ホムンクルス
この用語は何か
ホムンクルス(人造人間)とは、錬金術によって人工的に造られる生命である。素体になるのは魔術回路で、そこから「鋳造される」——作中で与えられる製法の説明は、この一行に尽きる。生まれた時点ですでに成人の体を持ち、そのぶん人生の蓄積を持たない。そして原則として短命である。用途はあらかじめ決められており、魔力の供給源、家事や研究の労働力、使い捨ての兵器、そして小聖杯——聖杯の器——と、造り手の目的に応じて設計される。
FGO での扱いは、はっきり二つに割れている。ひとつは量産される消耗品。「殺人ホムンクルス」の名で敵として湧いてくる個体群、サーヴァントに魔力を絞り尽くされて死んでいく供給役、魔術師が捨て石として投入する戦闘用の駒がこれにあたる。もうひとつは名前を持つ個人。ジーク、フランケンシュタイン、カルデアのダ・ヴィンチ、由井正雪のように、自分が造られた存在であることを自覚したうえで生きる者たちである。同じ語で呼ばれながら、この二者の落差は本編を通じてほとんど埋まらない。
技術としての親ページは錬金術である。錬金術が「人体と生命、魂の在り方を極める」体系であり、アトラス院の格言が「自らが最強である必要はない。我々は最強であるものを創り出すのだ」であることを踏まえると、ホムンクルスはその体系がまず最初に手を付けた産物という位置づけになる。作中で「錬金術の大家」と呼ばれる家門——アインツベルン、ムジーク家、ユグドミレニア——は、いずれもホムンクルスの製造技術によってそう呼ばれている。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正体 | 錬金術によって造られた人造の生命。別名・人造人間 |
| 製法 | 魔術回路を素体として鋳造する(Dr.ロマン) |
| 技術の出所 | アトラス院。疑似霊子の確立と同時に「魔術回路を持つ生命」を創造した(ホームズ) |
| 生誕時の状態 | 成人。人生の蓄積がない([[ゴルドルフ]]) |
| 寿命 | 短命。末期には体が軋むという([[ゴルドルフ]]) |
| 身体 | 霊体ではなく肉体。英霊ではない(ジキル) |
| 主な用途 | 魔力供給/労働・侍従/戦闘用の量産兵器/小聖杯の担い手 |
| 製造する家門 | アインツベルン/ムジーク家/ユグドミレニア |
| 近縁だが別物 | ゴーレム/自動人形(オートマタ)/死体を加工した人造人間 |
| 作中での初出 | 特異点F 炎上汚染都市 冬木(大聖杯を作ったアインツベルンの説明として) |
章別解説
特異点F 炎上汚染都市 冬木
地下大空洞で大聖杯を前にしたオルガマリーが、なぜ極東にこれほどの魔術炉心があるのかと驚く場面で、Dr.ロマンが制作者を照会する。アインツベルンという錬金術の大家であり、魔術協会に属さず、ホムンクルスだけで構成された一族である、と。ホムンクルスという語の初出は、生き物の説明としてではなく、一族の構成員の種別としてであり、この語が最初から「作られた者だけで回る社会」という含みを伴って導入されていることになる。
- 〔グランドオーダー〕Dr.ロマン —「資料によると、制作はアインツベルンという 錬金術の大家だそうです。」「魔術協会に属さない、人造人間(ホムンクルス)だけで 構成された一族のようですが。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 特異点F 炎上汚染都市 冬木
第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン
ホムンクルスがもっとも多面的に描かれる章である。この章の語り口は、同じ語を三つの異なる相で提示していく。
第一の相は敵である。魔霧のロンドンで最初に遭遇する敵性生物を、マシュは「ホムンクルスの一種」と判定する。ここで初めて用語の説明が入り、魔術的な手段で生成された生命、人造人間だと定義される。ジキルは市街の脅威を列挙する際、自動人形(オートマタ)と並べて「殺人ホムンクルス」を挙げており、この時代のロンドンではホムンクルスが名前を持たない量産型の危険物として市中を徘徊している。以後この章では、フロアが変わるたびに大型個体が湧いてくる扱いになる。
- 〔ロンディニウムの騎士〕マシュ —「恐らく、これらの敵性生物は…… その、ホムンクルスの一種……であるものと思われます。」「はい。主に…… 魔術的な手段で生成された生命……人造人間、です。」 (この場面を読む)
- 〔魔霧は嘲笑う〕ジキル —「魔霧に紛れて凶行を繰り返すものたちだ。 魔術で形作られた自動人形(オートマタ)、殺人ホムンクルス……」 (この場面を読む)
第二の相は仲間である。棺に収められていた少女を発見したモードレッドは、添えられた説明書きから彼女をヴィクター・フランケンシュタインの制作した一体目の人造人間だと読み上げる。名を持たなかった彼女は、その場でフランと呼ばれることになる。ジキルの検分によれば身体組成は霊体ではなく、英霊でもない。ホムンクルスは肉体を持つ現存の生命であり、サーヴァントとは別枠であることが、ここで実地に確認される。モードレッドは「人造人間なら魔霧の影響はない」と判断して同行させ、同時に「人造人間ってのがどこまで保つのかも不明だ」と、その耐久性が誰にも分からないことも口にする。環境毒への耐性と、寿命の不明さが同じ口から並べて語られるのは象徴的である。
- 〔魔霧は嘲笑う〕モードレッド —「祖父ヴィクター・フランケンシュタインの制作した 一体目の人造人間、だったかな。」「取りあえずジキルのとこに置いてやる。 行くぞ。人造人間なら、魔霧の影響はないだろ。」 (この場面を読む)
- 〔本の一冊、ペンの一本〕ジキル —「この子―――フランは、うん、人造人間だ。 身体組成は霊体ではなかったよ。英霊じゃないね。」 (この場面を読む)
- 〔絢爛なりし蒸気の果て〕モードレッド —「こいつはサーヴァントじゃないからな。 人造人間ってのがどこまで保つのかも不明だし。」 (この場面を読む)
