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並行世界

分類: 世界観 / 別名・関連表記: 平行世界、パラレルワールド、亜種並行世界

この用語は何か

並行世界とは、同一の人類史から枝分かれした「もう一つの可能性」の世界を指す。分岐そのものを表す語であり、分岐した結果どうなったかを言い分けるのが編纂事象剪定事象である。世界の側が本流として採用し続けたものが編纂事象、幹から離れすぎたとして切り落とされたものが剪定事象——並行世界はその両方を含む上位の枠にあたる。

FGO においてこの語が最もよく使われるのは、世界の紹介ではなく分類の否定の場面である。「これは並行世界ではない」「並行世界ですらない」という形で、目の前の異常な世界が既存の枠に収まらないことを示すために持ち出される。異聞帯がその代表で、レオナルド・ダ・ヴィンチは、並行世界なら文明もライフスタイルも汎人類史と同じはずだと前置きしたうえで、異聞帯はその条件を満たさないと切って捨てる。並行世界とは、隣に置いても見分けがつかない程度に似ている世界のことである——という基準が、否定を通じて逆に定まる。

そのため、並行世界そのものが舞台になる章はきわめて少ない。正面から舞台にした唯一の例が奏章Ⅲの「ムーン・ドバイ」で、そこでは並行世界であることとまもなく剪定されることが同時に語られる。

基本データ

項目内容
正体同一の人類史から分岐した可能性世界。文明・ライフスタイルは基本世界とほぼ同じ
別表記平行世界(廃棄少女幻想 エンド・サクリファイスなどで使用)/パラレルワールド(ルビ1件)
上位・下位関係並行世界群のうち、大幹=編纂事象/枝葉=剪定事象
枠外のもの異聞帯(「並行世界ですらない」)/特異点(人理定礎そのものを変える)
亜種並行世界下総国に与えられた分類名。後に「亜種の異聞帯」へ再定義される
人理への影響並行世界移動による干渉は微細で、人理定礎は変動しない(終章)
定義の初出Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア(否定形)/第四次異聞録 冬木(分類)

章別解説

第四次異聞録 冬木

並行世界の分類が一度だけ体系的に語られる場面である。特異点Fと同じ座標の十年前に聖杯反応が観測されたという報告に対し、Dr.ロマンは、人類史がいったん焼却された後のカルデアスではさまざまな可能性が入り乱れて観測されると説明する。そしてロード・エルメロイⅡ世のいた人類史と自分たちの人類史のどちらが正史かは判別がつかないが、どちらも「中心にある、極めて近い世界」であることは明らかだ——そうでなければ召喚に応じない——と述べる。召喚できたという事実そのものが、近い並行世界である証拠になるという論法である。

  • Dr.ロマン —「そちらの世界とこちらの世界……果たしてどちらが 正史なのかは判別がつかないけど、まあ、」「どっちも『中心にある、極めて近い世界』である事は 明白だ。そうでなくちゃ喚(よ)ばれないからね。」

これを受けてエルメロイⅡ世が用語を整理する。ロマニの言っているのは大幹の並行世界群、すなわち多少の差違はあっても未来が同じになる編纂事象と、完全に別世界となりいずれ滅びる枝葉の並行世界=剪定事象の話だ、と。並行世界という一語のなかに二種類あり、幹に近いか枝先かで運命が決まる——という構図が、ここで初めて名前つきで提示される。

  • エルメロイⅡ世 —「貴方が言っているのは大幹の並行世界群……」「多少の差違はあっても未来は同じになる編纂(へんさん)事象と、」「完全に別世界になり、いずれ滅びる枝葉の」「並行世界……剪定(せんてい)事象の話だな。」

ただし彼は続けて、その領域は自分の管轄外であり、英霊と一体になっている状態でしか知り得ない世界の仕組みの話だと述べ、マスターに聞かせる話でもないと打ち切ってしまう。最も体系的な説明が、語った本人によって「人間の知るべき範囲の外」と位置づけられているのがこの場面の特徴である。

  • エルメロイⅡ世 —「悪いが、そのあたりの話は私の管轄外だ。」「こうして英霊と一体になっている状態でしか 知り得ない世界の仕組みの話だからな。」

→ 章別解説: 第四次異聞録 冬木

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

並行世界の定義が、異聞帯を否定するための物差しとして使われる章である。シャーロック・ホームズがロシアを「汎人類史とは異なる歴史でありながら、特異点のように狂った世界ではない」領域だと整理したのを受けて、マシュがそれを並行世界的な可能性の話かと問う。ダ・ヴィンチはこれを即座に否定する——異聞帯は並行世界ですらない、と。

  • 〔皇女アナスタシア〕マシュ —「つまり……派生したまま存続してきた人類史だと? 並行世界(パラレルワールド)的な可能性の話でしょうか?」 / ダ・ヴィンチ —「いや、それは違う。 異聞帯(ロストベルト)は並行世界ですらない。」 (この場面を読む

続く説明が、本編における並行世界の唯一の積極的定義にあたる。並行世界があると仮定した場合、そこでの文明もライフスタイルもみな同じものになる。基本世界の「お隣さん」だから差違は少なく、みんなコースが同じなのだ、と。並行世界であることの条件は、似ていることである

