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人類悪

分類: 世界観 / 別名・関連表記: 七つの人類悪、災害の獣

この用語は何か

人類悪とは、人類が発展の過程で必ず生み出してしまう七つの災害の総称である。ギルガメッシュはこれを「人類史に溜まる淀み」と言い、人類が発展すればするほど強くなり、その社会を内側から食い破る癌のようなものだと説明する。外から人類を襲いに来るのではなく、人類の内側から湧いて出るという点が、他のあらゆる脅威との違いになる。

そのうえで彼はもう一段の訂正を加える——人類悪とは「人類を滅ぼす悪」ではなく「人類が滅ぼす悪」である、と。これは順番が逆になっているのではなく、そもそも役割が違う。人類悪は倒されるために生まれる。人理焼却編の終わりに彼が出す結論はさらに踏み込む。人間を滅ぼすのは人間への悪意ではない、悪意は使えば薄れる一過性のものだからだ。真に人理を脅かすのは人理を守ろうとする願いそのものであり、ゆえに人類悪とは即ち人類愛である。

この概念が現世に姿を持つときのクラス名がビーストである。人類悪=概念、ビースト=それを担うクラス枠という切り分けで、七つの枠にどの個体が入るか、そもそも枠が埋まるかは世界の状況によって変わる。個体ごとの経緯や番号の割り当てはビーストの側の話題なので、そちらのページに譲る。

人類悪の側で一貫して問われるのは資格である。平安京では、神霊を含む八騎の魂を喰らって獣に至ろうとした蘆屋道満が、力ではなく資格の欠如ゆえに拒まれる——安倍晴明の言う「人類愛なき者に人類悪たる資格なし」がその判定基準になる。逆に妖精國では、最強の枠を先に竜が占めていたために本来生まれるはずの人類悪が発生しなかった、とモルガンが証言する。人類悪は生まれるべくして生まれるが、枠と資格の両方が揃わなければ成立しない

対抗手段としては、本来冠位(グランドクラス)七騎を以てしか当たれないとされる。ただし第七特異点で実際に降りてきた冠位は一騎であり、その条件は「敵が人類悪であること」と「その英霊が藤丸立香に礼を返すため冠位を捨てると言ったこと」の二つが揃ったことだ、とマーリンが説明する。

基本データ

項目内容
正体人類の獣性が生み出す七つの災害。「人類史に溜まる淀(よど)み」
定義の核人類を滅ぼす悪ではなく、人類が滅ぼす悪。その本質は人類愛
七つ。「七つの人類悪」で一貫する
顕現形態ビーストクラスの霊基。「七つのクラスに該当しない霊基」
成立条件人類愛を持つこと(資格)/その世界で最強の枠が空いていること
対抗手段冠位(グランドクラス)。原則七騎
作中での初出第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア(マーリンの伝言)
割り当てられた「理」『快楽』(Ⅲ)/『解析』(Ⅶ)/『保存』(アンキ・エレシュキガル)など

章別解説

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

この語が本編に初めて現れ、その場で定義される章である。夢の世界で消えたマーリンが最後に託した伝言——ペルシア湾で目覚めたのは「七つの人類悪」のひとつ、原罪の獣である——が、ウルクに持ち帰られる。

  • 〔決戦〕マーリン —「……生命の海、原初の母。」「『七つの人類悪』のひとつ、原罪の獣(ビースト)が目を覚ました、と。」 (この場面を読む

これを受けてマシュがギルガメッシュに正面から問う——人類悪とは何なのか、それが七つとはどういうことか。返ってきた説明は三段構えである。第一に、人類悪とは人類の汚点であり、人類を滅ぼす様々な災害を指す。第二に、それは人類が発展すればするほど強くなり、社会を内側から食い破る癌のようなもので、言ってしまえば人類史に溜まる淀みである。発生源が人類自身の側にあることが、最初の説明で既に確定している。

  • 〔終焉〕マシュ —「……あの、ギルガメッシュ王。 人類悪とは何なのですか? それが七つとは?」 / ギルガメッシュ —「人類悪とは、文字通り人類の汚点、 人類を滅ぼす様々な災害を指している。」 (この場面を読む
  • 〔終焉〕ギルガメッシュ —「これは人類が発展すればするほど強くなり、 その社会を内側から食い破る癌(がん)のようなもの。」「言ってしまえば人類史に溜まる淀(よど)みだ。」 (この場面を読む

ここでダ・ヴィンチが「ゴルゴーンのような復讐者、敵意によって人類を滅ぼすものか」と確認を入れ、ギルガメッシュはそれを明確に否定する。逆だ、人類悪とは人類を滅ぼす悪ではない、人類が滅ぼす悪だ——本ページの中心にある一文がここで出る。彼はそれ以上の解説を「しかるべき者にさせるがいい」と後回しにし、当座は人類史を脅かす災害と覚えておけ、英霊召喚の元になった人類の自滅機構と安全装置だ、と言い添える。人類悪と英霊召喚が同じ根から出ているという設定が、この一言に畳み込まれている。

  • 〔終焉〕ダ・ヴィンチ —「ゴルゴーンのような復讐者、という事かい? 敵意によって人類を滅ぼすもの、といった?」 / ギルガメッシュ —「逆だ、美しいものよ。 人類悪とは人類を滅ぼす悪、ではない。」「人類が滅ぼす悪、だ。」 (この場面を読む
  • 〔終焉〕ギルガメッシュ —「今は人類史を脅かす災害、と覚えておけ。 英霊召喚の元になった、人類の自滅機構と安全装置とな。」 (この場面を読む

