入っておらぬと我は誓おう。
―――はたして、本当に我の言葉は正しいか?
読み取れる設定
- 「疑うことは善き行為」と説きつつ、毒の入っていない杯を差し出すという構成。
- 食えない策略家としての人物像を強調する内容。
関連
岡田以蔵
所有サーヴァント: 岡田以蔵
あの日の空(No.810 / ★4)
イラスト: たつよ | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
わしの剣は天下一じゃとあいつらは囃し立てた。わしもそう思うたし、事実、わしには誰も敵わなかった。 あいつらがわしにしかできんと頼むから、わしもそうかと思い剣を振るうてやった。 あいつらはわしを天誅の名人と誉めそやし、金も大層くれるしでわしもええ気分じゃった。わしを馬鹿にしとった連中が、わしを恐れて道の端を歩くようになった。まっことええ気分じゃし、ええ空じゃ。
だがそのうち、あいつらはわしを犬でも見るような目で見るようになった。天下国家がどうのこうのと難しい話でわしを仲間はずれにしよる。気に食わん、せっかくのええ空なのに、気に食わん。
そのうちわしは一人で京の町をうろつくようになった。金もないし、腹も減った。ええ空なのに、わしは動くのもおっくうじゃ。もう何でもええ。
何がどうしてこうなったかはわからん。どこでどう間違えたのかもわからん。わしは頭が悪いきに、たぶんどこかで間違えたんじゃろう。いや、もしかしたら最初から間違えとったのかもしれん。川原であいつらと遊んどった頃は間違えとらんかったじゃろうか。
―――ええ空じゃ、澄み渡るようにええ空じゃ。
読み取れる設定
- 天誅の名人ともてはやされ利用された後、用済みとして疎まれ孤独に落ちぶれていく末路を一人称で描く。
- 史実の岡田以蔵の悲劇を色濃く反映した内容。
関連
牛若丸
所有サーヴァント: 牛若丸
天狗なりきりセット(No.888 / ★4)
イラスト: 東山雄勢 | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
御山の西、無垢なる鳥獣苛める者在り。 救いを求める声を聞き、飛ぶは鞍馬の大天狗! 「いたいけな動物に石を投げるとは。不埒な人間め、 恥を知れ! 出でよ天狗石……石を投げられる気持ちを 味わうがいい!」 「あーはっはっは! 見るがいいタヌ吉、あの人間の 無様な逃げっぷりを! 腰を抜かしているぞ! これで もう動物を苛めようとは考えまいよ!」
御山の東、戯れ樹木を切る者在り。 木たちの声なき声を聞き、飛ぶは鞍馬の大天狗! 「自然を大事にせぬ者に、御山に入る資格無し。喰らえ 木の葉大旋風!」 「プッフー! まさかフンドシ一丁で川に落ちていく とは! 愉快痛快! おおリス蔵、お前の家の仇は取っ てやったぞ。新しい家を探しに行こう!」
「いやあ、今日もこらしめた、こらしめた。 ん、どうしたタヌ吉、リス蔵? 後ろ? 後ろに何が… ………はああああお師さま! 違うんですこれは悪戯で はなく御山に害なす不届き者にちょっとした罰をですね だから装束とか団扇を黙って借りたのも仕方なくで私は 別に悪くな―――」
―――遊びこそが修行なり。
けれどたまには、 笑えない修行(おしおき)も待っている。
読み取れる設定
- 鞍馬山で天狗のなりきり遊びをする情景を描く。
- 幼少期に鞍馬山の天狗から武芸を学んだという伝承上の背景に沿った内容。
関連
虞美人
所有サーヴァント: 虞美人
読みかけの本(No.920 / ★4)
イラスト: にんまる | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
これ、もういらないから、あげるわ。 別段面白い本だってわけじゃないの。何度も目を通したし、それこそ逆さや斜めに読んだりもしたけれど。やっぱり人間の感性なんて私には共感しようがない。楽しめ、って方が無茶な話よ。 でも便利ではあった。とりわけカルデアという場所ではね。何であれ本を読んでいる人間の邪魔をしようって輩はいなかったから。その点では余所より遥かに過ごしやすい所ではあったわ。 そう、これは余人の目を欺き続けるしかなかった私の盾。だからもう、いらないの。今となっては、そんな風に素性を偽る必要なんて、ないでしょう?
