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Aチーム

分類: 組織 / 別名・関連表記: Aチーム(作中表記は全角A)、カルデアAチーム、A級マスター

この用語は何か

Aチームとは、カルデアが集めた48人のマスター候補のうち、成績上位者8名で編成された第一陣である。2017年の第一回レイシフト実験で特異点Fへ先行投入され、現地にベースキャンプを築いて後続のB〜Dチームの安全を確保する——それが与えられた任務だった。この時点では、主人公は彼らの後ろに控える48人目の補欠にすぎない。

計画は成立しなかった。管制室の爆破によりマスター47名が全滅し、コフィン起動中だったAチームの7名(マシュを除く)は瀕死のまま冷凍保存される。人理修復の一年間、彼らはずっと解凍を待つ「戦力になるはずだった人材」として言及され続け、2017年12月の査問会でようやく解凍手術に入る——その直後に全員が姿を消し、異星の神の側に立ったクリプターとして再登場する。

したがってこの語は、離反前の彼らを指す呼び名である。カルデアの同僚だった頃の所属名であり、カドックが「クリプターだ。 もうAチームじゃない。」と切り捨てる一方で、マシュが「クリプターであること、Aチームであること。 その二つの要素は、排他的ではありません。」と言い返す——第2部の人間関係の大半は、この二つの呼称のあいだで争われる。 そして終章では、Aチームがそもそも生還を前提に編成されていなかったことが明かされる。

基本データ

項目内容
正体カルデアのマスター候補48名から選抜された成績上位者8名
任務第一回レイシフトで特異点Fに先行し、ベースキャンプを築いて後続の安全を保証する
階層A/B/C/Dの4チーム編成。B以下はコフィン内で待機し、Aチームに問題が発生した場合に備える
結成時期特異点Fの一ヶ月前から「チームとして機能」。マシュの回想では結成から一年
与えられた称号結成時にマリスビリー所長から贈られた「秘匿者(クリプター)」
隠されていた装備大令呪(シリウスライト)。用途を知らされていたのはリーダーと監視役のみ
顛末管制室爆破で全滅・冷凍。解凍オペ中に全員が消息を絶ち、クリプターとして異聞帯

構成員(序でのダ・ヴィンチの紹介順)

出自・所属予定していたクラス紹介の要点
キリシュタリア・ヴォーダイム時計塔天体科の主席ランサーAチームのリーダー。魔術師としての総合力は彼が一番
[[オフェリア・ファムルソローネ]]降霊科の秀才セイバー特別な魔眼持ちで、眼帯姿がカルデアでもよく目立った
カドック・ゼムルプス平凡な魔術師だがレイシフト適性が高いキャスター天才揃いのAチームにおいては平凡。周囲に気を配る青年
[[スカンジナビア・ペペロンチーノ]]マリスビリーが旅先でスカウトしたフリーの魔術師アーチャーAチーム最年長。ジョークで場の空気を温めていた
[[芥ヒナコ]]植物科(ユミナ)出身。もとはカルデアの技術者ライダー日がな一日、物陰で本を読んでいる女性
ベリル・ガット(紹介されない)(紹介されない)ダ・ヴィンチが名前だけで済ませた一人
[[デイビット・ゼム・ヴォイド]]伝承科(ブリシサン)出身、そこを追放されたバーサーカー天才が集まったAチームの中の唯一の不明点、危険人物
マシュ・キリエライトデミ・サーヴァント実験唯一の成功例シールダー抜擢から半年もたたずにAチームの首席になった

章別解説

特異点F 炎上汚染都市 冬木

Aチームは、主人公が乗るはずのなかった作戦の主役として登場する。 オルガマリーのブリーフィングは、第一段階として成績上位者8名をAチームとし特異点Fへ送りこむこと、彼らが先行してベースキャンプを築き後続の安全を保証すること、B〜Dチームは登録が済み次第コフィン内で待機しAチームに問題が発生した場合に備えることを順に告げる。この編成では、後続組は予備であり、Aチームこそが本隊である。

彼らの練度も明示される。Aチームは一ヶ月前からチームとして機能しており、一人前の兵士と言ってもいい——[[レフ・ライノール]]も、Aチームの状態は万全でB以下に変調が見られる、と報告する。未熟なのは主人公の側だけである。 マシュが自分のファーストミッションはAチームだと言って足早に去り、レイシフト後に「こちらAチームメンバー、マシュ・キリエライトです。」と定型どおりの第一報を送るのも、彼女がその本隊の一員だからである。

もっとも、実際に特異点Fで行動するのはマシュと主人公の二人だけになる。Aチームという語は、初登場のその場で機能停止する。 なお彼女の位置づけについては、第六特異点Dr.ロマンが、マシュはマスター候補に抜擢されて半年もたたずにAチームの首席になったと補足している。

  • 〔大橋を調べる〕オルガマリー —「第一段階として成績上位者8名をAチームとし、 特異点Fに送りこみます。」「彼等Aチームが先行し、特異点Fにてベースキャンプを 築き、後に続くあなたたちの安全を保証する。」(この場面を読む
  • 〔大橋を調べる〕オルガマリー —「Aチームは一ヶ月前からチームとして機能しています。 一人前の兵士、と言ってもいいでしょう。」「BからDチームは登録が済み次第、コフィン内にて待機。 Aチームに問題が発生した場合に備えます。」(この場面を読む
  • 〔燃える街〕マシュ —「こちらAチームメンバー、マシュ・キリエライトです。 現在、特異点Fにシフト完了しました。」(この場面を読む
  • Dr.ロマン —「マシュはマスター候補に抜擢されて、 半年も経たずにAチームの首席になった。」

→ 章別解説: 特異点F 炎上汚染都市 冬木

序/2017年 12月26日

Aチームの七人が、はじめて一人ずつ紹介される章である。ダ・ヴィンチはまず経緯を整理する——カルデアが準備してきたAチームを含め47人のマスターが妨害工作により全滅し、ただひとりイレギュラーとして登録された48人目の補欠が人理修復を果たした。主人公の「最後のマスター」という肩書きは、Aチームが倒れた結果として発生している。

そのAチームは死んでいない。コフィン起動中だった7名(マシュを除く)は解凍と蘇生が難しく、後回しにされて冷凍のまま一年を越していた。査問会に同行してきた新スタッフには治療専門の術者がおり、ようやく助けられる——ゴルドルフが「マスターは必要なし」と通告してきたのは、彼が信用する名門魔術師のアテ、すなわち解凍後のAチームを見込んでいたからである。 ダ・ヴィンチはこの手術が新スタッフだけで行われるなら十中八九失敗し、A級のマスター7名が失われると危ぶみ、それが目的なのかもしれないと付け加える。