そして概念とクラスの接続が示される。七つの人類悪は霊基として存在し顕現する、人間の獣性によって生み出された七つの災害、即ちクラス・ビースト——という順序である。人類悪が先にあり、それが現世に出るときの形式がビーストだ、という関係がここで固定される。イシュタルが「原初の海と言えば母さんでは」と抗議すると、ギルガメッシュはそのティアマト神こそがビーストだと断じる。

  • 〔終焉〕ギルガメッシュ —「七つの人類悪。これも霊基として存在し、顕現(けんげん)する。 人間の獣性(じゅうせい)によって生み出された七つの災害―――」「即ち、クラス・ビースト。 魔術王が呼び覚ましたのは、この獣であろう。」 (この場面を読む

決戦を前にした場面で、彼はもう一つ重要な線を引く。イシュタルが母は人間をそこまで憎かったのかと問うたのに対し、あの獣の声は届かない、そもそも意思がないのではないか、ただ在るだけで世界を滅ぼす機構だ、と答える。そして——人類悪の一つになった時点で、それは父神から聞いていたティアマト神ではなくなっていた、と。人類悪になるとは元の存在が上書きされることであり、交渉の相手ではなくなることを意味する。

  • 〔絶対魔獣戦線メソポタミア(Ⅱ)〕ギルガメッシュ —「あれは、ただ在るだけで世界を滅ぼす機構。」「人類悪の一つになった時点で、おまえが父神から 聞いていたティアマト神ではなくなっていたのだろうよ。」 (この場面を読む

戦況が詰んだところに現れる援軍が、人類悪と冠位の関係を実演する。マーリンは、彼を呼んだのはギルガメッシュでも魔術王の聖杯でもなく藤丸自身だと明かし、二つの条件——彼が礼を返すために冠位を捨てると言ったこと、敵が人類悪であること——が揃った時点で降臨の条件は初めから整っていたのだと説明する。降り立ったジウスドゥラは、ティアマトへ「災害の獣、人類より生じた悪よ」と呼びかけ、回帰を望んだその慈愛こそが汝を排斥した根底だと告げる。愛が人類悪を生み、その愛ゆえに世界から拒まれる、という構図がここで最初に言葉になる。

  • 〔絶対魔獣戦線メソポタミア(Ⅱ)〕マーリン —「彼はキミに礼を返すためにその冠位を捨てると言った。 そして敵は人類悪、ビースト。」「初めから、彼がこの地に現れる条件は整っていたんだよ。 キミたちの戦いは、全てに意味があったのさ。」 (この場面を読む
  • 〔絶対魔獣戦線メソポタミア(Ⅱ)〕ジウスドゥラ —「災害の獣、人類より生じた悪よ。 回帰を望んだその慈愛こそ、汝を排斥した根底なり。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン

時間神殿に着いた直後、ダ・ヴィンチは七つのクラスに該当しない霊基——人類悪と言われた災害の獣——の反応が空間を占拠していると報告する。そして玉座の上で、魔術王ソロモンを騙っていた存在が自ら「ここに災害の獣、人類悪のひとつを成さん」と宣言して正体を現す。人類悪は目覚めるだけでなく、意図的に成される場合があることが、この宣言で示される。

  • 〔獣の宙域〕ダ・ヴィンチ —「七つのクラスに該当しない霊基。 人類悪と言われた災害の獣。」 (この場面を読む
  • 〔光帯の玉座〕ソロモン —「顕現せよ。祝福せよ。 ここに災害の獣、人類悪のひとつを成さん。」 (この場面を読む

決着後、退去しながらギルガメッシュが残す独白が、この語についての作中の最終回答にあたる。ゲーティアを「愛を知らぬ獣、嘆きのみを喰み、無を目指した人類悪」と評したうえで、皮肉なものだ、と続ける——人類悪とは即ち人類愛そのもの。人間を滅ぼすものは人間への悪意ではない、悪意など一過性のもので使えば薄れるからだ。真に人理を脅かすのは人理を守ろうとする願いそのものであり、より善い未来を望む精神が今の安寧に牙を剥く。第七特異点で「後回しにする」と言った解説が、ここで完結する。なおゲーティア自身については、その循環から脱却したようだが、と留保が付く。

  • 〔Fate/Grand Order〕ギルガメッシュ —「ゲーティア。愛を知らぬ獣。 嘆きのみを喰み、無を目指した人類悪。」「……皮肉なものよ。 人類悪とは即ち、人類愛そのもの。」 (この場面を読む
  • 〔Fate/Grand Order〕ギルガメッシュ —「人間を滅ぼすものは人間への悪意ではない。 悪意など一過性のもの、使えば薄れるものだからな。」「故に―――真に人理を脅かすものは、 人理を守ろうとする願いそのもの。」「より善い未来を望む精神が、今の安寧に牙を剥くのだ。」 (この場面を読む

同じ場面で、彼は人類悪の連鎖性にも触れる。人類悪が顕れた世界は“終局の悪”に向けてさらなる災厄に見舞われる。Ⅰが顕れた時点で終局のⅦは既にこの世界のどこかに出現している——第2部以降の物語がまるごとこの一言から立ち上がることになる。

