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抑止力

分類: 世界観 / 別名・関連表記: 抑止の輪、アラヤ、ガイア、守護者、カウンターガーディアン

この用語は何か

抑止力とは、世界が滅びに向かったとき、それを押し戻すために自動で起動する安全装置である。誰かが意思をもって発動させるものではなく、危機の規模に見合った力が勝手に選び出され、勝手に送り込まれる。人類(霊長)の存続を目的とする側をアラヤ、星そのものの存続を目的とする側をガイアと呼び分ける。

FGO においてこの語が重要なのは、二つの理由による。ひとつは、英霊召喚そのものが抑止力の機構の一部として定義されていること。第四特異点でアンデルセンが与える定義以降、サーヴァントは「抑止力の代行者」として語られ続ける。もうひとつは、特異点や異聞帯という「世界の外側」では抑止力が機能しないと繰り返し示されること。カルデアの旅とは、世界の安全装置が届かない場所へ、人間が自分の足で出向く話として組み立てられている。

総論――アラヤとガイアの二層構造、守護者(カウンターガーディアン)の成り立ち、人類悪に対する冠位召喚――は 抑止力(アラヤとガイア) にまとめてある。本ページは、FGO 本編で抑止力が実際にどう語られ、どこで働き、どこで働かなかったかを章順に追う。

基本データ

項目内容
正体世界の存続を目的として自動起動する概念的な力
二つの系統アラヤ(人類無意識の集合=霊長の存続)/ガイア(星の存続)
実働単位英霊。作中では守護者・抑止の代行者・抑止の使者などと呼ばれる
契約相手人間のマスターではなく「世界」。ゆえに令呪魔力供給も介在しない
召喚呪文での言及抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――
対人類悪の運用ビースト顕現時に冠位(グランド)のサーヴァントを差し向ける
作中での初出特異点F 炎上汚染都市 冬木(オルガマリーの独白)

章別解説

特異点F 炎上汚染都市 冬木

この語は、答えではなく問いとして物語に入ってくる。焼け野原の冬木を歩きながら、オルガマリー・アニムスフィアは誰にともなく独りごちる。カルデアスが灰色に染まる異変、未来が観測できなくなるという事態――そこから彼女は、この場所が人類史から切り離された栓(ボルト)のようなものではないか、と推測する。抑止力が働かない領域だからこそ、致命的な滅亡の選択が正されないまま固定されているのではないか、と。

この推測は第1部を通して検証されないまま宙に浮き、亜種特異点Ⅰでホームズが同じ結論に到達するまで、確定した設定としては扱われない。特異点=抑止の圏外という理解は、以後カルデアが人手で人理を修復し続ける根拠になる。なお終章では、女神ウルズが作った箱庭のなかで同じ独白が一字違わず反復される。

  • 〔教会跡を調べる〕オルガマリー —「もしかして……特異点では抑止力が働かない?」「じゃあやっぱりボルトみたいなものなんだ、ここ……」 (この場面を読む

→ 章別解説: 特異点F 炎上汚染都市 冬木

第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン

抑止力の定義が作中ではじめて与えられるのは、ロンドン攻略後、敵の正体を言い当てる場面である。単身現れた魔術王ソロモンモードレッドとアンデルセンが手も足も出ないなか、アンデルセンは「時計塔の記述」を持ち出して敵の格を推理してみせる。英霊召喚とは抑止力の召喚であり、抑止力とは人類存続を守るもの。それは七つの器をもって現界し、ただ一つの敵――星ではなく人間を、築き上げられた文明を滅ぼす災害――を討つ。その災害は文明の外から来るのではなく、文明そのものが生み出す自業自得の死因である。

この一続きの説明が、FGO における抑止力・英霊召喚・人類悪・冠位(グランド)を一本の線でつなぐソロモンはこれを肯定し、聖杯戦争とは決戦魔術たる英霊召喚を人間の都合に合わせて格落ちさせた模造品にすぎないと言い、自らをグランドキャスターと名乗る。つまり第1部の敵は、抑止力の機構をその頂点から乗っ取った存在として登場する。

  • 〔そして、霧の彼方にて〕アンデルセン —「英霊召喚とは抑止力の召喚であり、」「抑止力とは人類存続を守るもの。」 (この場面を読む
  • 〔そして、霧の彼方にて〕アンデルセン —「其は文明より生まれ文明を食らうもの―――」「自業自得の死の要因(アポトーシス)に他ならない。」 (この場面を読む
  • 〔そして、霧の彼方にて〕ソロモン —「もともと降霊儀式・英霊召喚とは、」「霊長の世を救う為の決戦魔術だった。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン

亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿

新宿では、抑止力は「働かなかったもの」として二重に語られる。ホームズがアトラス院で確かめていたのは、人理が完全に修復された後に特異点が発生しうるか、という問いだった。歪んだ歴史から膨大な「取りこぼし」――正しい歴史が抹殺してきた、世界を揺るがす力の数々――が漏れ出す。それらは本来なら抑止力によって未然に防がれてきたが、修復状態への移行時に一時的に復帰する。隔離したはずのウィルスが再起動で活性化するように、というのがホームズの比喩である。

さらにホームズは、分かたれた世界である 1999 年の新宿には安全装置が届かないと結論づけ、だからこそモリアーティが星を壊す計画を立てられたのだと説明する。一方でモリアーティ自身は、自分が決してホームズに勝てないという物語上の宿命を指して「抑止力のようなもの」と喩える。同じ語が魔術的機構としても、単なる比喩としても使われはじめるのがこの章である。

  • 〔監獄グレートエスケープ〕ホームズ —「それらは抑止力、あるいは別の何かによって」「いずれも未然に防がれたが……」 (この場面を読む
  • 〔名探偵ペネトレイト〕ホームズ —「確かに分かたれた世界であれば、安全装置(セーフティ)……」「抑止力のようなものは働かないだろう。」 (この場面を読む
  • 〔真相クルーティ〕モリアーティ —「喩えるなら……世界が滅ぶ瀬戸際に現れるという、」「抑止力のようなものだ。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿

亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国

逆に、抑止力が確かに働いた事例として描かれるのが下総国の終幕である。英霊剣豪七番勝負の黒幕であった天草四郎時貞は、怨霊を背負ったことで世界を渡る存在――世界そのものを破壊しうる脅威――に変質していた。千子村正は、自分がこの土地に召喚された理由がついに分からずにいたが、天草の正体を知って合点する。ここは特異点ではない。ゆえに抑止の手が及ぶ。天草を斬るために世界が呼んだ刀鍛冶、それが自分だ、と。

天草自身もそれを認め、村正が「己が役目」に気づいたことを嘲るように肯定する。同時に村正は、抑止力が守護者役に喚ぶ英霊は人格を持たないはずだと聞きかじった知識を口にし、自分にはそんな自覚がないと戸惑う。守護者として召喚されながら人格を保っているという村正の在り方は、以後のカルデア召喚式の特殊性とも重なる論点になる。

  • 〔最終歌 屍山血河舞台・厭離穢土(急)〕千子村正 —「そもそも抑止力だかが守護者役に喚ぶ英霊ってェのは」「サーヴァントと違って人格がないって話だろうが。」 (この場面を読む
  • 〔最終歌 屍山血河舞台・厭離穢土(急)〕天草四郎 —「ククク、特異点ならざる此処には抑止の手が及ぶ!」「故に世界が召喚したのが貴様であろうよ。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国

Lostbelt No.3 人智統合真国 シン

異聞帯という舞台は、抑止力を「存在しない側」から照らし出す。始皇帝の統べる秦帝国では英霊が召喚できない。ホームズはその理由を、抑止力の定義そのものから導く。英霊とは人類無意識の集合たるアラヤの一側面であり、人理の営みを守ろうとする機能である。サーヴァントの召喚は手段こそ多様でも「祈りに応じる」という大原則だけは動かない。ならば、何かを切実に願う人間がひとりもいない世界には、英霊もまた現れない――生老病死の苦悩から解放された泰平の異聞帯には、抑止力が立ち上がる基盤がない。コヤンスカヤも同じことを、この世界には抑止力が働く基盤が存在しないと言い切っている。

その基盤の不在は、始皇帝の側からも語られる。芥ヒナコが「抑止の輪へ召し上げられた者」として英霊を説明しても、始皇帝はアラヤ=人類の意識の総括という発想そのものを笑い飛ばす。彼にとって、死者を呼び戻さねば保たない世界とは未完成な失敗作にほかならない。これに対し荊軻は、まだ見ぬ次の領域を目指した者が英霊となり、そう祈った者の召喚に応じる、それがサーヴァント=抑止力の代行者だと返す。抑止力を「人類が未完成である証拠」と見るか「未完成であることの担保」と見るかが、この章の対立軸そのものになっている。荊軻自身は、身を捨てて動いた者が誰にも案じられなかったからこそ召し上げられたのだ、と自らの守護者化を淡々と受け止めている。

終盤、始皇帝は消えゆく虞美人に対し、精霊に類する者なら抑止力へ鞍替えできるはずだと勧める。虞美人は「抑止力の走狗となれ」と言われたに等しいと反発するが、それが項羽の志した在り方でもあると諭される。抑止力への帰属が、罰でも栄誉でもなく選べる進路として提示される珍しい場面である。

  • 〔第三の異聞帯〕芥ヒナコ —「抑止の輪へと召し上げられた者たちは」「人理継続の担い手として強大な力を与えられています。」 (この場面を読む
  • 〔泰平の大地〕ホームズ —「そもそも英霊とは人類無意識の集合たるアラヤの一側面。」「人理の営みを守らんとする機能と定義できる。」 (この場面を読む
  • 〔人理の在処〕荊軻 —「そう夢見た者たちが英霊となり、そう祈った者たちの」「召喚に応じる。それがサーヴァント。抑止力の代行者。」 (この場面を読む

→ 章別解説: Lostbelt No.3 人智統合真国 シン

Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス

オリュンポスには、抑止力を外側から評価する台詞が二つある。ひとつはローブの人物(ソロモン)のもの。宮本武蔵が偶然のような形でオリュンポスへ紛れ込んだ経緯を見て、彼は抑止力を用意周到で婉曲で意地が悪いと吐き捨てる。必要な駒が、必要なときに、当人も気づかないうちに配置されている――抑止力の作動を、内側から見ると偶然にしか見えないという性質を突いた評言である。同じ場面で彼は、大西洋異聞帯には必ずグランドが出現すると断言しており、危機の規模に応じて冠位が投入されるという運用が第2部でも生きていることを示す。

もうひとつは終盤、『異星の神』の使徒である神父が漏らす一言である。彼が次の器として名指す極限の単独種は、アラヤが安定した世界では眠りにつき、ガイアが出現する世界では蠢動するものだという。アラヤとガイアを対の概念として並置する台詞は FGO 本編では極めて少なく、この一行が数少ない例になる(オリュンポスに頻出する他の「ガイア」はギリシア神話の大地母神、あるいは原型艦の名称であり、星の抑止力とは別物である)。

  • 〔汝、星を鋤く豊穣(Ⅱ)〕ローブの人物 —「……フン。抑止力というヤツはまあ、」「用意周到(よういしゅうとう)で、婉曲(えんきょく)で、意地が悪い。」 (この場面を読む
  • 〔汝、星を鋤く豊穣(Ⅱ)〕ローブの人物 —「大西洋異聞帯には必ずグランドが出現する。」 (この場面を読む
  • 〔続く旅路〕神父 —「アラヤが安定した世界では眠りにつき、」「ガイアが出現する世界では蠢動(しゅんどう)するもの。」 (この場面を読む

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Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ

妖精國では、抑止力という語が土地単位に縮小して使われる。ダ・ヴィンチは、妖精暦の昔から何度もブリテンを厄災から救ってきた「救世主」が繰り返し現れることに着目し、救世主とはシステム――ブリテンが滅びかけたときにブリテン島そのものが用意する抑止力ではないか、と仮説を立てる。この仮説は、アルトリア・キャスターがこの時代に生まれた必然性の説明として提示される。