第三の相は、この章に紐づくフランケンシュタインの幕間で示される定義の破れである。人の気配が消えた砦で掘り出された「人間の遺骸」が動き出し、マシュは人間ではなくホムンクルスだと報告する。分析した Dr.ロマンの結論が、本編で唯一の製法説明になっている——ホムンクルスは魔術回路を素体として鋳造されるものだが、これは違う、死体を加工して魔力で動かしているのだ、と。彼はこれを「ホムンクルスというよりは、フランと同じ人造人間に近い」と言い直す。同義に使われてきた二語が、ここで初めて区別される。
その造り手であるヴィクター本人も、同じ区別を裏側から述べる。自作の“イヴ”が英霊に敵わない理由を、素材となった魂の劣化に求め、ホムンクルスのように魔術回路から造り出すものではないせいだと説明するのである。鋳造の素体が魔術回路か、それとも人間の死体か——その差が製品の強度を決める、というのがこの章の技術的な結論になる。
- 〔11月の物寂しい夜の出来事 Ⅰ〕Dr.ロマン —「わかったぞ! あのホムンクルス、 素材に人間が使われている!」「君も知っての通り、ホムンクルスは 魔術回路を素体として鋳造されるものだが――」「これは、死体を加工して魔力で動かしている。」 (この場面を読む)
- 〔11月の物寂しい夜の出来事 Ⅱ〕ヴィクター —「つまるところ。 欠陥の理由は鋳造した魂にある。」「ホムンクルスのように 魔術回路から造り出すものではないせいだろう。」 (この場面を読む)
なおチャールズ・バベッジは、フランに向かって「造物主より愛されず、故に愛を欲す哀れなる者」と呼びかける。造られた者と造った者の関係が感情の問題として扱われた、この章でほとんど唯一の場面である。
- 〔絢爛なりし蒸気の果て〕バベッジ —「可憐なる人造人間よ。 造物主より愛されず、故に愛を欲す哀れなる者よ。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン/錬金術
第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット
ホムンクルスという技術がどこから来たのかが明かされる章である。砂漠の地下に埋もれたアトラス院を前に、シャーロック・ホームズが院の来歴を講義する。アトラス院の錬金術師たちは魔術師でありながら魔術回路の乏しい学徒であり、だからこそ魔力ではなく道具に頼る道を選んだ。その延長で疑似霊子——魂を観測可能なエネルギーとして扱う技術——を確立し、魔術回路を持つ生命、すなわちホムンクルスを創造した。ロンドンで Dr.ロマンが述べた「魔術回路を素体として鋳造する」という製法は、この起源とちょうど噛み合っている。
- 〔秘匿の研究〕ホームズ —「疑似霊子……魂を観測可能なエネルギーとして扱い、 魔術回路を持つ生命、ホムンクルスを創造した。」 (この場面を読む)
同じ章の冒頭、Dr.ロマンがマシュの出自を語る場面でも、この語が引き合いに出される。彼女はカルデアが人工授精と遺伝子操作によって作り出した子供であり、作られたという意味ではホムンクルスと同義かもしれない——ただし本質的には質の良い魔術回路を持って生まれただけの普通の人間だ、と彼は言い直す。「作られた」という一点だけでホムンクルスと呼びうるのかという線引きの問題が、ここで初めて提示される。
- Dr.ロマン —「彼女は人工受精…… 遺伝子操作によって作られた人間だ。」「作られた、という意味では ホムンクルスと同義かもしれない。」「でも、基本的には、質の良い魔術回路を 持って生まれただけの、普通の人間だ。」
→ 章別解説: 第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット/アトラス院
Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング
ホムンクルスが人間の寿命を測る物差しとして使われる章である。北欧の異聞帯で、十五歳までに子を成せなければ処分される村の少女[[ゲルダ]]が、それを当たり前のこととして笑顔で話す。所長[[ゴルドルフ]]はこれに激昂し、汎人類史では人は八十でも九十でも生きるのだと説いたうえで、生まれつき短命な人間などホムンクルスぐらいのものだと言い放つ。ホムンクルスの短命が「異常な生の短さ」の基準値として引かれているわけで、この一言が作中でもっとも直截に彼らの寿命に触れた発言になっている。
- 〔万物の霊長(後編)〕ゴルドルフ —「病気や事故といった要因で亡くなるのならまだしも、 15や25で全員が終わったりしないんだよ。」「生まれつき短命なヒトなぞホムンクルスぐらいのものだ。 私が心配する事ではないがね。」 (この場面を読む)
同じ章で、彼の家がなぜホムンクルスを抱えているのかも一度だけ触れられる。作戦会議でレポートを読んだゴルドルフは、アインツベルン家の関係者という記述に反応し、かの家門は時計塔との関わりが薄いが我が家門は例外的に繋がりがあると前置きして、ムジーク家のホムンクルス技術を語り出す——が、[[ムニエル]]に遮られて中断する。技術系統としてムジーク家とアインツベルンが繋がっていることだけが提示され、内容は最後まで語られない。
- 〔まるで、春の日向のようだった貴方〕ゴルドルフ —「かの家門は時計塔とは関わりが比較的薄いのだが、 我が家門は例外的に些(いささ)かばかり繋がりがある。」「それというのも、 我がムジーク家のホムンクルス技術は―――」 (この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング
Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス
ホムンクルスが主人と暮らす存在として語られる章である。褒められたがるゴルドルフに向かって、マシュが「所長のお家にいらっしゃったホムンクルスさん」は褒めてくれなかったのかと尋ねる。彼の返答が、この用語のもっとも有名な定義になった——ホムンクルスは生誕した時点で成人であり、要するに人生の蓄積がない。だからそんな者どもに褒められても嬉しくない、というのが彼の理屈である。ところが続く愚痴で、実家のホムンクルスたちは「できて当然の事は褒めません」という方針を掲げており、筆頭の [[トゥール]] に至っては「何があっても褒めません」と宣言していたことが明かされる。人生の蓄積がないはずの存在が、独自の教育方針を持って主人を躾けていたという落差が、そのまま笑いになっている。
