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デミ・サーヴァント/疑似サーヴァント

分類: クラス・霊基 / 別名・関連表記: デミサーヴァント / 憑依英霊

この用語は何か

どちらも「人間の体にサーヴァントが同居している」状態を指すが、成立の向きが逆である

デミ・サーヴァントは、人間の側を英霊に近づける方式。カルデアが人工受精で用意した子供を触媒として英霊を招き、両者を一つの存在に融合させる。呼び出された英霊の格を落とすのではなく、人間を強化して英霊の器にする——カルデアが行った六番目の実験であり、成功例はマシュ・キリエライトただ一人。作中では一貫して「非人道的な試み」と呼ばれる。

疑似サーヴァントは、英霊の側の都合による方式。神霊のように格が高すぎる存在や、カルデアの召喚式では霊基を組めない英霊が、生きた人間の体を触媒にして強引に現界する。憑依された人間の精神は原則として英霊のものに書き換えられるが、ロード・エルメロイⅡ世カレン・オルテンシアのように人間側が主導権を残す例も多い。

同じ場面でこの二つを並べて説明したエルメロイⅡ世の言葉が最も端的である——「結果は同じようなものだが、原理はまるで違う」。召喚方式そのものの分類は 英霊召喚システム に、成立した個体の性質については サーヴァント に譲り、本ページは二つの語が作中でどう定義され、どこでその定義が揺らいだかを追う。

基本データ

項目デミ・サーヴァント疑似サーヴァント
成立の向き人間を英霊に近づける英霊が人間に憑依する
触媒人間の子供そのもの生きた人間の体
主体カルデア(マリスビリー・アニムスフィア英霊・神霊の側
目的安全に使役できる超人の製造本来召喚できない存在の現界
事例マシュ・キリエライトのみエルメロイⅡ世、ライネス、イシュタル、アストライア、カレン、マナナンほか多数
人格人間側が残る(融合した英霊[[ギャラハッド]]は真名も告げず消滅)英霊側に書き換わるのが原則。例外多数
肉体生身。霊体化できない依り代の肉体
作中での初出特異点F 炎上汚染都市 冬木第二特異点 永続狂気帝国 セプテム(幕間「英霊憑依」)

章別解説

特異点F 炎上汚染都市 冬木

炎上する冬木でマシュの身体データを読んだロマニ・アーキマンが、身体能力も魔術回路も人間の域を超えていることに気づき、その正体を口にする。マシュ自身の説明によれば、カルデアの管制室爆破で自分のマスターを失い消滅寸前だった英霊が、能力と宝具を譲り渡す代わりに特異点の原因を排除してほしいと契約を持ちかけ、それに応じたのだという。英霊は真名を告げないまま消えたため、彼女は自分がどの英霊なのかも、手にした盾がどんな宝具なのかも分からないまま戦うことになる。

つまりデミ・サーヴァントの第一号は、計画通りに完成したのではなく事故と即興の契約で成立した。だからこそ所長オルガマリー・アニムスフィアは、一目で状態を見抜きながらも「どうして今になって成功したか」と食い下がる。この時点で読者に与えられる情報は「カルデア六つ目の実験」という一語だけで、実験の中身は第六特異点まで伏せられる。

  • 〔燃える街〕マシュ —「経緯は覚えていませんが、わたしはサーヴァントと 融合した事で一命を取り留めたようです。」 (この場面を読む
  • 〔燃える街〕マシュ —「英霊としての能力と宝具を譲り渡す代わりに、 この特異点の原因を排除してほしい、と。」 (この場面を読む
  • 〔燃える街〕Dr.ロマン —「英霊と人間の融合……デミ・サーヴァント。 カルデア六つ目の実験だ。」 (この場面を読む
  • 〔霊脈地へ〕オルガマリー —「サーヴァントとの融合、デミ・サーヴァントでしょ。 そんなの見ればわかるわよ。」「わたしが訊きたいのは、 どうして今になって成功したかって話よ!」 (この場面を読む

→ 章別解説: 特異点F 炎上汚染都市 冬木

第二特異点 永続狂気帝国 セプテム — 幕間「英霊憑依」

疑似サーヴァントという語が定義されるのは、エルメロイⅡ世の幕間である。彼は自分を「諸葛孔明の霊基にされた、ただの人間」と名乗り、気がついたら疑似サーヴァントになっていたと言う。マシュが、自分と同じ英霊に力を預けられた人間なのかと尋ねると、彼は結果は似ていても原理はまるで違うと即座に否定する。

そのうえで彼が示す定義が、以後の全事例の基準になる。疑似サーヴァントとは英霊に憑依された人間であり、対象になるのは「何らかの理由でサーヴァントになれないもの」——高次元の生命である神霊、あるいはカルデアの召喚式では霊基を作りづらい英霊である。そうした存在が現界するために人間の体を器にする。強引な英霊召還方式という彼自身の要約は、この方式が正規の召喚の代用品であることを示している。ロマニはこれを「オバケに乗り移られた人間」と言い直し、乗り移られた側の精神は英霊のものに書き換えられるのだと補足する。

エルメロイⅡ世が例外なのは、その主導権争いに人間側が勝ったからである。彼は諸葛孔明の役割だけを請け負い、どちらが表に出るかを議論した結果、現代に通じた自分が残った。同じ場面でマシュのデミ・サーヴァントについては「本来なら不可能な技術」と切って捨て、ロマニも再現性のない偶然の成功例だと認める。マシュ本人がこの実験を非人道的だと認めるのも、ここが初めてである。

戦闘後の会話では器の条件も語られる。疑似サーヴァントに選ばれるのは元から強力な力を持つ魔術師であり、英霊は憑依先に自分と近い容姿・素養を持つ人間を選ぶ。そうして一体化した存在は「第三人格とも言える、 新しい人格」に転生する——つまり疑似サーヴァントは英霊でも人間でもない第三の何かだ、という理解がこの時点で提示されている。

  • 〔英霊憑依〕エルメロイⅡ世 —「私もマスターと同じ、二十一世紀の人間だよ。 気がつけばこうして疑似サーヴァントになっていた。」 (この場面を読む
  • 〔英霊憑依〕エルメロイⅡ世 —「……結果は同じようなものだが、原理はまるで違うな。 君と同じ存在はいまのところいない。」 (この場面を読む
  • 〔英霊憑依〕エルメロイⅡ世 —「疑似サーヴァントとは英霊に憑依された人間だ。 これは何らかの理由でサーヴァントになれないもの……」「高次元の生命である神霊や、 カルデアの召喚式では霊基が作りづらい英霊だな……」 (この場面を読む
  • 〔英霊憑依〕エルメロイⅡ世 —「これが疑似サーヴァントだ。 人間の体を触媒にした、強引な英霊召還方式だよ。」 (この場面を読む
  • 〔英霊憑依〕Dr.ロマン —「で、乗り移られた人間の精神は その英霊のものに書き換えられるんだけど……」 (この場面を読む
  • 〔英霊憑依〕エルメロイⅡ世 —「デミ・サーヴァントなぞ、本来なら不可能な技術だ。 吸血鬼たちに混血(ダンピール)が生まれないようにな。」 (この場面を読む
  • 〔英霊憑依〕Dr.ロマン —「その通り。マシュは極めて特殊な成功例だ。 偶然から生まれたものだから再現性はないんだよ。」 (この場面を読む
  • 〔英霊憑依〕エルメロイⅡ世 —「疑似サーヴァントに選ばれる人間(うつわ)…… 魔術師は、もともと強力な力を持っている。」「英霊は憑依する際、自分に近い容姿、素養を持つ人間を 選ぶからな。それが強くないハズがない。」 (この場面を読む
  • 〔英霊憑依〕エルメロイⅡ世 —「そうして一体化した彼等は第三人格とも言える、 新しい人格に転生する。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 第二特異点 永続狂気帝国 セプテム / 関連: 神霊