コヤンスカヤはこの構図を、主人公に対する刃として使う。マスター48人のうち39人は蘇生して帰国したが、一番高値がつきそうなのはAチーム——本来、主人公に代わって世界を救うはずだった7人だ、と。彼女はそれを「キミにチャンスを横取りされた7人」と言い直し、主人公が彼らから活躍の場も存在意義もカルデアという居場所も奪ったのだと畳みかける。 直後にマシュとダ・ヴィンチが七人の紹介を始めるのは、この揺さぶりへの応答である。紹介は人物評に終始し、「Aチームの7人の話は 人理焼却事件には何の関わりもない事柄だった」と前置きされる。この章の時点で、彼らはまだ敵ではない。

31日、Aチーム解凍オペが開始される。ダ・ヴィンチは解凍がカルデアの今後を左右すると案じ、マシュは査問が終われば手伝えると考えていた。実際に起きたのはカルデア襲撃であり、次に七人の名が出るのは、キリシュタリアが「7人のクリプターを代表して」と名乗る通達の場面になる。Aチームは、解凍されたその日にクリプターへ移行する。

  • 〔序/2017年 12月26日〕ダ・ヴィンチ —「しかしカルデアが準備してきたAチーム含め、 47人のマスターたちは妨害工作により全滅。」「だが、コフィン起動中だったAチーム…… マシュを除く7人のマスターはまだ冷凍中だ。」(この場面を読む
  • 〔序/2017年 12月26日〕コヤンスカヤ —「でも一番高値がつきそうなのはAチーム…… 本来、キミに代わって世界を救う筈だった7人よ。」「キミは彼らから、活躍の場も、その存在意義も、 カルデアという居場所すらも奪ったんだから。」(この場面を読む
  • 〔序/2017年 12月26日〕ダ・ヴィンチ —「Aチームはカルデアから選抜されたA級マスターだ。 マシュもこのチームに含まれていた。」「以上の7名がAチームのマスターだ。 みんな一癖(ひとくせ)も二癖(ふたくせ)もありそうだろう?」(この場面を読む
  • 〔序/2017年 12月31日〕神父 —「レオナルド君は昨夜から管制室に詰めている。 Aチーム解凍オペが始まっているのだよ。」(この場面を読む
  • 〔人類未踏の旅へ〕ゴルドルフ —「Aチームのリーダー、私が保護してやろうとした 若造が、何を偉そうに……!」(この場面を読む

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Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

「クリプター=Aチーム」という等式が、推理として組み上げられる章である。ホームズは、キリシュタリアが自称したクリプターが7人であること、コフィンから姿を消したAチームも7人であることを突き合わせ、イヴァン雷帝に仕える魔術師はその一人だと結論づける。七という数だけで正体が割れる程度に、Aチームは特定可能な集団だった。

そして実際に現れたカドックが、この語を主人公への攻撃に使う。どうして僕たちの代わりに死ななかった、と問い、君より僕のほうが、僕より他のAチームの誰かが、そして誰よりヴォーダイムのほうが犠牲は少なかった、一年もかけなかった、と断言する。Aチームは、主人公の一年間を否定するための物差しとして持ち出される。 マシュはこれを受けて、たとえAチームの皆さんであってもあの結末は迎えられなかった、マスターがいたから自分は今も生きている、と言い返す。この反論が、以後カルデア側がAチームに対して取る基本姿勢になる。

章の断章では、カドック自身の内心からAチームが描かれる。レイシフト適性を持つ選ばれた魔術師たちのなかでも、Aチームは特別な存在だった——アニムスフィアの真の後継者と囁かれたキリシュタリア、現代の戦乙女オフェリア、正体不明のペペロンチーノ、ギャングのような伊達男ベリル、人間嫌いの技術者芥ヒナコ、現実に空いた孔のようなデイビット、そしてデミ・サーヴァント実験唯一の成功例マシュ。そのなかで自分は八番目だ、とカドックは自認する。 カルデアに来てAチームに加わってから、彼の誇りと劣等感は一際強まったのだという。

  • 〔夜に嘆き、暁に涙する〕ホームズ —「そしてその数は7人。 ……コフィンから姿を消したAチームも7人。」(この場面を読む
  • 〔異聞の帯〕カドック —「君より僕の方が、僕より僕以外のAチームの誰かが、 そして誰より、ヴォーダイムの方が。」 / マシュ —「たとえAチームの皆さんであっても、 あの結末は迎えられなかった。」(この場面を読む
  • 〔激動の大地〕(地の文) —「レイシフト適性を持つ選ばれた魔術師たち。 Aチームはその中でも特別な存在だった。」「カルデアに来て、Aチームに加わってから その誇りと劣等感は一際強まったように思う。」(この場面を読む

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Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング

マシュがAチームを「同僚」として捉え直す章である。オフェリアと再会したマシュは、以前の自分は皆さんと会話をしていなかった、状況に対する意見を述べるだけで自分の気持ちを伝えられなかったと省み、同じチームにいながらAチームの皆さんを知ろうとしなかったと認める。そのうえで、結成から一年間のあの時間にどんな意味があったのかを確かめたい、と申し出る。オフェリアはそれを嬉しいと言いながら、旅はここで終わりだと拒む。

オフェリア側の回想は、Aチームの空気を内側から見せる数少ない材料である。初対面のマシュに彼女は、Aチームには女性が少ないから緊張してしまうと打ち明け、ペペも交えて一緒に食事をしないかと誘う。Aチームは任務単位であると同時に、食卓を囲む生活集団でもあった。 別の回想では、記念すべきレイシフトの初回実験——私たちAチームによる特異点Fの調査任務——のその日に自分たちの運命が終わったと語られる。

そしてもう一つ、この章にしかない情報がある。異聞帯へ散る直前の会議を思い出すオフェリアの独白が、キリシュタリアがどれほどの対価を払ってAチームの仲間たちに機会を与えたのかを自分は知っていると告げる。当のキリシュタリアはそれを一言も口にせず、感謝が能力の発揮を妨げるのは良しとしないと退ける。七人が横並びで蘇生されたように見える構図は、リーダーの支払いによって作られていた。

