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幻術

分類: 技術・魔術 / 別名・関連表記: 暗示/催眠/認識阻害/認識制御術

この用語は何か

幻術とは、相手の知覚に働きかけて、無いものを在ると見せ、在るものを別のものに見せる術である。FGO での用途はほぼ三つに集約される——化ける(他人そっくりの姿と声を装う)、隠す(認識阻害で姿や気配を朧にする)、場を作る(存在しない部屋や風景を張る)。派手さのわりに術としての格は高くなく、固有結界のように現実そのものを置き換えるわけではない。幻術が塗り替えるのは、あくまで見る側の知覚である。

ただしその境界は作中で何度も踏み越えられる。プレラーティの幻術はカルデアとの通信そのものを丸ごと偽造し、街ひとつを包む規模まで拡張できるとされる。太公望の幻術には質量も生命反応も魔力もサーヴァントとしての気配もある。シバの女王は幻術で人をラクダに見せるとき、見た目だけでなく速度にもラクダ換算の補正を与える「見せかけにすぎない」という前提は、上位の術者の前では通用しない。

近縁の語として暗示があり、こちらは一段低位の日常技能として扱われる。幻術が知覚に像を描くのに対し、暗示は対象の認識や判断そのものに触れる。ライネスは「暗示は初歩的な魔術」と言い切り、ホームズは即効性はあるが長続きしないとその限界を述べる。カルデアの魔術礼装には初めから軽い暗示が組み込まれており、時代の違う土地で聞き込みをする際の標準装備になっている。【推測】 ただし両者の境界を正面から定義する台詞は本編に見当たらず、区別は用例の傾向から読み取るほかない。

なお、幻術は魔眼とは経路が違う。 魔眼は視線という経路で対象に直接効果を叩き込む器官であり、術式を組んで場に張るものではない。幻術は術者が場に対して仕掛け、そこにいる者が勝手に騙される。どちらも「見る」ことを扱うが、幻術は見られる側を作り、魔眼は見る側から撃つ。

基本データ

項目内容
正体対象の知覚に働きかけ、実在しないものを実在するように認識させる術
主な用途変装・変化/認識阻害・隠蔽/場や風景の捏造/分身の投射/通信・記録の偽造/情動の誘導
上限街ひとつを包む規模(プレラーティの宝具)。ただし聖杯級の外部動力が要る
実体の有無実体を伴う幻術と、触れれば消える幻術の両方がある
破る手掛かり本質・中身は真似られない/術式の出力差/術者の格差/手から離れた物は幻から外れる
近縁の術暗示(初歩の魔術。即効性はあるが長続きしない)/催眠/認識阻害/認識制御術
混同されやすい概念投影魔術(像を実体として作る)/魔眼(視線を経路とする直接干渉)/固有結界(現実そのものの上書き)

章別解説

第六特異点?

幻術の運用と対策が、章ひとつを丸ごと使って検証されるのがこの章である。主人公は寝ている間にカルデアの自室から肉体ごと拉致され、見覚えのある第六特異点で目を覚ます。しかし同行しているマシュもダ・ヴィンチも[[ゴルドルフ・ムジーク]]との通信も、すべてプレラーティの幻術だった。仕掛けが露見する瞬間は、ケルベロスの乱入で幻術が保てなくなるという間の抜けた形でやってくる。

  • 〔第一幕 バック・トゥ・ザ・1273〕マシュ? —「もう幻術自体が解けちゃってるよー。 あーあー、だから幻術は私がやるって言ったのに。」 / 少年の影 —「これはもう、幻術を解いて 警戒に専念した方がよさそうだね……」 (この場面を読む

同じ場面で、カルデア側にも幻術が伸びていたことが分かる。管制室に紛れ込んだフランチェスカは、居合わせた面々に見咎められるとここにいる自分はただの幻術だから攻撃しても無駄だと言い残し、魔力の逆探知を嫌ってあっさり消える。幻術は敵地に置く安全な分身としても機能する。

  • 〔第一幕 バック・トゥ・ザ・1273〕フランチェスカ —「ふふふ、ちなみにここにいる私はただの幻術だから、 攻撃とかしても無駄だよー?」 (この場面を読む

孤立した主人公に対処法を授けるのが、ヒッポリュテである。彼女がまず示すのは幻術破りの原理——どれだけ精巧に化けようが本質までは真似できないのだから、そこを注視すればいい。フランソワ自身もこれを認めており、ゴルドルフを演じたときは「無理だな」と思ったと白状する。人間らしさが滲み出た善性はトレースできない。

  • 〔第二幕 ナイツ・オブ・ダイイングデッド〕ヒッポリュテ —「そもそもこいつは人を 完全に理解などできない外道だ。」「どれだけ精巧に幻術で化けようが、 本質までは真似できない。そこを注視すればいい。」 (この場面を読む
  • 〔第二幕 ナイツ・オブ・ダイイングデッド〕フランソワ —「ああいう人間らしさが滲み出た善性は、 僕にはどうにもトレースできない。」 (この場面を読む

次に運用上の対処法が示される。目の前にいる二人は本体ではなく、聖杯で特異点を支配している遠方から出された分身にすぎない。だから殴っても意味はないが、耳障りになったら幻術を『散らす』のが手っ取り早い。実際ヒッポリュテは会話の途中で何度も二人を吹き飛ばしており、それは撃破ではなく煙を払う程度の作業として描かれる。

  • 〔第二幕 ナイツ・オブ・ダイイングデッド〕ヒッポリュテ —「こいつらは幻術に長けている。」「この特異点を聖杯で支配しているのならば、 離れた場から幻術で分身を出しているだけだろう。」「だからこそ、耳障りになったら幻術を 『散らす』のが一番手っ取り早いというわけだ。」 (この場面を読む

そのうえで彼女は、幻術が戦闘にも応用できることを警告する。プレラーティ自身は「僕達は弱いからね?」と自称するが、ヒッポリュテは今の話を信じるなと即座に打ち消す。

  • 〔第二幕 ナイツ・オブ・ダイイングデッド〕ヒッポリュテ —「今の話は信じない方がいい。 こいつらの幻術なら、普通に戦いに応用できる。」 (この場面を読む

幻術の実体性についての観察も、この章の収穫である。移動に使われた車両は幻術だったが、積んでいた食料は本物だった。ヒッポリュテはここから、実体化するレベルの幻術が使えるのにわざわざ本物を運んだという事実を読み、敵は主人公を餓死させる気がないと推論する。幻術で腹は膨れない、という限界が、そのまま敵の意図を測る材料になっている。

  • 〔第二幕 ナイツ・オブ・ダイイングデッド〕ヒッポリュテ —「あの車両は幻術だったが、積んでいた食料は本物だったな。」「実体化するレベルの幻術を使えるにも拘わらず、 わざわざ本物を運ぶという事は……」 (この場面を読む

幻術は心と記憶にも届く。主人公が感じていた「夢を見ている時みたいな」感覚も幻術の影響かもしれないとヒッポリュテは言い、ダ・ヴィンチは避難民たちの記憶が揃って書き換えられていることについて同じ疑いを述べる。フランソワは強盗をひとり幻術で誘導し、カルデアの記録にあった事件をなぞらせている。見せるだけでなく、行動を導く。

  • 〔第五幕 剽滅十字前線アンティオキア 前編〕ダ・ヴィンチ —「みんな、自分がこの時代の人間で……」「まあ、それも含めてプレラーティの 幻術の影響かもしれないけどね。」 (この場面を読む
  • 〔第四幕 遙かなる槍の呼び声〕フランソワ —「幻術で誘導して、カルデアの記録にあった 強盗君と同じような事をさせたけど……」 (この場面を読む

