テスカトリポカ
1. 概要
グランドバーサーカー(FGOではアサシンとして実装、ルーラー要素もある)。 アステカの全能神。 現代銃器を使うギャングのような風貌。
テスカトリポカは、アステカ神話において地上で最も有力な神とされる存在である。公式プロフィールは彼の司るものを「戦いと魔術、美と不和、夜と支配、嵐と疫病、犯罪とルール、幸運と不運、摂理と対立する二者、そして、その衝突から生まれる躍動」と列挙する。真名を讃える一節は「おお、偉大なるモヨコヤニ、恐るべきイルウィカワ・トラルティクパケよ。御身の名はテスカトリポカ。万象を映す、黒き太陽の化身なり」。
世界に知られるイメージは異形の邪神、あるいはジャガーの姿をした残忍で気まぐれ、流血を好む悪神である。しかし公式プロフィールは、原典における彼は「力の化身であり、人が全力を尽くして生きる場を構築し、それを達成できるように助ける、若々しく怜悧な男性の姿をした偉大な神」だと補足する。トルテカの宰相ウェマクを陥れるために魅力的な女性へ変身した挿話や、ケツァル・コアトルを罠にかけるべく老爺やクモに変身した伝承も紹介されている。
型月における位置づけは独特で、彼は「アステカ世界の地上において全能神として定義され、ある意味では北欧のオーディンとギリシャのゼウス、仏教における第六天魔王(マーラ)やキリスト教のサタン(ルシファー)がミックスされたような存在」と説明される。いずれも物理世界では並ぶ者がない一方、運命より霊的な世界においては無敵ではなく、全能ではあれど限界がある点でよく似ている、という分析が添えられる。さらにプロフィールは、日本では名前だけが先行しているが実際のテスカトリポカの神話エピソードは驚くほど少なく、ギリシャ神話のような「人間的な」性格も、日本神話のような「その後の人間社会に続く痕跡」すらない、と率直に述べる。彼はどちらかというとシステム的な存在——この世のいずれの場所にも存在して争いを引き起こし、その争いの結果を定めることができる神であり、しかもその決定基準は明確でなく本人も関与しない、あくまでもダイスをふるだけの存在なのだという。
彼の神格には三つの相があり、それらが特に理由もなく変化する。まったく相手の意見を聞き入れない残忍で冷酷な戦いの神=黒いテスカトリポカ、戦う意志ある者であれば誰であれ対等に話をする炎と未来の神=赤いテスカトリポカ、都市を守護し休息を認めケツァル・コアトルをからかうのが大好きな楽園の神=青いテスカトリポカである。また、自らが力を認めた者はどこまでも援助する反面、力の程度を試すべく只人であれば死に至ることすら幸運と思えるような苛烈な試練を課すこともある。力を欲する者に挑戦の機会を与えるため夜闇の中を護衛も連れずに歩く習慣があり、しかもその際は自分だと分かるよう王のまとうような豪華な軍装で出歩き、挑まれれば武器を使わず組み打ちのみで勝負してくれるという。そしてテスカトリポカが約束を破ることはない(その時どのような人格であろうとも)。
性格は外交的・行動的、完璧主義でやや皮肉屋、もちろん好戦的。お喋り(語り)癖があり、相手に必要なこと・欠けていることを雑談として忠告する癖がある。他人に厳しく自分には寛容(性質がその場で変わるので自分に厳しいとやっていられない)。根が悲観主義なので周囲の空気を重くし、持ち前の運の無さも相まって死神扱いされる。「まず最悪の事態になる。耐えろ。勝ち抜け。その後に善いことがある。まあ、差し引きで言えば少しだけ、だがね」という台詞が彼の基調である。マスターに敬意は表さず特別視もせず、「英雄はいらない。欲しいのは戦士だけだ。誰もが戦士である世界だけだ」と言い放つ。19世紀〜21世紀の戦争を気に入り近代兵器を「いいオモチャ」として愛でている(征服者たちの銃器にアステカ帝国が敗れた事も評価している)が、使うのはド下手で、結局は野蛮な手斧、ジャガー化した爪、超自然現象で戦うことになる。そこを指摘されるととても傷つくらしい。
FGO本編では**Lostbelt No.7「黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン」**の中心人物として君臨する。彼はミクトランの支配者として汎人類史の模倣を進め、「六つの異聞帯を消してきた人間の心臓ってのは、生贄としてわりとイケてないか?」と嘯き、宇宙樹ではORTの「動力源に火を点けろ。棺に神体を捧げ、ミクトランを滅ぼす時だ」と命じる。終盤「第五の太陽」では「夜明けの太陽——我が第五の太陽(ナウイ・オリン)を以て、ミクトランの物語は幕を閉じる」と宣言し、「アステカ神話における最後のイニシエーションだ。全てを使え。その上で敗者になる者を、神(オレ)は笑わん」と主人公たちに全力を求める。エピローグの「かくして、マヤからアステカに太陽は遷り住んだ。最低限ではあるが、汎人類史の模倣はできたな」という総括が、この異聞帯における彼の目的を端的に示している。以降も「盛夏堪能王国 Uオルガマリーアイランド」などのイベントに登場する。