  • 〔Fate/Grand Order〕ギルガメッシュ —「人類悪の顕れた世界は、 “終局の悪”に向けて更なる災厄に見舞われる。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン

深海電脳楽土 SE.RA.PH / 徳川廻天迷宮 大奥

人間が後天的に人類悪になった最初の例が示される。SE.RA.PH の黒幕として正体を現した殺生院キアラは、自分を「7つの人類悪のひとつ、3つめの『快楽』の獣、ビーストⅢ」と名乗る。魔神ゼパルの依り代に選ばれた末に電脳空間そのものと一体化した女であり、神でも獣でもない人間の側から枠に入り込んだことになる。BBは決着後、藤丸たちが「人類悪のなりかけ」に殺されかけたのだと要約している。

  • 〔-閉幕-〕殺生院キアラ —「7つの人類悪のひとつ。 3つめの『快楽』の獣、ビーストⅢでございます。」 (この場面を読む

大奥では、同じ「三つめの『快楽』の獣」を別個体が名乗る。愛の神カーマは、示すものは Lapse(堕落)だと名乗ったうえで、自分を止めに来た相手へ「最も身近な神である責任を取って」と問いかける。同じ番号・同じ理に複数の担い手が並存しうることが、この二例の対比から読み取れる。

  • 〔第七幕 「愛の神」〕カーマ —「私は七つの人類悪の一つ。 三つめの『快楽』の獣、ビーストⅢ。示すはLapse(堕  落)。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 深海電脳楽土 SE.RA.PH徳川廻天迷宮 大奥

Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス

七つの枠が誰かに観測・分類されていたことが判明する章である。ホームズはコヤンスカヤの正体を、『異星の神』ですら衝突を避ける災害であり、独立した災害かつ冠位英霊の現界が成立するほどの存在である、という消去法から絞り込み、クラス・ビースト——七つの人類悪のいずれかに違いないと断じる。人類悪は事前に名簿があるわけではなく、条件から逆算して特定されるという扱いになっている。

  • 〔探索/遭遇/愛玩〕ホームズ —「―――クラス・ビースト。 七つの人類悪、そのいずれかに違いない。」 (この場面を読む

終盤、巨神アトラスの霊基を内側から食い破って現れたものを、マシュは霊基パターンから「トリスメギストスが予測、分類した七つの人類悪、最後に位置する“獣冠”」=ビーストⅦと読み上げる。カルデアの予測装置が七つの人類悪をあらかじめ分類していたという設定がここで明かされ、同時に『異星の神』が人類悪の霊基で顕れたという転倒が起きる。外来の神が、人類の内側から生じるはずの枠を使って現界したことになる。

  • 〔降臨〕マシュ —「トリスメギストスが予測、分類した 七つの人類悪、最後に位置する“獣冠(つの)”―――」 (この場面を読む
  • 〔続く旅路〕ダ・ヴィンチ —「しかも、あろう事か『異星の神』は人類悪…… ビーストⅦの霊基で顕(あらわ)れたんだ。」 (この場面を読む

→ 章別解説: Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス

地獄界曼荼羅 平安京

人類悪になる「資格」が正面から争点になる章である。蘆屋道満はまず伊吹童子を人類悪・ビーストの座に押し上げようと画策し、それが失敗すると自ら亜種空想樹と融合して座に就こうとする。彼の計算では手順に不足はない——都合八騎の魂を聖杯に捧げ、うち異境の神霊二柱と日の本の神霊一柱、しかも最後の一柱は災害竜の側面を持つ荒ぶる神である。人類悪の顕現たるビーストに相応しい極上の贄だ、というのが彼の主張である。

  • 〔羅刹王・髑髏烏帽子蘆屋道満〕黄幡神・蘆屋道満 —「貴方を、我が地獄界曼荼羅(じ ご く か い ま ん だ ら)にて 人類悪、ビーストの座に押し上げさせて戴き、」 (この場面を読む
  • 〔羅刹王・髑髏烏帽子蘆屋道満〕黄幡神・蘆屋道満 —「すなわちは最新にして最後のクラス・ビースト――― 人類悪の頂(いただき)!」「人類悪の顕現たるビースト、 その格に相応しき極上の贄であろうがッッッッ!」 (この場面を読む

ところが何も起こらない。メディア・リリィの計測では魔力こそ神霊級に達しているが霊基に変質はなく、エクストラクラスではあってもビーストにはなれていない。答え合わせをするのは、香子が届けた安倍晴明の文である。晴明は、どれだけ神を喰らっても人類悪の頂たるビーストの霊基には至らないと断じ、その理由を一行で示す——人類愛なき羅刹に獣の資格なし。段蔵はこれを「人類愛なき者に人類悪たる資格なし」と読み上げ、道満自身も正論だと認めてしまう。人類悪は強さの称号ではなく、人類への愛を持つ者にしか名乗れないという判定基準が、ここで確立する。

  • 〔羅刹王・髑髏烏帽子蘆屋道満〕メディア・リリィ —「エクストラクラスではあるようですが、 ビースト、と云う霊基には変化できていません!」 / 空中の文字 —「おまえは、どれだけ神を食らったとしても 人類悪の頂(いただき)たるビーストの霊基に至ることはない。」 (この場面を読む
  • 〔羅刹王・髑髏烏帽子蘆屋道満〕空中の文字 —「人類愛なき羅刹に獣の資格なし、です。」 / 段蔵 —「人類愛なき者に! 人類悪たる資格なし、と!」 (この場面を読む

