白紙化(白紙化地球)
この用語は何か
白紙化とは、2017年12月31日、地球の地表から文明と生命が一瞬で消え、一様な白い荒野に置き換わった現象である。異聞帯の内側を除けば生き物は残らず、死骸も瓦礫も無い——廃墟でありながら清潔という異様な風景が広がった。第2部(Cosmos in the Lostbelt)は、この白い星の上から始まる。
第1部の人理焼却とは別の災厄である点が重要である。ホームズはこの二つを対に置いて整理した。魔術王ゲーティアは2016年をターニングポイントとしてそこから過去に向かって人類史を焼却し、その熱量を回収した。対して地球白紙化は未来に向かって人理を破壊したものである——2017年から先の人類史を消し、そこに人が住み続ける可能性そのものを剥ぎ取る。焼却は過去を燃料にする窃盗であり、白紙化は未来を明け渡させる立ち退きだった。
そして白紙化には、焼却には無い二段構えの正体がある。第2部の大半で、カルデアはこれを「自分たちの地球が白く塗り潰されたもの」として扱い、異聞帯を切除して元に戻そうとする。ところが終章までにその前提が覆る。**この白い星は我々の地球ではなく、カルデアス地球の地表である。**本物の地球は無傷のままカルデアスの側にあり、二つの惑星は地表ごと入れ替えられていた。惑星を傷つけずに文明だけを一瞬で消す方法は無いが、すでに白紙のものと交換するだけなら傷はつかない——それが実行方法であり、計画したのはカルデアの創立者マリスビリー・アニムスフィアだった。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発生 | 2017年12月31日、カルデア襲撃と同時期。空想樹の落下より前 |
| 現象 | 地表の文明・生命が消失し、白く漂白された地表に置き換わる |
| 実体 | 地球の地表とカルデアス地球の地表の置換(置換魔術の応用) |
| 首謀 | マリスビリー・アニムスフィア。実行はカルデアス/『異星の神』 |
| 免れた領域 | 異聞帯の内側/彷徨海/エリア51跡地/「残留物」と呼ばれる断片 |
| 人理焼却との違い | 焼却は2016年から過去へ、白紙化は2017年から未来へ人理を破壊する |
| 時間の扱い | 白紙化地球の一日・季節はカルデアスの設計物。体感2年に対し実時間は数倍 |
| 期限 | 白紙化地球時間2019年が終わればカルデアス地球が「本物」として確定する |
| 解決後 | 汎人類史では白紙化中のすべてが「無かった」事になる |
章別解説
Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア
語そのものの初出は、ロシア異聞帯で対峙したカドック・ゼムルプスの自己紹介である。彼は自分たちを「クリプター」と名乗り、一度白紙化した世界に真の人理を与えるのが目的だと述べる。この時点でカルデア側は現象の名も原因も知らされておらず、敵の口から「すでに白紙化は済んだ事実である」と告げられる形になった。目的語が「世界を滅ぼす」ではなく「滅ぼすのは汎人類史だけ」である点も、後の反転を先取りしている。
- 〔異聞の帯〕カドック —「僕たちはクリプター。 一度、白紙化した世界に真の人理を与える。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア
Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング
白紙化した地表が正面から描写されるのは北欧異聞帯の直前である。旧フィンランド域の探索で、モニターに映るのはすべて白く漂白された風景と、消しゴムで消したような不自然な欠落だった。生命の痕跡が無いだけでなく、死骸も死の跡も無い。廃墟なのに清潔感がある理由がそれで、誰もが「まるで違う惑星のようだ」という感想を抱く。地の文はここで用語を確定させる——白紙化地球とは、異聞帯を除いて生命のいない惑星と成り果てた地球のことである。
- 〔intro.2-2〕(地の文) —「すべて白く漂白されている。 消しゴムで消されたような不自然な欠落部分がある。」「白紙化地球――― 生命のいない惑星と成り果てたのだ、異聞帯(ロストベルト)を除いて。」 (この場面を読む)
同じ場面で例外の存在も定義される。白紙化の際、まれに取り残された地域・建物・生命があり、カルデアはこれを**『残留物』**と呼んだ。この回の探索がその初接触であり、生存者は見つからなかったものの、数日前まで誰かが暮らしていた住処の跡が残されていた。白紙化は完全ではないという一点が、以後の希望の足場になる。
- 〔intro.2-2〕(地の文) —「けれど白紙化の際、まれに『白紙化に取り残された』 地域、建物、生命が存在した。」 (この場面を読む)
そして異聞帯の王側からの挨拶が入る。キリシュタリア・ヴォーダイムは、この星をすでに自分たちの領分として扱い、カルデアを「先輩として」迎える。マシュのほうは、白紙化した地球を正常化して汎人類史を取り戻せる可能性を持つのは自分たちだけだ、と戦う理由を言い直した。同じ白い地表が、一方には新居であり、他方には奪還対象である。
- キリシュタリア —「そしてカルデアの諸君。 ようこそ白紙化された地球へ。先輩として歓迎しよう。」 (この場面を読む)
- マシュ —「白紙化した地球を正常化して、 汎人類史を取り戻せる可能性を僅かでも有しているのは、」 (この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング
幕間の物語
白紙化が人理焼却とどう違うのかを正面から整理したのは、経営顧問となったホームズの述懐である。彼はまずこの現象を「異聞帯を除く地球上の白紙化。人理の漂白」と言い直し、二つの事件を対に置く。ゲーティアは人類史を焼却し、そのエネルギーを2016年から遡って回収した。彼が2016年で止めたのは、その先に回収できる人類史が無いと知っていたからである。対して地球白紙化は、未来に向かって人理を破壊したものだった。
- 〔失われた時を想って〕ホームズ —「彼は『2016年』を一つのターニングポイントと捉え、 そこから過去に向かって人理を破壊した。」「対して、この『地球白紙化』は 未来に向かって人理を破壊したものだ。」 (この場面を読む)
