魔眼
この用語は何か
魔眼とは、魔を帯びた眼——転じて神秘を視る眼のことで、魔術式も詠唱も用いず、ただ「視る」だけで効果を成立させる異能である。Dr.ロマンによれば、よくある特性は『束縛』『強制』『契約』『炎焼』『幻覚』『凶運』といったあたりで、稀にそれを大きく超える特例が生まれる。世界に自然発生するものであり、狙って作れるものではない。
魔眼には位階がある。下から数えたリストは作中に出てこないが、名前が挙がるのは三つ——『宝石』、伝説とされる『黄金』、そのさらに上位の『虹』である。虹に相当するのは事実上ただ一例、直死の魔眼だけで、これは「死の概念」をカタチとして捉えて干渉するものであり、効果が対象の強度に左右されない。
もうひとつ、この語には財としての側面がある。魔眼は所有者の脳と強く結び付いているが、切り離して他人へ渡すことができ、触媒にもなり、器の適性が合わなければ持ち主を壊す。魔眼だけを競売にかけるオークションが存在し、一つが五億ドルで競り合われ、そして一発の砲撃に焼(く)べられて燃え尽きる。視るだけで世界に干渉できる先天の異能が、同時に売買され消費される商品でもある——この二面性が、本項目でもっとも繰り返し現れる主題である。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正体 | 魔を帯びた眼。詠唱・術式なしに「視る」だけで神秘を成立させる |
| よくある特性 | 『束縛』『強制』『契約』『炎焼』『幻覚』『凶運』 |
| 位階 | 『宝石』<『黄金』(伝説)<『虹』。虹の実例は直死の魔眼 |
| 別呼称 | 邪眼/ノウブルカラー(現代魔術世界での呼び方の一つ) |
| 弱点 | 脳と強く結び付くため、切除には繊細な処置を要する。他の魔眼で相殺・抵抗されうる |
| 財としての扱い | 概念的に切り離して譲渡可能。オークションで売買され、砲撃の燃料として消費される |
章別解説
第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア
魔眼が戦況を左右する脅威として現れる最初の大きな場面である。ウルクへ迫るティアマトは、久方ぶりに眼を使うと宣言して石化の魔眼を放つ。マーリンはこれを自分の天敵だと言い、石化されれば取り返しがつかないとマスターに防御を懇願する。マシュが盾で防ぎ切ると、ティアマトは**千魔眼(せんまがん)**で城塞ごと灰燼に帰すと言い放つ——単体対象の石化から広域殲滅まで、同じ「眼」で連続的に扱われている。
決着では、魔眼は魔眼で相殺できることが示される。アナはマーリンの求めに応じて自らの神性の解放を許可し、彼女の魔眼を自分の魔眼で相殺すると宣言してゴルゴーンに立ち向かう。同系統・同出自の異能どうしなら打ち消し合える、という原則がここで実演される。
- 〔魔獣母神〕マーリン —「石化の魔眼……! しまった、それは私の天敵だ!」 / ティアマト —「ほう……盾で我が魔眼を防ぐとは、 命知らずにも程があるぞ、娘?」「生贄になるのは貴様らの方だ、人間ども。 我が千魔眼(せんまがん)にて、城塞ごと灰燼に帰すがよい!」(この場面を読む)
- 〔決戦〕アナ —「マスター、マシュ! 私に力を! 彼女の魔眼は、私の魔眼で相殺します!」(この場面を読む)
→ 章別解説: 第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア
克螺旋境界式 オガワハイム
魔眼という語が定義される章である。真名も攻撃手段も判らない敵サーヴァントが、何の変哲もないナイフでサーヴァントの肉体どころか武装まで切断してみせる。解析したDr.ロマンの答えが「魔眼だ」であり、そこから彼は魔術世界における魔眼一般の説明を与える——魔を帯びた眼、転じて神秘を視る眼。魔術式や詠唱を用いるまでもなく、ただ視るだけで神秘を映すもの。
続けて彼は、その中に特例があると言う。『石化』を上回る『停止』の最上級であり、死の概念をカタチとして捉えて干渉する虹の瞳——名を付けるなら直視ならぬ直死の魔眼か、と。相手を視るだけで殺すなど神霊クラスだと興奮するロマンに対し、当の両儀式本人は否定する。自分にできるのは死を視ることだけで、いつか死ぬと決まっている要因、死の結果をなぞっているにすぎない、と。観測者の説明と当人の自己認識がずれているのが、この魔眼の初期設定である。
後にメフィストフェレスが、対象物の強度に関係なく斬れるうえ、既に死んでいるゾンビまで殺せるのはなぜかと問う。式の答えは、人間には同じに見えるだけで生命活動の停止と死は別物であり、動いているものは「生きた」ものだ、というものだった。直死の魔眼は生死ではなく「死という概念」を対象にしていることが、ここではっきりする。
- 〔エンカウント〕Dr.ロマン —「魔術世界において魔を帯(お)びた眼――― 転じて神秘を視(み)る眼は魔眼と称される。」「魔術式や詠唱を用いるまでもなく、 ただ“視(み)る”だけで神秘を映すもの。」「ポピュラーなものは『束縛』『強制』『契約』 『炎焼』『幻覚』『凶運』といった現象だが、」(この場面を読む)
- 〔エンカウント〕Dr.ロマン —「中には彼女のような、特例の眼が存在する。 『石化』を上回る『停止』の最上級―――」「『死の概念』をカタチとして捉(とら)え、干渉する虹の瞳。 名を付けるとしたら、直視(ちょくし)ならぬ直死(ちょくし)の魔眼か。」(この場面を読む)
- 〔一階 四号室〕メフィスト —「直死の魔眼、でしたっけ? 対象物の強度に関係なくズンバラリンしていますけどぉ。」(この場面を読む)
→ 章別解説: 克螺旋境界式 オガワハイム
Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア
ロシア異聞帯の魔眼は、人が持つものではなく呼ばれてくるものである。ヤガの叛逆軍兵士は、地獄に落ちれば「魔眼の怪(ヴィイ)」に何もかも見抜かれるだろう、と迷信のように口にする。実体はアナスタシアの宝具で、ロマノフの血を引き素養ある者にのみ姿を現す魔眼の怪物として説明される。彼女自身は魔獣呼ばわりを嫌い、**ロマノフ王朝が代々伝えてきた、皇帝に寄り添う精霊**だと訂正する。
戦闘では、ヴィイの視線がゴーレムを一瞬で塵に変える。アヴィケブロンが「魔眼対策を思いつくのが少し遅かったか」と漏らすとおり、先に対策を用意しておかないと間に合わないという速度で効いてくる。この章ではアナスタシアが同じ力を「邪眼」とも呼んでおり、魔眼と邪眼の呼び分けが厳密でないことが表面化する数少ない例になっている。
- 〔叛逆者たち〕ヤガ叛逆軍 —「俺たちはきっと、間違いなく地獄に落ちる。 落ちて、魔眼の怪(ヴ ィ イ)に何もかも見抜かれるんだろうな……。」(この場面を読む)
