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アーキタイプ

分類: クラス・霊基 / 別名・関連表記: 原型(アーキタイプ)、アーキタイプ:アース、アーキタイプ:天体、アーキタイプ:メタアース

この用語は何か

アーキタイプとは、惑星が持つ「星の頭脳体」——その星の記憶を丸ごと預かる記録者のことである。魔術世界では**原型(アーキタイプ)**と書き、星の内海でしか生まれない特別な精霊として扱われる。ただしこの語には裏の顔があり、その星に住む知性体の側から見たアーキタイプは「自分たちの後を継ぐ、次の霊長」を意味する。姿はその時代の霊長を写して作られるため、地球のアーキタイプは人型で、恐竜が霊長であり続けた異聞帯のそれはディノス型になる。FGO では第七異聞帯で用語として導入され、奏章Ⅲ『新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション』では「霊長の座を次へ譲れるかどうか」という人理の判定基準として物語の中心に据えられた。

基本データ

項目内容
正体星の内海で生まれる「星の頭脳体」。星の記憶・原風景を引き継ぐ精霊
表記原型(アーキタイプ)。天体そのものを指す場合は「アーキタイプ:天体」
姿その時代の霊長の姿で作られる(=惑星ごとに異なる)
もう一つの意味その星の次代の霊長。旧い霊長が座を譲るべき後継者
概念としての初出Lostbelt No.7 ナウイ・ミクトラン(ダ・ヴィンチの解説)。語そのものは終局特異点ゲーティアが比喩的に用いている
作中で名指しされた個体アーキタイプ:アース(地球)/イシュキック(ミクトラン)/ククルカン(アーキタイプ:ミクトラン)/キングエリザ(火星)
章名との関係奏章Ⅲ の副題『アーキタイプ・インセプション』はこの語から採られている

章別解説

Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン

この語を最初に持ち出すのはダ・ヴィンチである。マスターが恐竜時代の光景を見せられたと報告したとき、人類の英霊にそんな記憶があるはずがない、それを見せられるのは星の記憶しかあり得ないと断じ、魔術世界での呼び名として『原型(アーキタイプ)』を挙げる。アーキタイプは英霊でも神霊でもなく、惑星そのものが備えた記録装置である——この位置づけが最初に置かれる。

  • 〔チチェン・イツァーの生活(Ⅱ)〕ダ・ヴィンチ —「それはこの星の頭脳体……魔術世界において 『原型(アーキタイプ)』と呼ばれる、星の記憶しかあり得ない。」 (この場面を読む

その本体に会いに行くのが、第七層・終末観測所メツィティトランへの遠征である。ククルカンはこの観測所を、ミクトラン成立時から在り続けた星の魂の分身であり、星詠み姫イシュキックの居住区だと紹介する。道中でダ・ヴィンチは、星の内海から生まれる精霊のうち「これだけは星の内海でしか生まれない」ものが星の頭脳体であり、地球の記憶と原風景から生まれて惑星の地表の夢を見続けるものだ、と補足する。ニトクリスがここで姿の決まり方を問う——アーキタイプはその時代の霊長の姿で作られると聞いた、ならば異聞帯のそれも自分たちと同じヒト型なのか、と。

  • 〔屍者の王国〕ククルカン —「星詠み姫イシュキック――― アーキタイプ:アースの居住区です。」 (この場面を読む
  • 〔終末観測所メツィティトラン〕ダ・ヴィンチ —「これを魔術世界では原型(アーキタイプ)と言う。 この先にいる精霊はそういう、ものすごい記録者(レコーダー)なんだ。」 / ニトクリス —「しかしアーキタイプは、その時代の霊長の姿で 作られると聞きました。」 (この場面を読む

答えるのはテペウで、その返答が二重に重要である。まず**「アーキタイプ」という呼称自体が異聞帯には無い**——クリプターが持ち込んだ汎人類史側の語だ、と彼は言う。そのうえで、ミクトランのアーキタイプは汎人類史のそれとは別物だろうと予測する。理由は環境である。地上も宇宙も閉ざされ変化のない世界で生まれた記録者は、記録すべきものが少なく「狭苦しい」。アーキタイプの性質は、それが宿る世界の広さに規定されるという理屈がここで語られる。テペウはさらに、驚いて戦闘態勢を取るなと忠告する——アーキタイプは繊細で傷つきやすく、いじけると三日は使い物にならない、というのが同居人の実感である。

  • 〔終末観測所メツィティトラン〕テペウ —「アーキタイプ、という呼び方は初耳です。 クリプターから齎(もたら)された知識ですね。」「おそらく、ミクトランのアーキタイプは 汎人類史のアーキタイプとは違うものでしょう。」 (この場面を読む
  • 〔終末観測所メツィティトラン〕テペウ —「地上も宇宙も閉ざされた、変化のない世界です。 ここで生まれたアーキタイプは、とても狭苦(せまくる)しい。」「アーキタイプは繊細で傷つきやすい。 いじけると三日は使い物にならなくなります。」 (この場面を読む

現れたイシュキックは、一歳の姿のまま永遠に成長しないディノスだった。彼女はミクトランで起きたことをすべて観測しており、自分がアーキタイプであるがゆえに、この地底世界が「本来の地球環境ではない」と知っていたと明かす。そのうえで、汎人類史の侵略者であるデイビットにも知識を与えた理由を説明する——遠いから、会ったことがないから、無関係だからという理由で他者の時間や命を軽んじるべきではない、と。記録者であることと、記録した内容で敵味方を選ぶことは別だという立場である。

  • 〔終末観測所メツィティトラン〕イシュキック —「わたしはアーキタイプですから、ミクトランが 『本来の地球環境ではない』事を知っていました。」 (この場面を読む