そこからホームズは、もっとも不気味な推論に進む。魔術王は白紙化との対決を避けた。白紙化が起こる前に人理焼却を開始し、問題が起こる前に地球を創り直そうとしたのだから——あの魔神王ですら「解決」を放棄した問題である、と。第2部の重さを一言で示す評価であり、同時に人理焼却が白紙化の前倒しだったという後の解釈の下地にもなる。
- 〔失われた時を想って〕ホームズ —「『地球白紙化』が起こる前に人理焼却を開始し、 問題が起こる前に地球を創り直そうとしたのだから。」「……恐るべき問題、恐るべき謎だ。 あの魔神王ですら『解決』を放棄したとは。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 幕間の物語
Lostbelt No.3 人智統合真国 シン
「残留物」の定義が地の文で言い直され、白紙化を免れた場所の一覧が固まる章である。残留物とは白紙化を逃れたエリアであり、より正確には**「白紙化されたが残った一部」**。加えて、アメリカ・ネバダ州南部——後のエリア51跡地——が、この地球で唯一まったく白紙化していないエリアとして名指しされる。
- 〔序〕(地の文) —「『残留物』とは、白紙化を逃れたエリアの事だ。 より正確に言えば『白紙化されたが残った一部』である。」「アメリカ、ネバダ州南部。 この地球において、唯一、白紙化していないエリア。」 (この場面を読む)
彷徨海で合流するシオン・エルトナムは、自分が生き延びた理由をそのまま答えにする。地球が白紙化の波に覆われても、時空から外れた彷徨海であれば影響を受けない。同時に彼女は、宇宙からの侵略という反則に対抗できるのはレイシフトしかない、と現状を突き放して評した。白紙化は「戦って押し返す」種類の災害ではないという認識が、ここで共有される。
- シオン —「アンサーその1。 『地球白紙化を逃れたのは、彷徨海(ほうこうかい)にいたからである』」「地球が白紙化の波に覆われても、 彷徨海(ほうこうかい)ならその影響を受けないからです。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.3 人智統合真国 シン
Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス
大西洋異聞帯の調査で、カルデアは「なぜ白紙化現象など起こしたのか」という問いを正面に据える。エリア51跡地は改めて**地球白紙化を逃れた唯一の地表(テクスチャ)**として紹介され、白紙化していないこの区画にだけ雨雲が発生するという描写も添えられる。
- (地の文) —「かつてエリア51と呼ばれたアメリカ空軍の基地。 地球白紙化を逃れた唯一の地表(テクスチャ)。」 (この場面を読む)
同章で、犯人像に最初の絞り込みが入る。ゴルドルフは地球白紙化がキリシュタリアの目論見なのかと問うが、ホームズは否定する。白紙化以前の彼は優れた人物ではあっても全能ではなく、地球全体を白紙化するなど不可能だった。実行者はクリプターより上位の何かである——この消去法が、以後「異星の神」へ、最終的にはカルデアスへと移っていく。
- ゴルドルフ —「なんという……では地球白紙化は キリシュタリアめの目論見だと言うのかね、経営顧問!?」 / ホームズ —「それ以前の彼に、世界を変える力はない。 ましてや地球全体を白紙化するなど不可能だ。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス
Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス
順番が逆だったと判明する章である。キリシュタリアの端末に残されたテキストファイルには、「空想樹と白紙化」と題した短い考察があった。クリプターもカルデアも、空想樹が落下したことで地球の白紙化が行われたと捉えていた。だが地表のデータを解析し直した結果は逆で、地球が白紙化した後に空想樹が現れた。書き手はこの順番がとても重要だと書き添えている。
- 〔我、星を裂く雷霆(Ⅰ)〕(地の文) —「―――地球が白紙化した後、空想樹が現れたのだ。 この順番はとても重要だ。」 (この場面を読む)
読んだカドックは、そこから論理を裏返していく。空想樹が落ちる前にすでに白紙化しているなら、わざわざ空想樹を、異聞帯を作る理由がない。人類が邪魔なだけならそもそも異聞帯を用意しない。白紙化は人類を滅ぼす工程ではなく、自分が降りるための環境を作る工程だったのではないか——真っ白な、真新しい表層でなければ降臨できないのではないか、と。第2部で最も遠くまで届いた推論であり、後にカルデアスの「置換」という答えに接続される。
- 〔我、星を裂く雷霆(Ⅰ)〕カドック —「空想樹出現の前に地球を白紙化させているなら、 わざわざ空想樹を、異聞帯を作る理由がない。」「地球白紙化は人類を滅ぼす為の工程ではなく――― 自分が降りる環境を作る為だった?」 (この場面を読む)
章の終わり、敗れたキリシュタリアもまた問いだけを残していく。「なら、なぜ地球白紙化を?」という疑問を忘れるな——彼自身が答えを持っていなかったことの告白でもある。
- キリシュタリア —「『なら、なぜ地球白紙化を?』と思うだろう? その疑問を忘れないように。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス
地獄界曼荼羅 平安京
カドックが持ち出したメモリーチップの中身が、オリュンポスの推論を裏づける。ダ・ヴィンチが読み上げた二点は、侵略は空想樹から始まったのではなく地球白紙化が先だったこと、そしてその白紙化が北米のエリア51から始まったことである。唯一白紙化を免れた区画が、実は白紙化の始点だった——この一行が、終章でエリア51へ向かう伏線になる。
- 〔プロローグ〕ダ・ヴィンチ —「『侵略は空想樹から始まったものではない。」「『その白紙化は、北米のエリア51から始まった』」 (この場面を読む)
同章はまた、白紙化した星の上でも特異点が発生しうることを示す。人類史が途絶えた地球では微小特異点しか出ないはずだったのに、平安京は正真正銘の特異点だった。ホームズはこれを「白紙化地球においてすら“人理崩壊の予兆”とされる特異点」と呼ぶ。すでに終わったはずの星に、まだ崩れる余地がある。
