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触媒

分類: クラス・霊基 / 別名・関連表記: 聖遺物

この用語は何か

触媒とは、英霊召喚にあたって「誰を呼ぶか」を指定するために据える依り代である。呼びたい英霊が生前に持っていた物、身につけていた物、その伝説を成り立たせている物——それを儀式の場に置くと、術者と英霊のあいだにが通り、その一騎が引き寄せられる。第六特異点Dr.ロマンが語る「英霊は縁となる聖遺物を触媒にして召喚される」という一文が、作中でもっとも定義に近い。

別名として並ぶ聖遺物は、触媒に使われる物品の側の呼び名である。両者は同じ物を機能で呼ぶか品物で呼ぶかの違いでしかなく、ホワイトデー2019 でヴラド三世は「触媒……聖遺物。」と言い直して二語を重ねている。

触媒が無くても召喚そのものは成立する。ただしその場合、誰が応じるかは呼び手の縁と土地の事情に委ねられ、狙って呼ぶことはできない。この〈触媒あり=指名/触媒なし=偶然〉の対比が、召喚システム全体を貫く原則になっている。伝統的な聖杯戦争で触媒の争奪が起きるのはこのためであり、逆にカルデア式の召喚が触媒なしで回るのは、マスター自身が積み上げた縁がその役目を肩代わりしているからである。

そして FGO では、触媒は英霊召喚専用の語ではない。呪詛の媒体、強制レイシフトの起点、物理現象を起こす素材、神を降ろすための依り代——その儀式を成立させるために必要な、代えのきかない一点を広く触媒と呼ぶ。

基本データ

項目内容
正体呼びたい相手と縁のある物・人・土地。儀式に据えて縁の経路を開く
別称聖遺物(物品としての呼称)。ただし「聖遺物」は召喚と無関係な神秘物にも使われる
主な機能召喚対象の指定。触媒があれば「彼以外が召喚されることはまずない」(ジーク)
触媒がない場合呼び手の縁・土地の求めに応じて偶然決まる
品質破損すると効果が落ちる。入手には魔術師としての位階も要る希少品
カルデアでの扱い円卓を加工したマシュの盾が、召喚システムの恒久触媒

論点別解説

触媒があれば、来る者は決まる — ホワイトデー2019「菩提樹の葉」

触媒の性質がもっとも詳しく語られるのは、亜種聖杯戦争を目前に控えた街を舞台にしたホワイトデー2019 である。聖遺物を代々受け継いできた一族の当主ジークが、家宝——竜殺しの英雄が背につけた菩提樹の葉——を売りに出すと宣言し、参戦を狙う魔術師たちが屋敷に集められる。ヴラド三世、アレキサンダー蘭陵王。彼らはサーヴァントの名と姿と性格を持ちながらサーヴァント本人ではない、とモリアーティは説明する。

ジークの口上が、触媒の三つの性質をまとめて提示する。第一に、触媒は召喚対象をほぼ確定させる。菩提樹の葉があればジークフリート以外が応じることはまずない。第二に、触媒は分割できない。割れば効力が落ちるので、手にできるのは一人だけである。第三に、それゆえ触媒は奪い合いの的になる——だからオークションにする、というのが彼の理屈だった。

  • 〔第2節 「トライアングル・ギャング」〕ジーク —「言うまでもないが、この聖遺物はかの大英雄、 ジークフリートを召喚するための強力な触媒となる。」「彼以外が召喚されることはまずない。」「そして同時に、これを分割する訳にもいかない。 破壊した時点で触媒としての効果は低下する。」 (この場面を読む

ヴラド三世の値踏みからは、触媒が枯渇しつつある資源であることも読み取れる。彼は有名な触媒の実例として「英雄王を召喚するためのあの蛇の皮」「征服王を召喚するためのあの結び目」を挙げ、そのほとんどが既に魔術協会の手中にあるため、菩提樹の葉は世に残る最後の一つかもしれないと見積もる。同時に、本来こんな品は自分たち程度の魔術師には手の届くものではない、典位(プライド)以上の位階が要る——とも独白している。触媒には格があり、格に見合う魔術師でなければ流通経路にすら乗らないという市場観がここにある。

  • 〔第2節 「トライアングル・ギャング」〕ヴラド三世 —「有力なサーヴァントたちを召喚するための 触媒……聖遺物。」「英雄王を召喚するためのあの蛇の皮、 征服王を召喚するためのあの結び目。」「本来であれば、我々の手の届く触媒ではない。」 (この場面を読む

オークション当日、葉は盗まれる。警報に特化した防備を鳴らさず盗み出すには腕の立つ魔術師が二人要る、というヴラド三世の推理から参加者同士の疑心暗鬼が始まり、ジークの依頼を受けたモリアーティと主人公が聞き込みに回ることになる。真犯人は持ち主のジーク本人だった。動機は金でも保身でもない。一族が守ってきた聖遺物が、亜種聖杯戦争のせいで「英雄を呼ぶための消耗品」に格下げされることに耐えられなかったからである。触媒という語がここで初めて、使う側ではなく使われる物を持つ側から語られる。

  • 〔第5節 「オールド・スパイダー」〕ジーク —「亜種聖杯戦争のせいで、俺たちが守り続けていた この聖遺物が、穢(けが)れたものに変わり果てた。」「英雄ジークフリートを召喚するための、 触媒に。」 (この場面を読む
  • 〔第5節 「オールド・スパイダー」〕アレキサンダー —「ああ……亜種聖杯戦争を勝ち残る、 確実な触媒だと思ったのになあ。」「また触媒探しから出直しだ。」 (この場面を読む

