真名
この用語は何か
真名とは、サーヴァントが英霊として持つ本当の名前である。セイバー、アーチャーといったクラス名が仮の呼び名であるのに対し、真名はその英霊が生前に何者であったか、どの伝承を背負っているかを直接指し示す。
真名が秘匿されるのは、それがそのまま弱点の一覧になるからだ。サーヴァントは英霊の再現であり、伝承に書かれた強さも弱さもまとめて引き継いでしまう。名が割れれば、その英雄がどう倒されたかも一緒に割れる。だから聖杯戦争ではクラス名で呼び合うのが作法とされ、真名は最後まで伏せられる。
同時に真名は、宝具を起動する鍵でもある。宝具の名を宣言する「真名解放」によって初めてその武装は本来の威力を出す。真名を隠して戦うということは、切り札を抜かないまま戦うということでもある。
そしてこの原則は、FGO の物語ではほとんど守られない。カルデアのサーヴァントは召喚された時点で名乗り、システムにも真名が登録される。真名の秘匿が意味を持つのは、むしろそれがわざわざ破られている場面——名を偽る者、名を奪われた者、名を書き換えられた者——のほうである。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 定義 | 英霊としての本当の名前。クラス名の下に隠される正体 |
| 秘匿の理由 | 真名=伝承=弱点の露呈。宝具の性能も同時に割れる |
| 秘匿の手段 | クラス名で呼び合う。クラスそのものが真名を隠す「プロテクト」 |
| 看破 | ルーラーのクラス能力「真名看破」/装備・土地・戦法からの推理 |
| 真名解放 | 宝具の名を宣言し真価を発揮する行為。多大な魔力を消費する |
| 派生語 | 忌名(下総国・平安京)/真名変貌・真名隠蔽(妖精國)/疑似真名(トリニティ) |
| 作中での初出 | 特異点F 炎上汚染都市 冬木(オルガマリーによるサーヴァント講義) |
なぜ隠すのか ── 真名は弱点の一覧である
冬木の大橋で、オルガマリー・アニムスフィアが新人マスターにサーヴァントの基礎を講義する。英霊をまるごと霊体として再現するのはリソース的に不可能だから、その英霊が持つ一側面だけを固定化する——それが七つのクラスである、という説明に続けて、彼女はクラスのもうひとつの役割を挙げる。クラス名は正体を覆い隠すための仕掛けでもある。
- 〔大橋を調べる〕オルガマリー —「それはサーヴァントの正体……英雄としての名前、 真名を隠すためのプロテクトでもある。」 (この場面を読む)
隠す理由として彼女が挙げるのは、英雄の知名度そのものである。強い英雄ほど有名で、有名な英雄ほど倒され方まで語り継がれている。例に出されるのがアキレウスで、彼が無敵の肉体を持つことと、その弱点があまりに有名であることは同じ一つの事実の裏表になっている。
- 〔大橋を調べる〕オルガマリー —「どうして真名を隠すかというと、英雄たちは強力であるが 故に有名だから。たとえばギリシャ神話のアキレウスね。」「英霊の再現である以上、弱点も引き継いでしまう。 だからサーヴァントはクラス名で名前を隠すの。」 (この場面を読む)
彼女は「もう一つの理由がある」と言いかけ、その切り札が宝具であると口にしたところで敵襲に遮られる。真名秘匿の二つ目の理由=宝具の露呈は、言い切られる前に中断されるという形で提示される。
- 〔大橋を調べる〕オルガマリー —「それだけじゃないわ。 真名を隠すのにはもう一つの理由がある。」 (この場面を読む)
同じ理屈は、時代も章も違う場所で何度も反復される。ロンドンでは、初対面のマスターにあっさり名乗ったモードレッドを、彼女の同居人が咎める。ここでは「弱点」ではなく「性能」という言い方がされる——真名が割れることは、ステータスも宝具も丸ごと開示することに等しい。
- ??? —「わかるかい? 真名が露呈すれば性能が露見するのと同じだ。」「だからこそ、通常の聖杯戦争では 真名というものは秘匿されるものなんだ。」 (この場面を読む)
そして新宿では、落下したマスターの前に現れた正体不明のアーチャーが、名乗る代わりにこの原則をそのまま講義してみせる。彼が挙げる理由づけは冬木のそれより一歩踏み込んでいて、神話は都合よくできているので、強大な怪物ほど呆気ない倒し方が用意されている、というところまで言う。
- 〔特異点ランディング〕??? —「覚えておきたまえ、カルデアのマスターよ。 本来、サーヴァントは真名を秘する者。」「何故なら、真名とは弱点の露呈に他ならない。」 (この場面を読む)
- 〔特異点ランディング〕??? —「だから、通常の聖杯戦争であればクラス名で呼び合うのが 習わしだ。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 特異点F 炎上汚染都市 冬木 / 第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン
「真名を隠さない」という異常 ── カルデアの戦場
原則が語られる一方で、FGO の実際の戦場では真名はほとんど隠されない。第二特異点で、ネロの拠点を防衛するランサーが名乗ったとき、その異常さを口にするのは敵でも味方でもなく管制室のDr.ロマンである。「通常の聖杯戦争とはおもむきが違う」という自覚が、作中に明示的に置かれている。
- 〔凱旋〕レオニダス —「サーヴァント、ランサー。 真名をレオニダス。」 / Dr.ロマン —「真名を隠さない、か。前回といい今回といい、 通常の聖杯戦争とはおもむきが違うね。」 (この場面を読む)
理由の一端は、新宿のアーチャーが冗談めかして説明している。冬木式の聖杯戦争は一マスターにつき一サーヴァントだからクラス名で用が足りるが、カルデアは同じクラスを何騎も並べて戦う。指揮の都合上、クラス名では呼び分けられないのだ。
- 〔特異点ランディング〕??? —「……もっとも、あの人理修復の際は、そんなことを 言っていられなかったらしいと聞く。」「まあ、マスターが慌てながらアーチャーは攻撃を! アーチャーは回復を! アーチャーは防御を!」 (この場面を読む)
カルデアの召喚システムはさらに徹底していて、契約した時点で真名がデータとして登録される。自分は呂布だと言い張る馬のサーヴァントの正体を突き止める幕間では、マシュが管制室から霊基登録を読み上げるだけで決着がつく。真名は、この組織にとって推理の対象ではなく参照可能な項目である。
- 〔もう一人の呂布の正体、それは…〕マシュ —「登録名、確認できました。 クラスはライダー、真名『赤兎馬』とあります。」 (この場面を読む)
この「名乗ってしまう文化」を外から見て憤慨する者もいる。イベント「第六特異点?」では、偽名を使って夢の聖杯戦争に潜伏していたサーヴァントが、周囲の参加者が次々と本名を名乗るのを見て愚痴をこぼす。真名秘匿を守っているのが自分だけだという状況が、そのままギャグとして成立している。
- サン —「いくら特異点になったからって、聖杯戦争の最中に 真名を簡単に名乗る奴がいてたまるかよ。」 (この場面を読む)
- サン —「……聖杯戦争ってさぁ! 互いの情報は極力秘匿するもんじゃないのか!?」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 第二特異点 永続狂気帝国 セプテム / 第六特異点?