賢人グリムもまた、本来は持ち越せないはずの記憶を保持していることを、神霊の横やり、自分の場合は抑止力と言ってもいい、と説明する。他方でムリアンは、女王に頼らずに済むための政治的な対抗力という意味で同じ語を使う。世界の機構・土地の機構・政治的な力関係が、区別されないまま一語で呼ばれているのがこの章の特徴である。

  • 〔オーロラ〕ダ・ヴィンチ —「ブリテンが滅びそうな時にブリテン島そのものが」「用意する抑止力なのかもしれない。」 (この場面を読む
  • 〔オークニー〕賢人グリム —「そこは神霊の横やりってヤツだ。」「オレの場合、抑止力と言ってもいい。」 (この場面を読む
  • 〔ロンディニウム防衛戦〕ムリアン —「女王陛下に頼らずともよくなる抑止力……」「ブリテンの守護職、『牙の氏族』は私のものです。」 (この場面を読む

→ 章別解説: Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ

Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン

LB7 は、人類側(アラヤ)とは別に「世界側」の抑止があるという発想を明示的に言葉にした章である。マヤの少年ワクチャンが、世界を殺せるのは世界だけであり、世界が味方をするから世界は壊せるのだと素朴に語る。それを受けてテペウが、それは世界そのものが持つ抑止力という考えですね、と概念名を当てはめる。ワクチャンの理解は善良に過ぎる、という但し書きつきではあるが、ここで抑止力は「守る側」だけでなく「壊す側」にも回りうるものとして整理される。

もう一つは、宇宙樹の記憶に現れるマリスビリー・アニムスフィアとデイビット・ゼム・ヴォイドの会談である。カルデアの真の計画を知った魔術師は必ず抹殺されるとデイビットは見積もり、その抹殺者のなかに「世界からの抑止力」を数え上げる。カルデアの計画は魔術協会からも仲間からも、そして世界からも隠す必要がある――抑止力がカルデア側にとっての障害として計算に組み込まれる、数少ない場面である。

  • 〔水の都(アストラン/カラクムル)〕テペウ —「世界そのものが持つ抑止力、という考えですね。」「ワクチャンのソレはいささか善良すぎますが。」 (この場面を読む
  • 〔宇宙樹〕デイビット —「そこには世界からの抑止力も含まれます。」「僕とヴォーダイム以外、生き残れる者はいない。」 (この場面を読む

→ 章別解説: Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン

非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ

第2部において抑止力が実際に働いたと明言される、数少ない事例がツングースカである。この地には、マスターを持たないはぐれサーヴァントとして太公望が現界していた。ダ・ヴィンチはその異常さを、土地に喚ばれたのではなく世界そのものに喚ばれた英霊ではないか、と分析する。マシュが「抑止力の……」と言いかけると太公望は否定しかけるが、続けて、本来ならグランドキャスターの霊基で現界してもおかしくないと明かす。彼は自分の役目を、人理に仇なす獣を狩ることだと自覚している。

そして敗れたコヤンスカヤ――ビーストⅣの一角――は、自分を斃すために誂えたような英霊が用意されていたことを指して、人理の抑止力、と忌々しげに呼ぶ。太公望はそれを、一万数千年ぶんの災害対策のスペシャリストが揃っているのだと受ける。獣に対して適材の英霊が差し向けられるという抑止力の運用が、実演として提示された章である。

  • 〔第5節 たおやかなる狂える命に〕ダ・ヴィンチ —「はぐれサーヴァントとして現界しているけれど、」「明確に、人理からの指令を自覚している。」 (この場面を読む
  • 〔第5節 たおやかなる狂える命に〕太公望 —「グランドキャスターの霊基での現界でも、」「おかしくないんですよォ。」 (この場面を読む
  • 〔第12節 ただひとつの、冴えたやり方〕コヤンスカヤ —「……まったく。」「人理の抑止力、でしたか。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ

徳川廻天迷宮 大奥

大奥は、抑止力が働かない条件をもっとも明快に説明した章である。シオンは敵の分析にあたって、ビーストには本来、抑止力が導く七騎のグランドサーヴァントで対抗するものだ、という原則をまず確認する。そのうえで、大奥のカーマはまだ幼体であり、しかも「大奥」という迷宮=自身の器の中に籠もっているため、抑止力がまだビーストとして認めていない、と指摘する。だから冠位のサーヴァントは一騎も現れない。カルデアはビーストの力と正面から殴り合うのではなく、カーマとして・マーラとして・徳川としての弱点を突いて勝つしかない――という戦術方針が、この理屈から導かれる。

カーマの側も抑止力を意識している。カルデアのサーヴァントを逆召喚して素材にした際、勝手に世話を焼きに来る抑止力への対策も済ませたと述べており、抑止力は妨害・遮断の対象になりうることが示される。なお本章序盤では、正統な英霊ではないはずの殺生院キアラの霊基を見たマシュが、エミヤ〔アサシン〕のように世界の抑止力によって選抜された何者かではないか、と推測する場面もある。

  • 〔第八幕 『徳川の終わり』〕シオン —「ビーストは本来、抑止力が導く七騎の」「グランドサーヴァントの力をもって対抗するもの。」 (この場面を読む
  • 〔第八幕 『徳川の終わり』〕シオン —「いえ、自身の器の中に籠もっている為、」「抑止力がまだビーストを認めていない。」 (この場面を読む
  • 〔第五幕 『窃盗の鍵』 其之三〕カーマ —「勝手に世話を焼きにくる抑止力の対策もバッチリで、」「誰も残っている筈はなかったのに……」 (この場面を読む

→ 章別解説: 徳川廻天迷宮 大奥

極東乖離結界『帝都』

プレイアブルのサーヴァントが守護者そのものとして顕現する、作中で唯一に近い場面が帝都の第11節である。信長を否定した第六天魔王・明智光秀を前に、沖田総司〔オルタ〕はこれまでの自分のすべてがこの瞬間のためにあったと述べ、無穹の空を開いて「抑止の守護者」と名乗る。光秀は、時間と歴史からすら隔離されたこの帝都に抑止の干渉など不可能なはずだと叫び、世界にまで否定されるのかと錯乱したまま消える。隔離された領域には抑止が届かないという第1部以来の原則が、破られる側から悲鳴として語られている。

