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霊体化

分類: クラス・霊基 / 別名・関連表記: 霊子化/霊体/実体化

この用語は何か

霊体化とは、サーヴァントが実体(エーテルで編まれた仮の肉体)を解き、霊体だけの状態へ移ることをいう。姿が消え、魔力反応が落ち、物理的な干渉を受けなくなる。これは現界の終了ではない——サーヴァントはこの世に在り続けており、必要があればいつでも実体化して戻ってくる。現界が「この世に在るかどうか」を決める語であるのに対し、霊体化は「在り方をどちらに切り替えるか」を決める語である。両者を取り違えると、姿を消したサーヴァントが退去したのか、そこにいるのかが読めなくなる——実際、作中の人物も何度かこれを取り違える。

機能は主に三つ。魔力消費の抑制(平時は霊体でいるのが既定)、隠密と偵察(見えない・触れられない状態で移動できる)、そして護衛(マスターに張り付いたまま気配を消す)である。この三つが噛み合うため、カルデアの日常でも作戦行動でも、サーヴァントは「用がなければ霊体でいる」のが標準になっている。

そのうえで霊体化は、万能でも無条件でもない。マスターや受肉した存在、サーヴァントでない同行者はそもそも霊体化できない。土地の結界が霊体化を封じることがあり(平安京)、逆に霊体化ができないこと自体が土地の異常を暴く手がかりになることもある(セイレム)。霊体を感知して爆発する警備術式や対霊体兵装も存在し、霊体化は無敵の潜入手段ではないというのが本編の一貫した扱いである。

基本データ

項目内容
意味サーヴァントが実体を解き、霊体のみの状態へ移ること
対概念実体化(霊体化の解除)。退去とは別物
主な用途魔力消費の抑制/隠密・偵察/護衛/戦闘離脱
できない例マスター、受肉した存在、ネモ・シリーズ、静希草十郎使い魔・道具の類
妨害手段霊体化制限の呪詛(平安京)、霊体感知の結界、対霊体閃光弾
代償長時間の霊体化にはペナルティがありうる(段蔵)/精神的な負荷が掛かる(オルガマリー)
紛らわしい語霊子化=レイシフトで人間に施す処理。系統が別

平時の姿——省エネルギーとしての霊体化

日常運用における霊体化の意味は、まず燃費である。Lostbelt No.7ハベトロットは、自分は普段は省エネのために霊体化して休眠していると説明したうえで、ネモ・マリーンは霊体化できないよな、と確認する。同じ理屈をマシュ・キリエライトは、霊体になれば魔力消費を抑えられる、という一文で述べている。サーヴァントが姿を見せているのは、そこに用があるからであって、それ自体がコストを払っている状態なのだ、という前提がここにある。

  • 〔チチェン・イツァーの生活(Ⅰ)〕ハベトロット —「ボクも普段は省エネのために霊体化&休眠してるけど、 マリーンは霊体化できないよな?」(この場面を読む
  • 〔1.隈乃温泉にようこそ(後編)〕マシュ —「い、いえそうではなく、霊体になれば魔力消費を 抑えられるので、どちらがいいのかなと……!」(この場面を読む

作戦前の指示としても同じ扱いを受ける。トラオムでは徐福が、翌朝が早いので遊撃隊の面々には霊体化ないし休息を早めに取ることを勧めており、霊体化は休養と同じ扱いの選択肢として並べられている。ロンドンでの一夜、ヴラド三世が「では、余も霊体化する」と言って場を辞するのも同じ用法である。

  • 〔闇夜の閑話〕徐福 —「遊撃隊の皆さんは霊体化、 ないし休息を早めに取ることをお勧めいたします。」(この場面を読む
  • 〔レジェンド・オブ・ドラキュリア Ⅰ〕ヴラド三世 —「うむ。今宵は大人しく、ゆるりと休むがいい。 では、余も霊体化する。」(この場面を読む

ただしカルデアはこれを無制限には使わない。バレンタインの一編で、大勢のサーヴァントが同時に現界していることに驚いたオルガマリー・アニムスフィアは、リソースの浪費を咎めかけたうえで自ら理由を挙げる——サーヴァントも精神を有する知性体である以上、霊体化や霊基グラフでの待機には**負荷(ストレス)**が掛かってしまう、と。燃費のためだけに霊体でいさせ続けるのは、彼らを物として扱うのに等しいという判断であり、カルデアが平時に多数のサーヴァントを実体のまま置いている理由の説明になっている。

  • 〔1節「カルデアへの道」〕オルガマリー —「サーヴァントも精神を有する知性体だから、 霊体化や霊基グラフでは負荷(ストレス)が掛かってしまう。」(この場面を読む

隠密・偵察・護衛——実体を持たないことの戦術価値

霊体化の第二の顔は姿を消したまま動けることである。Lostbelt No.3始皇帝は、貴様らサーヴァントは霊体化したままで移動が叶うな、と確認を取っている。この移動能力があるからこそ、霊体化は偵察と護衛の基礎技術になる。

  • 〔人理の在処〕始皇帝 —「貴様らサーヴァントとやら、 さては霊体化したままで移動が叶うな?」(この場面を読む

平安京の段蔵は、これを職能として運用する数少ない例である。酒呑童子たちを見失った直後、彼女は霊体化を用いて洛内を一通り哨戒すると申し出る。ただし同じ口で、長時間の霊体化は自分であっても何らかのペナルティを喰らう可能性があると断り、時間が限られることを明言する。霊体化が無料の万能スキルではないと本編が明示する、数少ない場面である。

  • 〔友と子(前編)〕段蔵 —「はっ。霊体化を用いて…… 一通り、洛内(らくない)を哨戒して参りまする。」「長時間の霊体化は、ワタシであっても 何らかのペナルティを喰らう可能性がありますゆえ、」(この場面を読む

護衛としての霊体化を最も具体的に描くのが奏章Ⅱである。この章のカルデア勢は多くが霊基の都合で霊体化できず、霊体化できるハサンだけが自由に動けるという不均衡が生じている。ジャンヌ・オルタは、霊体化できるハサンがいればこのあたりは楽なのだが、と何度かこぼし、当のハサンは危地でマスターに追いつくと、霊体化できる自分がおまえに張り付くべきだと判断したのだと説明する。誰が霊体化できるかが、そのまま部隊の役割分担になる

  • 〔憎悪の炎、この胸を永遠に〕ジャンヌ・オルタ —「霊体化できるハサンがいれば、 このあたりはラクなんだけど。」(この場面を読む
  • 〔たとえ、それが  だとしても〕ハサン —「ここは、霊体化できるオレが おまえに張り付くべきだと考えた。」(この場面を読む

同じ運用はオリュンポスにもあり、ホームズは自ら霊体化して張り付いていると告げ、潜入作戦の号令では特定のサーヴァントに霊体化が指示される。霊体化はここでは「隠れる」より「編成上、頭数に数えないでおく」に近い扱いになっている。