この場面の地の文が、第七特異点の定義をもう一段言い直している——それは人類を滅ぼす悪じゃない、それは人類が超えるべきものだ、と。「人類が滅ぼす悪」という表現が「克服対象」へ寄せられており、終章のモルガンの説明に直接つながる。

  • 〔羅刹王・髑髏烏帽子蘆屋道満〕(地の文) —「それは人類を滅ぼす悪じゃない」「それは、人類が超えるべきものだ―――!」 (この場面を読む

→ 章別解説: 地獄界曼荼羅 平安京

非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ

平安京で示された資格の条件が、逆側から検証される章である。討伐対象のビーストⅣ・コヤンスカヤについて、シオンは「おぞましいまでの人類悪」と評し、太公望は千年狐狸精・妲己こそが人類悪たる獣の一体だったと確認する。ところが決着後、藤丸がひとつ引っかかりを口にする——人類愛なくして人類悪にあらず、と晴明は言っていたはずなのに、コヤンスカヤはビーストになっている、と。

  • 〔第4節 ニキチッチ解決法〕太公望 —「妲己こそはあなたたちの言うところのビースト、 人類悪たる獣の一体でした。」 (この場面を読む
  • 〔第13節 愛はさだめ、さだめは───〕(地の文) —「人類愛なくして人類悪にあらず」 (この場面を読む

太公望の答えは、自分が戦中に彼女へ告げた「人類なんてどうでもいいはずだ」という言葉は方便だった、というものである。彼女が人類を嫌悪しているのは事実だが、その生い立ちからして、本当は愛している。人類は彼女が愛する自然の動物の一種にすぎず、そして動物のなかには人と友愛を結ぶ種もいる。彼女はそれを否定も無視もしなかった。ゆえに——かのコヤンスカヤに人類愛あり。同時に憎悪と殺意も本物で、だからこそビースト成体の証である大角まで形成できた。

  • 〔第13節 愛はさだめ、さだめは───〕太公望 —「本当は、愛しているんですよ。彼女は。」「ヒト。人間。人類を。」「―――かのコヤンスカヤに人類愛、あり!」 (この場面を読む

締めくくりに置かれる一般化が、この用語の最も踏み込んだ説明になっている。憎みながらも愛しているという二律背反は決して珍しいものではなく、ビーストだけでなく人類も往々にして抱く——マシュはこれを受け、これまで出会ってきたビーストにも少なからずその傾向があったかもしれない、と振り返る。人類悪と人間の差は、愛の有無ではなく規模の差であるという理解に、シリーズはここで到達する。

  • 〔第13節 愛はさだめ、さだめは───〕太公望 —「憎みながらも愛している。 その二律背反(に り つ は い は ん)は、決して珍しいモノではない。」「ビーストだけではなく、 僕ら人類だって往々にして抱くものです。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ

終章

人類悪の発生条件がはっきり語られる唯一の場面がある。獣に堕ちていた自分について釈明するバーゲストに、モルガンが横から解説を入れる形である。まず定義——人類悪とはその世界の人類が克服しなければならない悪性であり、本来、人類では倒せない最強の存在だ。ここで「その世界の」という限定が付くことに注意がいる。人類悪は世界ごとに立つのであって、汎人類史に七体固定でいるわけではない。

続けて彼女は妖精國の事情を語る。魔力を食い物にするエレメンタル・イーターである魔犬は妖精國において最強の存在であり、本来なら妖精たちの恐怖心によってバーゲストは人類悪になっていたはずだった。ところが妖精國にはもう一種、最強をほしいままにしていた竜がいた——メリュジーヌである。メリュジーヌがいたことで人類悪は発生しなかった。 人類悪の枠は一つの世界に一つしかなく、先に埋まっていれば生まれない、という運用がここで示される。

  • 〔セイファート・ライムライト 決断戦〕モルガン —「人類悪とはその世界の人類が克服しなければならない 悪性であり、本来、人類では倒せない最強の存在だ。」 (この場面を読む
  • 〔セイファート・ライムライト 決断戦〕モルガン —「本来なら妖精どもの恐怖心によって バーゲストは人類悪になっていただろう。」「しかし、妖精國には人類悪の他にもう一種、 最強をほしいままにしていた竜がいた。」「そうだ。メリュジーヌがいた事で 人類悪は発生しなかった。」 (この場面を読む

同じ章の決戦では、ホームズがマリス・カルデアスの正体を暴く。過去と現在を必要とせず『根源の渦』の機能だけを再現した中身のない宇宙であり、人間が生みだした、人類史をもっとも理解しながら軽んじた結末機構——その名をビーストⅦ、七つの人類悪のひとつ、『解析』の理を持つ獣である。人類悪が人類の作った機械から生じうることが、ここで確定する。敵の正体が人類悪だと判明した途端、ダ・ヴィンチが「こちらにも人理の後押しがあるはずだ」と言って召喚系統を強化するのも示唆的で、人類悪の顕現は抑止力側の援護を引き出す条件でもあることが読み取れる。

