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魔術王(ソロモン)

分類: 勢力・敵 / 別名・関連表記: 魔術王ソロモン、グランドキャスター、魔神王ゲーティア

この用語は何か

魔術王とは、人理焼却を引き起こした存在に与えられた呼称である。ただしこれは一人の人物を指す固有名ではなく、三つの位相にまたがる肩書きとして機能する。すなわち、紀元前に実在し七十二柱の魔神を使役した歴史上のソロモン王。その遺体を巣として受肉し、王の名を騙って人理焼却を実行した召喚式=魔神王ゲーティア。そして、その本物のソロモン王が英霊として現代のカルデアに流れ着いた姿であるロマニ・アーキマン

第1部とは、この三者が「魔術王」という一つの名前の下に折り重なっている状態を、章を追って一枚ずつ剥がしていく物語である。第三特異点でソロモン王の名が容疑者として浮上し、第四特異点で敵が自ら魔術王を名乗り、第六特異点でホームズが〈名乗っている者と本人は別ではないか〉という亀裂を見つけ、終局特異点でその亀裂が三つに割れる。手口そのもの――人理定礎を乱して特異点を作り、2016年から過去へ遡って人類史を燃やす――は早い段階で判明しているのに、「誰が」だけが最後まで残る。それがこの語の設計である。

なお、名を捨てたあとの敵そのものについては ゲーティア、配下の群体については 魔神柱、英霊としてのソロモン王については ソロモン(キャスター) を参照。本ページは**「魔術王」という呼称が誰を指し、いつ指示対象が変わったか**を時系列で追う。

基本データ

項目内容
呼称の指すもの人理焼却の首謀者。第1部を通じたカルデアの最終目標
クラスグランドキャスター(冠位の魔術師)
手口人理定礎を乱して特異点を生み、2016年から紀元前まで人類史を焼却する
配下七十二柱の魔神(魔神柱)。レフ・ライノールもその手の者
本拠終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン(通常の時間軸の外にある概念宇宙)
座標の鍵第七の聖杯。魔術王が自ら過去へ送った唯一の聖杯
動機2017年から先に人類史が無いと知り、過去を燃料に別の到達点を目指した
敵として確定第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン(自ら名乗る)

三つの位相

位相実体割れた時期
ソロモン王紀元前の実在の王。全能の十の指輪と千里眼を持ち、七十二柱を使役した第三特異点で容疑者として浮上
魔術王=魔神王ゲーティアソロモン王の遺体に潜んだ召喚式が意思を持ち受肉した群体。人理焼却式終局特異点・光帯の玉座
ロマニ・アーキマン座から降り記憶を失ったソロモン王の英霊。カルデアに10年間在籍終局特異点・未来

章別解説

第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス

「魔術王」という語はまだ登場しない。だがここで、ソロモン王が容疑者として名指しされる。オケアノスに現れた魔神を目にしたマシュは、ダビデ王に食い下がる。七十二柱の魔神を召喚したというソロモン王の父親なのだから、あれが本当に魔神なのか答えられるはずだ、と。

割を食うのはロマニである。ダ・ヴィンチに「ソロモン王のファン」であると暴露された彼は、全能の十の指輪を持ちエルサレム神殿を建てた王が、あんな醜悪な怪物を使役して人類を滅ぼすはずがないと熱弁する。ところが実父ダビデはあっさりと、ソロモンは基本的に残酷で悪趣味でろくでなしだから普通にやる、と切り捨てる。ロマニは反論を失い、ソロモン王が関係しているのはどうしようもない事実だ、と独りごちる。彼は紀元前1000年の地球をカルデアスシバで観測すると宣言し、以後この調査を私的に続けることになる。

終局特異点まで進んだ読者にとって、この場面は二重になる。 憧れとして語られた「ソロモン王」は、実は語り手自身の生前の姿である。

  • 〔星の開拓者〕マシュ —「七十二柱の魔神を召喚したという」「ソロモン王の父親なのですから。」 (この場面を読む
  • 〔星の開拓者〕Dr.ロマン —「それがあんな醜悪な怪物であるはずがない!」「だってソロモン王だぞ!?」 (この場面を読む
  • 〔星の開拓者〕Dr.ロマン —「でも―――ソロモン王が関係しているのは」「もうどうしようもない事実なんだな……。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス

第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン

敵が自ら名乗る章である。ロンドンの霧を晴らした直後、単身現れた男はモードレッドアンデルセンを一蹴する。英霊としての格ではない、霊基(クラス)の格が違う――そう言われたアンデルセンは、時計塔の記述をたどって答えに行き着く。英霊召喚とは抑止力の召喚であり、七つの器をもって現界し、文明そのものが生み出す災害を討つ。その頂点に立つのが冠位(グランド)の器を持つサーヴァントである。男はそれを肯定し、王の中の王、キャスターの中のキャスター――グランドキャスター、魔術王ソロモンと名乗る。