- 〔寛弘五年、平安京〕ホームズ —「すなわち、白紙化地球においてすら “人理崩壊の予兆”とされる特異点と言う訳だ。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 地獄界曼荼羅 平安京
Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ
白紙化より下があることが示される章である。ブリテン異聞帯の消滅が地球全土へ伝播し、惑星が自らの重力に耐えられず圧壊する——シオンはこれを、地球白紙化という「人類のバッドエンド」を上書きする「人類のデッドエンド」と呼ぶ。ホームズも、白紙化を直す前に土台そのものが無くなってはどうしようもない、と優先順位を確認する。白紙化はあくまで「まだ取り返しがつく終わり方」として位置づけられている。
- 〔序〕シオン —「地球白紙化という『人類のバッドエンド』を上書きする、 『人類のデッドエンド』というワケです。」 / ホームズ —「地球の白紙化を直す前に、その土台そのものが 無くなってはどうしようもないからね。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ
Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン
異聞帯の住人の側から白紙化がどう見えているかが語られる。星詠みのテペウはワクチャンに対し、自分たちの世界の外——地球の文明は白紙化という現象によって終了し、地上のすべての生命も消え去った、と説明する。それを行ったのが『異星の神』であり、70億以上の地球人類を一掃した宇宙人だ、と。異聞帯にとっても白紙化は他人事ではなく、同居人の犯歴である。
- 〔屍者の王国〕テペウ —「我々の世界の外―――地球の文明は、 白紙化という現象によって終了しました。」「それを行ったのが『異星の神』。 70億以上の地球人類を一掃した宇宙人。」 (この場面を読む)
そして最後のクリプター、デイビットが結論を先に置いていく。『異星の神』とはカルデアス内に生まれた神であり、地球白紙化はカルデアで練られた計画である。マシュは反射的に嘘だと叫ぶが、彼は「あらゆる秘密は、自分の目で確かめるべきだ」としか答えない。犯人が外部の侵略者ではなく自分たちの創立者だったという筋が、ここで初めて提示される。
- 〔宇宙樹〕デイビット —「『異星の神』とはカルデアス内に生まれた神。 そして地球白紙化はカルデアで練られた計画。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン
奏章プロローグ
実行方法がついに説明される。ダ・ヴィンチは、白紙化はその有様より前に実行方法そのものが不可思議だった、と切り出す。惑星を傷つけずに地表の文明だけを一瞬で破壊するのは不可能だからである。そこへ置換魔術が持ち出される——まったく同じ構成・同じ情報量のものは、どれほど離れていても入れ替えられる。カドックが言葉にした答えは単純だった。カルデアスの表層と地球の表層を入れ替えたのだ。
- 〔オーディール・コール 序〕ダ・ヴィンチ —「正直、地球の白紙化はその有様より前に、 実行方法が不可思議だった。」「惑星を傷つけないよう、 地表の文明を一瞬で破壊するのは不可能だからね。」 / カドック —「カルデアスの表層と地球の表層を 入れ替えたって事……なのか?」 (この場面を読む)
- 〔オーディール・コール 序〕マシュ —「でも、『すでに白紙になっていたもの』と 入れ替えるだけなら、傷をつける事はない……?」 (この場面を読む)
時系列も整理される。ムニエルによれば、2015年時点のカルデアスの地表はまだ地球と同じものだった。人類史の保障ができないと告げていたのはシバの側であり、カルデアス地球が白紙化したのは人理焼却を解決した後である。ゴルドルフはここから、ゲーティアの人理焼却がマリスビリーの予定を狂わせて計画を遅延させたのではないか、と推測する。
- 〔オーディール・コール 序〕ムニエル —「カルデアス地球が白紙化したのは、 人理焼却を解決した後だろう。」 (この場面を読む)
ただし目的だけは分からない。シオンは、カルデアスが何のために作られたのかは八割方明らかになった(地球の、いや人類史の入れ替えである)と告げたうえで、地球白紙化の最終目的だけは自分にもトリスメギストスⅡにも算出できなかった、と認める。ゲーティアにもキリシュタリアにもデイビットにも納得のいく理由があったのに、これだけが見えてこない、と。
- 〔オーディール・コール 序〕シオン —「ですが『地球白紙化』だけは分からない。 最終目的が見えてこない。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 奏章プロローグ
奏章Ⅱ 不可逆廃棄孔 イド
白紙化を被害者の側から言い換えた唯一の場面である。巌窟王モンテ・クリストはマスターに向かって、地球白紙化とは魔神王の目論んだ人理焼却と同じく、故郷も家族も友人も含めた一大殺人なのだと突きつける。おまえの過去に属するすべては、白紙化という手段によってすでに皆殺しにされている、と。統計や現象として扱われてきた語が、ここでは個人の喪失として名指しされる。
- 〔決戦/決別〕巌窟王モンテ・クリスト —「地球白紙化とはすなわち、 魔神王の目論んだ人理焼却と同じくして、」「白紙化という手段によって、 皆殺しにされている!」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 奏章Ⅱ 不可逆廃棄孔 イド
奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス
白紙化が裁きの根拠として使われる章である。人類を裁断する天使メタトロンの主張は単純で、人間は間違った、その間違った結果が白紙化だ、だから人間はこのまま滅び去るべきだ、というもの。次の霊長が生まれるのを何億年でも待つ——それが旧人類の責務であり贖いなのだ、と。白紙化を「人類の落第の証明」として扱う立場である。
- 〔一ヶ月後のあなたたちへ〕メタトロン・ジャンヌ —「人間は間違った。間違った結果が白紙化だ。」「地球白紙化現象はほぼ全ての人類、 全ての歴史を一瞬で消し去った。」 (この場面を読む)