同じ幻術は、情動を暴発させる引き金にも使われる。姉妹の再会という感動的な場面に、フランソワが「ダメ押しの幻術」を差し込み、ペンテシレイアに「美しい」という語を突き刺す。結果、彼女は霊基をねじ曲げるほどの激情に呑まれ、アキレウスの名を叫んで暴走する。幻術は相手の地雷を正確に踏むための道具にもなる。

  • 〔怒りの鉄塊〕フランソワ —「はい、ここでダメ押しの幻術をしちゃうよ? 倍率ドン……っと!」 / ペンテシレイア —「我を、美しいなどとほざいたか!! アキレゥスゥゥァ――――――ッッッ!!」 (この場面を読む

決戦前、幻術への備えがカルデア側で議論される。ヒッポリュテは、奴の幻術はとにかく範囲が広く生々しいと警告し、幻術封じの礼装があるなら用意すべきだと勧める。ダ・ヴィンチが返す言葉が、この章の結論になる——カルデアの通信すら幻術で再現される以上、どんな状況でも「幻術かもしれない」という可能性を頭の隅に置いて戦うほかないエルメロイⅡ世はそれを、戦場では一瞬の惑いが命取りになると受ける。疑いを常時保つことが唯一の防御であり、同時にそれ自体が損害である。

  • 〔第七幕 剽滅十字前線アンティオキア 後編〕ヒッポリュテ —「どこで幻術を使ってくるか解らないし、 奴の幻術はとにかく範囲が広く生々しい。」「幻術封じの礼装などがあるなら 最低限の準備はした方がいいだろう。」 (この場面を読む
  • 〔第七幕 剽滅十字前線アンティオキア 後編〕ダ・ヴィンチ —「一応こっちでも幻術には最大限の警戒をしてる。 ただ、カルデアの通信すら幻術で再現するんだろう?」「どんな状況でも、『幻術かもしれない』という可能性は 頭の隅に置きながら戦って欲しい。」 / エルメロイⅡ世 —「戦場ではその一瞬の惑いが命取りとなるのだがな…… まったく、幻術というのは厄介なものだ。」 (この場面を読む

幻術の上限もここで語られる。英霊としてのプレラーティの宝具は、その気になれば街ひとつを幻術で包むことができる。ただしそこまでの大魔術は気軽に行使できるものではなく、今それが可能なのは聖杯を手にしているからだ、とヒッポリュテは条件を付ける。規模は術者の格ではなく、動力で決まる。

  • 〔第七幕 剽滅十字前線アンティオキア 後編〕ヒッポリュテ —「英霊としての奴の宝具は、 その気になれば、街一つを幻術で包む事も可能だ。」「流石にそこまでの大魔術は気軽に行使できない筈だが、 今の奴らは聖杯を手にしているからな……。」 (この場面を読む

幻術体と本体の境目は、最後まで曖昧に演出される。幻術だから何をされても命の心配はないと言い張る一方、フランソワは内心で「今、幻術じゃなくて離れた所にいる本体に掠った」と焦っている。決着の場面でフランチェスカは、これは幻術ではなく本体だと明かして退場する。残された者たちの結論は、二人一組に見えていた片方はずっと幻術だったのかもしれないというものだった。

  • 〔怒りの鉄塊〕フランチェスカ —「ここにいる私達は幻術なんだから、 何をやられたって命の心配なんかないんだよ?」 (この場面を読む
  • 〔エピローグ?〕フランチェスカ —「……安心していいよ? これは幻術じゃなくて本体。 やっと私を殺せて、嬉しいでしょ。」 / リチャードⅠ世 —「幻術使いなんだろ? 二人一組に見えたが、 片方はずっと幻術だったのかもな。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 第六特異点?

15人の理知的なメガネたち

幻術が競技のルールとして制度化されるという珍しい章である。サーヴァント十五人による鬼ごっこで、「オニが誰かを知ることができるのはチームメンバーのみ」というルールを成立させるため、マーリンが全員に認識阻害の幻術を掛ける。他チームからは朧げな姿、虚ろな声にしか見えない。そして幻術を破ること自体がルール違反と宣言される。

  • 〔第五節『ゲームⅡ:オニごっこ』〕マーリン —「ああ、認識阻害の幻術を仕掛けるから問題ないよ。」「他チームのサーヴァントには、 朧気(おぼろげ)な姿、虚ろな声にしか聞こえない。」「幻術を破ってしまうのも ルール違反とさせてもらおうか。」 (この場面を読む

この禁止が効いているのは、破ることが原理的には可能だからである。アルジュナ・オルタは、破るのは難しいうえ反則になると即座に切り替え、誰がオニかを推論する方針に移る。幻術は絶対の壁ではなく、コストと規約で守られている。

  • 〔第五節『ゲームⅡ:オニごっこ』〕アルジュナ・オルタ —「(幻術を破るのは難しいしルール違反になるか……。  となると、誰がオニかを考察するのが重要か?)」 (この場面を読む

中盤、Aチーム全員が「オニ」の姿に化けるという奇策が出る。ここで幻術を見破る側の理屈が二人分示される。アルジュナ・オルタは、マーリンの幻術を異なる術式で再現できる者はパラケルススしかいないと術者を特定する。クー・フーリン・オルタはもっと即物的で、出力が違えば必ず差異が出るはずなのに、それがない——ゆえに凄絶な技量で取り繕っていると読む。術式には指紋がある、というのが幻術破りの実務である。

  • 〔第五節『ゲームⅡ:オニごっこ』〕アルジュナ・オルタ —「(となるとパラケルスス。マーリンの幻術を  異なる術式で再現できるのは彼しかいない!)」 (この場面を読む
  • 〔第五節『ゲームⅡ:オニごっこ』〕クー・フーリン・オルタ —「出力が違えば、 何かしらの差異は出てくるはず。」「だが、それがない。ならば、 凄絶な技量で取り繕ってることになる。」 (この場面を読む

幻術の適用範囲の限界も、ここで具体的に確認される。サンソンは、自分たちの手から離れたものは擬装から外れると気づき、パラケルススがマーリンの幻術も同じだと裏づける。幻術がかかっているのは術者が指定した対象であって、その持ち物が勝手に追随するわけではない。

  • 〔第五節『ゲームⅡ:オニごっこ』〕サンソン —「僕たちの手から離れたものは、 当然ながらオニの擬装から外れるらしい。」 / パラケルスス —「そうですね。 マーリンの幻術もそこは同じでしょう。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 15人の理知的なメガネたち

幕間の物語

カルデアの日常のなかで、幻術は便利な小道具として何度も顔を出すキルケーは自慢のキュケオーンの見栄えが切れていると気づくと、その場で幻術をかけ直して見せる。幻術が料理の盛り付け直しに使われるという水準の話である。

シバの女王は、コロンブスとの商談のために存在しない豪華な部屋を張って見せ、それを日替わりで取り替えていると明かす。幻術で作った場を「今日はこの部屋」と選べる程度には、彼女にとってこれは日課である。

  • 〔彼〕獣耳のキャスター(シバの女王) —「もちろん、私の幻術ですう。お金の話をするには、 それにふさわしい場というものが必要ですからあ?」「日替わりで、適当に豪華そうな部屋を映す事に してるんですよぅ。」 (この場面を読む

電子機器まで欺くという上限が語られるのもこの幕間群である。ギルガメッシュDr.ロマンを眠らせてカルデアに演習を仕掛けたとき、ロマンの姿を誰にも見つけさせなかったのはマーリンの仕業だった。ダ・ヴィンチはその幻術を、人間はもちろんカメラも騙すと評する。幻術の対象は生き物の目に限らない。