- 〔神々は黄昏ず〕マシュ —「所長のお家にいらっしゃったホムンクルスさんは、 褒めてくださらなかったのですか?」 / ゴルドルフ —「ふん。ホムンクルスは生誕した時点で成人。 要するに、人生の蓄積がない。」「そもそも連中が私を褒めたコトなどない!」 (この場面を読む)
もうひとつ、彼らの終わり方に触れた数少ない発言もこの章にある。整体を得意技として披露したゴルドルフは、その腕前を実家で鍛えた理由をこう説明する——末期のホムンクルスは体が軋むらしいので、もうすぐ活動停止なのに肩も揉んでくれない冷たい主人だ、とアピールされると心が動く、と。死ぬのではなく活動停止という語が使われている点も含め、彼らの寿命の尽き方が具体的に描かれるのはここだけである。
- 〔アルゴノーツ、出陣〕ゴルドルフ —「末期のホムンクルスは体が軋(きし)むらしくてな!」「『あー、もうすぐ活動停止なのに肩も揉んでくれない 冷たいご主人がここにいるなー!』」 (この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス
Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ
カルデア側にもホムンクルスがいたことが明かされる章である。人類史の英霊を拒絶する妖精國で、なぜ自分たちは活動できているのかという話題になり、マシュが自分はデミ・サーヴァントだからだと答えたのに続けて、ダ・ヴィンチがさらりと種明かしをする——自分もレオナルド・ダ・ヴィンチ本人ではなく、厳密にいうとホムンクルスである、と。カルデアの技術顧問がホムンクルスであるという事実が、深刻さのかけらもない口調で提示される。
- 〔はじまり〕ダ・ヴィンチ —「うん、そう。私もレオナルド・ダ・ヴィンチ本人 ではないしねー。厳密にいうとホムンクルスだし。」 (この場面を読む)
その同じダ・ヴィンチが、この異聞帯の人間がどこから来ているのかを推理する場面で、ホムンクルスは製法の比喩として使われる。妖精國の人間には生殖による繁殖機能がなく、「生産」されている。人工授精のような体制なのか、それともホムンクルスのような錬成なのかは分からないが、両親も兄弟もなく一個体として生み出され、大切に育てられて出荷される——彼女はそう結論する。ホムンクルスの製法が、まるごと社会制度に拡大されたらどうなるかの実例が、この異聞帯である。
- 〔ドラケイの河〕ダ・ヴィンチ —「人間は『生産』されている。」「人工授精のような体制か、 ホムンクルスのような錬成かは知り得ないけど、」「両親も兄弟もなく『一個体』として生み出され、 大切に育てられて、出荷される。」 (この場面を読む)
章の導入部では、[[ムニエル]]が伝承上のモードレッドについても**モルガンの作ったホムンクルス**、アーサー王の複製体だったのではないかという専門家の説を紹介している。ロンドンで人造人間フランと行動を共にしていた円卓の騎士自身が、別の伝承では同じカテゴリに置かれている、という反響になっている。
- 〔序〕ムニエル —「モードレッドは……本人がいない時に話すのは どうかと思うけど、モルガンの作ったホムンクルス……」「アーサー王の複製体(ク ロ ー ン)だったんじゃないかって、 まあ、専門家は話してるな。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ
第四次異聞録 冬木
ホムンクルスが小聖杯そのものとして扱われる章である。第四次聖杯戦争を舞台にしたこの異聞録で、アルトリアのマスターを務めるアイリスフィールは、正体不明のアサシンから執拗に命を狙われている。ロード・エルメロイⅡ世がその理由を説明する——彼女の実際の役目は、脱落した英霊の魂を回収し、大聖杯を開く『鍵』としての役目を果たす小聖杯であり、いわば儀式の祭具に自律的人格を与えた存在なのだ、と。器としてのホムンクルスという用法が、FGO でもっとも明確に語られる場面である。
- 〔ACT-14 「アイリスフィールを狙う影」〕アサシン? —「聖杯戦争も大詰めだ。決着がつくより先に、 どうあってもそこのホムンクルスは抹殺させてもらう。」 / エルメロイⅡ世 —「実際の役目は他にある。脱落した英霊の魂を回収し、 大聖杯を開く『鍵』としての役目を果たす小聖杯。」「いわば儀式の祭具に自律的人格を与えた存在だ。」 (この場面を読む)
さらにこの異聞録の**特異点としての原因そのものが、彼女の完成度に求められる。エルメロイⅡ世は、汎人類史ならばあと十年を要したはずのアインツベルン家の究極にして至高のホムンクルス**が、この世界線では既に完成していると指摘する。マスターとして望みうる最強のスペックを備え、最優のサーヴァントを従え、小聖杯の優先権まで握っている——勝ちすぎるがゆえに抑止力を呼び込んだ、というのが彼の診断であり、カルデアが検知した聖杯反応の正体も彼女の魔術回路そのもの、疑似聖杯と呼んで差し支えない代物だと結論される。ホムンクルスの出来の良さが、そのまま歴史の破綻要因になっている。
- 〔ACT-14 「アイリスフィールを狙う影」〕エルメロイⅡ世 —「本当ならその完成まであと10年を費やすはずだった、 アインツベルン家の究極にして至高のホムンクルス。」「ここまで完璧に仕上がったアインツベルンの成果なら、 それはもはや疑似聖杯と呼んでも差し支(つか)えない代物だ。」 (この場面を読む)
なお彼女自身も、初対面のはずのアサシンに対して「互いを壊し壊される運命にあるような気がした」と述べており、エルメロイⅡ世はこれをアインツベルンの秘技の結晶たるホムンクルスの直感として、笑い飛ばせないと評価している。造られた存在の直観が、通常の勘より上位の情報として扱われる数少ない例である。