検事として立った言峰綺礼は、逆にカルデアを利する事実を法廷に置いていく。**地球白紙化現象そのものは、異聞帯やクリプターの責任ではない。**それは『異星の神』によるものであり、したがって各異聞帯はこの点においては無罪である、と。白紙化の帰責先を切り分ける、作中でもっとも整理された発言でもある。
- 〔嵐の女〕言峰綺礼 —「地球白紙化現象そのものは、異聞帯や クリプターの責任ではない。」 (この場面を読む)
エピローグでは、解決したときに何が起こるかが説明される。白紙化現象を解決した時点で汎人類史に切り替わり、白紙化中のすべてが「無かった」事になる。ならば白紙化に巻き込まれて消滅した人類はどうなるのか——それもまた「そんな事は無かった」ことになる。カドックの生存に望みが残るのはそのためだが、同時に二年間の戦いも「無かった」側に含まれるという含みを持つ。
- 〔エピローグ〕シオン —「この白紙化現象を解決した時点で、 汎人類史に切り替わります。」「汎人類史において、 白紙化現象中の全てが『無かった』事になる。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス
オーディール・コール
異聞帯が消えた白紙化地球は、問題の無い星になっていた。嵐の壁は消え、地表の異常はランダムな微小特異点と残留物だけ。ダ・ヴィンチは、攻略すべき特異点が見つからない状況を「『問題用紙』が存在しない」と表現する。敵がいないのでは魚雷も撃ちようがない、とネモも言う。白紙化地球そのものが最後の問題であるという構図が、ここで露わになる。
- 〔オーディール・コール 0〕ダ・ヴィンチ —「白紙化地球に異常箇所は見られない。 『問題用紙』が存在しない状況なんだ。」 (この場面を読む)
決戦前、シオンが最大の副作用を持ち出す。この白紙化地球には宇宙が見えず、朝と夜も季節の巡りもカルデアスが意図的にデザインしたものだった。トリスメギストスⅡは「白紙化地球時間」と「実在地球時間」を別々に計測しており、体感で積み上がった二年に対し、実際は数倍の時間が流れている。地球を取り戻したとき、その差が一気に降りかかる——タイムスリップならぬタイムスキップである。
- 〔終章_序 ダイジェスト〕シオン —「この白紙化地球での一日の長さは曖昧…… いえ、正常なものではありませんでした。」「『白紙化地球』で積み重なった時間は2年分であるが、 実際は数倍の時間である、と。」 (この場面を読む)
ソロモンは方針と期限を確定させる。この白紙化地球はカルデアス地球の表面と入れ替えられた実在の地球であり、本物の人類史はいまカルデアスの側にある。だから破壊ではなく機能停止を選び、制御を掌握してもう一度「白紙と現実」を入れ替える。ただし入れ替えが利くのはカルデアスが「疑似」であるうちだけで、白紙化地球における2019年が終わればカルデアス地球が「本物」として確定する。作戦決行日は白紙化地球時間2019年12月20日と決まった。
- 〔終章_序〕ソロモン —「この白紙化地球は『カルデアス地球』の表面(テクスチャ)と 入れ替えられた、実在の地球だ。」「この白紙化地球における2019年が終わった時、 カルデアス地球が『本物』として確定する。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: オーディール・コール
終章
南極に着いた艦を迎えたのは、事前録音の警告だった。貴方がたは何かの間違いであり、白紙化された地球で生き延びてしまったエラーです——南極圏に人類の居場所はなく、五分以上の滞在は認められない。地球を取り戻そうという希望は叶えられない、と。白紙化を実行した側が、生存者を敵ではなく手続き上の不具合として扱っていることが分かる。
- 〔南極〕??? —「白紙化された地球で生き延びてしまったエラーです」 (この場面を読む)
そのカルデア基地が、南極から丸ごと消えていた。ゴルドルフは「そうでなければ地球は白紙になっていない」と叫ぶが、ダ・ヴィンチの答えは残酷である。マリスビリーはアナスタシアの襲撃でカルデアスを凍結させて目を欺いたのち、即座にカルデア基地ごとカルデアス地球に置換した。白紙化地球にいる者には、カルデアスに接触する機会さえ与えられていない。
- 〔南極〕ゴルドルフ —「そうでなければ地球は白紙になっていない! カルデアスがあるからこその地球白紙化なのだから!」 / ダ・ヴィンチ —「白紙化地球にいる我々には、 カルデアスに接触する機会さえ与えられない―――」 (この場面を読む)
原初特異点・冬木を経て突入したカルデアス地球で、前提が崩れる。**入れ替えたはずの本物の地球も白紙だった。**見渡すかぎり石化した空想樹が立ち並び、文明も生命も無い。ダ・ヴィンチは、二つの地球で行われたのは置換ではなく上書き保存だったのではないか、と言いかけて口をつぐむ。唯一白紙化していない地域として発見されたのが、平安京で名指しされたエリア51だった。
- 〔ここに在りし人理の終〕ダ・ヴィンチ —「二つの地球で行われた事は置換ではなくて…… ……いわゆる……上書き保存に……」 / ネモ・マリーン —「白紙化していない地域を発見~~! あそこだけボクたちの知ってる地球の地表~~!」 (この場面を読む)
エリア51で待っていたマリスビリー・アニムスフィアの仮想人格が、目的を語る。二つの地球はどちらも一度は地表を一掃する必要があった。経歴と結果を似せたほうが入れ替えの成功率が上がるからで、カルデアス地球の文明だけをリセットしたのでは置換は成立しなかった。人理焼却はその工程を偶然肩代わりした形になる。そして動機を問われた彼は、自分は人間を愛している、人間だけを愛していると答えた。あらゆる未知から身を守れる未来を、あらゆる不信から解放される世界を作る——その為のカルデアスであり、その為に地球は白紙になった。
- 〔ここに在りし人理の終〕マリスビリー —「君たちの地球とカルデアス地球。 どちらも一度は地表を一掃する必要があった。」「できるだけ同じ経歴、類似した結果にした方が 入れ替え時の成功率が向上する。」 (この場面を読む)
