雨の魔女トネリコ
1. 概要
正体――女王モルガンの「最初の姿」
雨の魔女トネリコとは、異聞帯ブリテンの女王モルガンが、まだ何にも背かれていなかった頃の姿である。公式プロフィールはこう始まる――「それは幼い頃に見た夢。穏やかで優しい物語を愛した、雨の国の魔女の話。妖精でありながら独学で数多の魔術を編み出し、王女でありながら野原を駆ける冒険を愛した少女。いずれ多くの運命に出会い、背かれ、変節していく救世主の最初の姿」。
雨の国の魔女の話(Ⅰ)――オークニー
モルガンはブリテンを糾すために楽園アヴァロンから地上に派遣された『楽園の妖精』だった。まだ赤ん坊(幼体)だった彼女は、楽園からブリテン最北のオークニーに流れ着く。
オークニーは『雨の氏族』が統治する国だった。彼らは『楽園の妖精』の出現によって自分たちの罪が暴かれることを恐れたものの、まだ赤ん坊だったモルガンを憐れに思い、他の氏族から彼女を守る道を選んだ。最北であるがゆえに他国より貧しく栄えてはいなかったが、その分オークニーは穏やかで静かな国だった。世界の端であるこの地には巨大な世界樹がそびえ、一年の大半は雨が降っていた。
『雨の氏族』の王妃は彼女を娘として大切に育て、最後には世界樹と同じ**『トネリコ』**という名を与えた。娘として扱ったのは仲間に引き入れるためではない。いずれ『楽園の妖精』として旅立つ彼女がブリテンで困らないよう、たくさんの知識と思い出を与えようとしたのである。
誰も居ない図書室が幼い彼女のお気に入りの場所だった。窓ごしに見える灰色の空、優しい雨だれの音。たくさんの蔵書の中で、彼女は**「ブリテンを終わらせる」のではなく「ブリテンを新しく始める」**――罪の意識に苦しむ妖精たちを救う手段はないのかと模索しはじめる。「仄暗い、けれど温かな図書室で。机に向かって童話を読む子供のように、『理想の國』を夢見たのだ」。
雨の国の魔女の話(Ⅱ)――オークニーの滅亡
しかし彼女が16歳になった日、オークニーは滅び去った。『楽園の妖精』による断罪を恐れた他の氏族たちが同盟を結び、攻め入ったのである。オークニーは火に包まれ、『雨の氏族』は皆殺しにされ、匿われていた『楽園の妖精』も見つけ出されて処刑された。――だがこの時に捕まったのは、オークニーの王妃の本当の娘であった。娘もまた、最期までモルガンの行く末を案じ、身を挺したのである。
生き延びたモルガンは、『雨の氏族』が自分にかけていた願い――ブリテンを争いの無い平和な国にする――を実現するため、他の氏族への憎しみを呑み込み、『救世の妖精』として亡国オークニーを後にした。
もっとも本土に渡った頃は悲しみで目が死んでいたり、やさぐれていたり、不良行為に走っていたりしたという。
「『雨の氏族』以外の妖精はみんな嫌いです。ブリテンから争いを無くすために行動するけど、妖精たちに幸福になってほしいわけじゃありません。私に助力を求めるなら、命以上の代価をもらいます」
――と、童話に出てくる『悪い魔女』ムーブをしていた。が、千年の旅のすえに信頼できる仲間が増え目的もはっきりしてくると、この振る舞いから卒業する。「本人も無理やり悪ぶっていたのでスッキリした」。魔女トネリコの話はここで終わる。この後は救世主の話である。
救世主トネリコ
たえまなく争い合う氏族たちの戦いに介入し、虐げられていた下級妖精たちを救って名声を上げていった頃の『楽園の妖精』。『魔女』から『救世主』へと呼ばれ方が変わったので、この頃から「トネリコ」を名乗るようになった。義母――雨の国の王妃――からもらった大切な名前なので、『悪者』として認識されているうちは使いたくなかったのである。