読み取れる設定
- 人間の感性に共感できないと言いつつ、余人の目を欺くための「盾」として本を読んでいたという独白。
- 「素性を偽る必要がなくなった」という発言から、カルデアで正体を隠していたことが窺えるが、その正体自体は本文からは特定できない。
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李書文
所有サーヴァント: 李書文
老いてなお(No.936 / ★4)
イラスト: moryo | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
老いれば腕力は衰え、 性根の凶暴性は鳴りを鎮めた。 穏やかな日常は技量を鈍らせ、 そのことを意外にも受け入れている己がいる。
とはいえ、とはいえ、だ。 我が拳技、未だ敗北を知らず。 ならば、彼らが学びし拳も最強を謳おう。 そしていつか、己を乗り越える弟子が現れる。 その悔しさと喜びをいつか味わうのだろう。
いやまあ、あるいは。 儂は最後まで最強なのかもしれんがな。
読み取れる設定
- 老いて腕力は衰えても拳技は未だ敗れたことがない、と語る。
- 老いてなお最強でありたいという武人気質を端的に示す内容。
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- 李書文(キャラクター記事)
- 李書文(ランサー霊基) — 別クラス霊基のキャラクター記事
カーマ
所有サーヴァント: カーマ
花の矢(No.1003 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
あなたは『■』の事を知っているだろうか。 ■の形状を。■の強度を。 ■の色彩を。■の芳香を。 ■の効能を。■の罪科を。 ■の恐怖を。■の快楽を。
それが人を救うものである事を。 それが人を殺すものである事を。
この矢を持つ神は、■を知りすぎ、■に近すぎ、 そして倦んだ。 故にその神はあらゆるものを嫌い、見下し、嘲笑う。 だがそれは同時に『あらゆるものを気に懸けている』 という意味でもある。 この神の特性は『自分以外の全てのものを嫌い』 ながら、『自分以外の全てのものを■せる』 という事にあるのだ。 ……ただしそれは、言い換えるならば。
自分だけは■せない、という事でもあるのだが。
◇
幸福そうな人間を不幸にするために。 不幸な人間がさらに不幸になるのを見るために。 他人の恋愛を捏ねくりまわして滅茶苦茶にするために。 真綿で首を絞めるような、そんな嗜虐のために。 ほら、美しき花の矢を放ちましょう。 極悪なキューピッドの役目を果たしましょう。
それは至極当然の行動。 その神にとっての■への関わり方は、 もはやそれしかないのだから。
けれど、あるいは。 関わる事自体を止めようとしていないという事は。 ひょっとしたら――― その神は、待っているのかもしれない。 この宇宙に星屑のように溢れているのに、 自分の中にだけ存在しないその幻が。 誰かの手で与えられる時を待っているのかもしれない。
だから問うのだ。
あなたは『■』の事を知っているだろうか。 唯一、その神にそれを届けられる 位置にいるであろう、あなたは。 ただ一つ、その素晴らしさを知っているだろうか?
もしそうなら。 もし、倦んだ神にそれを教える事が出来るのなら。 ■される事を知らない彼女の中にも、 いつかは―――
読み取れる設定
- 伏字にされた「■」は文脈上「愛/性/快楽」を示唆し、あらゆる者に愛を与えながら自分だけはそれを得られないという神の根源的な矛盾を描く。
- 「他者を愛で狂わせるが自身は愛されたことがない」というこのカーマ像は、人智統合真国SINで明かされる本質と直結する。
- マスターが最後にその欠落を埋め得るかもしれない、という余韻を残す構成でもある。
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グレイ
所有サーヴァント: グレイ
墓守の宝(No.1011 / ★4)
登場作品: 事件簿
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
「イッヒヒヒヒ! はじめましてだな、俺の使い手!」