同時に彼は、カルデアに一切の関心がないことを宣言する。人理焼却はすでに終わった案件であり、聖杯を四つ奪われようが六つ奪われようが些事にすぎない。ただし七つの特異点をすべて消去したなら、その時こそ「私が解決すべき案件」として考えてやろう、と言い残して去る。これが第1部の勝利条件をそのまま提示している――七つ揃えなければ、こちらから会いに行くことすらできない。

消滅を前にしたモードレッドは、時代を築くのはその時代を生きる人間だけだと言い、魔術王を追いつめる仕事を主人公に託す。マシュは魔術王ソロモンをレフ・ライノールと同じだと断じる。あらゆる生命への感謝がない、と。

  • 〔そして、霧の彼方にて〕ソロモン —「我こそは王の中の王、キャスターの中のキャスター!」「―――グランドキャスター、魔術王ソロモンと!」 (この場面を読む
  • 〔そして、霧の彼方にて〕ソロモン —「その時こそ、おまえたちを、」「“私が解決すべき案件”として考えてやろう。」 (この場面を読む
  • 〔そして、霧の彼方にて〕モードレッド —「魔術王(グランドキャスター)を名乗る、あのいけすかねえ野郎を追いつめる。」「それはおまえにしか出来ない仕事だよ。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン

第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム

北米へ発つ前のブリーフィングで、ロマニは敵が魔術王ソロモンであると確定したことを告げる。同時に、彼が残り三つの特異点の攻略には手を出さないと公言したことも確認される。カルデアは敵の名前を得たが、敵の居場所も倒し方も持っていないという宙吊りの状態で第2部後半に入る。

ダ・ヴィンチはグランドキャスターという格に苛立ちながらも、受肉した魔神を錨として時代に打ち込むという発想は常人のものではないと認め、探す手段も倒す手段も見当たらないと結論する。マシュは倒した魔神柱の数を数え始めるが、ダ・ヴィンチはそれを無意味だと退ける。真のグランドキャスターなら失われた柱の補填はいくらでもできる。ロマニも、七十二柱の魔神は使い魔である以前に一つの術式・一つの概念であり、常に七十二柱いることが前提条件なのだと補足する。魔神柱を削っても魔術王には届かないという戦況認識が、ここで固定される。

  • Dr.ロマン —「ロンドンの戦いで、」「敵は魔術王ソロモンと明らかになった。」
  • ダ・ヴィンチ —「魔術王の対処、だろ?」「グランドキャスター、魔術師の中の魔術師ときた。」
  • マシュ —「魔術王が使役した魔神は七十二柱と聞いています。」「我々が倒した魔神柱は最低でも三つ。つまり――。」

→ 章別解説: 第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム

第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット

推理が始まる章であり、本ページの中心でもある。まず手口が整理される。焦土と化した十三世紀の中東を前にダ・ヴィンチは、魔術王が人理定礎を乱して特異点を生み、その結果不安定になった人類史を、過去に渡るまで一切燃やしたのだと説明する。特異点にだけは焼却の波が来ないはずだったが、定礎がここまで乱れれば例外はない。

次にアトラス院で、シャーロック・ホームズが調査の行き詰まりを語る。時代の端々に魔術王の痕跡はあるのに、どうしてもソロモン王に結びつかない。ホームズは主人公とマシュから証言を取る。主人公は外見に「何か足りない」ものを感じたと言い(後に、左手の指輪だけが左右非対称であったと判明する)、マシュは魔術王の言動が安定していなかったと証言する。ホームズはそこから、魔術王は前に立つ者を映す“鏡”のような性質であり、属性を複数持ちすぎているのだと推理する。さらに、人間に関心がないというのは真実であり、彼にとって人理焼却はすでに終わった仕事で、次の作業机に移っているのだと分析する。

そのホームズは、獅子王の支配についてこの特異点を作り滅ぼそうとしている者はとっくの昔に魔術王ではなくなっていると述べ、退場際に最大の宿題を残す。なぜ2016年が起点だったのか。西暦元年から燃やせばカルデアは生まれなかったはずだ。考えられる結論は、魔術王には2016年まで待たねばならない理由があった、というもの。そしてもう一つ――千里眼を持つソロモン王にすら2017年から先が見えなかったのではないか、という考察である。

決着の場では、聖槍と共に消えゆく獅子王が置き土産を残す。嵐の王となった自分だけが魔術王と同様の視界を得た。その居城となる神殿は正しい時間には存在せず、座標を示すものは第七の聖杯のみ。他の六つは子孫や魔神の使者として2016年までの人類史に配置されたが、七つ目だけは魔術王が自ら過去へ送ったものであり、それこそが人理焼却の第一手だった。この情報から第七特異点――紀元前2600年の古代メソポタミア――が割り出される。