第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット

デミ・サーヴァント実験の中身が明かされるのは、マシュが眠っているあいだにロマニが藤丸立香へ語る場面である。英霊は縁のある聖遺物を触媒に召喚されるが、カルデアはその触媒を人間の子供に置き換えた。 英霊を呼ぶにふさわしい魔術回路と無垢な魂を持つ子供を人工受精で作り、英霊と融合させて人間になってもらう——それが1999年に始まった計画であり、マシュはそのために生まれたデザイナーベビーである。使い魔として使役していても英霊は人間以上の存在であり、その気になればマスターを殺せる。安全な兵器とは言えない、という前所長の判断がこの実験の動機だった。

同時に代償も明かされる。デミ・サーヴァント化で強靱な肉体を得ても、彼女の細胞の寿命は延びない。活動限界は最長18年——語られた時点で残り一年を切っている。この章のデミ・サーヴァントは能力の説明ではなく、寿命の宣告として置かれている。

一方、当のマシュがこの語を初めて他人に向かって説明するのも同じ章である。ベディヴィエールに真名を問われた彼女は、自分は正しいサーヴァントではないと前置きしてから、人間と英霊が融合したモノだと答える。融合した英霊が真名を告げずに消えたせいで宝具の出力も著しく落ちている、と弱点まで開示するこの告白が、章の後半で「同じ円卓の騎士として」という言葉を引き出す。ロマニがこの状態を要約した「サーヴァントでありながら英霊じゃない」という一句が、デミ・サーヴァントの位置をもっとも短く言い当てている。

  • Dr.ロマン —「それが英霊と人間の融合――― デミ・サーヴァント実験だ。」
  • Dr.ロマン —「英霊は縁となる聖遺物を触媒にして召喚されるが、 カルデアはその“触媒”を人間の子供にした。」「英霊を呼ぶのに相応しい魔術回路と、 無垢な魂を持った子供。」
  • Dr.ロマン —「デミ・サーヴァントになって、強靱な肉体を得たところで マシュの細胞には寿命があるんだ。」
  • 〔東の村の冒険〕マシュ —「デミ・サーヴァント。 正確には、人間と英霊が融合したモノです。」 (この場面を読む
  • 〔東の村の冒険〕マシュ —「自身だけでなく宝具の真名さえも分かりません。 ですから、宝具の出力も……著しく低下しています。」 (この場面を読む
  • 〔東の村の冒険〕Dr.ロマン —「マシュはサーヴァントでありながら英霊じゃない。」 (この場面を読む
  • 〔決戦前夜〕ベディヴィエール —「……ですが貴女は違った。英霊としての成り立ちは 歪(いびつ)なものだとしても、その在り方は間違いなく本物です。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット / 関連: 触媒真名

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

第二部の開幕時点で、マシュは自分がもうデミ・サーヴァントとして活動できないと思い込んでいる。レオナルド・ダ・ヴィンチへの相談で明かされるのは、それが半分だけ正しいということだった。憑依していた英霊ギャラハッドは、時間神殿の戦いのあとで力を貸すのをやめ、完全に消えている。 それでも彼女は武装できる——一年の診察でダ・ヴィンチが確認したのは、ギャラハッドの反応が失われても肉体の側がすでにデミ・サーヴァントとして成立してしまっているという事実である。

ここで「融合」という語の意味が更新される。ギャラハッドはマシュに力のモデルを貸しただけであり、憑依・融合してその霊基を譲り渡した英霊と、いまここにいるマシュはもう別の存在だ、とダ・ヴィンチは言う。デミ・サーヴァントは英霊と人間の合成物ではなく、英霊を鋳型にして作られた別個の存在という理解に変わるわけである。霊基は以前の半分以下に落ち、ギャラハッド由来のスキル・ギフト・加護も失われたが、それは彼女自身の戦闘手段を一から作る余地でもある。

同じ会話で、マリスビリーが最初から「デミ・サーヴァントはおそらく英霊に拒絶される」と見込んでいたことも明かされる。健康なサーヴァントとしての活動は困難だと予想したうえで、それを補う装備——霊基外骨骼[[オルテナウス]]——まで設計しておきながら実験を止めなかった、とダ・ヴィンチは前所長を面罵する。

この章では疑似サーヴァント側にも重要な追加がある。シャーロック・ホームズは、ラスプーチンの正体を推理する過程で、依り代が死体であるがゆえに成立する疑似サーヴァントという例外の可能性を否定しきれないと述べる。器は生者でなければならないという前提が、ここで初めて揺らぐ。

  • 〔夜に嘆き、暁に涙する〕マシュ —「自分がもうデミ・サーヴァントとして活動できない事は 分かっているのです。」 (この場面を読む
  • 〔夜に嘆き、暁に涙する〕ダ・ヴィンチ —「英霊ギャラハッドは、もうキミに力を貸していない。 聖騎士とまで言われた男は、キミという責任を放棄した。」 (この場面を読む
  • 〔夜に嘆き、暁に涙する〕ダ・ヴィンチ —「キミに憑依・融合し、その霊基を譲り渡した英霊と、 いまここにいるキミは、もう別の存在だ。」「ギャラハッドの反応はもうないが、キミの体は デミ・サーヴァントとしてもう成立してしまった。」 (この場面を読む
  • 〔夜に嘆き、暁に涙する〕マシュ —「あ……いえ。これはマリスビリー所長から。 デミ・サーヴァントはおそらく英霊に拒絶される。」 (この場面を読む
  • ホームズ —「特例として、依り代が死体だからこそ 疑似サーヴァントとして成立する英霊がいるかもしれない。」 (この場面を読む

→ 章別解説: Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア / 関連: 霊基霊基グラフ

Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ

インドの異聞帯で自らを神と称する少女に対し、ホームズは会話だけから神霊ガネーシャを核とした疑似サーヴァントという診断を下す。ダ・ヴィンチは続けて、彼女は依り代の人間側の意識が強い状態で、神霊ではないが諸葛孔明——つまりエルメロイⅡ世——に近いと補足する。セプテムで示された「主導権のグラデーション」が、ここで診断の物差しとして運用されている。