同じ「触媒の盗難」は、第四次異聞録 冬木でも語られる。エルメロイⅡ世は自分の過去として、ケイネスが征服王を呼ぶために用意した聖遺物が聴講生ウェイバー・ベルベットに盗まれ、そのせいで別の英霊を使役する羽目になった経緯を口にする。触媒一つの所在が、誰がどのサーヴァントを引くかを丸ごと決めてしまうという構図である。

  • 〔ACT-5 「エルメロイ会談」〕エルメロイⅡ世 —「そのための聖遺物を、時計塔の聴講生 ウェイバー・ベルベットに盗まれ、」 (この場面を読む

→ 章別解説: ホワイトデー2019第四次異聞録 冬木

触媒が無い召喚 — 偶然と、土地の縁

Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティスの冒頭、オリュンポス側の指揮官は、最後の霊脈を潰すためにわざと英霊を召喚する。触媒を用意しないまま行う召喚なので、何が出てくるかは分からない——バーサーカーが来る可能性もあるから離れていろ、と部下に言い渡す。触媒なしの召喚は制御されない、という前提がここで明示される。

  • 〔プロローグ〕??? —「触媒が存在しない以上、召喚されるのは 偶然で引き寄せられる英霊だろうが……。」 (この場面を読む

もっとも「偶然」とは無作為ということではない。この召喚に応じたのはシャルロット・コルデーで、オデュッセウスは彼女が来た理由を、直前に同じ時代のフランス人二人を殺したせいだと分析する。触媒を置かなくても、その場に積もった因縁が触媒の役を果たす

  • 〔血のように赤い夕焼けに〕オデュッセウス —「フランスの血が同じ時代を生きた者を、 触媒としたようだ。」 (この場面を読む

Lostbelt No.2 では、オフェリアがシグルドを引き当てたことを自分の幸運として語り、その理由を母方の古ノルド語族の血筋に求めている。術者自身の出自が触媒の代わりになるという、クリプター側からの証言である。

  • 〔此処に、ふたたびの黄昏を(前編)〕オフェリア —「特殊な召喚式を利用しているとはいえ、 聖遺物のない召喚でアナタを引き当てた私は、幸運ね。」 (この場面を読む

→ 章別解説: Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティスLostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング

カルデアの触媒は、円卓の盾ひとつ

カルデアの召喚は現地の霊脈に召喚サークルを敷いて行われるが、そのサークルを起動させているのは毎回同じ物である。特異点Fでオルガマリーがマシュに盾を地面に置かせた、あの宝具——円卓の盾がそれにあたる。以後どの特異点でも手順は変わらず、盾を据えることでカルデアと現地が繋がり、物資の転送とサーヴァントの召喚が可能になる。

  • 〔霊脈地へ〕オルガマリー —「マシュ。貴方の盾を地面に置きなさい。 宝具を触媒にして召喚サークルを設置するから。」 (この場面を読む

この盾が何なのかは第六特異点で明かされる。ホームズによれば、カルデアは円卓——多くの英雄が集った誓いの席そのものを聖遺物として入手し、加工して召喚の触媒に仕立て、融合素体の肉体に埋め込んだ。「英霊を集めるもの」を核に据えたからこそ、カルデアの英霊召喚は安定した。同じ章でDr.ロマンは、デミ・サーヴァント実験とは触媒を人間の子供に置き換える試みだったと説明している。触媒が物から人へ移し替えられた、FGO でもっとも重い一例である。

  • 〔秘匿の研究〕ホームズ —「カルデアはその聖遺物を加工し、召喚の触媒とし、 融合素体の肉体に埋め込んだ。」 (この場面を読む
  • 〔ブリーフィング〕Dr.ロマン —「英霊は縁となる聖遺物を触媒にして召喚されるが、 カルデアはその“触媒”を人間の子供にした。」

そもそもカルデアがどんな触媒選定から始まったのかは、終局特異点で明かされる。カルデア所長マリスビリー・アニムスフィア冬木の聖杯戦争に参加するにあたり「最高の聖遺物」——ソロモン王が遙かな未来へ贈った十個目の指輪——を発掘して用意し、それでカルデアの召喚英霊第一号を引き当てた。組織の出発点そのものが、一つの触媒の選定だったことになる。

  • 〔未来〕Dr.ロマン —「カルデア所長、マリスビリー・アニムスフィア。 彼は聖杯戦争に参加する際、最高の聖遺物を用意した。」 (この場面を読む

第二部で基地を失ったあとも、盾は召喚式の要であり続ける。彷徨海シオンは、こちらには盾のような聖遺物が無かったので複数の幻霊を掛け合わせて霊基を成立させた、とキャプテンの出自を説明しており、触媒が無ければ合成で代用するしかないことが裏づけられる。そして終章、マシュは虚数潜航の燃料を作るために、自らその聖遺物を壊す許可を求める。

  • 〔intro.3-2〕シオン —「こっちにはそんな聖遺物は無かったから、 掛け合わせる事でなんとか霊基を成立させたの。」 (この場面を読む
  • 〔旅の終わり〕マシュ —「聖遺物・円卓の盾を独断で破壊する事をお許しください!」 (この場面を読む

→ 章別解説: 特異点F 炎上汚染都市 冬木第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン

人が触媒になる

触媒に据えられるのは物とは限らない。人間の体を触媒にする召喚形式には名前が付いており、エルメロイⅡ世はそれを疑似サーヴァントと呼ぶ。神霊のように高次元すぎて霊基が組めない存在を、人間の器に憑依させることで無理やり現界させる方式である。

  • 〔英霊憑依〕エルメロイⅡ世 —「これが疑似サーヴァントだ。 人間の体を触媒にした、強引な英霊召還方式だよ。」 (この場面を読む

Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポスでは、サーヴァントが自分自身を触媒に差し出す。破神同盟の大召喚器アイテールは、最終召喚に足る触媒を欠いたままだった。プロメテウス=ヘファイストスがその不足を告げたとき、カリギュラは「余に任せろ」とだけ答える。彼が用意した触媒とは彼自身で、ローマ三大主神の一柱・軍神マルスを呼ぶ代償に消える。