- 〔ここに在りし人理の終〕マリスビリー —「その為のカルデアスであり、 その為に君たちの地球は白紙になった。」 / ダ・ヴィンチ —「白紙化した地球で一生を過ごす事が、かい?」 (この場面を読む)
シオンによる評価は、この計画がカルデアの理念の裏返しであることを突く。マリスビリーにとって地球白紙化は「未来の保障」のための最善にして唯一の手段だった。だが人類史の保障なら2015年の段階で実現できていたのに、彼は人類史の白紙化に舵を切った。これは冠位指定と真逆の行いであり、だから「意味不明」なのだ、と。ゴルドルフはさらに端的である——我々の地球を白紙化しただけでなく、自分の世界であるカルデアス地球さえ白紙化した。
- 〔南極〕シオン —「彼にとって地球白紙化は『未来の保障』のための 最善、いえ、唯一の手段だったのでしょう。」「『人類史の保障』なら2015年の段階で実現できていた。 なのに『人類史の白紙化』に舵を切った。」 (この場面を読む)
- ゴルドルフ —「我々の地球を白紙化しただけでなく、 自分の世界であるカルデアス地球さえ白紙化し!」 (この場面を読む)
決着の直前、白紙化の解除には代償があることが明かされる。カルデアの生き残りは地球が白紙化する直前に汎人類史から異聞帯へシフトした存在であり、カルデアスを停止させれば元の地球に戻れるが、異聞帯で建造したストーム・ボーダーは持ち出せない。異聞帯で得たものは白紙化の解消とともに消える——白紙にした側を止めることが、自分たちの二年間を白紙にすることでもあるという、この章最後の重みである。
- 〔旅の終わり〕シオン —「カルデアの皆さんは地球が白紙化する直前に 汎人類史から異聞帯にシフトした存在ですので、」「カルデアスを停止させれば元の地球に戻れるでしょう。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 終章
読み取れる設定
- 白紙化は地球表面(テクスチャ)を一様な状態に戻す現象であり、人類史・文明の消失を伴う。シオンは「地球白紙化という『人類のバッドエンド』を上書きする、」と表現する。
- 白紙化を免れた例外領域が複数存在する。彷徨海(シオン)、エリア51跡地(地の文)、異聞帯内部、そして「残留物」と呼ばれるエリア。
- 人理焼却との対比が明示される。ホームズ「対して、この『地球白紙化』は」「未来に向かって人理を破壊したものだ。」/ダ・ヴィンチ「魔術王は2016年から前、過去を燃料とした。」「一方、マリスビリーは2017年から先、未来を白紙にした。」
- 発生順序は白紙化が先で、空想樹・異聞帯が後。「『侵略は空想樹から始まったものではない。」「地球白紙化が先だった』」(ダ・ヴィンチ)。カドックも「空想樹出現の前に地球を白紙化させているなら、」「わざわざ空想樹を、異聞帯を作る理由がない。」と論じる。
- 白紙化地球の正体はカルデアス地球である。「この白紙化地球は我々の地球じゃない。」「『異星』であるカルデアスのものだ。」(ダ・ヴィンチ)。
- 白紙化地球には観測記述装置としての機能があると推論される。「白紙化地球(カ ル デ ア ス)における観測記述装置(アカシックレコード)なのではと」「シオンは考察した。私も同意見だ。」(ダ・ヴィンチ)。
- 白紙化地球内部の時間経過は外部と一致しない。「『白紙化地球』で積み重なった時間は2年分であるが、」「実際は数倍の時間である、と。」(シオン)。
- 目的は「未来の保障」であったと終章で総括される。「彼にとって地球白紙化は『未来の保障』のための」「最善、いえ、唯一の手段だったのでしょう。」(シオン)。
- 実行方法は置換魔術(確定)。「カルデアスの表層と地球の表層を」「入れ替えたって事……なのか?」(カドック)。前提として「惑星を傷つけないよう、」「地表の文明を一瞬で破壊するのは不可能だからね。」(ダ・ヴィンチ)が置かれる。
- 発生時期(確定)。カルデアス地球の白紙化は人理焼却の解決後。「カルデアス地球が白紙化したのは、」「人理焼却を解決した後だろう。」(ムニエル、奏章プロローグ)。2015年時点のカルデアスの地表はまだ地球と同じだった。
- 首謀者はマリスビリー・アニムスフィア(確定)。「そして地球白紙化はカルデアで練られた計画。」(デイビット)を経て、終章で本人が「その為のカルデアスであり、」「その為に君たちの地球は白紙になった。」と認める。
- 両方の地球が白紙化された(確定)。「君たちの地球とカルデアス地球。」「どちらも一度は地表を一掃する必要があった。」「できるだけ同じ経歴、類似した結果にした方が」「入れ替え時の成功率が向上する。」(マリスビリー)。人理焼却はこの工程を偶然肩代わりした形になる。
- 帰責先の切り分け(確定)。「地球白紙化現象そのものは、異聞帯や」「クリプターの責任ではない。」(言峰綺礼、奏章Ⅳ)。異聞帯とクリプターはこの点については無罪とされる。
- 期限がある(確定)。「この白紙化地球における2019年が終わった時、」「カルデアス地球が『本物』として確定する。」(ソロモン)。作戦決行日は「白紙化地球時間2019年12月20日。」
- 解除は時間跳躍を伴う(確定)。「この白紙化現象を解決した時点で、」「汎人類史に切り替わります。」「汎人類史において、」「白紙化現象中の全てが『無かった』事になる。」(シオン、奏章Ⅳ)。事後、ゴルドルフも「我々の歴史において、」「『地球白紙化』などという事象は存在しなくなった。」と述べる。
- 解除には代償がある(確定)。カルデアの生存者は「地球が白紙化する直前に」「汎人類史から異聞帯にシフトした存在」であり、異聞帯で建造したストーム・ボーダーは持ち出せない(シオン、終章)。
- 【推測】マシュの「現時点では白紙化状態こそが」「デフォルトな地球表面であると考えるなら、」という仮定は、白紙化が異常ではなく初期状態である可能性を示すが、確定した設定としては述べられない。
揺れ・矛盾
- 白紙化地球はどこか:第2部前半では我々の地球が白紙化したものとして扱われ(マシュ「白紙化した地球を正常化して、」「汎人類史を取り戻せる可能性を僅かでも有しているのは、」)、終章では「この白紙化地球は我々の地球じゃない。」と否定される。前半の記述はカルデア側の誤認として上書きされている。