この章はまた、アーキタイプが一つの世界に一体とは限らないことを示す。マシュは、ミクトランの創造主マィヤから生まれた代表であるククルカンこそ「アーキタイプ:ミクトラン」ではないかと推論し、ククルカンはそれを肯定したうえで、イシュキックを「アーキタイプ:メタアース」と呼ぶ。隕石が持ち込んだ世界の頭脳体と、その世界に閉じ込められた星の頭脳体が、同じ異聞帯に並び立っている。エピローグでダ・ヴィンチがククルカンを警戒対象に挙げるときも、その理由は「ミクトランにおけるアーキタイプ」であることに置かれる。

  • 〔終末観測所メツィティトラン〕マシュ —「アーキタイプ:ミクトラン、という事ですか?」 / ククルカン —「彼女はいわばアーキタイプ:メタアース。 私たちは、そうなれなかった同士、ですから。」 (この場面を読む
  • 〔エピローグ〕ダ・ヴィンチ —「彼女はこの異聞帯を創造した地球外生命体の代表…… ミクトランにおけるアーキタイプだ。」 (この場面を読む

終盤、空想樹海決戦の直前にククルカンはイシュキックを看取る。ドームの外に運び出しても生きられない彼女を、裁定者として見送る場面である。惑星の記憶を預かる存在が、その世界の終わりと一緒に消える——アーキタイプが世界と一心同体であることを、この別れが実演している。

  • 〔空想樹海決戦〕ククルカン —「アーキタイプとして生まれ、 第五紀を見届けたディノス、イシュキック。」 (この場面を読む

→ 章別解説: Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン

奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション

章の副題そのものがこの語である。カルデアが降ろされた月面都市ムーン・ドバイでは、旧人類・新人類・AI・サーヴァントが入り乱れる催しが「新霊長後継戦アーキタイプ・インセプション」と名付けられており、案内役のカズラドロップはこれを人類の終わりの見物だと言い添える。誰が次の霊長になるかを賭けた戦いという枠組みが、最初の一言で提示される。

  • 〔月に囚われたAI〕カズラドロップ —「新霊長後継戦アーキタイプ・インセプションにようこそ。 どうか公正な目で、人類の終わりを見届けてください。」 (この場面を読む

語の中身が明かされるのは、エリアHのムーンキャンサーと名乗る少女との出会いの場面である。彼女はドリンクの注文ができずに立ち往生しており、正体の分からないものは口にできないと言う。名を尋ねられると「アーキタイプ:アース」と答え、それが何を意味するのかと問い返されると、言葉で説明する代わりに一曲踊りましょう——つまり儀式としての戦闘を——と持ちかける。

  • 〔地球の夏休み〕??? —「私はアーキタイプ:アース。 エリアHのムーンキャンサーです。」 / (地の文) —「アーキタイプ:アース、というのが名前なんですか?」 (この場面を読む

その戦いのさなかに流れ込んでくる地の文が、FGO における最も詳しいアーキタイプの定義になっている。星の魂はその星が生まれる前から存在し、後に天体の心として定着する。これが魔術世界でいう創造の原型=アーキタイプである。ただしこの段階では物質を持たない心にすぎず、生命としてのアーキタイプはむしろ後から生まれる。惑星に芽生えた知性体が成長し、「自分たちのはじまりは、自分たちの本質は、こんな姿をしていたのか」と夢見たとき、その夢が金型になって姿が決まるのだという。惑星誕生の起点でありながら、文明の成熟期になってやっと形を与えられる——それがアーキタイプ:天体、その星の『究極の一』である。

  • 〔地球の夏休み〕(地の文) —「これを魔術世界では創造の原型――― アーキタイプ、と言うのでした。」「生命としてのアーキタイプは むしろ後から生まれるもの。」「それがアーキタイプ:天体。 その星の『究極の一』。」 (この場面を読む

そして地の文は、同じ語が知性体の側では別の意味を持つと続ける。知性体にとってのアーキタイプは「はじまりの形」ではなく「はじまりの姿」であり、自分たちの後を継ぐ新しい星を生みだすための魂に他ならない。星から見れば究極の到達点、住人から見れば後継者。この二枚看板が、以降の展開すべての土台になる。

  • 〔地球の夏休み〕(地の文) —「知性体における『アーキタイプ』とは 『はじまりの形』ではなく『はじまりの姿』。」 (この場面を読む

名乗った当人が何者なのかを解説するのは、代行者シエルである。彼女によればアーキタイプ:アースは真祖と区分される吸血鬼であり、複数の人格を抱えている。マスターが街で出会ったのは責務を果たすために無垢なままの姿だが、地球の落下を宣言したのは「地球の触覚として生まれながら、最終的に月のアーキタイプとなる真祖の姫」——人間を罰することを目的とした地球の代弁者だという。その根底には**「人類を否定せよ」という指令**が置かれている。人間だけが到達した原罪から星が自身を守ろうとする意思の具現であり、真祖たちの最高傑作として設計された存在だから、という説明である。

  • 〔アース・フォール〕シエル —「1。『地球の触覚として生まれながら、    最終的に月のアーキタイプとなる真祖の姫』」「それが真祖たちの最高傑作である彼女、 アーキタイプ:アースの根底にある指令(オーダー)です。」 (この場面を読む

シエルはさらに、この状態の彼女は倒してはいけないと釘を刺す。地球の分身である以上、倒せば直後に地球のリソースを総動員したより酷い反撃が返ってくるからである。話し合いも通じない。岸波白野も交戦前に相手が真祖であることを確認したうえで、正面から倒す方針を捨てて弱点探しに切り替えている。惑星の頭脳体は、討伐対象として成立しない相手であるという扱いが、実戦を通して示される。

  • 〔アース・フォール〕岸波白野 —「相手はアーキタイプ:アース。 真祖と呼ばれる吸血鬼だ。」 (この場面を読む
  • 〔アース・フォール〕シエル —「なにしろ地球の分身ですから。 1のアーキタイプ:アースを倒した場合、」 (この場面を読む