- 〔妖眼〕(地の文) —「ロマノフの血を引き、素養ある者にのみ 姿を現す魔眼の怪物。」(この場面を読む)
- 〔異聞の帯〕アナスタシア —「その邪眼で、あらゆるものを暴き立てて!」 / アヴィケブロン —「怪物に変わりは無いさ。 ……くっ、魔眼対策を思いつくのが少し遅かったか……。」(この場面を読む)
- 〔獣国の皇女〕アナスタシア —「ロマノフの秘宝、災厄の精霊。 あらゆるモノを射貫く、おぞましき魔眼を晒しなさい。」(この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア
Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング
魔眼が一人の人物の運命そのものになる章であり、位階・機能・限界・代償のすべてが揃う。クリプター、オフェリア・ファムルソローネの眼帯の下にあるものが初めて明かされるのは、雪と氷の城での戦闘中である。マシュは魔眼としか判定できず、効果は不明のまま「事象・照準固定(シュフェン・アウフ)」の宣言とともにマシュの霊基外骨骼が出力を失う。オフェリア自身が名乗るランクは**『宝石』**。マシュは観測結果を限定的な事象の巻き戻りと読み、それは魔法の領域であって魔術の延長ではありえないと否定する。魔眼の効果が魔術の枠に収まらないという疑義が、ここで最初に提示される。
- 〔雪と氷の城(後編)〕マシュ —「魔眼です! 具体的な効果は不明!」 / オフェリア —「私の魔眼。 ランクは『宝石』。」(この場面を読む)
- 〔雪と氷の城(後編)〕マシュ —「いえ、それは魔法の領域です! 魔眼といえど魔術の延長でかなう技術ではありません!」(この場面を読む)
正体は彼女の回想で明かされる。遷延(せんえん)の魔眼——本質は可能性を視ることであり、ある種の未来視である。一度視たものをピンで留めることもできるが、それは都合の悪い可能性の発生を先延ばしにしているだけで、時間を巻き戻しているわけではない。ブリュンヒルデも同じことを、事象を巻き戻しているのではなく可能性を針で留めているようだ、と言い当てる。外から見える「巻き戻り」は副作用にすぎない、というのがこの魔眼の正確な仕様である。
- 〔此処に、ふたたびの黄昏を(前編)〕(地の文) —「私の魔眼は、遷延(せんえん)の魔眼。ランクは『宝石』。」「可能性を視る。 ある種の未来視だ。」「一度視たものをピンで留めることもできる。 要は、都合の悪い可能性の発生を先延ばしにするだけ。」(この場面を読む)
- 〔まるで、春の日向のようだった貴方〕マシュ —「たとえノウブルカラー、 宝石の魔眼を以てしても、それだけは!」(この場面を読む)
この眼が異聞帯の惨事を招く。可能性を視る魔眼は、汎人類史に含まれない剪定事象——異聞史をも視てしまい、その先で炎の巨人王スルトの魂と縁を結んだ。シグルドの召喚は成功していたが、スルトは魔眼を通じて術式に潜り込み、肉体の制御権を奪っていた。ホームズとダ・ヴィンチはこれを召喚事故と診断し、稀有なる魔眼が触媒にされたのだと結論する。魔眼は所有者の意思と無関係に、視てしまったものを引き寄せる導線になりうる。
- 〔此処に、ふたたびの黄昏を(前編)〕シグルド —「俺の魂は、おまえの稀有なる魔眼と繋がった! 潜んでいたのだ、おまえの中で!」「おまえはシグルドの召喚に成功した。確かにな。 だが俺は魔眼を通じて術式に潜り込み……」(この場面を読む)
- 〔此処に、ふたたびの黄昏を(中編)〕ホームズ —「稀有なる魔眼を触媒にされたんだろう。 あれは、可能性を視る魔眼のようだからね。」(この場面を読む)
戦闘面では、この魔眼が**神代の魔術を上回る**ことも示される。オフェリアは原初のルーン(大神刻印)を励起したブリュンヒルデを照準し、その輝きが進む先を視ないと宣言して術を減衰させてしまう。宝石級の魔眼が、神代の魔術基盤そのものを止めた形になる。
そして最終盤、オフェリアは魔眼の真価は別にあると明かす。可能性を見通すことでも、その派生である事象阻害でもなく——要石。神霊にも等しい巨人王を現世に留めおく霊的な錨として、この眼が機能していたのだという。ゆえに彼女は自分の眼を排除してスルトとの契約を切り離す。マシュは魔眼が脳に強く結び付くものであり、繊細な処置がなければ溢れる魔力が脳を破壊すると警告するが、覚悟のうえで魔術回路との接続を解除する。魔眼を失うことは、術者にとって致命傷である。
- 〔此処に、ふたたびの黄昏を(後編)〕オフェリア —「私の、魔眼! その真価は……!」「神霊にも等しい巨人王を現世に留めおくだけの、 霊的な要石としての役割を、この魔眼は担(にな)えている!」 / マシュ —「魔眼は脳に強く結び付くものです! 繊細な処置がなければ、溢れる魔力が―――」(この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング
奏章Ⅰ 虚数羅針内界 ペーパームーン
石化の魔眼の作動原理が、作中でもっとも詳しく説明される章である。セイバーとして現界したメドゥーサは、超遠距離から姿の見えない狙撃を受けたとき、相手はこちらを知覚している=視ているのだから手はある、と言う。彼女の魔眼キュベレイは本来「私を視ているもの」を石にする性質を持つ。ならば視られているこちら側から、その視線を辿って石化を飛ばせばいい——魔眼が視線という因果を経路として使う異能であることが、この一段で明示される。
結果は失敗で、抵抗されたうえフィードバックが跳ね返ってくる。だが彼女は発動状態のまま右目を閉じており、その目は概念的に狙撃者を「視た」ままでいる。彼女はその右目だけを概念的に切り離してシオンへ譲渡し、シオンは石化能力の失われたそれを解析して、対象へ導く方位磁石として使う。魔眼は本体から切り離しても「視た」記録として機能するという、譲渡・利用の実例である。
規模による限界も描かれる。巨大すぎる相手には石化の伝播に僅かな時間がかかり、その隙に敵は新しい肉を生んで内側へ逃げてしまう。魔眼は即時無条件ではなく、対象の大きさに負ける。
- 〔サクラの夢/I hate love.〕メドゥーサ —「私の魔眼キュベレイは本来、 『私を視ているもの』を石にする性質を持つ。」「すなわち、『視られている』こちらから、 その視線を辿って石化の効果を飛ばせばいい―――」(この場面を読む)
- 〔瞳の行く先/centrifuge〕メドゥーサ —「弾かれたとはいえ魔眼が届いたわけですから、 この目は狙撃者の姿を『視て』います。」「その目だけを概念的に切り離して渡しておきます。 貴女であれば利用できるでしょう、錬金術師。」(この場面を読む)