  • 〔いずれ等しき魂たちよ(Ⅳ)〕カリギュラ —「触媒については余に任せるがいい。 全能を名乗る大神の前に、奇跡を見せてくれる。」 (この場面を読む

同じ発想は、アトランティスで死に際のアキレウスが試みた「自分を触媒にヘクトールをカウンター召喚する」という賭けにも、スカサハ原初のルーンで縁ある英霊を先回りしてストックしておいた手口にも現れる。

  • 〔其は、女神を穿つ狩人(下)〕アキレウス —「俺という存在そのものを触媒として、」 (この場面を読む
  • 〔エピソードI 螺旋虹霓〕スカサハ —「私自身を触媒として、縁ある英霊を あらかじめ此処(ここ)にストックしておいたという訳だよ。」 (この場面を読む

逆に、触媒として消費される側の例も多い。亜種特異点Ⅳ 禁忌降臨庭園 セイレムでは、観測機器シバが自らを触媒にして一騎の英霊をセイレムへ送り込み、魔神柱ラウムのほうは都市セイレムそのものを触媒に霊体群を降ろしていた。屍山血河舞台 下総国では、松平の血を引く姫が呪詛の触媒として狙われる。そして蒼輝銀河番組 セイバーウォーズ4.8 では、主人公自身が触媒扱いされる。宇宙要塞に拉致された主人公は、女神アシュタレトから面と向かって「あなたはただの『触媒』」と告げられる——サーヴァントではないので殺す必要はなく、魔力を注ぐときの反射鏡として生死を問わず使う、というのがその内訳だった。

  • 〔最後の結び目〕カーター —「さらに、英霊召喚システムを暴走させ、 みずからを触媒に一人の英霊をセイレムに送り込んだ。」 (この場面を読む
  • 〔オーバーチュア〕アシュタレト —「伝承の通りなら、あなたはただの『触媒』。 私に膨大な魔力を注入する時に使う反射鏡です。」 (この場面を読む

その極点が終章でのダ・ヴィンチの指摘である。オルガマリーは「異星の神」の触媒(マテリアル)にたまたま選ばれた不運な人間ではなく、彼女でなければ異星の神は動けなかった——前所長がそう育てたのだ、と。触媒の選定が物語の発端そのものだったことが、ここで明かされる。

  • 〔オルガマリークエスト〕ダ・ヴィンチ —「キミは『異星の神』として偶然触媒(マテリアル)に 選ばれた『不幸な地球人類』じゃない。」 (この場面を読む

→ 章別解説: Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス亜種特異点Ⅳ 禁忌降臨庭園 セイレム蒼輝銀河番組 セイバーウォーズ4.8

土地・作品・出来事が触媒になる

所在不明水域タートルアイランドの終盤、モルガンは円卓を地面に突き立て、神性・想い・知識の三つを「呼び水」に並べたうえで、最大の触媒はそこに無数にいる子ら自身だと告げる。祟り神である太歳の実体が地下に無数にいるのだから、太歳そのものを触媒に太歳星君という神格を呼ぶ——ダ・ヴィンチが「こういうイレギュラーな神霊召喚もアリなのか」と唸る、変則的な召喚である。

  • 〔第18節「顕れる神」〕モルガン —「以上が術式を補助する呼び水。 そして最大の触媒は―――」「その円卓の下にあり、また、ここに無数にいる。 すなわち、触媒は彼ら自身です。」 (この場面を読む

土地そのものを触媒に数える例もある。Lostbelt No.7 でデイビットは、汎人類史の人間としてカウントされない自分でも、ここがミクトランである以上は土地の力で召喚が通ると踏んで、全能神テスカトリポカを呼び出す。奏章Ⅲでは、アーキタイプ:アースが自分を呼んだ触媒を「月に残された小さな足跡」——旧人類の最初の一歩だと明かす。連続活劇神話 ミシシッピ・ミササイザーズでは、宝具で築いた映画アーカイブが召喚の触媒に使われていた。縁さえ通れば、痕跡でも作品でも触媒になる

  • 〔終末観測所メツィティトラン〕デイビット —「異聞帯といえど、ここはミクトラン。 触媒は充分だろう。」 (この場面を読む
  • 〔アース・フォール〕アーキタイプ:アース —「月に残された小さな足跡。 旧人類の最初の一歩が、私の触媒でした。」 (この場面を読む
  • 〔第6節:決戦! ミシガン湖〕マシュ —「映画を、召喚の触媒に使っていたのですか……。」 (この場面を読む

主人公自身が触媒を選んで召喚する数少ない場面が、インドラの大試練にある。乳海撹拌から生まれた霊象アイラーヴァタの残骸に手を当て、それを触媒として、同じくアイラーヴァタを構成要素に持つキングプロテアをカルデアから強引に引き寄せる。アナスタシアはその原理を「本物を触媒にすれば」引き寄せられる、と要約している。第四特異点では、聖杯を組み込んだ魔霧が雷電を触媒に新たな英霊を召喚したとテスラが分析しており、触媒を用いるのは術者だけではないことも示されている。

  • 〔第7節 神と魔〕アナスタシア —「本物を触媒にすれば、カルデアから強引に ここに引き寄せることぐらいはできる、ってわけね。」 (この場面を読む
  • 〔雷電神話〕ニコラ・テスラ —「実に興味深い事例ではあるだろう。 雷電を触媒として魔霧が新たな英霊を召喚したか。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 所在不明水域タートルアイランドLostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン

触媒を取り違えると事故になる

触媒が召喚対象を決める以上、触媒の選定を誤れば呼ぶつもりのなかったものが来る。Lostbelt No.2 でオフェリアが呼んだ「シグルド」の中身が炎の巨人王スルトだったのは、彼女の稀有な魔眼が触媒に使われたためだ、とホームズは推理する。可能性を視るその魔眼は剪定事象——ありえざる歴史——を覗いてしまっており、そこから異物が混ざり込んだ。

  • 〔此処に、ふたたびの黄昏を(中編)〕ホームズ —「稀有なる魔眼を触媒にされたんだろう。 あれは、可能性を視る魔眼のようだからね。」 (この場面を読む

同じ型の事故は第六特異点?(スノーフィールドの聖杯戦争)でも起きる。フラットが持ち込んだ触媒はエルメロイⅡ世から譲られたジャック・ザ・リッパーのナイフだが、当のⅡ世は「私が何故そんな触媒を」と身に覚えがない。そのうえ、先に呼んだ英霊を呼び水にして更に複数を招く計画に「黒獅子」が紛れ込み、街は偽りの十字軍に占領される。

  • 〔第一幕 パルプ・フィールド〕フラット —「教授からもらったジャック・ザ・リッパーの ナイフを使って、こうしてジャックさんを召喚しました!」 / エルメロイⅡ世 —「そもそも、私が何故そんな触媒を……?」 (この場面を読む

ジークフリートの幕間「ラインの黄金を求めて」では、彼が追っていた『ラインの黄金』そのものが触媒になり、彼を背後から討ったハーゲンが呼び出される。縁の強い物ほど、望まぬ相手とも縁で繋がっている

  • 〔ラインの黄金を求めて〕マシュ —「『ラインの黄金』を触媒として召喚されて しまったようですね。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 第六特異点?Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング幕間の物語

召喚以外の触媒

「触媒」は召喚専用語ではない。メディア・リリィの幕間「幸せのパンケーキ」では魔神柱の残留魔力を触媒に別の魔神柱が「釣り上げ」られ、徳川廻天迷宮 大奥ではシオンが、自分のコフィンを触媒に一同が強制レイシフトさせられたと診断する。極大霊障建築A.C.L. のゴッホは、物質と触媒の組み合わせで物理現象を起こすと自分のスキルを説明する。呪術・転移・現象生成のいずれでも、その術を成立させる要になる一点を触媒と呼ぶ用法である。

  • 〔幸せのパンケーキ〕メディア・リリィ —「では、これを触媒にして他の魔神柱を釣り上げますね。」 (この場面を読む
  • 〔プロローグ〕シオン —「わかりやすく言えば、皆さんは私のコフィンを 触媒に強制レイシフトさせられた、という事になるかと。」 (この場面を読む

規模の上限は、Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポスにある。破神同盟が使う「大召喚器」アイテールを、機械知性は魔術師の言葉でいうなら礼装か触媒だと言い換える。さらにホームズは、地球に根を張った空想樹そのものが異星の神を降ろすための触媒でもあると看破する。英霊どころか神を降ろす段になっても、必要なものの名は変わらない。

  • 〔汝、星を紊す情動(Ⅰ)〕人工知能 —「魔術師たちの言葉で言うなら、 礼装、或いは触媒と言うべきでしょうね。」 (この場面を読む
  • 〔我、星を裂く雷霆(Ⅳ)〕ホームズ —「異聞帯発生及び維持のための要であると同時に、 『異星の神』降臨のための触媒でもあるはず!」 (この場面を読む

→ 章別解説: 幕間の物語徳川廻天迷宮 大奥Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス

読み取れる設定

  • 触媒=縁の指定装置。「英霊は縁となる聖遺物を触媒にして召喚される」(Dr.ロマン/第六特異点)が最も定義に近い発言。
  • 触媒は物品に限らない。人間(カルデアが召喚触媒を人間の子供に置き換えた融合実験)、サーヴァント自身(スカサハ「私自身を触媒として、縁ある英霊をあらかじめ此処(ここ)にストックしておいたという訳だよ。」/アキレウス「俺という存在そのものを触媒として」)、血縁・国籍(オデュッセウス「フランスの血が同じ時代を生きた者を、触媒としたようだ」)、円卓に集う者たち(モルガン「すなわち、触媒は彼ら自身です」)、さらに映画作品(マシュ「映画を、召喚の触媒に使っていたのですか……。」)まで触媒になりうる。
  • 触媒には品質と等級がある。ジーク「これを分割する訳にもいかない。破壊した時点で触媒としての効果は低下する。」、ヴラド三世「本来であれば、我々の手の届く触媒ではない。それこそ典位(プライド)以上でもなければ」——触媒は破損で効力が落ち、入手にも魔術師の位階が要る希少資源
  • 触媒なしの召喚は「偶然」に依る。アトランティスの発言に加え、オフェリア「特殊な召喚式を利用しているとはいえ、聖遺物のない召喚でアナタを引き当てた私は、幸運ね。」が裏づける。
  • 触媒の代替・合成が可能。シオン「こっちにはそんな聖遺物は無かったから、掛け合わせる事でなんとか霊基を成立させたの。」——異聞帯では触媒を組み合わせて霊基を成立させている。
  • カルデアの召喚基盤としてのマシュの盾。第一特異点で「マシュの宝具をセットすればそれが触媒になって召喚サークルが起動する」、第四異聞帯でも「マシュさんの聖遺物を頼りに英霊と契約してください」と反復され、盾=カルデア召喚の恒久触媒として扱われる。
  • 触媒は召喚以外にも使われる。呪詛(メディア・リリィ/宣教師「徳川傍流たる松平の姫君などはよき触媒となるだろうよ」)、魔神柱の「釣り上げ」、迷宮維持、ゴーストの構成素材(シオン「あのゴースト型女中の構成触媒になっていた」)、魔力の中間触媒(ダ・ヴィンチ「異質な魔力の中間触媒とか、水と油を混ぜる乳化剤(エマルジェント)とか。」)。
  • 神の降臨にも触媒が要る。ホームズ「異聞帯発生及び維持のための要であると同時に、『異星の神』降臨のための触媒でもあるはず!」、ダ・ヴィンチ「キミは『異星の神』として偶然触媒(マテリアル)に選ばれた」——触媒は英霊専用の概念ではない。
  • 【推測】カルデアスを「魔術世界最大の人工触媒」(久遠寺有珠)と呼ぶ用例から、規模の上限は「星の模型」級まであると読める。