- 実行者:ゴルドルフは当初「なんという……では地球白紙化は」「キリシュタリアめの目論見だと言うのかね、経営顧問!?」と問うが、ホームズは「それ以前の彼に、世界を変える力はない。」「ましてや地球全体を白紙化するなど不可能だ。」と否定する。以後、異星の神からマリスビリー・アニムスフィアへと下手人の推定が移動する。
- 呼称の揺れ:白紙化・地球白紙化・白紙化地球・白紙地球という表記が併存し、現象・対象・状態のどれを指すかは文脈依存。ダ・ヴィンチの台詞では「白紙化地球(カ ル デ ア ス)における観測記述装置(アカシックレコード)なのではと」のように語そのものにカルデアスのルビが振られる。
- 人理焼却との関係の説明:ホームズは「『地球白紙化』が起こる前に人理焼却を開始し、」「問題が起こる前に地球を創り直そうとしたのだから。」と、ゲーティアが白紙化を予見して先手を打ったと述べる。一方、巌窟王モンテ・クリストは「地球白紙化とはすなわち、」「魔神王の目論んだ人理焼却と同じくして、」と両者を同種の行為として並置する。位置づけが語り手により異なる。
- 置換なのか上書きなのか:奏章プロローグでは地表を入れ替えただけだから「我々の世界、地球は無傷である」と説明される。ところが終章で降りたカルデアス地球も完全な白紙で、ダ・ヴィンチは「二つの地球で行われた事は置換ではなくて……」「……いわゆる……上書き保存に……」と言いかけて中断する。最終的に本物の地球はカルデアスの「内側」に凍結保管されていたと判明するが、置換と保管という二つの説明は用語として統合されない。
- エリア51の位置づけ:平安京では「『その白紙化は、北米のエリア51から始まった』」と白紙化の始点として提示される一方、アトランティスや終章では「地球白紙化を逃れた唯一の地表(テクスチャ)」=白紙化を免れた場所として扱われる。両立はしうるが、作中で両者を結ぶ説明は与えられない。
- 降臨のためか入れ替えのためか:オリュンポスのカドックは「地球白紙化は人類を滅ぼす為の工程ではなく―――」「自分が降りる環境を作る為だった?」と、『異星の神』の降臨環境づくりだったと推論する。終章でのマリスビリーの説明は「入れ替え時の成功率」を上げるためであり、動機の説明が入れ替わっている。前者は誤りとは明言されない。
関連
- カルデアス — 白紙化地球の正体。地表を交換された側の疑似天体
- 異星の神 — 白紙化の実行者とされ、後にカルデアスの制御システムと判明する
- 異聞帯(ロストベルト) / 空想樹 — 白紙化の後に現れたもの
- 人理 / 人理焼却 / 汎人類史 — 対になる災厄と、取り戻す対象
- テクスチャ — 入れ替えられた「地表」を指す語
- 特異点 / 微小特異点 — 白紙化地球でも発生しうる異常
- シバ / トリスメギストス — 白紙化地球時間と実在地球時間を別々に計測した観測系
- レイシフト / ストーム・ボーダー — 白紙化に対抗する唯一の手段と、その拠点
- 編纂事象 / 魔術王(ソロモン)
- マリスビリー・アニムスフィア / U-オルガマリー
- カドック・ゼムルプス / キリシュタリア・ヴォーダイム
- シオン・エルトナム・アトラシア / シャーロック・ホームズ / 言峰綺礼
- 章別解説: Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング / Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス / 奏章プロローグ / 終章
引用元の人物
- レオナルド・ダ・ヴィンチ — 本ページ引用 15 件の話者
- マシュ・キリエライト — 本ページ引用 6 件の話者
- シャーロック・ホームズ — 本ページ引用 6 件の話者
言及の多い章
- 春の終わりに君を待つ — この章に言及 29 件
- Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング — この章に言及 4 件
- Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス — この章に言及 4 件
- 非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ — この章に言及 4 件
- オーディール・コール — この章に言及 4 件
- 終章 — この章に言及 4 件
- Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ — この章に言及 3 件
FGO全シナリオ(メインストーリー・イベント・幕間・バレンタイン、全151章 110万行)を機械走査し、『白紙化』および別名表記『地球白紙化』『白紙化地球』『白紙化現象』を含む発話を全件収集したうえで構成している。引用はすべてゲーム内テキストの原文(演出タグを除去した表示テキスト)であり、要約・改変を行っていない。編者の解釈のうち原文から確実に読み取れないものには 【推測】 を付す。
付録: 原文引用アーカイブ
原文引用アーカイブ(機械収集・80 本)— 本文で扱わなかった言及もここに残してある
章の時系列順に列挙する。話者名は本文中の表示名。引用は演出タグを除去した表示テキストをそのまま用いている。
Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア
- カドック — 「僕たちはクリプター。」「一度、白紙化した世界に真の人理を与える。」
Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング
- (地の文・システム表示) — 「白紙化地球―――」「生命のいない惑星と成り果てたのだ、異聞帯(ロストベルト)を除いて。」
- マシュ — 「はい。白紙化した地上から見たかぎりでは、」「空想樹が視認できていました。」
- マシュ — 「白紙化した地球を正常化して、」「汎人類史を取り戻せる可能性を僅かでも有しているのは、」
- キリシュタリア — 「そしてカルデアの諸君。」「ようこそ白紙化された地球へ。先輩として歓迎しよう。」
(この章の該当発話は計 11 件。上記のほか 7 件)
Lostbelt No.3 人智統合真国 シン
- (地の文・システム表示) — 「『残留物』とは、白紙化を逃れたエリアの事だ。」「より正確に言えば『白紙化されたが残った一部』である。」