  • 〔雪と氷の城(後編)〕マシュ —「カルデアで、同じチームにいながら わたしはAチームの皆さんを知ろうとしなかった。」「Aチーム結成から一年間。皆さんとのあの時間に、 どんな意味があったのかを確かめたいのです。」(この場面を読む
  • 〔───征け、黄昏を越えて〕オフェリア —「Aチームには女性が少ないでしょう? いえ、別に男性が苦手という訳じゃないのだけど、」(この場面を読む
  • 〔此処に、ふたたびの黄昏を(前編)〕(地の文) —「……記念すべきレイシフトの初回実験。 ……私たちAチームによる特異点Fの調査任務。」「彼がどれほどの対価を払って Aチームの仲間たちに機会を与えてくれたのかを。」(この場面を読む

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Lostbelt No.3 人智統合真国 シン

Aチームの名簿そのものが調査対象になる章である。合流したシオンは活動記録を洗い、カルデア襲撃前に行われたAチームの解凍オペにおいてメンバー全員が消息を絶っていた以上、キリシュタリアの「我々はクリプター」という発言はAチームメンバー全員を指すはずだと整理する。カルデア側が持つ確定情報は、この時点でも名簿と人数だけである。

その名簿が信用できないことも、同じ章で判明する。芥ヒナコについて報告されたデータはすべて初代所長マリスビリー一人のIDによって提出されており、その気になれば内容はいくらでも改竄できた。ダ・ヴィンチは、本当にAチームに抜擢されるほどのレイシフト適性があったのか、そもそも何処の誰なのかも疑わしいと言う。実際、コヤンスカヤの説明によれば彼女はレイシフトの成否を確かめるための「最後の保険」としてカルデアに招かれた存在であり、ダ・ヴィンチも芥ヒナコはAチームができる前からカルデアにいたスタッフだったと裏づける。Aチームの構成は、所長が意図的に混ぜ込んだ人選を含んでいた。

マシュの回想は、その芥ヒナコがチーム内でどう振る舞っていたかを伝える。選抜からしばらく経った娯楽室で、カドックは飲み物をゆっくり飲み、ベリルはそれを鼓舞し、キリシュタリアはデイビットと神話を討論し、ペペロンチーノはオフェリアをからかっていた——そのなかで芥だけが会話に加わらず本を読んでいた。ダ・ヴィンチはこれを、敵対するほどの悪印象も親しむほどの好印象も与えず、とりわけ影の薄い人物という立ち位置を意識的にキープしていたのだろうと読む。

  • 〔intro.3-4〕シオン —「カルデア襲撃前に行われたAチームの解凍オペにおいて、 Aチームメンバーはその全員が消息を絶っていた。」「必然、彼の『我々はクリプター』という発言は、 Aチームメンバー全員を指しているでしょう。」(この場面を読む
  • 〔永世帝国〕ダ・ヴィンチ —「そうやって、Aチームの中でもとりわけ影の薄い人物、 という立ち位置を意識的にキープしてたんじゃないかな。」(この場面を読む
  • 〔百代の過客〕ダ・ヴィンチ —「たしかに、芥(あくた)ヒナコはAチームができる前から カルデアにいたスタッフだった。」(この場面を読む

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Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ

「クリプター」という名の出所が、Aチームの側から明かされる章である。ペペロンチーノに問い質したマシュは、その名称が異星の神から与えられたコードネームなのかと尋ねる。返ってきた答えは違った——クリプターとは、Aチームが結成された時にマリスビリー所長から贈られた、特別なマスターとしての称号だった。 カルデアの内部で、離反のはるか以前から用意されていた名である。

同じ章で、マシュが自分の立場を言語化する。ペペロンチーノが「私はクリプター、敵なのに?」と問うと、マシュは思い出してしまったから——わたしたちが同じAチームの仲間だったことを——と答え、クリプターであることとAチームであることは排他的ではないと述べる。この一文が、以後この語が担う役割をそのまま定義している。ペペロンチーノの側はそれを拒む。マシュちゃんは元Aチームとして自分たちクリプターと仲良くできればいいと思っているが、それは無駄だから諦めなさい、と。理想を持つ者、迫害された者、反骨する者、生まれを間違えた者、人間性を失った者——自分本位な困ったちゃんたちが集まってチームを組んでいただけだ、というのが本人の総括である。

もう一点、この章でホームズが投げかける仮説がある。ペペロンチーノの本名と修験道の出自を聞いた彼は、Aチームの先導役——いや、監督役としてマリスビリーに雇われたのかと踏み込む。ペペロンチーノは「そういうコトにしておきましょうか」とかわす。この含みは終章の告白と噛み合うことになる。

  • 〔楽園再帰/断たれし邪悪のかたち〕ペペロンチーノ —「Aチームが結成された時、マリスビリー所長から 贈られた、特別なマスターとしての称号だったのよ?」(この場面を読む
  • 〔楽園再帰/断たれし邪悪のかたち〕マシュ —「思い出して、しまいましたから。わたしたちが…… 同じAチームの仲間だったことを。」「クリプターであること、Aチームであること。 その二つの要素は、排他的ではありません。」(この場面を読む
  • 〔前進衝動/人々と彼女〕ホームズ —「もしやキミはAチームの先導役…… いや、監督役としてマリスビリーに雇われたのかな?」(この場面を読む

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Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス / 星間都市山脈 オリュンポス

Aチームが何を持たされていたかが問題になる二章である。アトランティスで対峙したキリシュタリアは、質問を一つだけ受けると告げる際に**「元Aチームの一員として」**と前置きする。マシュはそれに、Aチームの皆さんはカルデアのスタッフであり人理保障を担うマスターでしたと訴えるが、キリシュタリアは分かりきったことを問い質すなと退ける。彼にとってAチームはすでに過去の役職名であり、マシュにとっては現在も有効な関係である。

オリュンポスでは大令呪(シリウスライト)が焦点になる。カドックの内心は、マリスビリーが「大令呪は世界を覆す力。それがあるからこそのクリプターだ」と言ったこと、自分たちAチームは世界を救う予定であり大令呪はその切り札になるはずだったこと、しかし大令呪が何であるか自分たちは知らされておらず、使用タイミングはリーダーに一任されていたことを順に振り返る。キリシュタリアも、自分が大令呪の管理責任者だったのはAチームだった頃の話だと述べ、ペペロンチーノからの返上を断る。オフェリアは大令呪を使ったから死んだのではないか——という疑いに対して、彼は答えない。

同じオリュンポスで、カドックはマシュに対して線を引く。「Aチームの皆さんとは……」と言いかけた彼女に、クリプターだ、もうAチームじゃないと応じ、そのうえで「もうクリプターですら、ないかもしれないが」と付け加える。異聞帯を失った彼には、名乗るべき所属がひとつも残っていない。