  • 〔汝、星を紊す情動(Ⅱ)〕ホームズ —「私は結構。 霊体化して張り付いているよ。」(この場面を読む
  • 〔汝、星を紊す情動(Ⅲ)〕マカリオス —「召喚陣作成作戦開始だ。 ホームズ、カイニス、カリギュラは霊体化してくれ。」(この場面を読む

そして霊体化は接近の手段でもある。Lostbelt No.2の冒頭、シャドウ・ボーダーの霊的レーダーに探知されないまま至近距離に現れた巨大な魔力反応について、ホームズはつい今しがた霊体化を解いたのだと推理する。そのうえで、相手はもっと近くまで寄れたはずなのにそうせず、目の前で霊体化を解いて姿を見せた——大した自信か、残忍さか、と評する。霊体化の解除をどこで行うかが、そのまま宣戦の作法になるという読み方である。

  • 〔魔剣強襲(後編)〕ホームズ —「恐らくサーヴァントだ。 つい今しがた霊体化を解いたのだろう。」「だが、相手はそれをせず、我々を目の前にして 霊体化を解き、姿を見せた。」(この場面を読む

同じ章には、霊体化の倫理に触れる短い場面もある。オフェリア・ファムルソローネは、霊体化のまま自分を観察していたシグルドに対し、霊体化は覗き見のための能力ではない、あなたはただ私を守護していればいい、と切り捨てる。見えない状態でそばにいられること自体が、マスターにとっては不快でもありうる

  • 〔万物の霊長(後編)〕オフェリア —「……霊体化は覗き見のための能力ではないわ。 アナタはただ私を守護していればいい。」(この場面を読む

霊体化できない者たち

霊体化はサーヴァントであることの標準装備として語られるが、例外は多い。第一にマスターである。奏章Ⅲパーシヴァルは、休んでほしいという理由に加えマスターは霊体化できないからと述べ、生身の人間が同行することの制約を確認している。Lostbelt No.7ククルカンも、自分は生身なのでサーヴァントの霊体化がずるい、とぼやく。

  • 〔ネペンテスのキス〕パーシヴァル —「休んでほしい、というのもあるが、 マスターは霊体化できないからね。」(この場面を読む
  • 〔終末観測所メツィティトラン〕ククルカン —「私も生身なのですが…… サーヴァントの皆さんは霊体化とかずるいデース……」(この場面を読む

第二に、サーヴァントではないが同行する存在である。ネモ・マリーンは自分たちがキャプテンの分身であって英霊ネモではないと説明し、ストーム・ボーダーから離れた場所で霊体化すると、もう実体化できないと述べる。霊体化できないことは弱点だが、その代わり損傷してもノーチラス号まで戻れば別個体と交代できる、と彼女は続ける。

  • 〔チチェン・イツァーの生活(Ⅰ)〕ネモ・マリーン —「ストーム・ボーダーから離れたところで 霊体化したりすると、もう実体化はできない。」「でも、霊体化はできないけど、 もちろんいいところもあるよ~!」(この場面を読む

第三に、デミ・サーヴァントである。同じ章でダ・ヴィンチはマシュに対し、通常のサーヴァントは基本的に霊体であり、実体化してもその体はエーテルで作られたもので肉体とは呼べず、英霊の座に記録された能力以上には成長しないと説明する。ところがマシュは人間の体に英霊の霊基を移植された存在なので、霊体化できない代わりに初めから肉体を持っている。ダ・ヴィンチはそれが今アドバンテージとして出ていると言い、彼女の霊基パターンが肉体に合わせて成長し始めていることを指摘する。霊体化できないことは欠落であると同時に、座の記録に縛られずに済むことの条件でもある

  • 〔死の国へ〕ダ・ヴィンチ —「通常のサーヴァントは基本、霊体だ。 実体化してもその体はエーテルで作られたもの。」「肉体と呼べるものじゃないし、生前…… 英霊の座に記録されている能力以上の成長はしない。」「キミは霊体化できないが、初めから肉体を持っている。 その特徴がいま、アドバンテージとして出てきている。」(この場面を読む

第四に、召喚の経緯が特殊なサーヴァントである。奏章Ⅱのジャンヌ・オルタは、戦闘可能な霊基を維持し続けるのは無理で、こちらでは霊体化ができない、代わりに人間としての姿でいれば魔力消費がほとんどない、と自分の状態を説明する。霊体化の代わりに「目立たない実体」で待機するという代替運用であり、章全体の潜伏生活の前提になっている。

  • 〔夢/現実〕ジャンヌ・オルタ —「でも、こっちは霊体化ができないみたい。 代わりに、この姿(折 田 さ ん)だと殆ど魔力消費がないの。」(この場面を読む

第五に、単に不慣れな場合がある。曲亭馬琴は、犬士たちはまだ霊体化が不得手だと詫び、バーゲストは霊体化したままで失礼すると断ってから話し始める。霊体化は生得の機能でありながら、習熟度に個体差がある技能としても描かれている。第六特異点のフリークエストには、霊体化はなんだか気持ち悪いのであまりしたくない、と漏らす者まで登場する。

  • 〔南征 四の矢 妖都に潜みて窮せしむ〕曲亭馬琴 —「まこと、かたじけない! 犬士たちはまだ霊体化が不得手なようでな。」 / バーゲスト —「―――霊体化したままで失礼する、マスター。」(この場面を読む
  • 〔星の三蔵ちゃん、天竺から帰る(2/2)〕??? —「霊体化はなんか気持ち悪いから あんまりしたくないし……うう……。」(この場面を読む

そして生身の人間としてサーヴァントになった例がある。隈乃温泉に現界した静希草十郎は、何度か試したが自分は霊体化できないようだ、と申告する。視力も体力も体の強度も生前と変わらず、普通に食事が美味しく、夜になると眠くなる——霊体化の可否が、そのサーヴァントが「どの程度サーヴァントなのか」を測る指標として使われている場面である。

  • 〔1.隈乃温泉にようこそ(後編)〕静希草十郎 —「実はさっきから何度か試(ため)したんだが、 俺は霊体化(そ  れ)、できないようなんだ。」(この場面を読む

霊体化を封じる、霊体を撃つ

霊体化に対する対抗手段が正面から描かれるのが平安京である。天覧聖杯戦争に参加させられたバベッジは、当初こそ霊体化を多用していたと認めたうえで、その理由を説明する——聖杯戦争を拒む英霊にとって霊体化はあまりに効果的であり、長期の霊体化による消極的な姿勢は、聖杯戦争という儀式そのものを崩壊させ得る。だから主催の藤原道長はそれを許さなかった。開始宣言から三日目、陰陽寮の陰陽師が総出で霊脈へ働きかけ、洛内すべてに施された結界によってバベッジは霊体化を封じられる。彼はこれを霊体化制限の呪詛と呼び、戦争終了まで続く強力な呪詛だと述べる。残されたのは緊急時のごく短時間の霊体化だけで、以後の彼は夜ごと大路を歩いて護衛に向かうしかなかった。霊体化をしなかったのではなく、できなかった——この一点が、彼をめぐる不審な行動をすべて説明する。