心の底ではオークニーを滅ぼされた怒り・憎しみが燻っていたが、持ち前の正義感、公平さ、芯の強さが負の感情を制し、トネリコは立派な救世主となった。弱い妖精たち、奴隷として扱われている人間たちにとって『希望』そのものとなった彼女は、各地の争いを平定しながら、やがて**『円卓』を組織し、争い合う妖精氏族たちを調停し、人間たちの都ロンディニウム**の建造に力を貸し、ついにはブリテンを統一する初めての王を迎えることになる。
性格は「厳しい時は厳しく、みなを安心させる時は柔らかく」。自分の行動はこれで正しい、と激しく誓っており、自分の心も含め、他者の裏切りを何よりも許さない――この一点が、後の女王モルガンへの変節を予告している。
三つの霊基
公式プロフィール2によれば、彼女は「雨の魔女であり救世主であり水妃である」ため、霊基によって属性が変化する。霊基第一は秩序・善、第二は秩序・中庸、第三は秩序・夏。とはいえ『秩序』であることだけは揺るがない。
霊基第三は、カルデアに召喚された後の女王モルガンがとある事件で『水妃』として装いを変えたもの。本人は「今までとなにひとつ変わらない冬の女王」として振る舞い、そう確信しているが、どう見ても普段より気が緩みハイテンション(内心あげあげ)になっている。マスターやバーヴァン・シーが粗相をしても優しく微笑む彼女を、隣で見ているバーゲスト曰く「逆に怖い」。
なお、レイシフト先が南国のリゾート地と聞いたモルガンは「これは間違いなくハネムーン。我が夫/妻らしい、奥ゆかしい提案ですね」と確信し、外見はクールフェイスのまま内面ではウキウキだったが、事件解決後にマスターから「今回の特異点も無事解決できたね!」と笑顔で言われ「え……ハネムーンだったのでは?」と目を点にしてぷちショックを受けた、というエピソードも記されている。それでもブリスティンで過ごした夏は輝かしい記憶となり、彼女の魔術に新たな本が加わった。
宝具・スキル
- 『聖剣遙か夢の名残』(メモリー・オブ・ロンディニウム)(対軍宝具・A++、霊基第一・第二専用):救世主トネリコが夢見た理想郷ロンディニウムの残骸。現在・過去・未来、かの地に集うはずだった騎士たちの輝ける武器を製造し、霧散させる。
- 『希望孵す夏の水鏡』(サマープール・ドズマリー)(対軍宝具・A++、霊基第三専用):聖剣を王に与え、回収したとされる湖の妖精。その湖を触媒に大量の疑似聖剣を造り出し拡散させる大魔術。かつて希望を生んだ湖は、苛烈な女王の手によって兵器を生産する工場と化した。ランクがA++なのは「アーサー王の宝具がA++だから」という対抗意識によるもので、強引に強化しているため女王自身の能力は通常よりランクダウンしている。
- スキル『雨の国の妖精:A』(『アヴァロンの妖精』がトネリコ風に使われたもの。知識はあるが外界を知らない箱入りのお嬢様で、知識欲が旺盛。自分の行動はきっと正しい、と明るい確信を持っている)、『逆境のカリスマ:A』(逆境において強く奮い立ち強大な敵を倒す姿は、虐げられる者たちにとって希望そのものだった)、『ラスト・リゾート:A』(最後の切り札にして、最高級の楽園=リゾートホテルを造る女王の政治手腕にして、物理的な攻撃性結界)。
「アヴァロン・ル・フェ」断章での役割
Lostbelt No.6 の断章において、過去(妖精暦)へ飛ばされたマシュを導く存在として登場する。「私は、私のためにブリテンを護るのです。ここにしか居場所がないから」「平和になる時なんて、一度もなかったんです。私はそのたびに逃げて、眠り続けるしかなかった」と、千年を戦い続けた疲弊を漏らしつつ、マシュに対しては未来の話をしないよう戒め、**「初代妖精騎士ギャラハッド。それがこれから『棺』に入る貴女の名前です」**と、その後の運命を与える。別れ際には「自分の心との折り合い。人生の解析です」「理解しようとする心。/諦めない、放棄しない」「私のように違うものに変わるのか、貴女のままで新しく成長するのか」と説き、「さようなら、確定した未来から来た勇敢な騎士」と送り出した。