  • 〔皇女アナスタシア〕ダ・ヴィンチ —「基本、並行世界があると仮定した場合、そこでの文明、 ライフスタイルはみんな同じものなんだよ。」「だって『基本世界』のお隣さんだからね。 少ししか差違はないんだ。『みんなコースが同じ』なのさ。」 (この場面を読む

そのうえでダ・ヴィンチは、コースを外れる歴史もあると付け加える。天変地異でも技術のブレイクスルーでもいい、幹から離れすぎるほどの変化を迎えた世界は「違うもの」として削除される。樹を育てるとき不要な枝を切り落とすのと同じで、理想郷であろうと打ち切りになる——これを魔術世界では剪定事象と呼ぶ。並行世界という枠の内側に剪定という処分が組み込まれていることが、ここで示される。異聞帯は、その処分を受けたはずの歴史が処分されずに現在まで続いてしまったものであり、だからこそ並行世界の枠には収まらない。

  • 〔皇女アナスタシア〕ダ・ヴィンチ —「そういった『コースを外れるほどの変化』を迎えた 世界は、この宇宙では『違うもの』として削除される。」「樹を育てる時、不要な枝は切り落とすだろう? それと同じ。」「これを魔術世界では剪定事象(せんていじしょう)といい、」 (この場面を読む

同じ章には、並行世界を実際に渡る者も登場する。ホームズは宮本武蔵を、レイシフト装置なしで並行世界を渡り歩く特異能力者だと内心で位置づける。→ 漂流

  • 〔地獄への程よい旅路〕ホームズ —「(彼女はレイシフトなしで“並行世界”を渡り歩く」 (この場面を読む

→ 章別解説: Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国

章の正式名称そのものが分類名になっている唯一の例である。にもかかわらず、この章で「並行世界」という語を使う人物は誰も、その分類に納得していない。

まず敵側の宣教師が、天草四郎の企てを言い当てる。妖術師が成そうとしているのは徳川に仇なす大呪術であり、およそ並行に連なる世界をさえ侵す多重呪詛である。だから彼は、島原の乱直後の江戸周辺に松平の姫が存在する——そういう可能性を顕す並行世界を探していたのではないか、と。特定の条件を満たす並行世界を探索対象として選ぶという発想がここで示される。

  • 〔最終歌 屍山血河舞台・厭離穢土(破)〕宣教師 —「妖術師が成さんとするは徳川に仇なすための大呪術! およそ並行に連なる世界をさえ侵さんとする多重呪詛!」「島原の乱直後、江戸周辺に松平の姫が存在する…… そういった可能性を顕す並行世界を探していたのか?」 (この場面を読む

当の天草にとって、並行世界という分類は復讐の免罪符にならない。彼は自らの世界が既知の人類史から切り離された剪定事象であろうと、遙か離れた並行世界であろうと赦しはしないと叫ぶ。分類がどうであれ徳川の非道は同じだ、という論理である。最終盤では編纂事象——正しき人理をも呑み込むと宣言しており、枠組みの側を敵と見なしている点で一貫している。

  • 〔最終歌 屍山血河舞台・厭離穢土(急)〕天草四郎 —「……そうだ赦さぬ。たとえ我が世が、 既知の人類史から切り離された剪定事象であろうと。」「遙か離れた並行世界であろうと……。」「編纂事象! 正しき人理、人の歴史! 此処を滅ぼした後には貴様らの世界を呑み込もう!」 (この場面を読む

千子村正の反応は対照的で、剪定だか並行世界だかの話は面倒だから全部後だ、と切り捨てる。用語の厳密さと現場の行動が噛み合っていないことを、味方側の口で認めた場面である。

  • 〔最終歌 屍山血河舞台・厭離穢土(急)〕千子村正 —「確か剪定だか並行世界だか…… そのへんの話か。面倒だからその辺りは全部後だ。」 (この場面を読む

そして章の最後、真の黒幕である蘆屋道満が分類そのものを否認する。この下総は滅びずして消された世界、すなわち剪定事象——ではない。並行世界かと問われれば、近いようでいて些か違う。人類史にあって人類史にあらず、異なる星の神がその異なる目で観測した異世界であり、特異点と似て非なる異界なのだ、と。カルデアが与えた「亜種並行世界」という名を、当事者が正面から拒む形でこの章は閉じる。

  • 〔───天元の花、またいつの日か〕蘆屋道満 —「滅びずして消滅(ほろぼ)された世界、即ち剪定事象―――」「―――などではない。 並行世界? はてさて。近いようでいて些か違いましょう。」「異なる星の神が、その異なる目で観測した異世界――― 特異点と似て非なる異界なのです!」 (この場面を読む

→ 章別解説: 亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国

地獄界曼荼羅 平安京

下総国に与えられた分類が、後の章で二度書き換えられる。一度目はLostbelt No.4で、リンボの霊基を照合したホームズが「亜種並行世界、下総」と呼びかけたうえで、今では小さな異聞帯だったと言うべきだろうと訂正する。