- 〔貪欲なる礼讃/for eating〕メドゥーサ —「あまりに巨大であるため、私の魔眼でも、 石化が対象に伝播(でんぱ)するには僅かな時間がかかる。」(この場面を読む)
→ 章別解説: 奏章Ⅰ 虚数羅針内界 ペーパームーン
15人の理知的なメガネたち
魔眼が奪われるという異常事態を扱う章である。この特異点の魔獣はサーヴァントを倒すとその力を奪う性質を持ち、メドゥーサは石化の魔眼を奪われる。奪われた側の魔眼は劣化した形で魔獣に発現し、単体では石化に至らないものの、大量の個体が一斉に行使すれば呼吸すらできなくなる、と彼女は分析する。さらに魔獣は共食いによって奪った能力を強化し合っており、カルナが撃退した個体の魔眼は明確に強化されていた。
対抗手段は所有者本人である。コンスタンティノスは、劣化した石化の魔眼に耐性があるのは所有者だけだろうと見立て、メドゥーサに偵察を頼む。彼女もこれを肯定し、他者の魔眼ならともかく自分の魔眼になら抵抗できると答える。バビロニアで示された「魔眼は魔眼で相殺できる」という原則が、より限定的な形——自分の写しにだけは耐えられる——で確認される。
- 〔第三節『ノット・キリングフィールド』〕クー・フーリン・オルタ —「なるほどな。 さっきの劣化魔眼はテメエの力か。」 / メドゥーサ —「それでも、大量の魔獣が一斉に魔眼を行使すれば、 こちらは呼吸すらできないでしょう。」(この場面を読む)
- 〔第六節『ゲームⅢ(?):狼と山羊とキャベツ』〕コンスタンティノス —「恐らく、石化の魔眼(劣化)に耐性があるの、 所有者である君だけだろう?」 / メドゥーサ —「他者の魔眼ならばともかく、 私の魔眼ならば、抵抗は可能かと。」(この場面を読む)
→ 章別解説: 15人の理知的なメガネたち
落涙の翼
位階の相対関係が唯一はっきり述べられる章である。巨大なテュフォン・ネオスを前に、両儀式は密度のせいで普段は見えないはずのものが、あちらもこちらもヒビだらけだと言う。それを受けてマシュが説明する——両儀さんの目は直死の魔眼であり、魔眼の位階で伝説とされる黄金の、さらに上位に位置する虹のそれだ、と。宝石・黄金・虹という三語の序列が並べられるのは、作中でここだけである。
同じ章には対極の例もある。ライネスも魔眼持ちだが、彼女自身がそれを、両儀式の魔眼などとは違って魔力を追う程度の平凡な代物だと言う。疑似サーヴァントになった今でも使えば頭痛を伴うが、そこそこ便利ではある、と。位階の低い魔眼にも相応の代償があり、日常の探索手段として使われていることが分かる。
終盤、無限長の結界を破られたサバージオスは、無限を定めるための有限を視つけ出したのかと問い、直死の魔眼がそんな領域にまで至っているのかと戦慄する。式の返答は「オレはただこの目に映る線をなぞっただけ」で、ここでも本人は自分の異能を大きく語らない。
- 〔プロローグ〕マシュ —「両儀さんの目は、直死の魔眼。」「魔眼の位階で、伝説とされる黄金の、 さらに上位に位置する虹のそれだって……」(この場面を読む)
- 〔第2節 黒き手〕ライネス —「それこそ、両儀式の魔眼などと違って、 魔力を追う程度の、平凡な代物だがね。」「疑似サーヴァントになった今でも頭痛を伴うんだが、 これでそこそこ便利なのさ。」(この場面を読む)
- 〔第8節 願いの果て〕サバージオス —「無限を定めるための有限を視つけだしたとでもいうのか? そんな領域にまで、直死の魔眼が至っていると?」(この場面を読む)
→ 章別解説: 落涙の翼
ミスティックアイズ・シンフォニー
魔眼の効果を概念として抽出し、道具へ移植するという試みが描かれる章である。バーヴァン・シーがメドゥーサをカメラマンに指名した理由は単純で、そのレンズが魔力を通すと石化の魔眼に似た効果を発揮する仕組みだったからである。撮られた側は石化するのではなく「固められる」——ダ・ヴィンチは出力を解析して、石化の魔眼の『固定』という概念を応用しているのだと看破する。
カメラ自体は誰にでも使えるが、生来の魔眼持ちには補正がかかって魔力消費が少なく済む。ゴルゴーン姉妹が製作に協力していたのも、レンズに固定効果を乗せるために彼女らの魔眼を参考にする必要があったからだ、とダ・ヴィンチは推測する。撮られたマシュの側にも若干の魔眼のショックが残る、という副作用まで語られており、移植された効果は薄まっても魔眼の性質を保っている。
- 〔間章「森の光が写すもの」〕バーヴァン・シー —「そのレンズ自体が、魔力を通すと 石化の魔眼に似た効果を発揮する仕組みになってるから。」(この場面を読む)
- 〔間章「森の光が写すもの」〕ダ・ヴィンチ —「そうか、石化の魔眼の『固定』という概念を 応用してるのか! 馬鹿ー! 大好きー!」「ただし彼女の言っていた通り、 生来の魔眼持ちにはプラスの補正がかかって、」(この場面を読む)
→ 章別解説: ミスティックアイズ・シンフォニー
幻想蒐集領域 パッチワーク・ロンドン
魔眼が商品として扱われる市場そのものが舞台になる章であり、本項目の主戦場である。記憶を失ったマスターの分身とフェイカーが閉じ込められた列車の名は魔眼蒐集列車(レール・ツェッペリン)。フェイカーの説明は身も蓋もない——名前の通りに魔眼を集めてオークションを行う、ふざけた列車である。異界を走ることはできるが特異点の内側には入れず、この時も皮一枚の外側を走っている。
- 〔【偽典の帰還】もうひとつの目覚め〕フェイカー —「ここは魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)。」「名前の通りに魔眼を集めて、 オークションを行うなんてふざけた列車だよ。」(この場面を読む)
- 〔【偽典の帰還】魔眼蒐集列車〕車掌 —「魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)は異界を走る列車ですが、 特異点を走るようにはできていません。」(この場面を読む)
買った魔眼と生まれつきの魔眼が区別されるのもこの章である。フェイカー自身も魔眼持ちで、現代の魔術世界では「強制のノウブルカラー」と呼ばれるものだと説明したうえで、これは列車のオークションで買った品ではなく生まれつきだ、とわざわざ断る。市場を経由した魔眼と、自然発生した魔眼は同じものとして扱われない。
- 〔【偽典の帰還】影武者〕(地の文) —「今のは魔眼?」 / フェイカー —「ああ、現代の魔術世界では、 強制のノウブルカラーとか言うんだったか。」「もちろん、ここの魔眼オークションなんかで 買った品じゃないぞ。生まれつきのものさ。」(この場面を読む)