  • 〔終天の流星雨〕ホームズ —「其(そ)は人間が生みだした、 人類史をもっとも理解しながら軽んじた結末機構。」「その名をビーストⅦ(セブン)。 七つの人類悪のひとつ、『解析』の理を持つ獣である。」 (この場面を読む
  • 〔終天の流星雨〕ダ・ヴィンチ —「敵はビーストⅦ! そうと分かればこちらにも 人理の後押しがあるはずだ!」 (この場面を読む

→ 章別解説: 終章

奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション

人類悪が地球外にも適用されることが示される章である。舞台は不老不死を達成した人類が暮らす月であり、シエルが語るところによれば、蒼輝銀河における冥界の女神アンキ・エレシュキガルは不老不死になった人類を罰するため人類悪となって銀河を脅かした厄災である。死者が来なくなれば冥界は意味も名前も失う——その帰結として生まれた獣だという説明で、人類悪はその文明が抱えた矛盾から立ち上がるという原則が別の宇宙でも変わらないことになる。

  • 〔オールド・ドバイの休日(Ⅱ)〕シエル —「不老不死(ふ ろ う ふ し)になった人類を罰するため、人類悪となって 蒼輝銀河(ユ ニ ヴ ァ ー ス)を脅(おびや)かしたとされる厄災です。」 (この場面を読む

当人の宣言はさらに直截である。人類悪として人類を滅亡させる、不老不死を認めない、いつまでも残り続ける生命を許さない。そして——生きているうちに沢山の事をすればいい、幾つもの人類悪を生めばいい、最後においしいところを独り占めするのは自分だ、と。人間を殺したいのではなくただ死んでほしいのだ、とも言う。人類悪が人類悪の発生を歓迎するという、この語のなかでは異色の立場である。

  • 〔ブルー・オーシャン/ホワイト・バス〕アンキ・エレシュキガル —「前にはっきり宣言したでしょう。 人類悪として人類を滅亡させるって。」「生きているうちに沢山の事をすればいい。 幾つもの人類悪を生めばいい。」 (この場面を読む
  • 〔七人のラスボス〕アンキ・エレシュキガル —「無の獣、『保存』の理を持つ人類悪! アンキ・エレシュキガルの宿敵に相応しいかどうか、」 (この場面を読む

一方でこの章には、汎人類史から人類悪が払底したかのような認識も置かれている。BBドバイは「そもそも人類悪なんて、まだ地球に残ってたんですか?」と当然のように言い、章の末尾ではシエルが、人類の味方になりきった存在を評して「人類悪ならぬ人類愛です」と笑う。定義上は表裏一体の二語が、ここでは対義語として軽く扱われている。

  • 〔月に囚われたAI〕BBドバイ —「私には関係のない事です。 そもそも人類悪なんて、まだ地球に残ってたんですか?」 (この場面を読む
  • 〔Wonderer〕シエル —「あれはもう完全に人類の味方ですね! 人類悪ならぬ人類愛です! 監視の必要はありません!」 (この場面を読む

→ 章別解説: 奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション

螺旋証明世界 リリムハーロット

人類悪のまま人類と歩むという結論に到達する章である。冒頭、ビーストであるドラコーと仮契約を結んでしまった藤丸に対し、彼女は容赦なく状況を突きつける——余を殺しても無駄だ、貴様はビーストのマスター、人類悪の一部として英霊どもに認識された。ここでの「人類悪」は、個体ではなく巻き込まれた者まで含む範囲として扱われている。

  • 〔第1節 今は旧き辺獄の底〕ドラコー —「ああ―――余を殺しても無駄だぞ。貴様はビーストの マスター、人類悪の一部として英霊どもに認識された。」 (この場面を読む

中盤ではティアマトが、獣は獣であり、人とは決して相容れぬ摂理——人類悪だと自認してみせる。第七特異点で意思なき機構として描かれた存在が、ここでは自分の位置を言葉にしている。

  • 〔第7節 手にした聖地ぶち壊して(2/2)〕ティアマト —「だけど、それでも獣は獣。 人とは決して相容れぬ摂理―――人類悪。」 (この場面を読む

決着では、ビースト真体として新生したはずの分身が「なぜ貴様の霊基は」と問い詰めるのに対し、ドラコーは愛の力とだけ答える。そして自らの立場を宣言する——人類悪とは人類愛、ゆえに余は人類悪のまま、人類と共に歩んでみせよう。終局特異点でギルガメッシュが皮肉として口にした等式を、当のビーストが行動原理として引き受け直した形になっている。人類悪は必ずしも討伐される結末しか持たない、という前提が、この一言で崩される。

  • 〔第17節 声枯らした希望を、真実に〕ドラコー —「人類悪とは人類愛―――ゆえに余は人類悪(ビ ー ス ト)のまま、 人類(ヒ ト)と共に歩んでみせよう。」 (この場面を読む
  • 〔第17節 声枯らした希望を、真実に〕??? —「―――あなたは人類悪と共に歩くことになる。」「あなたほど、人類悪と向き合ってきた 人間はいないのだから。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 螺旋証明世界 リリムハーロット

???編 郷愁永巡刻盤 パスト・カルデア

発生の必然性と、適用範囲の限定という二つの補足が加わる。ビーストになった女神ウルズをめぐって、オルガマリーが「ビーストってそんな簡単になれるものかしら」と漏らすと、アズライールは肯定する——ビーストは文明の発展からにじみ出る澱のようなもので、発生そのものは『簡単、必然』だと言える、と。第七特異点でギルガメッシュが「人類史に溜まる淀み」と言ったのと同じ比喩が、ここで発生確率の話として再利用されている。