  • 〔黒き最後の神〕ホームズ —「ああ。亜種並行世界、下総。 いや、今では小さな異聞帯(ロストベルト)だった、と言うべきだろう。」 (この場面を読む

二度目が本章である。天覧聖杯戦争の目的を推理するホームズは、下総国が亜種並行世界——亜種の異聞帯とも言うべき異常な状態にあったと述べ、ダ・ヴィンチが構造面から補強する。下総の厭離穢土城は、異聞帯でいえば空想樹に相当する存在、いわば亜種空想樹だった、と。そこから、リンボは平安京でも同じものを造り上げて異聞帯を発生させようとしているのではないか、という推論が立つ。下総国の分類を確定させることが、平安京の正体を読み解く手掛かりになるという構成である。

  • 〔天覧聖杯戦争〕ホームズ —「かの下総国は、亜種並行世界――― 亜種の異聞帯とも言うべき異常な状態にあった。」 / ダ・ヴィンチ —「下総における厭離穢土城(お ん り え ど じ ょ う)は、 異聞帯(ロストベルト)でいえば空想樹に相当する存在だった。」 (この場面を読む

なおリンボ自身は、天覧聖杯戦争を「我が亜種並行世界」と呼んで所有物のように扱っている。亜種並行世界という語が、作られるものとして使われる唯一の用例である。

  • 〔天覧聖杯戦争〕??? —「我が掌中、 我が亜種並行世界……」 (この場面を読む

→ 章別解説: 地獄界曼荼羅 平安京Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ

Lostbelt No.3 人智統合真国 シン

短いが重要な整理が行われる章である。ダ・ヴィンチは、異聞帯は複数あるが地球はひとつしかないと述べ、互いに異なる人類史が共存できる道理はないと続ける。だからもはや双方は並行世界ではなく、一つの惑星を割拠している——と。並行世界は「別々の器にそれぞれ収まっている」状態を前提とする語であり、器を奪い合う関係になった時点でその語は適用できなくなる。異聞帯同士が争わざるを得ない理由が、この一語の否定で説明されている。

  • 〔始皇帝〕ダ・ヴィンチ —「異聞帯は複数。けど地球はひとつきり。 となれば行き着く先は命懸けの椅子取りゲームだ。」「互いに異なる人類史が共存できる道理はないからね。」「もはや双方が並行世界ではなく、 一つの惑星を割拠している。」 (この場面を読む

→ 章別解説: Lostbelt No.3 人智統合真国 シン

Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス

武蔵が自らの旅路を語る場面で、並行世界が実際に移動先として扱われていたことが確認される。白紙化された大地に出たとき彼女が思ったのは「どんな並行世界?」であり、マシュはカルデアの記録として、武蔵の跳ぶ先は違う時代・違う並行世界だと認識されていたと述べる。ところが地球の白紙化以降、その移動先が「この世界」ひとつに潰れてしまった。マシュは最終的に、武蔵は時代や並行世界への転移はできなくなったが空間の転移はある程度自由だ、という状態だと整理する。並行世界が無数にあることを前提にしていた能力が、前提を失って別物になったという事例である。→ 漂流

  • 〔汝、星を鋤く豊穣(Ⅱ)〕武蔵 —「『なにこれ、地面が真っ白とかどんな並行世界?』 なんて思いながら旅をしていたら、」 / マシュ —「武蔵さんが『跳ぶ先』は違う時代、 違う並行世界だと認識していましたが……」「あの。では、武蔵さんはレイシフト…… 違う時代や並行世界への転移はできなくなったものの、」 (この場面を読む

→ 章別解説: Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス

奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション

並行世界そのものが舞台になる、本編で唯一の章である。西暦3017年の月面都市ムーン・ドバイに送り込まれた一行に対し、[[BBコスモ]]は現在地を診断する——ここは特異点でもなければ異聞帯でもない。おそらく『一つ隣の並行世界』であり、ムーン・ドバイは確固たる人類の未来の一つだ、と。特異点・異聞帯という既知の二枠を消去したうえで残る第三の分類として、並行世界が名指しされる。

  • 〔七人のラスボス〕BBコスモ —「ここは特異点でもなければ異聞帯でもない。 おそらく『一つ隣の並行世界』です。」「ムーン・ドバイは確固たる人類の未来の一つ。」 (この場面を読む

この世界の記録を読み解く過程で、並行世界を技術的に観測する手段も登場する。旧世代の量子コンピューター・ソフィアの機能不全に対する改良案として、「並行世界同期演算」を実行し、並行世界2030年に観測されたAIモデルの概要を取得した——という記述がそれで、BBドバイという存在自体が並行世界からの輸入品であったことが判明する。後にはカズラドロップが同じ量子コンピューターで並行世界の宇宙へ信号を送り、別宇宙のビーストを呼び寄せた可能性も指摘される。並行世界は観測・通信の対象になりうるという、本編では珍しい実務的な扱いである。

  • 〔キアラと不思議の海・後編〕BBコスモ —「『ソフィアによる並行世界同期演算を実行。」「カズラドロップがムーン・ドバイの量子コンピューターを 使って並行世界の宇宙に信号を送り、」 (この場面を読む

章の核心は、並行世界であることと剪定されることが同じ場面で結び付けられる点にある。BBドバイがなぜ「人類滅亡ラスボス決定戦」などを催したのかを解き明かす殺生院キアラは、この世界の人類がどう滅んだのか誰にも分からず、白紙の答案のまま提出されたからだと説明する。マシュがそこに気づく——この未来は並行世界ではあるが、同時に。キアラが引き取る。じき剪定事象に認定される泡沫の宇宙であり、この世界の人類史は予定どおり西暦2999年をもって打ち切られ、人類史から剪定される、と。BBドバイが恐れていたのは人理そのものであり、彼女は人理査定を克服するためにこの戦いを計画していた。