名乗りが信用の担保になる
真名を隠す動機が弱まったぶん、FGO では名乗ること自体が交渉のカードとして機能する。アガルタで同行を申し出た若いサーヴァントは、口約束だけでは信用に足りないと自分で言い、その埋め合わせとして真名を差し出す。差し出せる最も高価なものが真名だ、という前提が共有されている。
- 〔地底世界からの歓迎〕??? —「無論、それだけでは信用には足りません。 信義の証として、僕の真名をお教えします。」 (この場面を読む)
同じ章の終盤、敵陣から離反したキャスターはこれをもっと露骨に使う。殺されるか、追い出されて殺されるか、仲間に入れてもらうかの三択しかないと自ら整理したうえで、彼女は真名を「服従の証」と呼んで明かす。
- 〔一時撤退〕キャスター —「服従の証として……私の真名をお教えします。」 (この場面を読む)
キャメロットでも同じ評価が下される。名を偽って接触してきたベディヴィエールが正体を明かした直後、Dr.ロマンはそれを信用の獲得として処理する。偽名は疑いを呼び、名乗りはそれを帳消しにするという等式が、カルデア側の運用ルールになっている。
- 〔敗走(1/2)〕Dr.ロマン —「まあまあ。今はちゃんと真名を明かしてくれたんだから、 最大限の信用を勝ち得たってコトで。」 (この場面を読む)
逆に、匿名を貫くと信用が得られないという問題も正面から扱われる。アトランティスに残されたホログラム記録では、オリュンポスへ向かうサーヴァント一行が全員匿名でデータを残そうとして、それではカルデアに信じてもらえないと気づき、代表者だけが名乗るという折衷案を採る。
- 〔鍛冶神ヘファイストス〕アーチャー —「我々の真名は秘匿しておきたい。」 / キャスター —「しかし、全てが匿名ではカルデアに信頼を 置かれまい。」 (この場面を読む)
- 〔鍛冶神ヘファイストス〕アーチャー —「では、誰かが真名を明かすものとする。」 (この場面を読む)
この一行の徹底ぶりは、生き残った協力者の証言からも分かる。援護役として島に残った者は、自分が捕まれば情報が漏れるという理由で顔も名前も記憶から消されており、仲間の死に様は覚えているのに名前だけが空白という状態に置かれている。
- 〔神々は黄昏ず〕バーソロミュー —「つまりここに残るのだから、 私から真名の情報が漏れれば危ういことになる。」 (この場面を読む)
- 〔神々は黄昏ず〕バーソロミュー —「顔も、真名(なまえ)も覚えていないが。 ……凄絶な散り様だった。」 (この場面を読む)
秘匿が「掟」として制度化される例もある。第七特異点の『三女神同盟』には互いを攻撃しない戒律があり、イシュタルは他の二柱の真名を明かすことをその戒律違反にあたると言って、殺されても語らないと宣言する。真名の秘匿が、同盟の条文として書かれている唯一の例である。
- 〔天命の粘土板〕イシュタル —「私たちはそれぞれ不可侵であり、妨害をしてはならない。 他の二柱の真名を明かすのは戒律違反よ。」 (この場面を読む)
- 〔天命の粘土板〕イシュタル —「たとえ殺されても他の二柱の真名は語らないわ。 ―――よろしくて?」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 亜種特異点Ⅱ 伝承地底世界 アガルタ / Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス
真名看破 ── ルーラーの権能と、その不調
真名を能力として見抜く手段も存在する。真名看破はルーラークラスに付随する権能で、作中で正面から言及されるのはオルレアンのジャンヌ・ダルクだけである。ただしその言及は、能力を持っているという話ではなく、持っているはずのものが欠けているという報告として出てくる。彼女は召喚されたばかりで聖杯戦争に関する知識も大部分が欠落しており、対サーヴァント用の令呪も真名看破も使えない。
- 〔ジャンヌの謎〕ジャンヌ —「対サーヴァント用の令呪は無論、 真名看破すらもできません。」 (この場面を読む)
ところが同じ章の後半、狂化されたシュヴァリエ・デオンを前にして、彼女は「見破れた」と述べる。能力の喪失は完全ではなく、条件次第で通ることがあるという言い方になっているが、その条件は最後まで示されない。
- 〔一難去って〕ジャンヌ —「ルーラーのクラス能力である真名看破は失われていますが、 それでも見破れたことがあります。」 (この場面を読む)
権能がなくても真名は割れる。北米では、互いにコードネームで呼び合うことにした二騎のアーチャーが、その取り決めが最初から無意味であることに自分たちで気づく。土地・服装・武器という三点だけで正体は絞れてしまう、というのが彼らの結論である。
- 〔クリミアの天使〕??? —「……というかね、この土地とアンタの格好とその銃。 真名、大体分かっちまうんだが……それはいいの?」 (この場面を読む)
結局この二人は数話後、合流したカルデアに対してあっさり名乗る。片方が「面倒臭いから言っちまうか」と切り出し、もう片方が「それじゃあ僕も明かさない訳にはいかないか」と続く——秘匿の作法が、実務の前で崩れていく過程がそのまま描かれている。
- 〔ヤングガン〕??? —「そ、孤軍奮闘の二人ですよ。 オレの真名(な)は……面倒臭いから言っちまうか。」 (この場面を読む)
推理による特定も繰り返し行われる。アガルタでは、自らを天后・聖母神皇・聖神皇帝と呼ばせる女帝について、ダ・ヴィンチが「もっとも通りの良い呼び名」という基準を立てて二択まで絞り込み、当ててみせる。真名とは「後世でいちばん通りのいい名前」であるという、作中でも珍しく操作的な定義がここで使われている。
一方で、真名が割れたところで対策は立たない、という反対意見もある。第七特異点で、正体を隠して同行していた少女に対し、マーリンは明かしても敵の正体が分かるだけで手は増えないと言い、彼女の存在そのものが敵の急所なのだと説く。真名の戦術的価値は、場面ごとに評価が揺れる。
- 〔ウルク北壁〕マーリン —「だいたい、キミが真名を明かしたところで 敵の正体が分かるだけだ。対策も立てられない。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 第一特異点 邪竜百年戦争 オルレアン / 第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム
亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿 ── 真名探しが筋になる章
本ページの語がもっとも密に現れるのが亜種特異点Ⅰであり、この章では真名の推理そのものが物語の骨格になっている。真名秘匿の原則を長々と講義してみせたアーチャーは、その講義の結論としてクラス名だけを教え、真名は明かせないと宣言する。彼が挙げた理由は「この特異点は真名を明かすことが致命的になり得る場所だ」という、いかにも尤もらしいものだった。
- 〔特異点ランディング〕??? —「しかし、だ。この特異点は、真名を明かすことが 致命的に成り得る可能性のある場所だ。」「しかし、真名はまだ明かせない。 それは受け入れて欲しい。」 (この場面を読む)
ところがこのアーチャーは、ダ・ヴィンチの知識に照らしても既存のどの英霊にも当てはまらない。銃を扱うアーチャーとして絞ってもキャスターとして絞っても何かがずれる、という診断から、マシュはクラスごと擬装されている可能性を口にする。
- 〔特異点ランディング〕ダ・ヴィンチ —「あの新宿のアーチャー、 真名に心当たりあるかい?」 / マシュ —「あの人は、何というかこう……真名どころか、 クラスすらも擬装しているんじゃないかって……。」 (この場面を読む)
答えは中盤で本人の口から出る。アルトリア・オルタに正体を問い詰められた彼は、自分が「分け身」「残滓」であり、真名を奪われて力の大半を削がれた状態なのだと明かす。真名を隠していたのではなく、そもそも自分でも知らなかったのだ。
- 〔新宿ラビリンス〕新宿のアーチャー —「……私は姿形こそ同じであるものの、 真名を奪われ、力の大半を削がれた者だ。」 (この場面を読む)
- 〔新宿ラビリンス〕新宿のアーチャー —「いや……だって……あの時、声高らかに『真名は自分でも 分からないのだ、すまん!』とか言い出したら……どうよ?」 (この場面を読む)
ここでダ・ヴィンチが欠けた霊基を補えば真名を取り戻せるかもしれないという見通しを立て、彼はそれを自分の目的として引き受ける。真名の回復が、そのまま戦力の回復として設定される。
- 〔新宿ラビリンス〕ダ・ヴィンチ —「逆に言うと、それを補ってやれば 真名を取り戻せるかもしれないぞ!」 / 新宿のアーチャー —「うむ。我が真名を探し求めよう。 霊基を修復し、更なる力を以て君の役に立とう。」 (この場面を読む)