同じ章では、この物差しが逆向きにも使われる。二柱の神性を外付けしたアスクレピオスが自壊しかけたとき、ホームズは彼を「特別な依り代を持った疑似サーヴァントでもなければ、自然発生した神霊複合体でもない」と切り捨てる。神性を宿せば疑似サーヴァントになるのではなく、器の側に資格がなければ成立しない——器の条件がここで否定形から確認される。

  • 〔神と遭逢する山〕ホームズ —「二人の発言を総合するに、彼女は神霊ガネーシャを 核とした疑似サーヴァントのようだね。」 (この場面を読む
  • 〔神と遭逢する山〕ダ・ヴィンチ —「彼女は比較的、依り代の人間側の意識が強い状態なのかな。 神霊じゃないけど諸葛孔明と近いのかもね。」 (この場面を読む
  • 〔忘失代償/迫り来る神裁〕ホームズ —「キミは特別な依り代(う つ わ)を持った疑似サーヴァントでもなければ、 自然発生した神霊複合体でもない。それが全てだ。」 (この場面を読む

→ 章別解説: Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ / 関連: 神性

Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン

ダ・ヴィンチによる技術的な整理が、この章で最も詳しい形になる。通常のサーヴァントは霊体であり、実体化しても体はエーテル製で、座に記録された能力以上に成長しない。対してデミ・サーヴァントは人間の体に英霊の霊基を移植したものであり、初めから肉体を持っている。霊体化できない代わりに、生身であることがそのまま利点として働く場面が出てきたわけである。

問題はその先にある。マシュの霊基パターンは肉体と精神の変化に合わせて成長を始めており、これは『生きているのに英霊に近づく』ということだ、とダ・ヴィンチは言う。いま以上の力を求めればじき「デミ」ではなくなる、成長は不可逆だ——この警告が、そのまま奏章Ⅳの主題になる。

疑似サーヴァント側にも極端な例が現れる。テスカトリポカは、自分の依代になる人間をまず作り、その体に乗り移ったと言ってのける。依り代を探すのではなく製造したというこの一例は、器の条件をめぐる議論を根本から迂回してみせる。

  • 〔死の国へ〕ダ・ヴィンチ —「通常のサーヴァントは基本、霊体だ。 実体化してもその体はエーテルで作られたもの。」 (この場面を読む
  • 〔死の国へ〕ダ・ヴィンチ —「けど、デミ・サーヴァントは知っての通り、 人間の体に英霊の霊基を移植したものだ。」「キミは霊体化できないが、初めから肉体を持っている。 その特徴がいま、アドバンテージとして出てきている。」 (この場面を読む
  • 〔死の国へ〕ダ・ヴィンチ —「問題なのは『生きているのに英霊に近づく』ということ。」「どちらにせよ、いま以上の力を求めるなら キミはじき『デミ』ではなくなる。」 (この場面を読む
  • 〔黄金樹海〕マシュ —「はい。わたしはデミ・サーヴァント、 サーヴァントと人類の混成のような構造です。」 (この場面を読む
  • テスカトリポカ —「オレは自分の依代になる人間を作ってから、 その体に乗り移った疑似サーヴァントだ。」 (この場面を読む

→ 章別解説: Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン / 関連: 霊体化

バレンタイン2021・バレンタイン2022 — 依り代の側から見た疑似サーヴァント

疑似サーヴァントを依り代の人間の物語として扱うのが、この二つのイベントである。

2021年、紙袋をかぶった女神アムールは、神霊を使い魔として召喚するのは普通ありえないので「奇跡のような美少女を依り代にした疑似サーヴァント」なのだと自己紹介する。ところがしばらく話すと、表に出ているのがアムール神ではなく人間側だと見抜かれる。ダ・ヴィンチはこれを依り代となった人間に主人格を委ねた疑似サーヴァントと言い直す。当人も、その気がなければ疑似サーヴァントにはならないと述べており、憑依が一方的な収奪ではなく合意でありうることがここで示される。

2022年はさらに踏み込み、神と依り代の関係そのものが物語の核になる。海神マナナンはバゼットを依り代とした疑似サーヴァントだと名乗るが、目の前にはバゼット本人も立っている。カレンが解き明かすのは、マナナンが依り代の魂を損なわない形で疑似サーヴァント化していたという事情であり、いま見えているもう一人のバゼットは、その不完全な部分を聖杯が複製した存在だった。終盤でマナナンが選ぶのは、いまのバゼットを新たな依り代として自分を再構成することである。上書きされて生まれる自分はもう今の自分ではなく、この旅の記憶は英霊の座にも持ち帰られない——疑似サーヴァントの人格は神霊でも人間でもなく、両者が出会ったその一回きりの産物であると、当人の口から明言される。

  • 〔第2節 その女、カレン〕アムール —「この通り、奇跡のような美少女を依り代にした 疑似サーヴァント、というものですが。」 (この場面を読む
  • 〔第2節 その女、カレン〕ダ・ヴィンチ —「依り代となった人間に主人格を委ねた、 疑似サーヴァントというわけか。」 (この場面を読む
  • 〔第3節 悩める仔羊たち〕カレン —「もちろん。その気がなければ 疑似サーヴァントにはなりません。」 (この場面を読む
  • 〔第4節 おもてなしの女神〕アストライア —「神霊がサーヴァントとして現界するには、 依り代となる人間が必要となる筈です。」 (この場面を読む
  • 〔第6節 新しい物のために〕カレン —「バゼットの魂を守るかたちで 疑似サーヴァントとなっていました。」 (この場面を読む
  • 〔第7節 与える者、奪う者〕マナナン —「神霊マナナンと、依り代であるバゼット。 神と人とが出会う事で、この人格は生まれました。」「けれど、今のあなたを新たな依り代として、 疑似サーヴァントを再構成したとき……」 (この場面を読む

→ 章別解説: バレンタイン2021バレンタイン2022 / 人物: カレン・オルテンシアマナナン・マク・リール〔バゼット〕

幻想蒐集領域 パッチワーク・ロンドン

並行世界のロンドンでライネス・エルメロイ・アーチゾルテが名乗るのは、義兄とほぼ同じ状態である。憑依しているのは三国時代の英霊司馬懿で、彼女はその意識が表に浮上してくるのを「普通の疑似サーヴァントは、もっと融合するみたいだが」と説明する。融合の度合いは個体ごとに違い、しかも当人たちはそれを例外だと自覚している。

同時に、疑似サーヴァントが成立する条件も彼女の口から具体化される。ライネスはロンドンと縁が深く、聖杯とも無縁ではない——だから**「疑似サーヴァントとして成立しうる最低限の地盤」**はあった、という言い方である。ただし自分と三国時代の英霊のあいだに関連がないことは彼女自身が認めており、なぜその組み合わせになったのかは説明されない。