バレンタインシナリオ「モルガニア物語」では「雨の魔女トネリコ、真っ先にやって来ました」と現れ、「魔女からの贈り物は汎人類史でも不吉なものですよね」と自嘲しつつチョコを渡し、最後に「完成のための調味料として、貴方の心をひとしずく、いただきました」と茶目っ気を見せる。
出典: 公式プロフィール(ゲーム内マテリアル、pure_nice ID 505300)/シナリオ本文「Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ」断章/バレンタインシナリオ「モルガニア物語」
2. 別クラス/バリエーション
- 後年の姿: モルガン
3. ステータス
- クラス: Caster
- 真名: 雨の魔女トネリコ
- 性別: 女性
- 出典: アーサー王伝説、イギリス妖精史、及び異聞帯ブリテン
- 地域: 最果てのオークニー
- 属性: 秩序・善(霊基第一)
- 身長/体重: 170cm・56kg
- 設定作成: (設定作成者)
- キャラクターデザイン: 武内崇
- CV: 石川由依
| パラメータ | ランク |
|---|---|
| 筋力 | C |
| 耐久 | C |
| 敏捷 | B |
| 魔力 | EX |
| 幸運 | E |
| 宝具 | A++ |
4. 宝具
聖剣遙か夢の名残 (メモリー・オブ・ロンディニウム)
- ランク: A++
- 種別: 対軍宝具
- レンジ: -
- 最大捕捉: -
自身のBusterカード性能をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>&無敵状態を付与(1回・1ターン)&スキル3のスキルチャージを1進める<オーバーチャージで進める数アップ> + 敵全体に強力な〔悪〕特攻攻撃<宝具レベルで特攻威力アップ>&防御力をダウン(3ターン)
5. プロフィール
キャラクター詳細
それは幼い頃に見た夢。 穏やかで優しい物語を愛した、雨の国の魔女の話。 妖精でありながら独学で数多の魔術を編み出し、 王女でありながら野原を駆ける冒険を愛した少女。 いずれ多くの運命に出会い、背かれ、変節していく救世主の最初の姿。
プロフィール2
身長/体重:170cm・56kg 出典:アーサー王伝説、イギリス妖精史、及び異聞帯ブリテン 地域:最果てのオークニー 属性:秩序・善(霊基第一) 秩序・中庸(霊基第二) 秩序・夏(霊基第三) 副属性:地 性別:女性
雨の魔女であり救世主であり水妃である事から、霊基によって属性は変化していく。とはいえ、『秩序』である事だけは揺るがないようだ。
霊基第三はカルデアに召喚された後の女王モルガンがとある事件で『水妃』として装いを変えたもの。 本人は『今までとなにひとつ変わらない冬の女王』として振る舞い、そうなっていると確信しているが、どう見ても普段より気が緩み、ハイテンション(内心あげあげ)になっている。 クールな振る舞いはしていても、女王より少女の面が強く出ている。普段より規律やマナーに厳しくなく、マスターやバーヴァン・シーが粗相をしても優しく微笑む。 となりで見ているバーゲスト曰く、「逆に怖い」。
プロフィール3
身長/体重:170cm・56kg 出典:アーサー王伝説、イギリス妖精史、及び異聞帯ブリテン 地域:最果てのオークニー 属性:秩序・善(霊基第一) 秩序・中庸(霊基第二) 秩序・夏(霊基第三) 副属性:地 性別:女性