  • 〔王の休息〕ダ・ヴィンチ —「彼の幻術は人間はもちろん、電子機器すら欺く キング・オブ・詐欺師の魔術、カメラだって騙されるさ!」 (この場面を読む

もっとも、幻術は術者の意思を離れて暴走することもある。シバの女王が張ってしまった砂漠の幻術は、子ギルが「日焼けするほどの日差し」と「喉の渇き」を感じるほど強力だったが、本人は自分が使おうとしたものではないと恥じ入る。原因はカルデアの魔術系機材の暴走だった。

  • 〔針の穴を通るより難しい〕子ギル —「見事な幻術でしたね。 リアルだし、とても強力です。」「ボクまでも日焼けするほどの日差しを感じましたし、 喉の渇きをおぼえてしまったほどです。」 / シバの女王 —「子ギルさん……お恥ずかしいですう…… この幻術はあ、私が使おうと思ったものではなくてえ。」 (この場面を読む

電子的な改竄と幻術を組み合わせるという手口も記録されている。シミュレーターに古代ウルクを再現する悪戯が仕込まれた件で、ダ・ヴィンチは犯人がシステム内部だけでなく幻術まで交えて改竄したことに舌を巻く。

  • 〔神が造り、人が紡ぎ、土に還る Ⅱ〕ダ・ヴィンチ —「システム内部だけじゃなく、幻術まで交えての改竄(かいざん)だね。 こんな悪戯に随分と手間の掛かった仕込みをしたものだ。」 (この場面を読む

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幸福累計都市 ドバイ / 亜種特異点Ⅳ 禁忌降臨庭園 セイレム

幻術に性能補正まで載せるという、作中でも突出した運用がシバの女王のものである。ドバイのレースで人間をラクダとして走らせるにあたり、彼女は幻術と認識制御術で外見を「ラクダに見える」ようにする。しかもそれだけでは終わらない——速度にもラクダ換算の補正を与えると宣言する。見た目を書き換えると、書き換えた見た目に合わせて中身の挙動まで揃えられる。

  • 〔第9節『Desert Dubai(Ⅱ)/ Queen and Camel』〕シバの女王 —「外見は私の幻術と認識制御術で 『ラクダに見える』ようにしますのでぇ。」「幻術でラクダにする際に、 速度にもラクダ換算の補正を与えますのでぇ。」 (この場面を読む

同じ場面では、幻術が当人にも掛けられていることが断られる。周囲を騙すだけでなく、対象自身の自己認識にも作用させる、という運用である。

  • 〔第9節『Desert Dubai(Ⅱ)/ Queen and Camel』〕シバの女王 —「こちら申し訳ないですが、 幻術を当人にかけさせていただいております~。」 (この場面を読む

この女王の力は他人に貸すこともできる。セイレムでマタ・ハリメディアに化けて現れる場面で、彼女はそれをシバの女王の精霊の力を借りた「変装の幻術」だと説明し、化粧はともかく変装そのものは得意ではないと付け加える。幻術は技能であると同時に、貸し借りできるリソースでもある。

  • 〔六つの結び目〕マタ・ハリ —「変装の幻術よ。 シバの女王の精霊の力をお借りしたの。」「化粧はともかく、変装はそこまで私は得意じゃない。」 (この場面を読む

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地獄界曼荼羅 平安京 / 亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国

幻術の成否は術者と相手の格差で決まる——この原則を、二つの章が別の角度から示している。

平安京の[[藤原尊子]]は、狐の耳と尾を幻術で隠して宮中に出入りしている。彼女の自己評価は高い——私の幻術は完全完璧であり、晴明あたりでなければ気づけるはずもない。ところが主人公はあっさり見抜いてしまい、尊子は動揺する。多少の素養があろうと不可能なはずのことが起きた、という当惑が、この術の想定強度を逆に浮かび上がらせている。

  • 〔鋼日記(前編)〕尊子 —「(不思議なコトもありますねえ。  私(わたくし)の幻術は完全完璧、晴明様あたりでもなければ)」「(この頭の上のお耳や尾に気付くはずもない。  多少の素養があろうと、まずもって無理。不可能)」 (この場面を読む

同じ章で、幻術は「手応えの薄さ」で疑われることも描かれる。鋼の怪を斬った坂田金時は手応えが薄いことから幻術かと問い、段蔵使い魔か分身だろうと訂正する。幻術かどうかの一次判定は、視覚ではなく打撃の返りで行われる。

  • 〔鋼日記(前編)〕坂田金時 —「何だ、手応えが随分薄い。 幻術の類か?」 / 段蔵 —「いえ。やはり使い魔や分身かと……」 (この場面を読む

下総国では、格差の側から同じことが語られる。風魔小太郎は、剣豪の前では忍びなど巻藁のようなものだと自嘲したうえで、剣聖と称される者であれば幻術など一瞥されただけで破壊されると述べる。幻術は、相手が一定の格を超えた瞬間に丸ごと無効化される類の術である。

  • 〔第三歌 パライソ(序)〕風魔小太郎 —「事実として、剣豪と呼ばれる剣者の前では 忍びなど十把一絡(じっぱひとから)げの巻藁のようなもの。」「……これが剣聖と称される方であれば、 幻術など一瞥されただけで破壊されるでしょう。」 (この場面を読む

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非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ

作中で最も精巧な幻術が、この章の太公望のものである。ビーストであるコヤンスカヤの前に立ちはだかり、シャドウ・ボーダーを逃がした彼は、殿を務めて散ったかに見えた。ところが本人は、自己犠牲などする訳がない、軍師が途中で死ぬのは無責任だと言い放ったうえで種明かしをする——これは幻術である

  • 〔第10節 霊長の星への賛歌Ⅱ〕太公望 —「ですので―――」「これ、幻術です。」 (この場面を読む

決定的なのは続く一行である。この幻術には質量も生命反応も魔力も、サーヴァントとしての気配さえ存在する。ビーストの目の前で、至近距離の観察に耐えている。「幻術は見せかけにすぎない」という常識が、ここで完全に破られる。しかも彼はこれを一度限りの奥の手とせず、追われるたびに何度でも繰り返すと宣言する。

  • 〔第10節 霊長の星への賛歌Ⅱ〕太公望 —「質量も生命反応も魔力も、 サーヴァントとしての気配さえ存在しますが、」「もう、僕自身はここにはいません。」 (この場面を読む
  • 〔第10節 霊長の星への賛歌Ⅱ〕太公望 —「言っておきますね、ミズ・ビースト。 何度でも僕はこうします。」「きみがシャドウ・ボーダーを追うたびに、 同じことを繰り返して僕は彼らを逃がす。」 (この場面を読む

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第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット

幻術の存在は、それが使われていない場面にも影を落とす円卓の裏切り者として現れたベディヴィエールを前に、ランスロットは「これは幻か、幻術か?」と口走る。あり得ないものを見たときの最初の仮説が幻術になる、という反応である。ベディヴィエールの返答は、その疑いを引き受けたうえで押し切るものだった。

  • 〔アトラスの砂漠へ(3/3)〕ランスロット —「―――これは幻か、幻術か? ベディヴィエール……ベディヴィエール卿なのか!?」 / ベディヴィエール —「仮に私が幻であったとしても、 我が問いの真実は変わらない。」 (この場面を読む

同じ疑いが、命に関わる判断を縛る場面もある。夢のなかに囚われたトリスタンは、目を覚ます手段として自死を検討するが、万が一これが敵対者の幻術であれば、マスターを置き去りにして自害した愚者になると考えて踏みとどまる。幻術という可能性が存在するだけで、正解に見える手が打てなくなる。