  • 〔キアラと不思議の海・後編〕マシュ —「まさか……この未来は並行世界ではありますが、 同時に―――」 / 殺生院キアラ —「そう。じき剪定事象に認定される泡沫(ほうまつ)の宇宙。」「この世界の人類史は予定通り、 西暦2999年を以て打ち切られる。」「即ち―――人類史から剪定されます。」 (この場面を読む

決着後、アーキタイプ:アースは自分が具現化した七つの滅亡案について、あれは並行世界(もしも)の話であり、幾つもの『地球』に起こった未来の風景だと述べる。想像力がないので実際に起きたものしか具現化できない、という補足があり、七つの滅亡案がすべて別の並行世界で実際に起きた出来事であることが明かされる。

  • 〔アース・フォール〕アーキタイプ:アース —「あれは並行世界(も  し  も)の話です。 幾つもの『地球(わたし)』に起こった未来の風景。」 (この場面を読む

締めくくりは持ち帰り禁止の宣告である。[[ゴールデンBB]]は、並行世界とはいえムーン・ドバイは遙かな未来であり、その記憶を『現在』に持ち込むことはできないと告げ、一行を夏の始まりへ送り返す。並行世界で得た知識は現在へ持ち越せないという制限が、章の終わりに実演される。

  • 〔Wonderer〕ゴールデンBB —「並行世界とはいえムーン・ドバイは遙かな未来。 その記憶を『現在』に持ち込む事はできません。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション

終章

並行世界と特異点の違いが、影響力の大きさで定義される章である。原初特異点・冬木で、大聖杯を守っていた理由を問われたセイバーオルタは、そもそも特異点などという事象はこの時点まで存在しなかったと述べる。マシュが驚いて確認すると、彼女はこう答える——並行世界移動による微細な干渉はあっても、一度刻まれた人理定礎は変動しない。だが特異点は違う、実際に人理定礎を変えてしまう、と。並行世界の行き来は歴史を書き換えない。書き換えるのは特異点だけであるという、両者を分ける最も明快な基準がここで示される。

  • 〔原初特異点 冬木〕セイバーオルタ —「そうだ。並行世界移動による微細な干渉はあっても、 一度刻(きざ)まれた人理定礎は変動しない。」「だが特異点は違う。 実際に人理定礎を変えてしまう。」 (この場面を読む

もう一つ、並行世界が規模の単位として使われる場面がある。マリス・カルデアス根源の渦のレプリカだと明かされたとき、マシュは並行世界すら含めた全ての事象を収めた『 』を物質として取得することは理論的に不可能だと反論する。それだけの記憶容量を持つ媒体は存在せず、構築している間に宇宙が冷え切ってしまう、と。並行世界の総体が「宇宙をもう一つ作る」ことに等しい量として扱われるわけである。

  • マシュ —「並行世界すら含めた全ての事象を収めた『 』を 物質として取得する事は、理論的に不可能です。」 (この場面を読む

終盤に出現する空想樹M・スペクトラムについても、ゴールデンBBが並行世界で起きた数々の可能性を算出しシミュレートした群体だろうと分析している。並行世界が敵の物量そのものになるという応用例である。

  • 〔M・スペクトラム(開始)〕ゴールデンBB —「空想樹M・スペクトラムと言いましたか。 おそらく並行世界で起きた数々の可能性、」 (この場面を読む

→ 章別解説: 終章

幕間の物語

並行世界が再現の素材として使われる挿話が集まっている。加藤段蔵幕間では、カルデアのシミュレーターが誰も指示していない土地を勝手に構成しはじめる。それは主人公だけが知っている並行世界の下総であり、風魔小太郎が出現した怪異も含めて並行世界の下総のものだと断定する。カルデアで召喚された段蔵は下総で会った段蔵とは別人のはずなのに、なぜその記憶が再現されるのか——という不気味さが、この幕間の主題になっている。

  • 〔その心、人に似て〕風魔小太郎 —「今のは間違いなく、並行世界の下総に出現した怪異。 この場所についても同じです。」 (この場面を読む

再現された土気城下町は、汎人類史では有り得ない規模に発展した都市として現れる。段蔵が「土気は下総ではなく上総では」と指摘すると、小太郎は並行世界ゆえのずれだろうと答える。細部が違うだけで大枠は同じというダ・ヴィンチの定義が、地理のずれという形で実演された場面である。

  • 〔その心、人に似て〕風魔小太郎 —「汎人類史では有り得ない規模に発展した、 土気(と け)城下です。関東では江戸に次ぐ都市であったようです。」「並行世界ゆえのずれなのでしょう。 ともかく、そういった大きな町であるはずなのですが、」 (この場面を読む