もっとも本章はこの重い設定をすぐに茶化す。エピローグで淀が暴れ出すと沖田オルタは、この力も抑止の対象になるレベルではないか、まさか自分はこの時のために――と身構え、主人公に抑止力の安売りだと突っ込まれる。同キャラクターは水着霊基でも「抑止の守護者『魔セイバー』」を名乗り続けており、帝都以降、沖田オルタの自己認識には守護者という肩書きが残る

  • 〔第11節『抑止』〕沖田オルタ —「我は―――」「抑止の守護者。」 (この場面を読む
  • 〔第11節『抑止』〕第六天魔王・明智光秀 —「時間と歴史からすら隔離されたこの帝都に」「抑止の干渉など不可能なはず!」 (この場面を読む

→ 章別解説: 極東乖離結界「帝都」

第四次異聞録 冬木

FGO における抑止力の描写がもっとも厚いのは、第四次聖杯戦争の if を扱うこの異聞録である。まず入口で、ロード・エルメロイⅡ世が過去干渉の禁則を説明する。未観測の出来事を口にすれば歴史改編の余波が大きくなりすぎ、抑止力を発動させかねない――抑止力を「踏んではいけない地雷」として警戒する、珍しい語り口である。

物語の中盤、マスターを持たないアサシンの正体が問題になる。エルメロイⅡ世は、サーヴァントの現界が契約に基づく以上、契約対象が人間でないだけだと看破し、相手を抑止力の使者と呼ぶ。ロマニは、ではこの英霊は「世界」と契約しているのかと驚く。エルメロイⅡ世が続けて説明するのは、この異聞録の核心そのものだ。この第四次では、アインツベルンのホムンクルスであるアイリスフィールが本来より十年早く完成しており、聖杯の器でありながらマスターでもある。つまりアインツベルンは勝利目前にある。そして冬木の大聖杯が起動すれば世界は滅びる。その勝利の確度こそが、抑止力の発動原因となるに充分だった。彼の知る歴史では、第四次も第五次も成否は五分五分で、世界が干渉するほど火急の危機とは見なされなかった。作中で抑止力の作動条件がここまで具体的な数量として語られる箇所は他にない。

この守護者の正体は衛宮切嗣である。彼はアイリスフィールを殺すことしか手段を知らなかったが、別の道を示されて初めて葛藤を自覚する。エルメロイⅡ世はそれを、抑止力という装置の一部に成り果てる前の魂が残っている証だと評する。終幕でアンリマユは切嗣を、最後まで正義の味方を辞められなかったせいで死後まで止まれない装置の歯車だと嘲るが、切嗣は自分と相手を、世界を呪う装置と世界を救う装置として同列に置き、悔いはないと答える。

戦いのあと、ロマニは主人公の問いに答えるかたちで、作中もっとも平易な抑止力の定義を与える。人類を存続させるために働く概念的な力。生前に類い稀な功績を残した人間はこれに召し上げられ、破滅の危機が訪れるたび時間と空間を超えて召喚され、災厄の原因を取り除く役目を課される。マシュはそれを、マスターとの契約もなく戦う理由だけを与えられて呼び出されるサーヴァントか、と言い換え、そのような戦いの過酷さに言葉を失う。ロマニ自身も、人類史が焼却された後でもなお抑止力が機能しうることに驚きを示している。

  • 〔ACT-14 『アイリスフィールを狙う影』〕エルメロイⅡ世 —「ただしその契約対象が人間ではない、というだけだ。」「……そうだな? 抑止力の使者よ。」 (この場面を読む
  • 〔ACT-14 『アイリスフィールを狙う影』〕エルメロイⅡ世 —「ものは……抑止力の発動原因となるに充分だった。」「少なくとも『世界』の観点からすれば、干渉するほど」「火急の危機とは見なされなかったのだろう。」 (この場面を読む
  • 〔ACT-18 『堕ちた杯』〕Dr.ロマン —「この世界に人類を存続させるべく働く概念的な力……」「それが『抑止力』だよ。」「生前に類い稀な功績を残した人間は、この抑止力によって」「召し上げられ、使役されることになるという。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 第四次異聞録 冬木

読み取れる設定

  • 定義(確定): 人類を存続させるべく働く概念的な力(第四次異聞録・Dr.ロマン)。人類存続を守るもの(第四特異点・アンデルセン)。人類無意識=アラヤの一側面(LB3・ホームズ)。
  • 英霊との関係(確定): 英霊召喚=抑止力の召喚。英霊は抑止力の作用単位として位置づけられる。→ 英霊
  • 守護者の契約(確定): 契約対象は人間ではなく「世界」。ゆえにマスターも令呪も介在せず、戦う理由だけを与えられて召喚される(第四次異聞録)。生前の功績を条件に召し上げられる。
  • 抑止の輪(確定): 召喚呪文中の定型句『抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ』。芥ヒナコの説明では、輪へ召し上げられた者が人理継続の担い手となる。
  • アラヤ(確定): 『人類の意識の総括』(LB3・始皇帝の言い換え)。人類無意識の集合。→ 英霊の座
  • 発動条件(確定・唯一の具体例): 第四次異聞録でエルメロイⅡ世は、大聖杯の起動=世界の滅びが確定的になったことを指して「抑止力の発動原因となるに充分だった。」と述べ、成否が五分五分だった歴史では「火急の危機とは見なされなかったのだろう。」と対比する。確度が閾値を超えると起動するという運用が読み取れる唯一の箇所。
  • 対ビーストの運用(確定): 大奥でシオンは「ビーストは本来、抑止力が導く七騎の」「グランドサーヴァントの力をもって対抗するもの。」と述べ、幼体で器に籠もる段階では「抑止力がまだビーストを認めていない。」ため冠位が現れないと説明する。→ 人類悪冠位(グランドクラス)
  • 自動召喚(確定): LB4でダ・ヴィンチはガネーシャ(ジナコ)の顕現を「とにかく、どうも抑止力による」「自動召喚の類(たぐい)なのは確かみたいだね。」と評し、ラクシュミー・バーイーにも「キミも抑止力として召喚された感じかな。」と問う。異聞帯内でも抑止力由来と見られる召喚が起きうる。
  • 特異点での不作動(確定・示唆): 特異点F・亜種特異点Ⅰ・北極魔園観光で繰り返し示唆される。逆に下総国は「特異点ならざる」場所であるがゆえに抑止が及ぶと明言される。→ 特異点
  • 遮断・妨害の対象になりうる(確定): 大奥のカーマは「勝手に世話を焼きにくる抑止力の対策もバッチリで、」と述べる。
  • 世界側の抑止(確定): LB7でテペウは「世界そのものが持つ抑止力、という考えですね。」と述べ、デイビットは「そこには世界からの抑止力も含まれます。」と語る。人類側(アラヤ)とは別に世界側の抑止という発想が提示される。
  • 異聞帯側の認識(確定): LB3で始皇帝は「民の祈りが『英霊』などという抑止力を生じせしめる程の」と述べ、コヤンスカヤは「そうでしょうね。この世界、抑止力なんてものが」「働く基盤がそもそも存在しませんし。」と補足する。LB2でスカサハ=スカディは「抑止力なぞ味方に付けているという訳でもあるまいに、」と語る。異聞帯側にも抑止力の概念は伝わっている。
  • 【推測】『守護者』を含む発話の大半は一般名詞としての守護者(森の守護者、聖杯の守護者、人理の守護者など)であり、抑止力の実働単位を指すFate用語としての『守護者』が明示されるのは、下総国(千子村正)・帝都(沖田総司〔オルタ〕)・第四次異聞録(衛宮切嗣)などに限られる。