章の後半に入ると、この語はまったく別の対象を指しはじめる。ムーン・ドバイの博物館記録をBBコスモが読み上げると、西暦2400年の項に「月面研究所にて、アーキタイプ、開発成功」とある。人間がアーキタイプを作ったという記録である。アンデルセンはこれに絶句する——アーキタイプはその星の最終的な霊長と同義であり、霊長である人間がそれを作るということは、次世代の霊長を自分の手で用意したということだからだ。BBコスモはこれを、学術的な「世界を滅ぼす研究」と要約する。

  • 〔キアラと不思議の海・後編〕BBコスモ —「……西暦2400年。 『月面研究所にて、アーキタイプ、開発成功』」 / アンデルセン —「アーキタイプはその星の最終的な霊長と同義だ! その霊長である人間がアーキタイプを作るという事は、」 (この場面を読む
  • 〔キアラと不思議の海・後編〕BBコスモ —「次世代のアーキタイプが生まれたのなら、 旧(ふる)い霊長はすべて無価値になる。」 (この場面を読む

ところが記録は、完成したアーキタイプが目覚めなかったとも記していた。無限に近い自我作成プロトコルを回しても稼働せず、「いつか目覚める。目覚めた後は一瞬で人類とAIの歴史を学習し、凌駕するだろう」という予測だけが書き残されている。

  • 〔キアラと不思議の海・後編〕BBコスモ —「……いいえ。完成はしたものの、 アーキタイプは目覚めなかった、とあります。」「『アーキタイプはいつか目覚める。目覚めた後は  一瞬で人類とAIの歴史を学習し、凌駕(りょうが)するだろう』」 (この場面を読む

「この世界の人類は何に滅ぼされたのか」という章の主題は、ここで答えに届く。岸波白野は、アーキタイプ自体は原因ではなく発端にすぎないと整理する。不老不死を実現した新人類は、さらなる成果として自分たちを超える次の霊長を作りあげ、そしてそれを認めなかった。BBコスモは、第三世代のAIが実在した人間の情報を基にしている以上、その基になった魂そのものがアーキタイプを否定しており、集合的無意識がある限りアーキタイプは目覚めないと説明する。バーソロミューはこれを「両親に祝福されていないのなら、子供だって目覚めたくはないだろう」と言い換える。アーキタイプは、旧い霊長に祝福されなければ起動しない——技術ではなく承認の問題だ、というのがこの章の結論である。

  • 〔消灯〕岸波白野 —「そうだ。アーキタイプはただそこに在るだけのもの。 あくまで原因。いや発端だ。」「不老不死(ふ ろ う ふ し)を実現したムーン・ドバイの新人類たちは 更なる成果としてアーキタイプを創りあげた。」 (この場面を読む
  • 〔消灯〕BBコスモ —「第三世代は実在した人間の情報を基にしたAIです。 基になった魂そのものがアーキタイプを否定している。」「その集合的無意識があるかぎり、 アーキタイプが目覚める事はありません。」 (この場面を読む

この理屈がそのまま人理の剪定基準につながる。白野いわく、アーキタイプが現れないまま滅びる世界は剪定されない。しかし**アーキタイプがありながら継承をしない世界は「悪しき前例」**として潰される。彼自身の世界では、アーキタイプは勝手に生まれて人類とすぐに相互理解を果たし、西暦3000年にはそれを宙へ送る準備が整っていた。彼がムーン・ドバイに召喚されたのは、この土地の願いが「アーキタイプを否定する」ものだったからであり、だからこそ人理側のマスターと敵対する側に立たされている。

  • 〔Wonderer〕岸波白野 —「アーキタイプが現れないまま滅びるのならいい。 剪定はされない。」「けどアーキタイプがありながら継承をしないのは 何よりも罪深い。価値がないどころか悪しき前例だ。」 (この場面を読む
  • 〔Wonderer〕岸波白野 —「幸い、アーキタイプは勝手に生まれて、 すぐに人類と相互理解を果たしてくれたよ。」「『アーキタイプを否定する』願いだった。 だから私たちは君たちの敵にあたる。」 (この場面を読む

実物のアーキタイプは、最上階でBBドバイが開示する。直径0.8ミリメートルの高次情報結晶体、砂粒ほどの光。ブルジュ・ハリファは、それが目覚め次第に宙の彼方を目指す宇宙船として建造された塔だった。市民のムーンキャンサー化が半数を超えて塔が倒壊すれば、アーキタイプは「自分は求められていない子供である」と認識して消滅する。BBドバイが人類の敵として振る舞い続けた理由は、この一点にある。彼女を襲ったカズラドロップが真っ先に口にしたのも、すべての原因であるアーキタイプを早々に宙へ排出するという計画であり、BBドバイは意識を保てないまま、それだけは許されないと繰り返している。

  • 〔アーキタイプ・インセプション〕BBドバイ —「アーキタイプは直径0.8ミリメートルの 高次情報結晶体。砂粒ほどの光です。」「ブルジュ・ハリファはアーキタイプが目覚め次第、 宙の彼方を目指す宇宙船(ロ ケ ッ ト)として建造されました。」「このタワーがムーン・ドバイ市民たちに破壊されれば アーキタイプは消滅するでしょう。」 (この場面を読む
  • 〔幕間4〕BBドバイ —「――アーキタイプを宙(ソラ)に放つなど――― させない―――それだけは、許されない―――」 (この場面を読む

決着は戦闘ではなく、市民たちが自らアーキタイプを送り出す側に回ることでつく。アンソニーが最後の仕事としてアーキタイプを宙へ逃がそうと呼びかけ、市民は新しい『原型』に霊長を譲る時だと応じる。塔から落下していく旧人類のマスターが最後に呟くのは、ようやく認められた後継者への朝の挨拶である。