  • 〔流星の如く煌めかん〕キリシュタリア —「元Aチームの一員として、 君たちの質問に一つだけ答えよう。」 / マシュ —「Aチームの皆さんはカルデアのスタッフであり、 人理保障を担うマスターでした!」(この場面を読む
  • 〔星間都市山脈オリュンポス〕カドック —「僕たちAチームは世界を救う予定だった。 大令呪はその為の切り札になると。」 / キリシュタリア —「私が大令呪の管理責任者だったのは Aチームだった頃の話だ。」(この場面を読む
  • 〔汝、星を鋤く豊穣(Ⅱ)〕カドック —「クリプターだ。 もうAチームじゃない。」(この場面を読む

→ 章別解説: Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティスLostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス

Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ

Aチームという看板が、離反したあとも行動原理として使われる章である。カルデアと共闘するペペロンチーノは、自分がまだクリプターとして振る舞っていることを認めたうえで、ベリルの後始末は自分自身のケジメの問題だと言う——Aチームの一員として、しっかりつけると。 実際に彼女は「善悪とか関係なく、損得なしで殺しにきた」とベリルに告げ、最後はその通りに実行する。当のベリルも、罠を張った直後にAチームの仲間としてこれくらいはなと嘯いて忠告を残す。同じ看板が、片方には義務として、片方には皮肉として使われる。

そのベリルの正体も、この章で明かされる。彼はキリシュタリアの回想のなかで、特異点修復のミッションにおいて緊急事態にそなえて選ばれた人材であり、大令呪の用途もその強制発動のさせ方も知る「脱走兵を処分する」ための始末屋だったと語られる。キリシュタリアはその非情さを買い、Aチームのみんなはいずれ全員蘇生すると告げたうえで、ベリルには異星の神から与えられる切符を秘密裏に破棄するよう頼む。リーダーが最初から異星の神を裏切る計画を立てていたことと、七人全員の蘇生が彼の目的だったことが、ここで同時に示される。

一方、ノリッジ攻略戦の段取りではB・Cチームだけが編成され、主人公が「Aチームはないんだね」と突っ込む。ペペロンチーノの返しは、マスターが本当の意味で一人前になったとき、自分とカドックと三人でAチームを名乗ろう、というものである。Aチームは、主人公にとって「まだ届いていない格」として置き直される。

  • 〔ノリッジ(Ⅰ)〕ペペロン伯爵 —「後始末はしっかりしなくちゃ。 Aチームの一員として、ね。」(この場面を読む
  • 〔マンチェスター〕キリシュタリア —「いや。その非情さを買いたい。 Aチームのみんなは、いずれ全員蘇生する。」(この場面を読む
  • 〔ロストウィル〕ベリル —「黙っていても良かったんだが、 Aチームの仲間としてこれくらいはな?」(この場面を読む
  • 〔ノリッジ(Ⅱ)〕ペペロン伯爵 —「私とカドックとアナタ、 3人でAチームを名乗りましょ! やだ、楽しみ!」(この場面を読む

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Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン

Aチームとクリプターが同じ集合ではないと確認される章である。デイビットに対して異星の神が強制権を持っていなかったと知ったコヤンスカヤは、彼ははじめからクリプターではなかったのかもしれないと推測する。カドックはそれを受けて、デイビットはAチームのメンバーだ、そこは絶対に変わらないと断ったうえで、立場は違うと認める。シオンが「では、クリプターの条件は? Aチームのメンバー、という事ではないのですね?」と詰めても、カドックは断言できないと答えるほかない。Aチームは名簿であり、クリプターは契約である——両者のずれが、ここではっきり言語化される。

そのうえでカドックは、クリプターという名称を自分たちが知ったのはコフィンから蘇生する時であり、自分とオフェリア、芥、ベリルは初耳だった、デイビットだけは知っていたようだと明かす。名を与えたのは異星の神で、それをキリシュタリアに命じた、と。一方でLB4のペペロンチーノは、同じ名をマリスビリーが結成時に贈ったと語っている。

そのマリスビリー側の場面が、章の終盤に置かれる。デイビットを勧誘する回想で彼は、計画を魔術協会からも仲間であるカルデアからも世界からも隠すと述べ、来たるべき特異点での人理修復において、Aチームの魔術師はマスターではない、君たちは秘匿者(クリプター)だと告げる。デイビットのほうも後に、グランドオーダーと人理保障機関の正体を踏まえて、オレたちAチームはそのために集められた駒だと言い切る。伏線が回収されるのは終章だが、この章で必要な材料はすべて置かれる。

  • 〔屍者の王国〕カドック —「キリエライト。デイビットはAチームのメンバーだ。 そこは絶対に変わらない。」 / シオン —「では、クリプターの条件は? Aチームのメンバー、という事ではないのですね?」(この場面を読む
  • 〔宇宙樹〕マリスビリー —「来たるべき特異点での人理修復において、 Aチームの魔術師はマスターではない。」 / デイビット —「グランドオーダー、人理保障機関(ア ニ ム ス フ ィ ア)。 オレたちAチームはそのために集められた駒だ。」(この場面を読む
  • 〔第四冥界ヤヤウキ〕カドック —「Aチームのリーダーであるキリシュタリアは もちろん天体科の若き天才だ。」(この場面を読む

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死想顕現界域 トラオム / 奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス

唯一カルデアに戻った元Aチームが、この語を自称として使い続ける章である。トラオムでシオンから二人目のマスターとして紹介されたカドックは、自ら元Aチームマスター、カドック・ゼムルプスと名乗る。ゴルドルフが「クリプターではないのか!」と噛みつくと、クリプターだが自分の異聞帯は消滅し、逃亡先だったオリュンポスも消滅した以上、選択肢は降伏しかないと答える。所属の履歴を並べることでしか自己紹介ができない立場が、そのまま彼の人物像になっている。

彼の自己評価も一貫している。マシュに対して彼は、自分は変わっていない、Aチームに組み込まれた時も汎人類史を裏切った時も、死ぬのが怖くて生き残りたくて、世界を救った主人公に反発して、裏切って裏切って無様に生きている、と語る。奏章Ⅳでも彼は独りごちる——クリプター、Aチーム、世界を救うはずだった最高位の人材たち。生き残ったのは魔術師らしからぬマシュと、魔術師としては三流の自分だけだと。

同じ奏章Ⅳでは、責任の所在についてゴルドルフが一言で片づける。技術顧問に怒りを向けても仕方がない、怒るべきはAチームに大令呪を組み込んだマリスビリーだ、と。そして章の終わり、カドックはマシュに「これで君がAチーム最後の一人だ」と告げて退場する。8名で始まった編成は、ここで1名になる。