  • 〔東へ(2/2)〕ダ・ヴィンチ —「これが魔術王の仕事、という事だよ。」「魔術王は人理定礎(じんりていそ)を乱(みだ)す事で特異点を生み出した。」 (この場面を読む
  • 〔秘匿の研究〕ホームズ —「キミたちの会話から推測するに、」「魔術王は“鏡”のような性質なのだろう。」 (この場面を読む
  • 〔レプリカ(5/5)〕獅子王 —「魔術王の座標を示すものは第七の聖杯のみ。」「あの聖杯のみ、魔術王が自ら過去に送ったものだ。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

魔術王は姿を見せないが、この章のすべてが彼の置いた石の上で起きている。冒頭、三女神同盟に向かって少年の声(キングゥ)が契約を読み上げる。ウルク王が隠し持つ聖杯を先に手にした女神が、人理焼却後の世界を支配する――それが聖杯をこの地へ送ったモノ、魔術王が示したただ一つの契約である。

ところがエルキドゥはカルデアに、この世界を滅ぼしているのは魔術王の手の者ではないと告げる。魔術王と同格、あるいはそれ以上のモノがメソポタミアを滅ぼそうとしている。第七特異点は、魔術王より上位の脅威が出現した章として設計されている。聖杯はゴルゴーンの手を経てティアマトへ渡り、マーリンはそれを魔術王の聖杯だと看破する。そして終盤、マーリンの犠牲によって正体を掴んだギルガメッシュが人類悪=クラス・ビーストの概念を説明し、魔術王が呼び覚ましたのはこの獣であろう、と結論する。ティアマトを虚数世界から引き上げたのが魔術王なのか、それとも人理そのものが呼び寄せたのかは、イシュタルの口ぶりでも確定しない。

一方でカルデアは、ここで初めて魔術王の玉座の所在を知る。天命の粘土板に触れた主人公は、ギルガメッシュが深淵で視た光景を追体験する。終局の特異点への道を探せ、そこに魔術王の玉座がある――その宙の名はソロモン。ギルガメッシュはそれを、人理を焼却した何者かを探る数少ない手がかりだと言い添える。

  • 〔神代にて〕少年の声 —「それが聖杯をこの地に送ったモノ―――」「魔術王が示した、ただ一つの契約です。」 (この場面を読む
  • 〔終焉〕ギルガメッシュ —「即ち、クラス・ビースト。」「魔術王が呼び覚ましたのは、この獣であろう。」 (この場面を読む
  • 〔ウルク北壁〕ギルガメッシュ —「魔術王を名乗る男……」「人理を焼却した何者かを探る、数少ない手がかりだ。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン

章は 2004 年の冬木から始まる。聖杯戦争に勝利したマリスビリー・アニムスフィアは、契約した唯一の友であるキャスターを「魔術の王ソロモン」と呼び、願いを問う。願う自由を持たなかったはずのその英霊が、私にも願いはある、と答える。口の端が吊り上がり、世界は暗転する。人理焼却の起点が、ソロモン王本人の願いだったことが最初に提示される。

出撃前夜、ロマニは独白でほぼ正解に到達している。ロンドンに現れたソロモンを偽者と疑ってきたが、否定材料がない。キングゥが良いサンプルになった――あれはソロモン王だが、中身は別のものだ。要するにソロモン王の遺体なのだ、と。そのうえで彼は、ヤツが本物のソロモンでありながら同時に魔術王の名を騙る者であるなら、そこには決して届かない空白がある、と述べる。彼が怖れているのは勝機を活かせるかどうかではなく、その空白を前にしたとき自分が何を考えているかである。

光帯の玉座で、マシュは左手の中指の指輪だけが他と違うことに気づく。ホームズが言った「初見なのに違和感がある」の正体である。追いつめられた敵は、自らの正体を語り始める。私は魔術王ソロモンとして在ったもの。魔術王の分身であり、魔術王が創り出した機構であり、魔術師の基盤として創られた最初の使い魔。ソロモンの死をもって置いていかれた原初の呪い。その遺体を巣として受肉した“召喚式”。そして――魔術王の名は捨てよう。もう騙る必要はない。名乗りは、人理焼却式・魔神王ゲーティアへ変わる。

この時点で「魔術王」という呼称は宙に浮く。それを拾い直すのがロマニ・アーキマンである。彼はゲーティアの前に立ち、魔術王の名はいらないと言ったな、では改めて名乗らせてもらおう、と告げて「我が名は魔術王ソロモン」と名乗る。宝具アルス・ノヴァによって彼は英霊の座からソロモンを消滅させ、ゲーティアの不死性の前提を崩す。魔術王ソロモンの完全消滅をもって、本当の意味で神代は終わる――神の代理人が人類史から消え、地上は人間の知性による物理法則に委ねられる。ゲーティア討伐の直前、彼は主人公に「キミは人間として魔術王ソロモンを倒した」と告げる。一つの名前が、一つの章のなかで三度持ち主を変える

