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ムーンキャンサー

分類: クラス・霊基 / 別名・関連表記: ムーン・キャンサー(同名の現象)、月の暈、ムンキャ、反救世主、候補者

この用語は何か

ムーンキャンサーとは、月の聖杯——ムーンセル——の秩序に反する側に置かれたサーヴァントに与えられるエクストラクラスである。初出はBBの自称で、彼女はムーンセルの判断を「お行儀のいい」ものと切り捨てたうえで、自分は月の蝶、ムーンキャンサーBBちゃんだと名乗る。つまりこのクラスは、月の管理システムが認めない処理を平然と実行する立場として最初に定義された。殺生院キアラは後年これを一言でまとめ、ムーンキャンサーはBB由来のクラス名である、と述べている。

このクラスがほかと違うのは、クラスでありながら役職でもあるという点である。奏章Ⅲの舞台ムーン・ドバイでは、ムーンキャンサーは「人類の滅亡を導く反救世主」という肩書きであり、七人の候補者に割り当てられた選挙上の地位として運用される。誰かがクラスを与え、誰かが奪う。当人の霊基の性質とは別に、外から付け替えられる名札として機能してしまう。

そしてもうひとつ、同じ章は同名の別物を用意している。中黒を挟んだムーン・キャンサーは、サーヴァントのクラスではなく、人類規模の現象の名である。地球から出ていこうとする霊長の頭を掴んで引きずり下ろす同調圧力——キアラはこれを「月の暈(かさ)」になぞらえて説明する。クラス名としてのムーンキャンサーは、この現象と語源を共有しながら、人類の敵ではなく試練の側に置かれている。

基本データ

項目内容
分類エクストラクラス。基本七クラスの枠外
語の出所BB由来のクラス名(殺生院キアラ、奏章Ⅲ)
成立の型「天然」=土地に喚ばれて顕現した者/「人工」=BBドバイがクラスを変化させた者
特殊能力一騎だけ縁のあるサーヴァントを召喚できる(奏章Ⅲ)/同属への特攻(カズラドロップ
霊基の癖クラス単位で霊基グラフに異常が出る。BB製の「安定装置」による定期調整が行われる
他クラスとの両立フォーリナー化してもムーンキャンサーのまま(ルルハワ)
同名の現象ムーン・キャンサー=濾過人理補正現象。人類の集合的無意識が生む同調圧力
作中での初出深海電脳楽土 SE.RA.PH(BB)

章別解説

深海電脳楽土 SE.RA.PH

このクラス名が最初に口にされるのは、規則違反を宣言する場面である。真性悪魔となったキアラを退けた直後、メルトリリスは自分とパッションリップの行く末をBBに問う。BBの答えは冷徹で、二人はキアラから生まれたものだからムーンセルに回収されることもなく、消滅すれば「この世界にもとから存在しなかったもの」として処理される、というものだった。

そのうえでBBは前言をひっくり返す。それはお行儀のいいムーンセルの考えです——自分は月の蝶、ムーンキャンサーBBちゃんであり、彼女たちをこの世界におけるイレギュラーとして登録し、サーヴァント化させることもできる、と。ムーンキャンサーの初出は、システムの正規手続きを迂回して例外を通す宣言そのものだった。 BB自身も月の裏側の管理AIのコピーであり、任務完了後は消滅せよという片道切符を渡されていた身であるが、ムーンセルとの連絡が切れた以上その命令には従わないと決めている。規則の外側に立つことをクラス名にした存在、というのがこの時点でのムーンキャンサー像である。

  • 〔終幕 刻を裂くパラディオン(2/2)〕BB —「ですが、それはお行儀のいいムーンセルの考えです。 わたしは月の蝶、ムーンキャンサーBBちゃん!」「貴女たちをこの世界におけるイレギュラーとして 登録し、サーヴァント化させるのも可能なのです!」(この場面を読む
  • 〔終幕 刻を裂くパラディオン(2/2)〕BB —「わたしは月の裏側の管理AI、BBのコピーみたいなもの。 任務が終われば消滅しろ、と言われていました。」(この場面を読む

→ 章別解説: 深海電脳楽土 SE.RA.PH

永久常夏祭壇 ルルハワ

クラスが上書きされないという性質が示される章である。邪神と同調して暗黒化したBBに対し、ジャンヌ・オルタは率直に疑問をぶつける。なぜクラスが違うのか、ムーンキャンサーというのも嘘だったのか、と。カルデアが観測していたのはフォーリナーの反応だったからである。

BBの答えは、嘘ではない、というものだった。自分は邪神と同調したが侵食されてはいない——意気投合して「そっちは任せるね」と手を振って別れただけである。ゆえに領域外の生命ではあるが、ムーンキャンサーのままである、と。同調した相手と性癖が同じだったから人格が変わらなかった、という理屈だが、結果としてムーンキャンサーは他クラスの性質を上乗せされても消えないことがここで確認される。アヴェンジャーが二重クラスという形で語られるのに対し、こちらは「変化しない核」として扱われている点が異なる。

  • 〔夏への扉/dark mix〕ジャンヌ・オルタ —「でも、なんでクラスが違うのよ。 ムーンキャンサーってのも嘘だったワケ?」 / BB —「嘘ではありません。わたしは邪神と同調しましたが、 侵食されてはいませんから。」(この場面を読む
  • 〔夏への扉/dark mix〕BB —「はい。なのでわたしは領域外の生命(フ ォ ー リ ナ ー)ではありますが、 ムーンキャンサーのままなのです。」(この場面を読む