- 〔ACT-10 「謎の暗殺者」〕エルメロイⅡ世 —「アインツベルンの秘技の結晶たるホムンクルスの 直感ともなると、笑い飛ばせる話ではないな。」 (この場面を読む)
Apocrypha/Inheritance of Glory
ホムンクルス本人が自分の来歴を語る、作中で唯一の章である。聖杯大戦の生き残りとして召喚されたジークは、マスターに対して誠実であるためだと前置きして、元々は自分がホムンクルスという生命体だったと明かす。そのうえで、プレイヤーが知っている「白い雪だるまみたいなエネミー」との落差にも自分で触れ、ホムンクルスの術式が多分異なるのだろうと述べる。作中で量産型と個体型の落差に登場人物が言及した唯一の箇所であり、しかも答えは「分からない」で終わる。
彼が語るユグドミレニアの運用は、そのまま量産型の実態である。製造工程はとある錬金術の大家から学んだもので、生み出された彼の役割は魔力の供給だった。サーヴァントの現界維持と宝具発動には膨大な魔力が要る。そのために城塞には彼以外にも多数のホムンクルスが供給役として置かれ、半数以上は絞り尽くされて死んでいった。ジークはそこから逃げ出した一人であり、生き延びたいと願ったことへの罪悪感を今も抱えている——ただし後悔はしていない、と言う。
- 〔第2節「防衛:ミレニア城塞」〕ジーク —「元々、俺はホムンクルスという 生命体だ。」「そして、ユグドミレニアの魔術師に生み出された 俺の役割は、魔力の供給だ。」「俺以外にもたくさんのホムンクルスが 供給役としてこの城塞にいたんだ。」「半数以上は絞り尽くされて死んでいったが……。 俺はそこから、逃げてしまった。」 (この場面を読む)
彼の自己認識は一貫して低い。ジークフリートを語るときも、あの英雄はただのホムンクルスを命懸けで救ったのだと表現し、その代償に相手が自分の望みも誓約も捨てさせられたことを後ろめたいと言う。逆に、彼から大聖杯を奪われた側である[[ダーニック]]は、決戦の場で彼を「私から、人類から大聖杯を簒奪したホムンクルス」と呼ぶ。造られた側の卑下と、造る側だった魔術師の憎悪が、同じ語で衝突しているのがこの章の構図である。
- 〔第5節「ケイローン先生の実戦授業」〕ジーク —「何しろ、ただのホムンクルスを 命懸けで救う英雄だ。」 (この場面を読む)
- 〔第7節「決戦:空中庭園」〕ダーニック —「そして! 私から、人類から大聖杯を簒奪(さんだつ)したホムンクルスも!」 (この場面を読む)
なお別のイベントでの独白では、ジークは目的のためにある生命という自己規定をそのまま口にしつつ、それでも自然と変わっていくのが「生きている」ということだろう、と考えている。造られた目的と、その後の変化を切り離して受け止める姿勢が、彼の一貫した立場である。
- ジーク —「(生まれたばかりのホムンクルス…… 目的のためにある生命)」「(そう在るべくして生み出されたモノ……)」 (この場面を読む)
→ 章別解説: Apocrypha/Inheritance of Glory
夢幻泡影盈月
ホムンクルスが人類の代替品として設計された事例が語られる章である。剣客として振る舞ってきた由井正雪が怪異に侵食されはじめたとき、丑御前が彼女に告げる——貴女は造られし生命であり、元より人ではない。[[紅玉の書]]が補足して、その正体は森宗意軒によって造られた贋造生命であり、西洋魔術、とりわけ錬金術によって生み出された人造人間だと明かす。血肉の一片に至るまで理想を形にするために設計されたという表現が、ホムンクルスの「用途ありきの設計」をもっとも極端な形で言い表している。
- 〔第十三幕 剣客残影 地獄篇〕紅玉の書 —「由井正雪の正体は人造人間(ホ ム ン ク ル ス)…… 森宗意軒(も り そ う い け ん)によって造られし贋造(がんぞう)生命なのじゃ。」「西洋魔術、特に錬金術によって 生み出された人造人間。」 / 丑御前 —「正雪。貴女の血肉、その一片に至るまですべて、 理想を形とする為に設計されたモノ。」 (この場面を読む)
終盤の回想が、その「理想」の中身を明かす。歪んだ人の世を正すには奇跡に縋るしかないと考えた森宗意軒は、神の国の到来を願い、神の国に住まうべき者として設計された至誠の命を造った。それが由井正雪であり、彼女は現行人類に成り代わるべき新人類として位置づけられている。無垢なる命を無限増殖させ、歪なる命を駆逐して世界を理想で埋め尽くす——地の文はこの構想を提示したうえで、端的に「森宗意軒は、狂っていた」と切り捨てる。ホムンクルスの製造が、人類そのものの置換計画として構想された唯一の例である。
- 〔第十五幕 神に逢うては 神を斬る〕(地の文) —「人造人間(ホ ム ン ク ル ス)、由井正雪。 神(デウス)の国に住まうべき者として設計(デザイン)された至誠の命。」「―――現行人類に成り代わるべき、新人類。」「森宗意軒は、狂っていた。」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 夢幻泡影盈月
幕間の物語
幕間には、製造者の側から見たホムンクルスが集まっている。
パラケルススは、カルデアで自作のホムンクルスを実戦投入する。ギルガメッシュとの一件では、大切に育ててきたホムンクルスでも彼我の戦力差は埋まらなかったと述べ、彼らを捨て石のように使ってしまったのは心が痛むと付け加える。訓練相手を求めるクレオパトラには、自分のホムンクルスとゴーレムではどうかと提案しており、ホムンクルスがゴーレムや自動人形と同じ棚に並ぶ製作物として扱われていることも分かる。造り手が愛着と使い捨てを同時に抱えている、という描き方である。
- 〔王の休息〕パラケルスス —「大切に育ててきたホムンクルスでしたが、 彼我(ひが)の戦力を埋めるまでは至らず、とは。」「彼らを捨て石のように使ってしまったのは 心が痛みますが……。」 (この場面を読む)
- 〔心の在処〕パラケルスス —「では、私のホムンクルスとゴーレムでは如何でしょう? 自動人形なども作っていたところです。」 (この場面を読む)