ただし、と彼は条件を付ける。それは初めからビーストの要因を持つものの話である。人理補正式であったゲーティアも創世の母神ティアマトも、強い人類愛を持つが故に変生したものだった。しかしウルズにはその要因がない。にもかかわらず成り果てている。ゆえに——あれはカルデア限定の人類悪なのかもしれない、人類全体に対する獣ではない、というのが彼の見立てである。人類悪の適用範囲が全人類でない場合がありうるという指摘だが、体系上どう位置づくかまでは語られない。

  • 〔君には改心する権利がある〕アズライール —「ビーストは文明の発展からにじみ出る澱(おり)のようなもの。 発生そのものは『簡単、必然』なものだと言える。」「強い人類愛を持つが故に変生(へんじょう)したもの。 だが―――」 (この場面を読む
  • 〔君には改心する権利がある〕アズライール —「アレはカルデア限定の人類悪なのかもしれん。 人類全体に対する獣ではない、といった。」 (この場面を読む

→ 章別解説: ???編 郷愁永巡刻盤 パスト・カルデア

読み取れる設定

  • 定義(確定): 人類の汚点であり、人類を滅ぼす様々な災害。「これは人類が発展すればするほど強くなり、 その社会を内側から食い破る癌(がん)のようなもの。」「言ってしまえば人類史に溜まる淀(よど)みだ。」(第七特異点・ギルガメッシュ)
  • 向きの訂正(確定): 「人類悪とは人類を滅ぼす悪、ではない。」「人類が滅ぼす悪、だ。」(同)。平安京の地の文はこれを「人類が超えるべきもの」と言い換える。
  • 本質(確定): 「人類悪とは即ち、人類愛そのもの。」(終局特異点・ギルガメッシュ)。真に人理を脅かすのは人理を守ろうとする願いそのものである。
  • 資格(確定): 「人類愛なき羅刹に獣の資格なし、です。」(平安京・安倍晴明)。力や贄の量ではビーストの霊基に至れない。
  • 発生条件(確定): 「人類悪とはその世界の人類が克服しなければならない 悪性であり、本来、人類では倒せない最強の存在だ。」(終章・モルガン)。その世界で最強の座が空いていることが要件で、メリュジーヌが最強を占めていた妖精國では人類悪が発生しなかった。
  • 発生の必然性(確定): 「ビーストは文明の発展からにじみ出る澱(おり)のようなもの。 発生そのものは『簡単、必然』なものだと言える。」(パスト・カルデア・アズライール)。ただし元からビーストの要因を持つものに限る。
  • 顕現形式(確定): 霊基として存在し顕現する。クラス名はビースト。「七つのクラスに該当しない霊基。」(終局特異点・ダ・ヴィンチ)
  • 上書き(確定): 「人類悪の一つになった時点で、おまえが父神から 聞いていたティアマト神ではなくなっていたのだろうよ。」(第七特異点・ギルガメッシュ)。元の存在としては扱えなくなる。
  • 連鎖(確定): 「人類悪の顕れた世界は、 “終局の悪”に向けて更なる災厄に見舞われる。」(終局特異点・ギルガメッシュ)
  • 冠位との関係(確定): 対抗には本来冠位七騎が要るとされる。第七特異点で一騎が降臨した条件は、敵が人類悪であることと、その英霊が冠位を捨てると申し出ていたことの二つ(マーリン)。
  • 分類の存在(確定): 「トリスメギストスが予測、分類した 七つの人類悪、最後に位置する“獣冠(つの)”―――」(オリュンポス・マシュ)。七つは事前に予測・分類されていた。
  • 理の割り当て(確定): Ⅲ=『快楽』、Ⅶ=『解析』、アンキ・エレシュキガル=『保存』。→ 個体の詳細は ビースト
  • 【推測】ギルガメッシュの「英霊召喚の元になった、人類の自滅機構と安全装置とな。」は、人類悪と英霊召喚(および抑止力)が同一の機構から分かれたことを示唆するが、その機構自体の説明は作中にない。

揺れ・矛盾

  • 定義がその場で上書きされる: ギルガメッシュは同じ場面で「人類を滅ぼす様々な災害を指している。」と述べた直後に「人類悪とは人類を滅ぼす悪、ではない。」と否定する。前半だけを引くと逆の意味になるため、単独引用は成立しない。
  • 人類愛の判定が事後的: 平安京では「人類愛なき者に人類悪たる資格なし」で道満が弾かれるが、ツングースカでは同じ基準がコヤンスカヤの人類愛を発掘する方向に使われる。資格の有無は本人の申告ではなく第三者の読解で決まるため、事前判定の手段が示されていない。
  • 適用範囲が一定しない: 汎人類史の七つ/蒼輝銀河の人類悪(奏章Ⅲ)/妖精國で発生しなかった人類悪(終章)/カルデア限定の人類悪(パスト・カルデア)と、単位が章ごとに違う。「七つ」がどの範囲についての七つなのかは統一されていない。
  • 残存の認識差: BBドバイは「そもそも人類悪なんて、まだ地球に残ってたんですか?」と払底した前提で話すが、同じ章にアンキ・エレシュキガルが、以後の章にもドラコーが現れる。
  • 対抗手段の「本来」: 冠位七騎でしか対抗できないとされながら、実際には七騎が揃わないまま複数の獣が撃破されている。この「本来」がどこまで拘束力を持つかは説明されない。
  • 比喩としての用法: 「ある意味人類悪レベル」「人類悪顕現してる!」のように、イベントでは誇張表現として使われる例もある。設定語としての用例と混ぜないこと。