推理は連鎖する。彼の正体が確定すれば、彼の宿敵の正体も自動的に確定する。それを警戒したのが、変装して潜伏していたシャーロック・ホームズである——自分の真名は、他人の真名の露呈によって暴かれる。
- エドモン・ダンテス —「となると必然、自分の真名も推理済みか。 自分の真名が確定したのであれば、俺の正体もそれと知れる。」 (この場面を読む)
- 〔監獄グレートエスケープ〕ホームズ —「幾度か謎の助けがあったことと、自身の真名を推測することで、 私の存在を嗅ぎ付けたらしい。」 (この場面を読む)
ホームズはさらに、真名は「知る」ものではなく「導く」ものだと言い切る。情報が足りなくても論理を積めば浮かび上がる、という宣言は、この章が採用している真名観そのものである。
- 〔監獄グレートエスケープ〕ホームズ —「真名が分からないといっても、論理を構築していけば、 自然と浮かび上がるはずだ。」 (この場面を読む)
そして名乗りの場面が来る。ホームズは既にマスターへ答えを伝えており、明かす実利はもう何もない。それでもマスターは本人の口から聞くのを待っていた——真名を告げることが、情報伝達ではなく儀式として扱われる数少ない場面である。
- 〔名探偵ペネトレイト〕ホームズ —「そしてその上で、彼は待っているのだ。 キミが真名を告げるのをね。」 / 新宿のアーチャー —「貴方が我が不徳を許されるのであれば、 我が真名を預けたい。」 (この場面を読む)
- 〔名探偵ペネトレイト〕モリアーティ —「我が名はジェームズ・モリアーティ。 幻霊を融合した複合サーヴァントとして、ここに現界した。」 (この場面を読む)
なお、この章のマスター側は真名の扱いに一貫して恵まれない。首無し騎士と人喰い狼という組み合わせのサーヴァントについて、ダ・ヴィンチは候補が多すぎて絞れないと投げ出す。伝承が豊富すぎる存在は、かえって真名が特定できないという逆の事例になっている。
- 〔国道蹂躙モンスター〕ダ・ヴィンチ —「真名不明か……。」「首無し騎士はすぐに判明しそうだが、 神話から考えると狼なんて世界中で山盛り出てくるからね!」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿 / 関連: 幻霊
真名を失った英霊 ── マシュ・キリエライトの場合
第一部を通じて真名の問題を背負い続けるのはマシュである。冬木で彼女に融合した英霊は、能力と宝具だけを渡して真名を告げないまま消滅した。結果として彼女は、自分がどの英霊なのかも、手にした武器が何なのかも分からないままサーヴァントになる。
- 〔燃える街〕マシュ —「最後まで真名を告げずに。 ですので、わたしは自分がどの英霊なのか、」 (この場面を読む)
この欠落は、そのまま戦力の欠落として現れる。宝具は形だけ使えるが、真名解放ができないため真価が出ない——真名は宝具の性能そのものに直結しているという設定が、彼女の不調を通じて具体化される。
- 〔港跡を調べる〕マシュ —「……宝具そのものは何とか使えるのですが、出力は低下 していますし、真名解放による真価も発揮できません。」 (この場面を読む)
冬木の時点でオルガマリーが用意した応急処置が、代用の起動語だった。宝具の疑似展開なのだからと、彼女は「ロード・カルデアス」という真名の代わりに唱える呪文を名付ける。真名がなくても宝具は撃てるが、それは擬似的な展開でしかないという線引きがここで引かれる。
- 〔マシュの特訓〕キャスター —「だがまあ……それでも 真名をものにするには至らなかったか。」 / オルガマリー —「でも真名なしで宝具を使うのは不便でしょ。 いい呪文(スペル)を考えてあげる。」 (この場面を読む)
第六特異点で、この問題は一気に動く。円卓の騎士サー・ベディヴィエールは、サーヴァントに問うべきではないと断ったうえで、マシュの名乗った姓名が英霊としての真名なのかと尋ねる。真名を訊くことが無礼にあたるという作法が、円卓側から確認される場面でもある。
- 〔東の村の冒険〕ベディヴィエール —「不躾ながら重ねてお尋ねします。 その名、英霊としての真名でしょうか?」 (この場面を読む)
- 〔東の村の冒険〕マシュ —「自身だけでなく宝具の真名さえも分かりません。 ですから、宝具の出力も……著しく低下しています。」 (この場面を読む)
ベディヴィエールは答えを知っていた。円卓の騎士なら誰でも感じ取れる、と言いながら、彼はそれを教えない。自分で見つけ出すべきものだという判断である。
- 〔東の村の冒険〕ベディヴィエール —「その真名を他ならぬ貴女自身が 見つけ出せる事を祈ります。」 / マシュ —「………教えては、くれないのですね。 この宝具の持ち主の真名を。」 (この場面を読む)
これを覆すのがホームズである。彼はまず、真名は大した問題ではない、足の踏み出し方が違うだけだと言って前提を崩し、そのうえで答えを知っている以上は告げるべきだと押し切る。ベディヴィエールの反対に対して彼が返した論法は、真名の効能を疑ってみせるという形をとる——知っても何も変わらなかったら、宝具が展開されなかったら、それでも彼女は立ち上がるのだから恐れる必要はない、と。
- 〔秘匿の研究〕ホームズ —「それは違う。真名はそう大きな問題ではない。 キミはただ、踏み出す足を間違えているだけだ。」 (この場面を読む)
- 〔秘匿の研究〕ホームズ —「真名を知っても何の変化もなかったら? 真名を知っても宝具が展開されなかったら?」 (この場面を読む)
- 〔秘匿の研究〕マシュ —「教えてください。ミスター・ホームズ。 わたしの真名。この盾の本当の名前を。」 (この場面を読む)
明かされた答えは、カルデアが召喚の触媒として円卓の聖遺物を加工し、融合素体に埋め込んでいたという事実と一続きになっている。そしてこの章では、真名を伝えることが宝具を覚醒させる手続きとして扱われる——ホームズはそれを「真名伝達による宝具覚醒」と呼ぶ。
- 〔秘匿の研究〕ホームズ —「さて。真名伝達による宝具覚醒の如何は ミスターマスターに任せるとして。」 (この場面を読む)
効果は直後の戦闘で示される。ランスロットに決闘を挑んだマシュは、初めて自分の真名を名乗って戦う。
- 〔神王オジマンディアス(1/3)〕マシュ —「わたしはマシュ・キリエライト、 与えられた英霊の真名(な)はギャラハッド!」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット / 関連: デミ・サーヴァント
真名解放 ── 宝具を起動する言葉
真名解放とは、宝具の名を宣言してその真価を引き出す行為を指す。効果は数値ではなく戦況の変化として描かれる。ロンドンでは、テスラの張った活性魔霧が接近を許さない状況で、モードレッドがクラレントの真名を解放して霧を割る。魔力の大半を吸われながらも突破口が開く、という形で真名解放の出力が霧の魔力吸収を上回ったことが示される。
- 〔雷電神話〕Dr.ロマン —「宝具の真名解放か! いいぞ、魔力の大半は吸収されているが霧は割れた!」 (この場面を読む)
第二特異点でも同じ使われ方をする。アルテラの対城宝具を防ぎきるために、マシュの防御宝具だけでは足りず、ブーディカが慌てて自分の宝具を真名解放して重ねた——間に合わせの防御として真名解放を切るという描写である。
- 〔皇帝〕ブーディカ —「王宮入口から攻略して、駆け付けたと思ったら すごい魔力でさ。慌ててこっちも宝具を真名解放してさ。」 (この場面を読む)
裏を返せば、真名解放を伴わない宝具行使は「格下の一撃」として読まれる。下総国では、真名解放なしで放たれた一滴を宝蔵院胤舜が槍で弾き返した場面で、放った側と受けた側の双方がその事実に言及する。真名解放していなかったのに、という留保が敬意の表明になっている。
- 〔第一歌 プルガトリオ(破)〕(地の文) —「真名解放もなしに放ったの!?」 (この場面を読む)
- 〔第一歌 プルガトリオ(破)〕バーサーカー・衆合地獄 —「真名解放せえへんかったにせよ、うちの宝具の一滴……」 (この場面を読む)
第二部でこの読み方は敵の格を測る物差しとして使われる。シャドウ・ボーダーの多重結界を斬り裂かれたとき、ホームズは真名解放なしでそれをやってのけたという一点から相手の異常さを見積もる。
- 〔魔剣強襲(後編)〕ホームズ —「熱したナイフでバターを切るかの如く、真名解放もなく。」 (この場面を読む)
真名解放という概念は、サーヴァント以外の存在にも比喩として適用される。オリュンポスでは、女神の真体が中枢に魔力を溜め込んで放とうとしている状態を、カイニスが「テメェら風に言えば」と前置きして真名解放直前だと表現する。神霊の攻撃と宝具の起動が同じ言葉で説明されている数少ない例である。