  • 〔棺桶屋だけが友達なのさ〕カドック —「ああ、分かってるよ。 元Aチームマスター、カドック・ゼムルプスだ。」(この場面を読む
  • 〔全面戦争・復権界域(前編)〕カドック —「Aチームに組み込まれた時も、 汎人類史を裏切った時も、」(この場面を読む
  • 〔審判の時へ〕ゴルドルフ —「怒るべきはAチームに大令呪を組み込んだ マリスビリーだ。そこを間違えてはいかん。」(この場面を読む
  • 〔白狼よ、さようなら〕カドック —「これで君がAチーム最後の一人だ。 その奮闘を期待する。」(この場面を読む

→ 章別解説: 死想顕現界域 トラオム奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス

終章

Aチームが何のために編成されたのかが、創設者本人の口から明かされる章である。ダ・ヴィンチはマリスビリーの計画を順に並べる——聖杯戦争への介入、聖杯によるカルデアスの完成、レイシフト実験の推進、初回レイシフトでの特異点Xの消去、その後カルデアス内の七つの歪みを特異点と偽り、Aチームを使って人類史の定礎を破壊する。そして結論を言う。Aチームは人理定礎を破壊する為に集められた生贄——いや、人間爆弾だった。

マリスビリーはこれを正解だと認める。レフが管制室を爆破しなかったとしても、Aチームは全員、レイシフト先で大令呪によって蒸発する土地とともに消滅する計画だった。 大令呪の本来の用途を知らされていたのは彼とベリル、そして「最悪の場合に備えた、最終的な特異点破壊手段」と伝えられていたキリシュタリアだけで、ダ・ヴィンチもロマンもレフも知らなかった。秘匿されていたのはAチームの存在ではなく、彼らに埋め込まれた装置の用途である。

マシュが「わたしもAチームの一員でした」と食い下がると、マリスビリーは彼女が召喚の要であり最後まで残す必要があったと答え、そのうえであるクリプターがマシュに大令呪を植え付けないことを条件にAチームの監視役を引き受けたと明かす。名前は語られない。【推測】LB4でホームズがペペロンチーノに「Aチームの先導役…… いや、監督役としてマリスビリーに雇われたのかな?」と当てて否定されなかったことと符合するが、作中で本人と特定されるわけではない。

計画は狂った。2017年から先の未来はないと見通した魔術王の介入によってAチームは殺害され、初回レイシフトは失敗する。ダ・ヴィンチはこれを「カルデア基地の爆破、Aチームの消滅さえ『修正できる範囲内』だろう」と評する。Aチームの全滅は、二つの計画のどちらから見ても想定内の出来事だった。 そのうえで、オルガマリーがAチームに向けていた感情も回想に置かれる——本当は自分も行きたかったが適性がなかったので諦めた、Aチームや貴方たちが羨ましい、と。

  • 〔ここに在りし人理の終〕ダ・ヴィンチ —「Aチームを使って特異点を――― 人類史の定礎を破壊しようとした。」「Aチームは人理定礎を破壊する為に集められた 生贄……いや、人間爆弾だった。」(この場面を読む
  • 〔ここに在りし人理の終〕マリスビリー —「うん。正解だ。Aチームはレフ教授が 管制室を爆破しなかったとしても」「全員、レイシフト先で消滅する計画だった。 大令呪(シリウスライト)によって蒸発する土地と共にね。」(この場面を読む
  • 〔ここに在りし人理の終〕マシュ —「待ってください。わたしもAチームの一員でした。 ですがわたしには大令呪(シリウスライト)は……。」 / マリスビリー —「それを条件にAチームの監視役になった 魔術師がいた。」(この場面を読む
  • 〔原初特異点 冬木〕セイバーオルタ —「『2017年から先の未来はない』 そう見通した魔術王の介入によってAチームは殺害され、」(この場面を読む
  • 〔原初特異点 冬木〕オルガマリー —「(行きたかったけど適性がなかったので諦(あきら)めただけ。  Aチームや貴方たちが羨(うらや)ましいわ)」(この場面を読む

→ 章別解説: 終章

読み取れる設定

  • 編成(確定): 「第一段階として成績上位者8名をAチームとし、 特異点Fに送りこみます。」(オルガマリー、特異点F)。母数はマスター候補48名で、A〜Dの4チームに分けられていた。
  • 任務(確定): 特異点Fに先行してベースキャンプを築き、後続チームの安全を保証すること。B〜Dはコフィン内で待機し、Aチームに問題が発生した場合に備える。
  • 練度(確定): 特異点Fの一ヶ月前からチームとして機能し、「一人前の兵士、と言ってもいいでしょう。」(オルガマリー)。マシュの回想では結成から一年とされる。
  • 選抜基準(確定): レイシフト適性。「レイシフト適性、その最高値を持つ方々で 構成されたAチーム」(マシュ、LB1)。ただし芥ヒナコのように、所長が別目的で組み込んだ人員も含まれる。
  • 称号(確定): 「Aチームが結成された時、マリスビリー所長から 贈られた、特別なマスターとしての称号だったのよ?」(ペペロンチーノ、LB4)=秘匿者(クリプター)。
  • 大令呪(確定): 全員に組み込まれていた。用途を知っていたのはマリスビリー・ベリル・キリシュタリアのみで、本人たちは「令呪をより強力にしたもの」としか聞かされていない(カドック、オリュンポス)。使用タイミングはリーダーに一任。
  • 真の目的(確定): 「Aチームは人理定礎を破壊する為に集められた 生贄……いや、人間爆弾だった。」(ダ・ヴィンチ、終章)。レフの妨害がなくても全員がレイシフト先で消滅する計画だった。
  • マシュの例外(確定): 召喚の要として残される必要があり、加えて「マシュ・キリエライトに 大令呪(シリウスライト)を植え付けない事」を条件にAチームの監視役を引き受けた魔術師がいた(マリスビリー、終章)。
  • 全滅と冷凍(確定): 47人のマスターが妨害工作で全滅し、コフィン起動中だったAチーム7名(マシュを除く)は瀕死のまま冷凍保存された(ダ・ヴィンチ、序)。解凍オペは2017年12月31日に開始。
  • クリプターとの関係(確定): 「クリプターであること、Aチームであること。 その二つの要素は、排他的ではありません。」(マシュ、LB4)。ただしAチームのメンバーであることがクリプターの条件かどうかは作中で断言されない(シオンの問いに対しカドックは「それは断言できないが」と留保する)。
  • 蘇生の代償(確定): 異星の神は蘇生の条件として人理焼却の解決を求め、瀕死の六人には不可能だった。キリシュタリアは「Aチームのみんなは、いずれ全員蘇生する。」と請け合っている(LB6)。詳細はクリプターの項。
  • 最後の一人(確定): 奏章Ⅳでカドックが退場し、「これで君がAチーム最後の一人だ。」とマシュに告げる。
  • 【推測】終章で名を伏せられた「Aチームの監視役」は、LB4でホームズがペペロンチーノに当てた「先導役…… いや、監督役」と符合するが、本人と特定する記述は作中に無い。
  • 【推測】ダ・ヴィンチによる7名の紹介では、ベリル・ガットだけが出自もクラスも語られない。意図的な省略として演出されているが、理由は説明されない。