  • 〔光帯の玉座〕ソロモン —「私は魔術王ソロモンとして在ったもの。」「魔術王の分身であり、魔術王が創り出した機構であり、」「おまえたち魔術師の基盤として創り出された最初の使い魔。」 (この場面を読む
  • 〔光帯の玉座〕??? —「魔術王の名は捨てよう。」「もう騙(かた)る必要はない。」 (この場面を読む
  • 〔未来〕ロマニ・アーキマン —「―――魔術王ソロモン。」「その完全消滅を以て、本当の意味で、神代は終わるんだ。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン

亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿

第1部の勝利のあとで、キャメロットの宿題が回収される。ホームズが明かすのは、魔神柱の配下となったチャールズ・バベッジが行った計算である。彼が計算したのは人理焼却を防ぐ方法ではなく、人理焼却を破却した後の未来だった。そして知った――魔術王が人理焼却をせずとも、2017年から先の未来は崩壊する。

この一言は、魔術王の位置づけを事後的に書き換える。人類史の終わりは魔術王が持ち込んだものではなく、もとからそこにあった。魔術王はそれを見越して過去を燃料に選んだにすぎない。第2部の地球白紙化へ向かう導線が、ここで敷かれる。

  • 〔真相クルーティ〕ホームズ —「魔術王が人理焼却をせずとも、」「2017年から先の未来は崩壊する、と!」 (この場面を読む

→ 章別解説: 亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿

死想顕現界域 トラオム

シャーロック・ホームズ自身の出自が語られる場面で、魔術王はもう一度参照される。ロンドンで彼を召喚したバベッジは、人理焼却が「2016年」から遡る過去の消費である理由を問うた。2017年から先が失われたのではなく、はじめから無かった――それが見えていたからこそ、魔術王は2016年から資源回収を遡ったのだ、と。

そしてホームズは、自分が土地の力ではなく確固たるマスターによって召喚されていたことを認める。魔術王の企みを阻止し、カルデア内部に協力者として加わる密偵――そんな役目をサーヴァントに与える存在は『異星の神』をおいて他にない。第1部でカルデアを助けた名探偵が、実は最初から第2部の敵の使徒だった、という反転である。魔術王打倒は、異星の神にとっても都合のよい結果だったことになる。

  • 〔或る名探偵の死〕バベッジ —「それが見えていたからこそ、」「魔術王は『2016年』から資源回収を遡った。」 (この場面を読む
  • 〔或る名探偵の死〕(地の文) —「魔術王の企みを阻止し、」「カルデア内部に協力者として加わる密偵。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 死想顕現界域 トラオム

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

第2部で魔術王は、乗り越えられた前例として参照される語になる。異聞帯の説明にあたり、マシュはこのロシアが魔術王の時のように何者かの手で極寒にされたのではないかと問い、ホームズはそれを否定する。異聞帯ははじめからこの環境であり、剪定された歴史がそのまま現れたものだ――魔術王の手口との対比によって、異聞帯という新しい概念が定義される。雷帝と対峙するマシュは、自分たちは人理焼却を、魔術王を、あのソロモン王を乗り越えてここにいると宣言する。

一方でクリプターの盟主キリシュタリア・ヴォーダイムは、魔術王を同じ地平の先行者として位置づけ直す。汎人類史の賢人たちはその甘さから人間を放置し、魔術王を名乗った獣はその憐憫から人類を見放した。自分は違う、決して手を緩めない――と。人理焼却の動機を「憐憫」と要約するこの評価は、ゲーティア自身が語った動機とは力点が異なっており、異聞帯側からの再解釈として読む必要がある。

  • 〔intro.1〕キリシュタリア —「汎人類史の賢人たちは、その甘さから人間を放置した。」「魔術王を名乗った獣は、その憐憫(れんびん)から人類を見放した。」 (この場面を読む
  • 〔君臨する雷帝〕マシュ —「わたしたちは人理焼却を、魔術王を、」「あの、ソロモン王を乗り越えてここにいます!」 (この場面を読む

→ 章別解説: Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン

宇宙樹の頂上で、デイビット・ゼム・ヴォイドがU-オルガマリーに向かって語る総括が、魔術王という事件の最終的な評価になっている。2016年のカルデアで、レフ・ライノールの心的操作は完璧だった。だがその完璧さのなかに、レフがオルガマリーへ向けた感情という奇跡の一手が紛れ込んだ。あれがなければ逆転の道はなかった――魔術王ソロモン、いや、魔神王ゲーティア。彼はあの時、人理を焼却しながら、同時に人理の防人を生みだした

呼称の使い分けにも注意が要る。デイビットはここで「魔術王ソロモン」と言い直して「魔神王ゲーティア」に訂正しており、第2部では名を騙った側を指すときにこの言い換えが定型化している。同じ言い換えは奏章プロローグ以降のマシュにも現れる。