ディルムッド・オディナの幕間では、並行世界が召喚の縁として働く。ホームズは、彼が並行世界の一つで出会った武蔵の縁を通じて訪れた英霊であるようだと分析する。

  • 〔双剣、来たる〕ホームズ —「特に、キミは並行世界の一つで出会ったという ミズ・宮本の縁を通じて訪れた英霊であるようだしね。」 (この場面を読む

なお同じ幕間群には、オリオンがアルテミスに許されたことを訝しんで「並行世界に迷い込んだ? 剪定されない?」と口にする軽口もある。剪定事象という用語がギャグの落ちに使えるほど浸透していることを示す用例である。

  • 〔ゴールデン・ウェディング!〕オリオン —「俺、もしかして並行世界に迷い込んだ? 大丈夫? 剪定(せんてい)されない?」 (この場面を読む

→ 章別解説: 幕間の物語

廃棄少女幻想 エンド・サクリファイス

この概念に関する言及が単一章で最も多く、しかも表記が「平行世界」で統一されているイベントである。魔法少女イリヤスフィール・フォン・アインツベルンと美遊が鏡面界への移動中の事故でこの異世界に落ちてきた経緯を聞いたマシュは、二人がカルデアの地球とは異なる平行世界から来たのは確実だと結論する。

  • 〔prolog 棄てられし少女たちの墓標〕マシュ —「わたしたちの地球とは異なる平行世界から いらっしゃった、というのは確実ですね……。」 (この場面を読む

続く場面では、平行世界の住人はレイシフトで連れ帰れないという制限が明示される。マシュがイリヤをカルデアへ避難させられないかと提案したのに対し、Dr.ロマンはレイシフトの原理上不可能であり、カルデアに戻れるのは主人公とマシュだけだと答える。契約したサーヴァントであれば縁ができるが、そうでない以上どうにもならない、と。縁の有無が世界間移動の可否を決めるという条件が、ここで具体的に語られる。

  • 〔1ins おかしなおかしなお菓子の国【Ⅰ】〕マシュ —「いえ、聞いてください、ドクター。 彼女はわたしたちとは違う、平行世界の住人です。」 / Dr.ロマン —「う~ん……それは、悪いけれど不可能だ。 レイシフトの原理的に無理だ。」 (この場面を読む

このイベントの世界そのものが、平行世界を集める装置として設計されている。エレナ・ブラヴァツキーは、魔法少女たちは元はといえば様々な平行世界からこの場所に招かれたのだと明かし、自身も「とある平行世界の魔法少女、その幻」だと述べる。敵であるレディは、無限の平行世界には無限の危機があると宣言する。複数の平行世界から人員を徴集するという発想が、本編にはない形で展開される。

  • 〔3rei!! 死せる書架の国 【Ⅲ】〕エレナ —「あたしたち魔法少女は、元はといえば、 様々な平行世界からこの場所に招かれた。」 (この場面を読む
  • 〔World End Match ファースト・レディ〕レディ —「無限の平行世界には無限の危機があるわ? 倒すべき本当の敵たちがいるわ?」 (この場面を読む

→ 章別解説: 廃棄少女幻想 エンド・サクリファイス

螺旋証明世界 リリムハーロット

並行世界が捕食対象の供給源として扱われる章である。追い詰められたドラコーは、この場所が自分の生み出した世界——第一の獣による人理焼却を模倣した証明世界だと明かす。証明世界によって七つの特異点を再現し、数多の並行世界から“カルデア”を引き寄せた、と。集めたカルデアたちの「世界を救う」という願いを聖杯に溜め、それを飲み干したのが自分だという。

  • 〔第2節 君が獣、戦場(1/2)〕ドラコー —「此処(こ こ)は余が生み出した世界。 第一の獣による『人理焼却』を模倣した証明世界。」「証明世界によって七つの特異点を再現し、 数多の並行世界から“カルデア”を引き寄せた。」 (この場面を読む

ここで前提になっているのは、どの並行世界にもカルデアが存在し、どれもが人理焼却を勝ち抜いているという想定である。ダ・ヴィンチの「文明もライフスタイルも同じ」という定義を、最も残酷な形で運用した例といえる。

  • 〔第2節 君が獣、戦場(1/2)〕ドラコー —「この宇宙において第一の獣を倒したカルデア。 そのマスター。数多の世界に存在する勝利者たち。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 螺旋証明世界 リリムハーロット