揺れ・矛盾

  • 人数: 特異点Fでは「成績上位者8名」、序以降は「以上の7名がAチームのマスターだ」。マシュを含めれば8名、クリプターとなった面々だけなら7名で、同じ語が別の範囲を指している。
  • 首席とリーダー: Dr.ロマンはマシュが「Aチームの首席になった」と述べる一方、序ではキリシュタリアが「天体科の主席にして、Aチームのリーダー」と紹介される。両者が同一の地位を指すのかは示されない。
  • 「クリプター」を誰が名づけたか: LB4のペペロンチーノは結成時にマリスビリーが贈った称号だとし、LB7のカドックは蘇生時に異星の神がキリシュタリアに命じた名だと語る。LB7で語られるマリスビリーの回想はペペロンチーノ側の説明を裏づけており、【推測】同じ語が二度与えられたと読めるが、作中で調整はされていない。
  • 同名の別集団に注意: 「Aチーム」の語は、15人の理知的なメガネたちではゲームの参加チーム名として、蒼輝銀河番組 セイバーウォーズ4.8では「女神討伐Aチーム」として使われる。件数だけを見るとこの2章が上位に来るが、いずれもカルデアのAチームとは無関係である。本ページは扱っていない。
  • 表記: ページ名は半角の「Aチーム」だが、シナリオ本文の表記は全角の「Aチーム」で統一されている。

関連

引用元の人物

言及の多い章

引用と検証について

FGO全シナリオ(メインストーリー・イベント・幕間・バレンタイン)を機械走査し、『Aチーム』(全角A)を含む発話を全件収集したうえで構成している。引用はすべてゲーム内テキストの原文(演出タグを除去した表示テキスト)であり、要約・改変を行っていない。編者の解釈のうち原文から確実に読み取れないものには 【推測】 を付す。再生データの無いスクリプトを出典とする引用には場面リンクを付けていない。

付録: 原文引用アーカイブ

原文引用アーカイブ(機械収集・136 本)— 本文で扱わなかった言及もここに残してある
出典と数え方

全文コンコーダンス tools/data/concordance/lines.jsonl(全150war+バレンタイン、1,104,754行)を全走査した結果。検索語 AチームAチームカルデアAチーム。 引用は演出タグを除去した表示テキストそのまま。同一章・同一話者で完全に同一の発話が重複する場合は1件に統合している。チョコレート名の章はバレンタイン・シナリオ。

該当発話 136件 / 19章。全件を以下に掲載

特異点F 炎上汚染都市 冬木

  • マシュ —「ファーストミッション、Aチームです。 ですのですぐに戻らないと。」
  • レフ —「Aチームの状態は万全だが、Bチーム以下、 慣れていない者に若干の変調が見られる。」
  • Dr.ロマン —「ま、少しぐらいの遅刻は許されるよね。 Aチームは問題ないようだし。」
  • マシュ —「こちらAチームメンバー、マシュ・キリエライトです。 現在、特異点Fにシフト完了しました。」
  • オルガマリー —「第一段階として成績上位者8名をAチームとし、 特異点Fに送りこみます。」
  • オルガマリー —「Aチームは一ヶ月前からチームとして機能しています。 一人前の兵士、と言ってもいいでしょう。」
  • オルガマリー —「彼等Aチームが先行し、特異点Fにてベースキャンプを 築き、後に続くあなたたちの安全を保証する。」
  • オルガマリー —「BからDチームは登録が済み次第、コフィン内にて待機。 Aチームに問題が発生した場合に備えます。」

第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット

  • Dr.ロマン —「マシュはマスター候補に抜擢されて、 半年も経たずにAチームの首席になった。」

序/2017年 12月26日

  • ダ・ヴィンチ —「しかしカルデアが準備してきたAチーム含め、 47人のマスターたちは妨害工作により全滅。」
  • ダ・ヴィンチ —「だが、コフィン起動中だったAチーム…… マシュを除く7人のマスターはまだ冷凍中だ。」
  • ダ・ヴィンチ —「おそらくAチームのマスターの何名かが、 その蘇生後、新カルデアのマスターになるだろう。」
  • ダ・ヴィンチ —「となると……Aチームの蘇生手術も 新スタッフだけでやるつもりか……」
  • コヤンスカヤ —「キミとマシュ・キリエライト。それと、いまだ コフィンで冷凍されているAチームを除いて、」
  • コヤンスカヤ —「でも一番高値がつきそうなのはAチーム…… 本来、キミに代わって世界を救う筈だった7人よ。」
  • コヤンスカヤ —「貴方がAチームのマスターの個人情報を押さえていたら 丸一日監禁して聞き出していたところだけど……」
  • (地の文) —「……Aチームの、マスターたち……」
  • (地の文) —「Aチームの人達について……」
  • マシュ —「Aチームについて?」
  • ダ・ヴィンチ —「そうだね。Aチームの7人の話は 人理焼却事件には何の関わりもない事柄だった。」
  • ダ・ヴィンチ —「Aチームはカルデアから選抜されたA級マスターだ。 マシュもこのチームに含まれていた。」
  • ダ・ヴィンチ —「アニムスフィア家が牛耳(ぎゅうじ)る、時計塔十二学科の一つ 天体科の主席にして、Aチームのリーダー。」
  • ダ・ヴィンチ —「境遇はキミに似ている。カドックは 天才揃いのAチームにおいては平凡だったからね。」
  • ダ・ヴィンチ —「気さくでひょうきん、いつもジョークを口にしては Aチームの空気を温めていた。」
  • ダ・ヴィンチ —「Aチームでは最年長でね。 ……ちょっと、生まれる時代を間違えた男だよ。」
  • ダ・ヴィンチ —「天才が集まったAチームの中の、 唯一の不明点……というか、危険人物……というか。」
  • ダ・ヴィンチ —「以上の7名がAチームのマスターだ。 みんな一癖(ひとくせ)も二癖(ふたくせ)もありそうだろう?」
  • ダ・ヴィンチ —「だからこそ気がかりだ。 Aチームの解凍はカルデアの今後を左右する。」
  • 神父 —「レオナルド君は昨夜から管制室に詰めている。 Aチーム解凍オペが始まっているのだよ。」
  • ゴルドルフ —「Aチームのリーダー、私が保護してやろうとした 若造が、何を偉そうに……!」