この列車がなぜ特異点に来たのか——その答え(ホワイダニット)も魔眼である。特異点の観測装置ムネーモシュネーが観測に使っていた主要な手段のひとつが魔眼であり、それはかつてマリスビリーが入手した魔眼だった。車掌の側の世界では、それはマリスビリーが魔眼オークションで落札した品である。列車はその縁を辿ってここまで来ていた。フェイカーは自分の世界では心臓のない男が使っていた魔眼だと気付き、こちらではカルデアが回収していたのかと述懐する。カルデアの創始者と魔眼市場が繋がっていたという一点が、この章の核心である。
- 〔【偽典の帰還】ホワイダニット〕ムネーモシュネー —「メインの手段のひとつ、です。 かつて、マリスビリーが入手した魔眼となります。」 / 車掌 —「私どもの世界では、マリスビリー様が 魔眼オークションで落札したものです。」(この場面を読む)
- 〔【偽典の帰還】ホワイダニット〕フェイカー —「私の世界では、心臓のない男が使っていた魔眼だ。 こちらでは、カルデアが回収していたのか。」「ムネーモシュネーの魔眼で同調して使っていたんだな。 こんな使い方もあったのか。」(この場面を読む)
- 〔【偽典の帰還】ホワイダニット〕フェイカー —「魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)の理由(ホワイダニット)が、魔眼とは。 ふん、そのまますぎて、お話にもならない。」(この場面を読む)
そして脱出行で、魔眼が燃料として消費される。列車は回収した八つの魔眼のうち一つ二つは使ってよいと判断し、炎焼の魔眼を装填して「魔眼大投射」を放つ。フェイカーの解説によれば、これは魔眼を焼(く)べてその威力を数百倍・数千倍に増幅する列車の切り札で、問題はとびきり貴重品の魔眼がたった一発で燃え尽きることにある。かつてこの列車のオークションでエルメロイⅡ世が競った品は五億ドルまでいった、という数字がその場で添えられる。値の付いた先天の異能を、一発の砲撃に変えて撃つ——この章が魔眼という語に与えた最も強い像がこれである。
- 〔【偽典の帰還】朱き聖槍〕車掌 —「今回、八つの魔眼を回収させていただきました。 ここで、ひとつふたつぐらいは使ってもかまいません。」 / フェイカー —「魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)のとっておきだ。 魔眼を焼(く)べて、その威力を数百倍・数千倍にする。」(この場面を読む)
- 〔【偽典の帰還】朱き聖槍〕フェイカー —「問題は、とびきり貴重品の魔眼が、 たった一発で燃え尽きるってことでな。」「ここの魔眼オークションで エルメロイⅡ世が競ったヤツは五億ドルまでいったぞ!」(この場面を読む)
- 〔【偽典の帰還】朱き聖槍〕車掌 —「特性、炎焼の魔眼を装填開始。 装填完了。」「魔眼大投射シーケンス開始します。 基幹車両リルカペロー、魔眼との接続完了。解析まで……」「魔眼大投射!」(この場面を読む)
なお、フェイカーは列車をめぐる記憶を自分の世界のものとして語っており、この世界の魔眼蒐集列車が同じ縁を知っていることに驚いている。同じ機構でも世界線によって経緯が異なるため、ここでの記述をそのまま他の作品の設定へ接続することはできない。
- 〔【偽典の帰還】魔眼蒐集列車〕フェイカー —「私の世界では、確かに戦うことになったが、 こちらの世界の魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)が知っているとは。」(この場面を読む)
→ 章別解説: 幻想蒐集領域 パッチワーク・ロンドン
納涼夢幻冥峰 パラダイスレイク
魔眼への古典的な対策が示される短い場面がある。視た相手をぐにゃりとねじる敵の正体を虞美人が魔眼保有者と見抜き、しかも霧で視界がゼロでも正確に効いたと報告する。これを受けてエミヤが提案するのが鏡である——古来より魔眼に対する定番だと。ただの鏡では足りないという指摘には、あらかじめ投影しておいた魔鏡を出して応じる。視線を跳ね返すという発想が、この世界でも通用することが確認される場面である。
- 〔第四節『呪いと怨念とビデオテープ』(2/2)〕虞美人 —「相手は魔眼保有者みたいよ。 視(み)た相手をぐにゃりとやる感じね。」 / エミヤ —「鏡はどうだい? 古来より、魔眼に対する定番だと思うが。」(この場面を読む)
→ 章別解説: 納涼夢幻冥峰 パラダイスレイク
読み取れる設定
- 稀に発生する先天的な神秘(クリームヒルト/ラスプーチン)。
- 位階制度がある。「宝石」(オフェリア)、「黄金」、その上位の「虹」(マシュ)。ダ・ヴィンチも「魔眼に分類できるかは怪しいかな? できるとしても、相当の上位なのは間違いない。」と位階を前提に評価する。
- 直死の魔眼=虹の位階、死の概念に干渉する(Dr.ロマン)。効果は対象の強度に依存しない(メフィスト「対象物の強度に関係なくズンバラリンしていますけどぉ。」)。
- 使いすぎると術者を損なう。両儀式「言っただろ、魔眼は使いすぎるなって。『凶(まが)れ』をやりすぎて自分の脳も螺旋(ね じ)れたか?」
- 石化の魔眼は「視られている」という因果を辿る。メドゥーサ「私の魔眼キュベレイは本来、『私を視ているもの』を石にする性質を持つ。」/「私は反撃のため、『視られている』という因果を辿って魔眼でその狙撃者を石化させようとしましたが……」/「弾かれたとはいえ魔眼が届いたわけですから、この目は狙撃者の姿を『視て』います。」
- 魔眼は相殺・抵抗できる。アナ「彼女の魔眼は、私の魔眼で相殺します!」、メドゥーサ「他者の魔眼ならばともかく、私の魔眼ならば、抵抗は可能かと。」、コンスタンティノス「恐らく、石化の魔眼(劣化)に耐性があるの、所有者である君だけだろう?」
- 奪取・移植・触媒化が可能。モードレッド「メドゥーサが奪われたのは魔眼だけだったしな。」、ホームズ「稀有なる魔眼を触媒にされたんだろう。あれは、可能性を視る魔眼のようだからね。」、バーヴァン・シー「元々魔眼持ってるヤツのほうが親和性があって楽に扱えるようにはなってるけど、」
- 魔眼は要石としても機能する。オフェリア「神霊にも等しい巨人王を現世に留めおくだけの、霊的な要石としての役割を、この魔眼は担(にな)えている!」
- 未来視・可能性視の魔眼がある。空中の文字「ある種の魔眼は明日のその先を視るというのを、諸君は既に知っていますね?」、ホームズ「あれは、可能性を視る魔眼のようだからね。」
- 魔眼は器の適性を要求する。コヤンスカヤ「過ぎたるは猶(なお)及ばざるが如し、でしたね。オフェリアにあの魔眼は分不相応でした。」
- 魔眼蒐集列車という市場・機構が存在する。フェイカーとエルメロイⅡ世の一連の言及。魔眼は一発で燃え尽きる消耗品として運用される(フェイカー「問題は、とびきり貴重品の魔眼が、たった一発で燃え尽きるってことでな。」)。