→ 章別解説: 永久常夏祭壇 ルルハワ

幕間の物語

なぜこのクラスになるのかという問いに、作中で唯一まともな答えが与えられる場面である。ジナコ=カリギリを延々とミニゲームに付き合わせた黒幕として現れたBBは、この一件が「ムーンキャンサー安定装置」——ジナコの霊基に問題がないか検査し、ズレがあれば調整するための定期健康診断だったと明かす。

そのうえで彼女はジナコに問う。そもそも貴女がなぜムーンキャンサーなのか、考えたことがあるか、と。答えは単純で、BBがそのサーヴァントの成立に関与したからである。一時的な退去を余儀なくされたパールヴァティーが代役を願い、それを受けた[[ガネーシャ]]神が「カルデアと縁を結びたい、手伝える形になりたい」とヘルプを発した——その要請に応え、神性の調整と依り代探しを引き受けたのがBBだった。「まあなんかクラスはわたしのお手製のせいかムーンキャンサーになっちゃいましたが、」——BBが手を入れた霊基はムーンキャンサーになる。 キアラの言う「BB由来のクラス名」という定義と、ここで正確に噛み合う。

BBはさらに、この霊基の見えにくさについても補足する。サーヴァントとしての構成に、本来は見えない月の裏側の要素を使っているので、ジナコという存在は解釈や認識に霧のかかった部分がある、と。ムーンキャンサーの霊基には、観測しづらい成分がはじめから混ぜてある——後の章でクラス全体の霊基グラフが「測定不能」になる現象は、この説明と地続きに読める。

  • 〔Watcher from far(near) side-〕BB —「そう。ムーンキャンサー安定装置(ス タ ビ ラ イ ザ ー)に 決まっているでしょう?」「ムーンキャンサーである貴女の霊基に問題がないか検査し、 調査し、そしてズレがあれば調整するための……」(この場面を読む
  • 〔Watcher from far(near) side-〕BB —「まあ答えは簡単で、『わたしが今ここにいるサーヴァント としての貴女の成立に関与したから』なんですけど。」「まあなんかクラスはわたしのお手製のせいか ムーンキャンサーになっちゃいましたが、」(この場面を読む
  • 〔Watcher from far(near) side-〕BB —「サーヴァントとしての構成に、本来は見えない月の 裏側の要素を使っていますので、多分そのせいかと。」(この場面を読む

→ 章別解説: 幕間の物語

幸福累計都市 ドバイ

クラス単位で異常が発生するという、他クラスにない現象が観測される章である。カルデアの自動スキャンが霊基グラフの情報異常を検知し、ダ・ヴィンチが原因を突き止める。異常が出ているのはガネーシャが該当していたクラス——つまりムーンキャンサーであり、しかも当人だけでなくすべてのムーンキャンサーの霊基グラフが「測定不能」の状態になっている。彼女は元々謎が多いクラス分類だと前置きしたうえで、理由が分からないと認める。FGO のクラスで、クラス丸ごとが同時に観測不能になる例はほかにない。

異常の直後に現れるのがBBで、自らを「元祖ムーンキャンサー」と称し、2030年のドバイへの招待を持ちかける。そして現地のドバイでは、街のAIがクラスというものの軽さを説明する。ここのBBに申請さえすれば誰でもムーンキャンサーになれる、ここではクラスなんてその程度のものと考えたほうがいい、大事なのはクラスではなく、変わるのは周囲の視線だけだ、と。申請制でクラスが手に入るという極端な運用は、続く奏章Ⅲでの制度的なムーンキャンサーの前触れになっている。

  • 〔プロローグ〕ダ・ヴィンチ —「具体的には、ガネーシャが該当していたクラス――― つまり、ムーンキャンサー、だね。」「彼女だけじゃなくて全ての ムーンキャンサーの霊基グラフに異常が見られる。」「元々謎が多いクラス分類ではあったけど、 ううん、何でこうなってるんだろう……?」(この場面を読む
  • 〔プロローグ〕BB —「そう、この元祖ムーンキャンサー!」(この場面を読む
  • 〔第5節『Downtown(Ⅱ)/ Present for you』〕お兄さん —「たとえば、ここのBBに申請さえすれば、 誰でもムーンキャンサーになれるからね。」「ここではクラスなんてその程度のもの、と 考えたほうがいい。」(この場面を読む

→ 章別解説: 幸福累計都市 ドバイ

奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション

このクラスの言及の九割以上がこの一章に集中している。舞台は西暦3017年のムーン・ドバイ——人類がすでに滅び、AIが新人類として暮らす「一つ隣の並行世界」である。

七人の反救世主という制度

ブルジュ・ハリファの最上階で、都市管理AIBBドバイがこの都市の目的を告げる。ムーン・ドバイはそのために再起動した都市であり、ムーンキャンサーはそのために作られた存在(クラス)である、と。目的とは「人類滅亡ラスボス決定戦」——人類がどのように滅んだのかを、市民の投票で決める選挙である。候補者は七人、滅亡のプランも七通り。各候補者にはエリアが割り当てられ、支持率が70パーセントを超えたエリアの候補者が勝者となる。