  • 〔鋼日記(後編)〕バベッジ —「当初こそ、我は霊体化を多用していた。」「だが、聖杯戦争を拒む英霊にとって、 霊体化はあまりに効果的。」「長期の霊体化による消極的姿勢は、 聖杯戦争という儀式を崩壊させ得るであろう。」(この場面を読む
  • 〔鋼日記(後編)〕藤原香子 —「洛内(らくない)すべてに施された結界により、 バベッジ様は、霊体化を封じられたのです。」 / バベッジ —「霊体化制限の呪詛。」「緊急の霊体化である。 ごく短時間のそれだけが、我には残された。」(この場面を読む

→ 章別解説: 地獄界曼荼羅 平安京

同じ発想の警備術式も存在する。トラオムでホームズが「霊体化した存在の侵入は?」と尋ねると、ディルムッドは、その部屋は丸ごと結界化されており霊体を感知し次第爆発すると答える。ホームズはこれを見事と評する。霊体化が定番の潜入手段である以上、防御側もそれを前提に設計する、という当然の応答である。異星の神側のコヤンスカヤがダ・ヴィンチの投げた爆弾を対霊体閃光弾と即座に見抜く場面もあり、対霊体の装備そのものが世界に存在することが示される。

  • 〔我らカール遊撃隊!〕ホームズ —「霊体化した存在の侵入は?」 / ディルムッド —「部屋ごと結界化しているそうなので、 霊体を感知し次第爆発するとか。」(この場面を読む
  • 〔序/2017年 12月31日〕コヤンスカヤ —「対霊体閃光弾(フラッシュバン)……」(この場面を読む

強制的に霊体化を解かせるという扱いもある。捕縛した英霊たちについて、ツタンカーメンはマスターに対し、拘束をゆるめて霊体化を解かせてもよいかと許可を求める。霊体化を管理下に置くことが、そのまま捕虜の管理を意味している。

  • 〔第3節 ハーフウェイ・ダウン〕ツタンカーメン —「マスターどの、 彼らの拘束をゆるめ、霊体化を解かせても?」(この場面を読む

セイレムの反転——霊体化できないことが証拠になる

亜種特異点Ⅳ 禁忌降臨庭園 セイレムは、霊体化の可否を事件の物証として使い切った章である。到着した夜、魔術的な知覚が異様に鈍いと感じたメディアは、仲間に向かって唐突に「あなたたち“霊体化”は出来る?」と問う。試したサンソンは出来ないと答え、一同は色を失う。マシュはとっさに受肉を疑うが、ロビンフッドはそれを否定し、仮初めの肉の器に押し込められているような感覚だと言う。霊体化できないという一点から、この土地が異常だと確定する

  • 〔アンノット 夜明け前〕メディア —「ロビン、サンソン。それにそこのマタ・ハリ(あ  な  た)も。 あなたたち“霊体化”は出来る?」 / サンソン —「……いや……出来ない! なぜだ……? これはいったい?」(この場面を読む

メディアは屋敷を丸ごと工房化し、その敷地内であれば再び霊体化できるようになったはずだと告げる。霊体化の回復が、外部からの干渉を遮断できた証明として機能するわけである。もっとも彼女はそれを「小さな変化」と切り捨て、より重い異常——ティテュバの外見を誰も思い出せないという認識阻害——へ話を進める。

  • 〔一つの結び目〕メディア —「屋敷の敷地内であれば、あなたたちも 再び霊体化できるようになったはず。」(この場面を読む

そして結論が反転する。カルデアとの通信不能の原因を特定したメディアは、現状は霊体化が阻害されているのではなく、その逆だと告げる。サーヴァントは霊体のまま肉体の制約を負っている状態にあり、仮の肉体を構成する霊子構造が異常な励起状態に置かれ、しかもそれを保つだけの魔力が常時供給されている。鏡に映った虚像が実体を持ち、鏡面に残り続けているようなものだ、と彼女は喩える。霊体化できないのは能力を奪われたからではなく、実体化を強制され続けているからであり、その供給経路に取り込まれていることがカルデアとの断絶の正体だった。

  • 〔一つの結び目〕メディア —「現状は霊体化が阻害されているのではなく、その逆。」「私たちサーヴァントは、 霊体のまま肉体の制約を負っている状態。」(この場面を読む

→ 章別解説: 亜種特異点Ⅳ 禁忌降臨庭園 セイレム

消滅と紛らわしい——観測の側の問題

霊体化は魔力反応と実体が同時に消えるため、外から見れば退去や消滅と区別が付かない。この混同は作中で繰り返し起きる。シミュレーターでカエサルが消えたのを見て取り乱すクレオパトラに対し、ニトクリスは、彼は霊体化しただけで別に消滅などはしていない、と訂正する。クレオパトラが根拠にしていたのは、あんな風にキラキラするのは霊核を破壊されて完全に消滅する時だけのはずだ、という思い込みだった。現象の見た目だけでは判定できないことが、そのまま笑い話になっている。

  • 〔心の在処〕ニトクリス —「実はいた私なのですがええとご心配はいらないかと。 彼、霊体化しただけで、別に消滅などはしていません。」(この場面を読む

同じ問題が推理の材料になる場面もある。突如消えた相手について、太公望は霊体化でも似たことは行えるが今回は違うと即断する。マシュは食い下がり、観測データ上は霊体化の兆候が見られなかったにせよ、魔力および実体の消失であれば霊体化の可能性は否定できないはずだと指摘する。太公望の答えは、必要とあらば周囲の霊体を見抜く術式をすぐ組めるから、というものだった。霊体化を除外するには、霊体を直接見る手段がいる——観測の問題として整理された数少ない例である。

  • 〔太公望、異郷にて封神す〕マシュ —「魔力および実体の消失であれば、 霊体化の可能性は否定できないかと!」 / 太公望 —「そうですね。 ですが、今回は霊体化していませんよ。」(この場面を読む

「霊体」「霊子化」との棲み分け

同じページに集まる三語は、階層が違う。

霊体化は状態の切り替えを指す動詞的な語である。これに対し霊体は、しばしばサーヴァントという存在そのものの種別名として使われる。シェイクスピアは「サーヴァントとは感情を持つ霊体。」と定義し、バーゲストは自分たちを英霊の座という時間を超越した場所から引き出された霊体だと述べる。地の文でも、サーヴァントは霊体である以上、病気とは余程のことがない限り縁遠いと説明される。霊体化していないサーヴァントも霊体である——この二重性が、語の読み取りを難しくしている。

さらに「霊体」は、英霊に届かない存在を指すこともある。スカサハは、サーヴァントのなり損ない、英雄に後一歩及ばなかった霊体、という言い方をする。ここでの霊体は幻霊や亡霊に近い、格の低さを示す語である。