宝具は**『第一の太陽(ファーストサン・シバルバー)』(ランクB・対界宝具、レンジ0〜999/最大捕捉999人)。本来なら『ナウイ・オセロトル』あるいは『ミクトラン・シバルバー』が正しいところを、現代かぶれした本人がこう名付けた。マヤ神話の冥界シバルバーと同一視される地下冥界ミクトラン、休息の楽園ミクトランパの支配者たる権能を、彼が太陽として天空にあった第一の太陽の時代(ナウイ・オセロトル)の力と融合させたもので、地上のあらゆる物理法則を支配し万物を自身の定めた摂理に従わせるが、自身もその摂理の影響下に縛られる。すでに滅び去った巨人たちが闊歩する第一の太陽の時代は冥界にしか痕跡を残さないため、その力を地上に現出させることは必然的に冥界そのものを地上に出現させる**に等しい。
保有スキルは**「戦士の司」(A/ティトラカワン=『我々を奴隷として司る者』。契約者に自然死を許さず、戦いの中で命を終えることを強いる代償として限界を超える活力を与える)、「闘争のカリスマ」(A/ケツァル・コアトルが『善性』『営み』を育むカリスマであるのに対し、『悪性』『闘争』を沸騰させる攻撃的なカリスマ)、「黒い太陽」(EX/黒曜石に映る太陽。“この世にあるもの”であれば起きる出来事の順序を組み替えて結論すら変えられるが、摂理に反した操作は本人にペナルティを与え、右脚の黒曜石に太陽が映らなくなった時、彼の神格は失われただの“人間”になる)、「山の心臓」(A/テペヨロトル。太陽と化したケツァル・コアトルの腰骨を砕いて地に叩き落とし、世界中の巨人をすべて喰い殺したジャガー形態)**。
なお公式プロフィールは重要な注釈を加えている——テスカトリポカは『死と戦争の神』と誤解されているが、アステカの神はほとんど死の神であり、彼だけが特別「人間を殺し、心臓を生贄にし、世界を脅かす」わけではない。むしろ彼は中南米世界のルール(大切なものを捧げるからこそ世界は安定するという生贄の重要性)を守っている側の神であり、既存ルールを壊して世界を脅かそうとしていたのはケツァル・コアトルの方でさえあった、と。
出典: 公式プロフィール(ゲーム内マテリアル/pure_nice ID 604700)、FGO本編シナリオ(Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン ほか、ローカル全文コンコーダンス)
2. 別クラス/バリエーション
(現在、別クラスの霊基は実装されていない)
3. ステータス
- クラス: Assassin
- 真名: テスカトリポカ
- 性別: 男性
- 出典: アステカ神話
- 地域: 中南米
- 属性: 混沌・善
- 身長/体重: 180cm・80kg
- 設定作成: (設定作成者)
- キャラクターデザイン: 田島昭宇
- CV: 三上哲
| パラメータ | ランク |
|---|---|
| 筋力 | A |
| 耐久 | A |
| 敏捷 | A |
| 魔力 | A |
| 幸運 | C |
| 宝具 | B |
4. 宝具
第一の太陽 (ファーストサン・シバルバー)
- ランク: B
- 種別: 対界宝具
- レンジ: -
- 最大捕捉: -
自身に無敵貫通状態を付与(1ターン)&宝具威力をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ> + 敵全体に強力な攻撃 + 味方全体のNPを少し増やす
5. プロフィール
キャラクター詳細
アステカ世界の地上において最も有力な神。 戦いと魔術、美と不和、夜と支配、嵐と疫病、犯罪とルール、幸運と不運、摂理と対立する二者、そして、その衝突から生まれる躍動を司る。
おお、偉大なるモヨコヤニ、 恐るべきイルウィカワ・トラルティクパケよ。 御身の名はテスカトリポカ。 万象を映す、黒き太陽の化身なり。
プロフィール2
アステカ世界の地上において全能神として定義され、ある意味では北欧のオーディンとギリシャのゼウス、仏教における第六天魔王(マーラ)やキリスト教のサタン(ルシファー)がミックスされたような存在である。 これらの神(魔性)がいずれも物理世界では並ぶ者のない存在だが、運命より霊的な世界においては無敵などではなく、全能ではあれど限界がある点でも、よく似ている。