雨の魔女であり救世主であり水妃である事から、霊基によって属性は変化していく。とはいえ、『秩序』である事だけは揺るがないようだ。
霊基第三はカルデアに召喚された後の女王モルガンがとある事件で『水妃』として装いを変えたもの。 本人は『今までとなにひとつ変わらない冬の女王』として振る舞い、そうなっていると確信しているが、どう見ても普段より気が緩み、ハイテンション(内心あげあげ)になっている。 クールな振る舞いはしていても、女王より少女の面が強く出ている。普段より規律やマナーに厳しくなく、マスターやバーヴァン・シーが粗相をしても優しく微笑む。 となりで見ているバーゲスト曰く、「逆に怖い」。
◆
レイシフト先が南国のリゾート地と聞いたモルガンは「これは間違いなくハネムーン。我が夫/妻らしい、奥ゆかしい提案ですね」と確信。 外見はいつものクールフェイスだが内面ではウキウキのモルガン様。 事件解決の後、マスターに 「今回の特異点も無事解決できたね!」 と笑顔で言われ、 「え……ハネムーンだったのでは?」 と目を点にしてぷちショックを受けるモルガン様。
とはいえ、ブリスティンで過ごした夏は輝かしい 記憶となり、彼女の魔術に新たな本が加わった。
プロフィール4
○雨の国の妖精:A 雨の国の魔女としてのスキル。 知識はあるが外界を知らない箱入りのお嬢様で、 知識欲が旺盛で、見た事のないもの、予測のつかないものに好意を持つ彼女らしいスキル。 自分の行動はきっと正しい、と明るい確信を持っている。
○逆境のカリスマ:A 救世の妖精、救世主トネリコは常に弱く苦しめられた妖精たちの前に現れ、その劣勢を覆してきた。 逆境において強く奮い立ち、強大な敵を倒す姿は虐げられる者たちにとって希望そのものに映った事だろう。 通常の『カリスマ』に加えて、トネリコには追加効果が発生する。
○ラスト・リゾート:A 最後の切り札にして、最高級の楽園(リゾートホテル)を造る女王の政治手腕にして、物理的な攻撃性結界。
プロフィール5
○雨の国の妖精:A 『アヴァロンの妖精』がトネリコ風に使われたもの。雨の国の魔女としてのスキル。 知識はあるが外界を知らない箱入りのお嬢様で、 知識欲が旺盛で、見た事のないもの、予測のつかないものに好意を持つ彼女らしいスキル。 自分の行動はきっと正しい、と明るい確信を持っている。
○逆境のカリスマ:A 救世の妖精、救世主トネリコは常に弱く苦しめられた妖精たちの前に現れ、その劣勢を覆してきた。 逆境において強く奮い立ち、強大な敵を倒す姿は虐げられる者たちにとって希望そのものに映った事だろう。 通常の『カリスマ』に加えて、トネリコには追加効果が発生する。
○ラスト・リゾート:A 最後の切り札にして、最高級の楽園(リゾートホテル)を造る女王の政治手腕にして、物理的な攻撃性結界。
プロフィール6
『聖剣遙か夢の名残』 ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:10~70 最大捕捉:300人
メモリー・オブ・ロンディニウム。 救世主トネリコが夢見た、理想郷ロンディニウムの残骸。現在・過去・未来、かの地に集うはずだった騎士たちの輝ける武器を製造し、霧散させる。 霊基第一、第二専用。
『希望孵す夏の水鏡』 ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:10~70 最大捕捉:300人
サマープール・ドズマリー。 聖剣を王に与え、回収したとされる湖の妖精。 その湖を触媒にして大量の疑似聖剣を造り出し、拡散させる大魔術。 かつて希望を生んだ湖は、苛烈な女王の手によって兵器を生産する工場と化した。 宝具ランクがA++なのはアーサー王の宝具がA++なので、それへの対抗意識によるもの。強引に宝具を強化しているため、女王自身の能力は通常のものよりランクダウンしている。 霊基第三専用。