  • シェイクスピア —「サーヴァントとは感情を持つ霊体。 チョコを貰わば、獅子奮迅の活躍が期待できましょう。」 (この場面を読む
  • バーゲスト —「“編纂された人類史”……英霊の座という、 時間を超越した場所から引き出された霊体。」 (この場面を読む
  • スカサハ —「サーヴァントのなり損ない、 英雄に後一歩及ばなかった霊体。」 (この場面を読む

一方霊子化は、系統がまったく別である。特異点Fのブリーフィングでオルガマリー・アニムスフィアは、霊子転移(レイシフト)とは人間を霊子化させて過去へ送り込み、事象に介入する行為だと定義する。これはカルデアが人間に施す技術であり、サーヴァントが自力で行う霊体化とは無関係である。もっとも両者の感触は似ているらしく、セイレムに降りたロビンフッドは、レイシフトの後もいやに霊子化の違和感が残ると思っていた、と述べている。

  • 〔大橋を調べる〕オルガマリー —「霊子転移(レイシフト)とは人間を霊子化させて 過去に送りこみ、事象に介入する行為です。」(この場面を読む
  • 〔アンノット 夜明け前〕ロビンフッド —「レイシフトの後も、いやに霊子化の違和感が 残るとは思ったが……」(この場面を読む

読み取れる設定

  • 定義(確定): サーヴァントが実体を解いて霊体状態へ移ること。現界の終了ではなく、在り方の切り替えである。解除すれば実体化する。
  • 省エネルギー(確定): 霊体でいれば魔力消費を抑えられる(マシュ、ハベトロット、徐福)。平時は霊体化が既定の待機姿勢として扱われる。
  • 移動可能(確定): 霊体化したまま移動できる(始皇帝、段蔵、Dr.ロマン「霊体化して移動したようだ。」)。偵察・哨戒・護衛の基礎技術になる。
  • 代償(確定): 長時間の霊体化はペナルティを招きうる(段蔵)。また精神的な負荷が掛かる(オルガマリー)。
  • できない者(確定): マスター、生身の同行者(ククルカン)、ネモ・シリーズ、静希草十郎、経緯の特殊なサーヴァント(奏章Ⅱのジャンヌ・オルタ)。器物の類も同様(ゴッホの絵筆「あいにく霊体化など僕にはできないが、」)。
  • 習熟の個体差(確定): 不得手な者がいる(曲亭馬琴の犬士たち)。好んでしない者もいる。
  • 封じられる(確定): 霊体化制限の呪詛によって封殺されうる(平安京)。土地の性質によって不能になることもある(セイレム)。
  • 対抗手段(確定): 霊体を感知して起動する結界(トラオム)、対霊体閃光弾(序)。霊体化は無条件の安全ではない。
  • 強制解除(確定): 第三者が霊体化を解かせる運用が存在する(ツタンカーメン)。
  • 聖杯戦争との関係(確定): 長期の霊体化は儀式そのものを成立させなくするため、主催者側が制限を掛ける動機になる(バベッジ)。
  • 【推測】ネモ・ナースが「彼女の霊体には異質なエーテルが高濃度で循環していると分かりました。」と述べることから、霊体は医学的に検査・分析できる対象として扱われている。

揺れ・矛盾

  • コストの向きが揺れる: ハベトロット・徐福・マシュは霊体化を省エネとして語るが、オルガマリーは霊体化や霊基グラフでの待機に負荷が掛かると述べ、段蔵は長時間の霊体化にペナルティがありうると言う。魔力消費と精神・霊基への負荷を別勘定にすれば矛盾しないが、本文はその区別を明示しない。【推測】
  • 「霊体」の語が三つの水準で使われる: (1) サーヴァントの一時的な状態(霊体化した状態)、(2) サーヴァントという存在の種別(「サーヴァントとは感情を持つ霊体。」)、(3) 英霊に至らない亡霊・記憶の残滓(スカサハの用例、Dr.ロマンが大航海時代の記憶に刻まれた存在を「一種の霊体だ」と呼ぶ用例)。同じ表記で階層が異なる。
  • 「霊子化」と「霊体化」の境界: カルデア用語としての霊子化(人間→レイシフト)とサーヴァントの霊体化は本来別系統だが、ロビンフッドは霊子化の違和感を霊体化不能の文脈で語り、奏章Ⅰではシオンが「おそらく霊子化……疑似霊子化に近い現象でしょう。」と述べる。運用上は境界が曖昧になる場面がある。
  • 可否の基準が示されない: マスターや生身の存在ができない点は一貫するが、奏章Ⅱのようにハサンだけが霊体化要員として名指しされる章がある一方、他章では全サーヴァントが当然に霊体化する。霊基の個体差なのか状況依存なのかは明言されない。

関連

引用元の人物

言及の多い章

引用と検証について

FGO全シナリオ(メインストーリー・イベント・幕間・バレンタイン、全151章 1,104,754行)を機械走査し、『霊体化』および別名表記を含む発話を全件収集したうえで構成している。引用はすべてゲーム内テキストの原文(演出タグを除去した表示テキスト)であり、要約・改変を行っていない。原文中の改行は半角スペースに置き換えて一行で示した。編者の解釈のうち原文から確実に読み取れないものには 【推測】 を付す。

付録: 原文引用アーカイブ

原文引用アーカイブ(機械収集・244 本)— 本文で扱わなかった言及もここに残してある

全文コンコーダンス上のヒットは 406 行(同一台詞の分岐重複を統合すると 244 行64 章)。本節にその 全 244 件 を掲載する。

特異点F 炎上汚染都市 冬木

  • オルガマリー —「霊子転移(レイシフト)とは人間を霊子化させて 過去に送りこみ、事象に介入する行為です。」
  • オルガマリー —「人類史に残った様々な英雄。偉業。概念。 そういったものを霊体として召喚したものなのよ。」
  • オルガマリー —「英霊をまるごと霊体として再現するのは難しいのよ。 人間の魔術師ではリソース、メモリが足りないの。」

第二特異点 永続狂気帝国 セプテム

  • Dr.ロマン —「霊体化して移動したようだ。 退散した、といったところかな。お疲れさま。」
  • マシュ —「霊体化しながら潜んでいたようです! 先輩!」
  • マシュ —「くっ……これはトレーニング用の霊体がこちらの予想を 上回る速度で成長しています!」
  • レオニダス —「こう見えて、私は十万人を相手に戦った男。 ちょっと筋肉がない霊体だけの生物など、恐るるに――。」

第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス

  • Dr.ロマン —「「大航海時代」という舞台の記憶に刻まれた一種の霊体だ。 役割を果たすためだけに動いている。」
  • ダビデ —「おまけに、この宝具は霊体化ができない。」
  • メディア・リリィ —「そうですね。上級の霊体でしたが、あれではちょっと。 呪いの触媒には最適ですけど、今回は目的が違います。」

第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン

  • ジキル —「この子―――フランは、うん、人造人間だ。 身体組成は霊体ではなかったよ。英霊じゃないね。」
  • ヴラド三世 —「うむ。今宵は大人しく、ゆるりと休むがいい。 では、余も霊体化する。」