揺れ・矛盾

  • 「聖遺物」の指す範囲が章によって広い/狭い。第六特異点やホワイトデー2019では厳密に〈召喚触媒となる遺物〉を指すが、ゴルドルフ(閻魔亭)の「この建物の心臓部と言える聖遺物」、終わりのエリザベート(ハロウィンプラネット)の「嵐の王が持つ聖槍をモデルに、この星に最適化した形にした聖遺物」のように、召喚と無関係な〈神秘を帯びた物品〉一般を指す用法も混在する。
  • 触媒なし召喚の扱いが揺れる。カルデア式召喚は触媒なしが常態として描かれる一方、伝統的な聖杯戦争(第四次冬木、ホワイトデー2019の亜種聖杯戦争)では触媒の入手が勝敗を左右する前提で語られる。同じ「召喚」でも系統によって触媒の必須度が違うと整理するのが自然だが、その差を明示的に説明する台詞は本文中に見当たらない。【推測】
  • 「触媒」の読みが場面で切り替わる。通常は「しょくばい」だが、ダ・ヴィンチは『異星の神』の器を指して「触媒(マテリアル)」とルビを振る。同じ表記で指す内容(縁の媒体/素材そのもの)が変わる点に注意。
  • 第六特異点では「聖遺物を加工し、召喚の触媒とし、融合素体の肉体に埋め込んだ」(ホームズ)とされ、触媒が体内埋込物として扱われる。他章の〈触媒=召喚時に置く物〉という描写とは運用形態が大きく異なる。
  • ゲーム側の語法が混ざる場面がある。幕間でガウェインは大騎士勲章を指して「この触媒、卿には不要なものの筈。」と言う。ここでの触媒は召喚の依り代ではなく、霊基強化に使う素材アイテムの総称であり、シナリオ内の術語としての触媒とは別物である。

関連

引用元の人物

言及の多い章

引用と検証について

FGO全シナリオ(メインストーリー・イベント・幕間・バレンタイン、全151章 1,104,754行)を機械走査し、『触媒』および別名表記を含む発話を全件収集したうえで構成している。引用はすべてゲーム内テキストの原文(演出タグを除去した表示テキスト)であり、要約・改変を行っていない。原文中の改行は半角スペースに置き換えて一行で示した。話者名の無い地の文・システム表示は「(地の文)」と表記する。編者の解釈のうち原文から確実に読み取れないものには 【推測】 を付す。

付録: 原文引用アーカイブ

原文引用アーカイブ(機械収集・152 本)— 本文で扱わなかった言及もここに残してある

全文コンコーダンス上のヒットは 366 行(同一台詞の分岐重複を統合すると 152 行42 章)。本節にその 全 152 件 を掲載する。

特異点F 炎上汚染都市 冬木

  • オルガマリー —「マシュ。貴方の盾を地面に置きなさい。 宝具を触媒にして召喚サークルを設置するから。」
  • Dr.ロマン —「目的は人類史の保護、および奪還。 探索対象は各年代と、原因と思われる聖遺物・聖杯。」
  • Dr.ロマン —「宝具の発動に必要となる触媒はない。 キミ自身がそこにいればいいんだから。」

第一特異点 邪竜百年戦争 オルレアン

  • Dr.ロマン —「前と同じように、マシュの宝具をセットすれば それが触媒になって召喚サークルが起動する。」
  • マシュ —「『ラインの黄金』を触媒として召喚されて しまったようですね。」

第二特異点 永続狂気帝国 セプテム

  • ダ・ヴィンチ —「ああ、聖遺物は聖遺物の中にって寸法さ。」
  • エルメロイⅡ世 —「これが疑似サーヴァントだ。 人間の体を触媒にした、強引な英霊召還方式だよ。」

第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス

  • Dr.ロマン —「歴史的な側面から考えると、 真性の聖杯に匹敵する聖遺物だろう。」
  • ダビデ —「まさか。これはあくまで、 王だった僕が神に捧げた聖遺物。」
  • メディア・リリィ —「では、これを触媒にして他の魔神柱を釣り上げますね。 七十二柱もいるのですもの、一柱ぐらいいいですよね?」
  • メディア・リリィ —「そうですね。上級の霊体でしたが、あれではちょっと。 呪いの触媒には最適ですけど、今回は目的が違います。」

第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン

  • モードレッド —「後、じいさんの好きだった元素魔術の触媒。 ここまでぷんぷん匂ってくる。」
  • 「P」 —「―――いいでしょう。今回は移送すべき触媒もない。 ここで私が貴方たちを確保します。」
  • ニコラ・テスラ —「実に興味深い事例ではあるだろう。 雷電を触媒として魔霧が新たな英霊を召喚したか。」
  • Dr.ロマン —「危険な魔術書とか、危険な魔術礼装とか、 危険な触媒とか、そういう……ものかな……?」

第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット

  • Dr.ロマン —「英霊は縁となる聖遺物を触媒にして召喚されるが、 カルデアはその“触媒”を人間の子供にした。」
  • Dr.ロマン —「“自分が退去しては触媒となった少女が死亡する。 だから退去はしないが目覚めもしない。”とね。」
  • ??? —「それは耳のように見えるかも知れませんが、 ホルスを表した魔術触媒……決して寝癖では……」
  • ホームズ —「カルデアはその聖遺物を加工し、召喚の触媒とし、 融合素体の肉体に埋め込んだ。」