プロフィール7
・救世主トネリコ ブリテンで、たえまなく争い合う氏族たちの戦いに介入し、虐げられていた下級妖精たちを救い、名声をあげていった頃の『楽園の妖精』。 『魔女』から『救世主』と呼ばれ方が変わったので、この頃からトネリコを名乗る事になった。 義母……雨の国の王妃……からもらった大切な名前なので、『悪者』として認識されているうちは使いたくなかったのだ。
性格は厳しい時は厳しく、 みなを安心させる時は柔らかく。 マシュを導いたトネリコと同一の存在ではあるが、あの時より少し攻撃性が高い。 おそらく雨の魔女と救世主の中間くらいと思われる。 自分の行動はこれで正しい、と激しく誓っており、自分の心も含め、他者の裏切りを何よりも許さない。
プロフィール8
・救世主トネリコ ブリテンで、たえまなく争い合う氏族たちの戦いに介入し、虐げられていた下級妖精たちを救い、名声をあげていった頃の『楽園の妖精』。 『魔女』から『救世主』と呼ばれ方が変わったので、この頃からトネリコを名乗る事になった。 義母……雨の国の王妃……からもらった大切な名前なので、『悪者』として認識されているうちは使いたくなかったのだ。
心の底ではオークニーを滅ぼされた怒り・憎しみが燻っているものの、持ち前の正義感、公平さ、そして芯の強さが負の感情を制し、トネリコは立派な救世主となった。 弱い妖精たち、奴隷として扱われている人間たちにとって『希望』そのものとなったトネリコは、各地の争いを平定しながら、やがて『円卓』を組織し、争い合う妖精氏族たちを調停し、人間たちの都ロンディニウムの建造に力を貸し、ついにはブリテンを統一する、初めての王を迎える事になった。
◆
性格は厳しい時は厳しく、 みなを安心させる時は柔らかく。 マシュを導いたトネリコと同一の存在ではあるが、あの時より少し攻撃性が高い。 おそらく雨の魔女と救世主の中間くらいと思われる。 自分の行動はこれで正しい、と激しく誓っており、自分の心も含め、他者の裏切りを何よりも許さない。
プロフィール9
・雨の国の魔女の話(Ⅰ) オークニーに流れ着いた『楽園の妖精』、 そのもっとも純粋で無垢な姿。
オークニーは『雨の氏族』が統治する国で、 『雨の氏族』は『楽園の妖精』が現れた事で自分たちの罪が暴かれる事を恐れたものの、まだ赤ん坊だった彼女を憐れに思い、他の氏族から守る道を選んだ。 オークニーは最北である事から他の氏族たちの国より貧しく、栄えてはいなかったが、その分、穏やかで静かな国だった。 世界の端であるオークニーには巨大な世界樹がそびえ、1年の大半は雨の降る国だった。
『雨の氏族』の王妃は彼女を娘として大切に育て、最後には世界樹と同じ『トネリコ』という名前を与えた。 『娘』として扱ったのは、仲間に引き入れるためではない。いずれ『楽園の妖精』として旅立つ彼女がブリテンでこまらないよう、たくさんの知識と思い出を与えようとしたのだ。 彼女は自分の使命を理解しながら、『雨の氏族』たちの優しい心に感じ入り、心優しく成長した。
誰も居ない図書室が幼い彼女のお気に入りの場所だった。 窓ごしに見える灰色の空。優しい雨だれの音。 たくさんの蔵書の中で、彼女はブリテンを終わらせるのではなく、ブリテンを新しく始める―――罪の意識に苦しむ妖精たちを救う手段はないのかと模索しはじめた。
仄暗い、けれど温かな図書室で。 机に向かって童話を読む子供のように、『理想の國』を夢見たのだ。
プロフィール10