第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム

  • スカサハ —「サーヴァントのなり損ない、 英雄に後一歩及ばなかった霊体。」

第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット

  • ??? —「霊体化はなんか気持ち悪いから あんまりしたくないし……うう……。」

終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン

  • ゲーティア —「―――いや。 その男の守護霊体である我々は、同調せざるを得なかった。」

亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿

  • アルトリア・オルタ —「嫌なら出て行け、霊体化しろ。 もしくは消滅するがいい。むしろ消滅するがいい。」
  • アルトリア・オルタ —「嫌なら出て行くがいい、アサシン。 さもなくば霊体化しておけ。」
  • アルトリア・オルタ —「ジャンヌは嫌じゃなくても出て行くべきだし、 霊体化もしておくべきだぞ。」
  • エドモン・ダンテス —「魔獣の死体から、霊体にも通用する銃器まで、 何でも売り捌いているぞ。」
  • ドッペルゲンガー —「闇と噂の狭間(は ざ ま)でしか生きられぬ、 無様な霊体に過ぎない……。」

亜種特異点Ⅳ 禁忌降臨庭園 セイレム

  • メディア —「ロビン、サンソン。それにそこのマタ・ハリ(あ  な  た)も。 あなたたち“霊体化”は出来る?」
  • ロビンフッド —「レイシフトの後も、いやに霊子化の違和感が 残るとは思ったが……」
  • マタ・ハリ —「……もしかして霊体化していたの?」
  • メディア —「屋敷の敷地内であれば、あなたたちも 再び霊体化できるようになったはず。」
  • サンソン —「仮に霊体化が可能だったとしても、 むしろ罠(トラップ)に陥る危険を招いたかもしれない。」
  • (地の文) —「霊体化も可能になったんだって?」
  • メディア —「現状は霊体化が阻害されているのではなく、その逆。」
  • メディア —「私たちサーヴァントは、 霊体のまま肉体の制約を負っている状態。」
  • サンソン —「おしひろげて考えると、 そのイレギュラーな霊体は我々だけではないのか?」
  • サンソン —「一度、霊体化もできて 調子を取り戻してきたみたいだね? 哪吒。」
  • マシュ —「屋敷の敷地内でしたら霊体化も可能ですからね。」
  • ラヴィニア —「れ、霊体を物質化、する イブン・グハジの粉末よ!」
  • シバの女王 —「都市“セイレム”そのものを触媒とした 膨大なる霊体群の降臨―――。」

序/2017年 12月26日

  • コヤンスカヤ —「対霊体閃光弾(フラッシュバン)……」

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

  • ビリー —「じゃあ、僕は霊体化しておくよ。」
  • ダ・ヴィンチ —「霊体化していればいいんじゃない? あ、それだと風は感じられなかったか。」

Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング

  • ホームズ —「恐らくサーヴァントだ。 つい今しがた霊体化を解いたのだろう。」
  • ホームズ —「だが、相手はそれをせず、我々を目の前にして 霊体化を解き、姿を見せた。」
  • オフェリア —「……霊体化は覗き見のための能力ではないわ。 アナタはただ私を守護していればいい。」
  • マシュ —「先輩が倒れられた直後に、突然、姿が現れて。 霊体化の解除とも異なるような雰囲気で……」
  • オフェリア —「霊体化を解けだなんて命令をした覚えは―――」

Lostbelt No.3 人智統合真国 シン

  • シオン —「カルデア元所長マリスビリー氏から、より確実な手段、 肉体を霊子化して転送するアプローチ……」
  • 始皇帝 —「貴様らサーヴァントとやら、 さては霊体化したままで移動が叶うな?」

Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ

  • ダ・ヴィンチ —「―――今、霊体化して外に出て行ったのは誰だ!?」
  • ホームズ —「毒がある。軽く調べただけでわかるほどの、 鋼も人体も、そして霊体も容易く溶かす毒だ。」

Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス

  • ホームズ —「本来なら、ノウム・カルデアに戻して 霊体化、修復まで時間をかけるべきだが……。」
  • マンドリカルド —「陰キャに慰められてもー、 とか言われたら霊体化するところだった。」

Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス

  • (地の文) —「霊体化して……」
  • カイニス —「荒事になりそうだったら出てきてやるさ。 それまでは、霊体化して適当にうろついてるぜ。」
  • ホームズ —「私は結構。 霊体化して張り付いているよ。」
  • マシュ —「(霊体化解除してもOK、のサインですね)」
  • マカリオス —「召喚陣作成作戦開始だ。 ホームズ、カイニス、カリギュラは霊体化してくれ。」
  • マシュ —「敵性体、仮称コヤンスカヤ・ビースト…… 霊体化からの撤退を確認しました!」
  • カイニス —「テメェらと一緒でも全然嬉しかねえんだよ! チッ。霊体化して寝るぞオレは!」
  • カリギュラ —「霊体状態で見ているのだろう。」
  • マシュ —「カ、カイニスさん!? 霊体化していたんですか……!」

地獄界曼荼羅 平安京

  • (地の文) —「怨霊と思(おぼ)しき魔力塊…… 大霊とまでうたわれた不定形の霊体が、霧散する!」
  • (地の文) —「段蔵さん、霊体化!」
  • 渡辺綱 —「英霊特有の霊体化というやつか。」
  • 坂田金時 —「霊体化だっけか? 段蔵サンがたまにやってるが。」
  • バベッジ —「云われずとも。 当初こそ、我は霊体化を多用していた。」
  • バベッジ —「だが、聖杯戦争を拒む英霊にとって、 霊体化はあまりに効果的。」
  • バベッジ —「長期の霊体化による消極的姿勢は、 聖杯戦争という儀式を崩壊させ得るであろう。」
  • 藤原香子 —「洛内(らくない)すべてに施された結界により、 バベッジ様は、霊体化を封じられたのです。」
  • バベッジ —「日の半ば以上を霊体状態にて過ごしていた我は、 強制的に実体化せざるを得なくなった。」
  • バベッジ —「霊体化制限の呪詛。」
  • (地の文) —「霊体化しないんじゃなくて、できなかった!」
  • バベッジ —「緊急の霊体化である。 ごく短時間のそれだけが、我には残された。」
  • 酒呑童子 —「ああ、其(そ)処(こ)にいはったんやね。 霊体化云うんは大層便利らしいけど、難儀やわぁ。」
  • 段蔵 —「はっ。霊体化を用いて…… 一通り、洛内(らくない)を哨戒して参りまする。」
  • 段蔵 —「長時間の霊体化は、ワタシであっても 何らかのペナルティを喰らう可能性がありますゆえ、」
  • メディア・リリィ —「い、いえ! 是(これ)は、何らかの英霊が霊体化を解除している状態!」

Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ

  • バーゲスト —「“編纂された人類史”……英霊の座という、 時間を超越した場所から引き出された霊体。」
  • モルガン —「実体のある人間を棺(コフィン)で情報体……疑似霊子化し、 『特異点』に転移させる。」