  • 〔アーキタイプ・インセプション〕アンソニー —「みんなでアーキタイプを宙に逃がしましょう。 こんな私たちにも、最後の仕事があるはずです。」 / ムーン・ドバイ市民B —「それがいま、やっと―――やっと理解できた。 今度こそ、新しい『原型』に霊長を譲(ゆず)る時だ!」 (この場面を読む
  • 〔アーキタイプ・インセプション〕マスター —「……おはよう。 こんにちは、アーキタイプ。」 (この場面を読む
  • 〔Wonderer〕(地の文) —「明日にはロケットが飛び立つ。 アーキタイプを乗せて、ここより遙か遠いソラに。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション

ハーフムーン:アース

バレンタインのチョコレート・シナリオでは、アルクェイド・ブリュンスタッド、真祖の姫、アーキタイプ:アースという同じ系譜の三者が一堂に会する。真祖の姫は、アルクェイドたちを「器によって育った理性」と呼び、自分はその器を作る際の原型になったものだと名乗る。実体としては存在しないが性質としてはもっとも強い、という自己規定である。

  • 〔ハーフムーン:アース〕真祖の姫 —「貴様たちはいわば器(うつわ)によって育った理性。 私は器(うつわ)を作る際、原型になったもの。」 (この場面を読む

アーキタイプ:アースの側は、星の内海から出たことがなく外の世界を知らないと断りつつ、星の記憶を預かる者である以上、表層で栄えた知的生命体の文化くらいは知っておかねばならないと言う。この「行事に参加してやってもいい」という上から目線を、アルクェイドは真っ向から否定する——バレンタインは人類の行事ではなく、あなたの行事だ、と。

  • 〔ハーフムーン:アース〕アーキタイプ:アース —「星の内海(うちうみ)から外の世界を知らないとはいえ、 私はアーキタイプ:アース。星の記憶を預かるもの。」 (この場面を読む
  • 〔ハーフムーン:アース〕アルクェイド —「バレンタインは『人類の行事』じゃないわ。 わたしたちの、いえ、あなたの行事よアーキタイプ(過去のわたし)。」 (この場面を読む

チョコ作りでは真祖の姫が、地表を操作してカカオの樹を大量に育て、まとめて融かして『チョコの海』を作ればよい、これなら他のアーキタイプにも負けぬだろうと言い出す。アルクェイドはこれを「原型のわたし」の悪癖として即刻失格にする。アーキタイプは惑星規模の発想しかできないという戯画が、この場面の笑いどころであり、同時に他にもアーキタイプが複数いることを前提にした言い回しでもある。

  • 〔ハーフムーン:アース〕真祖の姫 —「『チョコの海』を作ればよい。 これであれば他のアーキタイプにも負けぬであろう。」 / アルクェイド —「はい失格! 原型のわたしっていっつもそうよね! スケール大きければいいと思ってるの!?」 (この場面を読む

別のチョコレート・シナリオでは、ククルカンがバレンタインの作法をアーキタイプ:アースに教わろうとして「同じアーキタイプのよしみ」を持ち出す。惑星と彗星でスケールは同じだから細かいことは気にしないだろう、という言い分である。第七異聞帯で示された「ククルカンもまたアーキタイプである」という設定が、ここで本人の口から確認されている。

  • 〔オービット・ラディアンス・シング〕ククルカン —「なぜって、同じアーキタイプのよしみデース!」 (この場面を読む

スペース・ファンタズムーン アナザー・クリスマス

代行者 C.I.E.L は、アーキタイプ:アースという霊基について自分は断言できないと留保したうえで、あの姿の彼女なら多少は人間社会を尊重しているはずだと述べる。ある人物の影響で、という含みつきである。一方、ククルカンとファンタズムーンが変身談義で意気投合しはじめると、C.I.E.L は「マズいですね」と警戒する。自分とアルクェイドの関係とは真逆であり、アーキタイプ同士は相性が破滅的に良い——相性が良すぎると逆の現象が起きる、というのがその理由である。

  • 〔第2話 ホント? よみがえる聖女伝説〕謎の代行者C.I.E.L —「まあ、アーキタイプ:アースという霊基については わたしは断言できませんが、」 (この場面を読む
  • 〔第5話 そんな!? 明かされる真実〕謎の代行者C.I.E.L —「わたしとアルクェイドの関係とは真逆です。 アーキタイプ同士、相性が破滅的に良いかもしれません。」 (この場面を読む

→ 章別解説: スペース・ファンタズムーン アナザー・クリスマス

完結南瓜惑星ハロウィンプラネット

火星を舞台にしたこのイベントでは、地球以外のアーキタイプが名指しされる。ユニヴァース・アポロンによれば、金星を滅ぼして逃げ出したキングエリザは火星に過剰なまでに適応した結果アーキタイプとなった——つまり火星における次世代の霊長になった。ところが霊長になっても凶暴性は一切変わらず、生命体として繁殖するのではなく暴威を振るうことだけを目的としたため、火星もほとんど滅ぼされたという。アーキタイプの誕生は、その星にとって救いを意味しないという例が、ここに一件だけ残されている。

  • 〔第七節 『王の帰還』〕ユニヴァース・アポロン —「アーキタイプとなった。 うん、つまり火星における次世代の霊長だね。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 完結南瓜惑星ハロウィンプラネット