日本では名前だけが先行しているが、実際、テスカトリポカの神話エピソードは驚くほど少ない。 ギリシャ神話のように「人間的な」性格もなければ、 日本神話のように「その後の人間社会に続く痕跡」すらない。 テスカトリポカはどちらかというとシステム的な存在であり、この世のいずれの場所にも存在して争いを引き起こし、その争いの結果を定めることができる……という神のようだ。
ただしその結果を定める基準は明確ではなく、テスカトリポカ自身もその決定には関与しないと思われる。あくまでもダイスをふるだけ。 これは多くの神話に登場する運命神が、運命そのものを自らの意志でコントロールできないことに似ている。
プロフィール3
自らが力を認めた者であればどれだけでも援助するが、力の程度を試すべく只人であれば死に至ることすら幸運と思えるような苛烈な試練を課すこともある。 逆に力を欲する者が自分に挑戦する機会を与えるため、夜闇の中を護衛も連れずに歩くことがあり、この時にテスカトリポカに挑んで勝った者は、その無上の援助を得られたという。 ―――しかもこの時、テスカトリポカは自分であることがよく分かるように王のまとうような豪華な軍装で出歩き、戦いを挑まれたなら武器を使わず組み打ちのみで勝負を行ってくれるという。そしてテスカトリポカが(その時、どのような人格であろうとも)約束を破ることはない。
◆
まったく相手の意見を聞き入れない、残忍で冷酷な戦いの神、黒いテスカトリポカ。 戦う意志ある者であれば誰であれ対等に話をする炎と未来の神、赤いテスカトリポカ。 都市を守護し、休息を認め、ケツァル・コアトルをからかうのが大好きな楽園の神、青いテスカトリポカ。
といった三つの方向性がとくに理由もなく変化する、困った神格でもある。
プロフィール4
○性格 外交的・行動的。 完璧主義で、やや皮肉屋。もちろん好戦的。 お喋り(語り)癖があり、相手にとって必要なこと(欠けていること)を雑談として忠告する癖がある。 他人に厳しい。自分には寛容(というか、性質がその場で変わるので自分に厳しいとやっていられない)。 根が悲観主義なのでまわりの空気を重くし、また、持ち前の運の無さ(より厳しい状況を呼び込む)のため、死神扱いされる。 冷淡、冷酷な性格だが、お喋り好きな面から、人を好きやすい(好かれやすい)。
「まず最悪の事態になる。耐えろ。勝ち抜け。 その後に善いことがある。まあ、差し引きで言えば少しだけ、だがね」
たえず「戦いの種」を探しては、これが育ち、芽吹く事を楽しみにしている酷い人格。 その在り方は、二つの都市国家に武器を与え、いずれ起きる戦争を待ち望む武器商人のように見える。 そこに悪心はなく、テスカトリポカにとっては生存競争こそ秩序……世界を安定させて回す善だと捉えている。
十九世紀~二十一世紀の戦争を気に入り、2017年までの近代兵器(個人兵装)を「いいオモチャ」として愛でている。 (征服者たちの銃器にアステカ帝国が敗れた事も評価している) しかし使うのはド下手。結局のところは野蛮な手斧、ジャガー化した爪、超自然現象を武器にして戦う事に。本人、そこを指摘されるととても傷つく。 「日本人は嫌いじゃない。まわりくどさがハンパない。 『好きこそものの上手なれ』、なんて、こんな残酷な言葉があるか?」
プロフィール5
○戦士の司:A ティトラカワン。 意味は『我々を奴隷として司る者』。 契約者に死を恐れぬ戦いを強いる。テスカトリポカと契約した者に自然死は許されず、戦いの中でその命を終えなくてはならない。 その苛烈な誓約の代償として、契約者は自身の限界を超える活力を与えられる。 マスタースキルの能力を向上させる。
○闘争のカリスマ:A ケツァル・コアトルが生命体の『善性』『営み』を育み、奮起させるカリスマであるように、そのライバルとなるテスカトリポカも生命体を扇動するカリスマを持っている。 『悪性』『闘争』を沸騰させる攻撃的なカリスマ。 致命傷を受けてもなお戦う、あるいは、死してなお戦おうとする戦士を、テスカトリポカは優遇する。
○黒い太陽:EX 黒曜石に映し出される太陽。未来を見通し、万象の流れを操作する、全能神の権能。 “この世にないもの”は操れないが、“この世にあるもの”であれば自在に組み替える事ができる。 たとえば『勝利し、敗北する王国』があるとしたら、『敗北し、勝利する王国』と、起きる出来事の順序を変え、結論を変える事も可能。 ただし、あまりにも摂理に反した操作はテスカトリポカ本人にもペナルティを与える事になる。 右脚の黒曜石に太陽が映らなくなった時、テスカトリポカの神格は失われ、ただの“人間”になってしまう。