その匣が語りかけたのは十年前。 彼女の顔も身体も突然変わりだし、 かつての『王』と同じ姿を模し始めたとき。
かの霊園近くに住まう人々が、 みな彼女を生き神のごとく崇めだしたとき。
「あーあーあー! また泣いてるのか、愚図グレイ!」
不安だった彼女を、 その匣だけが罵倒した。
もはや誰もまともに話さなくなった彼女を、 その匣だけは変わらずに叱咤した。
だから、それは彼女にとって。 聖槍を封印した礼装だとか、 遥かな時代につくられた遺物だとか、 そんな遠いものじゃなかった。
長い長い間。 匣は、彼女の唯一の友達だったのだ。
読み取れる設定
- 十年前、彼女の姿がかつての「王」に似始め、生き神のごとく崇められるようになった頃のことが語られる。
- その時期、聖槍を封じた匣だけが唯一の友人として彼女を叱咤し続けたと明かされる。
- 匣=聖槍(ロンゴミニアド)が遠い遺物ではなく「友達」であったという、グレイの出自と孤独な少女時代に踏み込む重要なエピソード。
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シャルロット・コルデー
所有サーヴァント: シャルロット・コルデー
天使の暗殺(No.1087 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
この暗殺を行わなければ、わたしはサーヴァントとして 召喚されることはなかったでしょう。 でも、この暗殺は歴史には残るべきではなかった。 わたしはこう考えていました。 あの人が死ねば、世界は、社会はきっと良くなると。
―――なんて愚か。
いっそ失敗すれば良かった。 返り討ちに遭えば良かった。 途中で思い返して戻れば良かった。 わたしは人殺しです。暗殺者です。 どうしようもない、罪人です。
それでも。 それでもいいことが一つだけ。 あなたに巡り会えた。ただ、それだけが―――
読み取れる設定
- マラー暗殺という自身の行為を「愚か」と悔いつつ、その暗殺があったからこそサーヴァントとして召喚されマスターに出会えた、と矛盾した心情を吐露する。
- 罪と縁が不可分であるという構造を、本人の言葉で提示する内容。
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鬼一法眼
所有サーヴァント: 鬼一法眼
鬼一の高下駄(No.1346 / ★4)
イラスト: yume32ki | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
―――鬼一法眼の高下駄、一足。
脱ぎっぱなしで無造作に転がっている。 「中庭から屋敷に上がる際にぽいっと脱ぎ捨てた」 あたりだろうと推察できる。 どうやら、よほど急ぎの用向きがあったらしい。 良くない話であれば一々下駄を脱いではいまいから、 きっと、良い話に違いない。
上機嫌な師匠の顔が目に浮かぶ。 かんら、から、から! と元気に笑うのだろう。 なんとも微笑ましく愛おしいけれど、 そろそろ急ごう。 急いで上がったはいいものの、屋敷に誰も いないのでは流石の師匠もへそを曲げかねない。
「おーい、誰かいないか!」 ほら、声が聞こえてきた。 急ごう!
読み取れる設定
- 鬼一法眼が慌てて下駄を脱ぎ捨てて屋敷に上がったらしい、と推理する日常的な描写。
- 師弟のほのぼのとした関係を描くもので、世界観設定に関わる新情報はない。
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光のコヤンスカヤ
所有サーヴァント: 光のコヤンスカヤ
コヤンスカヤの野望~東海岸版~(No.1462 / ★4)
イラスト: Zap.(LASENGLE) | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
「NFFサービスを起こした理由? ……そういえば口にしていませんでしたね。 趣味と実益をかねた起業ではありますが、 人類の皆さんを苦しめたいから設立した…… というものではありません。 このコヤンスカヤには、一つの夢があるのです」
それは彼女が唯一尊敬する、ある人間へのリスペクト。 人類で初めてグラビア雑誌を作り、 巨大市場で初めて服に商標権を設けた人物。 革新的な雑誌を作り、メディアの寵児になり、 多くの社会的批判を受けながら人種差別と戦った者。