候補者たちは自らを「反救世主」と呼ぶ。ムーンキャンサーになったアストルフォは「この都市に喚ばれた反救世主のひとり」と名乗り、エリアCのボスは石像の姿で「人類の滅亡を導く反救世主なり」と唱えてみせる(その正体はジナコ=カリギリである)。ムーンキャンサー=反救世主という等式は、この章でのみ成立する制度上の定義であり、霊基の性質から導かれたものではない。

  • 〔月に囚われたAI〕BBドバイ —「ムーン・ドバイはそのために再起動した都市。 ムーンキャンサーはそのために作られた存在(クラス)。」(この場面を読む
  • 〔七人のラスボス〕BBドバイ —「ムーンキャンサーは全部で七人。 人類滅亡のプランも七通り。」(この場面を読む
  • 〔マッド・ローラン ~裸のデスドバイ~〕アストルフォ —「この都市に喚(よ)ばれた反救世主のひとり、 ムーンキャンサー、アストルフォ・グリマルディ!」(この場面を読む
  • 〔オールド・ドバイの休日(Ⅰ)〕石像 —「我こそムーンキャンサーのひとり…… 人類の滅亡を導(みちび)く反救世主なり―――」(この場面を読む

「天然」と「人工」

このクラスの成立過程が二分されるのは、ジナコの説明による。ムーン・ドバイのムーンキャンサーには二種類ある——「天然」と「人工」である。

「天然」は、はじめからムーンキャンサーだった者を指す。BBドバイの手引きではなく、ムーン・ドバイという土地そのものに喚ばれた存在で、ジナコはこれを特異点における「土地が喚んだ英霊」と同じだと説明し、言ってしまうと人理側のサーヴァントだと言い切る。彼女がカルデアから直接この時代に落ちてきたのも、正規のムーンキャンサーだったからだと本人は考えている。別の場面では、生粋のムーンキャンサーは誰に喚ばれるでもなくムーン・ドバイに顕現した、何か責務があるから喚ばれた気がする、とも述べる。

「人工」は、ムーン・ドバイに来てからムーンキャンサーになった者である。もともと別クラスだったサーヴァントを、BBドバイが候補者と認めてムーンキャンサーのクラスへ変化させた。さらに一般則として、ムーン・ドバイのマスター(=マスター適性を持つAI)に喚ばれたサーヴァントは、召喚の時点でムーンキャンサーのクラスにされるとされる。この過程で召喚されたサーヴァントは「人類のため、人類滅亡を定義しなくてはならない」という使命に燃えて暴走しており、アストルフォやエジソンの言動が本来と食い違うのはそのためである。

ジナコ自身は選挙にまったくやる気がなく、BBドバイの方針に従わないAIたちに匿われるうちにエリアCのボスになっていた。ハサラは、彼女が候補者という肩書きを盾に使うことで穏健派の街を維持したのだと説明する。ムーンキャンサーの地位は、人類滅亡を推進するためだけでなく、それを妨害するためにも使える。

  • 〔オールド・ドバイの休日(Ⅰ)〕ジナコ —「それが、ムーン・ドバイではムーンキャンサーは 二種類あるんスよ。『天然』と『人工』。」「こっちはBBドバイの手引きじゃなく、 このムーン・ドバイそのものに喚(よ)ばれたっス。」「特異点における『土地が喚(よ)んだ英霊』と同じ。 言ってしまうと人理側のサーヴァント。」(この場面を読む
  • 〔オールド・ドバイの休日(Ⅰ)〕ジナコ —「BBドバイが候補者と認めて、 ムーンキャンサーのクラスに変化させたんスよ。」 / ハサラ —「候補者(ムーンキャンサー)としてこの土地を活動地区にする事で、 穏健(おんけん)派の街を維持したんだ。」(この場面を読む
  • 〔インヴェイダー・バニー〕ジナコ —「ムーン・ドバイのマスターに喚(よ)ばれたサーヴァントは ムーンキャンサーのクラスにされるっス。」「ボクも含め、生粋のムーンキャンサーは 誰に喚(よ)ばれるでもなくムーン・ドバイに顕現した。」「どうしてかは分からないけど、何か意味が…… ううん、責務があるから喚ばれた気がするんだよね。」(この場面を読む

地球そのものが候補者に立つ

天然側の極北が、エリアHの候補者アーキタイプ:アースである。彼女はオールド・ドバイに単身現れ、AIとは電波が合わないと言ってマスターに街の案内を頼み、ハンバーガーセットを平らげて帰っていく。名乗りは「私はエリアHのムーンキャンサー。アーキタイプ:アースと言います。」——地球のアーキタイプを名に持つ真祖の吸血鬼である。

彼女はムーンキャンサーである以上オールド・ドバイは競争相手だと前置きしつつ、カルデアともエリアCとも争う意志はなくなった、と宣言する。理由は選挙形式への不満で、候補者同士で戦えばよいのになぜトーナメント形式でないのか、というものだった。滅亡の是非ではなく手続きに文句をつける候補者という、このクラスの制度性を逆照射する立ち位置にある。

一方、岸波白野は彼女の攻略法を、召喚の条件から逆算する。彼女は純粋なムーンキャンサーだが、単独顕現というスキルはないはずだ、誰かに喚ばれないと顕現できない、けれど彼女にはマスターがいない——ならばエリアHのどこかに彼女を喚びだした聖遺物か、顕現の原因がある、と。天然のムーンキャンサーであっても、顕現には土地側の理由が要る。