エミヤ〔アサシン〕の幕間では、アイリスフィールを前にした彼が、彼女を聖杯の端末が如き者、アインツベルンのホムンクルスが変じたモノと規定する。第四次異聞録で語られた「小聖杯としてのホムンクルス」が、そのまま英霊の側からの評価として反復されている。
- 〔微笑む花が如き、君を〕エミヤ —「聖杯の端末が如き者。 アインツベルンのホムンクルスが変じたモノ。」「―――よほど、強敵じゃないか。」 (この場面を読む)
そして[[ゴルドルフ]]の幕間には、実家の筆頭ホムンクルスである [[トゥール]] が、彼の内心の判定基準として登場する。引き下がろうとする自分に対して「ほう……やれるのにやらないと?」と冷え切った表情で言われそうだ、と彼は言う。決して表情豊かなホムンクルスではなかったという一言が添えられており、ホムンクルスが主人の倫理の基準として機能している例になっている。
- 〔垣間見えた過去、その欠片を〕ゴルドルフ —「このまま引き下がったのでは、 私の心の中のトゥールがいい顔をせんと思うのだ。」「決して表情豊かなホムンクルスではなかったが、 それでもな―――」 (この場面を読む)
→ 章別解説: 幕間の物語
読み取れる設定
- 魔術回路を素体として鋳造される(Dr.ロマン/ホームズ)。
- 生誕時点で成人であり、人生の蓄積がない(ゴルドルフ)。メフィストフェレス「おっと、ホムンクルスとして生誕したので。アナタ様同様、きちんとした人生などございませんが。」
- 短命(ゴルドルフ)。
- 霊体ではなく肉体を持つ。ジキル「この子―――フランは、うん、人造人間だ。身体組成は霊体ではなかったよ。英霊じゃないね。」、モードレッド「こいつはサーヴァントじゃないからな。人造人間ってのがどこまで保つのかも不明だし。」
- 魔霧など環境要因への耐性がある。モードレッド「行くぞ。人造人間なら、魔霧の影響はないだろ。」
- ゴーレム・自動人形と近縁だが別物。風魔小太郎「人の似姿を形作るのはホムンクルスやゴーレムも同じ、大雑把に言えば似たようなものなのでしょう。」、パラケルスス「では、私のホムンクルスとゴーレムでは如何でしょう? 自動人形なども作っていたところです。」、地の文(下総国)「西洋、錬金術に依って生み出されるというホムンクルスなる妖物に似た肉と鉄と木の自動機械。」
- ダ・ヴィンチ(カルデア)はホムンクルスである。「うん、そう。私もレオナルド・ダ・ヴィンチ本人ではないしねー。厳密にいうとホムンクルスだし。」
- モードレッドはモルガンが作ったホムンクルスとされる。ムニエル「モードレッドは……本人がいない時に話すのはどうかと思うけど、モルガンの作ったホムンクルス……」
- 人権はあるが個性を期待されない立場として描かれる場合がある。地の文(第一異聞帯)「ホムンクルスに近い。人権はあるが、人間としての個性も活躍も期待されていなかった。」
- 英霊の依り代にもなりうる。ネモ・ナース「ヒトならぬ肉体、例えば、特殊なホムンクルスなどを依り代に成立した英霊なのかもしれませんね、彼女は。」
- サーヴァントとの峻別が必要な場面がある。マシュ「これは……人間ではなくホムンクルス……? しかも、まだ……生きています……!!」、Dr.ロマン「ホムンクルスというよりは、フランと同じ……人造人間に近い!」
- アインツベルンの至高のホムンクルス。エルメロイⅡ世「本当ならその完成まであと10年を費やすはずだった、アインツベルン家の究極にして至高のホムンクルス。」/「アインツベルンの秘技の結晶たるホムンクルスの直感ともなると、笑い飛ばせる話ではないな。」
- 生贄としての価値がある。コヤンスカヤ「生贄には魔術師とホムンクルスが選ばれた。カドック様とダ・ヴィンチ様でしょう。」、イスカリ「カルデアの魔術師と、優れた人造人間。」
- 小聖杯としての用法(確定)。第四次異聞録でエルメロイⅡ世は「実際の役目は他にある。脱落した英霊の魂を回収し、」「いわば儀式の祭具に自律的人格を与えた存在だ。」と述べる。魂の受け皿という機能を果たすために、人格を与えた人造生命が用意されるという設計思想である。
- 「ホムンクルスのようなもの」という比喩用法。第五特異点の幕間で女王メイヴは、戦士の体液を元に兵を複製する自分の手法を「そうすれば私の可愛い兵士のできあがり。 即席のホムンクルスみたいなものね。」と説明する。錬金術由来でない人造兵の説明語としても流用される。
- 【推測】ゴルドルフが自家のホムンクルスたちを家族同然に語る一連の台詞(ソロキャンプ・整体・叱責など)から、ホムンクルスは道具としてだけでなく共同生活者としても運用されうると読める。
揺れ・矛盾
- 「ホムンクルス」と「人造人間」の使い分けが揺れる。多くの場面で同義だが、Dr.ロマンは第四特異点で「ホムンクルスというよりは、フランと同じ……人造人間に近い!」と、両者を区別する言い方をする。区別の基準(製法か素体か)は明示されない。【推測】
- 短命という性質と例外。ゴルドルフは短命を一般的性質として語るが、ダ・ヴィンチ(ホムンクルス)は長期にわたり活動し、ジークは竜の心臓により延命する。個体差・技術差が大きいことは示唆されるが、原則の説明はない。
- 量産型(殺人ホムンクルス)と個体型(フラン・ジーク・ダ・ヴィンチ)の落差。前者は使い捨ての兵器として扱われ、後者は人格を持つ個人として扱われる。同じ語で呼ばれるが、製法と扱いは大きく異なる。
- 「ホムンクルスとは似て非なる」存在への言及。Dr.ロマン「……ふむふむ。やっぱりそれも違うね。『ホムンクルスとは似て非なる』存在だ。」——ホムンクルスの定義境界が作中でも判定困難な事例が存在する。
- 量産型ホムンクルスの外見が一定しない。ジークは自身の姿と、ゲーム内エネミーとしての「白い雪だるまみたいな」ホムンクルスとの落差に自分で触れ、「……いや、それはわからない。ホムンクルスの術式が、多分異なるのだろう。」と推測で終わらせる。作中人物にも製法の違いは説明できていない。
関連
- 錬金術 — ホムンクルスを生む技術体系。本ページはその産物側の記事
- 魔術回路 — 鋳造の素体になるもの / 魔力 — ホムンクルスが供給する資源