- 〔汝、星を鋤く豊穣(Ⅳ)〕カイニス —「テメェら風に言えば―――真名解放、直前だ!」 (この場面を読む)
なお、真名解放は必ずしも本人が行うとは限らない。奏章Ⅱでは、預けられた宝具の起動について、対象を指定したのは受け取った側だが真名解放も魔力消費も持ち主が遠隔で行っているという説明がなされる。
忌名 ── 真名の上に別の名を被せる
亜種並行世界 下総国と地獄界曼荼羅 平安京では、真名の上位に忌名という別系統の名が置かれる。英霊剣豪や八将神として作り替えられたサーヴァントは、名乗りのときに二つの名を並べて唱える——刃の忌名と、骸の真名である。元の英霊の名は「骸の名」に格下げされ、与えられた役割名が戦闘上の真名として振る舞う。
- 〔第一歌 プルガトリオ(急)〕ランサー・プルガトリオ —「我が刃の忌名、ランサー・プルガトリオ! 我が骸の真名、宝蔵院胤舜!」 (この場面を読む)
- 〔第三歌 パライソ(急)〕アサシン・パライソ —「我が刃の忌名、アサシン・パライソ! 我が骸(むくろ)の真名、望月千代女!」 (この場面を読む)
平安京の八将神も同じ構文を使うが、こちらは真名を隠す気配すらない。空中に浮かぶ文字——観測者の独白——は、手駒に自信があるから名を伏せないのだろうと敵の術者を評する。真名秘匿の有無が、戦術的余裕の指標として読まれている場面である。
【推測】平景清はこの直後、正しい将神は骸の名を不要とするが自分は違う、と述べて元の名を保持する。八将神という枠組みにおいて元の真名が原則として捨てられることは読み取れるが、なぜ景清だけが例外なのかは本文中では説明されない。
→ 章別解説: 亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国 / 地獄界曼荼羅 平安京
真名変貌 ── 妖精國では名が権力になる
Lostbelt No.6 では、真名は隠すものではなく書き換えられるものとして扱われる。女王モルガンは配下の妖精に円卓の騎士の名を役職として与えるが、それは呼び名の変更ではない。元の妖精名は誰にも認識できなくなる——これが真名変貌である。
- 〔断章/4 シェフィールド(Ⅱ)〕ボガード —「■■■■■の名は誰も認識できん。 女王による真名変貌だ。」 (この場面を読む)
- 〔断章/4 シェフィールド(Ⅱ)〕ボガード —「ガウェインが敗れるまで、 ヤツを元の妖精名で呼ぶ事は誰にもできない。」 (この場面を読む)
解除条件は敗北である。したがって妖精騎士を倒す作戦は、そのまま真名を暴く作戦になる。妖精騎士ガウェインとの決戦前、ハベトロットは真名変貌した妖精の手強さを警告し、心の隙を突いて着名を暴けと助言する。
- 〔ウェールズ(Ⅱ)〕ハベトロット —「真名変貌した妖精は手強いぞ。 対策はあるのかい。」 (この場面を読む)
実際にアルトリアは、エクターの伝票という極めて散文的な証拠から真名を割り出して叩きつける。
- 〔ウェールズ(Ⅱ)〕アルトリア —「おまえの真名はバーゲスト! 黒犬公、雷雲(らいうん)食いのバーゲスト!」 (この場面を読む)
ところが結果は予想と逆になる。ダ・ヴィンチは真名が判明すれば霊基の上乗せが消えて弱体化するはずだと明言するが、バーゲストは弱くなるどころか強くなる。妖精としての本来の在り方——夜を生きる黒犬——が、女王に与えられた「午前の光」よりも彼女に適していたためである。真名の露呈が必ず弱体化を招くとは限らないという、この設定の最大の例外がここにある。
- 〔ウェールズ(Ⅱ)〕ダ・ヴィンチ —「どうなってるんだ、真名が判明すれば 霊基の上乗せは消えて弱体化する筈なのに、」 (この場面を読む)
- 〔ウェールズ(Ⅱ)〕バーゲスト —「だが自惚(うぬぼ)れるな、弱者ども! 真名が暴かれようと、私の在り方は変わらない!」 (この場面を読む)
妖精國には、女王の権能とは別に自発的な真名隠蔽の語も現れる。過去のブリテンで、トネリコと名乗る少女について、妖精トトロットがそれを偽名だと見抜いて口にする場面である。
- 〔断章/8〕トトロット —「そいつ、トネリコと同じ嘘の名前かも! 真名隠蔽(しんめいいんぺい)、ってヤツ!」 (この場面を読む)
そして、名を失うことが存在そのものの毀損として描かれる例もある。ノリッジの村外れで暮らす妖精は、目的を果たせず絶望した果てに、自分の真名を忘れてしまったのだと語る。この世界において真名とは、いちばん大切なものである。
- 〔はじまり〕名なしの妖精 —「いちばん大切な、自分の真名(なまえ)を忘れるくらい、 自分に絶望したのでしょう。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ / 関連: 妖精
名を偽る者たち ── 偽名・疑似真名・プリテンダー
真名の反対側にあるのが、意図的に別人を名乗るという行為である。第六特異点で円卓に対抗するローマ皇帝を名乗った「ルキウス」について、ダ・ヴィンチはその名自体は本物かもしれないと言いつつ、名乗ること自体が諧謔的だと評する。マイナーな皇帝の名を借りるという選択が、彼の異常さの最初の手掛かりになる。
- 〔太陽王の晩餐(1/2)〕ダ・ヴィンチ —「そうか。んー、じゃあルキウスって真名は 本当なのかもねー。でもどうなのかなー、それ。」 (この場面を読む)
- 〔太陽王の晩餐(1/2)〕ダ・ヴィンチ —「……まあ、問題なのは真名じゃない。 おかしいのは彼の右腕にあった宝具の方だ。」 (この場面を読む)
奏章Ⅱでは、この「偽り」がクラスとして制度化される。第三の試練として現れた黒衣の人物は、真名を告げたうえで自分の霊基がアヴェンジャーではないと否定し、**プリテンダー**を名乗る。真名を明かす名乗りと、その真名すら手品の一部だという宣言が同時に行われる。
- 〔絶望王権・混沌機構〕カリオストロ・オルタ —「我が名、改めて告げましょう。 ―――真名をアレッサンドロ・ディ・カリオストロ。」 (この場面を読む)
- 〔絶望王権・混沌機構〕カリオストロ・オルタ —「―――稀代の大詐術師! ―――プリテンダー・カリオストロであるのです!」 (この場面を読む)
もうひとつの変則が疑似真名である。奏章Ⅳの裁判長はジャンヌ・ダルクの外殻を纏った疑似サーヴァントであり、天草四郎が明かすのは「彼女の疑似真名」——外殻ではなく中身の名としてのメタトロンである。憑依した器の名と、憑依した側の名のどちらを真名と呼ぶかという問題が、この語で処理されている。
- 〔咎人たちの依頼(後編)〕天草四郎 —「はい。彼女の疑似真名は―――」「メタトロン。」 (この場面を読む)
似た構図はLostbelt No.1にもある。カルデアを襲撃した神父は、偽名で呼ばれ続けるのも困ると言って名乗るが、その名を持つ魂は身を潜め、霊基だけを預かった死人なのだと自ら注釈する。
- 〔intro.2-1〕神父 —「私の真名はラスプーチン。 グレゴリー・ラスプーチンだ。」「まあ、その真名を持つ魂は身を潜(ひそ)め、 その霊基を預かっただけの死人(デッドマン)だがね。」 (この場面を読む)
→ 関連: プリテンダー / デミ・サーヴァント/疑似サーヴァント / 幻霊
真名が価値を失う場所
真名の重みは、環境によっては消える。死想顕現界域 トラオムの戦場では、無名のサーヴァントが大量に召喚されては翌日に消えていく。新入りが名乗ろうとするのを先輩格が遮る場面が、この界域の価値観を要約している——覚える価値があるのは有名な数騎だけで、真名を覚えられたければ出世しろ。
- 〔逃げて、逃げて、逃げまくれ〕クラス・アーチャー —「私はフィオナ騎士団の一人。 真名は―――」 / クラス・ライダー —「ああ、無駄だ無駄。 真名なんか誰も覚えやしないさ。」 (この場面を読む)
- 〔逃げて、逃げて、逃げまくれ〕クラス・ライダー —「真名を言われても、 翌日死んで消え去ったなんて日常茶飯事だ。」「ともかく、真名を覚えられたければ 出世するんだな。」 (この場面を読む)
同じ界域では、戦場で真名を叫ぼうとして仲間に止められるという場面もある。どうせ互いにバレているのだから直接殴り合ったほうがよい、という理屈で、秘匿の作法そのものが茶化されている。
- 〔全面戦争・復権界域(前編)〕クラス・セイバー —「我はロドス騎士団が一人! 真名、もごもご!?」 / クラス・アサシン —「いきなり真名を叫ぶアホがいますか!」 (この場面を読む)
そもそも真名を持たないと言い張る存在もいる。オリュンポスでホームズに真名を問われたコヤンスカヤは、そんなものは自分にはないと切り捨てる。彼女がビーストの幼体であることが示唆された直後の応答であり、英霊の枠外にある存在には真名という概念が適用されないことを示唆する。
- 〔探索/遭遇/愛玩〕コヤンスカヤ —「そこはコヤンスカヤのままで結構ですわ、名探偵。 真名なんて下らないもの、私(わたくし)にはありませんので。」 (この場面を読む)