読み取れる設定

  • 正体(確定): 星の内海でしか生まれない「星の頭脳体」。地球の記憶・原風景から生まれ、それを引き継ぐ記録者である(第七異聞帯・ダ・ヴィンチ)。
  • 二重の定義(確定): 星の側から見れば「アーキタイプ:天体」=その星の『究極の一』。知性体の側から見れば「はじまりの姿」=自分たちの後を継ぐ新星を生みだすための魂(奏章Ⅲ・地の文)。
  • 姿の決まり方(確定): その時代の霊長の姿で作られる(ニトクリス)。奏章Ⅲの地の文はこれを、知性体が「自分たちのはじまりはこんな姿だったのか」と夢見ることで金型が作られる、と補足する。
  • 環境依存(確定): 世界が閉じているほど記録者としての幅が狭くなる。テペウ「地上も宇宙も閉ざされた、変化のない世界です。 ここで生まれたアーキタイプは、とても狭苦(せまくる)しい。」
  • 複数性(確定): 一つの星/異聞帯に複数のアーキタイプが並立しうる。ミクトランではイシュキック(アーキタイプ:メタアース)とククルカン(アーキタイプ:ミクトラン)が併存し、火星にはキングエリザがいる。
  • 人工的に作れる(確定): 西暦2400年、ムーン・ドバイの新人類は月面研究所でアーキタイプの開発に成功した。実体は直径0.8ミリメートルの高次情報結晶体である(BBドバイ)。
  • 起動条件(確定): 作っただけでは目覚めない。旧い霊長がその存在を否定しているかぎり稼働しない。BBコスモ「その集合的無意識があるかぎり、 アーキタイプが目覚める事はありません。」
  • 人理との関係(確定): アーキタイプが生まれていない世界の滅亡は剪定されないが、アーキタイプがありながら霊長を継承しない世界は剪定される(岸波白野)。
  • 真祖との関係(確定): 地球のアーキタイプ=アーキタイプ:アースは真祖と区分される吸血鬼であり、真祖たちの最高傑作として「人類を否定せよ」という指令を根底に持つ(シエル)。倒しても地球のリソースによる反撃を招くため、討伐は成立しない。
  • 相互作用(確定): アーキタイプ同士は相性が良い。C.I.E.L「アーキタイプ同士、相性が破滅的に良いかもしれません。」/ククルカン「なぜって、同じアーキタイプのよしみデース!」

揺れ・矛盾

  • 「星の頭脳体」と「次の霊長」がひとつの語に同居している。第七異聞帯では専ら前者(惑星の記録者)として説明されるが、奏章Ⅲでは後者(旧霊長が座を譲る相手)が主題になる。奏章Ⅲの地の文は両者を「星から見た意味」と「知性体から見た意味」として一応整理しているが、章内でも人工開発されたアーキタイプとアーキタイプ:アースはまったく別の対象を指しており、岸波白野は「アーキタイプが人類を滅ぼした原因なら、 アーキタイプとはムーン・キャンサーではないのかな?」と、その同一性の判定自体を問いに変えている。

  • 成因が二通り語られる。星が自然に持つ記録者として描かれる一方で(第七異聞帯)、奏章Ⅲでは新人類が「創りあげた」成果物として登場する。ただし白野は自分の世界について「アーキタイプは勝手に生まれて」と述べており、章内では自然発生と人工開発の双方が両立するものとして扱われている。

  • イシュキックの呼称がぶれる。ククルカンは当初、終末観測所メツィティトランを「アーキタイプ:アースの居住区」と紹介するが、後に彼女を「アーキタイプ:メタアース」と呼び直す。テペウも「ミクトランのアーキタイプは汎人類史のアーキタイプとは違う」と述べており、汎人類史のアーキタイプ:アースと同名で呼んでよい存在なのかは明示されない。

  • 無関係な「原型・雛形」の意味でも使われる。終局特異点でゲーティアはソロモンを指して「この私のアーキタイプとなった男」と言い、Lostbelt No.5 ではマシュがシミュレーターの「模擬敵性体のアーキタイプ」に言及する。いずれも惑星の頭脳体とは無関係な、一般語としての用法である。

  • 別名「原型」は一般語との混在が激しい。付録の引用アーカイブには、ワルキューレを指す「原型の姉妹(オリジナル)」、妖精騎士に対する円卓騎士の「原型(オリジナル)」、宝具の「原型」、フィギュアの「原型師」など、本項の概念とは無関係な用例が多数含まれている。

  • 〔未来〕ゲーティア —「外道! 冷酷! 残忍! 無情! この私のアーキタイプとなった男が、人並の願いなど!」 (この場面を読む

  • 〔いずれ等しき魂たちよ(Ⅱ)〕マシュ —「模擬敵性体のアーキタイプという事ですが……」 (この場面を読む

関連

用語集

引用元の人物

言及の多い章

付録: 原文引用アーカイブ

原文引用アーカイブ(機械収集・147 本)— 本文で扱わなかった言及もここに残してある
出典と数え方

全文コンコーダンス tools/data/concordance/lines.jsonl(全150war+バレンタイン、1,104,754行)を全走査した結果。検索語 アーキタイプ原型アーキタイプ・アース。 引用は演出タグを除去した表示テキストそのまま。同一章・同一話者で完全に同一の発話が重複する場合は1件に統合している。チョコレート名の章はバレンタイン・シナリオ。

該当発話 147件 / 28章。全件を以下に掲載

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

  • マーリン —「あらゆる宝具の原型(オリジナル)である財宝を持つと豪語し、 こと英雄相手に対しては最高の有利性を持つ男。」

終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン

  • ゲーティア —「外道! 冷酷! 残忍! 無情! この私のアーキタイプとなった男が、人並の願いなど!」

亜種特異点Ⅱ 伝承地底世界 アガルタ

  • ホームズ —「つまるところ、彼女たちはエルドラド伝説の…… エルドラドという物語の、原型にすぎず。」

Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング

  • ナポレオン —「言っておいた方がいいか。 原型の姉妹(オ リ ジ ナ ル)はもっと強いぞ、多分だが。」
  • ナポレオン —「はは! 当然! アイツは間違いなく原型の姉妹(オ リ ジ ナ ル)さ!」
  • ナポレオン —「真のワルキューレ、原型の姉妹(オ リ ジ ナ ル)。楽しいねえ! 威力(ピュイサンス)はともかく装備が随分とまた破格と来る!」
  • ブリュンヒルデ —「我が真名はブリュンヒルデ。 貴女たちの原型となったであろう姉妹の、長姉です。」
  • ナポレオン —「原型の姉妹(オ リ ジ ナ ル)。 統率個体。」
  • ナポレオン —「スカサハ=スカディの支配を扶(たす)ける者たち。 数多(あまた)の複製体の原型にして、それを率いる者たちさ。」
  • ブリュンヒルデ —「私は、魂を懸けて燃え盛るより他にないでしょう。 ―――大神刻印・原型励起。」
  • オルトリンデ —「大神刻印・原型励起。 私たち姉妹には搭載されていない、お姉様だけの力。」
  • シグルド —「クク。これはいい。面白い! 大神刻印の原型励起などはその霊基に有り余るだろう。」

Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス

  • アデーレ —「こちらのモノが原型にあたります。 おそらく、性能、精度も格段に上のはずよ。」
  • アデーレ —「原型艦の一機であるガイア神の性質を 最も色濃く継いでいるのが、彼女だとされています。」
  • マシュ —「模擬敵性体のアーキタイプという事ですが……」

Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ

  • アルトリア —「(原型(オリジナル)はこっちのトリスタンさんで、  妖精騎士はその模倣………ってコトは)」
  • 妖精騎士ガウェイン —「ガウェイン卿の持つ原型(オリジナル)に並んでいる、と 自負はしているが、」

Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン

  • ダ・ヴィンチ —「それはこの星の頭脳体……魔術世界において 『原型(アーキタイプ)』と呼ばれる、星の記憶しかあり得ない。」
  • (地の文) —「アーキタイプ……」
  • ククルカン —「星詠み姫イシュキック――― アーキタイプ:アースの居住区です。」
  • ダ・ヴィンチ —「これを魔術世界では原型(アーキタイプ)と言う。 この先にいる精霊はそういう、ものすごい記録者(レコーダー)なんだ。」
  • ニトクリス —「しかしアーキタイプは、その時代の霊長の姿で 作られると聞きました。」
  • ニトクリス —「となると、アーキタイプも 私たちと同じヒト型、なのでしょうか?」
  • テペウ —「アーキタイプ、という呼び方は初耳です。 クリプターから齎(もたら)された知識ですね。」
  • テペウ —「おそらく、ミクトランのアーキタイプは 汎人類史のアーキタイプとは違うものでしょう。」
  • テペウ —「地上も宇宙も閉ざされた、変化のない世界です。 ここで生まれたアーキタイプは、とても狭苦(せまくる)しい。」
  • テペウ —「アーキタイプは繊細で傷つきやすい。 いじけると三日は使い物にならなくなります。」
  • イシュキック —「わたしはアーキタイプですから、ミクトランが 『本来の地球環境ではない』事を知っていました。」
  • ダ・ヴィンチ —「そのあたり、アーキタイプであるキミは どう感じているんだい? 盗人(ぬすっと)猛々しい?」
  • ククルカン —「イシュキックは1歳のまま永遠に 成長しないアーキタイプですが、」
  • マシュ —「アーキタイプ:ミクトラン、という事ですか?」
  • ククルカン —「彼女はいわばアーキタイプ:メタアース。 私たちは、そうなれなかった同士、ですから。」
  • ダ・ヴィンチ —「彼女はこの異聞帯を創造した地球外生命体の代表…… ミクトランにおけるアーキタイプだ。」
  • ククルカン —「アーキタイプとして生まれ、 第五紀を見届けたディノス、イシュキック。」