  • 〔地球の夏休み〕アーキタイプ:アース —「私はアーキタイプ:アース。 エリアHのムーンキャンサーです。」「私がムーンキャンサーである以上、 このオールド・ドバイは競争相手ですが……」(この場面を読む
  • 〔アース・フォール〕岸波白野 —「彼女は純粋なムーンキャンサーだが、 単独顕現(たんどくけんげん)、なんてスキルはないはずだ。」「誰かに喚(よ)ばれないと顕現(けんげん)できない。 けれど彼女にはマスターはいない。」(この場面を読む

同族喰いと、クラスの譲渡

このクラスにはムーンキャンサー同士でしか働かない性質がある。キングプロテアは「人間の世界では仲間はずれ」という悩みにつけこまれてムーンキャンサーにされた個体で、他のムーンキャンサーを二騎吸収してBBドバイと同格の霊基に達する。BBドバイの側近だったカズラドロップも同じ手を使い、三騎分を取り込んだうえで主を討つ。その際に彼女が口にするのが、私をムーンキャンサーにした貴女の落ち度だ、私は同属に対してはちょっと強いという台詞である。BBドバイは三騎分の上乗せなら力は互角のはずだと計算していたが、カズラドロップ個人の特攻能力を勘定に入れていなかった。人工ムーンキャンサーを増やす行為は、そのまま自分を殺す武器を配ることでもあった。

もうひとつ、制度上の権能も明かされる。ムーンキャンサーは一騎だけ、縁のあるサーヴァントを召喚できる。BBドバイがサクラファイブからカズラドロップを選んだのはこの枠であり、カズラドロップはカルデアの記録から見つけたコヤンスカヤをスカウトしてBBドバイに紹介し、ムーンキャンサーに変化させた。終盤では、マスター自身もこの「参加者」に該当していたためにサーヴァントを一騎自動召喚できていたことが判明する。

  • 〔幕間2〕BBドバイ —「キングプロテアは『人間の世界では仲間はずれ』という 悩みにつけこまれてムーンキャンサーに。」 / 白い礼服の少女 —「あのキングプロテアはムーンキャンサーを二騎も 吸収して、あなたと同レベルの霊基になった。」(この場面を読む
  • 〔幕間4〕カズラドロップ —「私をムーンキャンサーにした貴女の落ち度です。 忘れましたか? 私は同属に対してはちょっと強いんです。」「ムーンキャンサー三騎分の上乗せなら力は互角。 ですが私個人の特攻能力でこの通り。」(この場面を読む
  • 〔消灯〕岸波白野 —「ムーンキャンサーは一騎だけ、 縁のあるサーヴァントを召喚できる。」「BBドバイに紹介、ムーンキャンサーに変化させた。」(この場面を読む

名の由来——月の暈という現象

この語の意味が明かされるのは、章の終盤である。 殺生院キアラは、ムーン・ドバイが剪定される理由として、新人類が「作ってはいけないもの」を作ったからだと述べ、人類を滅亡させた“何か”の名称は既に何度も耳にしている、ただ少し発音が違うだけだ、と前置きする。

そのうえで彼女は語源を説明する。もともと月とは魔術的な地球の防壁であり、地球圏に落ちてくる邪なものを何万年も背中で受け止めてきた巨大な傘である。だが傘は時に邪魔になる——空を見上げるとき、人の目に暈(かさ)なる。その天蓋の幻想が極限まで浸透して現象化したものが、「人類はこのままで良い」「文明はこのままが良い」と訴える集合的無意識であり、人類が宇宙を目指す際に現れてあらゆる開拓と発展を阻害する同調圧力である。故に、その現象はこう名付けられた——ムーン・キャンサー。 地球から脱出しようとする霊長を捕まえ、頭を掴んで引きずり下ろす月の暈、と。

続く問答が重要である。テノチティトランが、では自分たちがムーンキャンサーなのは最終的に敵になるということかと問うと、キアラはそれを打ち消す。ムーンキャンサーはBB由来のクラス名であり、人類にとって障害ではあるが敵ではない、むしろ試練のようなものだ、と。地の文もこれを受けて「サーヴァントのクラスとは別の存在……」と念を押す。クラス名と現象名は語源を共有するだけで、指しているものが違う。

  • 〔キアラと不思議の海・後編〕殺生院キアラ —「もともと、月とは魔術的な地球の防壁。」「ですが、時に傘とは邪魔になるもの。 ソラを見上げる時、人の目に暈(かさ)なりますでしょう?」(この場面を読む
  • 〔キアラと不思議の海・後編〕殺生院キアラ —「人類が宇宙を目指そうとする際(さい)に現れ、 あらゆる開拓(かいたく)、発展(はってん)を阻害(そがい)するまでに至った同調圧力。」「故に、その現象はこう名付けられました。 ムーン・キャンサー。」「地球から脱出しようとする霊長を捕まえ、 人類の頭を掴み、地球に引きずり下ろす月の暈(かさ)、と。」(この場面を読む
  • 〔キアラと不思議の海・後編〕(地の文) —「ムーン・キャンサー……」「サーヴァントのクラスとは別の存在……」 / 殺生院キアラ —「ふふ。それはご安心を。 ムーンキャンサーはBB由来のクラス名。」「人類にとって障害ではありますが敵ではありません。 むしろ試練のようなもの、なのです♡」(この場面を読む