死想顕現界域 トラオム

  • ヴラド三世 —「では、余は霊体化して待機しておく。 何かあれば、呼び出すがいい。」
  • ホームズ —「霊体化への対策も行われているだろうしね。」
  • 徐福 —「遊撃隊の皆さんは霊体化、 ないし休息を早めに取ることをお勧めいたします。」
  • ホームズ —「霊体化した存在の侵入は?」
  • ディルムッド —「部屋ごと結界化しているそうなので、 霊体を感知し次第爆発するとか。」
  • 徐福 —「霊体化してなきゃ、 ホントヤバかった……。」
  • 徐福 —「あなたたちは霊体化しなかったのね、 用心深いわー……。」
  • 徐福 —「私も霊体化して休憩するー。 じゃ、よろしく。」
  • シャルルマーニュ —「頼む。 じゃあ、しばらくの間霊体化しておくな。」
  • (地の文) —「モリアーティは霊体化していていいよ」

Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン

  • ダ・ヴィンチ —「通常のサーヴァントは基本、霊体だ。 実体化してもその体はエーテルで作られたもの。」
  • ダ・ヴィンチ —「キミは霊体化できないが、初めから肉体を持っている。 その特徴がいま、アドバンテージとして出てきている。」
  • ハベトロット —「ボクは霊体化して付いていくから、 ラスプーチンの変装は要らないぜ。」
  • ハベトロット —「ボクも普段は省エネのために霊体化&休眠してるけど、 マリーンは霊体化できないよな?」
  • ネモ・マリーン —「ストーム・ボーダーから離れたところで 霊体化したりすると、もう実体化はできない。」
  • ネモ・マリーン —「でも、霊体化はできないけど、 もちろんいいところもあるよ~!」
  • (地の文) —「ハベトロットは霊体化で待機、だね」
  • ハベトロット —「ボクもケガはしてないよ。 あんまりの事で霊体化を忘れただけ。」
  • ククルカン —「私も生身なのですが…… サーヴァントの皆さんは霊体化とかずるいデース……」
  • ゴルドルフ —「いいかね? サーヴァントは霊体の使い魔だ。 なので『降霊科』の管轄になる。」
  • トリスメギストスⅡ —「『これらを用いた、仮想英霊体の構築を確認しました』」
  • トリスメギストスⅡ —「『報告。仮想英霊体の霊基崩壊を観測』」

奏章Ⅰ 虚数羅針内界 ペーパームーン

  • シオン —「おそらく霊子化……疑似霊子化に近い現象でしょう。」
  • シオン —「これはおそらく、魔術回路と神経系の 霊子化にズレがあるのだと思います。」
  • シオン —「魔術回路と霊子化が関わるこの状況では、 もう一段階、特殊な経路が必要でした。」

奏章Ⅱ 不可逆廃棄孔 イド

  • (地の文) —「多分、霊体化してるんだと思うけどね」
  • ジャンヌ・オルタ —「霊体化して、回復に努めてるってあたりかしら。 ほら、私たちがこっちにレイシフトした瞬間、」
  • (地の文) —「いったん、いったん霊体化して!」
  • ジャンヌ・オルタ —「そう! 今は霊体化しとくタイミング!」
  • ジャンヌ・オルタ —「でも、こっちは霊体化ができないみたい。 代わりに、この姿(折 田 さ ん)だと殆ど魔力消費がないの。」
  • サリエリ —「黒色のスフィンクス! 一騎、霊体化した状態で主人の守護に付いていたか!」
  • ジャンヌ・オルタ —「だから今、転校生(ハ サ ン)に交渉中。 アイツ霊体化できるし。」
  • (地の文) —「或いは、霊体化した転校生の少年が 近くにいるかもしれないけれど、」
  • (地の文) —「霊体化して潜んでいるかもしれない ハサンのことを頭の隅に思いつつ、」
  • ジャンヌ・オルタ —「(スカサハに似た叔母サハさんのことは、  霊体化中のハサンが警護中)」
  • ハサン —「ここは、霊体化できるオレが おまえに張り付くべきだと考えた。」
  • ジャンヌ・オルタ —「霊体化できるハサンがいれば、 このあたりはラクなんだけど。」
  • カリオストロ —「ふむ、霊体化ですね。」
  • ジャンヌ・オルタ —「霊体化されたんじゃ追えっこないわよ。 魔力も気配も、綺麗さっぱりどこにもないし。」
  • ジャンヌ・オルタ —「霊体化して消えてくとか…… マジかー……。」
  • サリエリ —「霊体化したのは立ち去る時のみ。 出現時の彼は、確かに、実体化状態だった。」
  • ハサン —「オレが護衛のために常駐してる最中、 霊体化をしていなければ―――」
  • サリエリ —「霊体化しないだけマシだろう。 普段なら、とっくに姿を消している頃だ。」

奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション

  • パーシヴァル —「休んでほしい、というのもあるが、 マスターは霊体化できないからね。」
  • 機械化兵団 —「だめですプレジデント! 電力ケーブルが霊子化しています!」
  • エジソン・オルタ —「ケーブルが霊子化だと!? では無線による電力供給でこの出力を!?」
  • エジソン・オルタ —「それはもう無理なのだ。ケーブルは霊子化し、 電力は際限なくゲートに流れ込んでいる。」

奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス

  • カドック —「……姿が見えないな。 霊体化している、って訳でもなさそうだ。」
  • モリアーティ —「我々はサーヴァントだからね。 霊体化するのが負担も軽くていいのだが……。」
  • モリアーティ —「とはいえ、穏やかに過ごせるのは間違いない。 さて、僕たちは霊体化する。」
  • ダ・ヴィンチ —「うーん、レイシフトに同行しても霊基が破損して 霊体擬(もど)きの……戦闘不能状態になっていたり?」

