ロストベルト(異聞帯)
概要
ロストベルト(Lostbelt)、別称異聞帯(いぶんたい)は、本来ならば剪定事象として消滅するはずだった並行世界の歴史が、「異星の神」と「空想樹(クリプタ)」の介入によって現代まで維持・固定された世界。
第二部(ロストベルト編)の主な舞台となる概念。
基本的な性質
- 剪定事象からの生き残り: 汎人類史ではあり得なかった「停滞」や「特定の圧倒的支配者による完全な秩序」が実現した世界線
- 地球のテクスチャの奪い合い: 異聞帯と汎人類史は同じ地球上に共存できないため、どちらかが消滅するまで戦うことになる
- 空想樹(クリプタ/アンノウン・エンドポイント): ロストベルトを維持する巨大な樹。これを切り倒すことでロストベルトは崩壊する
ロストベルト一覧(第二部)
| No. | ロストベルト | 時代・場所 | 統治者 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| LB1 | 獣国の皇帝 | 17世紀 ロシア | 女神スカサハ(スカディ) | 氷河期が続く世界。イヴァン雷帝が現在も支配 |
| LB2 | 無間氷焔世紀 | 古代 スカンジナビア | 神林(ニトクリス・オルタ) | 異なる文明が衝突した世界 |
| LB3 | 閑古錐の獄 | 古代 中国 | 神州の三国時代 始皇帝 | 永生の王が支配する停滞した世界 |
| LB4 | 創世滅亡輪廻 | 古代 インド | 神たるアルジュナ | 神がすべてを管理する完璧で厳格な世界 |
| LB5 | 神代巨神海洋 | 古代 アトランティス・オリュンポス | ゼウス(擬人化神霊) | 神と人が激しく対立した世界 |
| LB6 | 妖精円卓領域 | 中世 ブリテン(妖精国) | オベロン | 妖精が支配する異形のブリテン島 |
| LB7 | 黄金樹海紀行 | 中世 ユカタン半島 | ククルカン、テノチティトラン | マヤ・アステカ文明が繁栄し続けた世界 |
異聞帯の「幸福」と汎人類史の「地獄」
ロストベルト編の核心的テーマの一つとして、ペペロンチーノ(LB4のクリプター)が以下を語っている(幕間より)。
「幸福が続く世界、完璧な世界だからこそ、人類史に『不要』として剪定された」
「よく覚えておきなさい。"汎人類史のほうが平和だ"なんてとんでもないわ」
「どんな異聞帯より過酷で、もっともおぞましい地獄。それがアナタたちの汎人類史だってコトを」
これに対してホームズが応答する。
「どの異聞帯も、ミスターが生きる二十一世紀ほどの悪辣さはないだろうさ」
「すべての地獄の頂点に立つ!それこそが汎人類史を名乗るに相応しい条件だと!」
亜種異聞帯(亜種並行世界)
本編の「ロストベルト」とは別に、「亜種異聞帯」「亜種並行世界」と呼ばれる小規模な異聞帯も存在する。
(ホームズ談、モリアーティ幕間より)「亜種並行世界、下総。いや、今では小さな異聞帯だった、と言うべきだろう」
クリプターと異星の神
各ロストベルトには「クリプター」と呼ばれる人物が一人ずつ配置されており、異星の神に仕えてロストベルトの維持・防衛を担う。また、異星の神に仕えるアルターエゴ(三騎)も関与する。
(リンボ談、幕間より)「貴方の推察通り、『異星の神』に仕える三騎のアルターエゴの一騎!」