関連

引用元の人物

言及の多い章

付録: 原文引用アーカイブ

原文引用アーカイブ(機械収集・65 本)— 本文で扱わなかった言及もここに残してある

章の時系列順に列挙する。話者名は本文中の表示名。引用は演出タグを除去した表示テキストをそのまま用いている。

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

  • マーリン — 「……生命の海、原初の母。」「『七つの人類悪』のひとつ、原罪の獣(ビースト)が目を覚ました、と。」
  • マシュ — 「はい。魔術王がこの地に呼び覚ましたのは」「七つの人類悪、その一つだと。」「……あの、ギルガメッシュ王。」「人類悪とは何なのですか? それが七つとは?」
  • ギルガメッシュ — 「人類悪とは、文字通り人類の汚点、」「人類を滅ぼす様々な災害を指している。」
  • ギルガメッシュ — 「七つの人類悪。これも霊基として存在し、顕現(けんげん)する。」「人間の獣性(じゅうせい)によって生み出された七つの災害―――」
  • マシュ — 「クラス・ビースト……七つの人類悪……」「それが、わたしたちの敵の名前なのですね?」
  • ギルガメッシュ — 「人類悪の一つになった時点で、おまえが父神から」「聞いていたティアマト神ではなくなっていたのだろうよ。」

(この章の該当発話は計 10 件。上記のほか 3 件)

終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン

  • ダ・ヴィンチ — 「七つのクラスに該当しない霊基。」「人類悪と言われた災害の獣。」
  • エミヤ — 「この怪物たち……話に聞くビーストの眷属か。」「僕のような男に人類悪の相手が回ってくるとはね。」
  • ソロモン — 「顕現せよ。祝福せよ。」「ここに災害の獣、人類悪のひとつを成さん。」
  • マシュ — 「七つの人類悪の一つ。」「災害の獣、ビーストⅠです……!」
  • ギルガメッシュ — 「ゲーティア。愛を知らぬ獣。」「嘆きのみを喰み、無を目指した人類悪。」「……皮肉なものよ。」「人類悪とは即ち、人類愛そのもの。」
  • ギルガメッシュ — 「人類悪の顕れた世界は、」「“終局の悪”に向けて更なる災厄に見舞われる。」

Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス

  • ホームズ — 「―――クラス・ビースト。」「七つの人類悪、そのいずれかに違いない。」
  • マシュ — 「トリスメギストスが予測、分類した」「七つの人類悪、最後に位置する“獣冠(つの)”―――」
  • ダ・ヴィンチ — 「しかも、あろう事か『異星の神』は人類悪……」「ビーストⅦの霊基で顕(あらわ)れたんだ。」

地獄界曼荼羅 平安京

  • 黄幡神・蘆屋道満 — 「貴方を、我が地獄界曼荼羅(じ ご く か い ま ん だ ら)にて」「人類悪、ビーストの座に押し上げさせて戴き、」
  • 黄幡神・蘆屋道満 — 「災害竜・八岐大蛇(やまたのおろち)の威を秘めし大いなる霊基、」「貴方こそは人類悪・ビーストに相応しき御方なれば。」
  • 黄幡神・蘆屋道満 — 「すなわちは最新にして最後のクラス・ビースト―――」「人類悪の頂(いただき)!」
  • 黄幡神・蘆屋道満 — 「人類悪の顕現たるビースト、」「その格に相応しき極上の贄であろうがッッッッ!」
  • 空中の文字 — 「おまえは、どれだけ神を食らったとしても」「人類悪の頂(いただき)たるビーストの霊基に至ることはない。」
  • 段蔵 — 「人類愛なき者に!」「人類悪たる資格なし、と!」
  • 黄幡神・蘆屋道満 — 「人類愛なき者に人類悪たる資格なし!」「正論正論、ンンンははははははは儂としたことが何たる!」

(この章の該当発話は計 8 件。上記のほか 1 件)

Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ

  • ダ・ヴィンチ — 「そして、その妖精がもし」「“人類悪に匹敵する”ほどの悪意だったら―――」

非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ

  • シオン — 「さすがはビーストⅣ。」「おぞましいまでの人類悪と言えるでしょう。」

奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション

  • BBドバイ — 「私には関係のない事です。」「そもそも人類悪なんて、まだ地球に残ってたんですか?」
  • アンキ・エレシュキガル — 「無の獣、『保存』の理を持つ人類悪!」「アンキ・エレシュキガルの宿敵に相応しいかどうか、」
  • シエル — 「不老不死(ふ ろ う ふ し)になった人類を罰するため、人類悪となって」「蒼輝銀河(ユ ニ ヴ ァ ー ス)を脅(おびや)かしたとされる厄災です。」
  • アンキ・エレシュキガル — 「前にはっきり宣言したでしょう。」「人類悪として人類を滅亡させるって。」「生きているうちに沢山の事をすればいい。」「幾つもの人類悪を生めばいい。」
  • アンキ・エレシュキガル — 「蒼輝銀河の人類悪の名にかけて、」「月の都ごと貴様の魂を回収する!」
  • シエル — 「あれはもう完全に人類の味方ですね!」「人類悪ならぬ人類愛です! 監視の必要はありません!」