奏章Ⅰ 虚数羅針内界 ペーパームーン

  • シオン —「最初に保存していた、原型となるサーヴァントたちの 魂がすり切れてしまう……とは思いませんか?」

奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション

  • カズラドロップ —「新霊長後継戦アーキタイプ・インセプションにようこそ。 どうか公正な目で、人類の終わりを見届けてください。」
  • ジナコ —「まあサーヴァントに近いっスね。 原型から派生した新しい私、みたいな。」
  • ??? —「私はアーキタイプ:アース。 エリアHのムーンキャンサーです。」
  • ??? —「私はエリアHのムーンキャンサー。 アーキタイプ:アースと言います。」
  • (地の文) —「アーキタイプ:アース、というのが名前なんですか?」
  • (地の文) —「これを魔術世界では創造の原型――― アーキタイプ、と言うのでした。」
  • (地の文) —「生命としてのアーキタイプは むしろ後から生まれるもの。」
  • (地の文) —「それがアーキタイプ:天体。 その星の『究極の一』。」
  • (地の文) —「知性体における『アーキタイプ』とは 『はじまりの形』ではなく『はじまりの姿』。」
  • パーシヴァル —「アーキタイプ:アース殿は我々の敵ではないと 分かっただけで充分だとも。」
  • シエル —「いえ、そのムーンキャンサー、 本当にアーキタイプ:アースですか?」
  • (地の文) —「実はアーキタイプ:アースから、こんな話が」
  • BBコスモ —「でもその原因は解き明かさなければならない、と アーキタイプ:アースは言いました。」
  • (地の文) —「アーキタイプ:アースと戦うってコトですね!」
  • (地の文) —「アーキタイプ:アースと戦うしかないってコト!?」
  • 岸波白野 —「俺たちの目的は地球を落とそうとしている アーキタイプ:アースの撃破。」
  • 岸波白野 —「相手はアーキタイプ:アース。 真祖と呼ばれる吸血鬼だ。」
  • 岸波白野 —「すごいサービス精神だ。 アーキタイプ:アースは人間の文化に理解がある。」
  • シエル —「アーキタイプ:アース…… 地球を月にぶつけるなど正気ではありません。」
  • シエル —「……と、今はそれよりアーキタイプ:アースですね。」
  • シエル —「それで皆さんはアーキタイプ:アースを 脅威とは考えなくなった。」
  • (地の文) —「アーキタイプ:アースは二重人格(にじゅうじんかく)とか……?」
  • シエル —「1。『地球の触覚として生まれながら、    最終的に月のアーキタイプとなる真祖の姫』」
  • シエル —「それが真祖たちの最高傑作である彼女、 アーキタイプ:アースの根底にある指令(オーダー)です。」
  • シエル —「なにしろ地球の分身ですから。 1のアーキタイプ:アースを倒した場合、」
  • シエル&岸波白野 —「アーキタイプ:アース……!」
  • 蒼く輝くシエル —「地球を落とすなんて阿呆(あほう)なアイディアは即・却下! このアーキタイプは、私が落とす!」
  • アンソニー —「―――アーキタイプ―――」
  • (地の文) —「- アーキタイプ:アース 退去から3日 -」
  • マシュ —「それと、先輩が聞いたアーキタイプ:アースさんの 問いかけです。」
  • 岸波白野 —「ああいや、つい。 ビースト、アーキタイプ、ときて、次はキアラさんだろ。」
  • BBコスモ —「……西暦2400年。 『月面研究所にて、アーキタイプ、開発成功』」
  • アンデルセン —「アーキタイプの開発だと……!? しかも成功!? 成功したのか!?」
  • アンデルセン —「アーキタイプはその星の最終的な霊長と同義だ! その霊長である人間がアーキタイプを作るという事は、」
  • BBコスモ —「次世代のアーキタイプが生まれたのなら、 旧(ふる)い霊長はすべて無価値になる。」
  • 岸波白野 —「……それで、そのアーキタイプはどこに? 成功という事は稼働しているのか?」
  • BBコスモ —「……いいえ。完成はしたものの、 アーキタイプは目覚めなかった、とあります。」
  • BBコスモ —「『アーキタイプはいつか目覚める。目覚めた後は  一瞬で人類とAIの歴史を学習し、凌駕(りょうが)するだろう』」
  • (地の文) —「……アーキタイプは目覚めていない……」
  • アンデルセン —「BBドバイやらアーキタイプやらについて 考察している場合か?」
  • マシュ —「対象個体、キングプロテア、アンキ・エレシュキガル、 アーキタイプ:アース、そして殺生院キアラ。」
  • シエル —「弱ったところを襲う算段だったアーキタイプ:アース、 ビースト、キアラさんは潔く退去してしまった。」
  • カズラドロップ —「そう―――すべての原因であるアーキタイプは 早々に宙(ソラ)に排出して、」
  • BBドバイ —「――アーキタイプを宙(ソラ)に放つなど――― させない―――それだけは、許されない―――」
  • マシュ —「アーキタイプ:アースさんが先輩に 解答を求めた問題ですね。」
  • (地の文) —「問題はアーキタイプだ」
  • 徐福 —「アーキタイプって、博物館の記録にあったっていう? でも何処にもないし、そもそも起動してないんでしょ?」
  • 岸波白野 —「アーキタイプが人類を滅ぼした原因なら、 アーキタイプとはムーン・キャンサーではないのかな?」
  • (地の文) —「いいえ。新人類が作ったアーキタイプと」
  • 岸波白野 —「そうだ。アーキタイプはただそこに在るだけのもの。 あくまで原因。いや発端だ。」
  • 岸波白野 —「不老不死(ふ ろ う ふ し)を実現したムーン・ドバイの新人類たちは 更なる成果としてアーキタイプを創りあげた。」
  • (地の文) —「自分たちで創ったアーキタイプを、認めなかった」
  • 徐福 —「なら『アーキタイプに後を譲れ』って 今からでも言えばいいってコト?」
  • BBコスモ —「第三世代は実在した人間の情報を基にしたAIです。 基になった魂そのものがアーキタイプを否定している。」
  • BBコスモ —「その集合的無意識があるかぎり、 アーキタイプが目覚める事はありません。」
  • マシュ —「それに、BBコスモさんから見せていただいた、 アーキタイプ:アースさんとの戦い……」
  • 岸波白野 —「アーキタイプ:アースはこっちの地球からだけど、 キミたちの地球とも繋がっていたのでカルデア側としよう。」
  • BBドバイ —「2400年の段階でアーキタイプを開発できるほどの 技術力を有した人類の世界です。」
  • BBドバイ —「彼らが認めまいとする新しい霊長。 アーキタイプを、宙(ソラ)に飛ばさないために。」
  • スペース・エレシュキガル —「アーキタイプがあるの!? このタワーに!?」
  • BBドバイ —「アーキタイプは直径0.8ミリメートルの 高次情報結晶体。砂粒ほどの光です。」
  • BBドバイ —「ブルジュ・ハリファはアーキタイプが目覚め次第、 宙の彼方を目指す宇宙船(ロ ケ ッ ト)として建造されました。」
  • BBドバイ —「このタワーがムーン・ドバイ市民たちに破壊されれば アーキタイプは消滅するでしょう。」
  • アンソニー —「みんなでアーキタイプを宙に逃がしましょう。 こんな私たちにも、最後の仕事があるはずです。」
  • ムーン・ドバイ市民B —「それがいま、やっと―――やっと理解できた。 今度こそ、新しい『原型』に霊長を譲(ゆず)る時だ!」
  • マスター —「……おはよう。 こんにちは、アーキタイプ。」
  • (地の文) —「明日にはロケットが飛び立つ。 アーキタイプを乗せて、ここより遙か遠いソラに。」
  • (地の文) —「でもアーキタイプ:アースさんは別でしょ?」
  • マシュ —「そうでした! シエルさんの背中から、 アーキタイプ:アースさんがぐわっと生えてきて!」
  • 岸波白野 —「ハッキリしたのは博物館で歴史を知った時だ。 アーキタイプの開発。それで大筋は読めた。」
  • 岸波白野 —「アーキタイプが現れないまま滅びるのならいい。 剪定はされない。」
  • 岸波白野 —「けどアーキタイプがありながら継承をしないのは 何よりも罪深い。価値がないどころか悪しき前例だ。」
  • 岸波白野 —「幸い、アーキタイプは勝手に生まれて、 すぐに人類と相互理解を果たしてくれたよ。」
  • 岸波白野 —「西暦3000年。その年に俺たちの世界では アーキタイプをソラに送る準備をしていた。」
  • 岸波白野 —「『アーキタイプを否定する』願いだった。 だから私たちは君たちの敵にあたる。」