- 邪眼という別呼称がある。マーリン「これは恐怖による麻痺か? それとも邪眼の類いか?」
- 【推測】ダ・ヴィンチ「そうか、石化の魔眼の『固定』という概念を応用してるのか!」から、魔眼の効果は概念として抽出し、他の技術に転用できると読める。
揺れ・矛盾
- 位階の全体像が示されない。「宝石」「黄金」「虹」という三つの語が別々の章で出るのみで、下位の位階や序列の全リストは本文に現れない。マシュの「伝説とされる黄金の、さらに上位に位置する虹」だけが唯一の相対関係の明示である。
- 「魔眼」の範囲が広い。石化(メドゥーサ)、遷延(オフェリア)、直死(両儀式)、魅了(タートルアイランド地の文)、千魔眼(ティアマト/ゴルゴーン)、ヴィイの「魔眼の怪」まで含まれ、能力の系統は統一されていない。ダ・ヴィンチも「魔眼に分類できるかは怪しいかな?」と分類の困難を口にする。
- 「魔眼」と「邪眼」の使い分けが厳密でない。コンコーダンス上は別名として登録されるが、本文では邪眼はマーリンの一例のみで、他はすべて魔眼表記である。両者の差を説明する台詞は見当たらない。
- 魔眼蒐集列車まわりの記述は並行世界の記憶を含む。フェイカー「私の世界では、確かに戦うことになったが、こちらの世界の魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)が知っているとは。」——同じ機構でも世界線によって経緯が異なることが明示されており、他作品の設定をそのまま接続してはならない。
関連
- 魔術師 — 魔眼を持ち、売買し、移植する側
- 魔術刻印 — 同じく血統に受け継がれる魔術資産
- 触媒 — 稀有な魔眼が召喚の触媒にされた例(第二異聞帯)
- ルーン — 第二異聞帯で魔眼に減衰させられた側の術式
- 起源
- 錬金術
- ホムンクルス
- 霊基属性
- 魔術理論
- 魔術一覧
- 両儀式
- 用語集:世界とサーヴァントの用語
引用元の人物
- メドゥーサ — 本ページ引用 12 件の話者
- マシュ・キリエライト — 本ページ引用 11 件の話者
- アナスタシア — 本ページ引用 9 件の話者
- レオナルド・ダ・ヴィンチ — 本ページ引用 8 件の話者
- ラスプーチン — 本ページ引用 4 件の話者
- ロマニ・アーキマン — 本ページ引用 4 件の話者
- マーリン — 本ページ引用 3 件の話者
- シグルド — 本ページ引用 3 件の話者
言及の多い章
- 幻想蒐集領域 パッチワーク・ロンドン — この章に言及 42 件
- Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング — この章に言及 24 件
- 落涙の翼 — この章に言及 12 件
- 奏章Ⅰ 虚数羅針内界 ペーパームーン — この章に言及 11 件
- 15人の理知的なメガネたち — この章に言及 11 件
- ミスティックアイズ・シンフォニー — この章に言及 9 件
- Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア — この章に言及 6 件
FGO全シナリオ(メインストーリー・イベント・幕間・バレンタイン、全151章 1,104,754行)を機械走査し、『魔眼』および別名表記を含む発話を全件収集したうえで構成している。引用はすべてゲーム内テキストの原文(演出タグを除去した表示テキスト)であり、要約・改変を行っていない。原文中の改行は半角スペースに置き換えて一行で示した。話者名の無い地の文・システム表示は「(地の文)」と表記する。編者の解釈のうち原文から確実に読み取れないものには 【推測】 を付す。
付録: 原文引用アーカイブ
原文引用アーカイブ(機械収集・175 本)— 本文で扱わなかった言及もここに残してある
全文コンコーダンス上のヒットは 288 行(同一台詞の分岐重複を統合すると 175 行/37 章)。本節にその 全 175 件 を掲載する。
第一特異点 邪竜百年戦争 オルレアン
- メドゥーサ —「いえ、怒ってはいません、怒ってはいませんが…… ちょっと、魔眼が疼(うず)いているだけで。」
第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット
- (地の文) —「直死の魔眼みたいなものかなあ……」
第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア
- マーリン —「これは恐怖による麻痺か? それとも邪眼の類いか? この僕が、一歩すら足を下げられないとは……!」
- マーリン —「石化の魔眼……! しまった、それは私の天敵だ!」
- ティアマト —「ほう……盾で我が魔眼を防ぐとは、 命知らずにも程があるぞ、娘?」
- ティアマト —「生贄になるのは貴様らの方だ、人間ども。 我が千魔眼(せんまがん)にて、城塞ごと灰燼に帰すがよい!」
- アナ —「マスター、マシュ! 私に力を! 彼女の魔眼は、私の魔眼で相殺します!」
序/2017年 12月26日
- ダ・ヴィンチ —「彼女は特別な魔眼持ちでね。 その眼帯姿はカルデアでもよく目立ったな。」
- ??? —「“邪眼”を開きなさい、ヴィイ!」
Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア
- ヤガ叛逆軍 —「俺たちはきっと、間違いなく地獄に落ちる。 落ちて、魔眼の怪(ヴ ィ イ)に何もかも見抜かれるんだろうな……。」
- (地の文) —「ロマノフの血を引き、素養ある者にのみ 姿を現す魔眼の怪物。」
- アナスタシア —「その邪眼で、あらゆるものを暴き立てて!」
- アヴィケブロン —「魔眼……!」
- アヴィケブロン —「怪物に変わりは無いさ。 ……くっ、魔眼対策を思いつくのが少し遅かったか……。」
- アナスタシア —「ロマノフの秘宝、災厄の精霊。 あらゆるモノを射貫く、おぞましき魔眼を晒しなさい。」
Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング
- マシュ —「魔眼です! 具体的な効果は不明!」
- オフェリア —「私の魔眼。 ランクは『宝石』。」
- マシュ —「いえ、それは魔法の領域です! 魔眼といえど魔術の延長でかなう技術ではありません!」
- シグルド —「だが……足りん。足りんな。 オフェリアの魔眼に止められるのが関の山。」
- ダ・ヴィンチ —「……ただ、クリプターの魔眼について、 よく分からない不安要素として残ってるんだけど……」
- ゴルドルフ —「(だが魔眼持ちに私の魅了は通じないだろうしなぁ……)」