  • 〔失うことから始まるもの〕(地の文) —「これが万が一、敵対者の幻術であれば マスターを置き去りにして自害した愚者になる。」 (この場面を読む

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Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

暗示が実務として最も具体的に語られる章である。異聞帯で現地人と接触する前に、[[ゴルドルフ・ムジーク]]は通信越しでも軽い暗示くらい仕込めると請け合う。相手が平凡な一般人であればそれで協力者になる、と。暗示は交渉の代用品として提案される。

  • 〔獣たちの帝国〕ゴルドルフ —「通信越しでも軽い暗示(チャーム)くらい仕込める。 相手が平凡な一般人ならそれで我々の協力者だ。」 (この場面を読む

これをホームズが押し戻す。暗示の魔術は即効性はあるが長続きしない——いつどこで相手が正気に戻るか分からない。そんなリスクを負うより、正面から信頼を勝ち取るほうが安全かつ確実である。この一言が、FGO における暗示の位置づけを決めている。 便利だが、掛けたあとを保証しない。

  • 〔獣たちの帝国〕ホームズ —「暗示の魔術は即効性ですが長続きはしない。 いつどこで相手が正気に戻るか分からない。」「そんなリスクより、新所長の人間力で 信頼を勝ち取った方が安全、かつ確実だ。」 (この場面を読む

抵抗力という要素も同じ章で導入される。ヤガに道案内を強要しろというゴルドルフに対し、ホームズは待ったをかける。ヤガは魔獣との合成体であり、生まれつき魔術への抵抗力が強い。通信機越しの暗示では効果が危ぶまれる。暗示の成否は、術者の腕だけでなく対象の種族的な資質にも左右される。

  • 〔獣たちの帝国〕ホームズ —「恐らく生まれつき、魔術に対する抵抗力も強いでしょう。 通信機越しの暗示では、効果が危ぶまれます。」 (この場面を読む

暗示は自分に掛けることもできる。強敵を前にしたサリエリは、とりあえず自分に暗示を掛けると言い、敵をアマデウスだと思い込むことで戦意を跳ね上げる。用途としては自己暗示による戦闘力の底上げだが、マシュの反応がこの手法の評価を代弁している。

  • 〔伐採と採掘と建築と〕サリエリ —「だが、いかんせん難敵だ。 とりあえず、自分に暗示を掛けるとしよう。」 / マシュ —「その暗示は ちょっと。」 (この場面を読む

→ 章別解説: Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

幻想蒐集領域 パッチワーク・ロンドン

暗示が事件の仕掛けそのものになる章である。主人公はライネスの弟子として、ライネスは兄が殺されたと思い込んだ状態で目を覚ます。正気に戻った彼女が最初に検討するのが暗示だが、そこで疑問にぶつかる——暗示は初歩的な魔術であるにせよ、自分とトリムマウにそれを掛けられるほどの隙があったか

  • 〔第一節『魔術師の弟子』〕ライネス —「確かに、暗示は初歩的な魔術だが、そんなものを かけられるほどの隙が私やトリムマウにあったか?」 (この場面を読む

二人とも記憶があやふやである以上、偶然の記憶喪失ではありえない。彼女はこれを記憶改竄と結論づける。ここで暗示と記憶改竄が地続きのものとして扱われており、初歩の術がどこまで踏み込めるかの上限が、上位者の警戒の理由になっている。

  • 〔第一節『魔術師の弟子』〕ライネス —「ふたりとも、偶然記憶喪失なんてわけはないな。 まして、これでは記憶改竄(かいざん)だ。」 (この場面を読む

→ 章別解説: 幻想蒐集領域 パッチワーク・ロンドン

北極魔園観光アークティック・サマーワールド

集団に掛かった暗示が、術者の失神とともに一斉に解けるという、作中で唯一に近い場面がここにある。倒れ伏したスカサハ=スカディを前に、レディ・アヴァロンが種明かしをする——その場にいた全員が「スカサハ=スカディはもう大丈夫」という暗示を掛けられていた。だから誰も彼女の消耗に気づかなかった。

  • 〔第7節 修羅場・ラ・グロンドメント・デュ・ヘ…〕レディ・アヴァロン —「なぜならば! ここにいる全員が、暗示を掛けられていたからさ。」「スカサハ=スカディはもう大丈夫―――ってね。」 (この場面を読む

騙されていたこと自体に気づけないというのが、この暗示の厄介なところである。レディ・アヴァロン自身も見抜けず、気づいたのは暗示が解けたたった今だと認める。彼女はこれを神代の原初のルーンの仕事だと評価する。ナイチンゲールアスクレピオスといった医療系のサーヴァントさえ、暗示によって患者を見失っていた。

  • 〔第7節 修羅場・ラ・グロンドメント・デュ・ヘ…〕レディ・アヴァロン —「私もすっかり騙されたよ。 騙されたこと自体に気付いたのが、たった今だもの。」「いやあ、神代の原初のルーンってすごいねえ。」 (この場面を読む
  • 〔第7節 修羅場・ラ・グロンドメント・デュ・ヘ…〕レディ・アヴァロン —「そこの看護師さんやアスクレピオスも、 きっと暗示で彼女を見失ったんだろうとも。」「けれど、暗示は一斉に解けた。 彼女が倒れ伏してしまったからね―――」 (この場面を読む

暗示は術者が保ち続けているものであり、術者が倒れれば掛かっていた全員が同時に正気に戻る——ホームズが言う「いつどこで相手が正気に戻るか分からない」の、最も劇的な実例である。

→ 章別解説: 北極魔園観光アークティック・サマーワールド

ホワイトデー2021 / 死想顕現界域 トラオム

暗示は、カルデアの標準装備でもある。美術館への潜入作戦で、マシュは一行が礼装の暗示魔術によって客の一団として認識されているはずだと説明する。奇行に走らなければ問題ない、という条件付きの隠れ蓑である。天草四郎はそこにさらに強化を施し、変装と組み合わせる。暗示は単体で完結する術ではなく、変装や振る舞いと束ねて初めて成立する。

  • 〔第一節『暴力行為反対』〕マシュ —「マスターたちは礼装の暗示魔術により、 お客さん一行として認識されているはずです。」 (この場面を読む
  • 〔第二節『スナッチ・スティール・ストレート』〕天草四郎 —「他のサーヴァントも、 暗示魔術の強化を施しましょう。」「戦闘行動に入りさえしなければ、 ただの人間に見えるはずです。」「もちろん、怪しい行動を取れば 警戒され、露呈しますが。」 (この場面を読む

同じ装備が、トラオムでは笑い話の種になる。異国の街で堂々と聞き込みをした主人公に、カドックが「お前、暗示使えたっけ?」と尋ね、使えないと知って呆れる。ダ・ヴィンチが、魔術礼装に違和感を解消する魔術は付与されていると補足し、カドックが自分が暗示を掛けると引き取る。暗示が使えるかどうかは、そのまま「魔術師としての基礎ができているか」の指標として扱われている。

  • 〔棺桶屋だけが友達なのさ〕カドック —「ところで一つ聞くが。 お前、暗示使えたっけ?」「つまり怪しまれることも承知の上で、 正気のままガンガン話してたのか……。」 (この場面を読む
  • 〔棺桶屋だけが友達なのさ〕ダ・ヴィンチ —「まあ、一応彼の魔術礼装にある程度の 違和感を解消するような魔術が付与されているけどね。」 / カドック —「僕が暗示を掛けるから、 今の内に質問を考えておくんだな。」 (この場面を読む