同じ章にはもう一体の疑似サーヴァントが敵として現れ、ライネスはそれを「私と同じ疑似サーヴァントだ。向こうは人格も融合してしまってるらしいが」と評する。融合型と非融合型を同じ場面で並べて見せたという点で、この章は定義の幅を最も広く提示している。

  • 〔第三節「マスカレード」〕ライネス —「ああすまない。いまのは私じゃなくて、司馬懿(し ば い)どのだ。 ほら、私に憑依している英霊だよ。」 (この場面を読む
  • 〔第三節「マスカレード」〕ライネス —「記憶を取り戻したことで、意識に浮上してきたらしい。 普通の疑似サーヴァントは、もっと融合するみたいだが。」 (この場面を読む
  • 〔第三節「マスカレード」〕ライネス —「疑似サーヴァントとして成立しうる、 最低限の地盤ぐらいはできているだろう。」 (この場面を読む
  • ライネス —「あの体はな。どうやら、私と同じ疑似サーヴァントだ。 向こうは人格も融合してしまってるらしいが。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 幻想蒐集領域 パッチワーク・ロンドン

幕間の物語 — 成長する死者と、押し込められた分霊

幕間では二方向から定義が押し広げられる。

ひとつはライネスの研究である。サーヴァントは死者であり、座に刻まれてクラスに嵌め込まれた時点で形が決まっているから成長しない——ならば**「死者でありながら死者そのものではない」疑似サーヴァント**なら話は別ではないか、という着想で、彼女は司馬懿の霊基を月霊髄液になじませる実験を行い、霊基出力の向上を実際に確認する。疑似サーヴァントは、サーヴァントの原則を破る抜け道として使える。

同じ幕間で彼女は代償にも触れる。サーヴァントは通常、前の召喚の記憶を持たない。ところが人格を残した疑似サーヴァントは覚えている側であり、覚えていないのは周囲のほうになる——「人格を残した疑似サーヴァントの弱点」という彼女の言い方は、この方式が能力面だけの話ではないことを示す。

もうひとつはアストライアの幕間で、彼女は自分を**「依代に神霊の分霊を押し込めただけのもの」**と規定し、本体となる神霊アストライアは別に存在すると明言する。その本体が分霊を裁きに来る、というのがこの幕間の筋であり、決着でアストライアは「疑似サーヴァントですもの。変質もします」と言い放つ。疑似サーヴァント化は神霊にとって単なる縮小ではなく、変質の過程である。

  • 〔レディ・ライネスの追憶〕ライネス —「だが、私たち疑似サーヴァントならどうだ?」「死者でありながら死者そのものではない。 生者でありながら生者そのものではない。」 (この場面を読む
  • 〔レディ・ライネスの追憶〕ライネス —「というか、 これは人格を残した疑似サーヴァントの弱点だな。」「だけど、私たちは覚えていて、 覚えてくれてないのは周りの方なのさ。」 (この場面を読む
  • 〔裁くもの 裁かれるもの〕アストライア —「お忘れですか? この私(わたくし)は、疑似サーヴァント。 依代に神霊の分霊を押し込めただけのものです。」「つまり、本体となる神霊アストライアは 別に存在します。」 (この場面を読む
  • 〔裁くもの 裁かれるもの〕アストライア —「疑似サーヴァントですもの。変質もします。 でも、かつてのあなたもそうしたかったのでは?」 (この場面を読む

→ 章別解説: 幕間の物語 / 関連: 分霊

奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス

ナウイ・ミクトランの警告が現実になる章である。ダ・ヴィンチがハベトロットに打ち明けるところによれば、マシュはもうデミ・サーヴァントではなくサーヴァントそのものになりつつある。問題は、それが祝福ではないことだ。通常の英霊は死んで座に登録されるが、彼女は生きたまま英霊化しているため座には行けない。このまま進めば、彼女の存在は2015年から2016年の一年間に紐づけられ、その一年を永遠に繰り返す「現象」になる——死ななくなる代わりに、みなが先へ進むのを見送って一人だけ出発点へ戻され続ける。

メタトロン・ジャンヌが彼女の魂を覗いて出す診断も同じで、2016年だけに存在する現象になるくらいなら正しいサーヴァントとして座に登録されるべきだ、つまりルーラーになれと勧告する。天草四郎はさらに、盾が錆びついた以上、デミ・サーヴァントとして備わった奇跡のような力は奇跡のように消えていくと告げ、そのほうがいいかもしれないと付け加える。この章のデミ・サーヴァントは、能力ではなく降りるべきかどうかを問われる立場として扱われている。

決着をつけるのはロマニの言葉である。彼は盾を捨ててもいいと勧めながら、それでもデミ・サーヴァントの力は君の特性なのだと譲らない。人と違うことを認めるのは苦しいが、それも使いようだ——枠を捨てるか守るかという二択そのものを外す、この章で唯一の第三の答えがここに置かれる。

  • 〔地獄は財を与える〕ダ・ヴィンチ —「ああ。彼女はデミ・サーヴァントではなく、 サーヴァントそのものになりつつある。」 (この場面を読む
  • 〔地獄は財を与える〕ダ・ヴィンチ —「でも実際は違う。彼女は『生きたまま』 英霊になりつつある。」「彼女は『英霊の座』には行けない。 もう死ぬ事がなくなるからだ。」 (この場面を読む
  • 〔地獄は財を与える〕ダ・ヴィンチ —「死ぬ事はもうない。 『現象』になるんだよ。」 (この場面を読む
  • 〔地獄へようこそ、マシュ・キリエライト〕メタトロン・ジャンヌ —「デミ・サーヴァントとして2016年だけに 存在する現象になるよりは―――」 (この場面を読む
  • 〔美は愛を育む〕天草四郎 —「デミ・サーヴァントとして備わった奇跡のような力は、 やはり奇跡のように消えていくのです。」 (この場面を読む
  • 〔いつか、全てを守れる力になるように〕Dr.ロマン —「申し訳ないが、どうあがいても デミ・サーヴァントの力は君の特性なんだ。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス / 関連: シールダー

終章

デミ・サーヴァント実験がカルデアの実験系列のなかに位置づけ直されるのが終章である。ソロモンから魂と霊基の関係について証言を得たダ・ヴィンチは、デミ・サーヴァント実験を「人間と英霊を融合させて超人を生みだす試み」と総括したうえで、オルガマリーの事例を隣に並べる。肉体を失ったあと本来消えるはずの魂を霊基状態で固定した彼女は、『人間をサーヴァントにする』術式の成功例であり、第三魔法の実証例でもある。シオンはこれを受けて、デミ・サーヴァント実験の前にサーヴァント化実験があったはずだと指摘し、二人を一号機と二号機になぞらえる。マシュは唐突な発明品ではなく、アニムスフィア家が代を重ねて追った系譜の末端に置かれる。