- ナポレオン —「魔眼か!」
- マシュ —「たとえノウブルカラー、 宝石の魔眼を以てしても、それだけは!」
- ブリュンヒルデ —「私、言いましたよね…… 彼女の魔眼については、私にお任せ戴きたいと。」
- (地の文) —「もっとおぞましいものだ。 ……見たくなどないのに、私の魔眼は見てしまう。」
- (地の文) —「私の魔眼は、遷延(せんえん)の魔眼。ランクは『宝石』。」
- (地の文) —「私は瞼を閉じなかった。 魔眼で、自分に与えられる世界を視ていた。」
- キリシュタリア —「ああいや―――それこそ余計な忠告だったな。 君にはその魔眼がある。」
- シグルド —「俺の魂は、おまえの稀有なる魔眼と繋がった! 潜んでいたのだ、おまえの中で!」
- シグルド —「おまえはシグルドの召喚に成功した。確かにな。 だが俺は魔眼を通じて術式に潜り込み……」
- (地の文) —「私の魔眼には視えている。 炎の山嶺(さんれい)の彼方、ソラへと向かって聳(そび)え立つ大樹……」
- ダ・ヴィンチ —「異物っていうのはスルトのことかな――― ああ、そうか。彼女の魔眼!」
- ホームズ —「稀有なる魔眼を触媒にされたんだろう。 あれは、可能性を視る魔眼のようだからね。」
- オフェリア —「私の、魔眼! その真価は……!」
- オフェリア —「神霊にも等しい巨人王を現世に留めおくだけの、 霊的な要石としての役割を、この魔眼は担(にな)えている!」
- マシュ —「魔眼は脳に強く結び付くものです! 繊細な処置がなければ、溢れる魔力が―――」
- オフェリア —「魔眼と、魔術回路の接続を……解除!」
- オフェリア —「魔眼は……力を失い……! 要石としての機能も、同時に、消え失せる!」
- スカサハ=スカディ —「その瞳は大神のそれを上回る魔眼であるものか? 否。それこそは、人と歴史の積み上げたる智慧(ちえ)の果てか。」
Lostbelt No.3 人智統合真国 シン
- コヤンスカヤ —「宝石の魔眼……」
- コヤンスカヤ —「過ぎたるは猶(なお)及ばざるが如し、でしたね。 オフェリアにあの魔眼は分不相応でした。」
Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス
- ゴルドルフ —「オフェリア・ファムルソローネは魔眼こそ 脅威だが、非情さに欠けた淑女だった。」
地獄界曼荼羅 平安京
- 空中の文字 —「ある種の魔眼は明日のその先を視るというのを、 諸君は既に知っていますね?」
死想顕現界域 トラオム
- ヴラド三世 —「(動けん……! 何だこの力は? 鎖……縄……魔眼……)」
- (地の文) —「魔眼を捨て大令呪(シリウスライト)を行使し、 終末の炎(ス ル ト)を封じたオフェリア・ファムルソローネ。」
- カドック —「ヴィイ。答えろ、ヴィイ。 お前の魔眼の力を、ジークフリートに移せるか?」
- クリームヒルト —「(魔眼……)」
- クリームヒルト —「―――世界には、稀に魔眼が発生するらしいけど。 あなたのそれも?」
Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン
- ラスプーチン —「魔術世界には魔眼というものがあります。」
- ラスプーチン —「魔眼が視(み)るものは魔力の流れ、時間の流れ、 運気の流れと様々ですが―――」
- ラスプーチン —「その中でもっとも特殊なものが『直死(ちょくし)の魔眼』。」
- ラスプーチン —「この異聞帯において、テペウ氏はその保持者です。 魔眼の力そのものは、とても微弱なものですが。」
奏章Ⅰ 虚数羅針内界 ペーパームーン
- キャスターのマスター —「ほう? その石化の魔眼、 そして光の形で仄(ほの)見える『怪物』……」
- キャスターのマスター —「燃料不足か? 魔眼の連発はできないようだ。」
- セイバー —「そっちにもバレバレ? 魔眼すら見せてないのに。」
- メドゥーサ —「賭けにはなります。ですがこの状況で、 今までより広範囲に魔眼の影響力を向ければ、」
- メドゥーサ —「あまりに巨大であるため、私の魔眼でも、 石化が対象に伝播(でんぱ)するには僅かな時間がかかる。」
- メドゥーサ —「其(そ)は神を呪う我らを継承する光。 我が魔眼にて汝を祝福する。」
- メドゥーサ —「私の魔眼キュベレイは本来、 『私を視ているもの』を石にする性質を持つ。」
- メドゥーサ —「魔眼が弾かれた……!? しかも、こんな、フィードバック、まで。」
- メドゥーサ —「私は反撃のため、『視られている』という因果を辿って 魔眼でその狙撃者を石化させようとしましたが……」
- メドゥーサ —「弾かれたとはいえ魔眼が届いたわけですから、 この目は狙撃者の姿を『視て』います。」
- シオン —「石化の魔眼としての能力は残っていませんが、」
奏章Ⅱ 不可逆廃棄孔 イド
- ゴルゴーン —「千魔眼解放! 融(と)け落ちるがいい!」
奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス
- (地の文) —「魔眼……?」
- マシュ —「いえ、石化の魔眼ではないと思います。」
幕間の物語
- ライネス —「回収したトリムマウと、私の魔眼が反応している。 ここはまだシミュレーションの中だ。」
- アレクセイ —「魔眼起動。 ……そら、惑え惑え!」
- (地の文) —「今の魔眼は……?」
- アレクセイ —「多分、アレだろうな。 魔眼持ちの精霊、ヴィイ。」
秋葉原塔イベント
- アナスタシア —「……大丈夫よ、魔眼じゃなくて最近仕込んだ カメラ機能を使うだけだから。はい、チーズ。」
15人の理知的なメガネたち
- マイケル —「何か魔眼めいた力を使用していたようだし……。」
- クー・フーリン・オルタ —「なるほどな。 さっきの劣化魔眼はテメエの力か。」
- メドゥーサ —「それでも、大量の魔獣が一斉に魔眼を行使すれば、 こちらは呼吸すらできないでしょう。」
- モードレッド —「メドゥーサが奪われたのは魔眼だけだったしな。 まとめて『我が麗しき父への叛逆(ク ラ レ ン ト ・ ブ ラ ッ ド ア ー サ ー)』でいけるか?」
- アルジュナ・オルタ —「そしてそれを悪用した彼らは、 著しく劣化した石化の魔眼を発動させた。」
- カルナ —「オレとアルジュナが撃退した魔獣も、 やはり魔眼を使用したが―――」
- アルジュナ・オルタ —「メドゥーサの魔眼と同じく、 あなたも力を奪い取られているのでしたね。」
- コンスタンティノス —「恐らく、石化の魔眼(劣化)に耐性があるの、 所有者である君だけだろう?」
- メドゥーサ —「他者の魔眼ならばともかく、 私の魔眼ならば、抵抗は可能かと。」