「尊大、やり手、完璧主義。 仕事にも性にも精力的だった風雲児。 およそ娯楽と呼べるものすべてに成功した彼が、 唯一、果たせなかった大事業――― それがカジノリゾートの建設でした。 私はそのやり残しを残念に思い、 NFFサービスを立ち上げたのです」
ディーラー服に身を包んだ妖艶な美女は語る。 自分の権能で都市を作るのは容易いこと。 しかし、それでは意味がない。 人間たちを享楽させる都市は、 人間たちのシステムの中で築かれてこそ。 成功も破産もコインの裏表。 その悲喜こもごもを味わうため、 惑星最大のカジノリゾートは開発された。 リボンにしか見えない巨大ビルは その中心に建つ魂のシンボルなのである。
「とはいえ、お間違えのないように。 人類の皆さんの欲望など、 しょせん私の髪を飾る程度のもの。 飽きてしまえば軽く摘まんで海に捨てるだけ。 くれぐれも、愛されている――― などと、勘違いしないでくださいね?」
読み取れる設定
- 唯一尊敬するという人物――グラビア雑誌の先駆者にして服の商標権を初めて設けた実業家――へのリスペクトから、カジノリゾート事業(NFFサービス)を興したという設定が明かされる。
- 人類の欲望を「髪を飾る程度」と嘯く発言に、ビーストとして人類を俯瞰する視点が改めて表れている。
- 【推測】モデルとされる実業家の実名は本文になく、実在の人物像を想起させる程度に留まる。
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スルーズ
所有サーヴァント: スルーズ
最後の武器(No.1687 / ★4)
イラスト: 都筑禰己 | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
北欧の森のただ中に ひっそりと置かれているのは、武骨な銃。
―――形式名NKS1867/4TO。 神鉄の盾を拳銃の形に鋳造したもの。 夏の霊基としてアサシンへ変わるにあたり、 自動的に配備されたワルキューレたちの最新装備。
時に、拳銃は「最後の武器」と呼ばれるという。 ―――切り札は、最後まで取っておくものだ。
読み取れる設定
- 神鉄の盾を拳銃の形に鋳造した「NKS1867/4TO」という装備の設定が語られる。
- 夏霊基アサシンのワルキューレたちに配備された最新装備という位置づけ。
関連
ヒルド
所有サーヴァント: ヒルド
SAM66(No.1688 / ★4)
登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
フィヨルドを望む森の片隅に 立て掛けられている、鈍い鉄色の塊。
―――形式名SAM66。 大神オーディンの手にするという魔の槍グングニルを 模して作られた宝具『偽・大神宣言』を、 短機関銃の形に鋳造したものだ。 夏の霊基としてアサシンへ変わるにあたり、 自動的に配備されたワルキューレたちの最新装備。
なぜ銃なのか? ふたつの説が考えられる。 第一の説は、巴御前に薦められるままにスルーズ、ヒルド、オルトリンデの遊んだFPSのゲームの影響。 第二の説は、大神の趣味。 どちらの説も一定の説得力がある。
読み取れる設定
- 大神オーディンの槍グングニル(宝具『偽・大神宣言』)を模した短機関銃という装備設定が語られる。
- 銃という形状の由来として、巴御前に薦められたFPSゲームの影響という説と、大神の趣味という説の二つが挙げられている。
関連
- ヒルド(キャラクター記事)
- 巴御前(キャラクター記事)
- 巴御前 の絆礼装(No.675)
- 巴御前(アーチャー霊基) — 別クラス霊基のキャラクター記事
オルトリンデ
所有サーヴァント: オルトリンデ
戦乙女の糧食(No.1689 / ★4)
イラスト: 山猫 | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
北欧の自然の中で、 少し、戦いの時を忘れて一休み。
―――レーションに蜂蜜酒風霊薬。 夏の霊基としてアサシンへ変わるにあたり、 自動的に配備されたワルキューレたちの最新糧食。 レーションにも霊薬にも賦活効果があるのだ。 それになにより、とっても、おいしい!