章の終盤、カルデアの時間が巻き戻されていく場面では、この属性が後天的なものであることが視覚的に示される。ダ・ヴィンチは、逆行が進めばマシュはパラディーンになる前どころかデミ・サーヴァントになる前の状態に戻ると告げる。カルデアが失われるとはそういうことだ、という一言が、この語の全体を締めくくっている。

  • 〔虚空には神ありき〕ダ・ヴィンチ —「デミ・サーヴァント実験は人間と英霊を 融合させて超人を生みだす試(こころ)みだった。」 (この場面を読む
  • 〔虚空には神ありき〕ダ・ヴィンチ —「いわば『人間をサーヴァントにする』術式の成功例。 第三魔法の実証例だ。」 (この場面を読む
  • 〔虚空には神ありき〕シオン —「デミ・サーヴァント実験の前には サーヴァント化実験があったはずですから、」 (この場面を読む
  • 〔旅の終わり〕ダ・ヴィンチ —「マシュもパラディーンになる前…… いや、デミ・サーヴァントになる前の状態に戻る。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 終章 / 関連: 魔法

読み取れる設定

  • デミ・サーヴァント=人間と英霊の融合。「英霊と人間の融合……デミ・サーヴァント。」「カルデア六つ目の実験だ。」(ロマニ)。ダ・ヴィンチは「デミ・サーヴァントは知っての通り、」「人間の体に英霊の霊基を移植したものだ。」とも述べる。
  • 疑似サーヴァント=英霊による人間への憑依。「疑似サーヴァントとは英霊に憑依された人間だ。」「人間の体を触媒にした、強引な英霊召還方式だよ。」(エルメロイⅡ世)。
  • 疑似サーヴァントは「何らかの理由でサーヴァントになれないもの」を現界させる方式(エルメロイⅡ世)。神霊の顕現手段として多用される(イシュタル、パールヴァティー、アストライア、シトナイ、カレン、マナナンなど)。
  • 人格の主導権は霊子量で決まるという説明がある(イシュタル)。ただし依り代に主人格を委ねる形もある(ダ・ヴィンチ「依り代となった人間に主人格を委ねた、」「疑似サーヴァントというわけか。」)。
  • 器の条件は魔術師であること、あるいは特別な依り代であること(エルメロイⅡ世、ホームズ「キミは特別な依り代(う つ わ)を持った疑似サーヴァントでもなければ、」「自然発生した神霊複合体でもない。」)。
  • 依り代は生者に限らない。「特例として、依り代が死体だからこそ」「疑似サーヴァントとして成立する英霊がいるかもしれない。」(ホームズ、ラスプーチンについて)。テスカトリポカは「オレは自分の依代になる人間を作ってから、」「その体に乗り移った疑似サーヴァントだ。」と述べる。
  • デミ・サーヴァントは非人道的な実験であるとマシュ自身が認める。「い、いえ、デミ・サーヴァントが非人道的な」「試みだったのは否定できません。」
  • 英霊側からの拒絶が前提だった。「デミ・サーヴァントはおそらく英霊に拒絶される。」(マシュ、マリスビリーの言として)。
  • 一度成立した体はギャラハッドの反応が消えても維持される。「ギャラハッドの反応はもうないが、キミの体は」「デミ・サーヴァントとしてもう成立してしまった。」(ダ・ヴィンチ)。
  • 奏章期にはマシュがデミ・サーヴァントの枠を超えつつあると示される。「ああ。彼女はデミ・サーヴァントではなく、」「サーヴァントそのものになりつつある。」(ダ・ヴィンチ)。
  • デミ・サーヴァントは霊体化できず、初めから肉体を持つ(ダ・ヴィンチ、LB7)。そのため通常のサーヴァントと違い、霊基が肉体・精神の変化に合わせて成長する。「いま以上の力を求めるなら」「キミはじき『デミ』ではなくなる。」
  • 疑似サーヴァントも成長の例外になりうる。ライネスは「死者でありながら死者そのものではない。」「生者でありながら生者そのものではない。」という性質を利用して霊基出力を向上させている(幕間)。
  • 疑似サーヴァントの人格は、神霊でも依り代でもない一回きりの合成物。マナナンは依り代を替えて再構成すれば「上書きされ、新たに生み出された私は……」「きっと、今の私ではないでしょう。」と述べる。
  • 神霊側から見れば疑似サーヴァント化は分霊の押し込みであり、本体は別に存在する(アストライア、幕間)。かつ「疑似サーヴァントですもの。変質もします。」と、本体との乖離が起こる。
  • 【推測】シトナイの「疑似サーヴァントかつハイ・サーヴァント、ってことね。」は複合類型の存在を示すが、ハイ・サーヴァントの定義は本文で説明されない。
  • 【推測】ライネスとエルメロイⅡ世は人格を残したまま疑似サーヴァント化しており、「これは人格を残した疑似サーヴァントの弱点だな。」(ライネス)と、融合度合いによって性質が変わることが示される。

揺れ・矛盾

  • 表記の揺れ:シナリオ本文の表記は一貫して疑似サーヴァント(うたがう「疑」)であり、外部資料でしばしば見られる擬似サーヴァント(てへんの「擬」)表記は全 1,104,754 行を走査しても 0 件だった。デミ・サーヴァントとの区別は概ね守られているが、オガワハイムの「おまえがデミ・サーヴァントなら、」「オレは疑似サーヴァントってところか。」のように、対比を強調するために並置される例もある。
  • どちらが特例か:マシュは「カルデアにも疑似サーヴァントという事例はありますが、」「あれはグランドオーダー中のみの特例ですから……」と、疑似サーヴァントをカルデア限定の特例として語る。しかしエルメロイⅡ世やライネス、イシュタルなど、カルデア外で成立した疑似サーヴァントが多数登場しており、この限定は成り立っていない。
  • 融合度合いの一定性:ライネスは「普通の疑似サーヴァントは、もっと融合するみたいだが。」と述べ、自分たちを例外扱いする。一方でパールヴァティーは「私たちは互いが合意の上、お互いの良いところを重ね合わせ、」「悪いところは切除して新生した疑似サーヴァント。」と語り、ダ・ヴィンチは「それが疑似サーヴァントの原則だ。」「キミはちょっと、その例からズレているようだけど。」と応じる。「原則」がどれを指すのかは統一されていない。
  • マシュの状態:第2部序盤でマシュは「自分がもうデミ・サーヴァントとして活動できない事は」「分かっているのです。」と述べるが、直後に「それはキミの肉体が、再びデミ・サーヴァントで」「ある事を許容したからだ。」(ダ・ヴィンチ)と復帰する。ゴルドルフは「不良品のデミ・サーヴァントと頼りない三流マスター。」と評しており、状態評価は場面ごとに揺れる。
  • 神霊憑依との区別:ロマニは「デミ・サーヴァントとも疑似サーヴァントとも違う。」と第三の類型に言及する場面があり、二分法では収まらない事例が示唆される。
  • 「融合」という語の意味が途中で変わる:第六特異点までは人間と英霊が一つの存在になったという説明だが、LB1でダ・ヴィンチは「キミに憑依・融合し、その霊基を譲り渡した英霊と、」「いまここにいるキミは、もう別の存在だ。」と述べ、融合体ではなく英霊を鋳型にして作られた別個体という説明に切り替わる。どちらが正式な定義なのかは示されない。
  • 器の条件が事例ごとに崩れる:エルメロイⅡ世は「魔術師は、もともと強力な力を持っている。」と器の資格を語るが、依り代が死体である可能性(ホームズ)、依り代を自作したというテスカトリポカ、依り代の魂を守ったまま成立したマナナンなど、条件を満たさない、あるいは条件そのものを迂回する事例が後年ほど増える。