  • 〔宇宙樹〕デイビット —「あれがなければオレたちに逆転の道はなかった。」「魔術王ソロモン。いや、魔神王ゲーティア。」 (この場面を読む
  • 〔宇宙樹〕デイビット —「彼はあの時、人理を焼却しながら、」「同時に人理の防人(さきもり)を生みだした。」 (この場面を読む

→ 章別解説: Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン

オーディール・コール

呼称そのものが本人によって整理される場面である。ソロモン王がサーヴァントとしてカルデアに加わったあと、マシュは呼び方に困る。ドクター、プロフェッサー、魔術王ソロモン、いえ魔神王ゲーティア、それともレ――と言いかけたところで本人が遮り、ソロモンだ、そう名乗っただろう、今後はソロモン王とだけ呼べ、と命じる。

これによって、「魔術王」はもはや本人が引き受けない称号として確定する。第1部で三者が共有していた名前は、ゲーティアの消滅と本人の拒否によって、事件そのものを指す歴史的な呼称へと退いていく。

  • 〔終章_序〕マシュ —「魔術王ソロモン……いえ、魔神王ゲーティア……」「それともレ、」 (この場面を読む
  • 〔終章_序〕ソロモン —「ソロモンだ。そう名乗っただろう。」「今後はソロモン王とだけ呼べ。」 (この場面を読む

→ 章別解説: オーディール・コール

終章

カルデアスの内部で事の発端を確かめたダ・ヴィンチは、二つの事件を並べて位置づけ直す。マリスビリーの計画にとって想定外だったのは、魔術王による人理焼却と、特異点Xの最終局面でのレフ・ライノールの行動である。魔術王は2016年から前、過去を燃料とした。一方マリスビリーは2017年から先、未来を白紙にした。 どちらも領域侵犯はしておらず、カルデア基地の爆破もAチームの消滅も修正できる範囲内だった。逸脱していたのはレフだけであり、ソロモン自身も、オルガマリーをカルデアスに落とす必要は全くなかった、あれは群体たるゲーティアではなく魔神フラウロス個人の行いだった、と認める。

旅の終わりの場面では、フォウが自らの立場を明かしながら、この場に残った不要なものを数える。『異星の神』の使徒と、魔術王を騙るものと、満足して消えるはずだったのに残り続けた観客。ここでの「魔術王を騙るもの」はソロモン王本人を指しており、第1部で敵を指した表現が、そのまま味方の呼び名として反転している

  • 〔ここに在りし人理の終〕ダ・ヴィンチ —「魔術王による人理焼却と、」「特異点Xの最終局面でのレフ・ライノールの行動だ。」 (この場面を読む
  • 〔ここに在りし人理の終〕ダ・ヴィンチ —「魔術王は2016年から前、過去を燃料とした。」「一方、マリスビリーは2017年から先、未来を白紙にした。」 (この場面を読む
  • 〔旅の終わり〕フォウ —「『異星の神』の使徒と、魔術王を騙(かた)るもの。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 終章

読み取れる設定

  • 魔術王の手口は「これが魔術王の仕事、という事だよ。」「魔術王は人理定礎(じんりていそ)を乱(みだ)す事で特異点を生み出した。」→「その結果、人類史は不安定になり、魔術王は過去に」「渡るまでの一切を燃やす、という偉業を行った。」という段階を踏む(ダ・ヴィンチ)。
  • 魔術王はグランドキャスターに擬される。ダ・ヴィンチは「グランドキャスター、魔術師の中の魔術師ときた。」と述べ、マーリンは「魔術王と同格の、選ばれたキャスターだ。」と自称する。→ 冠位(グランドクラス)
  • 七十二柱の魔神を使役する。「魔術王が使役した魔神は七十二柱と聞いています。」(マシュ)、「魔術王配下、七十二の魔神柱の一柱です!」(マシュ)。魔神柱は「一つの術式、一つの概念」であり常に七十二柱いることが前提条件になる(Dr.ロマン)。→ 魔神柱
  • 正体は複合的。ホームズは「魔術王は“鏡”のような性質なのだろう。」「おそらく、魔術王は属性を複数持っている。」と分析し、さらに「この特異点を作り、滅ぼそうとしている者は」「とっくの昔に魔術王ではなくなっている。」と、名を騙る者と本人が別であることを示唆する。
  • 実体はソロモン王の遺体である。終局特異点でロマニは「あれはソロモン王だが、その中身は別のものだ。」「キングゥと同じさ。」「要は、アレはソロモン王の遺体なんだ。」と結論する。LB5でホームズも「ソロモン王の遺体を利用していたゲーティアと、」「ビーストⅦは同じタイプだと思われる。」と述べる。
  • レフ・ライノールは魔術王の配下であった。「レフ・ライノールは魔術王の手の者だった。」「それは疑いようがない。」(ホームズ)。ただし終章でソロモン自身が、オルガマリーの件は「魔神王ゲーティアの行いではなく、」「魔神フラウロスの行いだった。」と切り分ける。
  • 魔術王ソロモンの完全消滅が神代の終焉と結びつけられる。「―――魔術王ソロモン。」「その完全消滅を以て、本当の意味で、神代は終わるんだ。」(ロマニ・アーキマン)。
  • 動機は未来観測に基づく。「魔術王は2017年から先の人類史は無いと知って、」「2016年から紀元前までの人類史を焼却した。」(ダ・ヴィンチ)。トラオムのバベッジも「はじめから『2017年』から先はなかったのだ。」と述べる。
  • 第2部では対比項として機能する。キリシュタリアは「魔術王は魔術―――人による人理焼却を目論んだが、」「私は違う。神による人理編纂(へんさん)を選択する。」と自らを差別化し、LB6でマーリンは妖精國の厄災を「魔術王の人理焼却の小規模版だね。」と評する。
  • 【推測】ホームズの「魔術王には2016年まで待たねばならない理由があった。」「仮に、彼の居場所が紀元前1000年だとしよう。」という推理は時間神殿の座標特定につながるが、待機理由そのものは明示的に結論づけられない。
  • 【推測】パスト・カルデアでマシュは「……ドクターは、魔術王ソロモンとしての記憶がない。」と述べ、女神ウルズの箱庭ではソロモンとしての力が再現されなかったと推測する。ロマニの記憶欠落が本人の意思によるものか座からの降格によるものかは、この範囲では確定しない。
  • 【推測】終章でシオンがある人物へ「お褒めに与(あずか)り光栄です、魔術王。」と呼びかけるように、称号としての「魔術王」は本人以外へも向けられうる。