- 小聖杯 — 器としてのホムンクルスの用法 / 聖杯 / 大聖杯
- ゴーレム — 同じ製作者が並べて語る人造物 / 魔術師 / 神秘
- アトラス院 — ホムンクルスを創造した学院 / 魔術協会
- 起源 / 魔眼 / 受肉 / 霊体化
- 魔術一覧
- 章別解説: 第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン / Apocrypha/Inheritance of Glory / 第四次異聞録 冬木
- 用語集:世界とサーヴァントの用語
引用元の人物
- マシュ・キリエライト — 本ページ引用 12 件の話者
- ロマニ・アーキマン — 本ページ引用 10 件の話者
- ジーク — 本ページ引用 8 件の話者
- モードレッド — 本ページ引用 5 件の話者
- レオナルド・ダ・ヴィンチ — 本ページ引用 4 件の話者
- ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス — 本ページ引用 4 件の話者
- シャーロック・ホームズ — 本ページ引用 3 件の話者
- ロード・エルメロイⅡ世 — 本ページ引用 3 件の話者
言及の多い章
- 第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン — この章に言及 28 件
- Apocrypha/Inheritance of Glory — この章に言及 7 件
- 第四次異聞録 冬木 — この章に言及 6 件
- Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス — この章に言及 5 件
- 夢幻泡影盈月 — この章に言及 5 件
- 双六盤虫空間 ガリトラップハウス — この章に言及 5 件
- Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ — この章に言及 4 件
FGO全シナリオ(メインストーリー・イベント・幕間・バレンタイン、全151章 1,104,754行)を機械走査し、『ホムンクルス』および別名表記を含む発話を全件収集したうえで構成している。引用はすべてゲーム内テキストの原文(演出タグを除去した表示テキスト)であり、要約・改変を行っていない。原文中の改行は半角スペースに置き換えて一行で示した。話者名の無い地の文・システム表示は「(地の文)」と表記する。編者の解釈のうち原文から確実に読み取れないものには 【推測】 を付す。
付録: 原文引用アーカイブ
原文引用アーカイブ(機械収集・113 本)— 本文で扱わなかった言及もここに残してある
全文コンコーダンス上のヒットは 173 行(同一台詞の分岐重複を統合すると 113 行/38 章)。本節にその 全 113 件 を掲載する。
特異点F 炎上汚染都市 冬木
- Dr.ロマン —「魔術協会に属さない、人造人間(ホムンクルス)だけで 構成された一族のようですが。」
第一特異点 邪竜百年戦争 オルレアン
- メアリー —「ふぅ。今度はホムンクルスにゾンビか。 このゾンビは、殺された人間かな?」
第二特異点 永続狂気帝国 セプテム
- マシュ —「イノシシではありません、はぐれホムンクルスです。 マスター、戦闘準備を……!」
- マシュ —「妙ですね。森に入ると即座に襲い掛かってくるという 情報でしたが……襲ってきたのもホムンクルスで……」
第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン
- マシュ —「恐らく、これらの敵性生物は…… その、ホムンクルスの一種……であるものと思われます。」
- (地の文) —「ホムンクルス?」
- (地の文) —「魔術的な人造人間、だっけ」
- マシュ —「はい。主に…… 魔術的な手段で生成された生命……人造人間、です。」
- ジキル —「魔霧に紛れて凶行を繰り返すものたちだ。 魔術で形作られた自動人形(オートマタ)、殺人ホムンクルス……」
- モードレッド —「まあ、うん。 こいつは人造人間。らしい。」
- モードレッド —「祖父ヴィクター・フランケンシュタインの制作した 一体目の人造人間、だったかな。」
- マシュ —「あなたは人造人間……で合っていますか?」
- モードレッド —「取りあえずジキルのとこに置いてやる。 行くぞ。人造人間なら、魔霧の影響はないだろ。」
- ジキル —「この子―――フランは、うん、人造人間だ。 身体組成は霊体ではなかったよ。英霊じゃないね。」
- ジキル —「この時代に生きる人間だ。 いや、人造人間か。」
- Dr.ロマン —「確認だ。ホムンクルスや自動人形(オートマタ)、 それにヘルタースケルターは、これまでに―――」
- ジキル —「魔本は、殺人ホムンクルスや自動人形たちとは違って 門戸を閉ざした屋内へと侵入してしまう。それはいいね。」
- モードレッド —「こいつはサーヴァントじゃないからな。 人造人間ってのがどこまで保つのかも不明だし。」
- バベッジ —「可憐なる人造人間よ。 造物主より愛されず、故に愛を欲す哀れなる者よ。」
- モードレッド —「来るぞ、またでかいホムンクルスだ! ったく無駄にでかいな!」
- メフィストフェレス —「さあ、今度もまたホムンクルスですか。 相変わらず、あの錬金術師は無芸ですなあ。」
- マシュ —「ホムンクルス……やはり、魔術師でしょうか。」
- マシュ —「……どこにもいない、どころか先ほどのホムンクルスを 除けば、人っ子一人出歩いていませんね。」
- マシュ —「この時代に、フランさんと同じ人造人間が存在する……。 カルデアの分析は、本当に正しいのでしょうか。」
- マシュ —「これは……人間ではなくホムンクルス……? しかも、まだ……生きています……!!」
- マシュ —「フランさん? ……ホムンクルスを調べて欲しいんですか?」
- Dr.ロマン —「直ちに追跡を開始して欲しい。ホムンクルスのことを 考慮するかぎり、状況はよろしくなさそうだ。」