- ホームズ — 「キミが地球白紙化から逃れた経緯。」「なぜ彷徨海(ほうこうかい)で我々を待っていたのか、その理由だ。」
- シオン — 「アンサーその1。」「『地球白紙化を逃れたのは、彷徨海(ほうこうかい)にいたからである』」
- シオン — 「今回の地球白紙化……宇宙からの侵略などという」「反則に対抗するにはレイシフトしかなかったでしょう。」
(この章の該当発話は計 15 件。上記のほか 11 件)
Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ
- (地の文・システム表示) — 「『空想樹』。」「白紙化された地球に現れた巨大な樹。」
- (地の文・システム表示) — 「カルデアスは凍結され、地球白紙化現象に唯一」「対策を講じられるレイシフトは失われた。」「地球全土を覆った『地球白紙化』から逃れた彼らは、」「2018年4月にロシア異聞帯に浮上。」
- ペペロンチーノ — 「私たちはコフィンから生還する代償として、」「白紙化した後の地球に放り出されて、」
Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス
- (地の文・システム表示) — 「白紙化した地表の話ではない。」「もっと大きなものが微妙に変わっている、と。」
- (地の文・システム表示) — 「かつてエリア51と呼ばれたアメリカ空軍の基地。」「地球白紙化を逃れた唯一の地表(テクスチャ)。」
- ホームズ — 「地球白紙化以前、彼は優れた人物ではあったが」「全能ではなかった。」
- ゴルドルフ — 「なんという……では地球白紙化は」「キリシュタリアめの目論見だと言うのかね、経営顧問!?」
(この章の該当発話は計 7 件。上記のほか 3 件)
Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス
- ネモ — 「白紙化した地球だからこそ、」「僕の宝具(ノーチラス)とシオンの疑似霊子装甲(ヘ ル メ ス ス キ ン)、」
- カドック — 「空想樹出現の前に地球を白紙化させているなら、」「わざわざ空想樹を、異聞帯を作る理由がない。」「地球白紙化は人類を滅ぼす為の工程ではなく―――」「自分が降りる環境を作る為だった?」
- カドック — 「まだ地球の事をよく知らないから?」「まさか。地球を一瞬で白紙化できる程のヤツだ。」
(この章の該当発話は計 18 件。上記のほか 14 件)
地獄界曼荼羅 平安京
- シオン — 「“現在の白紙化環境が継続している内は、」「南米から移動する未来は観測できない”」
- ダ・ヴィンチ — 「『侵略は空想樹から始まったものではない。」「地球白紙化が先だった』」
- ホームズ — 「すなわち、白紙化地球においてすら」「“人理崩壊の予兆”とされる特異点と言う訳だ。」
(この章の該当発話は計 7 件。上記のほか 4 件)
Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ
- シオン — 「地球白紙化という『人類のバッドエンド』を上書きする、」「『人類のデッドエンド』というワケです。」
- ホームズ — 「地球の白紙化を直す前に、その土台そのものが」「無くなってはどうしようもないからね。」
- ダ・ヴィンチ — 「ブリテンを救って、白紙化地球に拡がろうとする」「崩落とやらも防いで、」
(この章の該当発話は計 11 件。上記のほか 8 件)
非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ
- ??? — 「白紙化した地球での仮想時間1年分、」「彷徨海での滞在を許可する―――”」
死想顕現界域 トラオム
- アナウンス — 「―――白紙化地球における」「汎人類史の証明値、減衰を確認。」
- マシュ — 「白紙化を手伝う理由もなく、」「白紙化を防ぐ手伝いをする理由もないのです。」「それからホームズさんも。」「地球が白紙化された状態だと困るのです。」
- ダ・ヴィンチ — 「でしょ? 『異星の神』の正体と、」「地球白紙化の謎。空想樹の役割。」
(この章の該当発話は計 5 件。上記のほか 1 件)
Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン
- マシュ — 「……カルデアの事も、地球白紙化の事も、」「ストーム・ボーダーでの戦いも知らない。」
- シオン — 「カルデアスの秘密を、地球白紙化の真意を、」「人類の未来を見る事は不可能となります。」
- ゴルドルフ — 「空想樹とは何のためのものなのか。」「地球白紙化とは何を導き出すものなのか。」
(この章の該当発話は計 10 件。上記のほか 7 件)
奏章プロローグ
- ダ・ヴィンチ — 「正直、地球の白紙化はその有様より前に、」「実行方法が不可思議だった。」
- シオン — 「これは現在の白紙化地球に残された」「建造物から推論できる事である。」
- ダ・ヴィンチ — 「白紙化地球に異常箇所は見られない。」「『問題用紙』が存在しない状況なんだ。」
(この章の該当発話は計 12 件。上記のほか 9 件)
オーディール・コール
- ゴルドルフ — 「アテもなく白紙化地球をさまようのも」「滅入(め い)っていたところだ!」
- ダ・ヴィンチ — 「白紙化地球に異常箇所は見られない。」「『問題用紙』が存在しない状況なんだ。」
- ダ・ヴィンチ — 「白紙化地球(カ ル デ ア ス)における観測記述装置(アカシックレコード)なのではと」「シオンは考察した。私も同意見だ。」
- ダ・ヴィンチ — 「白紙化地球(カ ル デ ア ス)における観測記述装置(ア カ シ ッ ク レ コ ー ド)なのではと」「シオンは考察した。私も同意見だ。」
(この章の該当発話は計 35 件。上記のほか 31 件)
奏章Ⅰ 虚数羅針内界 ペーパームーン
- ラニ=ⅩⅡ — 「それは勿論、白紙化した地球の話です。」「貴方たちカルデアが救おうとしている世界の話です。」
奏章Ⅱ 不可逆廃棄孔 イド
- 巌窟王モンテ・クリスト — 「地球白紙化とはすなわち、」「魔神王の目論んだ人理焼却と同じくして、」