自己暗示の用例もここに添えておく。キルケーは無様を晒さないよう自分の感情にリミッターを掛け、「これでいつでも、悟りを開いた気分になれる」と言う。暗示は他人を操るためだけでなく、自分の情動を管理する道具でもある。

  • 〔第二節『ワンス・アポン・ア・タイム』〕キルケー —「まあいい、ちょっと待って。 無様を晒さないよう、自分に暗示を掛けるから。」「自分の感情にちょっとリミッターかけておいた。 これでいつでも、悟りを開いた気分になれる。」 (この場面を読む

→ 章別解説: ホワイトデー2021死想顕現界域 トラオム

読み取れる設定

幻術の性能

  • 実体を伴う幻術がある(確定):ヒッポリュテ「実体化するレベルの幻術を使えるにも拘わらず、 わざわざ本物を運ぶという事は……」/「あの車両は幻術だったが、積んでいた食料は本物だったな。」——実体を持つ幻術と、触れれば消える幻術が区別されている。
  • 感覚器を選ばない(確定):子ギルはシバの女王の幻術で日差しと喉の渇きを感じ、ダ・ヴィンチはマーリンの幻術が「人間はもちろん、電子機器すら欺く」と評する。視覚だけでなく体感と機械の観測にも及ぶ。
  • 上限は街ひとつ(確定):「英霊としての奴の宝具は、 その気になれば、街一つを幻術で包む事も可能だ。」ただし気軽には行使できず、聖杯級の動力が前提になる。
  • 通信・記録の偽造(確定):プレラーティはカルデアとの通信を丸ごと再現し、避難民の記憶にも影響を与えた。ダ・ヴィンチは「システム内部だけじゃなく、幻術まで交えての改竄(かいざん)だね。」と、電子的改竄との併用例も挙げる。
  • 性能補正まで載る(確定):シバの女王「幻術でラクダにする際に、 速度にもラクダ換算の補正を与えますのでぇ。」——見た目の書き換えに挙動の書き換えが伴う、作中でも突出した運用。
  • 完全な代替まで可能(確定):太公望の幻術には「質量も生命反応も魔力も、 サーヴァントとしての気配さえ存在」する。ビーストの至近観察に耐える水準の幻術が存在する。
  • 情動の誘導(確定):プレラーティはペンテシレイアの逆鱗を幻術で突き、暴走させる。また強盗を「幻術で誘導して」特定の行動を取らせている。

幻術を破る/見抜く

  • 本質は真似られない(確定):ヒッポリュテ「どれだけ精巧に幻術で化けようが、 本質までは真似できない。そこを注視すればいい。」フランソワ自身も「ああいう人間らしさが滲み出た善性は、 僕にはどうにもトレースできない。」と認める。
  • 術式の指紋(確定):クー・フーリン・オルタ「出力が違えば、 何かしらの差異は出てくるはず。」——同じ効果でも術式が違えば痕跡が残る。アルジュナ・オルタはそこから術者を特定する。
  • 手応え(確定):坂田金時「何だ、手応えが随分薄い。 幻術の類か?」——打撃の返りで幻を疑う。
  • 格差(確定):風魔小太郎「……これが剣聖と称される方であれば、 幻術など一瞥されただけで破壊されるでしょう。」/尊子「私(わたくし)の幻術は完全完璧、晴明様あたりでもなければ」——一定の格を超えた相手には無効化される。
  • 範囲の限界(確定):サンソン「僕たちの手から離れたものは、 当然ながらオニの擬装から外れるらしい。」——術は指定した対象にのみ掛かる。
  • 破ること自体にコストがある(確定):アルジュナ・オルタ「(幻術を破るのは難しいしルール違反になるか……。」——原理的には破れるが容易ではない。
  • 唯一の一般解は「疑い続けること」(確定):ダ・ヴィンチ「どんな状況でも、『幻術かもしれない』という可能性は 頭の隅に置きながら戦って欲しい。」エルメロイⅡ世はその代償を「戦場ではその一瞬の惑いが命取りとなるのだがな……」と指摘する。

暗示・催眠

  • 位階(確定):ライネス「確かに、暗示は初歩的な魔術だが、」——幻術より一段低い初歩の術として扱われる。
  • 持続しない(確定):ホームズ「暗示の魔術は即効性ですが長続きはしない。 いつどこで相手が正気に戻るか分からない。」
  • 術者に依存する(確定):アークティック・サマーワールドでは術者が倒れた瞬間に集団の暗示が一斉に解けた。「けれど、暗示は一斉に解けた。 彼女が倒れ伏してしまったからね―――」
  • 対象の抵抗力に左右される(確定):ホームズ「恐らく生まれつき、魔術に対する抵抗力も強いでしょう。 通信機越しの暗示では、効果が危ぶまれます。」(魔獣との合成体であるヤガについて)
  • 礼装に組み込める(確定):カルデアの魔術礼装には違和感を解消する暗示が付与されており、潜入時の基礎装備になっている(ホワイトデー2021、トラオム)。
  • 自分に掛ける用法(確定):サリエリ「とりあえず、自分に暗示を掛けるとしよう。」/キルケー「自分の感情にちょっとリミッターかけておいた。」
  • 記憶改竄まで届く(確定):パッチワーク・ロンドンでは暗示と記憶改竄が地続きに語られる。ライネス「まして、これでは記憶改竄(かいざん)だ。」

認識阻害

  • 姿と声を朧にする(確定):マーリン「他チームのサーヴァントには、 朧気(おぼろげ)な姿、虚ろな声にしか聞こえない。」
  • 認識制御術という別名(確定):シバの女王「外見は私の幻術と認識制御術で 『ラクダに見える』ようにしますのでぇ。」——幻術と並置される近接技術。
  • 【推測】 認識阻害は幻術の一用法として扱われており、独立の術系統としては説明されていない。マーリンもシバの女王も、自分の技を「幻術」と呼んだうえで用途名として認識阻害・認識制御を使っている。

揺れ・矛盾

  • 幻術の強度に関する評価が一定しない。 尊子は自分の幻術を「完全完璧」と自負するが、同じ場面で坂田金時に「何だ、手応えが随分薄い。 幻術の類か?」と即座に疑われる。ヒッポリュテはプレラーティの幻術を「まあ、こいつらは幻術にさえ気を付ければ さして脅威ではない。」と評価する一方、決戦前には「奴の幻術はとにかく範囲が広く生々しい。」と警戒を述べる。同一話者の中でも評価が揺れている。
  • 幻術と投影・映像の境界が曖昧である。 天草四郎の「私が魔術でそこらに映像の投影を行います。」やエリセのアバター投影は、機能としては幻術だが本文では投影と呼ばれる。レディ・アヴァロンが「ふうん、幻術の一種だね?」と両者を接続する場面もあり、分類は話者依存である
  • 「暗示」は魔術用語と一般語の二義で使われる。 ゴルドルフ「通信越しでも軽い暗示(チャーム)くらい仕込める。」やライネスの発言は明確に魔術としての暗示だが、デオン「なれるんじゃないかなあ。 この船出は、良き旅になるという暗示では。」は「兆し」の意の一般語であり、アルジュナ「狂戦士(バーサーカー)要素というか…… 何かの暗示的な強制力のようなものが。」は比喩である。付録は一致行を全件収録しているため両義が混在する。引用の際は文脈で切り分ける必要がある。
  • プレラーティ本体と幻術体の区別が最後まで曖昧に演出される。 「ここにいる私達は幻術なんだから、 何をやられたって命の心配なんかないんだよ?」と言いながら、別の場面では「今、幻術じゃなくて離れた所にいる本体に掠(かす)った!」と本体への被害が発生する。最終的にリチャードが「片方はずっと幻術だったのかもな。」と推測するにとどまり、どこまでが幻術だったのかは明示されない。これは作劇上の意図的な曖昧化と見るべきで、設定の矛盾ではない。
  • 催眠という語はほとんど使われない。 ページの別名に挙がっているものの、作中で「催眠」と明言される用例はごく少なく、いずれもイベントの軽い場面に限られる。実質的に FGO の語彙は「幻術」と「暗示」の二語で運用されている。