- Dr.ロマン —「わかったぞ! あのホムンクルス、 素材に人間が使われている!」
- Dr.ロマン —「君も知っての通り、ホムンクルスは 魔術回路を素体として鋳造されるものだが――」
- Dr.ロマン —「ホムンクルスというよりは、フランと同じ…… 人造人間に近い!」
- Dr.ロマン —「魔力感知。 ……恐らく、例のホムンクルスだ。」
- ヴィクター —「ホムンクルスのように 魔術回路から造り出すものではないせいだろう。」
第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム
- (地の文) —「彼らって、ホムンクルス?」
- メイヴ —「そうすれば私の可愛い兵士のできあがり。 即席のホムンクルスみたいなものね。」
第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット
- Dr.ロマン —「作られた、という意味では ホムンクルスと同義かもしれない。」
- ホームズ —「疑似霊子……魂を観測可能なエネルギーとして扱い、 魔術回路を持つ生命、ホムンクルスを創造した。」
亜種並行世界 屍山血河舞台 下総国
- (地の文) —「魔術で作ったホムンクルスやゴーレム?」
- 風魔小太郎 —「人の似姿を形作るのはホムンクルスやゴーレムも同じ、 大雑把に言えば似たようなものなのでしょう。」
- (地の文) —「西洋、錬金術に依って生み出されるという ホムンクルスなる妖物に似た肉と鉄と木の自動機械。」
Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア
- (地の文) —「ホムンクルスに近い。人権はあるが、 人間としての個性も活躍も期待されていなかった。」
Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング
- ゴルドルフ —「ホムンクルスではあるまいに、 そんなコトを笑顔で話すなど……!」
- ゴルドルフ —「生まれつき短命なヒトなぞホムンクルスぐらいのものだ。 私が心配する事ではないがね。」
- ゴルドルフ —「それというのも、 我がムジーク家のホムンクルス技術は―――」
Lostbelt No.3 人智統合真国 シン
- ホームズ —「魔術回路を持つ生命、ホムンクルスを創造した。」
Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス
- マシュ —「所長のお家にいらっしゃったホムンクルスさんは、 褒めてくださらなかったのですか?」
- ゴルドルフ —「ふん。ホムンクルスは生誕した時点で成人。 要するに、人生の蓄積がない。」
- ゴルドルフ —「バカな事を。ただのホムンクルスだ、 貴様の眼にかなうものではなかろう。」
- ゴルドルフ —「ホムンクルスの肩を揉まされて鍛え鍛えた 整体秘術、見せつけてくれるわー!」
- ゴルドルフ —「末期のホムンクルスは体が軋(きし)むらしくてな!」
Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス
- ダ・ヴィンチ —「もちろん。自分の健康管理はしっかりしてるさ。 キミのとこのホムンクルスもそうじゃなかった?」
- ゴルドルフ —「生命の長短はあれど…… その儚い佇まい、まるでホムンクルスたちの……。」
地獄界曼荼羅 平安京
- 段蔵 —「敵性反応多数発生。 人造生物(ホムンクルス)と思われまする、マスター!」
- パラケルスス —「流石、坂田金時。 戦闘用ホムンクルスを軽々と一蹴してしまう。」
Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ
- ダ・ヴィンチ —「うん、そう。私もレオナルド・ダ・ヴィンチ本人 ではないしねー。厳密にいうとホムンクルスだし。」
- ダ・ヴィンチ —「人工授精のような体制か、 ホムンクルスのような錬成かは知り得ないけど、」
- ムニエル —「モードレッドは……本人がいない時に話すのは どうかと思うけど、モルガンの作ったホムンクルス……」
- ダ・ヴィンチ —「人造人間(ホ ム ン ク ル ス)と同じかと思ったけど、」
Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン
- イスカリ —「そして、それはじき必要数に達する。 カルデアの魔術師と、優れた人造人間。」
- コヤンスカヤ —「生贄には魔術師とホムンクルスが選ばれた。 カドック様とダ・ヴィンチ様でしょう。」
オーディール・コール
- ??? —「―――揃(そろ)ったか。 あの嬰児(ホムンクルス)はいないようだが、まあいい。」
終章
- ??? —「―――揃(そろ)ったか。 あの嬰児(ホムンクルス)はいないようだが、まあいい。」
幕間の物語
- ゴルドルフ —「決して表情豊かなホムンクルスではなかったが、 それでもな―――」
- パラケルスス —「大切に育ててきたホムンクルスでしたが、 彼我(ひが)の戦力を埋めるまでは至らず、とは。」
- パラケルスス —「では、私のホムンクルスとゴーレムでは如何でしょう? 自動人形なども作っていたところです。」
- エミヤ —「聖杯の端末が如き者。 アインツベルンのホムンクルスが変じたモノ。」
復刻:ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊 ライト版
- ダ・ヴィンチちゃん —「ロマンー。 ちょっとこのホムンクルスを分析してー。」
- Dr.ロマン —「……ふむふむ。やっぱりそれも違うね。 『ホムンクルスとは似て非なる』存在だ。」
- ダ・ヴィンチちゃん —「このホムンクルスが贋作である以上、 私たちは正しい方向に進んでいるんだし!」
バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~
- パラケルスス —「これらのホムンクルスたちが 解放される日が来るのかどうかは不明ですが―――」
カルデアゲート