読み取れる設定

  • 語義(確定): 同一人類史から分岐した可能性世界。文明・ライフスタイルは基本世界と同一で、「少ししか差違はない」(ダ・ヴィンチ、Lostbelt No.1)。似ていることが並行世界であることの条件である。
  • 三項関係(確定): 並行世界群のうち、大幹=編纂事象、枝葉=剪定事象。並行世界はその両方を含む上位の枠にあたる(エルメロイⅡ世、第四次異聞録 冬木)。
  • 枠外①(確定): 異聞帯は並行世界ではない。「異聞帯(ロストベルト)は並行世界ですらない。」(ダ・ヴィンチ、Lostbelt No.1)。
  • 枠外②(確定): 特異点も並行世界とは別物。並行世界移動の干渉は微細で人理定礎を動かさないが、特異点は「実際に人理定礎を変えてしまう。」(セイバーオルタ、終章)。→ 人理定礎
  • 共存不能(確定): 器(惑星)が一つしかない状況では並行世界という関係が成立しない。「もはや双方が並行世界ではなく、 一つの惑星を割拠している。」(ダ・ヴィンチ、Lostbelt No.3)。
  • 渡る手段(確定): 虚数潜航能力を持つ者は並行世界を渡れる。ホームズは武蔵を「(彼女はレイシフトなしで“並行世界”を渡り歩く」特異能力者と評する(Lostbelt No.1)。→ 漂流虚数空間
  • 観測・通信(確定): 並行世界を演算で観測する技術が存在する。「『ソフィアによる並行世界同期演算を実行。」/「並行世界の宇宙に信号を送り、」(BBコスモ、奏章Ⅲ)。
  • 持ち出し制限(確定): 並行世界で得た記憶は現在へ持ち込めない。「並行世界とはいえムーン・ドバイは遙かな未来。 その記憶を『現在』に持ち込む事はできません。」(ゴールデンBB、奏章Ⅲ)。情報の持ち込みも「並行世界の不必要な情報をいれるのはやめておこう。」(ライネス、パッチワーク・ロンドン)と忌避される。
  • 住人の移送不能(確定): 別の平行世界の住人はレイシフトでカルデアへ連れ帰れない。「レイシフトの原理的に無理だ。」(Dr.ロマン、エンド・サクリファイス)。契約による縁があれば別だとされる。
  • 規模の単位(確定): 並行世界すべてを含む事象集合の物質化は理論上不可能。「並行世界すら含めた全ての事象を収めた『 』を 物質として取得する事は、理論的に不可能です。」(マシュ、終章)。→ 根源
  • 【推測】「異世界」は並行世界とは別カテゴリとして扱われる。オルガマリー「(異世界……並行世界とは違う概念ね)」(春の終わりに君を待つ)。蘆屋道満が下総国を「特異点と似て非なる異界」と呼ぶのも同じ用法と読める。

揺れ・矛盾

  • 下総国の分類変遷: 章名は 亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国 だが、Lostbelt No.4でホームズは「ああ。亜種並行世界、下総。」「いや、今では小さな異聞帯(ロストベルト)だった、と言うべきだろう。」と再定義し、平安京では「かの下総国は、亜種並行世界―――」「亜種の異聞帯とも言うべき異常な状態にあった。」と述べる。分類は**亜種特異点 → 亜種並行世界 → 亜種の異聞帯**と移動している。
  • 当事者による否認: 下総国の当事者である蘆屋道満は「並行世界? はてさて。近いようでいて些か違いましょう。」と、公式の分類そのものを否認している。天草四郎も剪定事象であろうと並行世界であろうと同じだと述べており、この章では分類名が誰にも受け入れられていない
  • 表記ゆれ: 「並行世界」107件に対し「平行世界」14件。特にエンド・サクリファイスでは一貫して「平行世界」表記(マシュ「わたしたちの地球とは異なる平行世界から」)。「パラレルワールド」はLostbelt No.1のルビ1件のみ。
  • 編纂事象という語の浸透度: 深海電脳楽土で殺生院キアラが「ええっと……並行世界、だったかしら。編纂事象(へんさんじしょう)?」と混同し、千子村正は「確か剪定だか並行世界だか……」と投げ出す。逆にオリオンは「大丈夫? 剪定(せんてい)されない?」と軽口に使う。用語の厳密さが場面ごとにばらついている
  • 『第二魔法』との接続は作中にない: 並行世界の運営を第二魔法の管轄とする説明は、FGO 全シナリオを走査しても存在しない(『第二魔法』は0件)。並行世界について語る魔法使いは蒼崎青子が唯一で、しかも彼女は「並行世界論ならいざ知らず、タイムワープしてくる私は 既に『私』のいる事象(イベント)には参加(エントリー)できない。」と述べ、自分の時間移動を並行世界論から切り離している
  • 視点キャラによって並行世界の解像度が違う: 第六特異点?(Fate/strange Fake コラボ)で獅子心王は「数多の並行世界の中では、 どれもこれもが藪の中だ。」と真実の不確定さを説き、エルキドゥは「他の並行世界のスノーフィールドでの出来事……」を部分的に把握していると述べる。並行世界の情報にどこまで触れられるかは存在ごとに異なるが、その基準は語られない。

関連

引用元の人物

言及の多い章

引用と検証について

分類: 世界観 / 別名・表記ゆれ: 平行世界/パラレルワールド

FGO全シナリオ(151章・110万行)を全文走査した結果、この語(および別名)を含む台詞は 121件(同一章内の重複台詞を除いた実数 77件)、33章にわたる。 本ページには 全件 を掲載する。

付録: 原文引用アーカイブ

原文引用アーカイブ(機械収集・74 本)— 本文で扱わなかった言及もここに残してある

章の並び順は war ID 順(メインストーリー → 幕間 → イベント → バレンタイン)。引用は演出タグ除去後の表示テキストそのままで、原文の改行位置ごとに鉤括弧で区切っている。

第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン

  • —「なんだか並行世界とか因果律の関係で」「時空崩壊とか怖いですが覚悟してもらいます!!」

亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国

  • 宣教師 —「島原の乱直後、江戸周辺に松平の姫が存在する……」「そういった可能性を顕す並行世界を探していたのか?」
  • 天草四郎 —「遙か離れた並行世界であろうと……。」「我は赦さぬ、赦せぬ、ただのひとりも赦しはせぬ!」
  • 千子村正 —「確か剪定だか並行世界だか……」「そのへんの話か。面倒だからその辺りは全部後だ。」
  • 蘆屋道満 —「―――などではない。」「並行世界? はてさて。近いようでいて些か違いましょう。」