関連

引用元の人物

引用と検証について

本ページで 鉤括弧「」に入れた文字列は、すべて FGO のシナリオ本文(演出タグを除去した表示テキスト)からの逐語引用である。原文の改行は半角スペースに置換して一行に連結している。ルビは 語(よみ) の形で原文どおり残した。編者の解釈のうち原文から確実に読み取れないものには 【推測】 を付す。

〔…〕 の行はクエスト名(引用ではなくメタデータ)であり、クエスト名に含まれる鉤括弧は引用と区別するため二重鉤括弧『』に置き換えて表示している。

付録: 原文引用アーカイブ

原文引用アーカイブ(機械収集・129 本)— 本文で扱わなかった言及もここに残してある

本節はコンコーダンス一致行を全件収録している。一致行は原文ベースで 449件、同一 war 内で完全に同一の(話者・本文)が重複する分岐台本を除去すると 129件(35章)となり、その 129件すべてを以下に列挙した。

章の並びはゲーム内の章番号順(メインシナリオ → イベント)である。

幕間の物語(war 1003・引用6件) 〈場面:神が造り、人が紡ぎ、土に還る Ⅱ〉

  • ダ・ヴィンチ —「システム内部だけじゃなく、幻術まで交えての改竄(かいざん)だね。 こんな悪戯に随分と手間の掛かった仕込みをしたものだ。」

〈場面:愛しき私の―――〉

  • オケアノスのキャスター(キルケー) —「わかってきたかい? ちなみに見た目は…… 今は切れてるから、幻術でちょちょいのちょい、と……。」

〈場面:彼〉

  • 獣耳のキャスター(シバの女王) —「もちろん、私の幻術ですう。お金の話をするには、 それにふさわしい場というものが必要ですからあ?」

〈場面:王の休息〉

  • ダ・ヴィンチ —「彼の幻術は人間はもちろん、電子機器すら欺く キング・オブ・詐欺師の魔術、カメラだって騙されるさ!」

〈場面:針の穴を通るより難しい〉

  • 子ギル —「見事な幻術でしたね。 リアルだし、とても強力です。」
  • シバの女王 —「子ギルさん……お恥ずかしいですう…… この幻術はあ、私が使おうと思ったものではなくてえ。」

第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン(war 104・引用2件) 〈場面:ジェロニモ・イン・ロンドン〉

  • ジェロニモ —「子供たちには軽い暗示をかけ、 何もかも忘れて帰らせる方がよかろう。」
  • ジェロニモ —「私が暗示をかける際は、煙草を通してやらなければ できないのだが……。」

第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット(war 106・引用2件) 〈場面:アトラスの砂漠へ(3/3)〉

  • ランスロット —「―――これは幻か、幻術か? ベディヴィエール……ベディヴィエール卿なのか!?」

〈場面:失うことから始まるもの〉

  • (ナレーション) —「これが万が一、敵対者の幻術であれば マスターを置き去りにして自害した愚者になる。」

亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国(war 203・引用1件) 〈場面:第三歌 パライソ(序)〉

  • 風魔小太郎 —「……これが剣聖と称される方であれば、 幻術など一瞥されただけで破壊されるでしょう。」

亜種特異点Ⅳ 禁忌降臨庭園 セイレム(war 204・引用1件) 〈場面:六つの結び目〉

  • マタ・ハリ —「変装の幻術よ。 シバの女王の精霊の力をお借りしたの。」

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア(war 301・引用7件) 〈場面:獣たちの帝国〉

  • ゴルドルフ —「通信越しでも軽い暗示(チャーム)くらい仕込める。 相手が平凡な一般人ならそれで我々の協力者だ。」
  • ホームズ —「暗示の魔術は即効性ですが長続きはしない。 いつどこで相手が正気に戻るか分からない。」
  • ゴルドルフ —「魔術で暗示に掛けるなりなんなり考えつかんのか!」
  • ホームズ —「恐らく生まれつき、魔術に対する抵抗力も強いでしょう。 通信機越しの暗示では、効果が危ぶまれます。」

〈場面:伐採と採掘と建築と〉

  • サリエリ —「だが、いかんせん難敵だ。 とりあえず、自分に暗示を掛けるとしよう。」
  • (選択肢・ナレーション) —「……暗示?」
  • マシュ —「その暗示は ちょっと。」

Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス(war 306・引用1件) 〈場面:汝、星を鋤く豊穣(Ⅳ)〉

  • オリュンポス正規兵 —「いや、そんな筈はない! カルデアの幻術の他になし!」

地獄界曼荼羅 平安京(war 307・引用2件) 〈場面:鋼日記(前編)〉

  • 尊子 —「(不思議なコトもありますねえ。  私(わたくし)の幻術は完全完璧、晴明様あたりでもなければ)」
  • 坂田金時 —「何だ、手応えが随分薄い。 幻術の類か?」

Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ(war 308・引用1件) 〈場面:ロストウィル〉

  • ペペロンチーノ —「―――上出来。 あとは幻術、幻術っと……。」

死想顕現界域 トラオム(war 310・引用4件) 〈場面:棺桶屋だけが友達なのさ〉

  • カドック —「ところで一つ聞くが。 お前、暗示使えたっけ?」
  • (選択肢・ナレーション) —「暗示?」
  • カドック —「僕が暗示を掛けるから、 今の内に質問を考えておくんだな。」

〈場面:女教皇、奮い立つ〉

  • カドック —「いくらキャスターの幻術でも、 ああ完全に再現はできないだろう。」

奏章Ⅱ 不可逆廃棄孔 イド(war 403・引用4件) 〈場面:冥獄天秤(前編)〉

  • サリエリ —「くっ、この手応えは…… 幻術か!」

〈場面:絶望王権・混沌機構〉

  • 平景清 —「チッ、幻術か!」
  • ジャンヌ・オルタ —「……臓物による擬態!? ああっ、くそっ、さっきの幻術と同じ奴か!」

〈場面:伯爵〉

  • ハサン —「強力な暗示だ。 言われなきゃ、オレだって気付けなかった。」

奏章Ⅲ 新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション(war 404・引用1件) 〈場面:キアラと不思議の海・後編〉

  • 岸波白野 —「俺たちは浴槽エリアにいるだけで 幻術にかかる、という事ですか?」

???編 郷愁永巡刻盤 パスト・カルデア(war 501・引用1件) 〈場面:時の女神〉

  • マシュ —「なるほど。催眠というか洗脳というか、 そんな感じの能力でしょうか……!」

ホワイトデー2020(war 8355・引用2件) 〈場面:第二節『ワンス・アポン・ア・タイム』〉

  • キルケー —「まあいい、ちょっと待って。 無様を晒さないよう、自分に暗示を掛けるから。」
  • (選択肢・ナレーション) —「暗示?」

ホワイトデー2021(war 8361・引用5件) 〈場面:第一節『暴力行為反対』〉

  • マシュ —「マスターたちは礼装の暗示魔術により、 お客さん一行として認識されているはずです。」

〈場面:第二節『スナッチ・スティール・ストレート』〉

  • 天草四郎 —「他のサーヴァントも、 暗示魔術の強化を施しましょう。」
  • 天草四郎 —「現在掛けられている暗示に加えて変装、 二つ組み合わせれば問題ないかと。」