全人類のムーンキャンサー化

最終盤、その現象が実際に降りてくる。地球人類だけを対象とした変換が起き、マスターの思考が初期の自動計算機以下まで低下する。BBドバイはこれを、2800年の時点で人類自身が予測し「ムーン・キャンサー」と呼称していたものだと説明する。人類の集合的無意識が澱んであふれ出したもの、抗えない同調意識、「永遠に霊長でありたい」「頂点のままであるべき」という理念であり、科学が発達し人間が賢くなるほど強大になって、振り払えない「後ろから掴む手」になる、と。

さらにBBドバイは、この現象に段階があることを明かす。霊長の座を誇示する世界の変異、テクスチャの簡易化、地球航海図、その上にいる人類の思考停止と知能低下——そして最終段階が全人類のムーンキャンサー化である。市民のムーンキャンサー化はすでに17パーセントまで進んでおり、半数を超えれば彼らはブルジュ・ハリファを倒壊させ、新しい霊長たるアーキタイプが宙へ飛び立つのを阻止するだろう、と。[[BBコスモ]]はこれを「勝たせる気のない人類悪」と呼び、ムーン・キャンサーは人類に対して強力すぎると評する。

このとき「ムーンキャンサー化」した市民たちが指しているのは、クラスではなく現象への同化である。 実際に彼らを押しとどめたのはサーヴァントではなく、アンソニーの号令のもとブルジュ・ハリファの存在証明に計算資源を注ぎ込んだ新人類たち自身だった。BBドバイが「ムーンキャンサーに変わる事もなく」と驚くこの逆転が、この章の結末になる。最終決戦では[[ゴールデンBB]]が「月の暈(ムーン・キャンサー)」に対して姿を現せと呼びかけ、これを撃退する。

  • 〔アーキタイプ・インセプション〕BBドバイ —「あれをムーン・キャンサーと呼称していました。」「人類の集合的無意識が澱(よど)み、あふれ出したもの。 人類には抗(あらが)えない同調意識……。」「『永遠に霊長でありたい』『頂点のままであるべき』 という理念。」(この場面を読む
  • 〔アーキタイプ・インセプション〕BBドバイ —「ムーン・キャンサーには段階があります。」「そして―――全人類のムーンキャンサー化。」「もう市民たちのムーンキャンサー化は始まっています。 現在、17パーセント。」 / BBコスモ —「いわば勝たせる気のない人類悪。 ムーン・キャンサーは人類に対して強力すぎる。」(この場面を読む
  • 〔アーキタイプ・インセプション〕BBドバイ —「……ありえない。 あんな多くの第三世代(ひ と た ち)が……」「ムーンキャンサーに変わる事もなく、 ブルジュ・ハリファを守っている……?」(この場面を読む

→ 章別解説: 奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション

奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス

奏章群を通じて進行していたエクストラクラスの清算の一覧に、このクラスも数えられる。ブリーフィングでダ・ヴィンチは、今回歪みが清算されるエクストラクラスの推定を語る過程で、アルターエゴアヴェンジャーの清算はすでになされた、そして一応ムーンキャンサーも、と付け加える。

この「一応」という留保が、このクラスの扱いを端的に示している。アルターエゴアヴェンジャーには清算の代償(人理定礎値への影響の消滅と、霊基の影状態化)が具体的に語られるのに対し、ムーンキャンサーについては何がどう清算されたのかが述べられない。奏章Ⅲが「ラスボス決定戦」という形で決着したこと自体を清算と見なしている、と読むほかない。