揺れ・矛盾

  • 『アラヤ』の検索は同音表現に汚染される: LB4でペペロンチーノが繰り返す『アラヤダ』(=あら嫌だ)が用例の多くを占める。概念語としての用例はLB3とオリュンポスに限られる。
  • 『ガイア』も同名の別対象を指す: オリュンポスの「ガイア神の性質を色濃く継いだ大地母神。」「原型艦の一機であるガイア神の性質を」はギリシア神話のガイア/原型艦の名称であり、アラヤと対をなす星の抑止力を指していない。LB3でマリスビリーが虞美人を「この星から分かたれたガイアの精霊。」と呼ぶ用例と、オリュンポス終盤の神父の一言のみが、星側の概念に近い。
  • 『カウンターガーディアン』は作中語ではない: 概念索引が別名に挙げる『カウンターガーディアン』は全走査で0件。作中では『守護者』『抑止の守護者』『抑止の代行者』『抑止力の使者』と呼ばれる。
  • 抑止力の作動条件が定式化されない: 特異点では働かないと示唆される一方、亜種特異点Ⅰでホームズは「それらは抑止力、あるいは別の何かによって」と留保し、LB6でムリアンは「女王陛下に頼らずともよくなる抑止力……」と政治的な意味で語を使う。同じ語が魔術的機能・比喩・政治用語として混在しており、統一された運用はない。
  • 英霊=抑止力という等式の射程: アンデルセン・ホームズの定義に従えば全ての英霊が抑止力の一側面になるが、作中には座に存在しないサーヴァントや異聞帯サーヴァントが多数登場し、等式は成立しない。→ サーヴァント
  • 守護者に人格はあるのか: 下総国で千子村正は守護者役の英霊には人格がないと聞きかじりを述べるが、村正・沖田総司〔オルタ〕・衛宮切嗣のいずれも明確な人格をもって行動する。第四次異聞録ではエルメロイⅡ世が、切嗣に「愚かしくも尊い魂」が残っていると評しており、人格の摩耗は程度問題として描かれる

関連

引用元の人物

言及の多い章

付録: 原文引用アーカイブ

原文引用アーカイブ(機械収集・159 本)— 本文で扱わなかった言及もここに残してある

原文行の該当ヒットは 312件(62章)。同一話者の連続発話をまとめ、同一章内の完全重複を除いた『発言単位』では 227件。このうち本節に 159件 を掲載する。

未掲載分

反復的・儀礼的な言及(戦闘中の呼びかけ、同趣旨の繰り返しなど)他68件は掲載を省略した(うち章ごと省略が14章分)。

特異点F 炎上汚染都市 冬木

  • 〔教会跡を調べる〕オルガマリー —「もしかして……特異点では抑止力が働かない?」

第一特異点 邪竜百年戦争 オルレアン

  • ??? —「抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
  • 〔一休み〕Dr.ロマン —「その反動――抑止力のようなもので」
  • 〔花の少女剣士〕Dr.ロマン —「ブリテンの守護者マーリンか!」

第二特異点 永続狂気帝国 セプテム

  • 〔凱旋〕ネロ —「伝説の、炎門の守護者レオニダスか!」
  • 〔フィン・マックール、神を斃した英雄〕フィン —「しかし、だ。それもこれもすべてエリンの守護者、」
  • マシュ —「エリンの守護者、フィオナのフィン・マックール。」
  • 〔九尾の狐〕玉藻の前 —「この身は黄帝陵墓の守護者にして、」
  • 〔再臨の真実〕ステンノ —「さあ、おいでなさい島の守護者たち。」
  • 〔無理難題ではないのよ?〕マシュ —「不埒者を排除する、守護者であるような物言い!」

第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス

  • 〔天の理〕竜種 —「世界の抑止力――セブンスガーディアンか!」

第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン

  • 〔アングルボダ〕マキリ —「抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!!」
  • 〔そして、霧の彼方にて〕アンデルセン —「英霊召喚とは抑止力の召喚であり、」「抑止力とは人類存続を守るもの。」

第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム

  • 〔荒野の七騎〕ヘクトール —「炎の門の守護者。」

第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット

  • 〔太陽王の晩餐(2/2)〕オジマンディアス —「余は聖杯の持ち主であり、聖杯の守護者である!」
  • 〔レプリカ(3/5)〕聖都軍兵士 —「どうか、この正門の変わらぬ守護者であってください。」