〈場面:第三節『前菜・食前酒、あるいはお通し』〉

  • マシュ —「暗示魔術が掛かりやすいよう、 記事の文字列そのものにも術式を施してあります。」

〈場面:第六節『Touchez pas au Saint Graal』〉

  • サンソン —「医者ですよ。 ただし、もう暗示魔術は切ってありますが。」

15人の理知的なメガネたち(war 8367・引用6件) 〈場面:第五節『ゲームⅡ:オニごっこ』〉

  • マーリン —「ああ、認識阻害の幻術を仕掛けるから問題ないよ。」
  • マーリン —「幻術を破ってしまうのも ルール違反とさせてもらおうか。」
  • アルジュナ・オルタ —「(幻術を破るのは難しいしルール違反になるか……。  となると、誰がオニかを考察するのが重要か?)」
  • アルジュナ・オルタ —「(となるとパラケルスス。マーリンの幻術を  異なる術式で再現できるのは彼しかいない!)」
  • パラケルスス —「そうですね。 マーリンの幻術もそこは同じでしょう。」
  • マーリン —「なるほど事情はよく分かった。 ひとまず幻術で誤魔化して時間を稼ぐとして。」

風雲からくりイリヤ城 ~果心居士のささやかな野望~(war 8384・引用1件) 〈場面:決着! 風雲からくりイリヤ城!〉

  • シトナイ —「あなた、幻術と絡繰(からくり)のエキスパートなのよね? 聖杯もある。」

ミスティックアイズ・シンフォニー(war 8385・引用1件) 〈場面:15層目『花畑の休息風景』〉

  • 張角 —「幻術のように見た目を変えただけじゃが、 やはりこうでなくてはの!」

CBC2025 彼の名はダンテ ~ホテル・デノヴォのコンシェルジュ~(war 8393・引用1件) 〈場面:第1節 ホテル・デノヴォへようこそ〉

  • ダ・ヴィンチ —「東洋人は警戒されそうだから、 暗示で誤魔化すように調整しているよ。」

インドラの大試練 ~巡るブロークン・スカイ~(war 8397・引用1件) 〈場面:第5節 去来する雷〉

  • アルジュナ —「狂戦士(バーサーカー)要素というか…… 何かの暗示的な強制力のようなものが。」

カルデアン・フロラリア あなたの花が咲く頃に(war 8409・引用2件) 〈場面:第9節『雨上がりの土の匂い、遠く瞬く花雫』〉

  • 張角 —「ふーむ。正直に言えば、 あれは幻術も混ぜ込んだ術であって、」

〈場面:第14節『灰を纏う神』〉

  • 張角 —「さて、官軍はこのような幻術に面白いように 戸惑ってくれたものじゃが、貴様はどうかな?」

盛夏爆走祭典 イシュタルカップ(war 9018・引用3件) 〈場面:チーム結成 今日のふらん ~哲学編~〉

  • プロフェッサーM —「ところでミスター・バベッジ。 君は催眠術について、どの程度までご存知かな?」
  • バベッジ —「催眠術か。 蒸気学を志した私には、不要なものであった。」
  • プロフェッサーM —「そして今の今まで催眠術で記憶を消していた、 という訳なのサ!」

永久常夏祭壇 ルルハワ(war 9046・引用3件) 〈場面:いざ、天国のような島へ〉

  • ダ・ヴィンチ —「んー……暗示魔術で……服装は誤魔化して…… 武装は一時的な霊体化で……。」
  • ダ・ヴィンチ —「その場合、周囲を催眠状態にすると共に 強制霊体化でハワイまで実体化不可とする。」

〈場面:私の考えた最高の本〉

  • デオン —「なれるんじゃないかなあ。 この船出は、良き旅になるという暗示では。」

幻想蒐集領域 パッチワーク・ロンドン(war 9058・引用1件) 〈場面:第一節『魔術師の弟子』〉

  • ライネス —「確かに、暗示は初歩的な魔術だが、そんなものを かけられるほどの隙が私やトリムマウにあったか?」

納涼夢幻冥峰 パラダイスレイク(war 9091・引用2件) 〈場面:第三節『ゴーストマンション』(2/2)〉

  • 殺生院リリィ —「催眠術です。 清姫さんは掛かりやすくて助かりました。」

〈場面:ねえ、この森から帰れなくなくない?〉

  • オキタ・J・ソウジ —「私たちが森から出られなかったのは、 先ほどの魔性による幻術だったのでしょう。」

輝け! グレイルライブ!! ~鶴のアイドル恩返し~(war 9111・引用1件) 〈場面:第二節 ギラギラRevolution〉

  • マシュ —「ミス・クレーンの幻術で、ここまでは 無事に入り込むことができましたね。」

非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ(war 9128・引用1件) 〈場面:第10節 霊長の星への賛歌Ⅱ〉

  • 太公望 —「これ、幻術です。」

幻想蒐集領域 パッチワーク・ロンドン(war 9130・引用1件) 〈場面:第一節『魔術師の弟子』〉

  • ライネス —「確かに、暗示は初歩的な魔術だが、そんなものを かけられるほどの隙が私やトリムマウにあったか?」

北極魔園観光アークティック・サマーワールド(war 9143・引用8件) 〈場面:第2節 英雄たちへ愛を込めて〉

  • ネモ・レディ・アヴァロン —「ふうん、幻術の一種だね?」
  • レディ・アヴァロン —「幻術関連ならば私に任せておきたまえ。 ちょちょいと最適化してあげよう。」

〈場面:第7節 修羅場・ラ・グロンドメント・デュ・ヘ…〉

  • 巴御前 —「試作品体験者から『幻術にかかった』 『QPが知らない内にガメられてた』」
  • レディ・アヴァロン —「なぜならば! ここにいる全員が、暗示を掛けられていたからさ。」
  • レディ・アヴァロン —「そこの看護師さんやアスクレピオスも、 きっと暗示で彼女を見失ったんだろうとも。」
  • レディ・アヴァロン —「けれど、暗示は一斉に解けた。 彼女が倒れ伏してしまったからね―――」
  • パラケルスス —「まさか、またあの魔術…… もとい暗示に掛かってしまいましたか。」
  • スカサハ=スカディ —「今のは、暗示のほうへのすまぬではなく、 その……漫画のほうへのすまぬだ……」

聖杯戦線 ~白天の城、黒夜の城~(war 9152・引用1件) 〈場面:第9節 東の軍師と西の猛将 前〉

  • 太公望 —「幻術―――でもない!」

幸福累計都市 ドバイ(war 9171・引用3件) 〈場面:第9節『Desert Dubai(Ⅱ)/ Queen and Camel』〉

  • シバの女王 —「外見は私の幻術と認識制御術で 『ラクダに見える』ようにしますのでぇ。」
  • シバの女王 —「幻術でラクダにする際に、 速度にもラクダ換算の補正を与えますのでぇ。」
  • シバの女王 —「こちら申し訳ないですが、 幻術を当人にかけさせていただいております~。」

盛夏堪能王国 Uオルガマリーアイランド(war 9193・引用1件) 〈場面:第三節 ビューティフル・サマー〉

  • クー・フーリン —「すげぇな。幻術じゃなく、全部本物だ。 あの嬢ちゃん、只者じゃねぇぞ。」

第六特異点?(war 9198・引用50件) 〈場面:第一幕 バック・トゥ・ザ・1273〉

  • マシュ? —「もう幻術自体が解けちゃってるよー。 あーあー、だから幻術は私がやるって言ったのに。」
  • 少年の影 —「これはもう、幻術を解いて 警戒に専念した方がよさそうだね……」
  • フランチェスカ —「ふふふ、ちなみにここにいる私はただの幻術だから、 攻撃とかしても無駄だよー?」