- マーリン —「コンスタンティノスの防壁、 メドゥーサの魔眼。」
- (地の文) —「剣術が、魔眼が、千里眼が、魔術が、 曖昧模糊(あ い ま い も こ)としたものに変わって抜けていく……!」
ミスティックアイズ・シンフォニー
- バーヴァン・シー —「んー、やっぱオマエだな! そこの魔眼持ち!」
- バーヴァン・シー —「そのレンズ自体が、魔力を通すと 石化の魔眼に似た効果を発揮する仕組みになってるから。」
- ダ・ヴィンチ —「メドゥーサの魔眼レベルの効果が これで出せるわけがないし。」
- ダ・ヴィンチ —「そうか、石化の魔眼の『固定』という概念を 応用してるのか! 馬鹿ー! 大好きー!」
- バーヴァン・シー —「元々魔眼持ってるヤツのほうが親和性があって 楽に扱えるようにはなってるけど、」
- ダ・ヴィンチ —「ふーむ。レンズに石化じみた固定効果を乗せるために、 彼女らの魔眼を参考にする必要があった……」
- ダ・ヴィンチ —「ただし彼女の言っていた通り、 生来の魔眼持ちにはプラスの補正がかかって、」
- マシュ —「わたしの体験ですが、撮られた側も若干ながら 魔眼の影響によるショックがあります。」
- マシュ —「メドゥーサさん。これは石化の魔眼をお使いになっても 許されるタイミングかもしれません。」
落涙の翼
- マシュ —「両儀さんの目は、直死の魔眼。」
- マシュ —「魔眼の位階で、伝説とされる黄金の、 さらに上位に位置する虹のそれだって……」
- (地の文) —「魔眼……!」
- ライネス —「それこそ、両儀式の魔眼などと違って、 魔力を追う程度の、平凡な代物だがね。」
- ??? —「あの魔眼の女の一撃で、 こちらも痛手を受けたところだ。」
- (地の文) —「魔眼の女!」
- ??? —「あの魔眼の女のせいで、我がテュフォンの再起動まで もう幾ばくかの時間が必要だしな。」
- ??? —「ほう、魔眼の女が俺の手元にいると?」
- オデュッセウス・オルタ —「直死の魔眼、か。」
- サバージオス —「無限を定めるための有限を視つけだしたとでもいうのか? そんな領域にまで、直死の魔眼が至っていると?」
- サバージオス —「寄るな。両儀式。 その魔眼とナイフの恐ろしさはよく知っている。」
- ヘファイスティオン —「ライネスの魔眼ほどじゃないが、 私も探知の魔術ぐらいは使える。」
カルデアン・フロラリア あなたの花が咲く頃に
- (地の文) —「魔眼、なのかな」
- ダ・ヴィンチ —「魔眼に分類できるかは怪しいかな? できるとしても、相当の上位なのは間違いない。」
克螺旋境界式 オガワハイム
- Dr.ロマン —「……魔眼(まがん)だ。信じられない、そのレベルの魔眼が まだ現代に残っていたのか!」
- Dr.ロマン —「魔術世界において魔を帯(お)びた眼――― 転じて神秘を視(み)る眼は魔眼と称される。」
- Dr.ロマン —「『死の概念』をカタチとして捉(とら)え、干渉する虹の瞳。 名を付けるとしたら、直視(ちょくし)ならぬ直死(ちょくし)の魔眼か。」
- メフィスト —「直死の魔眼、でしたっけ? 対象物の強度に関係なくズンバラリンしていますけどぉ。」
- Dr.ロマン —「君の魔眼なら影であっても敵の本体を 殺させるだろう、しかし―――」
盛夏爆走祭典 イシュタルカップ
- イシュタル実況 —「気もしますが――――フッ。魔眼なんて効くか小娘どもー! 千年経ってから出直してくるコトね!」
深山温泉大社・大割烹閻魔亭
- フィン・マックール —「魔眼や水晶で実際に過去を視(み)る方法。 正確な情報を元に過去の状況を限定する方法。」
- マシュ —「確かにヴィイさんはその、ちょっと……。 魔眼が……瞼(まぶた)もとても特徴的というか……。」
納涼夢幻冥峰 パラダイスレイク
- 虞美人 —「相手は魔眼保有者みたいよ。 視(み)た相手をぐにゃりとやる感じね。」
- エミヤ —「魔眼か……厄介な。」
- 紫式部 —「魔眼……視覚…… 概念としての対処法……。」
- エミヤ —「鏡はどうだい? 古来より、魔眼に対する定番だと思うが。」
カルデア・サマーアドベンチャー! ~夢追う少年と夢見る少女~
- アナスタシア —「それで今、ヴィイの魔眼を借りて この恐竜を、ちょっと調べてみたのですけど。」
- アナスタシア —「ヴィイ。 透視の魔眼使用許可。」
- アナスタシア —「これなら、全体の地図で探せばすぐに判明するわね! ヴィイ、その魔眼に焼き付けておいて!」
- アナスタシア —「ヴィイの魔眼も 彼女に死相は見出していなかったわ。」
非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ
- ゴルドルフ —「視線に微妙な魔力を込めるんじゃない! 地獄の魔眼耐久訓練を思い出すだろう!」
幻想蒐集領域 パッチワーク・ロンドン
- フェイカー —「ここは魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)。」
- フェイカー —「名前の通りに魔眼を集めて、 オークションを行うなんてふざけた列車だよ。」
- フェイカー —「以前の私はロンドンに召喚されてね。 この魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)でも、あいつらと戦った。」
- (地の文) —「今のは魔眼?」
- フェイカー —「もちろん、ここの魔眼オークションなんかで 買った品じゃないぞ。生まれつきのものさ。」
- フェイカー —「エルメロイⅡ世やライネス、聖堂教会の神父と対立して、 この魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)で戦ったよ。」
- フェイカー —「しかも、あのときのエルメロイⅡ世とグレイは、 魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)を使って、追ってきたからな。」
- (地の文) —「魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)で追ってきた?!」
- フェイカー —「私の世界では、確かに戦うことになったが、 こちらの世界の魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)が知っているとは。」
- 車掌 —「魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)は異界を走る列車ですが、 特異点を走るようにはできていません。」