終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン

  • Dr.ロマン —「触媒も召喚者もなしで自発的に! ただ一度、縁を結んだという細い糸をたぐって!」
  • ニコラ・テスラ —「前回はロンディニウムの地と、サー・モードレッド。 それが連鎖の触媒のようなもの。」
  • Dr.ロマン —「カルデア所長、マリスビリー・アニムスフィア。 彼は聖杯戦争に参加する際、最高の聖遺物を用意した。」

亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国

  • 宣教師 —「徳川の治世という可能性すべてを呪わんとする以上、 徳川傍流たる松平の姫君などはよき触媒となるだろうよ!」

亜種特異点Ⅳ 禁忌降臨庭園 セイレム

  • カーター —「さらに、英霊召喚システムを暴走させ、 みずからを触媒に一人の英霊をセイレムに送り込んだ。」
  • シバの女王 —「都市“セイレム”そのものを触媒とした 膨大なる霊体群の降臨―――。」

Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング

  • オフェリア —「特殊な召喚式を利用しているとはいえ、 聖遺物のない召喚でアナタを引き当てた私は、幸運ね。」
  • ホームズ —「稀有なる魔眼を触媒にされたんだろう。 あれは、可能性を視る魔眼のようだからね。」

Lostbelt No.3 人智統合真国 シン

  • シオン —「こっちにはそんな聖遺物は無かったから、 掛け合わせる事でなんとか霊基を成立させたの。」

Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ

  • シオン —「まずは今まで通り、現地で霊脈を確保し、 マシュさんの聖遺物を頼りに英霊と契約してください。」

Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス

  • ??? —「触媒が存在しない以上、召喚されるのは 偶然で引き寄せられる英霊だろうが……。」
  • オデュッセウス —「フランスの血が同じ時代を生きた者を、 触媒としたようだ。」
  • アキレウス —「(俺という存在そのものを触媒として、  あの男(ヘクトール)をカウンターで召喚できたのなら)」

Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス

  • キリシュタリア —「計画は順調だ。空想樹は育ち、 貴女の本体を降ろすに足る触媒になった。」
  • 人工知能 —「魔術師たちの言葉で言うなら、 礼装、或いは触媒と言うべきでしょうね。」
  • プロメテウス=ヘファイストス —「私にも明確な演算は果たせていない。 大召喚実行に際しての、最終的な触媒についても……」
  • マシュ —「触媒は既に用意があるのですか?」
  • カリギュラ —「はは。案ずるな、盾の娘よ。 この期に及んで触媒だけが足りぬ、では話にならん。」
  • カリギュラ —「触媒については余に任せるがいい。 全能を名乗る大神の前に、奇跡を見せてくれる。」
  • オフェリア —「『ちょっと待つんだオフェリア。凱旋門を触媒にしたら  ナポレオンを召喚できるのでは?』」
  • ホームズ —「異聞帯発生及び維持のための要であると同時に、 『異星の神』降臨のための触媒でもあるはず!」
  • マカリオス —「後は、触媒が揃えば……! 最終召喚対象をこの場に現界させられる!」

地獄界曼荼羅 平安京

  • 段蔵 —「流石は安倍晴明殿、恐るべき強度の術式です。 霊験あらたかな行者の聖遺物さえ凌(しの)ぎましょう。」

死想顕現界域 トラオム

  • (地の文) —「聖剣では足りぬ。 聖遺物だけでもまだまだ足りぬ。」

Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン

  • ギルガメッシュ —「魔力、触媒、運命力だ。 とくに今は運命力が足りん。どこかで落としたか?」
  • デイビット —「異聞帯といえど、ここはミクトラン。 触媒は充分だろう。」
  • ククルカン —「アレはORTがかろうじて残った角質を 触媒にして召喚した、自身の境界記録帯。」

オーディール・コール

  • ダ・ヴィンチ —「キミは『異星の神』として偶然触媒(マテリアル)に 選ばれた『不幸な地球人類』じゃない。」

奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション

  • 岸波白野 —「となると、エリアHのどこかに 彼女を喚(よ)びだした聖遺物か、あるいは―――」
  • アーキタイプ:アース —「月に残された小さな足跡。 旧人類の最初の一歩が、私の触媒でした。」

終章

  • ダ・ヴィンチ —「キミは『異星の神』として偶然触媒(マテリアル)に 選ばれた『不幸な地球人類』じゃない。」
  • ダ・ヴィンチ —「『物質界に存在する魂は高次元から落ちた影であり、  肉体を触媒として精神を育てる方向性である』とね。」
  • マシュ —「電算室に向かいます! 聖遺物・円卓の盾を独断で破壊する事をお許しください!」

幕間の物語

  • ガウェイン —「どういう事ですかモードレッド。 この触媒、卿には不要なものの筈。」
  • 子ギル —「へー、理性を集めた瓶ですか。 それがアストルフォの触媒なんですね。」
  • アヴィケブロン —「通例、宝具は常に完成されているものだ。 人類史に刻まれた逸話、あるいは魔的……聖遺物として。」
  • ホームズ —「事件後の調査で明らかになったことだが、 時計塔からの流出品である錬金術の触媒が、一時期―――」