関連

引用元の人物

言及の多い章

付録: 原文引用アーカイブ

原文引用アーカイブ(機械収集・124 本)— 本文で扱わなかった言及もここに残してある

章の時系列順に列挙する。話者名は本文中の表示名。引用は演出タグを除去した表示テキストをそのまま用いている。

特異点F 炎上汚染都市 冬木

  • Dr.ロマン — 「英霊と人間の融合……デミ・サーヴァント。」「カルデア六つ目の実験だ。」
  • オルガマリー — 「サーヴァントとの融合、デミ・サーヴァントでしょ。」「そんなの見ればわかるわよ。」
  • オルガマリー — 「この街にいるのは低級な怪物だけだと分かったし、」「デミ・サーヴァント化したマシュがいれば安全よ。」

(この章の該当発話は計 7 件。上記のほか 4 件)

第一特異点 邪竜百年戦争 オルレアン

  • マシュ — 「いえ、聖杯戦争とは無関係なのです。」「わたしはデミ・サーヴァントにすぎません。」
  • マシュ — 「わたしはマシュ・キリエライト。」「デミ・サーヴァントで、真名は分かっていません。」
  • マシュ — 「デミ・サーヴァントとしての肉体は、」「治癒性、耐久性、強靱性、全てにおいて破格ですから。」

(この章の該当発話は計 6 件。上記のほか 3 件)

第二特異点 永続狂気帝国 セプテム

  • マシュ — 「わたしは問題ありません。」「デミ・サーヴァントですから、体力は凄いんです。」
  • Dr.ロマン — 「マシュに合わせない方がいい、マスター君。」「デミ・サーヴァントの体力は桁が違うんだ。」
  • マシュ — 「い、いえ、デミ・サーヴァントが非人道的な」「試みだったのは否定できません。」

(この章の該当発話は計 18 件。上記のほか 15 件)

第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス

  • マシュ — 「デミ・サーヴァントであるわたしなら脱出できる」「程度のランクですが……船はそうもいきません。」
  • マシュ — 「マシュ・キリエライトと言います!」「デミ・サーヴァントです!」
  • 子ギル — 「デミ・サーヴァントと言っても彼女は人間です。」「その長所を眠らせておくのはもったいないと思うのです。」

(この章の該当発話は計 4 件。上記のほか 1 件)

第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン

  • マシュ — 「わたしは問題ありません。」「デミ・サーヴァントであるからでしょうか。」
  • マシュ — 「どんな環境にも適応しないと、ですね。」「わたしは先輩のデミ・サーヴァントですから。」
  • ??? — 「その前に、ハッキリさせとこう。」「おまえ、デミ・サーヴァントってヤツだろう?」

(この章の該当発話は計 7 件。上記のほか 4 件)

第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム

  • フィン — 「ああ、その前に大事を忘れていた。」「麗しきデミ・サーヴァントよ。」
  • ジェロニモ — 「こちらはデミ・サーヴァントのマシュ・キリエライト。」「そして彼女のマスターであるマスターだ。」
  • マシュ — 「はあ……すみません。先輩の頼れるデミ・サーヴァント、」「マシュ・キリエライトです。」

(この章の該当発話は計 4 件。上記のほか 1 件)

第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット

  • Dr.ロマン — 「それが英霊と人間の融合―――」「デミ・サーヴァント実験だ。」
  • Dr.ロマン — 「管制室の爆発とレイシフト事故。」「あの時、マシュはデミ・サーヴァントになった。」「デミ・サーヴァントになって、強靱な肉体を得たところで」「マシュの細胞には寿命があるんだ。」
  • マシュ — 「デミ・サーヴァント。」「正確には、人間と英霊が融合したモノです。」

(この章の該当発話は計 9 件。上記のほか 5 件)

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

  • ??? — 「デミ・サーヴァントのキミ。」「そしてカルデアのマスター。」
  • エルキドゥ — 「ああ、そうなのですね。デミ・サーヴァントであるキミは」「僕の本質を感じ取ってしまう。」
  • マシュ — 「は、はい、マシュ・キリエライトです。」「デミ・サーヴァントですが、よろしくお願いします!」
  • マシュ — 「でもデミ・サーヴァントであるわたしなら、」「少しは耐えられる筈です!」

(この章の該当発話は計 11 件。上記のほか 7 件)

亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿

  • ダ・ヴィンチ — 「これまでのように、デミ・サーヴァントとしての」「膨大な魔力はなく、魔術回路も錆び付いたかのようだ。」
  • マシュ — 「わたしはデミ・サーヴァントですので、」「彼の記憶はないのですが……。」

亜種特異点Ⅳ 禁忌降臨庭園 セイレム

  • ダ・ヴィンチ — 「『デミ・サーヴァントとして活動していないマシュでも、」「影響からは逃れられなかったわけだ』」

序/2017年 12月26日

  • 神父 — 「こんにちは、マスター。」「ミスタームニエル。そしてデミ・サーヴァントのお嬢さん。」
  • ゴルドルフ — 「な!? 貴様はキャスター!」「それに……デミ・サーヴァントの小娘に、」
  • 神父 — 「マスターとデミ・サーヴァント。」「ゴルドルフ氏と避難したスタッフ8名。」

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

  • マシュ — 「わたしはデミ・サーヴァントとしての調整もありますので、」「治療室を個室として使わせてもらっています。」
  • ゴルドルフ — 「ええい、堂々と内緒話をするな、」「下っ端とデミ・サーヴァントめが!」
  • ゴルドルフ — 「不良品のデミ・サーヴァントと頼りない三流マスター。」「戦力としては論外なのだから、潜伏に徹しろと言うのに。」

(この章の該当発話は計 19 件。上記のほか 16 件)

Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング

  • ゴルドルフ — 「ダ・ヴィンチ、貴様はデミ・サーヴァントの小娘を」「見ておいてやれ、次もコキ使うからな!」
  • ダ・ヴィンチ — 「デミ・サーヴァントの娘の傷はもういいのか、とか、」「またあの魔剣使いが現れたら大丈夫なのか、とかねえ。」
  • マシュ — 「い、いえ。決してあまり眠れなかった訳ではなく、」「わたしはデミ・サーヴァントですから勿論早起きです。」