???編 郷愁永巡刻盤 パスト・カルデア

  • オルガマリー —「適性サーヴァントは直ちに霊体化。 マスターとマシュはコフィンへ!」

幕間の物語

  • (地の文) —「無論、始終霊体化しているだけの者や、 夜更かしをしているサーヴァントはその限りではないが。」
  • ディルムッド —「霊体にも滋養のある素材を提供していただいた事で、 より食事が華やいだのです。」
  • ディオスクロイ・カストロ —「霊体化した状態で思慮(しりょ)に耽(ふけ)っていたところ、 気付けば妹の姿はなかった。」
  • マシュ —「……はい、生物はマスター以外存在しません。 そこに存在する“何者か”は全て、霊体です。」
  • サリエリ —「長話は控えるべきでしょう。 形なき霊体何するものぞ、ではありましたが……」
  • (地の文) —「ほとんど霊体化しているのはそのため?」
  • (地の文) —「まして、サーヴァントは霊体である以上、 病気とは余程のことがない限り縁遠い。」
  • (地の文) —「霊体化して入ってきていいよ」
  • ??? —「ごめんなさい……私……。 ……霊体化は慣れなくて……。」
  • ゴッホ —「改めての感謝と、宣誓を。この霊体が潰える瞬間まで、 ゴッホはマスターさまに忠義をささげます。」
  • 葛飾北斎 —「(だな。目立つおれたちは霊体化しとくかい、  まるたサンよ?)」
  • ゴッホの絵筆? —「あいにく霊体化など僕にはできないが、 普通の絵筆のサイズに縮むことくらいならできる。」
  • カーマ —「美味しくも甘~い霊体構成・燃焼魔力用リソース。 それがたっぷり山盛りに入ってるって事です。」
  • カイニス —「ここらで霊体化して退散するぜ。 邪魔したな、キャット。」
  • 太公望 —「似たようなことは霊体化でも行えますが、 まあ今回は違いますので。」
  • マシュ —「その…… なぜ、霊体化ではないと断言できるんでしょう?」
  • マシュ —「観測データとしては確かに、 霊体化の兆候は見られませんでしたが……」
  • マシュ —「魔力および実体の消失であれば、 霊体化の可能性は否定できないかと!」
  • 太公望 —「そうですね。 ですが、今回は霊体化していませんよ。」
  • 太公望 —「必要とあらばこの太公望、 周囲の霊体を見抜くぐらいの術式はすぐにアレします。」
  • 太公望 —「魔力を消し、姿を消し、 さりとて霊体化でもない。」
  • ゴルドルフ —「霊体化させれば、問題ないのでは?」
  • メディア —「普通に霊体化させるなら、そうでしょうね。」
  • メディア —「霊体化することで、 その異常がリセットできるならいいのだけど。」
  • ニトクリス —「実はいた私なのですがええとご心配はいらないかと。 彼、霊体化しただけで、別に消滅などはしていません。」
  • アーラシュ —「あらら、ご丁寧に霊体化までして消えちまった。 困らせるつもりはなかったんだがなぁ。」
  • 清姫 —「あっ、霊体化!」
  • 刑部姫 —「(あ、でも強制的に霊体化される可能性はあるか?  イヤーーーーーーーーー!)」
  • (地の文) —「私にとっては珍しく、霊体化せずに 戦闘シミュレーターでぼんやりと海を眺めている。」

二代目はオルタちゃん ~2016クリスマス~

  • ジャンヌ・オルタ・サンタ・リリィ —「私は迷惑にならないよう、霊体化します。 良い子ですよね、えへん。」
  • ジャンヌ・オルタ・サンタ・リリィ —「私はちゃんと霊体化した方が、 良いと思いますし……そうしようと思います!」

復刻:チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine 2016- 拡大版

  • シェイクスピア —「サーヴァントとは感情を持つ霊体。 チョコを貰わば、獅子奮迅の活躍が期待できましょう。」

ネロ祭2017

  • マリー —「あら……消えちゃった。霊体化?」

バレンタイン2021

  • カレン —「バレンタインがあのような 悪しき霊体を生み出し、」
  • カレン —「悪しき霊体の発生を察知した私は、 その脅威から皆さんを救うために、」

秋葉原塔イベント

  • ダ・ヴィンチ —「サーヴァントは強力な霊体だから、 もちろん消えることはないにしても、」
  • アフロディーテ —「そうよ。わかるもんですか、あんなちっぽけな霊体の 構成要素の奥の奥なんて。詳しく調べる気にもならない。」
  • アスクレピオス —「たとえば霊体化するなり何なり……」

南溟弓張八犬伝

  • 曲亭馬琴 —「まこと、かたじけない! 犬士たちはまだ霊体化が不得手なようでな。」
  • バーゲスト —「―――霊体化したままで失礼する、マスター。」
  • 岡田以蔵 —「でっかいロボとバーゲストは 霊体になって身を隠してもろうちょるとして、じゃ。」

好漢酒宴要塞 チェイテ・リャンシャンボー

  • 天草四郎 —「という訳で霊体化したり寝静まった中、 我々は探検している訳ですが―――」

ヨハンナさんと未確認の愛 ぶっ壊せ☆らぶらぶはぁと大石像

  • (地の文) —「マシュさんは寝ている。サーヴァントは 見張っているラーマ様を除いて霊体化しているらしい。」

ワンジナ・ワールドツアー!

  • モリアーティ —「よーし、霊体化できる人は霊体化。 マスター君とマシュ君は乗り込めー。」

CBC2024 シャルルマーニュのモンジョワ・騎士道!

  • (地の文) —「そしてオベロンは霊体化して出てこない……」

小野小町古今抄 ~雪消月のキラキラ蓮華~

  • 刑部姫 —「篁(たかむら)さんが霊体化して…… あれ、小町パイセン、元の霊基になってます?」
  • ニキチッチ —「霊体化を解け―――」
  • ニキチッチ —「霊体化しても無駄だからな! その時は、小町にいやらしい視線を送るかもだぞ。」

落涙の翼

  • ライネス —「霊体化だな。 もう近くにはいないらしい。」

カルデアン・フロラリア あなたの花が咲く頃に

  • フローラ —「霊体化して同化して……って感じですかね? 厳密に言えばもう少し複雑なことをするんですけど。」

アフタータイム・バレンタイン2026 ~お母さんチョコの謎~

  • オルガマリー —「サーヴァントも精神を有する知性体だから、 霊体化や霊基グラフでは負荷(ストレス)が掛かってしまう。」

人外跋扈怪界

  • 風魔小太郎 —「マスター殿。我が宝具は風魔の乱波……部下達の霊体を 召喚するもの。数だけはこの鬼共に引けを取りません。」
  • Dr.ロマン —「うん。数値だけで見ると、内部構造が霊体よりだね。」

超絶縦長魔城 チェイテピラミッド姫路城

  • 新宿のアサシン —「霊体化してるのか、シミュレーターに 向かっているのか……。」
  • 新宿のアサシン —「……確かに、名高いサーヴァントたちが霊体化して トンズラするレベルとはな……。」

永久常夏祭壇 ルルハワ

  • ジャンヌ・オルタ —「ここ最近は本の収集…… いえ、とくに意味はないけど霊体化していただけよ。」
  • ダ・ヴィンチ —「うん。 サーヴァントは全員、霊体化してもらって―――」
  • ジャンヌ・オルタ —「だから、霊体化は嫌なの。 飛行機で行くんでしょ?」
  • ジャンヌ・オルタ —「霊体で行くなんて、 風情がないにも程があるってえの!」
  • ダ・ヴィンチ —「んー……暗示魔術で……服装は誤魔化して…… 武装は一時的な霊体化で……。」
  • ダ・ヴィンチ —「その場合、周囲を催眠状態にすると共に 強制霊体化でハワイまで実体化不可とする。」
  • (地の文) —「霊体化すればいいのでは?」
  • スカサハ —「おや。霊体化してしまったか。 やれやれ、一緒にしごいてやろうと思ったが……」