亜種特異点Ⅳ 禁忌降臨庭園 セイレム

  • 魔神ゼパル —「この宇宙にはいないもの……並行世界にすら存在しない、」「別の宇宙への道を開くと?」

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

  • マシュ —「つまり……派生したまま存続してきた人類史だと?」「並行世界(パラレルワールド)的な可能性の話でしょうか?」
  • ダ・ヴィンチ —「いや、それは違う。」「異聞帯(ロストベルト)は並行世界ですらない。」「基本、並行世界があると仮定した場合、そこでの文明、」「ライフスタイルはみんな同じものなんだよ。」
  • ホームズ —「(彼女はレイシフトなしで“並行世界”を渡り歩く」「 特異能力者だった)」

Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング

  • ホームズ —「(……虚数潜航能力を有した生き物、ないし英霊。」「 ミズ・宮本は並行世界のドリフターだった……)」

Lostbelt No.3 人智統合真国 シン

  • ダ・ヴィンチ —「もはや双方が並行世界ではなく、」「一つの惑星を割拠している。」

Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ

  • ホームズ —「ああ。亜種並行世界、下総。」「いや、今では小さな異聞帯(ロストベルト)だった、と言うべきだろう。」

Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス

  • 武蔵 —「『なにこれ、地面が真っ白とかどんな並行世界?』」「なんて思いながら旅をしていたら、」
  • マシュ —「武蔵さんが『跳ぶ先』は違う時代、」「違う並行世界だと認識していましたが……」
  • マシュ —「あの。では、武蔵さんはレイシフト……」「違う時代や並行世界への転移はできなくなったものの、」

地獄界曼荼羅 平安京

  • ??? —「我が掌中、」「我が亜種並行世界……」
  • ホームズ —「かの下総国は、亜種並行世界―――」「亜種の異聞帯とも言うべき異常な状態にあった。」

奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション

  • BBコスモ —「ここは特異点でもなければ異聞帯でもない。」「おそらく『一つ隣の並行世界』です。」
  • シエル —「私だって好きで並行世界やらユニヴァースやらで」「曖昧(あいまい)な霊基になったのではありません!」
  • アーキタイプ:アース —「あれは並行世界(も  し  も)の話です。」「幾つもの『地球(わたし)』に起こった未来の風景。」
  • BBコスモ —「『ソフィアによる並行世界同期演算を実行。」「 並行世界2030年に観測されたAIモデルの概要を獲得』」
  • マシュ —「まさか……この未来は並行世界ではありますが、」「同時に―――」
  • BBコスモ —「カズラドロップがムーン・ドバイの量子コンピューターを」「使って並行世界の宇宙に信号を送り、」
  • ゴールデンBB —「並行世界とはいえムーン・ドバイは遙かな未来。」「その記憶を『現在』に持ち込む事はできません。」

終章

  • セイバーオルタ —「そうだ。並行世界移動による微細な干渉はあっても、」「一度刻(きざ)まれた人理定礎は変動しない。」
  • マシュ —「並行世界すら含めた全ての事象を収めた『 』を」「物質として取得する事は、理論的に不可能です。」
  • ゴールデンBB —「空想樹M・スペクトラムと言いましたか。」「おそらく並行世界で起きた数々の可能性、」

幕間の物語

  • (地の文) —「並行世界の下総、土気(とけ)城下町だ」
  • ホームズ —「特に、キミは並行世界の一つで出会ったという」「ミズ・宮本の縁を通じて訪れた英霊であるようだしね。」
  • オリオン —「俺、もしかして並行世界に迷い込んだ?」「大丈夫? 剪定(せんてい)されない?」「あ、でも並行世界なら……。」
  • (地の文) —「並行世界の下総だね」
  • 風魔小太郎 —「今のは間違いなく、並行世界の下総に出現した怪異。」「この場所についても同じです。」
  • 風魔小太郎 —「並行世界ゆえのずれなのでしょう。」「ともかく、そういった大きな町であるはずなのですが、」
  • 風魔小太郎 —「並行世界の下総を知る者が―――恐らくは!」「奴が撒いたのであろう、忌まわしき種のひとつ!」

ぐだぐだ明治維新

  • ダ・ヴィンチちゃん —「私も最初はどこかの並行世界の歴史がおかしくなった」「空間かと思っていたんだけどね。」

リヨイベ

  • 名も無きマスター —「無数に広がる並行世界の果て、」「あなたたちとは違うカルデアより来たマスター。」

南溟弓張八犬伝

  • マシュ —「(男性のはずでは?)(n回目)(もはや慣れて)」「(わたしがおかしい可能性)(並行世界とは)(性別朕)」

クリスマス2023

  • ネモ・プロフェッサー —「というより、並行世界での活動強度がない私たちでは」「『過去にあった事は何一つ変えられない』が正しいかと~。」

ポホヨラのクリスマス・イブ 夢見るサンタとくるみ割り人形

  • 光のコヤンスカヤ —「あるいは、並行世界移動の一種。」「物理法則を書き換えての空間転移……。」

第四次異聞録 冬木

  • エルメロイⅡ世 —「貴方が言っているのは大幹の並行世界群……」「多少の差違はあっても未来は同じになる編纂(へんさん)事象と、」「完全に別世界になり、いずれ滅びる枝葉の」「並行世界……剪定(せんてい)事象の話だな。」