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

  • 〔人類最古の城塞都市〕マーリン —「その森の守護者である魔獣フワワを殺してしまう。」
  • 〔魔獣母神〕Dr.ロマン —「最大の守護者としてやってきてくれて、良かった。」
  • レオニダス —「炎門のぉ、守護者(テルモピュライィ・エノモタイア)ァァァア!」
  • 〔神が造り、人が紡ぎ、土に還る Ⅰ〕エルキドゥ —「君は人の……いや、人間の富の守護者を」

終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン

  • 〔観測所、閉館〕イアソン —「それでもトロイアの守護者か!」

亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿

  • 〔監獄グレートエスケープ〕ホームズ —「それらは抑止力、あるいは別の何かによって」
  • 〔名探偵ペネトレイト〕ホームズ —「抑止力のようなものは働かないだろう。」
  • 〔真相クルーティ〕モリアーティ —「抑止力のようなものだ。」

亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国

  • 〔最終歌 屍山血河舞台・厭離穢土(破)〕風魔小太郎 —「都の守護者、稀代の天才陰陽師―――」
  • 武蔵 —「守護者という顔じゃないわ、貴方。」
  • 〔最終歌 屍山血河舞台・厭離穢土(急)〕千子村正 —「世界だか抑止力だかそういうアレで……ああっ糞ッ、」「そもそも抑止力だかが守護者役に喚ぶ英霊ってェのは」
  • 天草四郎 —「抑止の輪より呼ばれた貴様であれば、」
  • 天草四郎 —「守護者としても暗殺者としてもあまりに遅すぎた!」

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

  • 〔ヤガ〕ナレーション —「抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング

  • 〔───征け、黄昏を越えて〕スカサハ=スカディ —「抑止力なぞ味方に付けているという訳でもあるまいに、」

Lostbelt No.3 人智統合真国 シン 本章の該当発話 13件、うち 12件を掲載。

  • 〔intro.3-4〕シオン —「それでこそカルデアの、いえ人理の守護者。」
  • 〔第三の異聞帯〕芥ヒナコ —「抑止の輪へと召し上げられた者たちは」
  • ??? —「うむ、其方(そなた)の申す、ええと、アラヤ、何だ?」
  • 〔永世帝国〕コヤンスカヤ —「そうでしょうね。この世界、抑止力なんてものが」
  • 〔泰平の大地〕ホームズ —「そもそも英霊とは人類無意識の集合たるアラヤの一側面。」
  • 〔叛逆の暁星〕始皇帝 —「民の祈りが『英霊』などという抑止力を生じせしめる程の」
  • 〔百代の過客〕マリスビリー —「この星から分かたれたガイアの精霊。」
  • 〔魔王の肖像〕荊軻 —「死後の命を抑止力に召し上げられたりしたのか。」
  • 〔人理の在処〕荊軻 —「召喚に応じる。それがサーヴァント。抑止力の代行者。」
  • 〔紅の月下美人〕始皇帝 —「抑止力に鞍替(くらが)えすることなど造作もないのではないか?」
  • 虞美人 —「我に……抑止力の走狗(そうく)となれと?」
  • 始皇帝 —「項羽(こうう)もまた人類の守護者と認定される可能性がある。」

Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ

  • 〔寂しき世界で希望と出会う〕ナレーション —「抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
  • 〔神と遭逢する山〕??? —「アラヤダ、事後承諾(じごしょうだく)っぽくない、それ?」
  • ダ・ヴィンチ —「とにかく、どうも抑止力による」
  • 〔楽園再帰/断たれし邪悪のかたち〕ペペロンチーノ —「(感慨深いわぁ―――アラヤダ、私泣いちゃいそう)」
  • 〔壁の村の王妃〕ダ・ヴィンチ —「キミも抑止力として召喚された感じかな。」
  • 〔神の将〕ペペロンチーノ —「諸説あるけど、護る方角は北。宝物の守護者として」
  • 〔トレーター・ユガ/医神アスクレピオス〕ペペロンチーノ —「アラヤダ、私このアニマルちゃんに責められてる?」
  • 〔刹那という久遠の果て、キミと〕ペペロンチーノ —「アラヤダ!? アシュヴァッターマン!?」
  • 〔黒き最後の神〕ネモ —「―――船旅の守護者がここに宣言する!」

Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス

  • 〔プロローグ〕??? —「抑止の輪より来たれ、天秤の守り手。」
  • 〔不在の怪物、荒廃の大迷宮〕ネモ —「これはトリトンが海の守護者……」
  • 〔其は、女神を穿つ狩人(上)〕ナレーション —「抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」

Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス

  • 〔汝、星を鋤く豊穣(Ⅰ)〕ペペロンチーノ —「ガイア神の事かしら。」
  • デメテル —「そして、大地(ガイア)がすべてを産み落としたのです。」
  • 〔汝、星を鋤く豊穣(Ⅱ)〕ローブの人物 —「……フン。抑止力というヤツはまあ、」
  • キリシュタリア —「母神ガイアの性質を色濃く継いだ、」
  • マカリオス —「同盟基地の守護者だ。」
  • 〔汝、星を鋤く豊穣(Ⅲ)〕エウロペ —「ガイアとメリアスの権能さえあなたの裡(うち)に。」
  • ナレーション —「ガイア神の性質を色濃く継いだ大地母神。」
  • アデーレ —「原型艦の一機であるガイア神の性質を」
  • 〔汝、星を鋤く豊穣(Ⅳ)〕カイニス —「大地(ガイア)に類する地神だったって過去にゃ人理もクソもねえ。」
  • カイニス —「ガイア直系は伊達じゃねえな異聞帯デメテルよォ!」
  • 〔汝、星を紊す情動(Ⅴ)〕ナレーション —「―――支配を拒む、人類の守護者!」
  • 〔続く旅路〕神父 —「アラヤが安定した世界では眠りにつき、」「ガイアが出現する世界では蠢動(しゅんどう)するもの。」

Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ

  • 〔オーロラ〕ダ・ヴィンチ —「用意する抑止力なのかもしれない。」
  • アルトリア —「女王の下、誓いを同じくしたブリテンの守護者。」
  • 〔序〕ネモ —「じゃあ、『一方、アーサー王の守護者でもあった』と」
  • 〔ロンディニウム防衛戦〕ムリアン —「女王陛下に頼らずともよくなる抑止力……」
  • 〔オークニー〕賢人グリム —「オレの場合、抑止力と言ってもいい。」
  • 〔モルガン〕??? —「……ブリテンの守護者……」
  • 〔星の生まれる刻〕マーリン —「本当に、聖剣の守護者になったようだね。」
  • 〔ある予言〕ダ・ヴィンチ —「キミは本当に、花嫁の守護者だった。」
  • 賢人グリム —「『聖剣の守護者』を玉座に送り届ける事だ。」
  • 〔夏の夜の夢〕オベロン・ヴォーティガーン —「そういうくくりになった守護者かは知らないけどさ。」

死想顕現界域 トラオム

  • 〔あなたの首なんて欲しくはないの〕サンチョ —「抑止力としてサーヴァントが召喚さ(よ  ば)れるのですが。」

Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン

  • 〔水の都(アストラン/カラクムル)〕テペウ —「世界そのものが持つ抑止力、という考えですね。」
  • 〔宇宙樹〕デイビット —「そこには世界からの抑止力も含まれます。」

奏章Ⅰ 虚数羅針内界 ペーパームーン

  • 〔殲滅女神/how to avoid destruction〕カーマ —「この聖杯戦争全体の守護者。監督官が持つ武力……」

奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション

  • 〔オールド・ドバイの休日(Ⅰ)〕バーソロミュー —「いい抑止力になっているんだな。」
  • 〔ネペンテスのキス〕ジナコ —「キングプロテアがいい抑止力になってるようっスね。」
  • 〔地球の夏休み〕ナレーション —「地球を一つの生命体と見立てるガイア理論(りろん)的な発想。」
  • 〔○○○と不思議の海・前編〕岸波白野 —「BBがいるだけで抑止力になるって事だね。」

奏章Ⅳ 人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス

  • 〔ようこそ『グラナート』へ〕カドック —「古代インドの王、仏法の守護者か。」

終章

  • 〔南極〕ダ・ヴィンチ —「カルデアの味方、というより人理の守護者、だね。」
  • 〔原初特異点 冬木〕オルガマリー —「もしかして……特異点では抑止力が働かない?」
  • キャスター —「アーチャーのヤロウは守護者お役立ち情報で」
  • 〔メイオール・エタニティ〕荊軻 —「アラヤの代替を果たすまでに自我を」
  • 〔メイオール・エタニティ 決断戦〕始皇帝 —「どっちも何も? 朕は一貫して『人理』の守護者だ。」

幕間の物語 本章の該当発話 14件、うち 4件を掲載。

  • 〔我が身、憶えはなかれども…〕伊吹童子 —「人界の守護者をしていたんだっけ。」
  • ナレーション —「都の守護者としての務めを完璧に果たしながらも、」
  • 〔千と一の夜を越えても〕ダ・ヴィンチ —「使い捨てとされる『守護者』はともかく、)」
  • 〔裁定者の憂鬱〕始皇帝 —「それでこそ朕の見込んだ人理の守護者であるぞ!」

リヨイベ

  • 〔第三節 繁栄と虚構〕デビー・クロケット —「消えゆく誇りの守護者にして、秩序の護り手。」
  • エジソン —「ふむ。今度はこの博覧会の守護者というワケか。」
  • 〔第四節 自由と正義〕女神コロンビア —「この大地の守護者。」

クリスマス2017

  • 〔第8節 深淵に花の照る〕レオニマス一世 —「ノゥ! 私はクリスマスに目覚めた炎の守護者、」

復刻:星の三蔵ちゃん、天竺に行く ライト版

  • 〔プロローグ『五行山 仏法使いの弟子』〕三蔵 —「灼爛(しゃくらん)した地球……聖杯の特異点……人理の守護者たち……。」
  • 〔最終巻『天竺』〕ナレーション —「彼らは 異界の 守護者」

バレンタイン2020

  • 〔五段 たゆまるるもの〕ユウガオ —「罪なき者の守護者……闇を祓(はら)う光……」

バレンタイン2021

  • 〔第7節 神の愛はカルデアを救う密着24時〕??? —「善き恋人たちの守護者―――」

バレンタイン2022

  • 〔第5節 テオブロマの日〕テオブローマン —「ならば人類の守護者たちよ!」

ヨハンナさんと未確認の愛 ぶっ壊せ☆らぶらぶはぁと大石像 本章の該当発話 7件、うち 4件を掲載。

  • 〔第一節『祝福あれと私は願うけど』〕魔術師 —「これが抑止力というものか。」
  • 〔第二節『テンシとアクマと願い事』〕ラーマ —「石像の守護者という訳か……。」
  • 〔第四節『第二の鎖:蝕毒の女帝(工事中)』〕ヨハンナ —「ともかく、セミラミス様が石像の守護者なのですね。」
  • 〔第五節『第三の鎖:拳と杖と料理で語る系聖女軍団のささやかな助言』〕マルタ —「石像の守護者であるサーヴァントは、」

ワンジナ・ワールドツアー!