(この章の該当発話は計 9 件。上記のほか 2 件)

終章

  • ホームズ — 「その名をビーストⅦ(セブン)。」「七つの人類悪のひとつ、『解析』の理を持つ獣である。」
  • ホームズ — 「敵は人類悪、ビーストⅦ。」
  • モルガン — 「人類悪とはその世界の人類が克服しなければならない」「悪性であり、本来、人類では倒せない最強の存在だ。」「本来なら妖精どもの恐怖心によって」「バーゲストは人類悪になっていただろう。」「しかし、妖精國には人類悪の他にもう一種、」「最強をほしいままにしていた竜がいた。」「そうだ。メリュジーヌがいた事で」「人類悪は発生しなかった。」

???編 郷愁永巡刻盤 パスト・カルデア

  • アズライール — 「アレはカルデア限定の人類悪なのかもしれん。」「人類全体に対する獣ではない、といった。」

幕間の物語

  • アーサー — 「ビーストⅥ。」「―――君たちが打ち倒してきた人類悪の列に並ぶモノだ。」

深海電脳楽土 SE.RA.PH

  • 殺生院キアラ — 「7つの人類悪のひとつ。」「3つめの『快楽』の獣、ビーストⅢでございます。」
  • (地の文・システム表示) — 「3つめの人類悪……!?」
  • BB — 「アナタたちはあの真性悪魔のなりかけ、」「いえ、こちらでは人類悪のなりかけですか。」
  • BB — 「あのにっくき人類悪、」「ビーストⅢが地球と一体化してしまうのです。」
  • BB — 「地球に取り憑こうとするドブ川の如き人類悪を、」「ズパッと綺麗に拭き取るのです!」

深海電脳楽土 SE.RA.PH

  • 殺生院キアラ — 「7つの人類悪のひとつ。」「3つめの『快楽』の獣、ビーストⅢでございます。」
  • (地の文・システム表示) — 「3つめの人類悪……!?」
  • BB — 「アナタたちはあの真性悪魔のなりかけ、」「いえ、こちらでは人類悪のなりかけですか。」
  • BB — 「あのにっくき人類悪、」「ビーストⅢが地球と一体化してしまうのです。」
  • BB — 「地球に取り憑こうとするドブ川の如き人類悪を、」「ズパッと綺麗に拭き取るのです!」

徳川廻天迷宮 大奥

  • カーマ — 「だから貴女は最も身近な神である責任を取って、」「私という人類悪を止めに来たんじゃないんですか?」
  • カーマ — 「私は七つの人類悪の一つ。」「三つめの『快楽』の獣、ビーストⅢ。示すはLapse(堕  落)。」

幻想蒐集領域 パッチワーク・ロンドン

  • (地の文・システム表示) — 「人類悪顕現してる!」

非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ

  • シオン — 「さすがはビーストⅣ。」「おぞましいまでの人類悪と言えるでしょう。」
  • 太公望 — 「妲己こそはあなたたちの言うところのビースト、」「人類悪たる獣の一体でした。」
  • 太公望 — 「人類悪たるクラス・ビーストとしての、」「千年狐狸(こ り)精・妲己。」
  • ニキチッチ — 「うん。人類悪を名乗るに相応しい、」「悲しくも皮肉な力だ。」
  • 太公望 — 「正真正銘(しょうしんしょうめい)、人類悪の獣にして―――」「金色白面が如くして、しかし金色白面の狐にあらず。」
  • 太公望 — 「人類はいませんが人類悪(ビ ー ス ト)を目指すもよし、」「自分の世界を広げていくもよし、」
  • (地の文・システム表示) — 「人類愛なくして人類悪にあらず」

幻想蒐集領域 パッチワーク・ロンドン

  • (地の文・システム表示) — 「人類悪顕現してる!」

螺旋証明世界 リリムハーロット

  • ドラコー — 「ああ―――余を殺しても無駄だぞ。貴様はビーストの」「マスター、人類悪の一部として英霊どもに認識された。」
  • ドラコー — 「余が人類悪に返り咲くその瞬間まで―――」「共にゆこう、我がマスターよ。」
  • ティアマト — 「だけど、それでも獣は獣。」「人とは決して相容れぬ摂理―――人類悪。」
  • 魔獣赫・真体 — 「共に来い、我らがマスター。」「我らは人類悪。我らは都市喰いの獣。」
  • ??? — 「―――あなたは人類悪と共に歩くことになる。」「あなたほど、人類悪と向き合ってきた」「人間はいないのだから。」
  • ドラコー — 「人類悪とは人類愛―――ゆえに余は人類悪(ビ ー ス ト)のまま、」「人類(ヒ ト)と共に歩んでみせよう。」

永久常夏祭壇 ルルハワ ver.2.0

  • (地の文・システム表示) — 「ある意味人類悪レベル」

マスター・イン・ザ・デザートグラス

  • (地の文・システム表示) — 「……これが……人類悪……」
  • 銀河警察 — 「『人類の善性を引き出すために人類を窮地に追いやる』、」「故障だらけの人類悪兵器です!」