徳川廻天迷宮 大奥

  • シオン —「私だったら召喚した時点で凍結、霊子化したままの 状態でパッケージングして保存しておきますね。」
  • マタ・ハリ —「っ……サーヴァントなら、霊体化のときの要領で なんとかバランスも取れるけど。」
  • パールヴァティー —「今はまだ何にもなっていないので、ただの霊体、 のようなものですが―――」

星屑盤上冥路 アステロ・アキハバラ

  • エリセ —「それとも……私だから寄ってくるの? 邪霊憑きは、霊体を招くっていうの?」
  • エリセ —「私が人間ではなく、召喚魔術による自律した霊体…… ……さ……サーヴァントとなってしまったから。」
  • マシュ —「擬似的霊体の崩壊、急速に進行中です! 今のうちに、確実なとどめを!」

納涼夢幻冥峰 パラダイスレイク

  • 執筆中の作家 —「にもかかわらず殺生院の術中に落ちている。 そもそもサーヴァントは霊体だ。」
  • エレナ —「前に天才児たちに作ってもらったのを、 あたしの理論で書き換えたの。霊体にはよく効くわ!」
  • 鈴鹿御前 —「霊体化しても追いかけてくるし、 こっちから仕掛ければ逃げてくし!」

凹型虚数怪理 イマジナリ・トレンチ

  • ネモ・ナース —「まずは魔術的見地から。血液検査の結果、彼女の霊体には 異質なエーテルが高濃度で循環していると分かりました。」
  • ネモ —「精神的な高揚による霊基再臨…… 少々度外れたものに見える霊体の大きな変化……」
  • ネモ —「特異な肌の色も、血液や霊体の特異性から考えれば、 むしろ在るべきカタチに近いように思える、と。」
  • 刑部姫 —「手ごたえ的には、外周部は霊体の外殻とよく似てて、 中心部には霊核みたいな強い反応を感じる。」
  • ゴッホ —「この最終海域には、わたしの肥大化した霊体から剥離した 大量のリソースが、未回収のまま漂っています……」
  • 楊貴妃 —「ああ……もう、霊体がもたない……」
  • 武則天 —「仕方なく、霊基に無理矢理虚数ちっぷを埋め込ませた。 おかげで霊体がぼろぼろじゃ。戦力は期待するでないぞ。」

いざ鎌倉にさよならを ~Little Big Tengu~

  • イアソン —「こんなことなら、霊体化しておきゃ良かった……」
  • 弁慶 —「これは…… 義経様の霊基から漏れ出る、平景清の霊体か!?」
  • マシュ —「平景清、大型霊体バージョンの消滅を確認しました! ですがまだ……」

カルデア・サマーアドベンチャー! ~夢追う少年と夢見る少女~

  • ダ・ヴィンチ —「てっきりゴルドルフくんのことだから、 サーヴァントは全員霊体化しろ、とか言うかなって。」
  • ダ・ヴィンチ —「さて、ここで一つ大事な情報がある。 本来、霊体であるサーヴァントにとっては、」
  • アキレウス —「あの野郎、霊体化したままいななくとか、 器用なことやりやがって!」
  • カイニス —「あ。霊体化しやがった。」

伝説再来魔城チェイテ

  • 新宿のアサシン —「霊体化してるのか、シミュレーターに 向かっているのか……。」
  • 新宿のアサシン —「……確かに、名高いサーヴァントたちが霊体化して トンズラするレベルとはな……。」

非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ

  • ニキチッチ —「太公望に翼を癒やさせるか、 いったん霊体化させて休ませてやらねば、」
  • ニキチッチ —「愛馬、ご苦労だった。 しばらく霊体化しているといいぞ。」
  • ニキチッチ —「ふう。危うく、愛馬ごと移動するところだったぞ。 霊体化が間に合ってなによりだ。」
  • 太公望 —「失礼。普段は霊体化させているんですが、 最終決戦となれば同行させた方が話が早いので。」

北極魔園観光アークティック・サマーワールド

  • マシュ —「一部が外部からの魔力で霊体から実体化し、 その後、北極圏へ移動しています。」
  • エリセ —「消えた――― ううん違う、霊体化!」
  • マシュ —「魔力反応消失を確認! スカディさん、霊体化して離脱した模様です。」

聖杯戦線 ~白天の城、黒夜の城~

  • 杉谷善住坊 —「俺は霊体化して追う。 四不相にはマスターとプトレが乗ればいいさ。」
  • 杉谷善住坊 —「俺は霊体化して追う。 四不相にはマスターとプトレが乗ればいい。」

五月連休温泉 隈乃

  • (地の文) —「生き物じゃない……霊体の何か……?」
  • マシュ —「い、いえそうではなく、霊体になれば魔力消費を 抑えられるので、どちらがいいのかなと……!」
  • 静希草十郎 —「ああ、そういう。霊体化というのは夕食の時に 話してくれたサーヴァントあるあるだね。」
  • 静希草十郎 —「実はさっきから何度か試(ため)したんだが、 俺は霊体化(そ  れ)、できないようなんだ。」
  • 蒼崎青子 —「この山で死んだから霊体として召喚された。 それ以外、サーヴァントになってる理由はないでしょう?」

幸福累計都市 ドバイ

  • 飛竜 —「……霊体化しておけばいいだけじゃないスか。」

極大霊障建築A.C.L.

  • ツタンカーメン —「マスターどの、 彼らの拘束をゆるめ、霊体化を解かせても?」
  • ツタンカーメン —「腕、だけ。 本体は、霊体化していまするか。」
  • ゴッホ —「―――ゴッホ、霊体化しておりましたか?」

完結南瓜惑星ハロウィンプラネット

  • メカエリチャンⅡ号機 —「霊体化して隠れているわけでもないし、 霊基グラフに戻った訳でもない。」

第六特異点?

  • ヒッポリュテ —「足止めのつもりか! 霊体を砲弾代わりにするとは……! もはやあの騎士団、妖魔の類と化しているらしい!」

カルデアゲート

  • シェイクスピア —「サーヴァントとは感情を持つ霊体。 チョコを貰わば、獅子奮迅の活躍が期待できましょう。」
  • 天草四郎 —「霊体ですか。 祓ってしまうより方法はないですね。」
  • 天草四郎 —「では、私たちがこの巨大な霊体を抑え込み――。」
  • マシュ —「な、何とか仕留めました……。 巨大霊体、崩壊していきます……!」

疾駆する

  • (地の文) —「普段は霊体化しているか」

枕元の邪竜

  • ジーク —「俺は戦闘以外だと霊体化したまま、 ぼうっとしがちだからな……。」

源平せんべい

  • 平景清 —「では我ら、是よりは 霊体化して見守っております。」

戦地の狭間にて

  • リチャード —「俺が騎士道を捧げる事にしたマスターだって紹介して、 目の前で霊体化とかしたらきっと驚くぞ!」

少女漫画お気に入りセット

  • 小野篁 —「あくまで私は小町に付随する霊体なれば、 貴殿と縁を結んだ間柄にあらず、」
  • 小野篁 —「……常であれば、私は霊体。 あくまで小町の霊基を成す一端に過ぎぬ身。」