逆に、真名が英霊のものですらない例もある。Lostbelt No.7 では、トラロック神を名乗るサーヴァントの正体を、ニトクリス・オルタが「都市そのもの」として言い当てる。真名が人名ではなく地名として出てくる、極端な事例である。
- 〔水の都(アストラン/カラクムル)〕ニトクリス・オルタ —「その真名は明らかである! 汝の名は月の湖(メストリアパン)!」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 死想顕現界域 トラオム / Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン
奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ ── 真名が報酬になる章
奏章Ⅳは、真名の秘匿と開示がそのままゲームの進行条件として組み込まれた章である。舞台となる煉獄の集合住宅『グラナート』には身元を明かさない住人が揃っており、主人公とカドックはまず、誰の真名を知っていて誰の真名を知らないかという地図を作るところから始めることになる。
最初に接触するサーヴァントは、真名を訊かれることを見越したうえで拒否する。名乗ったのは「アイリーン・アドラー」という、いかにも借り物めいた名だった。
- 〔人類裁決法廷〕??? —「そだよー。 真名知りたかったりする?」 (この場面を読む)
- 〔ようこそ『グラナート』へ〕天草四郎 —「何か意図があって真名を明かさなかったなら、 私からも言及するのは回避すべきでしょうね。」 (この場面を読む)
住人の側にも温度差がある。アショカ王は名乗るべき場面で名乗り、絶妙のタイミングで明かそうとすると願いは叶わず、どうでもいい時に露呈するという警句をアイリーンに贈る。ダンテに至っては自分の真名を当ててくれと言い出し、第一ヒントで作品名を出してしまう。真名当てが遊びとして消費される場面である。
- 〔ようこそ『グラナート』へ〕アショカ王 —「絶妙の機会に真名を明かさんとすれば、汝……」「その願い叶わず、どうでもよき時に するりと露呈するものである。」 (この場面を読む)
- 〔ようこそ『グラナート』へ〕??? —「私の真名、当ててくれないか……? 割とこう……有名だと思うので、私。」 (この場面を読む)
対照的に、敵である裁判長の真名は徹底して報酬として扱われる。天草四郎はそれを知っていると認めたうえで、いま言うわけにはいかないと拒む。理由は、託すに足る相手かどうかを見極めたいから——真名の開示が、こちらの実力を測る試験の合格報酬に設定される。
- 〔221B探偵事務所〕カドック —「なら……彼女の真名を知っているのか?」 / 天草四郎 —「ええ、もちろんです。 ですが、いま言う訳には参りません。」 (この場面を読む)
- 〔221B探偵事務所〕天草四郎 —「彼女の真名を明かすことと、 貴方たちに、一つ贈り物を差し上げます。」 (この場面を読む)
- 〔221B探偵事務所〕カドック —「裁判長の真名を知るためには、 この特異点で悩みを解決し、ある物を集めること。」 (この場面を読む)
アイリーンの真名も同じ構造をとる。マシュは彼女に正面から真名を尋ねて拒まれ、それでも「あなたはアイリーン・アドラーではない」と言い切る。根拠はないと認めながら、である。答えが明かされるのは一ヶ月後、マシュが出された宿題に答えを返したあとの「報酬」としてだった。
- 〔超越の大天使〕マシュ —「では、真名をお尋ねしてもよろしいでしょうか。」 / アイリーン —「アイリーン・アドラーだけどー?」 (この場面を読む)
- 〔一ヶ月後のあなたたちへ〕アイリーン —「私の真名はリリス。メソポタミアにおける嵐の女、 悪霊(リリン)たちの母。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス
読み取れる設定
- 定義(確定): サーヴァントの正体=英雄としての名前。冬木でオルガマリーは、クラスとは「サーヴァントの正体……英雄としての名前、」「真名を隠すためのプロテクトでもある。」と述べる。
- 秘匿の理由・その1(確定): 英雄は強力であるがゆえに有名で、有名であるがゆえに弱点も知られている。「英霊の再現である以上、弱点も引き継いでしまう。」(オルガマリー)
- 秘匿の理由・その2(確定): 真名が割れれば宝具=性能も割れる。「真名が露呈すれば性能が露見するのと同じだ。」(ロンドン)
- 秘匿の作法(確定): 通常の聖杯戦争ではクラス名で呼び合う。新宿のアーチャーは「だから、通常の聖杯戦争であればクラス名で呼び合うのが 習わしだ。」と述べる。
- 真名看破(確定・限定的): ルーラーのクラス能力。ただしオルレアンのジャンヌは「真名看破すらもできません。」と失われていることを報告し、同章内で「それでも見破れたことがあります。」とも述べる。作動条件は不明。
- 真名解放(確定): 宝具の真価を引き出す起動手続き。真名を知らないマシュは「真名解放による真価も発揮できません。」と述べ、モードレッドの解放に対してDr.ロマンは「宝具の真名解放か!」と反応する。
- 真名なしの宝具行使(確定): 可能だが「疑似展開」にとどまる。冬木でオルガマリーはマシュに代用の起動語(ロード・カルデアス)を与える。
- 真名伝達による宝具覚醒(確定): 第六特異点でホームズがマシュに真名を伝え、それを「真名伝達による宝具覚醒」と呼ぶ。真名は情報であると同時に、性能を解錠する鍵として機能する。
- 推理による特定(確定): 土地・服装・武器から絞れる(第五特異点)、通りの良い呼び名から絞れる(アガルタ)、論理を構築すれば浮かび上がる(新宿・ホームズ)。
- 真名の剥奪(確定): 新宿の分け身は「真名を奪われ、力の大半を削がれた者だ。」と述べ、霊基を補えば取り戻せる可能性が示される。真名は霊基の一部として増減する。
- 忌名(確定): 下総国・平安京では「我が刃の忌名」と「我が骸の真名」が対で名乗られ、与えられた役割名が元の真名の上に置かれる。
- 真名変貌(確定): 妖精國では女王が妖精に円卓の騎士名を与え、元の妖精名は誰にも認識できなくなる。「女王による真名変貌だ。」(ボガード)。解除条件は当人の敗北。
- 真名変貌の解除効果(揺れあり): ダ・ヴィンチは「真名が判明すれば 霊基の上乗せは消えて弱体化する筈なのに、」と述べるが、バーゲストは逆に強化される。
- 疑似真名(確定): 奏章Ⅳの裁判長について、天草四郎は「彼女の疑似真名は―――」と前置きしてメタトロンの名を挙げる。外殻の名(ジャンヌ・ダルク)とは別扱い。
- 真名を持たない存在(確定): コヤンスカヤは「真名なんて下らないもの、私(わたくし)にはありませんので。」と述べる。
- 真名の秘匿が掟になる例(確定): 第七特異点の『三女神同盟』では、他の二柱の真名を明かすことが戒律違反にあたる(イシュタル)。
- 名乗りの社会的機能(確定): 信義の証(アガルタ・フェルグス)、服従の証(アガルタ・シェヘラザード)、信用の獲得(キャメロット・ベディヴィエール)として扱われる。
揺れ・矛盾
- 秘匿すべきか否か: 作中の原則は「通常の聖杯戦争では」「真名というものは秘匿されるものなんだ。」だが、FGO の主要な舞台ではほとんどのサーヴァントが最初から名乗る。Dr.ロマン自身が第二特異点で「真名を隠さない、か。」と指摘しており、原則と実態のずれは作中で自覚されている。イベント「第六特異点?」では、秘匿を守っている側が少数派として扱われる。
- 真名看破の可否: ジャンヌは同じ章の中で「真名看破すらもできません。」と「それでも見破れたことがあります。」の両方を述べる。喪失は完全ではないことになるが、条件は示されない。
- 真名を知る効果: オルガマリーの説明では真名の露呈は致命的な弱点となるはずだが、ホームズは「真名を知っても何の変化もなかったら?」と効果がない可能性を提示し、マーリンは「敵の正体が分かるだけだ。対策も立てられない。」と述べる。真名の戦術的価値は場面ごとに評価が異なる。
- 真名露呈=弱体化という原則の破れ: 妖精國でダ・ヴィンチが明言した「真名が判明すれば 霊基の上乗せは消えて弱体化する筈なのに、」という前提は、バーゲストの事例で覆される。【推測】着名(ギフト)による強化と、本来の妖精としての性質が別立てで計算されているためと読めるが、本文中に体系的な説明はない。
- 「真名」のルビ: 「真名(な)」(ジャンヌ・オルタ、望月千代女、マシュ)、「真名(なまえ)」(バーソロミュー、名なしの妖精)のように、同じ語に別の読みが当てられる。妖精國では真名がそのまま「なまえ」と読まれており、設定語としての用法と日常語としての用法が混在している。