???編 郷愁永巡刻盤 パスト・カルデア

  • ウルズ —「その宝具が成立するより前まで時間を戻せばいい。 まあ、40億年前に宝具の原型があるなら別だが。」

幕間の物語

  • (地の文) —「我が愛し子。 ワルキューレ、その原型の姉妹よ。」

秋葉原塔イベント

  • 刑部姫 —「それはエジソン的な文明力で……いや、まあ、 腕の良い原型師さんがいる、って意味ではそうだね?」

バレンタイン2024 ~チョコレート・リバーのその先に~

  • ダ・ヴィンチ —「概念の原型に近いものであれば、 三途の川だけじゃなくて、」

スペース・ファンタズムーン アナザー・クリスマス

  • 謎の代行者C.I.E.L —「まあ、アーキタイプ:アースという霊基については わたしは断言できませんが、」
  • (地の文) —「サーヴァント別 月極貸し出しルーム アーキタイプ:アース 様」
  • 謎の代行者C.I.E.L —「わたしとアルクェイドの関係とは真逆です。 アーキタイプ同士、相性が破滅的に良いかもしれません。」

落涙の翼

  • エルメロイⅡ世 —「原型は、ギリシャ神話のオリオンだとも言われている。」

深山温泉大社・大割烹閻魔亭

  • 雀(五官) —「『宇治拾遺(うじしゅうい)物語』で語られる、 『山中にて人を助ける怪異』の原型なのでチュン。」

星屑盤上冥路 アステロ・アキハバラ

  • エリセ —「サイコロを使う“すごろく”は和風のイメージだけど、 原型となったのはエジプトの世界最古の盤上遊戯(ボードゲーム)だ。」

納涼夢幻冥峰 パラダイスレイク

  • 概要 —「単純に原型(001)、 量産型(002)と考えてください。」
  • 概要 —「原型(001)に接触する際は、 長を含めた幹部の承認を得てください。」
  • 概要 —「原型(001)の製造技術は 既に散逸しています。」
  • 概要 —「我々の目的は原型(001)の完成であり、 量産型(002)はアプローチの一つでしかありません。」
  • 概要 —「原型(001)を装着すると不老不死(ふ ろ う ふ し)になる。 ……それは表向きの理由(カ バ ー ス ト ー リ ー)に過ぎません。」
  • 概要 —「量産型(002)によって蒐集(しゅうしゅう)された概念は 原型(001)に取り込まれ―――」
  • 概要 —「全てを記録した原型(001)は、 いかなる不死の存在でも生きる可能性を潰す―――」

カルデア・サマーアドベンチャー! ~夢追う少年と夢見る少女~

  • マンドリカルド —「見事に全員原型留めてないっすね!」

聖杯戦線 ~白天の城、黒夜の城~

  • プトレマイオス —「吾(あ)の宝具たるアレクサンドリア大図書館の原型には、 表と裏のふたつがあるのは話したな。」

五月連休温泉 隈乃

  • (地の文) —「最後の魔女が買い物帰りにたまたま見かけた、 商店街のキャンディマシンが原型(元ネタ)です。」

超絶鎖国御領 ナガサキ

  • エルメロイⅡ世 —「そこには既に、神話の原型があるという事だ。」

完結南瓜惑星ハロウィンプラネット

  • ユニヴァース・アポロン —「アーキタイプとなった。 うん、つまり火星における次世代の霊長だね。」

春の終わりに君を待つ

  • ダ・ヴィンチ —「……サーヴァントのデメテルにも デメテル・エリニュスにも、その原型がある。」
  • ダ・ヴィンチ —「私たちも知っている、 かつて戦ったことのある原型が……」
  • 千子村正 —「原型となってるのはそうだろうな。」
  • 千子村正 —「こいつの原型は、 星の敷物(テクスチャ)を繋ぎ止めている錨(いかり)なんだろう。」
  • アスカラポス=アケローン —「たとえ大地母神の原型だろうが、 模造品ごときが、いかなる道理をもって逆らうか!」

カルデアゲート

  • マシュ —「魔剣、カラドボルグ……!! 数多の聖剣・魔剣の原型と言われる古き伝説の剣!」
  • マシュ —「彼の宝物庫から流れ出た武器が、 世界の英雄たちが所有する武器の原型……。」

ハーフムーン:アース

  • 真祖の姫 —「貴様たちはいわば器(うつわ)によって育った理性。 私は器(うつわ)を作る際、原型になったもの。」
  • アーキタイプ:アース —「星の内海(うちうみ)から外の世界を知らないとはいえ、 私はアーキタイプ:アース。星の記憶を預かるもの。」
  • アルクェイド —「バレンタインは『人類の行事』じゃないわ。 わたしたちの、いえ、あなたの行事よアーキタイプ(過去のわたし)。」
  • 真祖の姫 —「『チョコの海』を作ればよい。 これであれば他のアーキタイプにも負けぬであろう。」
  • アルクェイド —「はい失格! 原型のわたしっていっつもそうよね! スケール大きければいいと思ってるの!?」
  • (地の文) —「アーキタイプは楽しい?」

オービット・ラディアンス・シング

  • ククルカン —「なぜって、同じアーキタイプのよしみデース!」

図書館の鍵と羅針盤

  • プトレマイオス —「うむ。羅針盤は後代の発明だから、 その原型の司南(しなん)の方が近いかナ。」