- 巌窟王モンテ・クリスト — 「白紙化という手段によって、」「皆殺しにされている!」
- サリエリ — 「だが疑問は残る。」「白紙化地球で、どれだけの魂を用意できる?」
奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション
- BBドバイ — 「ええ。皆さんのいる環境の白紙化地球ではなく、」「元の状態に戻った地球において、」「まさか。白紙化地球はそちらの世界の環境、」「そちらの世界の事件(イベント)です。」「ここは白紙化なんて事は起きなかった、」「カルデアという組織は南極になかった、」
(この章の該当発話は計 4 件。上記のほか 1 件)
奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス
- (地の文・システム表示) — 「その結果が、この漂白された大地。」「地球の白紙化である。」
- カドック — 「あいつらの目の前で白紙化するとか、」「さすがにショック大きすぎるだろうからな……。」
- シオン — 「彼が言ったように、現在の地球は白紙化現象により」「漂白されていますが……。」「汎人類史において、」「白紙化現象中の全てが『無かった』事になる。」
(この章の該当発話は計 17 件。上記のほか 13 件)
終章
- カドック — 「5分前、白紙化地球のある箇所に」「大規模な人理の揺らぎが生じた。」
- ダ・ヴィンチ — 「この白紙化地球は我々の地球じゃない。」「『異星』であるカルデアスのものだ。」
- ダ・ヴィンチ — 「白紙化地球(カ ル デ ア ス)における観測記述装置(アカシックレコード)なのではと」「シオンは考察した。私も同意見だ。」
- ダ・ヴィンチ — 「白紙化地球(カ ル デ ア ス)における観測記述装置(ア カ シ ッ ク レ コ ー ド)なのではと」「シオンは考察した。私も同意見だ。」
(この章の該当発話は計 59 件。上記のほか 55 件)
幕間の物語
- ニコラ・テスラ — 「人理焼却という大偉業も、白紙化地球という大異変も、」「神秘なるものの行き着く果てなのだと私は認識する。」
- ホームズ — 「対して、この『地球白紙化』は」「未来に向かって人理を破壊したものだ。」
- ホームズ — 「大焼却の首謀者であるゲーティアは斃(たお)れたが、」「白紙化という第二の人理殺人が始まってしまった。」
(この章の該当発話は計 6 件。上記のほか 3 件)
ワンジナ・ワールドツアー!
- ゴルドルフ — 「白紙化地球の、上空に……浮いている!?」
クリスマス2023
- ネモ — 「里帰り?」「サーヴァントが? この白紙化地球で?」
- BB — 「白紙化地球の雪かき、ならぬ砂かき、ですね!」「やっぱりカルデアの冬はこうでないと!」
- オベロン — 「とはいえ、白紙化のおかげで見渡すかぎりの」「更地だったワケだけど! ははは!」
(この章の該当発話は計 4 件。上記のほか 1 件)
ポホヨラのクリスマス・イブ 夢見るサンタとくるみ割り人形
- ダ・ヴィンチ — 「うん。白紙化された地球でなかったら」「見過ごしていただろうね。」
- サンタカルナ — 「この白紙化された地球上において、」「そのような特異点を維持するのは困難だ。」
- ムニエル — 「この先に地球の白紙化が解けたとしてですよ、」「でも、その時に戻ってくるのは―――」
(この章の該当発話は計 5 件。上記のほか 2 件)
落涙の翼
- テュフォン・エフェメロス — 「あ、白紙化を覆したいとかじゃなくてよ。」「それは目標であって、おまえの願いじゃないから。」
インドラの大試練 ~巡るブロークン・スカイ~
- マシュ — 「今回の特異点は『現在』に発生しています。」「より具体的に言えば、この白紙化地球の空に、です。」
失われた創世 未来からの方舟
- ゴルドルフ — 「この白紙化された地球上で」「雨が降っている場所があると? おおぉ……。」
- ダ・ヴィンチ — 「―――そう。確かに白紙化された地上に、」「忽然(こつぜん)として嵐の海が出現したと言っていい。」
- エルロン — 「領域の外縁から、」「再び白紙化現象が侵蝕中です。」
徳川廻天迷宮 大奥
- シオン — 「私たちにはまだクリアすべき問題がある。」「言うまでもなく、地球白紙化現象の解決です。」
西部絢爛賭場ラスベガス
- ゴルドルフ — 「白紙化しているのだよ、地表がっ!」「青い海などどこにもないのだよ、水着がっ!」
凹型虚数怪理 イマジナリ・トレンチ
- シオン — 「この白紙化地球が解決して、終わる前に。」「それこそ、前人未踏(ぜんじんみとう)の彼方を目指すように。」
非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ
- ??? — 「白紙化した地球での仮想時間1年分、」「彷徨海での滞在を許可する―――”」
- シオン — 「既に大半が白紙化しています。」「そこに突如、新たな反応が現れた形です。」
- マシュ — 「現時点では白紙化状態こそが」「デフォルトな地球表面であると考えるなら、」
(この章の該当発話は計 8 件。上記のほか 5 件)
幻想蒐集領域 パッチワーク・ロンドン
- 車掌 — 「地球白紙化を避けて異界を走ることはできる。」「特異点に限りなく近づくこともできる。」
北極魔園観光アークティック・サマーワールド
- (地の文・システム表示) — 「白紙化地球。」「白紙化地球に色はなく、」「白紙化地球に動く生命(モ ノ)はない。」
- アスクレピオス — 「……まあ。白紙化した地上では、」「地域による気候の差など知れたものではないが。」
螺旋証明世界 リリムハーロット
- スカサハ — 「汎人類史の敗北。地球の白紙化。」「なるほど、確かに大事だ。」
夢幻泡影盈月
- ダ・ヴィンチ — 「おさらいになるけど、白紙化地球で発生するのは」「本来、微小特異点に限られている。」
幸福累計都市 ドバイ
- BB — 「今の白紙化地球なら時間旅行―――」「未来観光は問題なくできるのです。」
春の終わりに君を待つ
- ダ・ヴィンチ — 「それを取り戻すために、白紙化した地球で」「私たちは戦ったんだ。」
- ゴルドルフ — 「我々の歴史において、」「『地球白紙化』などという事象は存在しなくなった。」