- 語の分布: 素の総ヒットは 751 件・80章に及ぶが、分岐スクリプトの重複を除いた実発話は 475 件で、上位章でも30件前後にとどまる。特定の章に集中する語ではなく、名乗りの場面がある限りどの章にも薄く現れるタイプの語である。
関連
- サーヴァント — 真名を持つ主体 / 英霊 — 真名の由来
- 宝具 — 真名解放の対象 / 霊基 — 真名が属する層
- サーヴァントクラス — 真名を隠す「プロテクト」 / ルーラー — 真名看破の権能
- 聖杯戦争 — 真名秘匿が作法として成立する場
- デミ・サーヴァント/疑似サーヴァント — 器の名と中身の名の分離 / プリテンダー — 名を偽ることが霊基になるクラス
- 幻霊 — 単独では真名を持たず、複合サーヴァントの構成要素になるもの
- 英霊召喚 / 冠位(グランドクラス)
- 魔力 — 真名解放の代価
- サーヴァントのクラス(概説) / 聖杯とサーヴァント召喚
- 章別解説: 特異点F 炎上汚染都市 冬木 / 第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット / 亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿 / 奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス
引用元の人物
- レオナルド・ダ・ヴィンチ — 本ページ引用 8 件の話者
- ロマニ・アーキマン — 本ページ引用 3 件の話者
言及の多い章
- 亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿 — 実質 31 件(本ページ最多)
- 奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス — 実質 25 件
- 第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット — 実質 23 件
- 死想顕現界域 トラオム — 実質 22 件
- Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス — 実質 17 件
- 亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国 — 実質 16 件
- 第一特異点 邪竜百年戦争 オルレアン / 第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア / 地獄界曼荼羅 平安京 — 各 実質 14 件
FGO全シナリオ(メインストーリー・イベント・幕間・バレンタイン)を機械走査し、『真名』および関連表記(真名解放・真名看破・忌名・真名変貌・真名隠蔽)を含む発話を全件収集したうえで構成している。引用はすべてゲーム内テキストの原文(演出タグを除去した表示テキスト)であり、要約・改変を行っていない。編者の解釈のうち原文から確実に読み取れないものには 【推測】 を付す。
付録: 原文引用アーカイブ
原文引用アーカイブ(機械収集・114 本)— 本文で扱わなかった言及もここに残してある
章の時系列順に列挙する。話者名は本文中の表示名。引用は演出タグを除去した表示テキストをそのまま用いている。
特異点F 炎上汚染都市 冬木
- マシュ — 「最後まで真名を告げずに。」「ですので、わたしは自分がどの英霊なのか、」
- オルガマリー — 「どうして真名を隠すかというと、英雄たちは強力であるが」「故に有名だから。たとえばギリシャ神話のアキレウスね。」
- マシュ — 「……宝具そのものは何とか使えるのですが、出力は低下」「していますし、真名解放による真価も発揮できません。」
(この章の該当発話は計 12 件。上記のほか 9 件)
第一特異点 邪竜百年戦争 オルレアン
- ジャンヌ — 「真名をジャンヌ・ダルクと申します。」
- ジャンヌ — 「対サーヴァント用の令呪は無論、」「真名看破すらもできません。」
- ジャンヌ — 「ルーラーのクラス能力である真名看破は失われていますが、」「それでも見破れたことがあります。」
(この章の該当発話は計 14 件。上記のほか 11 件)
第二特異点 永続狂気帝国 セプテム
- ブーディカ — 「真名ブーディカ、クラスはライダー!」「あたしの戦車はすっっっごく硬いんだから!」
- マシュ — 「聖女マルタの魔力反応、増大!」「せ、先輩、宝具の真名解放が来そうですよ!」
- Dr.ロマン — 「マルタを突出させないように!」「さっきと同じく、勝手に真名解放をしかねないよ!」
(この章の該当発話は計 8 件。上記のほか 5 件)
第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス
- Dr.ロマン — 「そう。黒髭だ! 真名エドワード・ティーチ!」「気を付けるんだ、マシュ!」
- アタランテ — 「ああ、我が真名(な)はアタランテ。」「女神アルテミス様に仕える狩人である。」
(この章の該当発話は計 5 件。上記のほか 3 件)
第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン
- マシュ — 「先輩。わたしを助けてくれた英霊が第二号さんです。」「……その真名も能力も、わたしにはわかりませんが。」
- ??? — 「だからこそ、通常の聖杯戦争では」「真名というものは秘匿されるものなんだ。」「それなのに、君というひとは」「比較的気軽に真名を明かしてしまって……」
(この章の該当発話は計 9 件。上記のほか 6 件)
第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム
- マシュ — 「その、恐らくですけれど。」「真名は……“ナイチンゲール”ではないかと。」
- ??? — 「……というかね、この土地とアンタの格好とその銃。」「真名、大体分かっちまうんだが……それはいいの?」
- ??? — 「とはいえ、私の真名はおいそれと明かすものではない。」「そもそも、その名を伝えたところで知る者もいない。」
(この章の該当発話は計 12 件。上記のほか 9 件)
第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット
- ダ・ヴィンチ — 「そうか。んー、じゃあルキウスって真名は」「本当なのかもねー。でもどうなのかなー、それ。」
- ホームズ — 「真名を知っても何の変化もなかったら?」「真名を知っても宝具が展開されなかったら?」
(この章の該当発話は計 23 件。上記のほか 21 件)
第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア
- マーリン — 「いやはや、これが何とも。」「真名が分かっているのは三柱のうち一柱だけだ。」
- Dr.ロマン — 「……ふむ。『魔獣の女神』の真名はどうあれ、」「その勢力と権能から見て最大の脅威と見ていいだろう。」
- マシュ — 「イシュタルさんも三柱目の女神の真名を」「知らなかったのですね……」
(この章の該当発話は計 14 件。上記のほか 11 件)
終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン
- ジャンヌ・ダルク — 「我が真名はジャンヌ・ダルク!」「主の御名のもとに、貴公らの盾となろう!」
- マシュ — 「わたしと同じように宝具の真名を知らなかった……」「では、やはりあのソロモン王は―――」
- ソロモン — 「“ソロモン王にはもう一つ宝具がある”と知ってはいたものの、」「その真名を知り得なかった―――」
亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿
- ??? — 「確かにこれまでの常識であれば、」「ここで真名を明かすべきなのだろうが……。」
- ホームズ — 「幾度か謎の助けがあったことと、自身の真名を推測することで、」「私の存在を嗅ぎ付けたらしい。」
(この章の該当発話は計 31 件。上記のほか 29 件)
亜種特異点Ⅱ 伝承地底世界 アガルタ
- ??? — 「無論、それだけでは信用には足りません。」「信義の証として、僕の真名をお教えします。」
- ??? — 「おうよ。気付いたらここに召喚されてたクチだがな。」「クラスはライダー。悪いが真名は教えらんねぇな。」
(この章の該当発話は計 12 件。上記のほか 10 件)
亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国
- バーサーカー・衆合地獄 — 「へえ、流石は槍の宝蔵院。男前なんやねぇ?」「真名解放せえへんかったにせよ、うちの宝具の一滴……」