- ムネーモシュネー —「特異点にあっては、私から逃げることはできません。 だから、彼女は魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)に行ったのでしょう。」
- ムネーモシュネー —「正しい記憶を保護するため、私はあなたに人格を与えて 魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)に乗せたのです。」
- ムネーモシュネー —「ははは、なるほど………。 想像した以上ですね、魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)。」
- (地の文) —「たくさんの魔眼が……」
- フェイカー —「私の世界では、心臓のない男が使っていた魔眼だ。 こちらでは、カルデアが回収していたのか。」
- フェイカー —「ムネーモシュネーの魔眼で同調して使っていたんだな。 こんな使い方もあったのか。」
- (地の文) —「魔眼を使って観測していた?」
- ムネーモシュネー —「メインの手段のひとつ、です。 かつて、マリスビリーが入手した魔眼となります。」
- 車掌 —「私どもの世界では、マリスビリー様が 魔眼オークションで落札したものです。」
- フェイカー —「あの魔眼オークションか。 その縁を辿って、この特異点へ来ていたんだな。」
- フェイカー —「魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)の理由(ホワイダニット)が、魔眼とは。 ふん、そのまますぎて、お話にもならない。」
- ムネーモシュネー —「マスターの無くす記憶は、 魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)のことだけでしょう。」
- ムネーモシュネー —「それに、魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)での記憶だって、 精神の更に一部が経験したことです。」
- 車掌 —「私どもの魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)ならば、 特異点の外にも脱出がかないます。」
- 車掌 —「魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)、発車します!」
- 車掌 —「いくら魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)をもってしても、 あの数では、強引な突破は不可能です。」
- 車掌 —「ただ今、念話を用いております。 魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)としての判断をお知らせします。」
- 車掌 —「今回、八つの魔眼を回収させていただきました。 ここで、ひとつふたつぐらいは使ってもかまいません。」
- 車掌 —「分からなければ、 魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)のスタッフは務まりませんので。」
- フェイカー —「魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)のとっておきだ。 魔眼を焼(く)べて、その威力を数百倍・数千倍にする。」
- フェイカー —「問題は、とびきり貴重品の魔眼が、 たった一発で燃え尽きるってことでな。」
- フェイカー —「ここの魔眼オークションで エルメロイⅡ世が競ったヤツは五億ドルまでいったぞ!」
- フェイカー —「だが、その値段以上に、 魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)が執着してる品だ。」
- 車掌 —「特性、炎焼の魔眼を装填開始。 装填完了。」
- 車掌 —「魔眼大投射シーケンス開始します。 基幹車両リルカペロー、魔眼との接続完了。解析まで……」
- 車掌 —「接続された魔眼の特性の延伸性を確保。 霊質回帰型レンズ・ローズアイ展開。」
- 車掌 —「魔眼大投射!」
- フェイカー —「魔眼大投射でも追いつかない! これじゃあ砲門(列 車)が焼き切れる!」
- フェイカー —「この数だと、私の宝具ではどうにもならんな。 魔眼大投射ですら追いつかない………」
- アナウンス —「ただいまより、魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン) は、 特異点パッチワーク・ロンドンを離れます。」
- アナウンス —「繰り返します。ただいまより、魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン) は 特異点パッチワーク・ロンドンを離れます。」
- エルメロイⅡ世 —「何しろ、魔眼蒐集列車(レ ー ル ・ ツ ェ ッ ペ リ ン)のオークションから 霊墓アルビオンの冠位決議(グランド・ロール)まで話すことになる。」
所在不明水域タートルアイランド
- (地の文) —「なぞなぞ(リ ド ル)の答えを、出題者に魅了の魔眼をかけて 聞き出すようなものだ。」
永久常夏祭壇 ルルハワ ver.2.0
- アナスタシア —「……邪霊の罪は、私(わたくし)が裁くわ。 どこに隠れ潜もうと、私(わたくし)の魔眼は見逃さない。」
蛇竜這行大地ランドサーペント
- 黒姫 —「(……魔眼!)」
- メドゥーサ —「(おそらくその核、司令塔である黒姫に隙がない。 魔眼も警戒されている)」
盛夏堪能王国 Uオルガマリーアイランド
- 両儀式 —「言っただろ、魔眼は使いすぎるなって。 『凶(まが)れ』をやりすぎて自分の脳も螺旋(ね じ)れたか?」
カルデアゲート
- マシュ —「(先輩、先輩。なんだかメドゥーサさんの目が怖いです! 魔眼的な意味でなく!)」
UFO
- エレナ —「拘束や停滞の術式じゃ埒(らち)があかない! 魔眼あたりがあれば良かったんだけど、ないし!」
たまごチョコ(複数)
- ゴルゴーン —「ふん。我が魔眼の軽い一瞥でさえ、貴様には辛かろう。 これに懲りたら以後は細心注意しておく事だ。」
たまごチョコ
- メドゥーサ —「魔眼も未成熟だし能力全般も劣っているはずで、 霊基だってどちらかというと不安定で、そのっ。」
ナンディーチョコ(1/1スケール)
- ジャガーマン —「そんなん一言も申し出て……ギャー! 石化魔眼の重圧プレスー!」
ウルトラソリッドアイスチョコ
- アナスタシア —「という訳でカカオ豆からヴィイの魔眼を こう、うにゃうにゃと使って―――」