  • 〔審判の時へ〕ダ・ヴィンチ —「アルターエゴ、そしてアヴェンジャーの清算はなされた。 そして一応ムーンキャンサーも。」(この場面を読む

→ 章別解説: 奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス

読み取れる設定

  • クラスの出所(確定): 「ムーンキャンサーはBB由来のクラス名。」(殺生院キアラ、奏章Ⅲ)。BBが霊基の成立に関与するとムーンキャンサーになる(幕間、ジナコの例)。
  • 初出時の性格(確定): ムーンセルの正規処理を迂回する立場としての自称。「ですが、それはお行儀のいいムーンセルの考えです。 わたしは月の蝶、ムーンキャンサーBBちゃん!」(SE.RA.PH)。
  • 他クラスとの両立(確定): フォーリナー化してもムーンキャンサーのまま(ルルハワ)。上書きされない核として扱われる。
  • 天然と人工(確定): 「『天然』は言うまでもなく はじめからムーンキャンサーだったヤツ。」/「んで、『人工』がムーン・ドバイに来てから ムーンキャンサーになったヤツ。」(ジナコ、奏章Ⅲ)。
  • 天然の性格(確定): 誰に喚ばれるでもなく土地に顕現する。「特異点における『土地が喚(よ)んだ英霊』と同じ。 言ってしまうと人理側のサーヴァント。」——制度上は反救世主でも、系譜としては人理側である。
  • 人工化の条件(確定): ムーン・ドバイのマスターに召喚されたサーヴァントは自動的にムーンキャンサーにされる。またBBドバイが候補者と認めればクラスが変化する。コヤンスカヤのみ自己申請に近い経緯をたどる。
  • クラス特有の能力(確定): 一騎だけ縁のあるサーヴァントを召喚できる(岸波白野、奏章Ⅲ)。同属に対する特攻能力を持つ個体がいる(カズラドロップ)。他のムーンキャンサーを吸収して霊基を強化できる(キングプロテア)。
  • 霊基の癖(確定): クラス全体の霊基グラフが同時に「測定不能」になる(幸福累計都市 ドバイ)。BB製の「ムーンキャンサー安定装置」による定期調整が存在する(幕間)。
  • クラスの敷居(確定): 「たとえば、ここのBBに申請さえすれば、 誰でもムーンキャンサーになれるからね。」(9171)。制度運用下では極めて低い。
  • 同名の現象(確定): ムーン・キャンサー=濾過人理補正現象。月=地球の防壁という傘が人の目に「暈なる」ことから名づけられた同調圧力で、人類が宇宙を目指す際に発現し開拓と発展を阻害する。段階を踏んで進行し、最終段階が全人類のムーンキャンサー化。「いわば勝たせる気のない人類悪。」(BBコスモ)。
  • クラスと現象の関係(確定): 「サーヴァントのクラスとは別の存在……」と地の文が明示する。キアラはクラスの側を「人類にとって障害ではありますが敵ではありません。 むしろ試練のようなもの」と位置づける。
  • 清算(確定): 奏章Ⅳ時点で「一応」清算済みに数えられる(ダ・ヴィンチ)。
  • 【推測】「安定装置」の存在と霊基グラフ異常から、このクラスの霊基は放置すると「ズレ」が蓄積する不安定なものと読める。ただし、そのズレが何をもたらすのかは作中で語られない。
  • 【推測】ムーン・ドバイのムーンキャンサーが七人と定められた理由(七通りの滅亡プラン)は選挙の設計上の都合として説明されるが、この「七」がクラスの本質と関係するかは示されない。

揺れ・矛盾

  • クラスなのか役職なのか。 SE.RA.PH・ルルハワ・幕間では霊基のクラス名として扱われるが、奏章Ⅲでは「人類滅亡ラスボス決定戦」の候補者に与えられる制度上の地位であり、BBドバイが任意に付け替えられる。9171 では申請すれば誰でもなれるとまで言われる。作中でこの二つの用法が突き合わされることはない。
  • クラス名と現象名の表記が近すぎる。 「ムーンキャンサー」(クラス)と「ムーン・キャンサー」(現象)は中黒の有無でしか区別されず、しかも同じ章で並行して使われる。BBドバイの「全人類のムーンキャンサー化」は中黒なしで書かれており、現象への同化を指すのにクラス名の表記が使われている。テノチティトランが「私たちがムーンキャンサーなのは…… 最終的にトラマカスキの敵になる、という事ですか?」と混乱するのは、作中人物もこの区別に躓いているためである。
  • 単独顕現との関係が一貫しない。 岸波白野は同じ章で「あとは天然のムーンキャンサーとして 単独顕現してきた殺生院キアラ。」と述べる一方、アーキタイプ:アースについては「彼女は純粋なムーンキャンサーだが、 単独顕現(たんどくけんげん)、なんてスキルはないはずだ。」と否定する。前者は現象としての顕現、後者はスキル名を指しているとみられるが、同一語の二義使用であることは注意が要る。
  • ガネーシャとジナコの表記。 ダ・ヴィンチは 9171 で「ガネーシャが該当していたクラス」と述べ、奏章Ⅲでは同じ枠が「ジナコ」として扱われる。両者の同一性を前提にした説明であり、キャラクターページ側の表記と突き合わせる必要がある。
  • 清算内容が語られない。 アルターエゴとアヴェンジャーには「人理定礎値に影響を与えなくなった」「霊基が影状態になった」という具体的な帰結があるのに対し、ムーンキャンサーは「一応」で片づけられ、代償も変化も描かれない。

関連

引用元の人物

言及の多い章

引用と検証について

FGO全シナリオ(メインストーリー・イベント・幕間・バレンタイン)を機械走査し、『ムーンキャンサー』および別表記『ムーン・キャンサー』を含む発話を全件収集したうえで構成している。引用はすべてゲーム内テキストの原文(演出タグを除去した表示テキスト)であり、要約・改変を行っていない。編者の解釈のうち原文から確実に読み取れないものには 【推測】 を付す。

付録: 原文引用アーカイブ

原文引用アーカイブ(機械収集・74 本)— 本文で扱わなかった言及もここに残してある

コンコーダンス一致行は原文ベースで 232件、同一 war 内の重複台本を除去すると 207件(7章)。本節にはそのうち定義的・設定的な 73件(6章)を引用し、残る 134件 は同工異曲の反復言及・単なる語の使用のため省略した。 これに加え、定義説明が語をまたぐ箇所については同一シーンの前後 1件 を文脈補足として引用した(同じくシナリオ本文からの直接引用)。

章の並びはゲーム内の章番号順(メインシナリオ → イベント)である。

幕間の物語(war 1003・引用4件) 〈場面:Watcher from far(near) side-〉

  • BB —「そう。ムーンキャンサー安定装置(ス タ ビ ラ イ ザ ー)に 決まっているでしょう?」
  • BB —「ムーンキャンサーである貴女の霊基に問題がないか検査し、 調査し、そしてズレがあれば調整するための……」
  • BB —「いいですか、そもそも――― 貴女がなぜムーンキャンサーなのか。」
  • BB —「まあなんかクラスはわたしのお手製のせいか ムーンキャンサーになっちゃいましたが、」

奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション(war 404・引用62件) 〈場面:月に囚われたAI〉

  • BBドバイ —「ムーン・ドバイはそのために再起動した都市。 ムーンキャンサーはそのために作られた存在(クラス)。」
  • BBドバイ —「貴方たちに倒されるようなムーンキャンサーなら、 もとからラスボスの資格はありませんから。」
  • カズラドロップ —「旧ドバイ・モール……エリアEのムーンキャンサーは 現在、最強のラスボス候補です。」

〈場面:マッド・ローラン ~裸のデスドバイ~〉

  • アストルフォ —「この都市に喚(よ)ばれた反救世主のひとり、 ムーンキャンサー、アストルフォ・グリマルディ!」

〈場面:七人のラスボス〉

  • BBドバイ —「ムーンキャンサーは全部で七人。 人類滅亡のプランも七通り。」
  • BBドバイ —「エリアEの候補者は――― ムーンキャンサー、タマモヴィッチ・コヤンスカヤ。」
  • マシュ —「コヤンスカヤさんがラスボス決定戦の候補者で、 ムーンキャンサーであると!」
  • 船内ガイド —「ムーンキャンサーによる上位権限コードで 停船を求められています。」
  • BBコスモ —「なぜ人類はこんな歴史に辿(たど)り着いたのか。 七人のムーンキャンサーは何者なのか。」

〈場面:オールド・ドバイの休日(Ⅰ)〉

  • 石像 —「我こそムーンキャンサーのひとり…… 人類の滅亡を導(みちび)く反救世主なり―――」
  • (選択肢・ナレーション) —「ムーン・ドバイにおけるムーンキャンサーとは;flag_5」
  • ジナコ —「『それがムーンキャンサーの責務です』って。 でもボクは別に目的もやる気も無くて、」
  • ハサラ —「候補者(ムーンキャンサー)としてこの土地を活動地区にする事で、 穏健(おんけん)派の街を維持したんだ。」
  • ハサラ —「人類滅亡ラスボス決定戦だの、 ムーンキャンサーを作り出すだの、」
  • ジナコ —「それが、ムーン・ドバイではムーンキャンサーは 二種類あるんスよ。『天然』と『人工』。」
  • ジナコ —「『天然』は言うまでもなく はじめからムーンキャンサーだったヤツ。」
  • ジナコ —「んで、『人工』がムーン・ドバイに来てから ムーンキャンサーになったヤツ。」
  • ジナコ —「BBドバイが候補者と認めて、 ムーンキャンサーのクラスに変化させたんスよ。」
  • バーソロミュー —「なんにせよムーンキャンサーが 七騎もいる理由は分かったよ。」
  • マシュ —「このエリアのムーンキャンサーであるジナコさんは 『人類滅亡ラスボス決定戦』に参加する意志はなく、」

〈場面:ライオン・スカイ ~恐怖の機械化帝国~〉

  • ??? —「以前来た時から何も変わっていないとはねぇ! これが生粋のムーンキャンサーのエリアとは嘆かわしい!」

〈場面:電気狐は甘やかしの夢を見るか?〉

  • マシュ —「ムーンキャンサーのままであの魔力量は異常です。 何かカラクリがあると見ました。」
  • 檻の中の市民B —「なぜコヤンスカヤを支持するかって? ムーンキャンサーの中で一番、納得できる方法だからだ。」
  • ニキチッチ —「七騎のムーンキャンサーと、 支持率最高のコヤンスカヤ……」
  • コヤンスカヤ —「では皆さま、ごきげんよう。 残るムーンキャンサーは六騎―――」

〈場面:インヴェイダー・バニー〉

  • オールド・ドバイ自警団 —「それより、ものすごい事をしましたね! エリアEのムーンキャンサーを打ち負かすとは!」
  • ジナコ —「ムーンキャンサーごとの派閥とは別に、 ムーン・ドバイのサーヴァントにも派閥があるんだ。」
  • ジナコ —「ムーン・ドバイのマスターに喚(よ)ばれたサーヴァントは ムーンキャンサーのクラスにされるっス。」
  • ジナコ —「前に言った『人工』のムーンキャンサー。」
  • ジナコ —「ただ、コヤンスカヤはラスボス決定戦に立候補して BBドバイにムーンキャンサーにしてもらってたっス。」
  • パーシヴァル —「コホン。あとはそう、元から ムーンキャンサーであるサーヴァントだな!」
  • ジナコ —「エリアHのサーヴァントも 『天然』のムーンキャンサーっス。」
  • ジナコ —「ボクも含め、生粋のムーンキャンサーは 誰に喚(よ)ばれるでもなくムーン・ドバイに顕現した。」
  • ジナコ —「どうしてかは分からないけど、何か意味が…… ううん、責務があるから喚ばれた気がするんだよね。」
  • ジナコ —「人工ムーンキャンサー: アストルフォ、エジソン、カズラドロップ、」
  • ジナコ —「天然のはじめからムーンキャンサー:」
  • テノチティトラン・バニー —「いえ、違います。私も自分がなぜ ムーンキャンサーなのか不思議には感じていました。」
  • シエル —「できるだけ関わらないよう距離を取っていたのです。 ほら。私もムーンキャンサーのクラスなので。」