- 風魔小太郎 — 「あ、つまりですね……」「真名についても予想できるかもしれません!」
(この章の該当発話は計 16 件。上記のほか 14 件)
亜種特異点Ⅳ 禁忌降臨庭園 セイレム
- キルケー — 「その真名は分からないが、」「何者かによって召喚され、魔力を供給されていた。」
Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア
- ホームズ — 「ヒントをくれるのなら是非サービスしてほしい。」「キミの真名は? マスターは? 仲間の数は? そして―――」
- マシュ — 「殺戮猟兵(オプリチニキ)、そしてここがロシア領である事を」「考慮すると、あの少女の真名は……」
(この章の該当発話は計 10 件。上記のほか 8 件)
Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング
- ホームズ — 「神鉄の城塞の域に近付いたソレを……」「熱したナイフでバターを切るかの如く、真名解放もなく。」
- オフェリア — 「それに、彼は一度とはいえ炎の剣を振るいました。」「宝具の真名解放に等しい魔力消費です。」
(この章の該当発話は計 9 件。上記のほか 7 件)
Lostbelt No.3 人智統合真国 シン
- マシュ — 「よろしければお名前を教えていただけますか?」「いえ、真名でなくても、通り名があれば……」
- シオン — 「あ、でもどこの英霊かは公開しません。」「サーヴァントの真名はサーヴァントが明かすもの。」
(この章の該当発話は計 6 件。上記のほか 4 件)
Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ
- ダ・ヴィンチ — 「(ああ……キャプテン。そうか。キミの真名がもし私の想像」「どおりならば、インドとは無関係ではないのか―――)」
- ペペロンチーノ — 「だから意識的に距離を取ってたのよね。」「真名を暴く機会もなかったわ。」
(この章の該当発話は計 8 件。上記のほか 6 件)
Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス
- ??? — 「拙者の真名(な)は望月(もちづき)千代女(ちよめ)。」「甲賀(こうが)上忍(じょうにん)、アサシンのサーヴァントでござる。」
- ??? — 「じゃあオレっちも真名を明かしておくか!」「坂田金時、ここにゴールデン見参だぜ!」
(この章の該当発話は計 17 件。上記のほか 15 件)
Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス
- ??? — 「―――空(くう)に届きし二天一流!」「―――真名、新免武蔵守藤原玄信(しんめんむさしのかみふじわらのはるのぶ)!」
- ホームズ — 「どうかな、ミズ・コヤンスカヤ。」「いや。真名としては、どのように呼称すべきかな?」
(この章の該当発話は計 5 件。上記のほか 3 件)
地獄界曼荼羅 平安京
- 段蔵 — 「アルターエゴ・リンボ。」「その真名こそは―――おそらく、陰陽師・蘆屋道満。」
- 空中の文字 — 「八将神、やはり真名を隠す素振りなしか。」「手駒に相当の自信があるということなのだろうが、」
- 歳刑神・平景清 — 「儂は景清(かげきよ)である。」「骸(むくろ)の真名なぞに何の意味があろう!」
(この章の該当発話は計 14 件。上記のほか 11 件)
Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ
- 名なしの妖精 — 「いちばん大切な、自分の真名(なまえ)を忘れるくらい、」「自分に絶望したのでしょう。」
- アルトリア — 「というか、わたし知ってるし。」「おまえの真名、エクターの伝票にあったし。」
- ダ・ヴィンチ — 「どうなってるんだ、真名が判明すれば」「霊基の上乗せは消えて弱体化する筈なのに、」
(この章の該当発話は計 14 件。上記のほか 11 件)
死想顕現界域 トラオム
- ホームズ — 「先ほどの真名解放は、かつて妖鳥(ハルピュイア)を」「追い払ったという角笛かな?」
- カドック — 「(ま、ホームズの真名を知っているなら、」「当然そう来るよな……)」
(この章の該当発話は計 22 件。上記のほか 20 件)
Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン
- ニトクリス — 「テスカトリポカからの許しが出たのなら、」「真名を明かしたらどうです。」
- トラロック — 「―――馬鹿、なんですね。」「貴女に私の真名が分かる筈ないでしょう。」
(この章の該当発話は計 5 件。上記のほか 3 件)
奏章Ⅰ 虚数羅針内界 ペーパームーン
- ドゥリーヨダナ — 「今はあまりにカジュアルな真名バレに」「わし様自身が動揺しておるところなのだ。マジでかー。」
- シオン — 「正直に言えば、そちらの真名など知ったところで、」「私たちにはあまり関係がありません。」
(この章の該当発話は計 10 件。上記のほか 8 件)
奏章Ⅱ 不可逆廃棄孔 イド
- ダ・ヴィンチ — 「現在のところ真名は不明だから、できれば」「正体の候補は絞っておきたい。」
- サリエリ — 「宝具の真名解放が叶わない―――」「拙(まず)いぞ、マスターからの魔力供給が途絶えている!」
(この章の該当発話は計 7 件。上記のほか 5 件)
奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス
- ??? — 「そだよー。」「真名知りたかったりする?」
- ??? — 「私の真名、当ててくれないか……?」「割とこう……有名だと思うので、私。」
- カドック — 「最後に天草四郎。」「裁判長の真名を知っている、というのは重要だ。」
(この章の該当発話は計 25 件。上記のほか 22 件)
幕間の物語
- 三蔵 — 「汎人類史に刻まれたペンドラゴンさんの真名は」「アルトリア・ペンドラゴンなのだから、」
- マシュ — 「キャメロットでギャラハッドさんの真名を」「知れたのも大きいです。」
- ??? — 「いやいや、コイツはちょいと事情があってね。」「そう簡単に真名を明かせない男なんだ、俺は。」
(この章の該当発話は計 18 件。上記のほか 15 件)
復刻:ぐだぐだ本能寺
- 魔人アーチャー — 「実はこの虚弱人斬りこと桜セイバー……」「その真名こそは幕末の京都にその名を轟かした」
- 魔人アーチャー — 「ところで、わしの真名とか興味無い感じ?」「極東ではすっごい有名なんだけどなー。」
(この章の該当発話は計 5 件。上記のほか 3 件)
クリスマス2017
- ドゥムジ — 「アナタの真名、クラス、」「そして既婚歴を知りたいものですが、いかが?」
クリスマス2018
- ケツァル・コアトル — 「一応このあたりは信仰の本拠地なので、素顔と真名を」「晒して戦うことには少し抵抗がありマース。つまり……」
バレンタイン2019
- 司書 — 「サーヴァント、キャスター。」「―――真名を紫式部(むらさきしきぶ)と申します。」
監獄塔に復讐鬼は哭く
- アヴェンジャー — 「莫迦め。魔術の王と口にするのはいいが、」「その真名をおいそれと口にするな。」
(この章の該当発話は計 4 件。上記のほか 3 件)
ホワイトデー2020
- オデュッセウス — 「オデュッセウス、という真名(な)を把握したことで、」「宝具の使い方だけは思い出せた。」
(この章の該当発話は計 2 件。上記のほか 1 件)
15人の理知的なメガネたち
- マイケル — 「我が真名はコンスタンティノス。」「コンスタンティノス11世パレオロゴス・ドラガセス!」
好漢酒宴要塞 チェイテ・リャンシャンボー
- ブーディカ — 「あなたのことも教えて欲しいな。」「真名は知っている気がするけど、一応ね。」
(この章の該当発話は計 4 件。上記のほか 3 件)
ヨハンナさんと未確認の愛 ぶっ壊せ☆らぶらぶはぁと大石像
- ??? — 「真名は秘匿するものだろう?」
- ナーサリー・ライム — 「わたしはキャスター、ナーサリー・ライム。」「でも、真名を聞いても分からないわよね。」
(この章の該当発話は計 3 件。上記のほか 1 件)
ミスティックアイズ・シンフォニー
- ダ・ヴィンチ — 「キミは宝具の真名解放をしたとき、」「多頭多腕の巨人を喚んでいるよね?」
バレンタイン2024 ~チョコレート・リバーのその先に~
- コロンブス — 「その川に性質(色)を与える方法は、宝具の真名解放に使うような」「レベルの魔力を思いっきり流すってコトだからな。」
CBC2024 シャルルマーニュのモンジョワ・騎士道!