揺れ・矛盾

  • 「魔術王」が誰を指すか:第1部では単一の敵の呼称として使われるが、終局特異点で「ヤツが本物のソロモンであり、」「同時に、魔術王の名を騙(かた)る者であるのなら―――」(ロマニ)という二重構造が示され、最終的に本物のソロモン王と、魔術王を名乗ったゲーティアに分離する。章によって同じ語の指示対象が異なるため、引用の時系列を確認する必要がある。
  • ゲーティアと魔神王奏章Ⅱで巌窟王モンテ・クリストは「地球白紙化とはすなわち、」「魔神王の目論んだ人理焼却と同じくして、」と、同じ事件を「魔神王」の名で呼ぶ。作中の呼称は魔術王/ゲーティア/魔神王で一定しない。
  • 脅威の終息宣言:ダ・ヴィンチは「魔術王……いや、ゲーティアの消滅もだ!」と消滅を報告し、巌窟王も「既に魔術王の脅威は消えた。何を警戒している?」と述べるが、幕間や後続章では魔神柱の残存・出現が繰り返し扱われる。終息宣言と実際の残存が食い違う。
  • キリシュタリアの評価:「魔術王を名乗った獣は、その憐憫(れんびん)から人類を見放した。」というキリシュタリアの要約は、第1部でゲーティア自身が語った動機とは力点が異なる。異聞帯側からの再解釈であることに注意。
  • 復刻・再演での重複:イベント「第六特異点?」ではゴルドルフがダ・ヴィンチの台詞をほぼそのまま再演しており(「うむ……これが魔術王の仕事、という事だな。」)、機械走査上のヒット数は実際の情報量より多く出る。

関連

引用元の人物

言及の多い章

付録: 原文引用アーカイブ

原文引用アーカイブ(機械収集・71 本)— 本文で扱わなかった言及もここに残してある

章の時系列順に列挙する。話者名は本文中の表示名。引用は演出タグを除去した表示テキストをそのまま用いている。

第二特異点 永続狂気帝国 セプテム

  • Dr.ロマン — 「魔術王の思惑とか、ほら、」「色々あれこれ知りたいことはあるんだしさ! ね!?」

第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス

  • マシュ — 「七十二柱の魔神を召喚したという」「ソロモン王の父親なのですから。」
  • ダ・ヴィンチ — 「あははは。ロマンはソロモン王のファンなんだよ。」「昔っから憧れていたらしいよ?」
  • Dr.ロマン — 「それがあんな醜悪な怪物であるはずがない!」「だってソロモン王だぞ!?」
  • Dr.ロマン — 「でも―――ソロモン王が関係しているのは」「もうどうしようもない事実なんだな……。」

(この章の該当発話は計 7 件。上記のほか 3 件)

第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン

  • マシュ — 「七十二柱の魔神……そう呼ばれる召喚術を使ったという、」「ソロモン王の時代の観測、ですね?」
  • マシュ — 「……魔術王ソロモン。」「貴方はレフ・ライノールと同じです。」
  • モードレッド — 「魔術王(グランドキャスター)を名乗る、あのいけすかねえ野郎を追いつめる。」「それはおまえにしか出来ない仕事だよ。」
  • Dr.ロマン — 「……あの男。」「魔術王ソロモンが、何をしようともだ。」
  • モードレッド — 「だからそのつまり、魔術王なんて」「名乗るような連中に負けやしねえ。」