○山の心臓:A テペヨロトル。ジャガーたちの王を示す名であり、また、巨大なジャガーの名でもある。 神話において、太陽と化したケツァル・コアトルの腰骨を砕いて地に叩き落とし、世界中に満ち溢れていた巨人たちをすべて喰い殺したテスカトリポカのジャガー形態にして、その外部に投影される魂の一部。
プロフィール6
『第一の太陽』 ランク:B 種別:対界宝具 レンジ:0~999 最大捕捉:999人
ファーストサン・シバルバー。 本来なら『ナウイ・オセロトル』、あるいは『ミクトラン・シバルバー』が正しいが、現代かぶれしたテスカトリポカによってこのように。 マヤ神話の冥界シバルバーと同一視される地下冥界ミクトラン、休息の楽園ミクトランパの支配者たるテスカトリポカの権能を、彼が太陽として天空にあった第一の太陽の時代(ナウイ・オセロトル)の力と融合させたもの。 地上のあらゆる物理法則を支配し、万物を自身の定めた摂理に従わせるが、自身もその摂理の影響下に縛られてしまう。 ―――すでに滅び去った巨人たちが闊歩する第一の太陽の時代は、冥界にその痕跡を残すのみであるため、その力を取り戻す、または地上に現出させるということは、必然的に冥界そのものを地上に出現させるに等しい。
◆
中南米は過酷な土地であり、そこで人類は幾度とないカタストロフを迎えたと推測されている。 このため、人々は今の世界が最初から存在する世界では無く、自分たち以前にかつて世界が存在するという信仰を強く持った。 逆に言えば、世界が滅びようとも何かの因子は必ず存続し、次の世界へと引き継がれる。世界は滅びても必ず復活すると強く信じたのである。 この信仰を最も強く表しているのが『五つの太陽』、五回、世界が滅びた伝承である。 テスカトリポカはこの5回のうち一度目を司り、また、最後の5度目はケツァル・コアトルと話し合い、世界を再生し、現在のアステカ神話世界を安定させた。
テスカトリポカは『死と戦争の神』と誤解されているが、アステカの神はほとんど死の神である。 なのでテスカトリポカだけ特別「人間を殺し、心臓を生贄にし、世界を脅かす」というものではない。 むしろ中南米世界のルール(生贄の重要性。大切なものを捧げるからこそ世界は安定する)を守っている側の神で、世界を脅かす(生贄は不要と既存ルールを壊そうとしている)のはケツァル・コアトルの方でさえあった。
6. 登場作品と役柄
6.1 Fate/Grand Order
(ゲーム内での役割)
7. 人間関係
(他サーヴァントや人物との関わり)
13. リンク
関連ページ
登場する章
- Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン — この章で 656 行の発言
- 盛夏堪能王国 Uオルガマリーアイランド — この章で 318 行の発言
- 第六特異点? — この章で 104 行の発言
- 終章 — この章で 60 行の発言
- ポホヨラのクリスマス・イブ 夢見るサンタとくるみ割り人形 — この章で 50 行の発言
関連する概念礼装
- 絆礼装『戦士の仮面』 — 本人の絆礼装
- 概念礼装『楽園の一杯』 — プロフィールが本人に言及
8. 登場シナリオ (自動抽出)
8.1 メインシナリオ
- 第二部九章
- EX章 屍の帝都
- ポホヨラのクリスマス・イブ 夢見るサンタとくるみ割り人形
8.2 幕間の物語
- 幕間の物語に登場
8.3 イベント
- 幸福累計都市 ドバイ
- 盛夏堪能王国 Uオルガマリーアイランド
- 第六特異点?
8.4 共演キャラクター (シナリオ共演)
- 10歳の少年
- ■ラ■ック
- かつて最後尾だった男
- アキレウス
- アスクレピオス
- アナスタシア
- アビゲイル
- アルテミス
- アルトリア
- アーサメ
- イアソン
- イシュキック
- イシュタル
- イスカリ
- ウィツィロポチトリ
- エフェメロス
- エルキドゥ
- エルメロイⅡ世
- エレシュキガル
- エレシュキガル・オルタ
- オセロトル
- オセロトルたち
- カエサル
- カドック
- カマソッソ
- カルナ
- ガネーシャ
- ガレス
- キレーちゃん
- キングプロテア・オルタ
- (他 137 キャラ)
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