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

  • ホームズ —「そしてその数は7人。 ……コフィンから姿を消したAチームも7人。」
  • マシュ —「レイシフト適性、その最高値を持つ方々で 構成されたAチームの一員であり、」
  • カドック —「君より僕の方が、僕より僕以外のAチームの誰かが、 そして誰より、ヴォーダイムの方が。」
  • カドック —「虚勢だな。君だって考えたことがあるだろ? 選抜隊であるAチームのうち、誰でもいい。」
  • マシュ —「たとえAチームの皆さんであっても、 あの結末は迎えられなかった。」
  • (地の文) —「レイシフト適性を持つ選ばれた魔術師たち。 Aチームはその中でも特別な存在だった。」
  • (地の文) —「カルデアに来て、Aチームに加わってから その誇りと劣等感は一際強まったように思う。」
  • (地の文) —「……どうあれ、そんなキリエライトでさえ Aチームに必要な人材だった。」

Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング

  • マシュ —「カルデアで、同じチームにいながら わたしはAチームの皆さんを知ろうとしなかった。」
  • マシュ —「Aチーム結成から一年間。皆さんとのあの時間に、 どんな意味があったのかを確かめたいのです。」
  • (地の文) —「……記念すべきレイシフトの初回実験。 ……私たちAチームによる特異点Fの調査任務。」
  • (地の文) —「彼がどれほどの対価を払って Aチームの仲間たちに機会を与えてくれたのかを。」
  • オフェリア —「Aチームには女性が少ないでしょう? いえ、別に男性が苦手という訳じゃないのだけど、」

Lostbelt No.3 人智統合真国 シン

  • シオン —「キリシュタリアはカルデアのレイシフト実験の要(かなめ)、 選ばれたAチームのマスターであり、」
  • シオン —「カルデア襲撃前に行われたAチームの解凍オペにおいて、 Aチームメンバーはその全員が消息を絶っていた。」
  • シオン —「必然、彼の『我々はクリプター』という発言は、 Aチームメンバー全員を指しているでしょう。」
  • ダ・ヴィンチ —「そうだね、前の私はあまりAチームには関わって いなかったけど……」
  • ダ・ヴィンチ —「そうやって、Aチームの中でもとりわけ影の薄い人物、 という立ち位置を意識的にキープしてたんじゃないかな。」
  • (地の文) —「Aチームの選抜からしばらく経って、 娯楽室で休憩していた時のことです。」
  • マシュ —「いえ、Aチームの皆さんは汎人類史の敵であると同時に、 それぞれ争い合う関係なんですね。」
  • ダ・ヴィンチ —「本当にAチームに抜擢されるほどの レイシフト適性があったのか、」
  • ダ・ヴィンチ —「たしかに、芥(あくた)ヒナコはAチームができる前から カルデアにいたスタッフだった。」
  • ホームズ —「結果、Aチームが結成され、その中に埋もれる形で 彼女は今の立ち位置に納まった。」

Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ

  • マシュ —「……Aチームの皆さんは、自分から『異星の神』の 仲間になったのではない、のですね……?」
  • ペペロンチーノ —「Aチームが結成された時、マリスビリー所長から 贈られた、特別なマスターとしての称号だったのよ?」
  • マシュ —「(Aチームの皆さんを、わたしは知っている)」
  • マシュ —「思い出して、しまいましたから。わたしたちが…… 同じAチームの仲間だったことを。」
  • マシュ —「クリプターであること、Aチームであること。 その二つの要素は、排他的ではありません。」
  • ペペロンチーノ —「マシュちゃんは元Aチームとして、私たち…… クリプターと仲良くできればいい、なんて思ってるけど。」
  • ペペロンチーノ —「……ま、それ以外のコトは勘弁してね。 Aチームの資料を漁れば判るコトでしょうし。」
  • ホームズ —「もしやキミはAチームの先導役…… いや、監督役としてマリスビリーに雇われたのかな?」
  • ペペロンチーノ —「Aチームの子たちにも敵対していない。 異星の神に逆らう気もない。」

Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス

  • ダ・ヴィンチ —「うん。カルデアでAチームのメンバーと 接していた『前の私』が残したものだから、」
  • キリシュタリア —「元Aチームの一員として、 君たちの質問に一つだけ答えよう。」
  • マシュ —「Aチームの皆さんはカルデアのスタッフであり、 人理保障を担うマスターでした!」

Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス

  • カドック —「僕たちAチームは世界を救う予定だった。 大令呪はその為の切り札になると。」
  • キリシュタリア —「私が大令呪の管理責任者だったのは Aチームだった頃の話だ。」
  • キリシュタリア —「貴方は貴方の感じたまま、 Aチームの一員として立場を弁(わきま)えてほしい。」
  • マシュ —「カドックさん。 わたしは、Aチームの皆さんとは……」
  • カドック —「クリプターだ。 もうAチームじゃない。」
  • キリシュタリア —「……ああ。そうだろうね。 貴方の察しの良さは、Aチームで一番なのだから。」
  • キリシュタリア —「人理を守る為に戦った、 Aチームのリーダーだ……!」
  • マスター —「かなうのなら。 Aチームのみんなと、世界を救いたかったなぁ。」

Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ

  • ペペロン伯爵 —「後始末はしっかりしなくちゃ。 Aチームの一員として、ね。」
  • (地の文) —「Aチームはないんだね」
  • ペペロン伯爵 —「私とカドックとアナタ、 3人でAチームを名乗りましょ! やだ、楽しみ!」
  • キリシュタリア —「……まあ、Aチームのみんなにそれぞれ違う角度で 誤解されていた事は実感したけどね……」
  • キリシュタリア —「いや。その非情さを買いたい。 Aチームのみんなは、いずれ全員蘇生する。」
  • ベリル —「黙っていても良かったんだが、 Aチームの仲間としてこれくらいはな?」
  • (地の文) —「Aチームが初回レイシフト実験を行う運命の日から、 1年前の話である。」