復刻:星の三蔵ちゃん、天竺に行く ライト版

  • マシュ —「それでは召喚の触媒、ですね。 頼まれた、というと何かの実験を……?」

ホワイトデー2019

  • ジーク —「あれこそ、我が家に一千年の間 密かに受け継がれてきた聖遺物。」
  • (地の文) —「聖遺物って?」
  • ジーク —「我々に、この聖遺物を守る力は もう存在しないのだから。」
  • モリアーティ —「彼らはまず、このジーク家に伝わる聖遺物を 巡ってオークションを行う。」
  • モリアーティ —「この家の聖遺物は相当に強力でね。」
  • ジーク —「これが、我が一族に代々伝わってきた 聖遺物―――」
  • ヴラド三世 —「有力なサーヴァントたちを召喚するための 触媒……聖遺物。」
  • ヴラド三世 —「余が聖杯戦争に参戦するための聖遺物に 相応しい大物だ……。」
  • ジーク —「言うまでもないが、この聖遺物はかの大英雄、 ジークフリートを召喚するための強力な触媒となる。」
  • ジーク —「そして同時に、これを分割する訳にもいかない。 破壊した時点で触媒としての効果は低下する。」
  • ジーク —「つまり、この聖遺物を得られるのは ただ一人。」
  • ジーク —「あなたたちが、この聖遺物に見合うだけの 金銭を支払ってくれると信じている。」
  • モリアーティ —「(絶対に譲れない聖遺物だ)」
  • ヴラド三世 —「この聖遺物を取り逃がせば、 貴様は一生をかけて余に償え。」
  • ヴラド三世 —「(……本来であれば、我々の手の届く触媒ではない。  それこそ典位(プライド)以上でもなければ)」
  • 蘭陵王 —「血液を触媒とした魔術だと 噂に聞いている。」
  • ヴラド三世 —「触媒を手に入れた後、 もう一度これにて乾杯するとしよう。」
  • ジーク —「聖遺物が盗まれた!!」
  • ジーク —「竜殺しの英雄(ジークフリート)を召喚するに最適の触媒、 “菩提樹(ぼだいじゅ)の葉”が盗まれた。」
  • ヴラド三世 —「とはいえ、余が確認したところ 触媒の防備は警報に特化していた。」
  • ヴラド三世 —「警報を響かせることなく、 触媒を盗む。」
  • アレキサンダー —「……血は魔術的にも重要な触媒だ。」
  • アレキサンダー —「とにかく、あの聖遺物は本当に貴重なものだ。」
  • 燕青 —「そうしたら魔術師なんて連中が関わってきて、 挙げ句に聖遺物なんてものの奪い合いになった。」
  • モリアーティ —「当屋敷において、触媒となる聖遺物が 盗難にあいました。」
  • モリアーティ —「そこに舞い降りてきたジーク殿の持つ聖遺物。 これを切っ掛けに皆様は期待したはず。」
  • モリアーティ —「現状を打破したい。 聖遺物を手に入れる。」
  • 燕青 —「そりゃ、盗んだ聖遺物を売ったんじゃないか、 って疑うだろうな。」
  • モリアーティ —「つまり、現状が続く限りは大金が動かせなくなる。 それが聖遺物の売買であれ、それ以外であれ、ネ。」
  • 以蔵 —「あの聖遺物を盗んでしまえば、 余計な疑いが掛かるきに。」
  • モリアーティ —「要するに三人は聖遺物のオークションを 開催させねばならなかった。」
  • ジーク —「亜種聖杯戦争のせいで、俺たちが守り続けていた この聖遺物が、穢(けが)れたものに変わり果てた。」
  • ジーク —「英雄ジークフリートを召喚するための、 触媒に。」
  • ヴラド三世 —「では、この戦いの勝者があの聖遺物を獲得する。 それでいいな?」
  • ジーク —「俺にとって、この聖遺物は何より…… 宝だった……。」
  • アレキサンダー —「ああ……亜種聖杯戦争を勝ち残る、 確実な触媒だと思ったのになあ。」
  • アレキサンダー —「また触媒探しから出直しだ。」
  • モリアーティ —「―――自分の死で聖遺物が宙に浮き、 三組織に大金が転がり込むチャンスだと思わせろ。」

ホワイトデー2021

  • 天草四郎 —「(マスターの言った通り、確かに召喚の際の  触媒となりそうな遺物が異常に多いですね……)」

ポホヨラのクリスマス・イブ 夢見るサンタとくるみ割り人形

  • マシュ —「そこには、反応の弱さを補うような 触媒的な作用が起きたはずで……あっ!」
  • ダ・ヴィンチ —「かすかに残る土地の霊脈から霊気を吸い上げ、吸収し、 ロウヒ自身が触媒となることで増幅された。」

インドラの大試練 ~巡るブロークン・スカイ~

  • (地の文) —「触媒にすれば―――」
  • アナスタシア —「本物を触媒にすれば、カルデアから強引に ここに引き寄せることぐらいはできる、ってわけね。」

第四次異聞録 冬木

  • エルメロイⅡ世 —「そのための聖遺物を、時計塔の聴講生 ウェイバー・ベルベットに盗まれ、」

深山温泉大社・大割烹閻魔亭

  • ゴルドルフ —「どう見ても神霊への供物と、 この建物の心臓部と言える聖遺物……ッ!」

徳川廻天迷宮 大奥

  • シオン —「わかりやすく言えば、皆さんは私のコフィンを 触媒に強制レイシフトさせられた、という事になるかと。」
  • シオン —「その中から出てきたという事は、あのゴースト型女中の 構成触媒になっていた、と見るべきですが……」
  • シオン —「どうもこの鍵穴は、細長いカードのような触媒を 差し込む形状のようです。」