〈場面:オールド・ドバイの休日(Ⅱ)〉

  • BBコスモ —「カルデアとは無関係ですが、 ムーンキャンサーのひとりと関わりがあるようですし。」

〈場面:ネペンテスのキス〉

  • ジナコ —「グレイト! やったね、ムーンキャンサー六騎抜きーー!」
  • バーソロミュー —「元のクラスはリップと同じアルターエゴかな? それが候補者になる事でムーンキャンサーになった。」
  • カズラドロップ —「特に『人類滅亡ラスボス決定戦』に乗り気な ムーンキャンサーたちを。」
  • マシュ —「あ。でもエリアGの調査はいいのですか? ムーンキャンサーはいないとは分かっていますが……」
  • アンソニー —「このエリアC以外のムーンキャンサーとは 意見は合わないでしょう?」

〈場面:ブルー・オーシャン/ホワイト・バス〉

  • アストルフォ —「ボクだよ? 候補者(ムーンキャンサー)はひとりだけ サーヴァントを召喚できる選挙法、読んでない?」
  • マシュ —「エジソンさんとアストルフォさんが候補者(ムーンキャンサー)の立場を 出さないのも当然かもしれません。」

〈場面:ドゥームズ・デイ〉

  • キングプロテア —「まずはアストルフォさんからですね! ムーンキャンサーの霊基、いただきま~~す!」

〈場面:注文が大きいケーキ店〉

  • BBコスモ —「アストルフォを吸収したプロテアは ムーンキャンサーにクラスチェンジし、」

〈場面:幕間2〉

  • 白い礼服の少女 —「あのキングプロテアはムーンキャンサーを二騎も 吸収して、あなたと同レベルの霊基になった。」
  • 白い礼服の少女 —「ムーンキャンサーが一騎もいなくなったら ラスボス決定戦は無効になっちゃうんじゃない?」

〈場面:アース・フォール〉

  • 岸波白野 —「彼女は純粋なムーンキャンサーだが、 単独顕現(たんどくけんげん)、なんてスキルはないはずだ。」
  • シエル —「そもそも私がムーンキャンサーなどという クラスになったのは貴方のせい!」

〈場面:○○○と不思議の海・前編〉

  • 岸波白野 —「『人類滅亡ラスボス決定戦』を終了させる、とか、 ムーンキャンサーを全員倒せばいい、とか?」
  • バーソロミュー —「……なんともいえない魅力がある。 今までのムーンキャンサーとは違うというか……」

〈場面:キアラと不思議の海・後編〉

  • アンデルセン —「この場合、同属とはサクラファイブだ。 そしてもしそいつがムーンキャンサーになっているなら、」
  • 殺生院キアラ —「ふふ。それはご安心を。 ムーンキャンサーはBB由来のクラス名。」
  • BBコスモ —「BBドバイによってムーンキャンサーになっている カズラにとって、ムーンキャンサーも該当します。」

〈場面:幕間4〉

  • BBドバイ —「貴方の主義運動(ス ロ ー ガ ン)では支持は得られませんでしたが、 候補者(ムーンキャンサー)がいる事には意味があります。」

〈場面:消灯〉

  • エジソン・オルタ —「エリアDの候補者(ムーンキャンサー)、カズラドロップは もういないと考えてよかろう。」
  • バーソロミュー —「そういえば聞いていなかったな。 君が候補者(ムーンキャンサー)になることを受け入れた理由を。」
  • 岸波白野 —「あとは天然のムーンキャンサーとして 単独顕現してきた殺生院キアラ。」
  • 岸波白野 —「BBドバイに紹介、ムーンキャンサーに変化させた。」

深海電脳楽土 SE.RA.PH(war 9010・引用1件) 〈場面:終幕 刻を裂くパラディオン(2/2)〉

  • BB —「ですが、それはお行儀のいいムーンセルの考えです。 わたしは月の蝶、ムーンキャンサーBBちゃん!」

永久常夏祭壇 ルルハワ(war 9046・引用1件) 〈場面:夏への扉/dark mix〉

  • ジャンヌ・オルタ —「でも、なんでクラスが違うのよ。 ムーンキャンサーってのも嘘だったワケ?」

深海電脳楽土 SE.RA.PH(war 9053・引用1件) 〈場面:終幕 刻を裂くパラディオン(2/2)〉

  • BB —「ですが、それはお行儀のいいムーンセルの考えです。 わたしは月の蝶、ムーンキャンサーBBちゃん!」

幸福累計都市 ドバイ(war 9171・引用5件) 〈場面:プロローグ〉

  • ダ・ヴィンチ —「具体的には、ガネーシャが該当していたクラス――― つまり、ムーンキャンサー、だね。」
  • ダ・ヴィンチ —「彼女だけじゃなくて全ての ムーンキャンサーの霊基グラフに異常が見られる。」
  • BB —「そう、この元祖ムーンキャンサー!」
  • (選択肢・ナレーション) —「ムーンキャンサークラスの異常と関係がある?」

〈場面:第5節『Downtown(Ⅱ)/ Present for you』〉

  • お兄さん —「たとえば、ここのBBに申請さえすれば、 誰でもムーンキャンサーになれるからね。」