特に、オルトリンデとイルスは蜂蜜酒の味がする 霊薬がお気に入りなのだとか。
読み取れる設定
- 夏霊基アサシンのワルキューレへ配備された、蜂蜜酒風の霊薬入りレーションという設定。
- オルトリンデとイルスがその味を気に入っているという、コンビ関係の掘り下げも含む。
関連
呼延灼
所有サーヴァント: 呼延灼
羅天大醮(No.1713 / ★4)
イラスト: 壬生田晃宏 | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
華やかに、いと華やかに。 全ての死者に安らぎを、全ての生者に発奮を。
普段、荒々しいだけの侠客たちが厳粛な態度で、 道士を見やっている。 大義のために立ち上がり、悪人を屠り、一部の人間は 善人を巻き込んだ。 それでも、「我らの道こそが正しく、天の星は全てを 見守っている」と信じて走り抜けた。
舞い散る花片は霞のように。 死者を弔う言葉は音楽のように。 胸中にあるは、ただただ誇り高き我らの志。
―――すぐに消え去る、夢のような一時。
読み取れる設定
- 大義のために立ち上がり悪人を屠った侠客たちの死者を弔う、道士の儀式を描く。
- 正しさを信じて走り抜けた末に消え去る『水滸伝』の好漢たちの儚さを、呼延灼の視点から語る内容。
関連
テスカトリポカ
所有サーヴァント: テスカトリポカ
戦士の仮面(No.1749 / ★4)
イラスト: 東山雄勢 | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
オセロメー。ジャガーの戦士。 その名の如くジャガーの霊と力をその身に宿して戦う、 強壮なる戦士。 この仮面はその証。 どのような時代、どのような肉体であろうと、 内なる霊獣(トナル)とおまえを一つにする。
「まあ、中南米には他にも鷲を降ろして戦うクアウティ ンという戦士たちが存在する。実はこっちの方が戦士 の代名詞なんだが、それはまあ忘れていい」
武器を嫌うのはいい。だが武器を忘れるな。 我は戦の神にして王権の象徴。 伝統を維持し、気分屋だが義理堅く約束は守る。 おまえが弱い戦士であろうと無下にはしない。弱いなりの突破口を模索しよう。 戦いに備える意志を持つ者をオレは尊重する。 密林の闇の中で獣が牙を研ぐように。 この仮面は、おまえの血を沸き立たせるだろう。
◆
「……なんだが、一つだけ注意点がある。 オレはジャガーの戦士たちの神であって、別にジャ ガーの神じゃあない。ケツァル・コアトルと同じ蛇神 でね。 羽毛ある蛇が豊穣と農耕を、 雷鳴の蛇が戦争と勝利を司った。 中南米で最も強い聖獣がジャガーなんで、最も崇めら れた神がそれに紐付いたってワケ」
読み取れる設定
- ジャガーの霊と力を宿す戦士「オセロメー」の仮面の由来を語る。
- テスカトリポカがケツァル・コアトルと同じ蛇神であり、羽毛ある蛇=豊穣と農耕、雷鳴の蛇=戦争と勝利を司るという中南米神話の神格関係が示される。
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ロクスタ
所有サーヴァント: ロクスタ
神々の御饌(No.1819 / ★4)
イラスト: ILLUST:--- 料理監修:遠藤雅司(音食紀行) | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
ポルチーニ、アミガサタケにアンズタケ。 そして、もちろんトリュフだって。 アタシたちローマ人は、キノコ料理を愛してました。 ケルト人とかは、キノコには邪悪な力が宿ってるって ヌかしてたみたいですが。 ……まー、否定はしねえですけど。 実際、毒キノコでコロって逝くことも多かったですし。 でもその甲斐あって、ローマ人は食べられるキノコと 毒キノコを見分けられるようになったワケです。
えっ? なぜキノコ料理を神々の御饌と呼ぶのかですって? そこはほら、ネロさまのローマンジョークってヤツで。
「我が父はキノコを食して神になられたのだ」
HAHAHAHAHAHA!
読み取れる設定
- 古代ローマ人がキノコ料理を愛好しつつ毒キノコとの見分けを培った、という逸話が語られる。
- ネロによる「我が父はキノコを食して神になられたのだ」というローマンジョーク(皇帝クラウディウス毒殺伝承のパロディ)が添えられた喜劇的な一枚。
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果心居士
所有サーヴァント: 果心居士
瞼に浮かぶ(No.1826 / ★4)
イラスト: 東山雄勢 | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
―――夕景だった。
すべてを失ってしまった訳ではない。 ただ、曖昧なのだ。 視覚的に思い返せるものは特にぼんやりとしている。 言語的に思い返せはしても、像が結びにくい。 明瞭になってくれない。
だから、それは貴重なものなのだ。 ある日の夕景。