  • 〔プロローグ〕ヒロインXX —「ともあれ、彼女は七つの水の星を司る守護者。」
  • 〔エピローグ ~おしまい、おやすみ、さようなら~〕ワンジナ —「ユニヴァースでは、七つの水の星の守護者!」

インドラの大試練 ~巡るブロークン・スカイ~ 本章の該当発話 29件、うち 4件を掲載。

  • 〔第2節 暴風警報発令中〕ビーマ —「風の試練の守護者、みてえなモンか?」
  • 〔第5節 去来する雷〕トラロック —「今の私は雨の神にして、雨の試練の守護者、」「雨の守護者なのだからそれくらいの融通はききます。」
  • 〔第6節 雪の中の宝物〕マシュ —「そして空の主(しゅ)たる概念の試練と、その守護者。」
  • 〔第7節 神と魔〕アナスタシア —「私(わたくし)、つまり雪の試練の守護者が」

失われた創世 未来からの方舟

  • 〔第1節 ほろびの舟〕ゴルドルフ —「おお……これが地球の回復力! ガイア万歳!」
  • 〔第5節 再創世の試練〕ノア —「エデンの守護者、」

アフタータイム・バレンタイン2026 ~お母さんチョコの謎~

  • 〔1節『カルデアへの道』〕??? —「そして、大地(ガイア)がすべてを産み落としたのです。」
  • デメテル —「―――ガイアに連なる、ひとりの女神です。」
  • マシュ —「大地母神ガイアの系譜にある豊穣の女神です。」
  • 〔4節『お母さんチョコ現る!』〕デメテル —「(もっとガイアに似た外見じゃなかった?)」

克螺旋境界式 オガワハイム

  • 〔森の中〕両儀式 —「本物のガイアの怪物が相手なら仕方がないけれど、」「相手はアラヤの怪物の劣化品。」
  • 〔七階 一号室〕マシュ —「最後まで殿(しんがり)を勤める炎の守護者……!」
  • マシュ —「荘厳なりし炎門の守護者!」

第四次異聞録 冬木 本章の該当発話 15件、うち 4件を掲載。

  • 〔ACT-6 『共闘開始』〕エルメロイⅡ世 —「抑止力を発動させかねません。」
  • 〔ACT-18 『堕ちた杯』〕マシュ —「抑止力の代行者だっていう、あの英霊……。」
  • Dr.ロマン —「人類史が焼却された後でもまだ、抑止力が機能しうるとは。」
  • Dr.ロマン —「それが『抑止力』だよ。」「生前に類い稀な功績を残した人間は、この抑止力によって」

極東乖離結界『帝都』 本章の該当発話 6件、うち 4件を掲載。

  • 〔第11節『抑止』〕沖田オルタ —「抑止の守護者。」
  • 第六天魔王・明智光秀 —「抑止の……、守護者……だと!?」「まさか抑止力の……、馬鹿な、」
  • 第六天魔王・明智光秀 —「抑止力だと……!? ふざけるな!」
  • 〔せんぱ……〕沖田オルタ —「この感じ……、もしや守護者のせんぱ―――」

永久常夏祭壇 ルルハワ

  • 〔BBちゃん、本領発揮するのこと〕BB —「いえ。特異点ルルハワの守護者として、」
  • 〔影と影と、影〕黒髭 —「人理の抑止力っぽいマスター殿が来る前になァ!」

徳川廻天迷宮 大奥

  • 〔第二幕 『御目見得の者達』 番外〕マシュ —「(世界の抑止力によって選抜された“何者か”……」
  • 〔第五幕 『窃盗の鍵』 其之三〕カーマ —「勝手に世話を焼きにくる抑止力の対策もバッチリで、」
  • 〔第八幕 『徳川の終わり』〕シオン —「ビーストは本来、抑止力が導く七騎の」「抑止力がまだビーストを認めていない。」

納涼夢幻冥峰 パラダイスレイク

  • 〔オープニング『ショータイム』(2/2)〕エミヤ —「思わず後方守護者顔してしまいそうだ。」
  • 〔第一節『エンジョイ・ホリデー』(3/3)〕ルビー —「よっ、厨房の守護者!」

カルデア・サマーアドベンチャー! ~夢追う少年と夢見る少女~

  • 〔オープニング『カリブの秘宝を追跡せよ』〕沖田オルタ —「渚の守護者、沖田オルタです。」
  • 〔第十節『バイバイ、ジュラシック』〕沖田オルタ —「我は抑止の守護者、魔セイバー。」
  • 〔夏休み特別企画 ぐだぐだスペシャル2021〕煉獄 —「守護者としての主のストッパー、」
  • 魔セイバー —「抑止の守護者『魔セイバー』!!」

キ械維新都市SAITAMA 本章の該当発話 5件、うち 4件を掲載。

  • 〔プロローグ『消えたノッブヘッドの謎』〕沖田オルタ —「じゃあ今年の渚の抑止力である水着の私でだな……。」
  • 〔第玖話『友と共に』〕坂本龍馬 —「彼はおそらく僕が抑止力のサーヴァントとして」
  • 坂本龍馬 —「それは僕が守護者ではなく、」
  • 〔最終話『君よ、綿津見の原を征け』〕??? —「いや、おまえの守護者として新生せん!」

非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ

  • 〔第5節 たおやかなる狂える命に〕マシュ —「抑止力の……」
  • 〔第12節 ただひとつの、冴えたやり方〕コヤンスカヤ —「人理の抑止力、でしたか。」

第六特異点?

  • 〔第四幕 ロック・ストック〕エルメロイⅡ世 —「魔術師たる身でありながら、封印指定なり抑止力なりで」
  • 〔金と共に来たる〕エルキドゥ —「守護者でもあるサーヴァントが、それを警戒してる。」
  • 〔第六幕 偽典共鳴幻想 スノーフィールド〕神王ラックランド —「己を辱めた歴史の守護者を続ける?」

カルデアゲート

  • 〔AJ 2016 EXTRAコラボクエスト〕タマモキャット —「知性と教養の守護者タマモキャット。」
  • 〔プロローグ『五行山 仏法使いの弟子』〕三蔵 —「灼爛(しゃくらん)した地球……聖杯の特異点……人理の守護者たち……。」
  • 〔最終巻『天竺』〕ナレーション —「彼らは 異界の 守護者」
  • 〔一筆の春夢〕遊び人の金さん —「これも都市の守護者なれば当然の務め。」

純米大吟醸いぶき 本章の該当発話 5件、うち 4件を掲載。

  • 〔伊吹童子〕伊吹童子 —「風紀委員長だろうと抑止力だろうと、くるならこーい!」
  • 〔呼延灼〕呼延灼 —「(出た……マイルームの守護者……。」
  • 〔アルトリア・キャスター〕AAA —「『聖剣の化身』とか『聖剣の守護者』とか、」
  • 〔デメテル〕デメテル —「ガイアに連なる大地母神としてはやっぱり、」