- ジーク —「(生まれたばかりのホムンクルス…… 目的のためにある生命)」
- ダ・ヴィンチちゃん —「ロマンー。 ちょっとこのホムンクルスを分析してー。」
- Dr.ロマン —「……ふむふむ。やっぱりそれも違うね。 『ホムンクルスとは似て非なる』存在だ。」
- ダ・ヴィンチちゃん —「このホムンクルスが贋作である以上、 私たちは正しい方向に進んでいるんだし!」
ヨハンナさんと未確認の愛 ぶっ壊せ☆らぶらぶはぁと大石像
- メフィストフェレス —「おっと、ホムンクルスとして生誕したので。 アナタ様同様、きちんとした人生などございませんが。」
ミスティックアイズ・シンフォニー
- 果心居士 —「人造人間の補給シーン。これハ貴重ですナ。 記録記録……。」
克螺旋境界式 オガワハイム
- メフィスト —「その裁判にホムンクルスの陪審員はいらっしゃい ますでしょうな? 人間よりの裁判はズルいですよぅ?」
第四次異聞録 冬木
- エルメロイⅡ世 —「アインツベルンの秘技の結晶たるホムンクルスの 直感ともなると、笑い飛ばせる話ではないな。」
- アサシン? —「聖杯戦争も大詰めだ。決着がつくより先に、 どうあってもそこのホムンクルスは抹殺させてもらう。」
- エルメロイⅡ世 —「この期に及んで韜晦(とうかい)は不要だ、ホムンクルス。」
- エルメロイⅡ世 —「本当ならその完成まであと10年を費やすはずだった、 アインツベルン家の究極にして至高のホムンクルス。」
- アサシン? —「それは、このホムンクルスを破壊するよりも 確実で容易な方法なのか?」
- アサシン? —「とりわけこのホムンクルスについては…… 別の手段があるというなら、それを探ってみたいとは思う。」
盛夏爆走祭典 イシュタルカップ
- バベッジ —「人造人間用の食事は知っているが、 恐らく地面から湧き出るものではない。」
Apocrypha/Inheritance of Glory
- ジーク —「元々、俺はホムンクルスという 生命体だ。」
- ジーク —「え? ホムンクルスは白い雪だるまみたいな エネミーじゃないかって?」
- ジーク —「……いや、それはわからない。 ホムンクルスの術式が、多分異なるのだろう。」
- ジーク —「俺以外にもたくさんのホムンクルスが 供給役としてこの城塞にいたんだ。」
- (地の文) —「ホムンクルス、人間、サーヴァント。 誰でも構わない。」
- ジーク —「何しろ、ただのホムンクルスを 命懸けで救う英雄だ。」
- ダーニック —「そして! 私から、人類から大聖杯を簒奪(さんだつ)したホムンクルスも!」
週末北方遊園 ONI♡LAND
- ホームズ —「彼女の家系は聖杯戦争に深く関わる一門であり、 ことホムンクルスの研究に長けていたというが……」
徳川廻天迷宮 大奥
- 殺生院キアラ —「艶(いろ)はあれど、自動人形やホムンクルスの類…… すなわち傀儡にございます。」
幻想蒐集領域 パッチワーク・ロンドン
- ライネス —「今のは……聖杯と結びついたホムンクルス? 第四次聖杯戦争の異説の再現か……?」
納涼夢幻冥峰 パラダイスレイク
- マンドリカルド —「オオカミにバイコーン、ソウルイーター、 ホムンクルスにキメラ……!」
凹型虚数怪理 イマジナリ・トレンチ
- ネモ・ナース —「ヒトならぬ肉体、例えば、特殊なホムンクルスなどを 依り代に成立した英霊なのかもしれませんね、彼女は。」
カルデア・サマーアドベンチャー! ~夢追う少年と夢見る少女~
- マシュ —「そう言えばホムンクルスの方々は、 作ってくださらなかったのですか?」
- ゴルドルフ —「むっ。視界映像を記録しておけば、 実家のホムンクルスたちにも見せてやれるか―――」
- ゴルドルフ —「ホムンクルスたちとソロキャンプに行く度に、 リクエストが増えていってだな……。」
夢幻泡影盈月
- 紅玉の書 —「由井正雪の正体は人造人間(ホ ム ン ク ル ス)…… 森宗意軒(も り そ う い け ん)によって造られし贋造(がんぞう)生命なのじゃ。」
- (地の文) —「もしかしてホムンクルス?」
- 宮本伊織 —「ホムンクルス―――」
- 紅玉の書 —「西洋魔術、特に錬金術によって 生み出された人造人間。」
- (地の文) —「人造人間(ホ ム ン ク ル ス)、由井正雪。 神(デウス)の国に住まうべき者として設計(デザイン)された至誠の命。」
双六盤虫空間 ガリトラップハウス
- ゴルドルフ —「ここには召使いのホムンクルスも、 カルデアの部下たちもいない。」
- ゴルドルフ —「家のホムンクルスたちに叩き込まれた 確かな技術をもって調理した、」
- ゴルドルフ —「うーん。こんな姿をうちの ホムンクルスたちが見たら何と言うか……。」
- ゴルドルフ —「客観的に見れば……あー、しょっちゅう ホムンクルスたちに叱られていたことからして、」
- ゴルドルフ —「うちのホムンクルスの、何か言いたいことがあるけど 黙っていたときの顔にそっくりだ!」
第六特異点?
- ゴルドルフ —「貴様がそう呼ぶから、暫くの間 うちのホムンクルスたちにまでそう呼ばれたのだぞ!」
- ゴルドルフ —「変な魔獣を時計塔内に連れ込むわ、うちのホムンクルスに 勝手にカンフー映画を見せて影響を与えるわ、時計塔内で 何やらゲームのサークルを作って超派閥扱いになり問題視 されるわ、実際に何か遺産同盟とかいう変な組織を作るわ、 うちのホムンクルスに勝手に一般投稿系ホラービデオ集を 見せて影響を与えるわ、ノーリッジの通りを金平糖で埋め つくすわ、吸血種のカジノで派手に遊ぶわ、うちのホムン クルスたちに拳銃とブーメランを合わせた全く新しい格闘技 を教えようとするわ、うちのホムンクルスたちに勝手に日本 のアニメを見せて以下略! エトセトラエトセトラ!」
春の終わりに君を待つ
- ゴルドルフ —「我が家のホムンクルスたちの大量の調整や 養成を終わらせてやっと寝れたところだったのだぞ!?」
枕元の邪竜
- ジーク —「ホムンクルス……俺と同種らしい。」
- ジーク —「あんなホムンクルスもいるのか……。 何もかもが驚きだ。」