〈場面:第二幕 ナイツ・オブ・ダイイングデッド〉

  • フランソワ —「君だけで、僕の幻術に抗えるかい? 見た目だけなら、ほらこの通り!」
  • ヒッポリュテ —「……つまり、先刻共にいた君の仲間は、 最初からこいつらの幻術だった……という所か?」
  • フランチェスカ —「まず、ゴルドルフ君を疑ったマスター君を錯乱したと 判断したていで、カルデアの英霊の幻術に拘束させるの!」
  • ヒッポリュテ —「どれだけ精巧に幻術で化けようが、 本質までは真似できない。そこを注視すればいい。」
  • ヒッポリュテ —「出会ったばかりの上に、こいつらの幻術に惑わされた 直後なのだから、簡単には私を信用できないだろうが……。」
  • ヒッポリュテ —「それも含めて、幻術の影響かもしれないな……。」
  • ヒッポリュテ —「こいつらは幻術に長けている。」
  • ヒッポリュテ —「この特異点を聖杯で支配しているのならば、 離れた場から幻術で分身を出しているだけだろう。」
  • ヒッポリュテ —「だからこそ、耳障りになったら幻術を 『散らす』のが一番手っ取り早いというわけだ。」
  • ヒッポリュテ —「しかし…… あの車両は幻術だったが、積んでいた食料は本物だったな。」
  • ヒッポリュテ —「実体化するレベルの幻術を使えるにも拘わらず、 わざわざ本物を運ぶという事は……」
  • ヒッポリュテ —「今の話は信じない方がいい。 こいつらの幻術なら、普通に戦いに応用できる。」

〈場面:第三幕 獅子の名は〉

  • フランソワ —「やれやれ、酷い目にあった。 幻術とはいえ、心にダメージは来るっていうのに。」
  • ヒッポリュテ —「(プレラーティの幻術にしては在り方が曖昧だ。  敵意が無い以上、今は詮索すまい)」
  • フランソワ —「(今、幻術じゃなくて離れた所にいる本体に掠(かす)った!  もうちょっとズレてたら本当に死んでた……!)」

〈場面:第四幕 遙かなる槍の呼び声〉

  • ヒッポリュテ —「まあ、こいつらは幻術にさえ気を付ければ さして脅威ではない。」
  • ムニエル —「コイツ本当に魔力のリソースを 無駄な幻術に使うな!?」
  • フランソワ —「幻術で誘導して、カルデアの記録にあった 強盗君と同じような事をさせたけど……」

〈場面:第五幕 剽滅十字前線アンティオキア 前編〉

  • ダ・ヴィンチ —「まあ、それも含めてプレラーティの 幻術の影響かもしれないけどね。」

〈場面:怒りの鉄塊〉

  • フランソワ —「はい、ここでダメ押しの幻術をしちゃうよ? 倍率ドン……っと!」
  • (選択肢・ナレーション) —「……また、幻術なんだね……」
  • フランチェスカ —「ここにいる私達は幻術なんだから、 何をやられたって命の心配なんかないんだよ?」

〈場面:第七幕 剽滅十字前線アンティオキア 後編〉

  • ヒッポリュテ —「意図的に隠蔽しているのかもしれんな。 何しろ向こうには幻術使いのプレラーティがついている。」
  • ヒッポリュテ —「どこで幻術を使ってくるか解らないし、 奴の幻術はとにかく範囲が広く生々しい。」
  • ヒッポリュテ —「幻術封じの礼装などがあるなら 最低限の準備はした方がいいだろう。」
  • ダ・ヴィンチ —「一応こっちでも幻術には最大限の警戒をしてる。 ただ、カルデアの通信すら幻術で再現するんだろう?」
  • ダ・ヴィンチ —「どんな状況でも、『幻術かもしれない』という可能性は 頭の隅に置きながら戦って欲しい。」
  • エルメロイⅡ世 —「戦場ではその一瞬の惑いが命取りとなるのだがな…… まったく、幻術というのは厄介なものだ。」
  • ヒッポリュテ —「英霊としての奴の宝具は、 その気になれば、街一つを幻術で包む事も可能だ。」

〈場面:エピローグ?〉

  • フランチェスカ —「……安心していいよ? これは幻術じゃなくて本体。 やっと私を殺せて、嬉しいでしょ。」
  • リチャード —「幻術使いなんだろ? 二人一組に見えたが、 片方はずっと幻術だったのかもな。」

〈場面:第一幕 パルプ・フィールド〉

  • (選択肢・ナレーション) —「プレラーティが幻術で妨害してたからじゃ……?」
  • フランソワ —「フランチェスカの側面が座に登録されていたのか、 それとも幻術での悪ふざけなのか、僕にも解らないけど。」

〈場面:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アマゾネス〉

  • ペンテシレイア —「そして、マスターが獅子心王に化けたペテン師の 幻術に掛かった瞬間の態度も妙だった。」

〈場面:第二幕 獅子の名は~PART2~〉

  • ゴルドルフ —「ならば、街の住人たちもすべて幻術だったのでは?」
  • エルメロイⅡ世 —「幻術の類でないとすれば、その様々な時代の兵士や民を いかなる手段で顕現させたのか……という疑問だな。」
  • フランソワ —「ああ、それは、僕の幻術のせいだね。」
  • フランソワ —「黒獅子に、あまった聖杯のリソースを使って ガレスちゃんの姿を誤魔化す幻術を見せたんだ。」

〈場面:ランチ・ラッシュ〉

  • (選択肢・ナレーション) —「幻術じゃなくて!?」

〈場面:第五幕 トゥー・スモーク・キング・バレルズ〉

  • ゴルドルフ —「君は幻術で人に化けられると聞いたが…… どのような者にも化けられるのかね?」

〈場面:最終幕 偽典共鳴幻想 スノーフィールドⅡ〉

  • フランソワ —「ハハ……ちょっと命を懸けちゃったよ…… 少しなら幻術で自分を誤魔化せるけどね……。」

〈場面:エピローグⅠ〉

  • エフェメロス —「内臓が潰れているのを幻術で誤魔化しているのか? 身体が脆弱だと大変だな。」

〈場面:エピローグⅡ〉

  • フランソワ —「ちょっとした幻術が使えるぐらいだから、 いままでは、モリアーティの所に匿(かくま)ってもらっててね。」
  • フランソワ —「見返りに、何度か幻術で協力した事はあるけど……。 エルキドゥ絡みの時とか……。」
  • フランソワ —「君に一夜だけ、 幻術を見せてあげようと思う。」
  • フランソワ —「女神の権能を使う、 本物にも等しい幻術を。」
  • フランソワの声 —「言っておくけど、 ここから先は幻術じゃないからね?」

カルデアゲート(war 9999・引用1件) 〈場面:『マンガで分かる!Fate/Grand Order』2巻発売記念クエスト〉

  • ダ・ヴィンチ —「それもただの思い込みや暗示の類(たぐい)じゃない。 きわめて厄介な、魔術的な精神誘導によるものだ。」

バレンタイン個別会話(war valentine・引用1件) 〈場面:柳生但馬守宗矩/古楓橋〉

  • 柳生但馬守 —「実によく出来た幻術ではある。 しみゅれえたあ、面白きもの。己の外に在る幻とは。」