青々と茂った夕顔に、そっと実が成っており…… 茜色に染まっている。
はっきりと覚えている。
夕陽の煌めきの中で、 この手で摘み取られる夕顔の実を。 そして。
―――この手で初めて摘み取った、人の、命を。
読み取れる設定
- 記憶の多くが曖昧になったなかで、ある夕景と「この手で初めて摘み取った、人の、命」だけは鮮明に残っていると述懐する。
- 多くを失った幻術師の過去に、初めての殺人という一点だけが明瞭に刻まれていることを示す人物描写。
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耀星のハサン
所有サーヴァント: 耀星のハサン
黒き刃(No.2036 / ★4)
イラスト: 東山雄勢 | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
その刃は、黒い。
月なき夜を鋼の硬度に凝縮したかの如き刃だった。 暗中で閃き、切り裂くための刃だった。 陽光の下で華やかに戦うためではなく、 ただひたすらに、獲物を殺すためだけの刃だった。
教団の秘技が施されたダマスク鋼の刃は、 数多の血を吸いながら、決して錆びることなく。 年経て尚も切れ味を鈍らせず。
―――死の夜をもたらす黒き刃。 最高の技を修めた者が振るわばあらゆる敵を排す。
“人を殺す方法は、幾らでもある。 方法に拘るのは二流どころか三流だ。 刃に何かを託した連中が作り上げたおとぎ話だ”
少年は言う。 手にした黒き刃の重さを感じながら。
“……でも、きっと。 込められた願いは本物だ”
読み取れる設定
- 教団の秘技が施されたダマスク鋼の黒い刃を巡る独白。
- 「人を殺す方法は幾らでもある」という達観と、「込められた願いは本物だ」という感傷が併置される。
- 暗殺者としての矜持を描くが、既存設定の範囲内に留まる。
関連
河上彦斎
所有サーヴァント: 河上彦斎
ただの握り飯(No.2465 / ★4)
イラスト: 壬生田晃宏 | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
ただの握り飯。
己が振るうべき剣を見失い、 さまよい流れた果てで目を閉じようとしていた。
それは振るうべきではなかった剣を 振るった報いであろうか。
果たして答えはついに見つからず。
その時、ふと差し出された握り飯。
腹が空いているのだろうと、心配そうに。 呆れた、自分のことはそっちのけ。 まったくなんて人だろう。 とはいえこれも一宿一飯の恩てやつ? ほうっておくわけにもいかないし、 振るうべき剣なんてないのかもしれないけれど、 お礼代わりに振るぐらいなら、まあいいか。
そんな、ただの握り飯。
だが、それは己の剣を懸けるに値する、 振るうべき一太刀へと至る灯だったのだ。
―――ありがとう。
でも、食べかけだったのは少し気になるけど。
読み取れる設定
- 振るうべきではなかった剣を振るった報いに苛まれ、行き倒れかけた彼が、差し出された食べかけの握り飯に「振るうべき一太刀へ至る灯」を見出す。
- 人斬りの贖罪と再生を象徴する構成。
- 【推測】握り飯を差し出した人物は明示されず、一宿一飯の恩の相手=再起の恩人と読めるに留まる。
関連
蛇女房
所有サーヴァント: 蛇女房(キャラクター記事は未作成)
三井の晩鐘(No.2548 / ★4)
イラスト: 壬生田晃宏 | 登場作品: FGO本編
プロフィール(ゲーム内テキスト全文)
光を失い、閉ざされた瞼の向こうから、 その音は聞こえてくる。 遠く。 遠く。 けっして手の届くことのない、遠く。
その鐘をついている誰かのことを、想う。
―――何も、わからない。
どんな服を着ているのか。 誰かと共にいるのか。 今日はどんな一日を過ごしたのか。 今、何を考えているのか。 ただの日課としてついているのか、それとも、そこにはいない誰かのことを考えながらついているのか。
けれども、その鐘を鳴らす誰かが。 少なくともそれを為せるぐらいには、 健やかにそこにいることだけは、確かだから。
その鐘の音を聞く母の口元は、 安心したように、緩むのだ。
それは三井の晩鐘。 蛇の母とその子を繋ぐ、 たった一つの、遠く確かに響く愛。
読み取れる設定
- 光を失った蛇女房が、遠くから聞こえる鐘の音によって離れた我が子の無事を感じ取るという構成。
- 日本の「蛇の子育て」系伝承(三井寺の晩鐘伝説)を下敷きにしている。
- 姿を確かめられずとも、鐘を鳴らし続けられるほど健やかであるという事実に安堵する母の想いが主題。
掲載を簡易化した礼装
以下は注釈段階で「設定的な重要度: なし(significance = none)」と判定されたもの。日常的なやり取り・ギャグ・既出情報の反復が中心で、新規のロアを含まないため一覧のみに留める。
| No. | 礼装名 | 所有サーヴァント |
|---|---|---|
| 395 | 最低限のたしなみ | スカサハ |
| 1103 | 蒼穹を超えて | オキタ・J・ソウジ |