・雨の国の魔女の話(Ⅰ) モルガンはブリテンを糾すために楽園アヴァロンから地上に派遣された『楽園の妖精』だった。 まだ赤ん坊(幼体)だったモルガンは楽園からブリテンの最北、オークニーに流れ着いた。 オークニーは『雨の氏族』が統治する国で、『雨の氏族』は『楽園の妖精』が現れた事で自分たちの罪が暴かれる事を恐れたものの、まだ赤ん坊だったモルガンを憐れに思い、他の氏族たちからモルガンを守る道を選んだ。 オークニーは最北である事から他の氏族たちの国より貧しく、栄えてはいなかったが、その分、穏やかで静かな国だった。 世界の端であるオークニーには巨大な世界樹がそびえ、1年の大半は雨の降る国だった。
『雨の氏族』の王妃はモルガンを娘として大切に育て、最後には世界樹と同じ『トネリコ』という名前を与えた。 『娘』として扱ったのは、仲間に引き入れるためではない。 いずれ『楽園の妖精』として旅立つモルガンがブリテンでこまらないよう、たくさんの知識と思い出を与えようとしたのだ。 モルガンは『ブリテンを終わらせる』という自分の使命を理解しながら、『雨の氏族』たちの優しい心に感じ入り、心優しく成長した。
誰も居ない図書室が幼いモルガンのお気に入りの場所だった。 窓ごしに見える灰色の空。優しい雨だれの音。 たくさんの蔵書の中で、モルガンはブリテンを終わらせるのではなく、ブリテンを新しく始める―――罪の意識に苦しむ妖精たちを救う手段はないのかと模索しはじめた。 仄暗い、けれど温かな図書室で、机に向かって、童話を読む子供のように『理想の國』を夢見たのだ。
プロフィール11
・雨の国の魔女の話(Ⅱ) しかし彼女が16歳になった日、オークニーは滅び去った。 『楽園の妖精』による断罪を恐れた他の氏族たちが同盟を結び、オークニーに攻め入ったのだ。 オークニーは火に包まれ、『雨の氏族』たちは皆殺しにされ、彼らが匿っていた『楽園の妖精』も見つけ出され、処刑された。 この時に捕まった『楽園の妖精』は、オークニーの王妃の本当の娘であり、娘もまた、最期までモルガンの行く末を案じ、身を挺した。
『雨の氏族』たちの最後の抵抗で生き延びたモルガンは、『雨の氏族』たちが自分にかけていた願い……ブリテンを争いの無い平和な国にする……を実現するため、他の氏族たちへの憎しみを呑み込み、『救世の妖精』として亡国オークニーを後にし、ブリテン本土に渡ったのであった。
本土に渡った頃はオークニーを失った悲しみで目が死んでいたり、やさぐれていたり、不良行為に走っていたりした。
「『雨の氏族』以外の妖精はみんな嫌いです。 ブリテンから争いを無くすために行動するけど、 妖精たちに幸福になってほしいわけじゃありません。 私に助力を求めるなら、命以上の代価をもらいます」
と、童話に出てくる『悪い魔女』ムーブをしていた。 が、千年の旅のすえに信頼できる仲間が増え、目的もハッキリしてくると『悪い魔女』ムーブから卒業する。本人も無理やり悪ぶっていたのでスッキリした。
魔女トネリコの話はここで終わる。 この後は救世主の話である。
6. 登場作品と役柄
6.1 Fate/Grand Order
(ゲーム内での役割)
7. 人間関係
(他サーヴァントや人物との関わり)
13. リンク
関連ページ
- 絆礼装『一夏の城』 — 本人の絆礼装
- 概念礼装『モルガニア物語』 — プロフィールが本人に言及(主要)
8. 登場シナリオ (自動抽出)
8.3 イベント
- 永久常夏祭壇 ルルハワ ver.2.0
8.4 共演キャラクター (シナリオ共演)
- アルトリア・キャスター
- ガウェイン
- トリスタン
- ニワトコ
- バーゲスト
- バーヴァン・シー
- マシュ
- メリュジーヌ
- ランスロット
- 水妃モルガン
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