(この章の該当発話は計 14 件。上記のほか 9 件)

第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム

  • Dr.ロマン — 「ロンドンの戦いで、」「敵は魔術王ソロモンと明らかになった。」
  • ダ・ヴィンチ — 「魔術王の対処、だろ?」「グランドキャスター、魔術師の中の魔術師ときた。」
  • マシュ — 「魔術王が使役した魔神は七十二柱と聞いています。」「我々が倒した魔神柱は最低でも三つ。つまり――。」
  • Dr.ロマン — 「ああ。召喚者であるソロモン王を倒さないかぎり、」「七十二柱の魔神がこの惑星から消えるコトはない。」

(この章の該当発話は計 6 件。上記のほか 2 件)

第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット

  • ダ・ヴィンチ — 「魔術王とやらが案外へっぽこで、」「聖杯が七つなくても倒せちゃって、」
  • ダ・ヴィンチ — 「これが魔術王の仕事、という事だよ。」「魔術王は人理定礎(じんりていそ)を乱(みだ)す事で特異点を生み出した。」「その結果、人類史は不安定になり、魔術王は過去に」「渡るまでの一切を燃やす、という偉業を行った。」
  • ホームズ — 「特に今は一つの謎と格闘(バリツ)中だった。」「人理焼却事件の犯人―――魔術王の正体とね。」「直接魔術王の姿を見た者がいればソロモン王と」「一致するか照会できるのだろうが、」

(この章の該当発話は計 46 件。上記のほか 41 件)

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

  • 少年の声 — 「それが聖杯をこの地に送ったモノ―――」「魔術王が示した、ただ一つの契約です。」
  • マシュ — 「それでは魔術王と同じです!」「女神であるのなら、人間の味方ではないのですか!?」
  • ??? — 「魔獣たちの指揮者であるあの少年こそ、」「魔術王直属の配下、と言えるからね!」
  • ダ・ヴィンチ — 「魔術王にバレないよう、本当に必要なタイミングにのみ」「こっそりとね。素晴らしい腕前だ。」
  • マシュ — 「彼から魔術王の気配を感じます……!」「ウルクで聞いたエルキドゥさんとはとても思えません!」

(この章の該当発話は計 42 件。上記のほか 37 件)

終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン

  • Dr.ロマン — 「魔術の祖ソロモン王に違いなく、」「本物のソロモン王なら今のカルデアに対抗策はない。」「ヤツが本物のソロモンであり、」「同時に、魔術王の名を騙(かた)る者であるのなら―――」
  • マシュ — 「魔術王ソロモン。貴方が見せるこの風景は、」「わたしには怖ろしいものにしか見えません。」
  • マシュ — 「魔術王ソロモンは言いました。」「命に価値はない。人類史に意味はないと。」
  • ロマニ・アーキマン — 「―――魔術王ソロモン。」「その完全消滅を以て、本当の意味で、神代は終わるんだ。」

(この章の該当発話は計 63 件。上記のほか 58 件)

亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿

  • ホームズ — 「魔術王が人理焼却をせずとも、」「2017年から先の未来は崩壊する、と!」

亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国

  • ??? — 「おっと、失礼。」「すべての大元にいたのは魔術王であったはずだね。」
  • ホームズ — 「かつての七日間のデータでたとえれば、魔術王という」「外的・内的要因あればこその事態だった。」

亜種特異点Ⅳ 禁忌降臨庭園 セイレム

  • アビゲイル — 「ダビデ王とソロモン王がお治めになった聖なる都。」
  • マシュ — 「ロビンさんには“ソロモン王”役を―――。」
  • シバの女王 — 「あらあ? 世界の王であるソロモン王陛下は」「こんな謎にも答えられないのですか?」
  • マシュ — 「わたしたちの一座がお芝居で披露した」「ソロモン王との逸話はもちろんですし。」
  • マシュ — 「ソロモン王の残した宿題、」「ということなのでしょうか……。」

(この章の該当発話は計 18 件。上記のほか 13 件)

序/2017年 12月26日

  • ダ・ヴィンチ — 「人理焼却の原因である魔術王を撃破し、」「見事、人類史の定礎、その全てを復元した。」

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

  • キリシュタリア — 「汎人類史の賢人たちは、その甘さから人間を放置した。」「魔術王を名乗った獣は、その憐憫(れんびん)から人類を見放した。」
  • マシュ — 「剪定事象……では、このロシアは魔術王の時のように」「何者かの手で、このような極寒の土地になったのではなく……」
  • マシュ — 「わたしたちは人理焼却を、魔術王を、」「あの、ソロモン王を乗り越えてここにいます!」

Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング

  • キリシュタリア — 「魔術王は魔術―――人による人理焼却を目論んだが、」「私は違う。神による人理編纂(へんさん)を選択する。」

Lostbelt No.3 人智統合真国 シン

  • マシュ — 「はい。魔術王、いえ、ゲーティアが理想とした」「『苦悩のない人類史』……」

Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス

  • ホームズ — 「ソロモン王の遺体を利用していたゲーティアと、」「ビーストⅦは同じタイプだと思われる。」

Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ

  • マーリン — 「魔術王の人理焼却の小規模版だね。」

死想顕現界域 トラオム

  • バベッジ — 「それが見えていたからこそ、」「魔術王は『2016年』から資源回収を遡った。」
  • (地の文・システム表示) — 「魔術王の企みを阻止し、」「カルデア内部に協力者として加わる密偵。」

Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン

  • デイビット — 「あれがなければオレたちに逆転の道はなかった。」「魔術王ソロモン。いや、魔神王ゲーティア。」

奏章プロローグ

  • ダ・ヴィンチ — 「ソロモン王がサーヴァントとして召喚に応じ、」「協力する筈がない。」

オーディール・コール

  • マシュ — 「あの……魔術王ソロモン?」
  • マシュ — 「魔術王ソロモン……いえ、魔神王ゲーティア……」「それともレ、」
  • ソロモン — 「ソロモンだ。そう名乗っただろう。」「今後はソロモン王とだけ呼べ。」
  • マシュ — 「はい、分かりました。」「ご助力感謝します、ソロモン王。」

(この章の該当発話は計 5 件。上記のほか 1 件)

奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス

  • ??? — 「かつて魔術王はこう語った。」「何もしない事が君たちの幸福だと。」

終章

  • マシュ — 「あの……魔術王ソロモン?」
  • ダ・ヴィンチ — 「おっと、そうだった。」「いかに神代の魔術王の業(わざ)といっても限度がある。」
  • ダ・ヴィンチ — 「魔術王による人理焼却と、」「特異点Xの最終局面でのレフ・ライノールの行動だ。」「魔術王は2017年から先の人類史は無いと知って、」「2016年から紀元前までの人類史を焼却した。」「魔術王は2016年から前、過去を燃料とした。」「一方、マリスビリーは2017年から先、未来を白紙にした。」

(この章の該当発話は計 42 件。上記のほか 37 件)

アフタータイムのはじまり

  • ダ・ヴィンチ — 「そう。この基地はいま、外界と隔絶した時空にある。」「ソロモン王……ゲーティアがいた時間神殿と同じだ。」

???編 郷愁永巡刻盤 パスト・カルデア

  • オルガマリー — 「ロンドンで遭遇した魔術王ソロモン!」
  • Dr.ロマン — 「我々はついに魔術王の本拠地、」「通常の時間軸の外にある特異点を突き止めた。」
  • Dr.ロマン — 「概念宇宙となったこの世界で、」「ただ一人の生命体である魔術王―――」
  • マシュ — 「敵魔術王ソロモン、動きます!」「これが最後の戦いです! マスター、指示をお願いします!」
  • マシュ — 「……ドクターは、魔術王ソロモンとしての記憶がない。」「というよりも……。」

(この章の該当発話は計 8 件。上記のほか 3 件)

幕間の物語

  • 巌窟王 — 「おまえはどうだ、バーサーカー。」「既に魔術王の脅威は消えた。何を警戒している?」
  • マシュ — 「魔術王配下、七十二の魔神柱の一柱です!」「終局特異点では出現と撃退の記録がありますが……」
  • Dr.ロマン — 「もしこのタイミングで魔術王が仕掛けて来ていたら」「どうするつもりだったんだい?」
  • マシュ — 「(思い出しました。魔術王に見逃され、」「なんとかカルデアに帰還したあのとき……)」

(この章の該当発話は計 11 件。上記のほか 7 件)

監獄塔に復讐鬼は哭く

  • (地の文・システム表示) — 「魔術王あたりが勝手に選んだだけだ」
  • 天草四郎 — 「魔術王の策謀にも貴方は乗らなかった。ならば……」

失われた創世 未来からの方舟

  • シバの女王 — 「まず、我々もよく知る一つがダビデ王の……」「そして、ソロモン王とも関わりの深い『契約の箱』。」

第六特異点?

  • ゴルドルフ — 「うむ……これが魔術王の仕事、という事だな。」「魔術王は人理定礎を乱す事で特異点を生み出した。」「その結果、人類史は不安定になり、魔術王は過去に」「渡るまでの一切を燃やす、という偉業を行った。」
  • サン — 「……本来、魔術王の手駒として」「その特異点に立つ筈だった存在……。」

(この章の該当発話は計 8 件。上記のほか 4 件)

カルデアゲート

  • (地の文・システム表示) — 「魔術王あたりが勝手に選んだだけだ」
  • 天草四郎 — 「魔術王の策謀にも貴方は乗らなかった。ならば……」