(この章の該当発話は計 11 件。上記のほか 8 件)

Lostbelt No.3 人智統合真国 シン

  • ??? — 「そう。マスター、兼、素人魔術師の小僧、」「デミ・サーヴァントの小娘、」
  • ゴルドルフ — 「おまえだけではないぞ。」「デミ・サーヴァントの小娘についてもだ。」
  • コヤンスカヤ — 「レイシフト先での英霊召喚の成功率をあげる、」「デミ・サーヴァント計画まで達成できた。」

Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ

  • ホームズ — 「二人の発言を総合するに、彼女は神霊ガネーシャを」「核とした疑似サーヴァントのようだね。」
  • マシュ — 「(わたしが、デミ・サーヴァントとして、」「もっと完璧であったなら―――)」
  • マシュ — 「わたしはデミ・サーヴァントですから。」「ある程度は眠らなくても平気です。」
  • ホームズ — 「キミは特別な依り代(う つ わ)を持った疑似サーヴァントでもなければ、」「自然発生した神霊複合体でもない。それが全てだ。」

Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス

  • ゴルドルフ — 「お?」「あれはマスターにデミ・サーヴァントか。」
  • ゴルドルフ — 「マスターのことになると」「かなりめんどくさいな、このデミ・サーヴァント!?」
  • ダ・ヴィンチ — 「デミ・サーヴァントでも、」「精神面での疲労は避けようがないからね。」

(この章の該当発話は計 6 件。上記のほか 3 件)

Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス

  • マシュ — 「……マシュ・キリエライト。」「デミ・サーヴァントです。」
  • ゴルドルフ — 「現在の諸君が置かれている状況については、」「既にそこのデミ・サーヴァントから報告を受けている。」
  • ホームズ — 「キミ自身のバイタル維持のためにもね。」「デミ・サーヴァントは通常のサーヴァントと性質が異なる。」

Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ

  • シオン — 「現地調査員であるマスターくん、」「デミ・サーヴァントであるマシュさん。」
  • マシュ — 「それは……わたしがデミ・サーヴァント」「だから、ではないでしょうか。」
  • マシュ — 「わたしはデミ・サーヴァントですが、」「妖精と同じ扱いなので問題はないかと。」

(この章の該当発話は計 6 件。上記のほか 3 件)

Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン

  • マシュ — 「はい、デミ・サーヴァントですので!」
  • ダ・ヴィンチ — 「けど、デミ・サーヴァントは知っての通り、」「人間の体に英霊の霊基を移植したものだ。」
  • マシュ — 「はい。わたしはデミ・サーヴァント、」「サーヴァントと人類の混成のような構造です。」
  • U-オルガマリー — 「ふうん。デミ・サーヴァント。」「なるほど。知ってるわ。うん、アレアレ。」

(この章の該当発話は計 6 件。上記のほか 2 件)

奏章プロローグ

  • マシュ — 「デミ・サーヴァント実験も、」「罪を問われて然るべきものです。」

オーディール・コール

  • マシュ — 「マシュ・キリエライトです。」「カルデアのデミ・サーヴァントで、特技は……」

奏章Ⅱ 不可逆廃棄孔 イド

  • ハサン — 「それはそうだろう。あの調子のまま、」「完全な疑似サーヴァントになっても面倒だ。」

奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス

  • マシュ — 「わたしはカルデアのデミ・サーヴァント。」「マスターの警護、支援がその存在理由です。」
  • ダ・ヴィンチ — 「ああ。彼女はデミ・サーヴァントではなく、」「サーヴァントそのものになりつつある。」
  • Dr.ロマン — 「申し訳ないが、どうあがいても」「デミ・サーヴァントの力は君の特性なんだ。」

(この章の該当発話は計 22 件。上記のほか 19 件)

終章

  • マシュ — 「マシュ・キリエライトです。」「カルデアのデミ・サーヴァントで、特技は……」
  • ダ・ヴィンチ — 「デミ・サーヴァント実験は人間と英霊を」「融合させて超人を生みだす試(こころ)みだった。」
  • シオン — 「デミ・サーヴァント実験の前には」「サーヴァント化実験があったはずですから、」

(この章の該当発話は計 5 件。上記のほか 2 件)

???編 郷愁永巡刻盤 パスト・カルデア

  • カワタ — 「マスター及びデミ・サーヴァントの」「コフィンへの帰還完了。」
  • マシュ — 「デミ・サーヴァントとしての力がなければ、」「わたしもかなり難しいと思います。」

幕間の物語

  • マシュ — 「……サ、サーヴァントは太りませんから。」「デミ・サーヴァントでも同じことです。」
  • ゴルドルフ — 「(いやまあ、デミ・サーヴァントのメンタルケアは」「非常に重要なのだけど……)」
  • ホームズ — 「レディ。キミの場合は更に特殊な事例、」「デミ・サーヴァントだったからね。」

(この章の該当発話は計 17 件。上記のほか 14 件)

復刻:月の女神はお団子の夢を見るか? ライト版

  • ダ・ヴィンチちゃん — 「“デミ・サーヴァント化して力持ちになりましたから」「任せてください”ってひとりで行ったんだけど……」

復刻:チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine 2016- 拡大版

  • エウリュアレ — 「まさにステンノ(わたし)の思惑通りね、デミ・サーヴァント。」「でも少し残念。」

リヨイベ

  • マシュ — 「人とサーヴァントが融合したデミ・サーヴァントのわたしも。」
  • アンデルセン — 「都市伝説もデミ・サーヴァントも幻霊もAIも、」「ここでは同じ“可能性”だ。」

復刻:ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊 ライト版

  • アーラシュ — 「マシュってデミ・サーヴァントはともかく、」「謎のアーチャーまで盾型宝具を持ってるとはな!」
  • ジャンヌ・オルタ — 「ハァ? デミ・サーヴァント、何で目玉ひん剥いてる訳?」「そら、戦うわよ。」

復刻:セイバーウォーズ

  • マシュ — 「わたしも未熟なデミ・サーヴァントですから」「リリィさんの気持ちは痛いほど分かります。」

カルデアゲート

  • ダ・ヴィンチ — 「つまりは疑似サーヴァントの神霊のように」「発揮できる力は本来のほんの一部分なんだろうけど、」

バレンタイン2021

  • アムール — 「この通り、奇跡のような美少女を依り代にした」「疑似サーヴァント、というものですが。」
  • ダ・ヴィンチ — 「依り代となった人間に主人格を委ねた、」「疑似サーヴァントというわけか。」
  • カレン — 「……まったく。」「疑似サーヴァントというのは無粋なものですね。」

(この章の該当発話は計 10 件。上記のほか 7 件)

バレンタイン2022

  • マナナン — 「ならば私は、疑似サーヴァントではなく、」「海をつかさどる者として……」
  • カレン — 「私はカレン・C(キューピッド)・オルテンシア。」「カレンを依り代とした疑似サーヴァントです。」
  • カレン — 「バゼットの魂を守るかたちで」「疑似サーヴァントとなっていました。」

(この章の該当発話は計 8 件。上記のほか 5 件)

カルデア妖精騎士杯 ~二代目の凱旋~

  • エルメロイⅡ世 — 「疑似サーヴァントになったとはいえ、」「身体能力を期待されてもまともな仕事はできないぞ。」

ワンジナ・ワールドツアー!