西部絢爛賭場ラスベガス

  • 刑部姫 —「あれは触媒よ。」

蒼輝銀河番組 セイバーウォーズ4.8

  • アシュタレト —「伝承の通りなら、あなたはただの『触媒』。 私に膨大な魔力を注入する時に使う反射鏡です。」
  • (地の文) —「オレ、『触媒』になっちゃったよ……」
  • アシュタレト —「アナタへの指示も同じです。 『触媒』を捕らえ、こちらに送り届けなさい。」
  • アシュタレト —「……申し開きを聞きましょう。 『触媒』が一向に、私のもとに届かない件について。」
  • アシュタレト —「それで。あの『触媒』は今どこにいるのです。 それくらいは掴んでいるでしょう?」
  • アシュタレト —「今回、『触媒』は捕らえる必要はありません。 目的は賞金稼ぎたちです。」
  • 暗黒武者MUNENORI —「ですが―――万が一、という事もある。 もし『触媒』を殺してしまった場合は?」
  • 項羽 —「提出物追加:反省文20枚 同伴者(『触媒』)」
  • アシュタレト —「ですが、それもここで終わり。 今度こそ私の『触媒』になってもらう。」
  • Sイシュタル —「触媒ってどういうコト!? マスターをどうするつもり!?」
  • アシュタレト —「―――いいでしょう。 もうしばらくだけ、触媒はアナタに預けます。」
  • 暗黒武者MUNENORI —「いえ。賞金稼ぎが来るのなら、 『触媒』も連れているはず。」
  • 暗黒武者MUNENORI —「この原始宇宙の入り口で、神殿と女神、 そして触媒が揃う……まさに大願成就(たいがんじょうじゅ)の時かと。」
  • 暗黒武者MUNENORI —「『触媒』を奪還した後、 船ごと宇宙の藻屑にするのがよろしいかと。」
  • アシュタレト —「小型艇でやつらの宇宙船を包囲し、 『触媒』を奪還。」
  • アシュタレト —「『触媒』は監房に連れて行き、 イシュタルは私の元まで連行しなさい。」
  • 暗黒武者MUNENORI —「『触媒』が到着次第、目覚めの儀式を行います。 それまで、しばしの休息を。」
  • 暗黒武者MUNENORI —「『触媒』を奪い次第、邪魔者は始末せよ。 方法は貴様に任せる。」
  • シグルド —「『触媒』は通す。それ以外は処断せよ、と 暗黒武者殿から命じられたが……」
  • シグルド —「『触媒』は総統のもとに連行する。 それ以外は監房に連行せよ。」
  • アシュタレト —「(触媒の方を連れてくるなんて……  またシグルドは勝手なマネをして……)」
  • 暗黒武者MUNENORI —「『女神の半身』『禁忌宙域』『触媒』…… この三つが揃った時点でな。」
  • 暗黒武者MUNENORI —「御身はこれより、この祭壇で『原始の女神』を 呼び覚ます触媒―――」
  • 暗黒武者MUNENORI —「いよいよ大詰めと言ったところか。 そうであろう、触媒のマスターよ。」

凹型虚数怪理 イマジナリ・トレンチ

  • ダ・ヴィンチ —「言葉通りの意味じゃないかもだね。 異質な魔力の中間触媒とか、水と油を混ぜる乳化剤(エマルジェント)とか。」

砂漠童話儀式チェイテ・シンデレラ

  • モレー —「ああ、術式が失敗さえしなければ……。 触媒だって完璧で、いけると思ったのにー!」

所在不明水域タートルアイランド

  • モルガン —「以上が術式を補助する呼び水。 そして最大の触媒は―――」
  • モルガン —「その円卓の下にあり、また、ここに無数にいる。 すなわち、触媒は彼ら自身です。」
  • ダ・ヴィンチ —「実際の太歳そのものが触媒になるんなら、 こういうイレギュラーな神霊召喚もアリなのか……?」
  • ラムダ —「けれど、コンの全てが 彼の触媒になったわけではないわ。」

連続活劇神話 ミシシッピ・ミササイザーズ

  • マシュ —「映画を、召喚の触媒に使っていたのですか……。」

極大霊障建築A.C.L.

  • ゴッホ —「ええ、ゴッホのスキル『虚数美術』の応用でして。 物質や触媒の組み合わせで物理現象を起こします。」
  • イシュタル —「そいつらはあくまで―――ビリンス維持のための――― 触媒だか―――弱くていいし―――」

完結南瓜惑星ハロウィンプラネット

  • 終わりのエリザベート —「嵐の王が持つ聖槍をモデルに、 この星に最適化した形にした聖遺物。」

第六特異点?

  • エルメロイⅡ世 —「その世界の私は、何か妙な魔術薬でもキメていたのか? そもそも、私が何故そんな触媒を……?」
  • エルメロイⅡ世 —「ああ、そうか、そちらでは私が触媒を渡したのだったな。」
  • フランソワ —「ほんのちょっとだけど、空に溜まってるのとは 別の種類の神気を宿した『触媒』があるんだ。」
  • フランソワ —「それとも、神の気配に気付いたのかな? 館の中に隠してある、あの『触媒』ごと壊す気かも……。」
  • フランソワ —「なんか凄い人が出て来た!? この触媒の持ち主本人じゃん!?」

春の終わりに君を待つ

  • カリオストロ —「いただいた魔力リソースと四つの触媒、 ご命令通りに仕上げてございます。」

カルデアゲート

  • スカサハ —「私自身を触媒として、縁ある英霊を あらかじめ此処(ここ)にストックしておいたという訳だよ。」
  • マシュ —「それでは召喚の触媒、ですね。 頼まれた、というと何かの実験を……?」
  • アグラヴェイン —「X因子を触媒に錬成されしバーサーカー。」
  • 新宿のアーチャー —「ヒュドラの赤子、竜の皮や牙、東洋の土蜘蛛の爪、 物質として神代から遺される聖遺物や宝具……」

ありきたりで悪い?

  • 刑部姫 —「しかもチョコだけでは飽き足らず、 神獣だぬいぐるみだ聖遺物だと!」

マイディアー・ブライトスター

  • 久遠寺有珠 —「極小地球モデル(カ  ル  デ  ア  ス)の恩恵は大きいわね。 魔術世界最大の人工触媒と言っても過言ではないわ。」