死想顕現界域 トラオム

  • カドック —「ああ、分かってるよ。 元Aチームマスター、カドック・ゼムルプスだ。」
  • カドック —「Aチームに組み込まれた時も、 汎人類史を裏切った時も、」
  • (地の文) —「Aチームはないんだね」
  • ペペロン伯爵 —「私とカドックとアナタ、 3人でAチームを名乗りましょ! やだ、楽しみ!」
  • カドック —「ダメだな。マスターが Aチームを名乗るのはまだまだ先だ。」
  • マシュ —「わたしとしては、 Aチームを名乗ることに賛成したいところですが……。」

Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン

  • カドック —「キリエライト。デイビットはAチームのメンバーだ。 そこは絶対に変わらない。」
  • シオン —「では、クリプターの条件は? Aチームのメンバー、という事ではないのですね?」
  • カドック —「Aチームのリーダーであるキリシュタリアは もちろん天体科の若き天才だ。」
  • マリスビリー —「来たるべき特異点での人理修復において、 Aチームの魔術師はマスターではない。」
  • デイビット —「グランドオーダー、人理保障機関(ア ニ ム ス フ ィ ア)。 オレたちAチームはそのために集められた駒だ。」
  • ダ・ヴィンチ —「いや。デイビットがAチームに入った時点で、 この選択は決まっていた。」
  • デイビット —「Aチームの一員としてカルデアスの正体に 辿り着いた時は、何もかも手遅れだった。」

奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス

  • ゴルドルフ —「怒るべきはAチームに大令呪を組み込んだ マリスビリーだ。そこを間違えてはいかん。」
  • カドック —「(クリプター……Aチーム、世界を救うはずだった、  最高位の人材たち)」
  • カドック —「これで君がAチーム最後の一人だ。 その奮闘を期待する。」

終章

  • オルガマリー —「敵は『異星の神』と名乗る謎の存在と、 『異星の神』の力で蘇(よみがえ)ったAチームのマスターたち。」
  • オルガマリー —「Aチームのマスターはクリプターと名乗って、 それぞれの異聞帯にあてがわれていた。」
  • オルガマリー —「(行きたかったけど適性がなかったので諦(あきら)めただけ。  Aチームや貴方たちが羨(うらや)ましいわ)」
  • オルガマリー —「Aチームの準備とレイシフトが可能になった時点で 特異点Xをシバに発見させるよう仕組まれていた。」
  • セイバーオルタ —「……マリスビリーの計画は特異点Xには Aチームが現れ、すみやかに消去するものだった。」
  • セイバーオルタ —「『2017年から先の未来はない』 そう見通した魔術王の介入によってAチームは殺害され、」
  • ダ・ヴィンチ —「カルデア基地の爆破、Aチームの消滅さえ 『修正できる範囲内』だろう。」
  • ダ・ヴィンチ —「Aチームを使って特異点を――― 人類史の定礎を破壊しようとした。」
  • ダ・ヴィンチ —「Aチームは人理定礎を破壊する為に集められた 生贄……いや、人間爆弾だった。」
  • マリスビリー —「うん。正解だ。Aチームはレフ教授が 管制室を爆破しなかったとしても」
  • マシュ —「待ってください。わたしもAチームの一員でした。 ですがわたしには大令呪(シリウスライト)は……。」
  • マリスビリー —「それを条件にAチームの監視役になった 魔術師がいた。」
  • マシュ —「Aチームにいた時に 気がつかなくて申し訳ありませんでした……。」

幕間の物語

  • シオン —「Aチーム在籍中の芥ヒナコさんの成績評価は、 戦術面でも優れていた筈ですが。」

15人の理知的なメガネたち

  • マーリン —「それではこれでチームが揃ったね。 Aチーム―――」
  • マーリン —「では、Aチームから質問。 なければパスを宣言して欲しい。」
  • (地の文) —「―――Aチーム。」
  • ネモ —「そうだね。 目下の所、Aチームが一番の強敵と睨んでいる。」
  • (地の文) —「Aチームが強敵じゃないかな」
  • 斎藤一 —「……Aチームですな。」
  • アルジュナ・オルタ —「Aチーム! Aチームのメンバーは、 全員がオニに化けています!」
  • クー・フーリン・オルタ —「AチームはターゲットをBに絞り込んだようだ。 時間が稼げている間に、対策を考えるぞ。」
  • アルジュナ・オルタ —「(Aチームのメンバーはパラケルスス、サンソン、  モードレッド、メドゥーサ)」
  • アルジュナ・オルタ —「(Aチームのこの魔術には……  穴がある!)」
  • アルジュナ・オルタ —「Aチームですが……。」
  • マーリン —「Aチームサンソン、アウトだね。 退場だよー。」
  • 織田信勝 —「Aチーム・Bチーム、 共に一人脱落か。」
  • 織田信勝 —「Aチーム三名、Bチーム三名。 Cチーム二名。こういう状態になるよな。」
  • クー・フーリン・オルタ —「Aチームの欠点は、 恐らくパラケルススがオニってとこだ。」
  • クー・フーリン・オルタ —「だから、パラケルススはAチームで 一番優先されるべき存在だ。」
  • エルキドゥ —「(オニがオニを追いかけている……。  追いかけられているのはAチームの子か)」
  • エルキドゥ —「(追いかけていたのは、Aチームの子!  ならば追われていたのは……!)」
  • マーリン —「Aチーム、メドゥーサ。 そしてBチーム、エルキドゥ。」
  • マーリン —「従ってCチームは敗北。 Aチームの勝利だ。」
  • コンスタンティノス —「Aチームのサンソン、パラケルスス、 そしてモードレッド。メドゥーサは―――」

クリスマス2023

  • (地の文) —「実際のところレイシフトによる初の特異点調査には Aチームをはじめ、Dチームまでマスターは揃っている。」

幻想蒐集領域 パッチワーク・ロンドン

  • ??? —「だからさ。 こいつはAチームにとっても、最大の泣きどころなんだ。」
  • ムネーモシュネー —「一度は修復された人理が覆ったことも、 Aチームが敵に回り、空想樹を育て始めたことも。」

蒼輝銀河番組 セイバーウォーズ4.8

  • ジェーン —「女神討伐Aチームの生き残りとして、 『原始の女神』に関わる研究は放っておけないじゃん?」
  • 教授 —「以上の8名は特攻女神Aチームとして禁忌宙域に出撃、 『原始の女神』を見事に撃退した。」