  • クリームヒルト — 「(そこはデミ・サーヴァントとか、カルデア職員とか」「言って乗り切るつもりなんでしょうね……)」

落涙の翼

  • ライネス — 「疑似サーヴァントになった今でも頭痛を伴うんだが、」「これでそこそこ便利なのさ。」
  • ライネス — 「いくら兄上でも、疑似サーヴァントになった今なら、」「『強化』の魔術ぐらいまともに使えると思うが……」

克螺旋境界式 オガワハイム

  • マシュ — 「は、はい。わたしはデミ・サーヴァントなので、」「元になる肉体は人間のままと言いますか……」
  • ??? — 「おまえがデミ・サーヴァントなら、」「オレは疑似サーヴァントってところか。」
  • ??? — 「この世にいてはいけない英霊とは!」「舌を焼かれるぞデミ・サーヴァント!」

(この章の該当発話は計 4 件。上記のほか 1 件)

第四次異聞録 冬木

  • エルメロイⅡ世 — 「ブルシット! ステータスの透視が出来てるのなら私が」「疑似サーヴァントだという事ぐらい気付けこのトンチキ!」
  • エルメロイⅡ世 — 「クッ……霊核が無事でも身体が動かんのでは……」「これが疑似サーヴァントの限界か……。」
  • マシュ — 「……はい。わたし自身は英霊ではなく、」「あくまでデミ・サーヴァントに過ぎませんが。」

(この章の該当発話は計 4 件。上記のほか 1 件)

開拓漂流日誌 ブルースカイランド

  • マシュ — 「わたしたちはデミ・サーヴァントとサーヴァント――」「ですが、これから目を背けることはできません。」

世紀末女神伝 シャドウアイランド

  • マシュ — 「その、わたしはデミ・サーヴァントですし。」「厳密には、その――。」

廃棄少女幻想 エンド・サクリファイス

  • マシュ — 「カルデアにも疑似サーヴァントという事例はありますが、」「あれはグランドオーダー中のみの特例ですから……」
  • Dr.ロマン — 「デミ・サーヴァントとも疑似サーヴァントとも違う。」「そしてこの魔力の強烈さはどうだ……」
  • マシュ — 「デミ魔法少女です!……じゃなくてっ、」「デミ・サーヴァントです!!」
  • マシュ — 「なんですか大名物って!?」「デミ・サーヴァントです!」

(この章の該当発話は計 8 件。上記のほか 4 件)

強襲牛車監獄 ケルティックプリズン

  • ダ・ヴィンチ — 「残念ながら、女神イシュタル。」「君自身はまだ人間を依り代にした疑似サーヴァント。」

週末北方遊園 ONI♡LAND

  • シトナイ — 「わたしには複数の神霊が力を貸しているの。」「疑似サーヴァントかつハイ・サーヴァント、ってことね。」

深山温泉大社・大割烹閻魔亭

  • ゴルドルフ — 「うむ、気が利くなデミ・サーヴァント。」「うちのメイドたちにも見習わせたいものだ。」

徳川廻天迷宮 大奥

  • シオン — 「ほう、シヴァの神妃パールヴァティー……の、」「疑似サーヴァントですね!」

(この章の該当発話は計 2 件。上記のほか 1 件)

幻想蒐集領域 パッチワーク・ロンドン

  • トリムマウ — 「ご主人様(マ ス タ ー)。演算から抽出した結果、キーワードとして」「忘却、亡霊、疑似サーヴァントが浮かび上がりました。」
  • マシュ — 「アストライア……まさかここにきて、」「神霊の疑似サーヴァントが立ちふさがるなんて。」
  • ??? — 「そちらの疑似サーヴァントが見抜いたように、」「小紙片はその際の副産物ですとも。」

(この章の該当発話は計 19 件。上記のほか 16 件)

納涼夢幻冥峰 パラダイスレイク

  • マシュ — 「いえ、わたしは今まで通りで充分です、マスター。」「デミ・サーヴァントは頑丈なので。」
  • ゴルドルフ — 「いや、デミ・サーヴァントではあるが、」「マシュ・キリエライトはひとりのカルデア職員だ。」
  • 紫式部 — 「彼女は疑似サーヴァント。」「親戚が召喚されるということはないような……。」

(この章の該当発話は計 9 件。上記のほか 6 件)

カルデア・サマーアドベンチャー! ~夢追う少年と夢見る少女~

  • ゴルドルフ — 「いや、全力は出さないでいいからね?」「デミ・サーヴァントの全力というと、こう……。」
  • ゴルドルフ — 「私が下甲板に行くから、」「君とデミ・サーヴァントが―――」

非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ

  • ネモ — 「デミ・サーヴァントであるマシュも同じく。」「マスター、ゴルドルフも影響は受けない。」
  • マシュ — 「わたしはマシュ・キリエライト、」「デミ・サーヴァントです。」
  • コヤンスカヤ — 「大したものだと言わざるをえません。」「私(わたくし)に加え、マスターとデミ・サーヴァント、」

(この章の該当発話は計 4 件。上記のほか 1 件)

幻想蒐集領域 パッチワーク・ロンドン

  • マシュ — 「アストライア……まさかここにきて、」「神霊の疑似サーヴァントが立ちふさがるなんて。」
  • ??? — 「そちらの疑似サーヴァントが見抜いたように、」「小紙片はその際の副産物ですとも。」
  • フェイカー — 「ふん、あの娘がニセモノだったのも驚いたがね。」「カルデアのデミ・サーヴァント、か。」

(この章の該当発話は計 20 件。上記のほか 17 件)

超絶鎖国御領 ナガサキ

  • 日比乃ひびき — 「わ、わたしたちって」「イソラさんの疑似サーヴァント……なんだよね?」

(この章の該当発話は計 4 件。上記のほか 3 件)

カルデアゲート

  • ダ・ヴィンチちゃん — 「“デミ・サーヴァント化して力持ちになりましたから」「任せてください”ってひとりで行ったんだけど……」
  • マシュ — 「でも、この姿でいます……」「デミ・サーヴァントとしての武装状態になって……」
  • マシュ — 「……? 先輩は熱を感じていないんですね。」「わたしがデミ・サーヴァントだからでしょうか……」

(この章の該当発話は計 13 件。上記のほか 10 件)

本日のスフレパンケーキ(限定)

  • 桂木千鍵 — 「それに、成り行きで任されたとはいえ、」「今の私は疑似サーヴァントだからな。」