- ??? — 「おお、俺の真名を問うか。」「では答えよう。」
(この章の該当発話は計 2 件。上記のほか 1 件)
小野小町古今抄 ~雪消月のキラキラ蓮華~
- ダ・ヴィンチ — 「霊基グラフに登録された真名は、うん。」「小野小町で間違いないね。」
CBC2025 彼の名はダンテ ~ホテル・デノヴォのコンシェルジュ~
- ダンテ — 「フフ……煙(けむ)に巻きたい……。」「ここぞという時に真名を明かしたかった……。」
(この章の該当発話は計 2 件。上記のほか 1 件)
落涙の翼
- サバージオス — 「俺の真名や逸話まで考慮しての結界は見事。」「神霊の戦いすら経験済みということだろう。」
克螺旋境界式 オガワハイム
- マシュ — 「戦闘、中断しましたが……敵サーヴァントの真名、」「および攻撃手段がまったく分かりません!」
- クー・フーリン — 「ん? なんだ、オレの真名を知ってんのか。」「んじゃあ、顔を隠す必要もねえな。」
開拓漂流日誌 ブルースカイランド
- アルトリア — 「マスター。宝具の真名解放の許可を。」
深海電脳楽土 SE.RA.PH
- タマモキャット — 「good(キャット).だが惜しい!」「真名当てクイズはまた後でな、トリ殿!」
盛夏爆走祭典 イシュタルカップ
- 源頼光 — 「……その質問には、そうですね。」「我が宝具の真名解放を見れば理解できる、とだけ。」
(この章の該当発話は計 2 件。上記のほか 1 件)
超絶縦長魔城 チェイテピラミッド姫路城
- 新宿のアサシン — 「仔細(しさい)ありて我が真名は秘するが、」「されどこの拳この脚は我が主のため!」
- ??? — 「誰が呼んだか白鷺城の八天堂、」「真名を刑部姫(おさかべひめ)。」
(この章の該当発話は計 3 件。上記のほか 1 件)
Apocrypha/Inheritance of Glory
- ケイローン — 「我々はリスタートしている故に、」「仲間であるライダー以外、真名は不明ですが……。」
- ??? — 「おっと失敬。」「俺の真名はアキレウス。」
(この章の該当発話は計 3 件。上記のほか 1 件)
極東乖離結界「帝都」
- 奄美少将 — 「ええ、私はキャスター、真名を南光坊(なんこうぼう)天海(てんかい)。」「徳川の守護を請け負い、この帝都を案じた者です。」
(この章の該当発話は計 2 件。上記のほか 1 件)
週末北方遊園 ONI♡LAND
- シトナイ — 「一番霊基の表面に出てきてるのがシトナイだから、」「わたしの真名もとりあえずシトナイ。」
- マシュ — 「サーヴァントの真名という訳ではないかと!」
(この章の該当発話は計 5 件。上記のほか 3 件)
深海電脳楽土 SE.RA.PH
- タマモキャット — 「good(キャット).だが惜しい!」「真名当てクイズはまた後でな、トリ殿!」
三千信長世界 デ・アルカ
- 摩玖主のキャスター — 「改めまして、私はキャスターのサーヴァント、」「真名をマックスウェルと申します。」
西部絢爛賭場ラスベガス
- 柳生但馬守 — 「真名を尋ねても宜しいかな。」「何、同じ主君に仕えるさあばんとの誼(よしみ)というやつよ。」
(この章の該当発話は計 6 件。上記のほか 5 件)
蒼輝銀河番組 セイバーウォーズ4.8
- スペースモッヒーB — 「マジかよ、ヤベエ、ヤベエってつまりヤベエ!」「つーか真名あり(ネ ー ム ド)サーヴァントとか初めて見たぜぇ!」
- X — 「ではサクッと真名解放から聖剣解放―――」
(この章の該当発話は計 3 件。上記のほか 1 件)
納涼夢幻冥峰 パラダイスレイク
- 殺生院リリィ — 「でも、ひみつにするほどでもないのでー。」「サクッと真名をあかしますね。」
- 執筆中の作家 — 「その女性を撃破したいというのなら、」「まずは真名(そこ)から攻略する事だ。」
(この章の該当発話は計 9 件。上記のほか 7 件)
凹型虚数怪理 イマジナリ・トレンチ
- ネモ — 「ユゥユゥ、キミも名のある英霊のはず!」「真名と能力を、どうか明かしてもらえないか!」
- ??? — 「何だか大変そうですが、し、真名ですか~……」「いきなりそれは……どうしよっかなあ~……」
- ??? — 「真名は、楊玉環(ヤン・ユーファン)。」「玉玉(ユゥユゥ)はニックネームです。」
(この章の該当発話は計 4 件。上記のほか 1 件)
輝け! グレイルライブ!! ~鶴のアイドル恩返し~
- ミス・クレーン — 「真名解放。」「『天衣無縫(て ん い む ほ う)・鶴恩惜別歌(つるのえにしなみだのわかれ)』!!」
(この章の該当発話は計 3 件。上記のほか 2 件)
カルデア・サマーアドベンチャー! ~夢追う少年と夢見る少女~
- ヴリトラ — 「あれの真名(フルネーム)は、」「クリストファー・コロンブスというらしいぞ。」
夢幻泡影盈月
- ヤマトタケル — 「現にライダーとランサー、バーサーカーの」「真名まで知っていたではないか。」
- ダ・ヴィンチ — 「真名を伏せるのが、聖杯戦争の定石(セオリー)。」「それは理解しているよ。」
(この章の該当発話は計 12 件。上記のほか 10 件)
超絶鎖国御領 ナガサキ
- エルメロイⅡ世 — 「あの『セバスチャン』と呼ばれてたサーヴァント。」「あいつの真名も気になるところだけれど。」
- エルメロイⅡ世 — 「オマエの真名知ったら、」「二人ともガッカリするぞ、色んな意味で。」
(この章の該当発話は計 3 件。上記のほか 1 件)
極大霊障建築A.C.L.
- ??? — 「しかし己(うぬ)、生者との契約を望むものなれば、」「真名開示するが道理にござりましょうね。」
- ダ・ヴィンチ — 「まさか今の……ゴッホカッターくんの名前が、」「たまたまアイツの真名と一致したとでも?」
(この章の該当発話は計 3 件。上記のほか 1 件)
第六特異点?
- ??? — 「今さら真名をあんたらに隠す意味もねえから、」「ここで名乗っておくぜ。」
- テスカトリポカ — 「真名にライダーが入ってるのにな。」「冥界にも不当表示に対する規制が必要な時代だ。」
(この章の該当発話は計 6 件。上記のほか 4 件)
カルデアゲート
- ??? — 「名はスカサハ。真名などと言うのはこそばゆい、」「異境にして魔境たる影の国のあるじである。」
- マシュ — 「事情も真名もまったく分かりませんが、」「この方は素晴らしい女性サーヴァントだと思います!」
(この章の該当発話は計 17 件。上記のほか 15 件)