廃棄少女幻想 エンド・サクリファイス

  • マシュ —「わたしたちの地球とは異なる平行世界から」「いらっしゃった、というのは確実ですね……。」
  • マシュ —「いえ、聞いてください、ドクター。」「彼女はわたしたちとは違う、平行世界の住人です。」
  • Dr.ロマン —「魔法少女力(MSりょく)?」「平行世界の魔法体系は独創的だね……」
  • エレナ —「その映像の男性は……まさか……」「……平行世界と直通のレイラインなの?」
  • Dr.ロマン —「キミは平行世界について」「かなり正確に知覚しているようだね。」
  • エレナ —「あたしたち魔法少女は、元はといえば、」「様々な平行世界からこの場所に招かれた。」
  • エレナ —「このまま、あなたたちの平行世界へ」「逃げ帰ったところで、根本的な解決にはならない。」
  • 美遊 —「レディは平行世界へと干渉する」「なんらかの技術を得たようです。」
  • エレナ —「けれどあたしは、」「とある平行世界の魔法少女、その幻なの。」
  • レディ —「無限の平行世界には無限の危機があるわ?」「倒すべき本当の敵たちがいるわ?」
  • レディ —「私たちは駆ける。平行世界の果ての果てまでも!」「願いはきっとかなうから……!」
  • Dr.ロマン —「ひとまず平行世界からの干渉を受ける危険も去ったと」「考えていいんじゃないかな。」
  • ファントム —「この平行世界の狭間の空間を―――」

深海電脳楽土 SE.RA.PH

  • 殺生院キアラ —「ええっと……並行世界、だったかしら。編纂事象(へんさんじしょう)?」「とにかく、そのようなむつかしい概念の。」

Apocrypha/Inheritance of Glory

  • セミラミス —「滅茶苦茶だ、鏡写しの並行世界を」「無理矢理造ろうとするようなものだぞ!?」

深山温泉大社・大割烹閻魔亭

  • 紅閻魔 —「玉藻はいま、並行世界に無限にいるかもしれない」「未来のダンナ様軍団を皆殺しにしたのでちよ!」

幻想蒐集領域 パッチワーク・ロンドン

  • ライネス —「いや、戻ってきた記憶で、ある程度見当はつく。」「並行世界の不必要な情報をいれるのはやめておこう。」
  • エルメロイⅡ世 —「もっともライネスなら、並行世界の情報を伝えるのは」「あまり良くないぞ、とか言うかもしれないがね。」

三千信長世界 デ・アルカ

  • 足軽ノッブ —「いや、わかった!」「さてはこいつ並行世界とかから来た……、」

蒼輝銀河番組 セイバーウォーズ4.8

  • Sイシュタル —「人工神殿であったダーク・マアンナがない今、」「私たちの力じゃ並行世界の壁は越えられない。」
  • 教授 —「ただあるだけで『蒼輝銀河』の秩序(ルール)が崩れる。」「たとえば転生。たとえば並行世界への干渉。」

螺旋証明世界 リリムハーロット

  • ドラコー —「証明世界によって七つの特異点を再現し、」「数多の並行世界から“カルデア”を引き寄せた。」
  • (地の文) —「……並行世界のカルデア」

聖杯戦線 ~白天の城、黒夜の城~

  • ダ・ヴィンチ —「並行世界……並行重複特異点とでもいうべきかな?」「とんでもないイカサマだ!」

夢幻泡影盈月

  • ダ・ヴィンチ —「キミが英霊剣豪と戦った、亜種特異点―――」「じゃなくて亜種並行世界、下総国。」

五月連休温泉 隈乃

  • 蒼崎青子 —「並行世界論ならいざ知らず、タイムワープしてくる私は」「既に『私』のいる事象(イベント)には参加(エントリー)できない。」

盛夏堪能王国 Uオルガマリーアイランド

  • 両儀式 —「イカレてんのか?」「それともどこかの並行世界から来た浅上オルタか?」

第六特異点?

  • 獅子心王 —「数多の並行世界の中では、」「どれもこれもが藪の中だ。」
  • エルキドゥ —「他の並行世界のスノーフィールドでの出来事……」
  • エフェメロス —「いや、並行世界の流れによっては私に滅ぼされて」「終わるかもしれないのだぞ。」

春の終わりに君を待つ

  • オルガマリー —「(異世界……並行世界とは違う概念ね)」
  • ライネス —「我が兄は、並行世界に自分の世界の情報を」「持ち込むことを嫌がっていたが、」

カルデアゲート

  • ホームズ —「仕方ないさ。あまり踏み込むと並行世界や剪定事象(せんていじしょう)の話に」「なってしまうし、神代の解説にまで踏み込む事になる。」
  • 鈴鹿御前 —「固有結界、霊子的なVR(ばーちゃる)空間、時間軸のずれた平行世界、」「まさかの大穴で……集合無意識的なドリーム混入(コラボ)?」